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紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜レポート

  紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜レポート 如月紫水 2011/08/06 15:54:05
  第一幕その2 如月紫水 2011/08/06 15:57:10
  第一幕その3 如月紫水 2011/08/06 15:57:57
  第二幕その1 如月紫水 2011/08/06 15:58:57
  第二幕その2 如月紫水 2011/08/06 15:59:29
  千穐楽ダイジェスト 如月紫水 2011/08/06 15:59:56
   ├待ってましたァッ! とりなべ 2011/08/07 13:06:41
   │└待っていてくれてありがとう!! 如月紫水 2011/08/08 23:50:44
   ├これがなくては!! 朱天 2011/08/07 16:03:13
   │└いえいえ! 如月紫水 2011/08/08 23:52:57
   └脳内再生! 夢織時代 2011/08/10 01:38:52
    └二つの星組! 如月紫水 2011/08/12 21:00:03

紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜レポート [返事を書く]
ただいまです!(笑)
セガのサクラ大戦サークルから移動された方は、はじめまして!
如月紫水と申します。

おなじみの方は、お待たせしました(笑)
今回も、無事に全公演行くことができ、レポートを書いてみたのでお邪魔します!

―――レポート本文


三年ぶりの紐育単独舞台!!
タイトルにはライブとありますが、今回はまるでショウのような構成でした!!
歌も多かったですが、ストーリーもしっかりしていて…本当に、本当にもっと見ていたかった!


場所は、2年目で使用した日本青年館大ホール。
前回は会場前挨拶が無かったのですが、今回はやってくれました!!
ボス、西村、武田、公平先生に加え、初日はビデオメッセージで言っていたサニーさんがサプライズとして登場!!
カツラは付けず、衣装のみで半分直さんでしたが、初めての登場にみんな会場前から盛り上がっていました!

私は列序盤にいたのでですが、ちゃんと最後までサニーさんもご挨拶したようです!
青年館はロビーが狭いから、スタンド花がぎゅうぎゅうになってしまうのはちょっと残念ですね。

今回のロビーは物販の他に、アートコレクションハウスの出張展示場も設けられておりました。
今回の為に松原さんが描きおろしたスターファイブのレビュウ衣装は、ジークレーで販売しているらしく、いつもよりお値段が控えめでした!
(けれど、この場では販売せずに宣伝のみということでした)

さて、客席に座り開演を待っていると、ほどなくして下手通路からプラム、杏里が登場!
まさか客席から出てくるとは思わず、みんな最初からテンションアップ。
二人に気を取られていると舞台の下手からは双葉さんが登場!

双葉さんを真ん中に、プラム、杏里と並んで改めて客席に向き直ってご挨拶。

プラム「じゃあ、そろそろ始めちゃいましょうか。
    まず、自己紹介からしましょうか
    …きゃっふ〜〜ん!プラム・スパニエルよぉ〜!」

気合を入れた挨拶ありがとうございます!!(笑)

杏里「にゃう〜ん!吉野杏里です!」
双葉「がおーー!!大河双葉でございます」
三人「三人合わせて、スリーカードですvきゅーーんvv」

某「一緒にい隊」を彷彿とさせる胸の前で揃ってハートマークを作る三人!(笑)
可愛いのですが、きゃふん、にゃうん、の対抗としてがおー!とは、さすが双葉さん(笑)

杏里「あの!あの!!(きゅーんvをやり続ける二人に対して)
   わたしとプラムはワンペアですけど、スリーカードって…!」
双葉「細かいことは気にするな。私がやりたかっただけなのだ」
プラム「私も面白そうだから乗っちゃった。きゅーーんv」

楽しければそれでOK!な雰囲気の二人に、一人ツッコミ役となってしまった杏里ですが

杏里「わたしもちょっぴり面白かったけど…
   って、そんなことより皆さんにお願いがあるでしょ!」

やっぱり、若干ノリを示していました(笑)
と、ここからいつもの緒注意へ。まずは「蒸気携帯電話の電源」

杏里「機材のトラブルにもなりかねませんので、よろしくお願いします」
双葉「さぁ確認だ!出せ!!」

出せ!と双葉さんがかなりの勢いで確認を促していたので、みんな画面を開けて確認。バッチリ大丈夫です!(笑)

プラム「じゃあ二つ目!動画の撮影や音声の録音はか・た・く!お断りしてるわよ」
双葉「もしそんな輩がいたら……ん〜〜〜ずびしっ!ん〜〜〜どぶしっ!」

プラムがすっごく色っぽく言ってるのに対し、男らしくビシビシ切る双葉さん(笑)
初日はちょっとお客さんとの呼吸が取れず切られる人は現れませんでしたが後の公演ではちゃんと数名切られてました(笑)
他には

杏里「拍手と声援は短く歯切れよく!お願いします」



プラム「おしゃべりは休憩時間までお・あ・ず・け・よ」
双葉「それから、でっかい独り言にも気をつけろよ〜〜!!」

等を入れて(笑…本当に双葉さんが自由で力強くて、二人が押えに回ってるのが面白かったです)
そして、今回の公演ではサイリュームの使用ができるようになっているので、その話も。

プラム「サイリュームは、折る時に音がしちゃうから今のうちか、休憩時間に折っておいてねv」

ということで、みんなパキパキ(笑)
舞台上でも、双葉さんがポケットから取り出して折っていました。
基本、好きな時に、好きなように振ってよいそうですが

杏里「でも、あの服で歌うあの歌はみんなで振ってほしいなぁ〜」
プラム「そうそう!帝都さんと巴里さんとおそろいの服で歌う、あの曲ね〜!」
双葉「なんだ、ずいぶん思わせぶりに言うな。言っちゃえばいいだろ?5つの……」
二人「きゃあぁぁぁ!」(慌てて遮り)
プラム「それを言うのも…野暮ぉーー!」

両手を真直ぐ前に出し、片足も斜めに前にした状態で一歩後ろにジャンプするという、独特の動きで野暮さを表現するプラム(笑)
発音が「ヤボー」というか「Yaboo!」で(笑)
それを面白がった双葉さんが動きごと真似て、しばらく二人が繰り返して遊んでいたら、杏里がうろたえつつも

杏里「もう、そんなことしてる場合じゃなくて!!」

と、止めていました(笑…二日目は自分も少しのってから「みんなでヤボってる場合じゃないです!」と止めました)
杏里の言葉にハッとなったプラムがちゃんと流れを戻しまして

プラム「もう、こんなところで油売ってる場合じゃなかったわ!行きましょ!」
双葉「じゃあみんな、楽しんでくれよ〜!」

三人にこやかに手を振りながら下手へとさがって前説終了!
今回、前説はもう1パターンあって、公演ごとに日替わりでした。
(プラム、杏里、双葉さんのトリオは初日と二日夜を担当)
二日目の昼と千穐楽公演ではダンディ団が前説を担当!

客席通路の下手からボス、上手から西村が登場し、二人が舞台に上がるころ、遅れて武田も上手の通路から登場。
登場時の拍手をパン、パパパン!!で締めるのはさすが!

ボス「はい、ご挨拶しなくちゃね。
   えーわたくし、花の帝都でダンディ団というギャング業を営んでおります
   団耕介と申します!」
西村「同じく、西村ヤン太郎です!」
武田「同じく、ベロムーチョ武田です!」

おお、久々のフルネーム名乗り!

ボス「とまぁ、堅い挨拶はこのへんにして。
   今日は、これから始まる舞台を楽しく見るためのお願いにやってまいりました。
   そうは言っても難しい事ではないので
   肩の力を抜いて、リラックスして聞いてくださいね」
武田「そうそうそう!もう、リラ〜〜ックスしてね、聞いてください!」

と、舞台で寝転んでしまう武田に、西村が「お前がリラックスしてどうする!」と容赦ないツッコミを(笑)
お願いの内容は、蒸気携帯電話の電源をオフに、という事と舞台の動画の撮影や録音は禁止と言う事なのですが
「録音は…か・た・く。お断りしてるわよぉん」とボスに別の人が乗り移ってました(大笑)
思わず二人も「誰っすかそれ!」とツッコミ(笑)

ボス「そして、ここからはこのショウを粋に楽しむための心得です」
西村「心得その1.声援、拍手は細かく歯切れよく!」

見本として武田が「いよ、ジェミニ!!」と声をかけて、大きく短い拍手を。
その時に、ボスと西村も同じ動きをしていたのですが声をかけた後に息を止めていたらしく
拍手が収まったころに「ぷはっ!!」と肩で息をしていたので「息はしてください!」と武田に突っ込まれてました。

武田「息も止めずに、舞台の流れも止めないように!」

おお、うまいこと言いますね(笑)
続いての心得は、おしゃべりは休憩時間に。というもの。

ボス「あふれ出る感動を誰かと共有したい。
   その気持ちはわかるんですけど、おしゃべりは
   休憩時間、または終演まで…ガ・マ・ン。
   きゃふきゃふきゃふ〜〜ん!」
武田「…なんか、乗り移ってません!?」
ボス「私はだれ?」
武田「こっちが聞きたいッスよ!!」

ボスのきゃふんが聞けるとは(笑)
最後の心得は、ボスが上着からサイリュームを取りだしたので、二人も同じように取り出し折るタイミングの説明。
(取り出した際に、西村が「耳かき」とボケて「これで耳かけないでしょ!」と武田が突っ込むという珍しいこともありました)
この時間か、休憩時間中に折ってくださいと説明。
「ノリの良いところでは、元気に振ってください」や「静かな曲の時はムーディーに」と振り方の案内もあったのですが
例題で振る武田が隣の人にお構いなしに大きく振ったり、ムーディーな曲なのに大きく振ったりして二人に「悪い例です」とつっこまれてました(笑)

ボス「ライブなので、振っちゃいけない曲はありません」
西村「ですが、あの曲だけは皆さん一緒に振ってほしいなと」
武田「ああ、あれだろ!あの帝都と巴里花組さんとおそろいのでっかいキラキラな衣装の曲な!」
ボス「おいおい、それ以上言うのは…ヤッボーー!だぜ」

ボスもヤボった!!(笑)Yaboo!!(笑)
二人、一瞬反応に困って「なんか、本当に紐育に来てるからって浮かれてませんか?」と西村に言われていました(笑)

そして、最後は真面目なお話。

ボス「このリトルリップ青年館におきましても、余震がございます。
   その際には、係員のみんなと私たちに任せてください。
   必ず!皆さんと一緒に行動しますから、安心してお楽しみください」

ダンディ団が守ってくれるのなら、安心です!!

ボス「じゃあ、そろそろ行くか。
   それでは、皆さん。See you later.
   I'll be comeback.」

ボスの良い声での英語!!
カッコ良く決まったところで、三人は並んで下手へ。

徐々に会場が暗くなり、ほどなくして開演アナウンスが。

初日
サジータ「皆さん、本日はリトルリップ青年館にようこそ。
     本日の演目は、さまざまな星たちが集い輝く特別なライブステージとなっています。
     どうぞ最後までお楽しみください。
     じゃあ、みんな。気合入れていくよ!
     イッツ・ショウタイム!!」

二日昼
リカ「みんな!今日はリトルリップ青年館にようこそ!
   今日の演目は……えっと、さまざまなほしたちが、つどい、かがやく
   う〜んと…なんか、すっごいライブだぞ!
   みんな、最後まで楽しんで行ってくれよな!
   それじゃあ、はっじめっるぞ〜〜!!
   イッツ・ショウタイム!!」

二日夜
サニー「レディース&ジェントルメン!
    本日は、リトルリップ青年館へようこそ!」
ラチェット「本日の演目は、様々な星たちが集い、輝く特別なライブステージとなっています。
      どうぞ最後まで、ごゆっくりお楽しみください」
サニー「それではみなさん、準備はよろしいですか?
    いくよ、ラチェット」
二人「イッツ・ショウタイム!!」
      
幕が上がると、大階段にいる羽を背負ったダンサーさんの影からモノトーンレビュウ服を来たスターファイブが登場!
そして、聞こえてくるメロディーは聞き覚えのない曲…初っ端から新曲です!!

♪Stand up for Love

いや、新曲であることは知っていましたが、メインメンバーによる華やかなショウの幕開けというのは実は紐育では珍しいので。
で…ヒアリング頑張りましたが……やっぱり抜けてる所がところどころ…パートの順番などは合ってると思いますが…

ジェミニ
星を見上げ 幸せを願う たくさんの子供たち
その夢を私たちは感じて 笑顔で歌いましょう

サジータ
ここに集う人 遠くにいる人
この歌が包み込み

リカ
たくさんの笑顔と

ダイアナ
幸せの歌声


響き渡るまで 心がくじけても

全員
Stand up! 私たち未来信じて
Stand up! 目の前の幕を開けて
歩こう 明日へ 奇跡を起こす明日へ



風を受けて あなたの気持ち受け止める

リカ
幸せは誰かに思われること
感じる今このとき

ダイアナ
私の夢は一人では見れない
ここにいる皆さんと

ジェミニ
響き合う絆と

サジータ
信じあう力が

ジェミニ
必ず奇跡を見せてくれるでしょう

全員
Stand up! 私たち未来信じて
Stand up! 目の前の幕を開けて
歩こう みんなで 笑顔で進もう
chu chu chu! chu chu chu!


この「Stand up!」で客席も一緒に振付。
初日からやっていた人たちは、ジェミニのビデオメッセージをチェックしていた方々ですね!
ここで長い間奏が入り、他の紐育メンバーも登場!
大体の立ち位置はこんな感じ。

             サニー、ラッシー、新次郎

双葉、ラチェット  ダイアナ、サジータ、ジェミニ、リカ、昴  プラム、杏里


リカ
あなたがいるから 私ここにいる


ありがとう 心から感謝を

サジータ
歌いましょう あなたと手を取り
輝く未来が 見たいから

ダイアナ
踊りましょう 輝く明日があるから

全員
Stand up for Love
Stand up to the fain dream

手をつなぎ 離さない
みんなの思い

Stand up! 私たち未来信じて
Stand up! 目の前のこの幕を開けて
歩こう 明日へ 奇跡を起こす明日へ

笑顔信じて
私の世界 届け未来へ
chu chu chu! chu chu chu!
chu chu chu! chu chu chu!

Stand up!Stand up!for Love!


この歌の手の振りがいつも以上に感情や意志が感じられて、すごく好きです。
本当に、前向きな歌。
最後は紐育メンバーがそれぞれはけて、最初のように大階段の上でポーズを取るスターファイブ。
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2011/08/06 15:54:05 [ノートメニュー]
Re: 紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜レポート [返事を書く]
第一幕その2


拍手が響く中、すぐさま暗転して次のシーンとなるのですが……

織姫「ついたでーーーす!」

客席下手通路から駆け込んできた人物に会場が揺れるどよめき!!
織姫!織姫ぇぇぇ!!!!
取っ手にスカーフが巻かれたボストンバックを手にした夏服に身を包んだ織姫が駆け込んできました!!

