紐育星組ライブ2012 〜誰かを忘れない世界で〜 感想ツリー 安倍准尉@そろそろめんどくさい 2012/09/04 22:32:36 ├違和感 安倍准尉@このイカサマメガネ!! 2012/09/04 22:35:48 │└↓皆さんへのお返事 安倍准尉@イカサマとインチキ間違えました(笑) 2012/09/07 23:19:33 ├皆さんお疲れ様〜 最初っから面倒臭いRudolf 2012/09/05 23:28:40 │└3DS全国制覇にプロージット 安倍准尉@天使のようなサジータちゃん 2012/09/07 23:21:27 │ └せっかく?なので枝を伸ばしてみる風景 Rudolf@男性サクカラ曲が増えることは歓迎です☆ 2012/09/15 18:18:07 │ └多いですねえ。地震と台風が立て続けだった... 安倍准尉@男声って言えば『ブイ・ドイ』そろそろ入らないかな<サクラ歌曲じゃないし 2012/09/25 00:10:53 ├見なかった人間が反応してみる 夢織時代 2012/09/06 01:26:51 │└しまった失念してましたEpi0 安倍准尉@楽屋でモニター見てました(悲) 2012/09/07 23:23:10 ├華撃団という存在 しうら 2012/09/06 01:41:35 │└模擬戦斗シーンのBGM 安倍准尉@今日はジェミニのツケでステーキだ! 2012/09/07 23:33:30 └賞賛と不満 とりなべ 2012/09/06 13:58:52 ├入交昭一郎 安倍准尉@ところで、アーカイヴ移転運用開始しました(苦笑) 2012/09/07 23:36:22 └観劇しなくてよかったかも・・・ 朱天 2012/09/17 18:13:05 └すっぱい武道館 とりなべ 2012/09/18 14:32:35
紐育星組ライブ2012 〜誰かを忘れない世界で〜 感想ツリー [返事を書く] |
皆さんこんばんは、或いはこんにちは。 アベスイイです。 ここのところ奏組さん一色なので立てていいもんかしらと思いつつ、 でも立てておけば他にも何方か使われることもあるかもと思い先日LLSこと リトルリップ青年館(笑)で開催されました 『紐育星組ライブ2012 〜誰かを忘れない世界で〜』 の感想ツリーを立てさせていただきます。 …… …… ……って、私こういう関係のツリー立てるの多分初めてだと思うのですが こんな感じで宜しいでしょうか(苦笑)。 ということで、皆さんも宜しければご活用くださいませ。 |
安倍准尉@そろそろめんどくさい <hlkpwjguly> 2012/09/04 22:32:36 [ノートメニュー] |
▼ Re: 紐育星組ライブ2012 〜誰かを忘れない世界で〜 感想ツリー [返事を書く] |
違和感 今回は楽前と楽観劇という機会を作ったのですが。 今回くらい、これまでの三都歴代各種歌謡ショウの中でも違和感を感じた 演目はありませんでした。 ただそれが、その晩のうちには何故なのかさっぱり分からなかったのですね。 同じ紐育星組の皆さん方に依るレビュウ曲だというのに、今年のレビュウ曲は ちっとも躰に入ってこない。 演目も同じく、ちっとも入ってこない。 どうしたもんかと思いましたよ。 廻りでは近年にないくらい上々の評判というのに、自分はそうは感じられ なかった。これは自分は楽公演観る資格みたいなもんないんじゃないか…… などとまで思ったものです。 しかし翌日、同じ公演をもう一度見せていただいたことで、それから暫く 考えてみたあとで、ようやく演目自体も、そして曲もこなれてきて躰に入って きたように思えます。 そもそも違和感というのはなんだったのか。 それはのっけから、本題に向き合わされたからでしょう。 かつての歌謡ショウ内の歌曲のひとつを借りて言うのであれば 『難しい話にいきなり入ってしまった』 じゃ、ないかなぁ。 ここ何回かのレビュウショウと較べてみますと。 大体は、現在の紐育の背景説明から入るのですよね。 不況だとか、お金がないとか(苦笑)。まぁそういう負の状況説明に限らず 紐育の現在の流行だとか、それに対するLLTのセールスの在り方だとか。 そういう、『この物語に於ける紐育星組の状況の説明』のはっきりしないうち、 お客さんがその時の紐育の空気、みたいなものを感じ取って観る準備の 整わないうちに本題ドーン!ですと面食らってしまう訳です。 少なくとも私はそうでした。 模擬戦斗時に戦斗服じゃなかった、とかそういうことはどっちかと言えば些事で (まぁ、やっぱそっちの衣装の方が嬉しい訳ですけれど笑)、そこにもういきなり 呪いのお人形さんが入ってきてしまって。どうもあの奇妙な風体のものが エニアン、みたいだけどもそもそもあれの素性ってなんなの?と頭に疑問符が 浮かんだまま次々と紐育星組が新次郎君を忘れていく。あの、研ぎ澄まされた 強さをその身に秘める昴すら、餌食になる。あれ、こんなあっさりとでいいの?と。 途中で、サニー氏が「ブードゥー教の呪い人形だ」と素性っぽいことを語るの ですが、なんでいきなりブードゥー教なのかと。最終話に悪魔王ドーンとかじゃ ないんだから。せめて「紐育では今、占いが流行していて云々」みたいな描写を 入れておいてもよかったと思うのですよ。 兎に角、最初に観た人が「???」と咀嚼して処理しきれないうちに話が 進んでいってしまうので余計こんがらがってしまって、そちらに気を取られる あまり本来なら十全に楽しめる筈の曲さえままならなかった……と、いうのが あったのではないかと私は思います。 すごく勿体なかった、とすら考えます。 ◇◇◇ まぁ個人的に、楽前の夜にはどえらいことありましてそちらで大分更に混乱 していたというのもありましたが(苦笑)それは兎も角として、その辺を深く 考えられないまま翌日の千穐楽を迎えます。 ホテル出ようとするなり豪雨喰らうし……(嘆息) と、いうことで普段と違う思いを抱きつつも、普段通りの仕様に戻ってみる ことにしましょう。 今回は主にパンフレットに掲載されているセットリストから曲のみ、で。 ♪地上の戦士 ♪恋する紐育 珍しく『地上の戦士』がOPナンバーに来て、その後新曲『恋する紐育』へ。 サニーのラチェットさんに対する情熱の小芝居(笑)は最早様式美となりつつ ありますが、徐々にサニー氏が押し始めてますよね(にや)。 そのサニー&ラチェットさんのパートがいかにも『ミュージカル!』