レニ「ついたね〜織姫」

それに遅れて、ゆっくり入ってきたのは黒のシンプルなスーツケースを持った冬服レニ!
先を行く笑顔の織姫に、レニも歩みを進めながら声をかけます。

レニ「織姫、元気だね」
織姫「あったり前の真ん中で〜す!
   旅行なんて久方ぶりでーす!
   せっかくなんですから楽しまなきゃ損でーす!」

手を広げて辺りを見渡す織姫に追いついたレニが、ちょっと顔を険しくして上手の客席通路へと先に進んでいきます。

レニ「織姫、今回の旅行はただの遊びじゃないんだよ。
   イタリアやドイツ、日本との違いを肌で感じて
   今後の舞台の糧にする事が目的なんだから
   だから隊長やかえでさんも許可してくれて…」
織姫「そんなことはわかってまーーす!
   まったく、レニってばよく喋るようになったな〜と思ったら
   お説教ばーっかり。ちっちゃいマリアさんみたいでーす」
レニ「そんな…マリアだなんて…」

眉を寄せて先に舞台上に上がるレニですが、階段を上りきるかというところで振り返り…

レニ「オンリーマン〜♪」

歌いだした!!(笑)

レニ「ららら〜らららーら〜…」
織姫「レニ?」
レニ「オンリーマン〜〜♪
   ららら〜らららーら〜〜…」
織姫「レニ?!」
レニ「オンリーマン〜〜♪…
   あはは、歌詞はオンリーマンしかわからない」
織姫「も〜〜!それに似てないでーす」
レニ「ボクもちょっとうかれてるのかも」
織姫「そのようですねー」

なんか、すごく…安心するこういう雰囲気!帝都だ!!(笑)
二人が舞台上に上がると、幕も開いてそこは紐育の街。
舞台上段にビル街の背景、舞台には四つの柱があります(電柱イメージでしょうか)
その街の様子を見る二人。

織姫「それにしても、想像していたよりもちょっと人が少ないですねー」
レニ「うん、そうだね…活気がないっていうのかな。ちょっと寂しい感じ?」
織姫「自由と希望の街、紐育も大したことないですね。
   期待しすぎたみたいでーす」
レニ「そうかもね」

お互いに、こんなものかと目を合わせる。
確かに、今回は車の音や街の雑踏の音が少ない気がします。
ですが、すぐに織姫の興味は自分たちの身の回りのことへと変わります。

織姫「…っていうか、迎えのリムジンはどこですかー!?」
レニ「たしか、約束ではこのあたりのはずなんだけど…」
織姫「このあたりって…レニ、ホントにここで合ってるですか?場所間違えたんじゃないですかー?」
レニ「(ポケットから懐中時計を取り出して)約束の時間も過ぎてるし、もしかしたら間違えたかも」

レニのあっさりした物言いに、織姫が「もーー」と呆れたように言葉をまくしたてようとした瞬間
舞台中央の空いている部分からサニーさんが「やぁやぁやぁやぁ!」と登場!登場ついでに下手の柱でポーズを決めるのがサニーさんらしいです(笑)

サニー「お待たせしました。織姫くん!レニくん!」
レニ「ああ…!誰でしたっけ?」
サニー「(ガクッとコケてから)わたくし、リトルリップシアターのマイケル・サニーサイドです」
織姫「サニーさん!(足早に下手へ向かい)…遅いでーーーす!!
   (腕を組んでそっぽを向く)アメリカは、レディに優しい国だと聞いてましたけど?」
サニー「もちろん!オフコース!
    私としてもお二人を待たせるような無礼はしたくなかったのですが
    手配していた車が来なくて…」
織姫「よくある言い訳ですねー
   …って事は、リムジン無しですか!?」
サニー「リムジン?」
織姫「超一流のレディーたちを、歩かせる気ですかー!?」

憤慨して、遠慮なくサニーさんに詰め寄る織姫。
その勢いのまま上手にいたレニの方へと逃げるサニーさん。

レニ「何が超一流かと言うと…」
ラチェット「織姫」

レニが織姫のフォローを入れようとしたのと同じタイミングで、舞台中央からラチェットが現れ、先に声をかけます。
すると、振り返った織姫がぱっと笑顔を見せて近寄って行き、抱きついたのですが

織姫「ラチェット!久方ぶりでーす!」
ラチェット「レニも、久しぶり。元気そうね」
レニ「…うん。久しぶり」

レニは、少し堅い表情で挨拶。
いや、堅い…というよりは、驚いて声がつまったという感じでしょうか。

ラチェット「サニーを責めないであげて。車の件は本当に想定外の事なの」
織姫「想定外ですか…それじゃあ、仕方ないですねー
   (両手をパンッと合わせて)さ!紐育の街を案内してくれる約束でーす!
   …歩きになっちゃいましたけど(サニーさんの前に二人分の荷物をドンっと置く)
   ちゃっちゃといくでーす!」

サニーさん、有無を言わせない荷物持ちに…!(笑)
誰もそれを否定しないので、そのまま荷物を持って舞台中央へと歩いて振り返るサニーさん。
ちなみに、日によって「想定外」で笑いがおきていたのですが…これは、時期的な問題でしょうね。ニュースでよくききましたものね、想定外。

サニー「はい、ちゃっちゃとね!では、紐育一の名所へご案内しましょう!
    我がリトルリップシアターへ!」
ラチェット「そうね!星組のみんなにもぜひ会ってほしいわ」

それは名案!とばかりに二人に笑顔を向けるラチェット。
それを、織姫は普通に笑顔で受けるのですが、レニはやはり少し戸惑って目線を動かします。

レニ「星組……」
織姫「レニ、どうかしましたか?」
レニ「う、ううん、なんでもない。
   そうだね、織姫。お言葉に甘えてお邪魔しようか」

レニが笑顔で織姫に同意を示すと、織姫もすぐにそれに乗って再びラチェットに顔を向けます。

織姫「そうですねー!あ!でも途中で紐育名物も食べたいでーす!」
レニ「紐育名物って?」
織姫「知らないでーす!」

さすが、織姫の勢い!(笑)
レニはちょっと驚いたように目を見開いていましたが、ラチェットは華麗にスルー…いや、乗っかってくれました。

ラチェット「そうね、途中でなにか美味しい物を食べましょうか!」
サニー「では、ちゃっちゃと行きましょうか!ちゃっちゃとね」
織姫「ついて来るがいいでーす!」

案内される立場なのに、さすが織姫!(笑)でも、先頭はもちろんサニーさんのままですよ。
連れだって下手へと歩いて行く四人ですが織姫が「紐育まんじゅう?紐育まんじゅう?」と言っているのがすごくかわいかったです。
しかし名物というと、やっぱりおまんじゅうなんでしょうか(笑)

しばしの暗転の後、場面は変わってリトルリップシアターのステージ。
左右に割ってあった階段が中央に出て、大階段となっていました。
照明も降りて、黒のTシャツを着たスタッフの皆さんが大道具のチェックをしています。
現れるダンサーの皆さんもシンプルな稽古着。
そんな稽古中のステージに最初に現れたのは掃除服のジェミニ。
下手から、発声練習しながら歩いてきます。
一度目はイマイチだったようですが、二度目の発生は満足したのか、小さくガッツポーズを作っていました。

続いて、サジータが上手から舞台に入ってきて、大道具をチェックするスタッフに声をかけてそのまましばし雑談。
ほぼ同じタイミングでクレオパトラのマントを身にまとった私服のダイアナが台本を読みながら下手から入ってきて
大階段で「アントーニオ、あなた国を捨て妻子を捨てこの私を愛せるのですか?」と台詞の練習。
それを追うように昴さんも下手から現れ、下手でアップをしていたダンサーさんたちに声をかけて振りの確認。

リカ「なーい!ないない!ゾウがないぞぅーー!!」

最後に、リカが下手から駆け込んできて、舞台中央で叫んでます。
全員がそれに動きを止めて注目。どうやら、これから稽古で使う小道具が見当たらない様子。

サジータ「ああ、あっちで見たぞう」

それにサジータが上手を指して答えたのですが初日は「見たぞ」だった気がするのですが。公演が進むごとに「ぞう」になっていきました(笑)

リカ「あったぞーーーう!!」

サジータに言われた通り、上手へと走って行き、ほどなくして戻ってきた満面の笑みのリカの手には、ピンクの象の帽子が!
これで舞台上にスターファイブが勢ぞろい。
そして、タイミングを見計らったかのように上手からラッシー先生が踊りながら登場。

ラッシー「ワンツースリーフォー!ツーツースリーフォー!
     スリーツースリーフォー!ポーーズ!!
     (それをじっと見つめる面々に)唖然としてないで、集合です!
     さぁさぁ時間ですよ。急いで!」

ラッシー先生の声に、それぞれの場所にいたスターファイブとダンサーさんたちが舞台中央に集まって並び、きちんとご挨拶。

ジェミニ「ラッシー先生!」
全員「おはようございます!」
ラッシー「はい、おはようございます!
     (下手へ歩きながら)一人一人の能力を上げる事で、スターファイブのクオリティーもアップ!させましょう」
全員「アップ!!」(ラッシー先生が人差し指を高く掲げたので、同じ動きをする面々)
ラッシー「今日は、ショウのワンシーンであるメドレーの稽古をします。
     その前に一人一人に注意しておきたいところがあります。
     (中央に近づき)まず、ダイアナ」
ダイアナ「はい!」
ラッシー「クレオパトラは気高く、美しい女性です。
     しかし、傲慢ゆえに孤独でした。その複雑で深い心の内を表現してください」
ダイアナ「はい!」
ラッシー「ジェミニ!(呼ばれて、一歩前に出るジェミニ)
     君は、勇敢なカウボーイの役です!
     物おじしない、自信に溢れた表情でね。OK?」
ジェミニ「OK!」

この時、確認するラッシー先生の動作を真似るジェミニの笑顔が本当に可愛くて…!
バキューンポーズだったり、片足を上げたジャンプだったり、日によって変えてました。

ラッシー「リカは子守唄のように優しく、心地よいリズムでね」
リカ「はーい!リカは、やさしい〜子です!」(象の頭をなでながら)
ラッシー「それは、よ〜〜くわかってますよ(ラッシー先生も象の頭を軽くなでる)それを、歌に注入してください!」
リカ「はーーい!ラブ注入〜!
   ドドスコ―――」
ラッシー「ドドスコはいりません!」

まさかの時期ネタにビックリしました!(笑)
しかし、ラブ注入が可愛い!!その横でジェミニが同じようにハートマークを作っていたのもかわいい(笑)

ラッシー「それから、サジータ、昴!(はい!と返事をしてお互いに前へ)
     君たちは、歌詞をもっと語ってください」
サジータ「語る?」
ラッシー「そう!ショウの歌は、ミュージカルのように話の流れで歌うものではなく
     その歌一曲で意味、背景を伝えなくてはなりません。
     これは皆さんにも言える事ですが、歌は数分間のドラマです。
     そのドラマがまるで、ジェットコースターのように展開して行く!
     それがショウの醍醐味です!」

ジェットコースター!で舞台を右へ左へと身体をくねらせながら歩くラッシー先生。
その後を、面白がってついて行くリカとジェミニ(笑)
ダイアナもノリでついて行こうとするのですが、すぐによろめいてサジータに支えられていました(笑)
その様子を締めるのは、やはりラッシー先生でした。

ラッシー「じゃあ、音響さん、照明さんよろしくお願いしまーす!
     (この声を合図に、降りていた照明が上がって、ダンサーの皆さんも小道具を手にスタンバイ)
     小道具は本番と同じものを使っていきます。
     (階段を上るダイアナに声をかけて)ダイアナ、昨日の稽古のように
     マントは優雅に扱ってください」
ダイアナ「(マントを広げて)はい!」
ラッシー「(前に向き直り)特に帽子は扱いがあるので、ちゃんと使いましょうね。
     (袖に向かった面々を見て)人のを見るのも勉強です。
     袖から見てていいですよ」
ジェミニ・リカ・サジータ「はーい!」

三人は上手。昴は下手へと入って行きました。昴も、返事をしないだけでちゃんと頷いていました。
さて、いざ始めようとしたところで、金のショールを肩にかけ、階段の左右で俯いてスタンバイしていた下手のダンサーに向かって「逆!」とポーズ修正。
「はい、では集中して!よーい!!」と声をかけて手を打ち鳴らしラッシー先生は下手の演出席へ。
トップバッターであるダイアナは小道具の手紙を握りつぶして怒りをあらわにします。

ダイアナ「殿方はどうしてこう自分勝手なのでしょう
     私が愛するのは、このエジプトと、そして富と栄光です!
     シーザーはそのどちらも私に与えてくれた…ですから私は、シーザーを愛するのです」

♪モノクローム

台詞は「クレオパトラ」公演時と同じものでしたが、振付はもちろん変更がありました。
歌は一番とラスサビのみの短縮版。
ラッシー先生が強調していたように、マントをふわりと優雅に扱うダイアナは普段着なのにクレオパトラの雰囲気をきちんと纏っていました。
最後は、階段の上でポーズ。
そして、間髪いれずに上手の舞台上段から現れたジェミニにスポットが
(ダイアナは入れ違いに静かに上段下手へ)

ジェミニ「ひらめいた!レディーファーストだ!」

♪淑女たちよ!

ジェミニの服装は、掃除服のまままのですが、男性役ということでいつも結んでヘソを出している部分をほどいて、お腹を隠していました。
あと、いつものテンガロンハットをかぶっていました。
こちらも転調部分を抜いた一番とラスサビのみの短縮版。
赤いロングストールをスカートのように巻いて、テンガロンハットをかぶったダンサーさんとのダンスがかわいらしかったです!
「♪さぁおらの嫁になってくれ」の前で上手のダンサーさんに投げキッスするのがかわいいのにちゃんとカッコいい!!

そのまま二人を侍らせたままポーズを決めて、下手へ。
入れ違いに上手から登場したのはピンクの象の帽子をかぶったリカ!

♪ピンクエレファント

舞台上段からピンクのふわふわの羽ショールを持って現れたダンサー二人から同じ羽ショールを受け取って、一緒にダンス。
こちらも一番とラスサビのみの短縮版。
サビの部分で、ショールを象の鼻のようにゆらゆらと揺らす仕草が曲の雰囲気と相まっていました。
曲の最後で、ダンサーがリカの羽ショールを持ってひと足早くはけて、リカは上手で夢見るように右手を顎に添えてポーズ。
そのまま上手へとはけ、入れ違いにサジータが上手から階段の真中へ。

♪ブラックペッパー

とにかく聞かせる系の歌が多いサジータ。そのためか、ダンサーの数も4名と多い。
貧困にあえぐ、歌の背景をダンサーの皆さんが情熱的なダンスで表現してくれました。
こちらも、やはり一番とラスサビのみの短縮版。

ちなみに、ここまでラッシー先生は下手の本当に舞台端にあった演出席に座って、台本を膝の上にのせてずっと舞台を見ていたのですが
この曲が終わると同時に、立ち上がり下手へ。
サジータが歌い上げると、階段を上り上段へ。ほぼ同時に下手から山高帽をかぶった昴が舞台に入ってきて、すれ違いざまにサジータとハイタッチ。
サジータはそのまま上段上手へはけて行きました。

♪舞台-playing-

これは元の曲が短いためか、フルコーラス歌いました!ダンサーも7名全員参加の群舞。
間奏ではラッシー先生も下手から山高帽をかぶりダンスに参加。
(初日ではラスサビで「きり紙の舞踏会」と歌ってしまうハプニングがありましたが)
やっぱりこの歌の昴は文句なしにカッコいい!!
中央でラッシー先生とポーズを決めたところでメドレーも終わりだったのか、舞台照明が明るくなり、
左右からスターファイブが入ってきます。

ラッシー「はーい、お疲れ様でしたー!」

スタッフやダンサーの皆さんが小道具を片付ける中(昴さんも、帽子をダンサーの一人に渡していました)
ステージの前方ではスターファイブがお互いのパフォーマンスに大興奮。

ジェミニ「やっぱり昴さんカッコいい〜!!」
リカ「うん!豆電球カッコ良かったぞー!」
昴「豆電球がカッコ良かったのか?」

昴を両脇からキラキラした目で見るジェミニとリカ。
リカは若干ずれてますが(笑)三人は纏まって上手の方へ。
移動した先ではジェミニの投げキッスについて話しているようでした。

反対の下手ではサジータがダイアナの肩を掴んで感心した様子で真直ぐに見つめていました。

サジータ「ダイアナ、さっきの歌本当にクレオパトラに見えたよ!」
ダイアナ「本当ですか!サジータさんの歌も、とっても心に沁みました!」
サジータ「そうかい?サンキュ」

お互いに褒め合うスターファイブに頷くラッシー先生ですが、中央に出てきて言葉を紡ぎます。

ラッシー「そうですね、それぞれの個性、そしてスターとしての魅力が出てきましたね。ただ…」
全員「ただ?」
ラッシー「先程も言いましたが、まだまだ、ドラマが見えてきませんね。
     技術に、感情が追いついてないというとわかりやすいかもしれません
     もっと、心の奥深くからわき上がる情念のようなものが出れば
     一皮むけた役者になると思うのですが…」

ラッシー先生の、一歩上を求めるコメントに、全員が目を見合わせる。
特にリカは話自体が難しくわからないようで、左右にいるジェミニや昴に訊ねます。

リカ「じょうねん?じょうねんってなんだ?」
昴「情念とは、理性で制御できない、愛憎の感情のことだ」
リカ「ん〜〜〜ぜんぜんわかんないぞー!」(くるくる回りながら、舞台の中央付近へ)
ダイアナ「つまり、一生懸命頭では落ち着こうと思っていても
     どうしても押えられない喜びや悲しみ、憎しみや愛情のことよ」
サジータ「情念かぁ…」
ジェミニ「ラッシー先生!どうすれば情念は湧きいでるでございますか?」

ジェミニの真直ぐな質問に、ラッシー先生は少し悩みつつも、舞台の中央へ。
その後ろ、ほぼ同じタイミングで上段上手から軽い足取りで双葉さんが登場!
…これは、波乱の予感(笑)

ラッシー「そうですね…たとえば、身を焦がすほどの恋でもすれば
     湧きいでるかもしれませんね」
双葉「なんだなんだ?色っぽい話をしてるじゃないか」
ラッシー「さて、誰が一番最初に一皮むけた役者になるんでしょうね。ね?」

ね?って客席に聞かないでください(笑)

ラッシー「さぁさ、ダンサーのみんなは別室で特訓ですよ!」

で、言うだけ言ってラッシー先生はダンサーの皆さんを引き連れて下手へ。
さて…アドバイス(?)を受けたスターファイブはそれぞれ足元がふわふわ浮足立ってるようで。
でもそんな中「こい」を「恋」ではなく「鯉」と判断したリカは右手を左手を前後でバタバタ揺らしてコイが泳ぐ真似をしています(笑)
そんなリカに「コイじゃない」と手を振るサジータ。

もちろん、お年頃組は正しい意味を受け取ってダイアナは本格的に夢見るモード
そんなダイアナをコイで背中からつつくリカ(笑)
ジェミニは妄想入って、なんちてなんちて〜〜の動き。
一人普段と変わらない昴は、リカを止めてました。
そして、この空気にニヤリと笑う双葉さん。

双葉「新くんの嫁候補たちも、なんだかイマイチ奥手で物足りなかったところだ。
   これはまたとないチャーーンス!」

びしぃっと指を高く掲げて煽る気ヤル気満々です!(笑)
一気に階段を下りてスターファイブのもとへ!

双葉「恋はいいぞ〜〜!!」
リカ「しんじろーママだ〜!」

驚く面々の中、一番最初に笑顔を向けたリカに、ニッコリと笑い返す双葉さん。
ですが、ルールに厳しい二人はすぐに立ち直って、ツッコミ。

昴「ここは関係者以外立ち入り禁止のはずだが」
サジータ「不法侵入!」
双葉「相変わらず君たちは頭が固いなーー!!
   (スパーンとよく響く声で言ったため、スターファイブの動きが止まる)
   そんなことより、恋の話だったな。恋!コーーイ!!
   ならばこの、恋愛経験豊富な私が恋の素晴らしさを伝授してやろうではないか!」

でも、それでひるむようなら……ここにまずいませんよね(笑)
そのまま有無を言わさず流れてくるイントロ

♪それから

前奏の間、でさらにまくしたてます。

双葉「いいか、恋は良いぞ。恋は人を豊かにする。恋は人を幸せにする!
   (昴に向かって)さ!君も一緒に!!」

スターファイブの間を抜けつつ、みんなを歌に引き込んでいきます。
そんな中、昴だけは手を前に出して拒否して去ろうとするのですが…その手を逆に掴んでそのまま舞台にとどめました(笑)

一番とラスサビのみの短縮版ですが、歌の最中舞台中央の階段で双葉さんを囲んで歌(話)に聞き入る四人の可愛いこと可愛いこと。
ちなみに、昴さんは一人輪から外れたところ、階段の下手側でそれを聞いていました。
個人的ツボは「♪それから未知なる冒険」でサジータだけが頷いた所。
それと双葉さんが立ち上がり前に出ながらの「♪子供が産まれるでしょ」でキャッと顔を手で隠して照れるジェミニとダイアナ。

いや、なによりのツボはラスサビでさらに引っ張られて振付にも強制参加の昴が終始怪訝そうな顔をしていたところですが!(笑)
本当に、振付が可愛い分余計に際立つ!!
最後は、舞台の中央で六人で大きなハートマークを作る決めポーズ!
リカがうつ伏せに寝そべり、サジータ、昴が少し身をかがめて中間。
ジェミニ、ダイアナがハートの頭頂部を作り、その間に双葉さんが入るという感じでした。

双葉「(寝そべっていたリカに手を差し伸べて)女の子は、いつだって素敵な王子様の御迎えを待っている
   しかーーーし!!!(すごい勢いでリカの手を弾く、その勢いでリカはくるりとターン)
   待ってもっ待ってもっなかなか行動に出てくれない!
   奥手で、だからちょっとほっとけなくて。でもそんなところがとっても可愛い新くん!!
   …じゃない。(上手へ移動しながら)そんな男の子には、ぜひとも女の子の方から積極的に
   そう!積・極・的・に!!!」

名前言っちゃった!!(笑)
でも、まぁ…そこにいる面々には間違いではないからいいか(笑)
双葉さんの勢いに押されて、言葉が出ない面々に、最後のダメ押し。

双葉「さぁさぁ、恋せよ乙女!」

すっごく可愛い声で、両手を顔の下に添えて、可愛くウインク☆
照明もピンクになって“キラリン”という効果音まで入れて、ダメ押しにダメ押しを重ねて
言いたいことを言うだけ言った双葉さんはそのまま軽い足取りで上手へ。
残されたスターファイブは完全に足元ふわふわ(笑)
特に、サジータとダイアナとジェミニが…

サジータ「アタシが認めるような男じゃないとね。
     …そういう男に育てるって手もあるな!」

ニヤニヤと笑いながら、上手へ歩いて行ってしまいました!さすが、年上!(笑)
それを怪訝そうな顔で見送った昴は、続いて前に出てきたダイアナにも同じ顔を向けます。

ダイアナ「恋愛小説のような、障害のある恋や…
     時には失恋だって、情緒があって素敵かもしれない…!
     勇気を出すのよ、ダイアナ。
     ダイアナ、ファイト!」

勇気を出すのよ、で自分に暗示をかけるようにしているダイアナの動きがまるで“鏡よ鏡…”と問いかけるようでした(笑)
盛りあがりすぎて、上手に去っていくとき少しよろけてました(笑)
次に心情が声に出てきちゃったのは下手にいたジェミニ。その周りに、終始“よくわかんないけど、楽しそうだ〜くるくるくる〜!”と動いていたリカが近づきます。

ジェミニ「どうすればいいんだろう…好きな人は……いやいやいや!(両手を前に突き出して下がる)
     でも、もしかして…」
リカ「なにニヤニヤしてるんだ?」
ジェミニ「な、なんでもないよ!
     …リカは、好きなひといるの?」
リカ「いるぞ!しんじろー!!」

ハッキリキッパリ言いきった、まさかのリカに、ジェミニだけじゃなく昴さんも驚きの顔を向けます。
でもリカはお構いなしに上手へ向かいながら笑顔全開。

リカ「ハンバーグやホットケーキとおんなじくらい好きだ!」
ジェミニ「食べ物と同じ…」
リカ「あ〜〜お腹すいたー!ホットケーキ!ホットケーキ!ホットケーキ!!」

そのまま両手を交互に突き上げながら、軽い足取りで上手へ。
いやでも、リカにとって食べ物と同等ってことは、実は相当ですから!ジェミニ、わかってます!?(笑)
そして、残った昴さんにも声をかけ…

ジェミニ「昴さんは?」
昴「僕も好きだ」
ジェミニ「えええええーーーーーーーーーーー!!?」

リカ以上の素早いアッサリハッキリした答えに、舞台の上手側にいたのに、一気に下手まで後ずさるジェミニ。
絶対騙し系なのはわかっててもやっぱり驚き!!

昴「…ハンバーグや、ホットケーキがな」

案の定の付け足しに、愉快そうに笑って上手へ歩き出す昴さん。

ジェミニ「も〜昴さん!待ってよ〜!」

それに、やられたジェミニは、駆け足でその後を追って上手へ。
全員が去ったところで、舞台が暗転…したまま、場面が代わりシアターのロビーへ。
(スタッフさんが暗転の中、上手にドリンクバーを設置します)
そこへ、下手から難しい顔のプラムと、しょんぼり落ち込んだ顔の杏里。そして、それに困り顔でついていく大河がやってきます。

プラム「ねぇ杏里…これは、リトルリップシアター始まって以来の大ピンチね」
杏里「にゃうん…前は、休演期間中だってドリンクバーや売店にはそこそこお客さんが来ていたのに
   今は一日中だーーーれも来ないなんてしょっちゅう!」
大河「一体どうしちゃったんでしょう…
   なんとなく、紐育の街全体が元気や活気がないような…」
プラム「あら?タイガー知らないの?今紐育ではコール・ポーターっていう作曲家のシニカルな曲や
    失恋映画が大ヒットしてるのよ」

ここまでを喋りながら移動して中央付近へ。
ここで舞台の全体に薄く照明が入り、ロビーだという事がハッキリしました。
そして、このプラムの一言で今の紐育の現状が透けて見えましたね。
コール・ポーターの曲がヒットしたちょうどその頃、紐育は世界大恐慌の真っただ中だったはず。
つまり、本当に世の中が沈んでいた時代でした。

杏里「みんなこぞって映画館に行っちゃって、ブロードウェイの劇場はガラガラ!
   新聞の特集も今、一番泣ける映画とか
   しっとり聞きたい、この一曲。ってのばっかりなのよ」

杏里が髪をかきあげて、見返り気味に言う所が、ちょっと大人っぽくて良いです。
でも、話はますます深刻。新次郎も、二人の話に少なからずショックを受けているようです。

プラム「大人のエンターテイメントも良いけど、やっぱり紐育は明るくなきゃっふ〜〜ん!
    悲しいことがあっても、辛いことがあってもこれを見れば元気なれる!笑顔になれる!
    それこそが紐育のエンターテイメント〜!!……なのにね」

笑顔でターンを決めたプラムですが、最後は表情を暗くして、肩を落としてしまいます。

杏里「ねぇ…もうずっとこのままなのかな。
   紐育は、このまま寂しくて暗い街になっちゃうのかな…」
プラム「そうは、思いたくないけど…」

二人の不安げな表情にはどこか諦めがにじんでいるようでした。
そんな二人の話をずっと俯きながら聞いていた新次郎ですが…

大河「そんなの……そんなのダメだ!」

弾かれたように顔を上げて叫ぶ新次郎に、ドリンクバーのカウンターで沈んでいたプラムと杏里も驚いてそちらに向きます。

大河「ぼくがでっかい男になるために降り立ったのは
   夢と希望の新天地、紐育だ!
   そびえ立つ摩天楼!眩しく輝く劇場のネオン!
   さまざまな国の人が集まり、人種の坩堝と呼ばれ
   そしてその誰もが、夢と自由を掴むために切磋琢磨している!
   活気にあふれ、笑顔にあふれ、次々に新しい何かが生まれて行く!
   それが、ぼくの大好きな紐育だ!」

新次郎の心からの叫びに、感銘を受ける二人。
目に輝きが戻っています!

大河「ぼく…紐育に元気を取り戻したい!」
プラム「タイガー…!
    きゃふきゃふきゃふ〜〜〜ん!!(興奮して、くるくる回って、大河の手を取る)
    もちろん!あたしも同じ気持ちだわ!」
杏里「私もです!」(プラムの勢いに呑まれつつも、杏里も下手側から手を掴む)
プラム「(再び、興奮に任せて大河を自分の方に向かせて)それで
    具体的にはどうしちゃうのかな?」

新次郎の襟元や髪を整えながら期待を込めた満面の笑みを向けるプラムに、新次郎も晴れやかな笑顔で応えます。

大河「はい!今だからこそ、みんなが元気になれる、明るい舞台をやる!」
杏里「それって、いつものリトルリップシアターと変わらないじゃないですか!」

でも、その内容を聞いた杏里が即座に怪訝そうな顔を向けますが、それでも新次郎の表情は変わりません。

大河「それでいいんだよ。
   流行や世間に流されず、ぼくたちに出来ることを一生懸命やる!
   それがいま、一番大事な事なんだ」

リトルリップシアターのBGMが流れる中、当たり前だけど見落としていた事を語る新次郎に
二人も今度は心からの笑顔をお互いに浮かべます。

プラム「そうね!よく考えたらあたしも、周りに雰囲気に引っ張られて
    せっかく気合の一杯を飲みに来てくれたお客様に、ベストなスマイルを見せてなかったかも」
杏里「わたしも…前は、劇場の前に出て新商品をアピールしてたのに、最近は全然やってなかった…
   これじゃあ、お客さんが来なくなって当然よね」

元気を求めるのなら、まず自分から!という気持ちを思い出した二人に、新次郎は胸の前で手を握って笑顔を向けます。

大河「まだまだこれから!二人とも、協力してくれる?」
プラム「もちろんよ〜!
    あ!切らしてたドリンク、買いに行かなきゃ〜!」
大河「あ、ぼくも行きます!街の様子を見てみたいし!」
杏里「にゃうん!わたしも行きます〜!」

三人、笑顔で連れだって上手へ。
このスタッフトーク…というか、新次郎がこの二人の話から「今の紐育をどうにかしたい!」と思う所がすごくすごくらしくていいなと思います。
こういう一面からも、新次郎の自主性が育っていることが見えて嬉しいです。
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2011/08/06 15:57:10 [ノートメニュー]
Re: 紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜レポート [返事を書く]
第一幕その3


さて、暗転の後、背景に街のセットが現れ舞台は再び紐育の街並みへ。
今度は、車のクラクションの音や雑踏の音も入ってきます。そして、街を行きかう人々も(ダンサーの皆さんが男装
そこに下手から現れたのは…シアター支給のヘッドドレスとエプロンを身に付けた武田!(笑…プラムが着ているようなやつです)
手にしたメモを見ながら、不満げに歩いてきます。

武田「ウォール街のホットドック二つ…こんなん自分で買いに行けってんだ!
   ドリンクバーの姉ちゃんも、売店の嬢ちゃんもホンット人使い荒いんだから!
   (ぼやきつつも、上手へ向かいながら街並みを眺める)
   でも、いろいろあったけどやっぱ俺には紐育の水が合ってるよな〜
   あ!この際、武田って名前も紐育っぽく変えちゃうか。
   ベロムーチョ・ダニーとか。(悩みながら、下手へ)
   ベロムーチョ…ウィリアムスとか!
   ベロムーチョ…フォー!ジャクソンとか!
   ベロムーチョ…アイヤー!チェーンとか!」
??「武田…」
武田「いや、チェーンはアメリカっぽくないよな」
??「武田…!」
武田「ノンノンノン!アイアム・ノット武田!」
??「武田!!」
武田「って、この声は…!!」

しばらく、聞こえてくる声に気づかず独り言を言って盛り上がっていた武田ですが
声の主に察しがついた武田は慌てて辺りを見渡します。
帽子を目深にかぶって立つスーツの人の帽子を外してみますが、それはハズレ。
でも響くお馴染のイントロに辺りを探し続けると下手通路から西村、上手通路からボスが登場!!!