で、脇を 固めるのがワンペアという全く隙のない布陣でした。でもまたこれカラオケで 再現するのは、それだけに難易度高いというかよっぽどの歌い手さん方 集めないと無理な気がします(泣)。去年の『人は誰も……』もそうでしたが。 ♪ダウンタウン・ハート エニアンの術中に最初に嵌るのがサジータさん。 本編もあんなにとげとげしてたかなーと思いました。ていうかマイク通して 聞く舌打ちって本当にそれだけで嫌な気分になるものですね(苦笑)。 楽公演は上手で観ていてサジータさんの表情がよく見えたのですが、それに しても迫真の演技で恐かったですね。まずここで観た人の鼻っぱしら叩いた ところもあったと思います。兎に角なんだかわけわかんねーけどサジータ さんがおかしくなった!?的な。 曲も往年のソロ曲『ダウンタウン・ハート』でしたが思い切り曲調が変えられて いて、わけわかんねー度合いに拍車がかかります。胸ぐら掴むまでするとは 思いませんでした(苦笑)。 ♪バウンティハンター・リカ 続いて登場はリカちゃん……ていうかノコが先かしら。ノコが居るのに昴が 居ない?とか思ってしまった私はレビュウショウ思考になってる訳ですが(笑) それは兎も角として彼女も、まぁ普段が普段ですから早速エニアンの術に かかり……そこから叩き出される齋藤さんのひッくい声!「おお!?」と最初の 観劇時は耳を疑いました。しかも半ば狂気じみてる彼女こえー!つか、こんな 低い声でも演技できんだすげー!!彼女に関しては、初観劇からその低い声 演技Brava!て感じでした。 その流れで歌われた『バウンティハンター・リカ』でしたがこちらも曲調ぐりぐり 変わる、でも時折オリジナルの曲調にも戻ったりしていたと思うので歌い こなすのは大変だったと思います。 ♪ある日青空を見上げて 普段そうでもない前出ふたりすらあんなことんなってんだから、普段からもう 密かに黒い彼女だったらどこまで暗黒面に堕ちるのか……ッ?とこれは 初回観劇時から色々な意味でどきどきしていたD穴さんでしたが…… …… ……彼女のパートが終わってみると そんなでもなかった のは意外でした <あんた彼女相変わらずなんだと思って マイナスにマイナスかけたらプラスになりますものね<だから ……といった冗談はさておき、彼女の描写から徐々に見せ方が変わってきます。 彼女の動揺の台詞そのものが説明になっていて、矢張りエニアンの術と いうのは彼女らにとって災禍以外の何物でもない、というのが見て取れる ようになります。そして最終的に昴の更に具体的な説明台詞に至る訳 ですけれども……なので、この並べ方は妥当なものだったと思います。 しかし、曲調が変わると 『ある日青空を見上げて』も火サスに似合わない訳ではない というのがこのパートの何よりの収穫だったと思いますスイイ的には <どの方面の収穫かと ♪輝く星座 そして、トリは昴。先にも書いたように初回観劇時になんであんな普段から 冷静沈着な人まであっさり術にかかるかな?と思ったのですが……楽公演で もう一度見ると昴がやってきてすぐ、のタイミングでグラスが派手に割れる SEが入るのですよね。どんだけ沈着な人でもそういった突然の事象に 無意識のうちに意識の向いた瞬間には心の空隙も生まれようと。そこを 突かれたのだと。 むしろどんぴしゃそのタイミングで突いたエニアンこそが一枚上手だったと いうことになりましょうが、ちょっち未来予知過ぎたよねと(苦笑)。 二回目の観劇で、ようやく分かってくることもあります。それが演目の理解と いうか、充足感を満たしていく。やっぱお芝居は二回以上観るようにすべき だよなと改めて思ったのでした。 因みに、ここまでの全員がかつての『サクラ5』本編での台詞を大分なぞって いたのでこの方の場合 「敵味方の区別はしない!昴(機)に近づくな!!」 な台詞を期待したのですが……残念、その言い回しこそは出ませんでした ね(苦笑)。 ♪Stand up for LOVE そうした、二回目以降の観劇で細かいところを拾っていけるようになると、 俄然お話も躰に入ってきます。そんな中ジェミニ君の抗う心の強さ、の象徴と して登場したのがこの曲でしたが、状況こそは打開できなかったので中途 での断絶。より明るいこの曲、のセレクトはよかったと思います。これが そうではなくて『シンフォニー ウィズ フレンド』とかだと曲に籠もっている 思いが個人的にまた違うので、より喪失感みたいなのを感じてしまい ジェミニ君よりかダメージだったかもしれないスイイです(苦笑)。 ◆◆◆ ここまでで第一幕。 初回観劇の際には「……はい?」て感じでしたね。 なんか滅茶苦茶沈みまくったまま緞帳降りたんだけど……客電の点いた 劇場内の空気も、なんかこれまでとは違った気がしました。皆さん一様に 「……???」 て感じだった、みたいな。その時点でもう三回目の公演だというのに。 楽公演は一般的にリピート客が多数を占めますのでそういう空気は薄く、 これまで通りな感じにはなってましたけども。 幕間は三分間ショッピング。 ワンペアだけでもちゃんと熟練の技で廻せるのにゲストさん方まで絡んで くるのですから三分間でなんぞ終わる筈もなく(笑)。 楽公演の双葉お母様……いやいや彼女によく似た方、がそれは楽しかった ですな(笑)。 つか双葉さんとしても、ベロを弄ぶ(笑)際のぞんざいな催眠術は 二回とも大層笑かしていただきましたが。あれで舞台歴まだそんなでもない てのが相変わらず信じられませんね(苦笑)。 そして第二幕です。 個人的には、初回公演の上京日が私の3DSデビュウの日でなかなか慣れ ないまますれ違い通信やってたもんですからすれ違いMiiが溢れかえってて、 そちらのプレイに躍起になって居りました(苦笑)。 ◆◆◆ ♪ダンディー 規則正しく拍子木みたいなんが慣らされるので、「あー、『ダンディー』みたい だなーっと思ったら案の定でした。去年に引き続いての登場となるこの曲 ですが、いい声はやっぱ何度聞いてもいいものですね。いい声の客引き、 での超絶長尺発声もすごい、まるで『つばさ』の故本田美奈子.さんのようでした。 舞台役者さんてやっぱすごいよなあ。 ♪ボクノユメ エニアンの心の中、に捕らわれた新次郎君。 別に大河ダーク(笑)になるでもなく負に塗り潰された世界に抗うことなく 流されてしまいかけますが……この辺りの流され易さてのが叔父さんとは 決定的に違うのですが、彼はハナから完成されたヒーロー像な訳で完璧 なのがある意味当たり前。