♪ダンディー

街の人に扮したダンサーたちも引き連れて、ダンディに歌い踊るボス!!
ボスがセンターに到着する前、武田がその位置を一生懸命掃除していたのが印象的です(笑)
しかし、ボスは相変わらずの安定感ですね…!!
しっかりバッチリ歌い上げた所で、武田が感動の再会に目をうるませていると、二人からはまずツッコミが(笑)

西村「おい武田!誰がダニーだ、ジャクソンだ!」
ボス「紐育を満喫してるようだな。着るものまで、すっかり変っちまって」
西村「これ、あれか?ブロードウェイ最先端の流行か何かか?」
武田「何言ってるんですか!これには訳があってですね!
   っていうかボス〜〜!!(感極まってボスにハグ)
   アニキ〜〜!!紐育まで何しに?」
ボス「決まってるだろ、スターファイブさんの舞台を見に来たんだよ」

にこやかなボスの渡米の理由に、武田は一瞬虚をつかれて言葉を詰まらせます。

武田「それだけ?それだけの為に、わざわざ?」
ボス「それだけだと…!?お前、流浪の旅を続けている間に、大切なものを忘れちまったんじゃねぇだろうな」
西村「(びしりと明後日を指さし)そこに音楽がある限り、歌って踊らずにはいられない」
ボス「そこに舞台がある限り、見て応援せずにはいられない!
   それが俺たち………ダンディ団!!」

西村の台詞の後、キメポーズを入れようとする武田ですが、ボスがさらに続けたので一瞬戸惑っていましたが
即座に対応して、長めの決めポーズもばっちり決めました!

武田「いやいやいや最・先・端!なんか、言う事も増えてるし!
   今までは、そこに音楽がある限り、歌って踊らずにはいられないだけだったのに
   そこに舞台がある限り、見て応援せずにはいられない!それが!!
   あ…(気まずそうに下手へ歩き)スゲー言い辛いんですけど、スターファイブ
   今休演中ですよ(武田の一言に、ショックを隠せないボスと西村)
   次の舞台は一カ月…いや、二か月先だったかな」

目を合わせずに言う武田の後ろで、頭を抱える西村と、うろたえるボス。
ショックついでに、西村は武田に飛び蹴りをおみまい!(笑)

西村「バカ!!なんでそれを先に言ってくれないんだ!」
ボス「紐育まで来ちまって、どうしてくれんだ!」
武田「無茶言わないでくださいよ!二人が来ることだって知らなかったんスから!!」

起き上る武田に、西村とボスはいつもの調子で無茶振りを。

西村「ボス、とんだ無駄足になっちまいましたね」
ボス「このまま帰るのも癪だな…おい武田。
   お前、このあたり案内しろ」
武田「ええっ!?」
ボス「舞台が見れないなら、せめて観光くらいしないとな」

悠々と言い放つボスに、武田は目を泳がせながら口を開きます。

武田「いや…ご案内したいのは山々なんですが、でも俺いま仕事の途中で…」
西村「お前、ボスと仕事とどっちが大事なんだよ!」
武田「なんスか、その我儘な彼女みたいな言い方!
   (西村に首根っこを掴みあげられて)……ボスです」

有無を言わせない西村とボスでした(笑)
西村が武田を離し、立ち上がったところで改めて号令をかけます。

ボス「おう。じゃあ行くぞ!」
武田「はい!」

と同時にクラクションが鳴り響き、驚いた武田がボスに一瞬抱きつき、その勢いで西村にも抱きつこうとしますが、それは軽くスルーされていました(笑)
三人が下手へと下がると、街の人々に扮したダンサーの人たちを舞台に残し、上手から聞きなれない曲と共にダイアナ、リカ、サジータが楽しげに踊りながら登場
(リカはマントをつけていたため、肩にノコが乗っていませんでした)

♪恋バナ

まさかの新曲!!
舞台中央で楽しげに並んで歌うこの三人の歌はすごく可愛かったです!
ということで、一応耳コピ歌詞を…

三人
誰かが誰かに恋してる
そんな噂で盛り上がる
どうしてこんなにワクワクするの

サジータ
ランチのデザートは恋バナにして

ダイアナ
誰かが誰かに恋してる ステキ

サジータ
もしかしてその話 あなたの事

ダイアナ
いいえ違います これは噂話

リカ
だけど わからない
なんで恋をするの

サジータ
それは相手を認めるから

リカ
だけど認めてくれないときは?

ダイアナ
それでもいいの
私の気持ちが あなたを好きならば

三人
誰かが誰かに恋してる
そんな話で盛り上がる
どうしてこんなにワクワクするの

ここの間奏部分で、街の人の恋愛模様を見るそれぞれの反応が面白かったです。
特にキスシーンを目撃した時の反応が、サジータさんは口笛を吹かんばかりの笑顔で、ダイアナはきゃっと驚いて顔を手で隠していました。
リカは、とにかく楽しそうに走り回ってました(笑)

リカ
恋は刺激的
いつもドキドキする

サジータ
恋は終わる時がくるけど

リカ
冷めてしまえば終わりじゃなくて

ダイアナ
誰かを好きになることで 次の恋が生まれて行く

三人
誰かが誰かに恋してる
そんな噂で盛り上がる
どうしてこんなに ワクワクするの
恋には不思議な力があって

サジータ「恋する」リカ「恋する」ダイアナ「恋する」
二人だけじゃなくて
噂を話すあなたを含め
周りの人も元気にしちゃう
サジータ「だから」リカ「だから」ダイアナ「だから」
恋しましょ
リカ「あー」サジータ「あー」ダイアナ「あー」
恋をしましょ!

とにかく終始元気な曲でした!
三人は笑顔のままダンサーさんたちと下手へ。
続いて、舞台中央から現れたのは、私服のジェミニと昴さん。
(ジェミニは帽子無しでした)
これまた聞きなれないメロディー…新曲第二弾です!

♪恋のetc

ジェミニ
恋はとんでもない 心乱れ ボクがバラバラ
なんでなんでなんで


それは病気だから仕方がないのさ
どうせ冷めるもの 恋は 2年 2年

ここで、ラッシー先生と一人の女性ダンサーが舞台上に現れて、歌の間にダンス。
この二人は、正装でした。
そして、舞台の上段上手から買い物を終えてそれぞれ紙袋を抱えたプラム、大河、杏里が現れて、しばし何かを話していましたが
歌が2番に入るところで、そのまま下手へと歩いて行きました。

ジェミニ
恋はとんでもない 恋が2年ってどういうことさ
なんでなんでなんで


それは君の脳が発熱するから
そして発熱すると危ないから 脳が冷ます それが2年
だから2年で冷める

ジェミニ
ふーん?

ここで長い間奏になるのですが、ラッシー先生と女性ダンサーのペアダンスが中央で繰り広げられ
昴曰く「2年の恋」を表していました(ジェミニと昴は、上手の階段付近でそれを見ていました)
はじめは仲睦まじく踊っていたのですが、最後は女性の強烈な平手打ちがラッシー先生の頬に炸裂。
そのショックのまま、ラッシー先生は下手へはけて行きました。


それでも恋をした方がいい
恋は捨てたもんじゃない
自分じゃない他人と出会う事で人は成長できるから

自分のパートを歌いながら、前に出てくる昴さん。
女性ダンサーが下手でしばらくソロダンスを踊っていたのですが、昴さんのパートが終わると下手へはけて行きました。
そして、ジェミニも立ち上がり、二人が舞台前方で歌っている最中に、舞台の奥では転換が行われていました。

ジェミニ
そうか恋に悩んで苦しい気持ちも きっといつかわかるんだね
恋は成長のエトセトラ

二人
恋は頑固な自分を優しく壊すもの
胸を張り生きる力
ジェミニ「恋は」昴「恋は」
ジェミニ「恋は」昴「恋は」
恋は成長のエトセトラ

最後は上手に現れたドリンクバー前でお互いに背中合わせのポーズ。
二人に当たっていたスポットが消えて、代わりに舞台全体に照明が入って下手上段からサジータ、リカ、ダイアナも登場。
(ちなみに、このときのリカはマント無しで、肩にノコをのせていました)
そして、舞台中央から大河とプラム、杏里が袋を抱えて入ってくると、場は一気ににぎやかに。

リカ「あ!しんじろーー!」

まずリカが新次郎に最初に声をかけると、気づいてなかったジェミニと昴も振り返り全員の注目を受けることに。
新次郎と目があった瞬間、ダイアナのようにくらりとよろめくジェミニがものすごくかわいいんですが!!
そして、それを支えてあげる昴さん(笑)
ちなみに、下手ではダイアナが似たような状態になっていましたが、こちらはとにかく胸が高鳴っているようでした。

大河「あ、皆さん!ちょうどいいところに。
   みんなに聞いてもらいたいことが」

けれど、そんなスターファイブの様子には気付かず、ドリンクバーのカウンターに荷物を置いて意気揚々と話しだそうとする新次郎なのですが…

ダイアナ「大河さん〜!(がしっと新次郎の両手を掴んで)
     あのですね、昨日セントラルパークで
     可愛い小鳥の巣を見つけたんですけど
     一緒に見に行きませんか?」

まずはダイアナさんの先制攻撃!(笑)
突然のことで、おそらく新次郎の中では超高速LIPSがタイムアップするころにサジータがダイアナの腰を掴んでひきはがし、代わりに自分が新次郎の目の前へ。
この時、上手ではジェミニが昴さんに「どう誘えばいい!?」とマジ相談していました(笑)
そして、その悩みに真面目に付き合ってあげる昴さん(笑)

サジータ「新次郎、今度二人で遠出でもしないかい?
     気晴らしにさ」

その間に、サジータは新次郎の肩に右手を置き、空いている左手を自分の口元に当ててから、あっけに取られてるままの新次郎の口元に…!!
あと数センチで間接キス―――!!というところで
昴さんから「ラリーと一緒」とアドバイスを受けたジェミニが即行動!!(笑)

ジェミニ「ねぇ新次郎!久しぶりに、ラリーに会いに行かない?
     (自分の腰に新次郎の両手を添えさせて)ラリーも会いたがってるよぉ〜!」

くるりと新次郎を自分の方へ向けて、エア乗馬で早くもデートに思いを馳せるジェミニですが…

リカ「しんじろー、リカお腹すいたぞ〜!!
   腹ペコ、腹ペコ〜くるくるくる〜〜!」

すかさず、下手から回り込んできた、リカに新次郎を奪われていましたが、気付かずしばらくエア乗馬続行なジェミニ(笑)
この間、下手ではサジータとダイアナによるある種の不毛な争いが繰り広げられてました(笑…といっても、お互い、行こうとしたら相手の腰を掴んで下げさせるという微笑ましいものでしたが)
でも、リカが言葉通りくるくるくる〜!と回転したのでその勢いで昴の方へ飛ばされる新次郎(笑)
もちろん、昴さんはそれを支えて上げます。

昴「大丈夫か?新次郎」

これ、初日の台詞なのですが……個人的におほーーー!!となりました!
だって、昴さんはゲーム本編でパートナーに選ばない限り、こう呼んでくれないんですから!!
実は昴さんも静かなる参戦表明か!?と思ったのですが…二日目以降、きっちり「大河」に修正されていました(笑)
なんだ、単なる間違いだったのか(爆)
と、ここまでずっと場に流されていた大河ですが、ここで止まったことでハッとなって昴に向き直りました。

大河「ああ!そうだ昴さん!あのですね、ぼく閃いたんです―――!」

ですが、そんな新次郎の言葉をさえぎって、自分の主張を通すために再び、今度は他のメンバーを気にすることなく全員が上手にいる新次郎のもとへ詰め寄ります。
そんな大騒ぎしているところで、下手上段からサニー、ラチェットに案内されて織姫、レニの四名がロビーに現れるのですが入って早々の大騒ぎにラチェットが足早に階段を下りていきます。

ラチェット「ちょっとなにしてるの、あなたたち!」

ですが、話に夢中になっている面々はラチェットの声に気づかず、大騒ぎ続行。
そこに…

織姫「たのもーーーーーーーー!!!!」

ものすごい勢いで突き抜ける織姫の声!!!(笑)
さすがにこれには全員が注目。
一番近くでそれを聞いたレニは、耳に手を当てていましたが、ゆっくりとそれを外すと、まずツッコミを。

レニ「織姫……ちょっと使い方違うかも」
織姫「そうでしたか?でも静かになったでーす」

悪びれる様子もなく、いっそ得意気な織姫と、それを黙って見守るレニを見て昴さんが珍しく表情ごと驚きを表しました。

昴「織姫…!レニ!」
ジェミニ「帝都花組の…!」
織姫「チャオ!ソレッタ・織姫でーす!」
レニ「こんにちは。レニです」

昴さん以外は、急に帝都花組のスタアが来たことに驚き、喜んでいますが
やっぱり昴さんはどこか複雑そうな顔をしています。
突然やってきた二人が階段を下り、下手へやってきたところで、ラチェットがドリンクバーの前で並んだメンバーの前へ。

ラチェット「星組のみんなを紹介するわ。
      まず、ジェミニ。
      サジータ。ダイアナ。リカ。
      そして、隊長の大河くん。
      (咳払いをして促すプラムと杏里を見て)
      プラムと、杏里」

それぞれ「こんにちは!」と言われたら同じように返す二人。
(礼をしたら、礼を返し、という具合。リカが片足を前に「こんにちは!」と元気よく挨拶したら、その通りに二人とも返していました)
そして、最後に残った昴さんは、お互いに目を合わせて一瞬他とは違う独特の空気が流れます。

ラチェット「昴は…よく知ってるわね」
織姫「もちろんでーす」
昴「相変わらずだな、織姫」
織姫「チャオ、昴!」
レニ「昴…久しぶり」
昴「レニ…(数歩前に出て)…織姫の保護者役、御苦労さま」

ぺこり、と頭を下げる昴さんの絶妙な間(笑)
これに面喰って食ってかかる織姫ですが、その後ろでレニは微笑んでいました。

織姫「ちょっと、どういうことですかー!!」
レニ「もうだいぶ慣れた」
織姫「それもどういう意味ですかー!!
   (くすくすと笑うラチェットに)ラチェット!」
ラチェット「あなたたちがこんな風に話をするなんて、想像もつかなかった」

織姫を中心に賑やかなやりとりをしていた面々ですが、ラチェットの一言をキッカケに
全員が記憶をたどって、複雑な表情を浮かべています。

昴「欧州星組か…」
ラチェット「まさか、こうして再び顔をそろえる日が来るなんてね」
レニ「あの頃…欧州星組の頃は、みんなとロクに話もしなかったから」
織姫「そうですか?(ひらりとテーブル席に座りながら)結構話してたと思いますけど」
昴「たしかに、織姫は話していたな。極めて一方的に」

下手へ歩きながら指摘する昴に、立ち上がる織姫(笑)
この四人の会話に、完全に置いてきぼりになっているリカ、ジェミニ、プラム、杏里、大河、ダイアナ、サジータ。
全員、互いに顔を見合わせては首を傾げます。

リカ「なぁ、欧州星組ってなんだ?紐育星組の仲間か?」

そして、疑問に思ったらすぐ口に出すリカが一歩前へ出て、質問を。
さて、どう話せばよいものか…とラチェット、サニーへ視線を滑らせる三人。
ずっと下手で話を見守っていたサニーがどうぞ、と手で合図をしたので昴が一歩前へ。

昴「欧州星組とは、帝国華撃団発足の数年前に編成された、霊的都市防衛の実験部隊だ」
織姫「(それでも首を傾げるリカに)つまり!
   超天才ばっかりを集めた、超優秀な部隊ってことでーす!
   まぁ、半年もしないうちに解散しちゃいましたけど」
サジータ「え?超天才ばっかり集めた、超優秀な部隊なのに、なんでそんなすぐに解散したんだ?」
織姫「それはですねー…あれは、何年ぐらい前でしたっけ?」

少しためらいつつも、そのまま話し出しそうな織姫に、レニが慌てて前にでて話を遮ります。

レニ「あああ!織姫、そろそろシエスタの時間じゃない?」
織姫「え?」
レニ「シエスタ!お昼寝。寝ないと肌に悪いんでしょ?
   特に今は長い船旅で疲れてるから…ほら!いつもより肌にハリがないよ!」

レニに気押されるまま、下手へと向かう織姫。
一瞬目を合わせた昴が“よく話を遮った”的に頷いていたのが印象的です。

織姫「そんなこと…(そっと両手で頬に触れて)あるでーーす!!
   (わなわなと手を見つめながら中央へ)手袋越しににもわかる乙女の肌のピンチ!
   ラチェット、すぐにベッドを用意するでーす…」(二日目はベッドプリーズになっていました)
ラチェット「はいはい。じゃあ案内するわ」(二日目はすぐにベットを用意するわ)

ショックを隠さず、後ろから織姫の肩を掴んだラチェットが苦笑いを浮かべながらも、素早く反転し、揃って舞台の奥へ。
それに、レニもすっとついて行きます。
慌てたのは、話に聞き入ろうとしていた欧州星組を知らない面々です。

サジータ「ちょっ…あたしの質問の答えは!?」
織姫「シエスタ!!」
サジータ「シエスタって…」
昴「それを聞いてどうする?
  昴は言った……ただの昔話にしかすぎない、と…」

まだ食い下がりそうな勢いのあるサジータを、昴は厳しい視線と言葉でピシャリと諫め、そのまま下手で沈黙。
これ以上の詮索は無用、と全身で示し、動けなくなってしまった紐育メンバーに、サニーさんが話題転換の意味を含めて訊ねます。

サニー「ところで君たち、さっきは何をそんなに話していたんだい?
    何か、面白いことでもあったのかい?」

この一言に、全員が先程までの争奪戦(笑)を思い出し、昴以外の四人が一斉に新次郎を捕まえにかかったのですが
それよりも早く新次郎が歩き出し四人は空振り(笑)
真直ぐ進むその先に昴さんがいたので空振り組が「ああ!?」となったのですが、新次郎はそこでは立ち止まらずそのままサニーさんの前へ。
この時の四人の反応が「なんだ、サニーか」と安心しきったのがツボでした(笑)
そして、昴もそんな新次郎の背中を見つつ、じりじりとお互いの動きを警戒する四人の方へ。
(この時、さりげなくノコを手にして今回もひっそりばっちりノコ芸を披露することに(笑))

大河「サニーさん…!」
サニー「どうしたんだい?そんなに瞳をキラキラさせて」
大河「あの…次の舞台についてなんですけど
   ぼくに任せてくれませんか?」

ちなみに、プラムと杏里は新次郎を応援するべく、上手から下手へ移動して二人の会話を後ろから食い入るように見つめています。
自分から舞台にかかわりたいと言い出した新次郎に、サニーさんは声のトーンを落として諭す。

…のですが、そんなシリアスムードお構いなしで上手ではスターファイブの攻防戦(笑)が続いています。
一番手を取ろうとしたジェミニを慌てて引き戻した事をキッカケにお互いがお互いを牽制(笑…この時のジェミニが、前に垂らしている髪をくるんと指で整えてから歩き出すのが可愛くてツボです)
ノコを好きに散歩させる昴さんを中心に、全員が中腰になってぐるぐる回るのは、下手とのギャップも手伝って本当におかしかったし、目が離せませんでした(笑)

サニー「ほう…君自らその台詞を言うという事が、どんなに重い責任を負うか、わかってるのかね?
    もう、サニーさんに言われて、なんて言い訳はできないよ?」
大河「それでも、ぼくはやりたいんです!
   紐育の人々が明るく、元気になれる舞台を!」

どこまでも真直ぐに、自分が描く未来に向かって目を輝かせる新次郎。
胸に手を当てて、きっぱりと言いきるその姿を、サニーさんは正面から受け止めて深く頷くと舞台中央に向かって歩き出します。

……と、下手ですっごい真面目なシーンが繰り広げられているのですが、上手でのスターファイブはまだまだバトル中(笑)
ついにみんなが動き出そうか!というところで、ようやくサニーさんの動きに気づいて舞台中央へと意識を向けます。
(このタイミングで、昴さんはノコをリカの肩に戻していました)

サニー「そうだね、確かに昨今はやれ失恋映画だって湿っぽくていけないよ。
    ブロードウェイ、いや紐育は常に明るく華やかでなくてはならない!
    (振り返り、下手にいる大河を見つめる)それを、君が取り戻してくれるのかい?」
大河「……はい!!」
サニー「…そこまで言うなら、君の熱意を信じよう!」
大河「ありがとうございます!!」

深々と頭を下げる新次郎に、表情を明るくして「良かったわね!」とそれぞれ声をかける杏里とプラム。
手を取り合って喜び…その流れで振付へ(笑)
そして、サニーさんは舞台中央で両手を広げて高らかに言い放ちます。

サニー「紐育に煌めく夢。それがブロードウェイ。それこそが紐育!」
プラム「♪煌めく夢」
杏里「♪輝く夜」
ワンペア「♪ここは全て 叶う場所だ ブロードウェイ ブロードウェイ ブロードウェイ!」

♪バラ色の人生

前奏部分で「みんな、ぼくに力を貸してほしい!」と舞台中央で呼びかける新次郎に頷き、全員で歌い踊ります。
久しぶりの曲ですが、このストーリーの流れにピッタリだと思います…!
一番とラスサビのみの短縮版(というか、長い間奏部分とささやき声の「開け open the door」の部分が無い感じです)
(二日の昼は、ダンスの勢いかリカの肩からノコが飛んで行ってしまい、曲の後半ずっとリカがノコを片手に踊っていました)

ラスサビで全員で歌い上げる「ブロードウェイ」には圧巻の一言。
(空耳かもしれませんが、最後のコーラス、レニや織姫の影コーラスが入っている気がしました)
明るく華やか、これこそがサニーさんが言ったブロードウェイ!
圧倒されるまま拍手をしていると、幕が下りて一幕終了!!

もう一幕終了!?と思わずにはいられなかったです。
今回は本当に引き込まれた!
その余韻に浸るように拍手をしていると、ほどなくして上手から息を整えつつプラムと杏里が駆け込んできました!(笑)

ワンペア「はい!…せーの!三分間ショッピングゥ〜〜!」

帝都とは違う、紐育用の3分間ショッピングのテーマに合わせて、中央へ向かう二人に続き、上手から商品が乗ったピンクのワゴンを押して新次郎も登場!
曲に合わせて三人が中央を位置取って、いざ三分間ショッピングのスタートです!

大河「はい!本日ご紹介するのは…」

と、プラムと杏里に挟まれた新次郎が商品を紹介しようとしたら下手から「ダンディー!ダンディー!」と言いながら武田が登場!
もちろん今回の公演グッズを身につけて!(笑)
三人の周りをしばらく走っていたのですが

プラム「なんか、蚊がいるわね」
大河「夏ですからね」

とスルーされてたので(笑)上手で「ダンディー体操始めー!」と首にかけていたタオルを外して、ストレッチ。
もちろん、ダンディーを歌いながら(笑)
プラムさんが「そろそろ気づこうか?」と前置きしたので、頷いた新次郎が上手にいる武田に近づいて声をかけます。

大河「あの、ダンディー体操している所すみません!それって、もしかして!」
武田「(ニヤリと笑って)おめぇさん目が高いね!
   これは、リトルリップシアター特製のスポーツタオルだろ
   ロゴ入りTシャツに、そしてハーフなおパンツだよ!」

それぞれ、アイテムを目立つように掲げたり、つまんだり、ハーフなおパンツを穿いた太ももを叩いてみたりとアピール。
そうか、今回の服アイテムはトレーニングアイテムでもあるのですね!(笑)

大河「着心地はどうですか?」
武田「もうね、最高だよ!(タオルを軽く掲げて)軽くて肌触りもいいしな!
   ちょっと、それもうちょっとこっちにやって(プラムと杏里に、ワゴンを少し前に出すように指示)
   これ着てると、こんなことも!」

軽く助走をつけて、武田は跳び箱の要領でワゴンを飛び越えて下手へ!
予想していなかったアクション的な動きに、思わず拍手!

プラム「きゃっふ〜〜ん!もう、素晴らしいわね!惚れちゃいそう!」

と、プラムは武田の肩からタオルをするりと外してタオルに頬を当ててうっとり(笑)
武田ではなく、タオル効果のようです(笑)

大河「いいな〜ぼくもこんなスポーツタオル欲しいな〜!」
プラム「このタオルが欲しいなってそんな風に思ってるそこのあなた!」

と、ここからプラムと杏里の猛烈売り込み!(笑)
詳細を書いたメモがなぜか抜けてるのですが(滅)…Tシャツは「メッシュ素材で着心地抜群!お値段…3000円!」と紹介して
「そして、暑い夏をクールに乗り切るハーフなおパンツ。お値段…3500円!!」と紹介。もちろん、タオルも。
その全てに「安い!!」とお約束の掛け声をする客席!!(笑)

杏里「これらすべて、リトルリップ青年館物販コーナーでお買い求めいただけます!」
大河「皆様どうぞ、よろしくお願いします!!」

全員が深々と頭を下げて、今一度のアピール!
今回、会場ではかなりタオルが売れていたようです。
かなり細かく印刷が綺麗に出る仕上がりだったので、現物を見て購入を決めた方が多かったのでしょうか?
と、ここで武田がいち早く上手へと走り出しました。

武田「ダンディー!ダンディー!(袖に入る瞬間振り返り)おう、しっかり売れよ!!」

珍しく、カッコ良く去っていきました!(笑)
それを見送り、一拍後「以上!三分間ショッピングでした〜!!」と締める三人。

大河「はい!!ここからは、地上の戦士振付&バキューン講座です!」

そして、間髪いれずに次のコーナーへ!
そう!そういえば今回前説にこれがなかったんですよ!!
ぶっつけ本番か!?と思っていたのですが、そこはきっちりフォローしてくれました!
ということで、サビの部分を新次郎の歌でみんなでおさらい。新次郎がアカペラで歌っていたのですが

プラム「キーが高い!」
大河「ぼく仕様です(笑)」

ちょっと高めに歌っていたので、プラムからツッコミが入りました(笑)
順調に進んでいたのですが、最後のキメ「我ら紐育華撃団」の部分で上手から駆け込んできて、バキューンだけしていく武田(笑)

杏里「…今のなんですか?!」
大河「幻覚ですかね?いや、残像ですね。気にしないでください!」

イキナリ目の前に武田が現れて去って行ったので、杏里が困った顔してました(笑)
「二番では歌詞が変わりますが、振付は同じです!」と新次郎が補足を入れて、次の講座に。

大河「では、続きましてバキューン講座に行きたいと思います!!
   ぼくが、せーのと言ったらこう、ポーズをとってくださいね!」

お馴染の説明で、レクチャーして行くのですが…ここでもバキューンで武田が登場!
今度は下手から(笑)
しかも、すぐにはけず、しばらく下手の階段でバキューンを繰り返していたのでプラムさんが無言で下手へと手まねき。
するとボスと西村が回収に現れて、西村が武田を取り押さえ、ボスが一斗缶の蓋で本気のどつき!(笑)
やっぱり、武田を叩くには一斗缶ですよね!!!(大笑)

武田「あ、ボスTシャツ買いました?タオルは?
   (再びバシッと叩かれる)いってーー!!」

そのまま、下手へと引きづられて行きました(笑)
それを見送った三人は、今度こそ締めへ。
あ、二日目の夜からは、二階席は立たないでと新次郎の注意事項が増えました。
初日は言われなかったのに、夜から増えたってことは昼に立ってしまった人がいたのでしょうね。

大河「はい、というわけで地上の戦士&バキューン講座でした〜!」
プラム「では、ここから20分の休憩です!」
杏里「皆さん、おトイレやお買いものやお買いものやお買いものなどおすませくださいね」
大河「それでは、ぼくたちも行きましょうか!」

三分間ショッピングの音楽が流れる中、元気に下手へ向かう三人ですが、ワゴンを忘れていることをプラムや杏里に指摘され、ちょっと戻ってワゴンを押す新次郎。
でも、曲の終わりと共にきっちり下手へたどり着いて笑顔で手を振って去って行きました!


この3分間ショッピングのコーナー、なんと前説同様交互に日替わりでした!!
ということで、もう一つのパターンも…

プラムさんが「本日ご紹介します商品は…」と話し出すと下手から扇子を手にした双葉さんと、オペラグラスで辺りを見渡すラッシー先生がやってきました!


大河「あれあれあれ?母さん、にラッシー先生、良い物持ってますね〜!」
双葉「これか?いいだろ〜!
   これは、松原先生の素敵な描き下ろしが入った特製扇子だ!
   センスが良い!扇子が良い!」
杏里「そしてこちらは、ロゴ入りオペラグラスですね!」
プラム「白と青の二種類があるのよね!」
ラッシー「その通り!よくできました!」
大河「なんだかすごい説明くさい台詞ですけど…(笑)
   どうですか?使ってみて」

まぁ、そういうコーナーですから(笑)
しかし、ここでも楽しげな双葉さんは本当に今回弾けています(笑)

双葉「やっぱり、日本の夏はこれだなぁ
   和の心を忘れてはいかん。(下手にいた杏里に近づき、一緒にあおぐ)
   暑い夏は、こうして雅に涼もうぞ」
杏里「私も、和の心を忘れないようにしたいです!」

ラッシー「普通、舞台は全体を見るものですが
     お気に入りのスターは、少しでも
     近くで見てみたい!それが、ファン心ですよね。
     そんなときはこのオペラグラス!
     (上手に向かい、くるりと振り返って新次郎の顔を凝視)…あ!大変。毛穴!」
大河「ヤダ、恥ずかしいっ」

両手を頬に当てて照れるなんて、なんでそこで女性っぽいんですか!!(笑)
あれですか、プチミントの心が…と思っていたら

大河以外「…は、置いといて」

と、全員でツッコミが入って即座に元に戻りました(笑)

大河「和の心に、ファン心。どちらも大切にしたい心ですね。
   でも…お高いんですよねぇ〜〜」
プラム「はい〜…スターファイブの風が香る、この扇子。
    今回、頑張りました。
    …2000円!!」

この時のプラム、通販会社トーカ堂の社長さんのモノマネをしていたので、わかる人には面白くてしょうがなかったみたいです(笑)
もちろん、掛け声は「安い!!」のみ!(笑)

プラム「そして、武道館でもきっと役立つ、このオペラグラス!
    こちらも、頑張りました。
    …1500円!!」

確かに、武道館では必須アイテムかもしれません(笑)
こちらにも「安い!!」と声をかけると、再びオペラグラスを覗きこんだラッシー先生が双葉さんをロックオン。

ラッシー「双葉さん!!事件です!
     お肌のハリが、まったく!完全に!なくなってます!!」
双葉「そんなこと…(頬に手を当てて)あるでーーす!!
   乙女のピンチでーす!シエスタしまーーす!!」

すっごい似てる!テンションまで似てる!!(笑)
フラフラと下手へ帰る様まで似てる(大笑)
その後をついてラッシー先生も下手へ。

三人「以上!三分間ショッピングでした〜〜!
   ジンジンジン! ジンジンジン!」
プラム「懐かしい!」

はい、懐かしいですが客席は即座に対応です(笑)
続いてこちらも地上の戦士&バキューン講座に。
ちなみに、武田の乱入はなく、至極平和に終わりました(笑)
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2011/08/06 15:57:57 [ノートメニュー]
Re: 紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜レポート [返事を書く]
第二幕その1


さぁ、ここから第二幕!
毎回思うのですが、休憩20分て長いようで短いですよね!(爆)
席に戻ると、ほどなくして会場が徐々に暗くなり、照明が落ち切ったところで曲のイントロが。

♪ザ・シティー

幕が上がると紐育の街並みをバックに中央に集まる紐育メンバーの姿が!
立ち位置はこんな感じです。

ラッシー、双葉        新次郎、サニー
        プラム、杏里

やはり、メインボーカルであるプラムと杏里がセンターに。
ちなみに、このメンバーの後ろにはダンサーズも控えていたためすごく豪華な群舞となっていました。
さらに舞台上段には西村、ボス、武田とダンディ団も勢ぞろい!