けれどもこの甥っ子君はまだ成長途上な訳で そこいらが共感呼ぶというのがやっぱあるよなあと再確認。 逆に最後まで芯の強さを見せたのがジェミニ君。紐育ヒロインという別の 側面からの主人公が今回主役、という過去のレビュウショウと一線を画した のがここだった訳ですが、ぶっちゃけサクラ5本編で影の薄いきらいがないでも なかった彼女がここで一段と輝けたというのが、ある意味本編を補完して いるようでむしろ、私はそちらの面で嬉しくなりました。 ♪5つのレシピ ……しかし、今回一等唸ったのはここです。ここでこの曲を、こういう風に 使うか!と。流石にあかほりさんがここまでは差配できないと思うので、きっと 某セガスタッフ様辺りのアイデアではないかと思うのですが……本当に お見事!としか言いようがありません。この曲もまた新たな命を吹き込まれた かのようで…… スターファイブたちの独白シーンも皆さんそれぞれ熱のこもった演技。 とりわけ齋藤さんの演技がまー涙腺直撃でえらい目にあいました。ぐふー なんで私は彼女にここまで弱いだろうか(苦笑)。 或いは強い想いの込められた人の形をしたもの。 しかし時には、その想いの描いたものが成就したとしても忘れられ捨てられて しまう。 残されるは底の見えない空虚。底が見えないのにそこにはたゆとうている漆黒。 漆黒の生み出す希望のない世界、それと同時に逆に希望や夢を持ち得る者 たちの集う光ある場所への羨望、妬み。そして憎悪。 けれども彼女たちはそれを受け入れた訳で。 与えられた試練、として乗り越えた後で。 この辺りの経緯も、やっぱ一度目だと理解しきれなかったと思います。 物語の上っ面追っかけるのが精一杯で、それぞれの心の在り方の動きまで 見て取ることはできなかっただろうな、と。 ……それでもまぁ『緊急特別公演』ちゃなんじゃらほい、であって。 ジェミニ君に抱きしめられてるエニアンが二回観劇の二回とも心底 羨ましかった訳で<やめい(笑) ♪いつも心にサンシャイン ♪君と会えて そしてレビュウ曲とバラードの新曲2曲立て続けのお披露目。 『いつも心にサンシャイン』はダンスで跳ねまくってる元気な曲でしたね。 踊るのは難しそうですが(苦笑)。 『君と会えて』は、兎に角ジェミニ君のソロが上手かったです。二度しか 聴いてないですがメロディの音の上げ下げすごいことんなってませんでした? あれを舞台上で抑揚も含めてきちっと歌っちゃうのですから、ふわー……と 半ば呆けて聴いて居りました。 某先生はまだまだ、と仰ってましたがどんだけ高いんですかハードル(泣)。 凡人には計り知れない高みだよなーと。 まぁいずれにせよ、こちらもCD化されたらちゃんと歌えるようになりたいですー。 ♪ここはパラダイス 〜リトルリップシアターのテーマ〜 ♪地上の戦士 カーテンコールの後はお馴染みこの2曲。 やっぱ青年館でのここパラ、はあの異様な進化を遂げた中日公演を 思い出します。ワスレテ シマエ 言われても忘れられよう筈のない、なんか こう何処かネジのとっぱずれた(どちらかと言えば客席の方が)公演でした しね……でもこうしてその跡がちゃんと今でも残っているのは楽しいです(笑)。 ところで今回はダンサーさん方のモノクロ衣装がとてもお気に入りでした。 エニアンもせめて楽公演の時くらいは素顔で出てきてくれても……と思った のですが、メイクに時間かかるしがっつり描くのでなかなか取れないということ らしくやっぱそのまんまだったのがちょっち残念でした。パンフレット拝見しますに お綺麗な方みたいでしたので、なおのこと。 ◆◆◆ と、いう訳で。 二回の観劇でその違和感は拭えたのかといえば十全に、ではないです。 けれども物語の流れはこうしてまとめて書いている際になんとか咀嚼する ことはできました。そして自分の中でなれてくるのじゃないかなと思います。 でもって、歌よりも芝居部分の比較的多かった今回は評判高かった訳で実際も そうだとは思うのですが、私は従来通りの日常+レビュウ形式も好きなのだな と改めて思いました。この先どちらの比重が大きくなるかは不確定ではあり ますが、バランスを取ってそれぞれ開催してもらえたら……と好きなこと 考えてしまいますね。 兎に角次に繋げる為にも、アンケートはちゃんと参加させていただいて。 ファンはファンで、できることをやらなくては!ということですよね。 以上が今回のスイイ的レポでした。 アベスイイでした。 |
安倍准尉@このイカサマメガネ!! <hlkpwjguly> 2012/09/04 22:35:48 [ノートメニュー] |
▼ Re: 違和感 [返事を書く] |
↓皆さんへのお返事 感想ツリー、なのでお返事必須ではないのかもしれませんけども、折角 ですので個別にて。かつての旧本家からするとなんとも贅沢な気もしますが この方が賑わってそうに見えるかもですしね(笑)。 |
安倍准尉@イカサマとインチキ間違えました(笑) <hlkpwjguly> 2012/09/07 23:19:33 [ノートメニュー] |
▼ Re: 紐育星組ライブ2012 〜誰かを忘れない世界で〜 感想ツリー [返事を書く] |
皆さんお疲れ様〜 自称「小」モーゼのRudolf。歌謡ショウ「つばさ」から足掛け15年、未だかつて一度だけ池袋で 浪漫の帰りに大雨に見舞われたことはありましたが、会場で大雨に見舞われたのは紐育単独に初参戦の 今回が初でした。(本気の大雨ん時ゃ、既に屋根の下でしたが) これが紐育か・・・>関心するトコ間違ってるよ、ルドルフさん それとは関係ありませんが、紐育のファンは従来の帝都・巴里とは被ってない層が多いと 聞き及んでいたので(まーアタシも紐育単独に初だからそうなんだろうけど)どんなんやって思ったけど 蓋開けたら、ちゃんといつもの諸々の面々何十人と来ていたので安心しました。>心配もしてないクセに 今回の公演、私は素直に面白いと感じました。難しい話は他ジャンルでこれまでにも山ほど 見聞してきたし、怖い話とて子供の頃から、しれっと少年漫画雑誌でやってた読切で耐性あるから このくらいなんでも。むしろ「志村、後ろー!」って言いたい衝動も出てきましたし。 で、その衝動を年下の某方に話したら、何のネタか分かってもらえなかった・・・これが若さか(T▼T) 話はこなれてるし新曲も良い(私は特に「君と会えて」押し)、武田いじりもしっかり抑えた!