この曲はフルコーラスだったので間奏部分で昴、リカ、ジェミニ、サジータ、ダイアナも上手から登場!
中央で昴→トロンボーン、リカ→ドラム(スティックの代わりにサイリュームを持っていました)
ジェミニ→ピアノ。サジータ→ギター。ダイアナ→サックスのエアバンド。
そして、間奏部分が終わる前に、下手へ去って行きました。

紐育初期の曲ですが、これもすごく舞台映えする一曲ですよね。
最後は新次郎がセンターでプラム、杏里と共に決めポーズ!
思えば、新次郎が初めて歌ったのはこの曲でしたね。

曲が終わり、物語が動き出すと同時に「新くん!」と双葉さんが手まねきしますが
新次郎はそれをスルーしてその隣にいたラッシー先生と舞台の相談をしながら下手へと去ってしまいました(笑…双葉さんもそれを追って下手へ)
杏里とプラムが上手へと去り、ダンサーの皆さんも紐育の街を行き交う人々として動き出す中、サニーさんが下手へ向かいながら両手を広げます。

サニー「いや〜歌って踊る!楽しいね〜〜!
    ああでも、楽しんでばかりもいられない。
    ここのところ忙しくて書類が山積み!
    早く処理しないとラチェットに怒られちゃう」

ぼやきつつも、仕事をするべく下手へと歩き出しますが、舞台中央から現れたダンディ団の武田に声をかけられて足を止めます。

武田「サニーの旦那!」
サニー「ん?私を呼ぶ声が?…でも、あんな汚いだみ声、覚えがない!」

さすが!すっぱり切りましたね(笑)
そのまま去ろうとするサニーさんに慌てて駆け寄り、その手を掴む武田。
その後ろで、ボスと西村は、紐育の街並みを眺めて観光中。

武田「ちょちょちょちょっと!!!
   リトルリップシアターに住み込みで働いているベロムーチョ武田ですよ!」
サニー「あー!!…思いだせない(ずっこける武田)
    あ、でも一人だけサンバのリズムで踊る使いっ走りがいたような…
    踊ったら思いだすかも」
武田「踊らないと思いださないんスか!」

こう振られたら、踊るしかありませんね(笑)
客席もわかってますから、即座に手拍子で乗せます(笑)
半ばやけくそに「ベロベロムーチョ、ベロムーチョ!」と踊る武田。
その動きにボスたちも振り返り、武田を挟んでサニーさんの存在に気づきます。
そして、サニーさんもパンッと手を叩いて

サニー「あーー!!思い出した!!(武田をスルーしてボスたちの前へ)
    たしか、以前お会いしましたよね。たしか……」
ボス「あー…たしか、あなたは……」
西村「たしか……あー…」
サニー「お二人は……あー、たしか…」

お互いに、ここまで出かかってるのに!という様子で必死に記憶を手繰る姿に業を煮やした武田が割って入るのですが…

武田「たしかたしかって、だからこちらがボスで
   こちらがリトルリップシアターのサニーさんでってうおぉっ!?」

邪魔するな!とボスに手で払われて舞台から落ちてしまいました!(笑)
もちろん、予定された動きですよ。アクシデントの類ではありません。
ここで、上手に現れた杏里、下手から現れたプラムが煮え切らない中央メンバーを見かねて、同時に手を挙げて合図。
すると、曲が流れだし先程までのもどかしさはどこへ行ったのやら、ビシッとポーズを決める三人(笑)

♪ゴールデンウェイ

ほどなくして武田も舞台上に戻り、ダンサーさんも加えた群舞で歌い踊ります。
そりゃあ、この二人が揃ったらこれを歌いますよね!!
間奏部分が一部短縮されていましたが、たっぷり堪能しました!!
そして、歌が終わると思いだすのでした(笑…ダンサーの皆さんは曲が終わるとそれぞれはけて行きました。プラムと杏里は、ラスサビへ向かうくだりで一足先にはけてました。)

ボス「あなたはリトルリップシアター、オーナーのサニーさん!」
サニー「そういうあなたたちはニッポンの歌って踊れるギャングのみなさん!
    いやー踊るまで思いだせないなんて、最近忙しくて疲れがたまってるのか物忘れが激しくて」
ボス「いやいや、こちらも時差ボケってやつですかね。失礼しました」

互いににこやかに挨拶をする三人に、武田は一人距離を取り下手で文句を

武田「ったく、なんだかんだで見せ場作っちゃって!
   ホンット目立ちたがり屋なんだからこの三人は!」

いやいや、武田。しっかり乗ってたじゃないですか(笑)
これにいち早く反応を示したのはサニーさん。つかつかと下手へ向かい、武田に詰め寄ります。

サニー「おやおや、ベロくん!なんですか、その態度は。
    私はあなたの飼い主!」
武田「ワン!!」(思わず、犬のように鳴く(笑))
サニー「じゃない、雇い主!(笑)
    仕事もせずに街をフラフラ!
    しかも雇い主に対する厳しいツッコミ!
    これは減給……チチチ、減給なんて甘いもんじゃない。
    解雇処分!!」

ハッキリと言い渡された武田。これにはさすがに慌てて叫び声をあげてサニーの足にすがりつきます。

武田「サボってたことは謝ります!この通り!!すみませんでした!」

土下座して謝る武田に、後ろからさらに助け船が。

ボス「それには、あっしらに責任があります
   こいつが使いの途中だってのを知りながら、無理やり連れまわしたんです」

ボスの真摯な態度に、思わず顔をそちらに向ける武田。そして、サニーさんもちょっと不本意そうですが頷きます。

サニー「わかりました、今回の件については理解いたしましょう。
    しかしこのベロくん、最近勤務態度が非常に悪い!」
ボス「出来が悪いのは、あっしもよく知っています。
   ロクな仕事もできないくせに、文句だけはいっちょ前でして。
   でも、根は真っ直ぐな奴なんです。
   それが証拠に、あっしはこいつに裏切られた事は一度もありません。
   信頼に、値するやつなんです」
武田「ボス…」(立ち上がり、ボスの背後、西村の隣に立つ)
ボス「どうですか…一曲歌って踊った仲じゃないですか。
   ここは、あっしの顔を立てて、今まで通り面倒見ちゃくれませんかね。
   お願いします」

ボスが当たり前のようにスッと頭を下げると、西村も「お願いします!」と綺麗なお辞儀を。
ボスとアニキの思いを垣間見た武田も「お願いします!!」と必死に頼み込み。
すると、目を合わせなかったサニーさんがようやく重い口を開きました。

サニー「ベロくん!…今日から一週間、シアター中のトイレ掃除を命じます!
    目も開けられないくらい、ピッカピカにするように!」
武田「……へい!!合点、承知!!」

威勢のよい返事に、一つ頷きサニーさんはそれ以上何もいわずに下手へ。
残されたダンディ団三人。
舞台中央にいる二人に、下手に移動して頭を下げる武田。

武田「ボス!アニキ!ありがとうございます!
   危うくまた食いっぱぐれるところでしたよ」
ボス「まぁ、今回はサボらせた俺たちも悪かったからな」
武田「じゃあ俺、さっそくトイレ掃除行ってきます!」

満面の笑顔で走り出そうとする武田に、何か言いたげに声をかけるボスですが、その戸惑いの表情はすぐに笑顔に変わりました。

ボス「あ……お、おお。行って来い。
   俺たちも後で、スターファイブさんのブロマイドでも買いに、寄るぜ」
武田「へい!じゃあ、後ほどリトルリップシアターで!
   待たせたな、マイケル(頭をなでる仕草の後、エア愛馬にまたがる武田)
   アディオス!アミーゴ!!」

勢いよく下手へと駆け出したその背中をしばらく見つめるボスに、西村が耐えきれず訊ねます。

西村「ボスいいんですか?」
ボス「何がだ?」
西村「武田のことですよ。舞台の事は口実で、本当は武田にダンディ団に戻ってこないかって言うつもりだったじゃないですか」

西村の口から零されたボスの真意。
ああ…ついに!?と思ったのですが、ボスは薄く笑って小さく首を振ります。

ボス「…ブラジルでコーヒー農園やるって出てったのに
   あっちこっち流れついちゃ、パシリみたいな仕事して。
   だったら花の帝都でギャングやってたほうがちったぁマシかなぁと思ったんだが
   …どんだけズタボロになってるかと思いきや、なんでぇ、イイ面してるじゃねぇか。
   戻ってこいなんてのは、大きなお世話だ。
   アイツが自分の足で歩いている以上…俺たちは、黙って見守るだけだ。
   アイツが足をくじいて立てなくなっちまったら
   手ぇ差し伸べてやろうじゃねぇか。
   それが俺たち、ダンディ団の絆ってやつだろ」

ボス…!!!
さすがの男気を見せたボスに、西村もそれ以上言葉を重ねることはしませんでした。

ボス「…ぽてと。じゃなかった、さてと(笑)
   俺たちも、居場所へ帰るとするか!」
西村「スターファイブさんのブロマイド買いに行くんじゃなかったんすか?」
ボス「ああ、スターファイブさんのブロマイドは欲しい〜〜…
   けど、またあいつと顔を合わせる事になるだろ」

陽気な声を出していたボスですが、最後はやっぱりどこか気まずそうで。
それを察した西村は、また口をつぐんでその背中を見つめます。

ボス「男に未練は必要ない。
   (バッと扇子を広げて)……行くぞ!!」
西村「はい!!」

そのまま真直ぐ、一度だけ少し立ち止まりましたが下手の階段を下り、客席を抜けて下手の扉へと去っていく二人。
この二人に、ダンディのメロディーはピッタリすぎて…!!!
男を見せてくれた二人に、自然と客席からは拍手が。

その間に、舞台上では転換が行われて、次なる場はリトルリップシアターのロビー。
BGMとして静かに流れるのはレニと織姫が歌ったあの曲の前奏。

♪心の置き場所

この時点で舞台上にいるのはテーブルに腰掛けてそれぞれおしゃべりを楽しむ二組の女性(ダンサーさんたち)
その女性たちに飲み物を運ぶ杏里。ドリンクバーの中で笑顔で働くプラム。
そして、カウンターでプラムと言葉を交わしながらグラスを傾けるサジータ。

この曲、前奏がすごく長いので(90秒ほどある)こういう使い方は大いにありだと思いました。
そしてさらに前奏に合わせて舞台に様々な人が現れます。

まず、下手からお皿に乗せたホットケーキを幸せそうに頬張るリカ。
同じタイミングで、上手からドリンクバーのカウンターでくつろいでいたサジータさんはおもむろに束ねた髪に手を伸ばし、一気にほどいて髪をかきあげます。
おおお、仕事じゃなくてプライベートモードに…!!

リカは近くにあったテーブル席に座る女の人たちにもおすそ分け。そのままカウンターの方へ歩いて行き、サジータにも勧めますが、サジータはやんわり首を振って断ってました。
ニコニコ笑顔でリカは上手へ。

そのリカを少し目で追ったサジータさんは、プラムに目配せして上手へ。
このあたりでテーブルが一つ空き、続けてもう一つのテーブルで談笑していた女性たちも立ち上がって下手へ去って行きました。
空いたテーブルを片付ける杏里。
すると、下手から台本を読みながらダイアナが入ってきたのですが
台本に没頭していたため前が見えず、舞台中央からエア乗馬して半分妄想の世界へ旅立っていたジェミニとぶつかってしまいます。
即座にごめんなさい!と頭を下げて台本を拾い、ダイアナに返すジェミニ。
それを笑顔で受け取ったダイアナは、今度は前を注意しながら上手へ。

ここで、舞台中央から織姫とレニが現れて最初に空いたテーブルに座って、杏里にドリンクをオーダー。
舞台に残ったジェミニが振り返ると、上段に新次郎の姿を発見してそちらへ向かうのですが
一足違いで上段上手から現れたダンサーのみなさんが二人の間に入り、先に新次郎と話を始めてしまいます。

輪に入れないジェミニ。そうこうしている間に話がまとまったのか、ひと足早く下手へと行ってしまう新次郎。
タイミングを逃したため、ダンサーさんたちに向かってもう!と頬を膨らませてからその後を追うジェミニ。
杏里が織姫の前にティーカップ。レニの前にアイスティーが入ったガラスのコップ(星のストロー付き)を置いて、杏里はそのまま上手へ。
それと入れ違いに昴が現れ、テーブルに座る二人を見てからプラムへ視線を合わせ、お互いに小さく頷くとプラムも杏里を追って上手へ。

ここで、織姫とレニは歌に入り、昴はそのままカウンターの近くから見守っていたのですが
「♪過ぎた時を想い〜」でそっと微笑むと、上手へ静かに去って行きました。

もともと、花組で得たものを二人が歌う歌だったのですが、今ここで聞くと…さらに沁みるものがあります。
立ち上がり、心をこめて歌う二人。途中、手を取り合う振付が、かなり印象に残っています。
「♪あなたがいる〜」の辺りで、舞台中央からラチェットが現れ、二人の歌を微笑みながら見守っています。
歌が終わり、再びテーブルに座った二人に向かい、声をかける。

ラチェット「変わったわね、あなたたち」
織姫「ラチェット」
ラチェット「(隣のテーブルに座りながら)どう?リトルリップシアターの居心地は」
レニ「うん、悪くないね」
織姫「それよりラチェット、わたし達が変わったってどういうことですかー?気になるでーす!」

質問を投げかけられたラチェットは、テーブルに頬杖をついて、足を組み遠くを見つめながら口を開きます。

ラチェット「言葉で言い表すのは難しいけれど…
      そうね、強いて言うなら
      あたたかい。とってもあたたかいわ」

そう口にしたラチェットの顔に自然と笑みが浮かんでいるのを見たレニと織姫も一瞬目を合わせて言葉を返します。

レニ「そういうラチェットも、ずいぶん変わった」
織姫「そうでーす。前は(立ちあがって、真顔で一歩前へ)
   効率的に。とか(さらに一歩前へ)合理的に。とか
   能面みたいな顔をして難しいことばーっかり言ってたでーす」

扇子を手に、中腰で能の型のような動きをしてテーブルの周りを回る織姫に、ラチェットは頬杖から顔を上げて反論。

ラチェット「まぁ、心外ね!それは、レニと昴でしょ。
      私は、よく笑ってたわよ」
レニ「ううん…あの頃のラチェットは、笑ってたけど、笑ってなかった。
   少なくとも、ボクたちに見せていた笑顔は本物じゃなかった」
織姫「そうでーす!
   偽物の笑顔は、能面と同じでーす」
レニ「でも、今の笑顔は本物だ…優しい笑顔だ」
織姫「いったいぜんたい、何があったですかー?」

レニと織姫の指摘に、言葉を重ねないラチェット。
それは、自分でも感じていたことだったのでしょうね。
そして、二人の疑問に、笑みをさらに深くして答えます。

ラチェット「…出会ったの。
      関わった人の考え方や、生き方まで変えてしまう
      サムシングエルスを持った隊長さんに」

それがとても幸せで、とても有意義なものと表情で語るラチェットに二人は目を見開き、素直に驚きを交わして声を上げます。

レニ「…大河新次郎?!」
織姫「ええーーー!?あのとっちゃんボーヤがですかー?!!」

とっちゃん坊やって!!!!(大笑)
思わず立ち上がってしまった織姫の相変わらず突き抜ける叫びに、笑わずにはいられませんでしたが
(ちなみに、「とっちゃん坊や」とは「大人でありながら、容貌やしぐさに子供っぽい一面のある人」という意味だそうで…使いどころとしては合っていますね)
話は真面目に続いて行きます。

織姫「なよなよしてて、いっつも困り顔ばっかりで、そんな人には見えないでーす!」
(レニも、無言ながら同じような気持ちでラチェットを見つめる)
ラチェット「たしかに、あなたたちにはそう見えるかもしれないわね。
      でも、彼だからこそできるやり方があるの。
      他の誰でもない、彼だからこそ語れる言葉。
      彼だからこそ、伝えらえる思い。
      そして、彼だからこそ描ける夢があるの。
      (静かに立ち上がり)…その夢を共に描きたい。そう思える、仲間」

台詞の、立ち上がった所から曲のイントロが入り、そのまま歌へ。

♪夢よ

こんなに良い流れで、ストーリーの中でラチェットさんの曲が聞けると思ってなかったのですが…本当に、この歌の生は迫力があってすごい。
毎回毎回、鳥肌が立つ歌なんて早々ない。
「♪いつも夢を追うわたしを 笑いなさい」の後のラチェットのテーマが響く間奏部分で、織姫とレニが立ち上がり上手へと移動したラチェットに声をかけます。

織姫「笑ったりなんかしないでーす」
レニ「うん。とっても素敵だと思う」

振り返り、微笑みを交わす三人。
そこへ、上手上段からノートを抱えて現れた新次郎。
それに気づいた二人は、それぞれに手を振って軽い足取りで下手へ去って行きました。
新次郎はそのまま残り、ラチェットの歌の間ずっとそこでラチェットを見つめていました。

二日の夜は、珍しく「希望と喜びを与えてくれる」の歌詞が飛んで「私に…喜びを与えてくれる」とあやふやに歌ってしまうハプニングがありましたが
最後は全日淀むことなく歌い上げ、くるりと振り返り、新次郎に軽く指先でエールを送ると、そのまま舞台中央の奥へ去って行きました。

大河「ラチェットさん…ぼく、やります!」

期待を背負った新次郎は、レニと織姫が座っていたテーブルにノートを置き、二人が飲んだカップやグラスをカウンターへ片付けながらさっそく舞台プランを考え出します。

大河「ん〜〜…やっぱり、子供から大人まで楽しめる舞台がいいな。
   うーん、じゃあやっぱり演目は…(カウンターからテーブルへ戻りつつ)
   まずは、スターファイブそれぞれの個性を見せるシーンが欲しいなぁ」

真剣に悩む新次郎のその後ろ、舞台上段の上手から昴さんが通りがかり、その姿を目にとめると同時にジェミニ、サジータ、リカ、ダイアナも上段に現れ
昴さん以外がそれぞれ新次郎を呼ぼうとしますが、それを昴さんが鋭く制してスターファイブ全員で新次郎を見守ることに。
そんな五人のやり取りには一切気付かない新次郎は、考えている事をどんどん口にしていきます。

大河「ジェミニは一生懸命さが伝わってきて、見てるこっちも元気になってくるんだよね
   (パチン、と指を鳴らして、席に座りノートを広げて、ペンを走らせる)
   じゃあきっと、この役がピッタリだ!」
ジェミニ「新次郎…」
大河「サジータさんの歌声はパワフルで、聞いてると勇気が湧いてくる!
   だから、こんな感じの曲を歌ってもらって」
サジータ「新次郎…!」
大河「リカはやっぱり元気が一番!
   この役で、劇場中を走り回ってもらっちゃおう!」
リカ「しんじろー…」
大河「あ、ついでにノコにも出てもらおうかな。(リカ、にししと笑って肩のノコに頬を寄せる)
   …ダイアナさんは、演技派だからなぁ
   普段のダイアナさんと正反対の、力強い情熱的な女性も似合うんだよね」
ダイアナ「大河さん…!」
大河「昴さんは個人主義
   ……に見えて、大人数のダンスのときはちゃんとみんなを気遣ってくれるんだよね。
   じゃあやっぱりダンサーさんとの群舞がいいかな」
昴「大河…」

一人一人をきちんと見て、理解して、適材適所にあてこんでいく新次郎の姿に、全員が感激して名前を呟く。
それぞれに目を合わせ、上段下手に集まるスターファイブ。

大河「…必ず、紐育に元気を取り戻してみせる。
   よし!やるぞ!!」

拳を握り締め、瞳を輝かせる新次郎の言葉をキッカケに、また聞きなれないメロディーが。

♪この道は

ついに、新次郎念願のソロ曲…!!!
スターファイブに見守られる中歌うなんて思ってなかったから、初日は新次郎の前向きさとスターファイブの温かな視線に胸が熱くなりました…!
個人的には、成長物語…というかロードムービーの挿入歌的なイメージのある曲でした。
以下、耳コピですが…最後だけどうしても一か所だけ聞き取れませんでした…

この道を ぼくは歩いてきた
誰かに言われて歩いてるわけじゃない

この道は ずっと続いている
だけどぼくの意思で歩き続けている

ときどき歩き疲れる そんな時は休もう
山を歩く時も 川を渡る時も

この道を ぼくは歩いてきた
誰かに言われて歩いてるわけじゃない

この道は ずっと続いている
だけどぼくの意思で歩き続けている

なんで歩いてるんだと 自分に問うけど
自分の足で歩かなくちゃ 未来に向かえない

そこにぼくの夢がある 落ち込むこともあるけど
それでも夢を描くと 勇気がわき上がる

ああ そしてまたぼくはまた歩きはじめる
(     ) ぼくの選んだこの道を

朗々と歌い上げると、ここでようやく振り返りスターファイブに気づく新次郎。

大河「みんな!いつからいたんですか?
   あ!聞いてください、舞台構成なんですけど…」

またもや新次郎が本題を話し出す前に、上段から階段を駆け下りてきたジェミニが頭を下げます。
続けて降りてきた他の四人も、新次郎を中心に舞台に散って(ちなみに上手側にダイアナリカ。下手側にジェミニ、サジータ、昴)ちょっと気まずそうな顔をしています。

ジェミニ「新次郎、ゴメン!!
     (ゆっくりと顔をあげて)新次郎がボクたちや紐育のみんなの事を考えてたときに
     ボク…自分のことしか考えてなかった」
サジータ「アタシも悪かったよ。
     誰よりも早く役者として一皮剥けたくて…ちょっと焦ってた」
ダイアナ「私も、頭ではわかってるんですけど上手く表現できなくて…
     情念と言う言葉に、つい惹かれてしまいました」
リカ「リカもごめんなさい!!
   みんなのおやつ、つまみ食いしちゃった!」

にしししし、と笑うリカの毛色の違う謝罪に全員が「え?」となりますが、次の昴さんで話題持ち直し。

昴「それはともかく。
  大河の話に耳を傾けようとしなくて、悪かった」

改めて全員でごめん!!と頭を下げるスターファイブに、新次郎も「ぼくの方こそ…すみませんでした!!」と同じか、それ以上の勢いで頭を下げる。
予想していなかった返しに「え?」となるスターファイブ。

大河「ぼくも、舞台の事で頭がいっぱいで…
   でもみんなも、ぼくに何か伝えたいことがあったんですよね?」

うわぁ、この新次郎…邪気がなさ過ぎてみんな眩しそう(笑)
というか、気まずそうに全員苦笑いを浮かべてやり過ごそうとしたのですが
「何ですか?遠慮なく言ってください!」と新次郎にダメ押しされてさらに目が泳ぐ。
が、一人思考回路がずれてたリカが思い出した!!と手を叩いて、再びコイの動きで新次郎達の前を横切って下手へ。

リカ「コイだぞ〜〜〜!!」
大河「こい?」
リカ「デートだぞぅ!!」
大河「デート!?」

ダイアナが叫ぼうが、ジェミニとサジータが止めようとするがお構いなし!(笑)
ですが、ここですかさず昴さんがポケットからラムネを取り出して、それで釣って終息(笑)
でも、話題投下された新次郎はきょろきょろとメンバーを見渡し答えを探すのですが…

サジータ「違う…違うぞ。
     ほら、なんか言いたいことがあったんだろ?」

ごまかし笑いを浮かべるサジータに促され、ダイアナとジェミニがそれにたたみかけます。

ダイアナ「次の舞台の話!」
ジェミニ「紐育を元気にする舞台!」
リカ「い〜〜っぱい踊って、い〜〜っぱい歌うと楽しいぞ〜〜!!」

ラムネを食べ終えたリカが走って新次郎の手を取り、そのままくるくると回っていると、昴さんが笑顔交じりに話をまとめます。

昴「まぁ、待て。まず、大河の話を聞こう」
大河「はい!じゃあみなさん、あちらに集まってください!」

ということで、ふわふわ恋に浮かれていたスターファイブは落ち着きを取り戻し、全員が仲良く連れだって
新次郎が舞台プランを考えていたテーブルに集まってさっそく相談。
そこへ、舞台中央から入ってきたラッシー先生も自然と加わっていきます。
一方、同時にサニー、プラム、杏里、双葉さんもやってくるのですが、こちらは恋の話題を上手でひっぱります。

プラム「もう、奥手なタイガーを心配するのもわかるけど
    恋は人に急かされてするものじゃないでしょ!」

物足りない、とちょっと不満げな表情の双葉さんに腕を組んで諭すプラム。
それに杏里も乗っかって声をあげます。

杏里「そうですよ!急かすのはんたーい!」
プラム「はんたーい!」
双葉「だぁって!このままではいつまでたっても孫の顔が見れないではないか
   だから、新くんの嫁候補たちに積極的になってもらってだな」
杏里「そんな、積極的だなんて…いやらしいです」
双葉「ん?何がいやらしいんだ?ん?んん??」

おっと、さらなる嫁候補!?とニヤニヤと笑って照れて髪をいじる杏里のせっつく双葉さん(笑)
そんな杏里がかわいいのか、面白そうと乗ってしまうプラム(笑)
そのまま新たなる悪乗りが始まるのか!?となりましたが、ここでサニーさんが会話に入ってきました。

サニー「まぁまぁ、ミセス大河。いや、双葉さん。
    大河くんはまだ若い!そしてあなたも、若くてお綺麗だ。
    まだまだおばあちゃんなんて早いですよ。
    それに、かわいいベビーは見られます。いずれね」

この台詞、初日でサニーさんがやらかしました(笑)
「ミスター大河。いや、ミセス大河!!」って言ってしまったんです(大笑)
でも、このフォローに双葉さんは満足したのか浮かれた笑顔で頷きます。

双葉「そうだな、まだおばあちゃんと呼ばれるには早いか。
   なんたって私は、若くて…綺麗なんだから」

んっふふふふという具合に笑う双葉さん(笑)
こっそりサニーさんに近づいたプラムと杏里が、肩を寄せ合って小声で会話。

プラム「ナイス、マスター」
サニー「ミセスの相手はお任せを」

そうですね、ようやく双葉さんの矛先が完全に落ち着きましたものね(笑)
と、完全に話が一つ決着がついた所で、サニーさんが改めて下手へと向かい、新次郎に声をかけます。

サニー「大河くん!どうだい、良い企画はできたかい?」

その声に舞台構成組がそろって顔をあげます。
みんな楽しそうな良い顔です。

大河「まだ構想途中ですが、みんなのおかげで良い舞台になりそうです!」
ジェミニ「新次郎のおかげで、いまボクたちがやるべきことがわかったんです!」
サニー「ほう?それはなんだい?」
ジェミニ「力を、合わせること!」
サジータ「心をこめて歌う事!」
リカ「元気い〜〜っぱい!踊ること!」
ダイアナ「お客様に、笑顔を届ける事」
昴「そして、それを絶やさぬこと」

淀みなく、すらすらと自分たちの向かう先を言葉にする面々に、サニーさんも満足げに頷きます。

サニー「素晴らしい!それでこそ、スターファイブ!
    それこそがリトルリップシアターだ!
    …ああだけど、ブロードウェイ全体に元気を取り戻すこと。
    これは、容易なことではないよ」
大河「はい…難しいことだとわかっています。
   でも、みんなの力を合わせれば、必ずできる!
   そう信じています!!」

今一度釘をさすサニーさんに、それでも新次郎はどこまでも前向きに、スターファイブ始め全員を見渡して言いきりました。
その様子に、サニーさんも満足げな笑みを浮かべます。
その流れのまま、曲の前奏が流れ歌へ。

♪シンフォニー・ウィズ・フレンド

振付は、一部だけ前回と同じでした(ジェミニの「♪君と僕がいれば」の部分で、高くVサインを掲げるのが好きだったので、それが残ってて嬉しかった)
これはフルコーラス歌ってくれました!
間奏部分で、それぞれが手をつないで立ち位置を順番に変えて行く振りでは最上手と下手になったメンバーの動きがそれぞれらしくて毎回そこを気をつけてみてました。
(リカはぴょんっとジャンプしたり、昴さんは静かに微笑んでいたりと一人ひとり違っていたんです)
そのときの立ち位置は下手からプラム、ジェミニ、杏里、昴、大河、サジータ、双葉、リカ、ラッシー、ダイアナ、サニーという感じでした。

そして「♪手をつなごう」の部分ではスターファイブ以外が客席に降りてそれぞれ握手。
スターファイブのみんなも舞台上から手を伸ばしてくれて二階席や一階席とエア握手してくれました。
「♪そのぬくもりこそが世界」では下手から
ダンサー、プラム、サジータ、ダンサー、杏里、ダンサー、昴、大河、ダンサー、リカ、双葉、ダンサー、ダイアナ、ダンサー、ジェミニ、ラッシー、ダンサー、サニーと
舞台上にいた全員が手をつないで、その手を高く上げる姿に絆を感じて、本当に今回の紐育は心に沁みると感じ入りました。

最後はダンサーの皆様が後列に下がり、下手から双葉、プラム、大河、ダイアナ、サジータ、ジェミニ、リカ、昴、サニー、杏里、ラッシーと並んでポーズ。
拍手が鳴りやむ頃、大河が左右を見て声をかけます。

大河「じゃあみなさん!さっそく稽古に入りましょう!!」

その声に、すぐさまみんなが笑顔で返事をし、全員が下手へ向かう中、一人足を止めて立ち止まる昴。
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2011/08/06 15:58:57 [ノートメニュー]
Re: 紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜レポート [返事を書く]
第二幕その2


昴「…覗き見か?いい趣味とは言えないな」

しばしの間の後、舞台中央の奥でこっそり顔を出していたラチェット、レニ、織姫に声をかけます。
気付かれた!と顔を見合わせますが、いち早く織姫がレニの手を掴んで昴の傍へ駆け寄ります。