(笑) 開場前挨拶もしっかりクリアしましたし、アレ(なぞ)もベックラこいた。存外望外の旅になりました。 >ブードゥー教の呪い人形 画像ググってみたら、最近はなんや恐ろしくもなんともない人形がこの名前で出回ってたんですね。 ソレがモノホンだと思ってたら、エニアンで腰抜かすでしょう。(苦笑) >で、エニアン ネタバレ回避派になったとはいえ、キャストコメントくらいは目を通していたので、こんな可愛い人が 参加してくれるんか〜、って見に行ったら期待を底抜けに裏切られました。(笑)でも今のうちに 言っとけば、来年の舞台では素顔の役で出てくれるかも?って勝手に妄想します。(をい) >三分間ショッピング 1幕の幕が下りて、やるやんポリリン。って思わされていたところに、毎年毎回恒例のあのノリで 出てくるワンペア、ポリリンよりやるやん。(笑)そういや今回売切れはトートだけだったそうで、 初日にはまさかの制限出た紙袋が、楽後には出口付近にフルフッヘンド堆積していたのには 恐れ入りました。(爆) >3DS 御陰様をもちまして、ホテルのロビーで岩手県民とすれちがい全国制覇しました。ダンケ♪ ちなみに再確認しましたら、土夜・楽で新次郎×2、カンナ、米ちゅう、ジェミニを模した Miiがうちに来てました。やるな、みんな( ̄ー ̄) 尚、羽田第2ターミナルでの限定パネルゲットは、見事失敗。(滅) 取り合えずこの程度で送信(かくっ) |
最初っから面倒臭いRudolf <lyyurczxxp> 2012/09/05 23:28:40 [ノートメニュー] |
▼ Re: 皆さんお疲れ様〜 [返事を書く] |
3DS全国制覇にプロージット ◆ごら……Rudolfさん 風呂釜ひっくり返したような大雨……って表現はきっと紐育ならサジータさんが するんだろうなと思いつつ、でも紐育公演てこれまでも地震台風と災厄多め ですから……雨で済めばまだいい気もします(苦笑)。 >エニアン そそ、チラシ見ておおかわいい方だな、もしかして最後のひとり……とか思って ましたがまさかの大回転的ビジュアルでした(半泣)。楽公演後こそは…… とも思いましたがそれも叶わず残念。 >ポリリンより ミもフタもないですがまぁ概ね同意(笑)。毎度あのクヲリティなんでしょうから すごいもんですわー。三分間と言わずあれだけでひとつのコーナー持って ほしいくらいかも<何処で(笑) あと、フルフッヘンドじゃなくてフルヘッヘンドですわ(泣)。 それではご感想ありがとうございました。 |
安倍准尉@天使のようなサジータちゃん <hlkpwjguly> 2012/09/07 23:21:27 [ノートメニュー] |
▼ Re: 3DS全国制覇にプロージット [返事を書く] |
せっかく?なので枝を伸ばしてみる風景 いや、そんなに災厄多いんですか紐育・・・雨で済んだだけでも公平先生のモーゼ力と 私らの小モーゼ力?(汗) >エニアン キャストコメント、最後のほうに出たからけっこう印象を残したまま、且つゲームは 出てないから舞台でポリリンがやっちゃえって欧州星組最後の一人なんつう甘い希望を 持ったまま、ネタバレも見ずに帝都入り」しただけに(^^; なんか人間やめる仮面がごとき造作で、ポンと叩けば落ちるようなメイクだったら 楽のフィナーレには果たして!もあったかもしんないんですけどね〜。楽までに希望 打ち砕かれましたし。(爆) >ポリリン超えのワンペア達 今回もまあ毎度いろんなネタを仕込んできてては・・・いいんですか?いーんです!! 似て無くても割り切ったそこがいーんです!あの場で「スロバキア」とか更にボケたら 尚いーんです!!>どうやら気に入ってるらしい >フルヘッヘンド ぎゃあああ...これってば小学生の頃読んだなんぞの歴史漫画で見てからそのまんまなんよね;;; その刷り込まれた20年来の記憶を今から必死に上書き保存しときます。ぐぐったらものの見事に フルフッヘンドからフルヘッヘンドに飛ばされたし・・・おのれどっかの出版社!(爆) さ、さて!年末発売のDVDはどこで予約しようかしら〜? |
Rudolf@男性サクカラ曲が増えることは歓迎です☆ <lyyurczxxp> 2012/09/15 18:18:07 [ノートメニュー] |
▼ Re: せっかく?なので枝を伸ばしてみる風景 [返事を書く] |
多いですねえ。地震と台風が立て続けだったのが確か大紐育2でしたか。 日本青年館での。なのでほんとにねぇ、ゲリラ豪雨とかでもまだかわいいもの ……なのかもしれません。某先生のお力他をもってしても、というのがまた…… エニアンは、ほんとにね〜……最後のひとりかも!?とか(勝手に)盛り 上がってたのがなんかはるか昔にすら思えます(苦笑)。まぁでも考えて みれば最後のひとり、はそう簡単には出して来ないか……簡単に、というか 出て来るならばやっぱゲームの上で、といきたいところですがどうでしょうか。 でもまずは、PSPないし3DSで『花組大戦コラムス1&2』とか出してみませんセガ様? <VITAは<高いし<『GRAVITY DAZE(受賞おめでとうございます!)』の立場は 三分間クッキングの方々は、あれを昇華させればそのままちょっとした舞台と して興業できるんじゃないかという気がしてきました(笑)。 DVDは奏組コミックスつきDVD<いやいや(笑) と一緒に予約しましたが、 まさか○天でKonozamaに遭うとは流石に思いませんでした(苦笑)。 私は小学館の『日本の歴史』で大体覚えているので、あすこは無罪(笑)だと 思います。だからもっとよその出版社とかじゃないでしょうか。例えば学研の 偉人シリーズで『杉田玄白』とか<あったっけ? |
安倍准尉@男声って言えば『ブイ・ドイ』そろそろ入らないかな<サクラ歌曲じゃないし <hlkpwjguly> 2012/09/25 00:10:53 [ノートメニュー] |
▼ Re: 紐育星組ライブ2012 〜誰かを忘れない世界で〜 感想ツリー [返事を書く] |
見なかった人間が反応してみる こんばんは、夢織時代です。 見てもいないし帝都に行ってもいないのですが、 皆様の発言を集めていたら、行けば良かったなあと思いを抱いてしまったので レポートを拝見して見たつもりになることにします。 今回の主題だったエニアンさん。 なんでも似たような人形が君あるがために登場しているとか。 しかもブードゥー教の人形と。 元々ブードゥー教といえばサクラ大戦世界とこちらの世界を分かつ大きな分水嶺の一つ。 これはこれまでのサクラ大戦世界の設定を十分に活かしていて、個人的には大変好印象です。 南北戦争の遺産か、君ある事件の後日談か、いずれにしてもオッケーです。 少なくともゲームサクラ大戦Vの信長一行よりも遙かに受け入れられます。 前置き無しで入ったらしいのがいささかもったいなかったようですが、 あまりに当然のようにサニーが説明してくれたというのは サクラ大戦世界のアメリカにおいて、霊的な脅威として南北戦争の亡霊が 厳に存在していることを示しているのではないかと好意的に解釈することにします。 フワニータちゃんが登場してこれに見覚えがあるとか言ってくれたら楽しかったのですが、 ショウでそれを求めるのは無茶すぎるので仕方有りませんね。 ……大谷育江さんをショウに呼ぶって、かなり厳しいよなあ…… これからのサクラ大戦世界の広がりと進展を感じさせてくれるライブだったようで スタッフの皆様の配慮と情熱に(見もしないで)頭が下がるところです。 やっぱこうでなくちゃなあ。 それでは、また。 夢織でした。 |
夢織時代 <zvoejguhin> 2012/09/06 01:26:51 [ノートメニュー] |
▼ Re: 見なかった人間が反応してみる [返事を書く] |
しまった失念してましたEpi0 ◆夢織時代さん そっか、本篇以前には結構設定出てたのでしたっけね?>ブードゥー教 今回はまんまと私がマヌケなタヌキですわ(笑)。そういう設定忘れてしまって いたとは…… 『君あるがため』にも登場とのことですが、去年の地震で結構ふっ飛んで しまっててすんなり探し出せないままという今(泣)。まぁ、いずれにせよ多分 もう一度プレイし直す必要に迫られる日がいずれ来る訳ですが…… 菊ちゃんロボだかなんだかに突き飛ばされて転ばされてぶっ散らかされて 全部燃やされて……とかそんな記憶しかないのですけども……ッ(轟泣)。 >フワちゃん 確かに難しいかも(苦笑)。 でも彼女が登場するならばやっぱブレッドも一緒にお願いします(笑)。 彼はより舞台上にすんなり立てるというものでしょう。 折角だから『ブイ・ドイ』歌ってください<園岡さんじゃないんか<いや、 勿論叶うなら彼のだって聴きたい……(泣) >今後の拡がりと進展 これまでの路線とはまた違った新しい(ある程度は原点に立ち戻ってますが) 見せ方ではあると思うので、正常進化を遂げていってくれると嬉しいです。 歌謡ショウ、とも違うお芝居になると楽しいですよね。 それではご感想ありがとうございました。 |
安倍准尉@楽屋でモニター見てました(悲) <hlkpwjguly> 2012/09/07 23:23:10 [ノートメニュー] |
▼ Re: 紐育星組ライブ2012 〜誰かを忘れない世界で〜 感想ツリー [返事を書く] |
華撃団という存在 こんばんは、准尉さん。 スレ立てありがとうございます。 某つぶやきの焼き直しではありますが、こちらでも少し私の感想を書きたいと思います。 タイトルにも書きました華撃団という存在。 今回の舞台では冒頭からその紐育華撃団・星組の存在を強烈に印象付けられました。 LLTのスターファイブではなく、紐育華撃団・星組。 冒頭に模擬戦闘シーンをもってくることによって、 今回が「華撃団」の在り方に関する物語であると明示したわけです。 思えば3度のレビュウショウでは毎度、 新次郎がLLTの演出をまかされたと言っては悩んで、 プチミントになって、挙句は「ピピピ」で誤魔化して。 演者さんのレベルは上がっているというのに、 肝心の舞台内容は「毎回同じ」感じでした。 それが、去年は紐育の若い星たちの他に欧州星組という軸を持ってくることによって、 深みと奥行きを持った物語が繰り広げられました。 そして今年。 華撃団としての星組の現状と、 その隙をつかれ彼らの「絆」が壊され再生する様子が描かれることにより、 より深い物語となりました。 私は、紐育の面々が大好きで紐育の公演はほとんど観劇しておりますが、 私の観たかったモノはこれ=華撃団として星組の絆が描かれる物語 なんだな、と思いました。 冒頭の模擬戦闘シーンでは、台詞のみですがゲーム中の必殺技を繰り出す星組たちに会うことができます。 また、星組たちが記憶を取り戻す過程で、ゲーム中の台詞が再現されています。 (もちろん「5つのレシピ」の使い方も合わさって、この場面は2回とも涙ボロボロ流しながら観ていたわけですが) まるでゲームそのもののキャラたち。 私がとてもとても観たかったものです。 「ゲームとしての星組」「ゲームとしてのサクラ」こそが私が好きになった……一番好きな姿ですから。 今回の出来事(エニアンという敵)はサニーの言うとおり、 「危険性としては急を要するほどではない」ものだと思います。 ですが、結果として過去(ゲーム内エピソード)を追体験したことによって、 星組たちの絆の強さを改めて描くことに、成功している と私は思います。 もちろん、話がシリアスになったことで、 歌が少なかったことを残念に思う一面もありますが。 毎年だと重いですけど、たまにだったらこのような物語も良いな、と思った次第です。 ・新曲 ひたすら明るい『いつも心にサンシャイン』 しっとりと歌い上げる『君と会えて』 どちらも名曲ですが、 やはり観劇前から楽しみに楽しみにしていた曲 『恋する紐育』が観ているだけで幸せな気持ちになりました。 というか、毎度の事ながら紐育の舞台は私を萌え死にさせるつもりなのか、とw サニーがラチェさんに愛の告白をする度に一人で悶えておりました。 そんな二人がイチャイチャと一緒に歌って踊っているなんて……vv もう、ありがとうございますv と感謝の気持ちでいっぱいでした。 願わくば、また来年もイチャイチャする二人が観たいと願わずにはおりません。 (………あれ?) それでは、本日はこれで失礼致します。 PS:最後になってしまいましたが、 ご一緒させていただいた准尉さんはじめ、 当日お会いした皆さま、本当にありがとうございました。 &お疲れ様でした。 |
しうら <kwnnrycshe> 2012/09/06 01:41:35 [ノートメニュー] |
▼ Re: 華撃団という存在 [返事を書く] |
模擬戦斗シーンのBGM ◆しうらさん 『剣閃』なんですけど、オリジナルじゃなくてアレンジされてた気がします。 それとも本篇に既にアレンジVer.ありましたかしら。まぁ紐育のBGMたちも 大好きなので、こういうのは大歓迎です。 戦斗服姿で、というのは後から言われてそう言えばと気がついたのですが、 あればあったで見栄えしたのですかね。ていうか紐育の面々に戦斗服って あったっけか?というもっと根本的なところまで忘れていたり(苦笑)。確か 歌謡ショウ1st.『愛ゆえに』で帝都花組さん方が着ただけだと思いましたが…… >思えば3度のレビュウショウでは毎度、 >新次郎がLLTの演出をまかされたと言っては悩んで、 >プチミントになって、挙句は「ピピピ」で誤魔化して。 >演者さんのレベルは上がっているというのに、 >肝心の舞台内容は「毎回同じ」感じでした。 あまりににべもない言いようなので吹きましたが(苦笑)、まぁそう言われても 仕方ないよな……という気もしないではありません。 それでも悩み方とか、解決の方法はそれなりに毎回変えてたとは思うです けどね。ピピピもサプラーイズもまぁ、それぞれアプローチの仕方のひとつ…… …… ……段々フォローが苦しくなってきました(泣)。 ……でも最近はほら、プチ出て来ないですし!<フォロー? そういう意味では、今回主眼がジェミニ君に置かれたこと、そして描写も ちゃんと本篇から立ち上げたものであったことで、しうらさん仰るところの 『ゲームとしての星組』の姿に至れたものと思います。そうだよ、まだこの 紐育の子たちにはこんな描き方があったんだ、と。 そしてそれが成功している、と見えるのであればもっともっと見たくなると 思うのはファンのごく自然な思いと思います。 >萌え死に ええ、しうらさんの為にあるかのようなシーンつーか曲つーか。 そのうち昏倒でもしてしまうのではないかと思いましたよ(苦笑)。 私はラチェットさんには甥っ子、な人なのでそういう思考にはならないのですが、 舞台上でラチェットさんと甥っ子がいちゃいちゃ(未満にしかならないろうけど笑)してたら 平常心で居られる自信がノコの毛一本ほどもありませんもの。 それではご感想ありがとうございました。 |
安倍准尉@今日はジェミニのツケでステーキだ! <hlkpwjguly> 2012/09/07 23:33:30 [ノートメニュー] |
▼ Re: 紐育星組ライブ2012 〜誰かを忘れない世界で〜 感想ツリー [返事を書く] |
賞賛と不満 ◎歌のつなぎのための演出ではなく、きっちりした演劇・ミュージカルになっていた ◎大恐慌の年、南北戦争のブードゥー、夏の怪談としての呪いの人形、といった興味深い要素の盛り合わせ ◎新次郎一人ではどうにもならない状況で、チームで力を出すためのエピソード ▼キャラクターはいいのに五人均等な出番のためストーリー展開が長い ▼紐育のヒロイン達の横のつながりのエビソードがもともと少な過ぎるので、新次郎が居ないと話が作れない ▼新次郎は本人の力が強いのではなく触媒の役割なのに、各ヒロインから間接的に功績を語られる事で逆に「偉大」に見えてしまうのが、非常に違和感がある ……という、賛否入り混じる感想を持ちました。 旧本家では歌謡ショウ関連のツリーを立てても反応が非常に薄かったんですが、さすがに今年はサクラの当たり年(笑)ですし、ここを含めネットでのファンの盛り上がりも実感できる所だったように思えます。 さて、ショウの印象をまとめて言うなら、「少ない要素を非常にうまく使って組み立てた」というのと「新規要素が少なく再利用が多い」というのが裏腹の関係です。実際には非常に手間がかかっているんだと思うのですが、再利用せざるを得ない要素がいろいろあった、という事だと思うのです。以下、そのあたりについて順に書いてみます。 華撃団のメンバーは、サクラ世界では極めて特異で強力な力を持つ人々なのですが、サクラVでは各キャラクターの「優れた所」があまり表に出てきませんでした。最初の三回の紐育のレビュウでは、ヒロインに新しいエピソードを作るというよりは、新次郎中心の構成そのままで、新次郎のエピソードを増やしていった形になっていました。 これに対し、昨年の星組の話では、旧星組の過去の関係の確認だけでなく「サクラ世界にはこれからがあり、紐育がそこを担当する」という事を示したのが最も大きな方向性だったと思います。 そして今年。 新次郎のキャリアアップの話ではなく、ヒロイン同士やチームとしての絆、紐育華撃団の今までの成り立ちの再確認、といった所をストーリーに持ってきました。 狂言回しの役割は、メインヒロインたるジェミニが担当します。 ……と、そこまでは良かったんですが…… いままで新次郎との関係のエピソードばかりだったので、ヒロイン間の繋がりが薄過ぎるんですね。サクラ1〜3の花組にあった、苦労を共に乗り越えた仲間意識とか、似た境遇のシンパシーとか、モラルが違い過ぎてお互いに相容れないとか、うらやましいとかまぶしいとか、そういったキャラクター間の関係性がほとんどないため、結局いままで新次郎とどう絡んだか、という所でしかエピソードが作れない訳です。 「五つのレシピ」の歌にサクラVのストーリーを重ねる事で、歌でストーリーを展開させるミュージカルの手法。 それはよく考えられたものではあるのですが、それは逆に言うと、何度も見たテーマでもある訳です。 歌に沿っていてわかりやすく、観客それぞれが思い入れのあるヒロインの歌と演技を楽しめる所ではありますが、俯瞰的に見ると「順番待ちになっていて長く感じる」所でもありました。 ワンペアやサニーやラチェット、ダンディ団といった人々は既に「脇役」ではなく「主役級」の重みがあります。キャラとキャラの関係性が毎回作られているので、舞台に並んで立つだけで会話や物語が生まれてきます。 これに比べても、ヒロイン同士には物語を生み出すほどの関係性がなくちょっと寂しい、というのがあらためて浮き彫りになった格好だったように思います。 ショウでは五人に均等に出番が必要、という制限のため、限られた時間ではなかなか個別のエピソードが作り辛いと思うのですが、紐育星組の物語が新次郎中心からヒロイン同士のエピソードに発展していく最初の舞台、という方向性が示されたものなのでしょう。 ただ、それにしても…… 居なくなった新次郎を全員が「讃える」事になるため、普通に褒めるよりもなんだかさらに「偉大な人物」みたいになってました。人物像は他人から語られる方が大きく見える、という、まるで小池一夫氏が物語の最初によく使うような「すごさを強調する効果」になっています。 新次郎はそんなカリスマじゃないよなぁ、ヒロインの魅力はヒロイン自身の「優れた人格と能力」がもともとあるからこそだし、触媒の役割は確かに果たしたけど、手柄独り占めみたいになっちゃあそれはもうカルト感覚だな、という感じ。このあたりは演出・脚本の計算違いだったんじゃないのか?と思う所です。 「スターファイブ」には、もっと「スター」で居てほしい。 今回思ったのはまずそこです。 最後の緊急特別公演シーンで、やっとスターの姿が見られた!と思ったら、二曲で終わってしまって、あらら短いな、という感じ。 展開の流れは良いんですけど、バランスがねぇ、という、微妙に物足りない感じでエンディングを迎えました。 ▼△活躍するサニーサイド 人形の正体と影響範囲を瞬時に見切って、大した影響はないだろうから利用してしまおう、というサニーの策略。 普段はいろいろといいかげんな事を言いながらも、実は紐育の対魔物部隊の指揮官であり、魔と都市の関係の専門家である、という裏の顔をちょこっとだけ覗かせています。 サニーはこういう立ち位置が似合いますね。 一応周囲も知っているけど、そのキャラクターゆえに表立って評価されないような所もまた素敵。 ▼△効きすぎる呪い 心がしっかりしていれば催眠にはかからない、というサブテーマのようなものが双葉さんから語られます。 そんな説明があるにも関らず、簡単に呪い人形の術中にハマった昴が、ちょっと不適当な気がします。 ジェミニが呪いに影響されなかった理由もわかりません。 ……むしろあのシチュエーションでは、昴だけが呪いに耐えて解決役になり、ジェミニはジェミニンの力を借りて、ダイアナは青い鳥の泣き声に触発され、サジータはハーレムの仲間の声で、リカは大量のホットドッグとカラシの刺激で、それぞれ呪いから脱却していくような「それぞれにバックグラウンドがある」という展開だと違う説得力があった気はします。 おそらく、問題解決能力だけで話を進めるといつも昴が中心になってしまうため、今回はジェミニを中心とするべく、昴も(抵抗はするものの)比較的簡単に術中に落ちる、という展開にしたんだと思うんですが、もうちょっと理由付けなり伏線なりがあってくれると、話が違和感なく受け入れられた気はします。 ▼△可愛いブードゥー人形 外見はかなり不気味な仕上がりでしたが、声やしぐさや意地の張り方が幼女っぽく、見ているうちに可愛くなってくるエニアン。 ブードゥー人形は数年前に「キモかわ系」として流行ったんだそうで、「かわいいブードゥー人形」でググると、ああ、これがモチーフなのか?という感じの人形がヒットします。 http://matome.naver.jp/odai/2127381475075449401 右目の回りが赤いのがチャームポイント。 ただし本来のブードゥでは、「赤目」は「精霊が悪霊化した事を示すもの」なので、目が赤い時点でもうただの人形ではなく呪いを示しますし、浄化されてしまうと赤目ではなくなってしまいます。 エニアンは「ブードゥー人形に酷似しているが違うもの」というセリフを入れる事で、このあたりのデザイン上の具体的な意味付けを回避しているんじゃないでしょうか。(こういう細かい所で「考証」が為されているのが、2009年以降の「ライブ」の脚本の特徴だと思います。) サニーが何をもって「似ているが違う」「大した害はない」と判断したのかはわかりませんが、少なくともサニーは本物を見た事がある、という事はわかります。 サクラ世界のアメリカでは、ブードゥーの呪いは南北戦争の頃より「大量殺戮兵器」として使われているため、悪意が込められたものであれば計り知れない実害が予想されますが、おそらく強力な力を発揮するには本物の祭司が念を込めるなどの条件があるんでしょう。 では、あの人形は一体何だったのか?本当に「キモかわ系アクセサリー」で、持ち主は少女、何らかの悲しい事情があった、という事でしょうか? エニアン誕生の話だけで一本物語ができそうな所ではあります。 ▼△アレンジ違いの歌 ジェミニを除く四人が歌った、サクラV最初のキャラソンをアレンジ違いにしたもの。 演技が込められた歌唱に迫力がありますが、話の流れ的に「ぜんぶネガティブ化したものなのか?」と思ったら、特にそういう訳でもなくサジータのは「普通にかっこいいアレンジ」だったようです。 ダイアナさんの「悲劇バージョン」がそんなに違いがなく思えたのは、いつも歌唱に演技が込められているから? リカリッタの「短調バージョン」が最もインパクトがありましたが、昴の「ピアノバージョン」がアレンジとは逆に何故か攻撃的に聞こえたのは、話の流れのためかも。 ▼△「ダンディ」 指スナップといえばこの曲。ダンスアンサンブル付きは「つばさ」以来のゴージャス仕様。 テーマである「ハードボイルド」はまさにあの時代、1920年代後半の紐育にぴったりです。 おお、いい所に持ってくるなぁ、というのが二幕最初の印象ですが、同時に(昨年のライブに続いて)時代が少し進んで世相が変わっている事も暗示しているように思えます。 ▼△新曲が三曲 土曜夜・下手スピーカー前あたりの席でしたが、どういう訳かサニーとラチェットの歌詞が全然聞き取れませんでした。BGMとマイクのバランスの問題でしょうか? 特別公演パートの二曲はそんな事なく、とびきりの開幕ソングとしっとりしたバラードを楽しめました。 昨年と同様ならば、おそらく11月頃にスタジオ録音CDが出ると思いますので、リベンジ・リピートともにそちらに期待したいと思います。 他にも、お約束体操、三分間ショッピングにかける気合い、前説の前説を急遽追加、などなど、稽古場や開催中に作られたと思われる様々なサービスが加わっていました。 こうして振り返るとかなり盛り沢山なショウになっていたんですが、観終わった直後は物足りない印象でした。それはまるでサクラ1のように「あそこまでやってるならそこはこうだろ!」という「補完への欲求」が燃え上がる、そんな舞台だったように思います。 ……その「焚き付けられた不満」のせいでサクラファンをずっとやってたりするので、良いんだか悪いんだかホント良くわからないのですが、サクラ大戦が怨念とその解決の物語だとすると、それは作品とユーザーの関係に二重写しのように重なっています。 今回はシナリオにあかほりさとる氏参加、だそうで、新キャラの他どこまで関わったのかはわかりませんが、ここの所のライブの脚本が非常に手堅く練られたものだっただけに、今回は「そこはもっとこうだろ!」という怨念は間違いなく増しています。 |
とりなべ <rpbyunwque> 2012/09/06 13:58:52 [ノートメニュー] |
▼ Re: 賞賛と不満 [返事を書く] |
入交昭一郎 ……いえ書いてみたかっただけですスミマセン(泣)。 ◆とりなべさん 考察を重ねられる方ならではの感想と思いました。 ここまで来て、改めて霊子甲冑がそもそもブートゥー教に対抗し得るものと いう生まれなのを思い出しましたよ(苦笑)。なんとも考察の至らない自分 ですが、このまま晒しておきます(笑)。 >昨年の星組の話では、旧星組の過去の関係の確認だけでなく 「サクラ世界にはこれからがあり、紐育がそこを担当する」という事を示したのが 最も大きな方向性だったと思います。 だからこそ、一旦整理し直したというか……足許を今一度踏み固めてみた、と いうのがありませんでしたかね?今回を経ておくことで、次回以降により 拡がりを持たせられるといったような…… これまでが甥っ子サイドからの彼の成長物語ばかりであったのが、今回 ジェミニ君サイドから見てみたことでまた別の物語の作り方を示した……と いったような。 その初回であった為、確かに甥っ子が矢鱈どこもかしこも完璧な人的に 書かれてしまってましたけども、ああいう状況ですとやっぱ人間ていいとこ ばっかピックアップしないきらいがありますし、オーバーに描かれてしまう のもまぁ仕方ないところがあるかなと思いますってこれフォローんなってんの かしら?(苦笑) エニアンの心の中、という舞台上での甥っ子の実際に立ってる位置が どうしてもアラバラのバラの女王的に見えてしまったのは兎も角としても(苦笑)、 紐育隊員たちの絡みという横の描写をしたくてもそれでは冗長になってしまい ますし、ですから今回は一先ず甥っ子と隊員、との縦の描写しかできなかった のではないですかね。 ただとりなべさんにとってはその辺の匙加減ももう少し……ということだったの でしょうけども。 でも最初の舞台、と仰るようにこれがこなれてくれば横の描写もできましょうし、 そこから物語が立ち上がってくるかもしれない。そうするととても面白いことに なると思います。 スターファイブたちが勝手に動き出してくれ始めたらしめたものなんですが、 果たしてどうでしょうか(苦笑)。 >キモカワなブードゥー人形 エニアンの見た目からしてもうそんな感じでしたけどもね。モデルっぽい人形が なんとなく想像つくというか。でもガチでのブードゥー人形ではないとのこと みたいなので……次以降でもっと明らかになってくるのでは。 今度こそ設定まるっと忘れとかアウチなザマは避けたいものです(苦笑)。 それではご感想ありがとうございました。 |
安倍准尉@ところで、アーカイヴ移転運用開始しました(苦笑) <hlkpwjguly> 2012/09/07 23:36:22 [ノートメニュー] |
▼ Re: 賞賛と不満 [返事を書く] |
観劇しなくてよかったかも・・・ こんばんは。今年は会社の都合で観に行けませんでした。とりなべ氏や如月紫水氏のレスを見るといつも1回だけの観劇の自分は正直見なくて正解だと思いました。なんか難しい劇だなと思いました。自分も1回だけだと理解出来なかった。それに怪談も嫌悪感だけなので(過去の事情)観なくてよかったです。 |
朱天 <oriyhmkszu> 2012/09/17 18:13:05 [ノートメニュー] |
▼ Re: 観劇しなくてよかったかも・・・ [返事を書く] |
すっぱい武道館 いや、私的な話ですけどね。 武道館2は行けなかったのがかなり悔しかったんです(笑)。 で、どうせ会場が大きすぎてよく見えないし、見なくてもよかったよね、と一瞬思って、その感情が何だったか、を思い出したら、イソップの「すっぱいぶどう」だ、という話。 まあたぶん…… 見に行ったなら、見に行った分は確実に楽しめたと思いますよ?武道館2も、そして今回の「誰かを忘れない世界で」も。 今回のが見終わった後「良かった!」になるか「…なんかすっきりしないよね」になるかは、人によって別れると思うんですが、その良かった所、気になる箇所そのものは割と誰もが同じ点を指摘しているようです。 あかほり氏の「プロット」のせいで、良くなってる所と妙な所が両方増えてる、ってだけなので、変化そのものは感じられる訳です。 お芝居の評判は良かったようです。たぶん、ミュージカル劇団としての進化は、最初から想定された方向に思えます。 (ここ数回言われているように)ちょっとジェミニが忙しくなりすぎたので、公演頻度や練習回数が上げられないんだろうな、とは思いますが、これはこれで続けていってほしいな、とは思う所。 如月紫水さんの詳細レポートを見てても思うんですけど、「プロット」のおかしな所は演出や役者がかなりカバーしてるんですね。二回見た人はそういう細かい所が見える、という事のようですが、まあ、そこは何度も見る人への「お楽しみ」でしょう。 役者と脚本の関係で言うと、昨年はちょうど逆の事が起きたという話を聞きました。レニがあまりにも伊倉レニ(マリアの歌を鼻歌で歌い、しかも歌詞を忘れている。あの無口で記憶力に優れたレニが)だったが、その演技自体は魅力的だったため、脚本で「ボクも、ちょっと浮かれているのかも」というセリフを入れてフォローした、とか。 舞台は総合力であり、トータルでキャラの好感度と設定を両立させるチームとしての力はある、とか、そういう事のように思えます。 今まで表に出てこなかった「セガの脚本スタッフ」は、2009年のライブ以降、かなり力を発揮しているようです。 今回の場合も、プロットから書き直す訳にはいかなかったのか?という疑問はどうしても残りますが、別にプロットだけを見に行く訳でもないのです。まずは役者の魅力、キャラの魅力、じゃないでしょうか。 サクラの場合、同じ公演をやる事はたぶん無いので、「確実に見られるようなものでもない」「見られなかったのは縁がなかったから」と割り切って考えるのがいいと思います。 ただニコ動で見られる機会が増えてる事もあり、映像で見て別に損はしない、とは思いますよ。 |
とりなべ <rpbyunwque> 2012/09/18 14:32:35 [ノートメニュー] |