織姫「覗き見なんてしてないでーす!!(つないでいた手をパッと離す)
   バレないように、こっそり見ていただけでーす!」
昴「それを、覗き見というんだ」

バッサリと言いきられた織姫はさらに言い訳したげに顔を昴に近づけますが、それよりも早く遅れて前に出てきたラチェットが口を開きます。

ラチェット「ごめんなさい。二人に、いつもの星組と隊長さんを見てもらいたくて」
昴「大河か。…それで、感想は?」
織姫「(チラッとレニを見てから)やーーっぱり頼りないですねー」
レニ「大神隊長の甥って聞いてたけど…あんまり似てないね」
織姫「みーんなに支えられて、やっと立ってるってカンジでした」
昴「そうか…」

感想を求めるときは少し早口、そして「そうか…」で声のトーンを落とした昴さん。
その微妙な変化にたしかな信頼を感じます。
二人の大河に対する印象を聞いたラチェットは再び口を開きます。

ラチェット「私ね、隊長と言うのは誰よりも強くて勇敢であるべきだと思っていたの。
      いえ、そうあろうと努めたわ。人に頼ってはならない。
      でも、頑張れば頑張るほど、どんどん孤独になって…」
レニ「ラチェット…」

昔を思い出すラチェットの表情に、三人もどこか苦みや、もしかしたら痛みを含んだ表情を浮かべ、ラチェットを見つめます。

ラチェット「…人の上に立つ人間には孤独はつきもの。
      けれど、そんな考えが仲間をも孤独にした…
      でも、あの頃の私は……失敗は許されない。
      ましてや解散!?解散なんて、あってはならない!」

徐々に舞台の照明が落ち、ラチェットにスポットが当たる中、当時の心情を吐露するラチェット。
そんな彼女の周りにいた三人は、何も言わず離れ、下手階段上に織姫。上手階段上にレニが立ち、昴は舞台の中央奥に向かい、後ろに隠してある階段から上段中央へ。

♪人は誰も…

噂になっていた、欧州星組の新曲…!
さすがの重厚さに圧倒され続けました…!!
以下の耳コピは歌の部分は「」なし、台詞に「」をつけて表記します。

織姫
たぶん私は孤独だと思ってた
レニ
だから強く生きようとがんばった
織姫
誰も私の気持ちなんかわかりはしないから


「君は、最後まで星組解散に反対していた」

ラチェット
「たとえ誰に失敗だと言われても、私は…私は欧州星組を解散させたくなかった」
一人産まれて 誰も一人で死ぬ 人は孤独を抱えて生きてゆく
せめてひと時 自分が生きた証を残したい


それでも寂しくて 誰かにすがりたくて
それでも切なくて わかってほしくて

織姫
責めてみたり 我がまま言ったり
レニ
なおさら孤独になってた
(一瞬目を伏せ、再び顔をあげて階段を下りる。織姫や昴も、同じように動く)
「あれは、いつの頃だろう。ありがとうって感謝された時」

織姫
「私は、誰かに認められた。そんな気持ちになって、心が晴れやかに。少し、軽くなった」

ラチェット
そして私も言ったの ありがとうって

公平先生がブログで、涙すると予告していた部分。
曲調もここから荘厳ながらも明るくなっていき、三人がラチェットと笑顔を交わし、頷き合い前へ。

ラチェット・昴
誰も孤独じゃない 誰も一人じゃない
心開き 誰かの思い受け止める

織姫・レニ
誰も孤独じゃない 誰も一人じゃない
人はみんな 誰かのために生きている

下手から織姫、昴、ラチェット、レニと並び、最後まで歌い上げる。

織姫・昴・ラチェット
誰も孤独じゃない 誰も一人じゃない
心開き 誰かの思い受け止める (レニ、ドイツ語コーラス)Liebe ist alles

昴・ラチェット
誰も孤独じゃない 誰も一人じゃない
人はみんな誰かの為に生きている (レニ、引き続きドイツ語コーラス。織姫、イタリア語コーラス)L'amore è tutto

全員
今わたしは思う


曲が終わると、あまりの声の厚みに圧倒されていた客席から、割れんばかりの拍手が。
(ちなみに、ドイツ語、イタリア語共に意味は「愛こそすべて」です)
その拍手が収まるころ、オルゴールのような静かなBGMの中、ラチェットが微笑みながら口を開きます。

ラチェット「私ね、新しい華撃団を紐育に創設することになった時
      迷わず、星組と名付けると決めたの。
      たくさんの後悔と反省と決意。そして大きな願いを込めて」
昴「…その願いは、叶ったのかな」
ラチェット「さぁ、どうかしら?(軽く首を傾げるも、その顔は笑顔)
      でも、大河くんと出会って隊長の在り方はさまざまだと教えてもらったから、きっと」
昴「君は、新しい星に願いを託した。
  そして、願いを託された星々は今ようやく光りを放ち、この広い大空に新しい星座を描こうとしている」
織姫「星に願いを。ロマンチックですねー」

空を眺めながら、綺麗にまとまるか…と思った矢先。織姫がキッと視線を鋭く昴とラチェットを見つめながら上手へ。

織姫「でも!!超一流のスターの私に言わせれば、その新しい星たちは
   まだまだ!!ぜんっぜん!!!光りが足りないでーーす!!
   だから、キラッキラに輝くまで、願った人が責任もって支えてやるがいいでーす」

ニコニコと、高飛車ながらも織姫らしいエールに「織姫…」と思わず呟くラチェット。
それにレニも頷き、自分の正直な気持ちを言葉にします。

レニ「今日、再会した時ラチェットは自然と紐育星組の事を「星組」って言ったよね。
   今のラチェットにとっての星組は、欧州星組ではなくて、紐育星組なんだなって…」
ラチェット「レニ…」

少し寂しそうなレニの心。そう感じていたとは思わなかったのかラチェットが意外そうに声を上げますが
そんなレニに、織姫が微笑んでただ一言。

織姫「絆、ですね」
レニ「うん(笑顔で頷き、織姫と手をつなぐ)
   それに、ボクたちももう元・欧州星組じゃなくて今は、帝都花組だ」
織姫「そうでーす!(手を離して、レニの肩に手を置いて後ろから左右に顔を出す)
   欧州星組よりも、もーっとへんちくりんなメンバーと
   帝都でよろしくやってるでーす!」
昴「…まぁ、そのへんちくりんなメンバーの一人が、君なわけだが」

昴のツッコミに、織姫がまた何か反論を言うか?と思ったのですが
織姫はあちゃー、という様子で自分の手で頭を軽く叩いて受けておりました(笑)

ラチェット「みんな、それぞれ大きな壁を乗り越えて
      そして、自分の場所を見つけたのね」

三人に笑顔を向けるラチェットに、三人も同じように笑って頷く。
昔では考えられない。けれど、昔があったからこの今があるという様子で互いに見つめあう四人。
そこへ、下手から新次郎が駆け込んできて昴に声をかけます。(遅れて、サニーも下手から登場)

大河「昴さん!これからみんなで合唱曲の練習を始めるから来てくれって」
昴「わかった。
  …それじゃあ。レニ。織姫」
織姫「チャオ!昴」
レニ「さよなら、昴……ううん。またね」
昴「ああ……また」

互いに強く視線を交わし、昴は真直ぐ下手へ。
それを見送った織姫が、一呼吸置いて

織姫「…ぽてと。じゃなかった、さてと。
   私たちもそろそろ行くでーす!」
レニ「そうだね」

ボスに引き続き、お約束の一言をありがとう織姫(笑)
頷き、舞台中央奥へ歩き出そうとする二人に、ラチェットが声をかける。

ラチェット「ねぇ…また顔を見せてくれる?」
織姫「そうですねー…(思案しつつ上手へ足を進め)
   まぁ、気が向いたら来てやらないこともないでーす。
   サムシングエルスも、まだまだ気になりますしね?」(ちらっとレニを見る)
レニ「うん、サムシングエルスも気になるしね」(笑顔でラチェットを見つめる)
ラチェット「ええ!サムシングエルスも気になるでしょうし!ね」(くるっとサニーを振り返る)
サニー「ね!」

サニーさん、相手がいないので空振り!(笑)
そしてこの会話の当事者である新次郎は…完全置いてけぼり(笑)

大河「あの…何の話ですか?」
織姫「もーーー!!!そういうニブい所だけはおじさんとそっくりでーーーーーす!!!!」
ラチェット「そこは、私もフォローできないわ」

先程の織姫と似たような動きで、左手を頭に当てて、苦笑いで首を振るラチェットさん(笑)
昨年の巴里紐育合同ライブでも、鈍さは言われてましたがそこだけはやっぱり相変わらずのようです!
わけのわからないまま、織姫に「ま、がんばれ」と言われて、頭を下げる新次郎が可愛かったです(笑)

織姫「それじゃ、チャオ!サニーさん。
   (挨拶代わりの投げキッスをするサニーさん。織姫はそれを避けましたが、ちゃんとレニがキャッチしてくれました(笑))
   チャオ!ラチェット」
ラチェット「ええ、またね」
レニ「ラチェット……」

にこやかに挨拶して行く織姫に対し、レニは言葉少なでしたがラチェットに握手を求め、ラチェットもそれにがっしり応えていました。
サニーさんにも視線を送って、最後に残った新次郎に対しては…

織姫「またね、サムシン!」
大河「サムシン?」
レニ「またね、グエルス!」
大河「グエルス?」

二人とも言うだけ言って去って行きました!(笑)
最初、ここ織姫が「サムシング!」でレニがドイツ語かなにか?と思ったのですが、何度か聞いてるうちに「サムシングエルス」を無理やり割ったのだと気付きました(笑)
レニがバキュン!と撃って言うのが地味に好き。
そして言われた当事者は…やっぱり意味がわからずクエスチョンマークをいっぱい浮かべた表情でサニーさんとラチェットを交互に見つめます。

大河「あの…サムシンとかグエルスとかって何なんですか?」
サニー「(上手へ移動しながら)ま、ようするに期待されてるってことかな。ねぇ、ラチェット?」
ラチェット「そうよ!今度の舞台、ますます成功させないとね!」

二人のエールに「はい!がんばります!!」と応えて、新次郎はそれ以上深く追求することなく
稽古に参加するべく笑顔で下手へと走って行きました。
そして、舞台上にはラチェットとサニーが残り…

サニー「どうだった?久しぶりの旧友との再会は」
ラチェット「旧友?戦友の間違いよ」
サニー「どっちだってかまわないさ。友には違いない」
ラチェット「…ま、すきに受け取ればいいわ」

腕を組んで、言葉を訂正するラチェットですが、サニーさんの物言いにふっと笑みをこぼして否定も肯定もせずそう言ったラチェットさんですが

サニー「…好き?!好きを受け取ればいい…?!」

サニーさんの聞き間違い?から、舞台の空気が変な方向へ(笑)
ラチェットが驚いて、少し引き気味にサニーを見つめるのですが、サニーさんは両手を広げてお構いなしにアタック。

サニー「ラチェット…君の好きなら、ボクはよろこんで受け止めるよ。
    アイラブユー!トゥーー!」
(ラチェット、無言で手を振りムーディーなBGMを止める)
サニー「…あ」
ラチェット「何バカな事言ってるの!
      まだまだ事務処理が山のように残ってるのよ。
      さっさと仕事に戻って頂戴、ミスターサニーサイド!」

ビシッとドライに言い放ったラチェットは、そのまま下手へと足早に去ってしまいました(笑)
舞台に一人置いてきぼりになったサニーさんははいはい、と頷きながらゆっくりと下手へ。

サニー「事務処理、山ほど!
    ラチェット、ボクは仕事より君の愛がほしいんだ!
    本当に叶うのかな。
    叶う、叶わない、叶う、叶わない―――あれ!?暗転早くない!?」

花占いの要領で指折り数えるのですが、その結果が出る前に舞台が強制暗転(大笑)
まぁ…その結果はサニーさんのみぞ知るってところでしょうか。
さて、暗転した舞台に一筋の光が入り、舞台中央奥から新次郎が現れゆっくりと前方に向かいながら今回の舞台を振り返る台詞を。

大河「絆には、いろいろな形がある。
   一度結ばれたら、どんなに遠く離れても決して揺らぐことがないものや
   一人の人が、たくさんの人をあたたかく包み込むことで生まれるものや   
   たくさんの人が手を取り合い、一人の人を包み込んで生まれることもある。
   たとえ目には見えなくても、それはたしかに繋がっている
   そうして生まれた繋がりは、人々の心に、身体に力を与えてくれる。
   だからぼくは今、ここにこうして立っている!
   ぼくの元気を、みんなに届けたい…ぼくと絆で繋がる人たちに」

新次郎の素晴らしい決意と共に、ある曲のイントロが流れてきて、帝都、巴里と揃いのレビュウ衣装を身にまとったサジータが上手から静かに入ってきて、新次郎の肩に手を置きます。

♪5つのレシピ

まさに、紐育星組の絆の歌。
リカは下手から現れ、二人のパートが終わるとそれぞれ一旦はけて、次の昴さんは上手から、ダイアナは下手から登場。
歌い上げ、ジェミニが上手から最後に現れるとリカとサジータも戻ってきて、最後は新次郎を中心に真直ぐに歌い上げ。
サビの部分の立ち位置はラストショウ当時と同じように思いました。(少なくとも新次郎が膝立ち、ジェミニが階段上で歌うのは同じ)

違うのは、前回はそこで幕が下りたため全員そのままの立ち位置で歌を終えたのですが、今回
「♪君が好きなんだ」の後、新次郎は立ちあがってジェミニと立ち位置交換。
スターファイブが舞台中央にダイアナ、サジータ、ジェミニ、リカ、昴と並び、新次郎はそのまま階段を上って舞台の奥へと下がってきました。

幕が下りなかったので、感動の赴くまま拍手をし続けていたら、すっとサジータさんが前に出てきます。
そのまま次の曲へ。

♪kiss me sweet

初日はここでハプニングが!
なんと、5つのレシピからの拍手が鳴りやまなくて、曲の始まりが正確にわからずサジータさんがカウントを間違えてしまったのです…!
案の定、ずれる(笑)
苦笑いを浮かべて、曲を止めようとするサジータさん。リカもそれによって行って一緒に「もう一回。もう一回!」と音響さんにアピール。

全員でやり直しを要求し、そして曲が止まると拍手で迎える客席(笑)
というかタイミング読めなくてすみませんでした…!!

全員笑顔を浮かべながらのテイク2(笑)
「じゃあ、ここからやります」とポーズからやり直しを提案するサジータ。
集まっていたスターファイブがそれぞれの立ち位置に戻りながら

ダイアナ「手を下ろしたら、しーってなってね」
昴「ここは、お約束で明日の人にも伝えてください」

とフォローが入ります。了解しました(笑)
そんなわけで二日目以降は「5つのレシピ」が終わり、拍手が収まるころにサジータさんは一歩前に出ながら人差し指を口元に当てるという動きが加わりました。
うんうん、スマートで良い感じだと思います。

今回のこの曲は、大階段の段差を効果的に使って、歌い手にスポットが当たる様子がすごく綺麗で印象的でした。
最後は下手から昴、リカ、ジェミニ、サジータ、ダイアナと並んで曲の余韻と共に幕が下ります。
その空気を壊さぬよう、曲が終わってから大きな拍手を送る客席。
幕が下りても、鳴りやむ事はなくそのまま次なる音楽が流れ、幕が開きます!

さぁ、いよいよフィナーレです!
「Stand up for Love」のメロディーが流れる中、幕が上がると上手から三名、下手から四名のダンサーさんが羽を背負ったオープニング衣装で登場。
ダンスの後、それぞれ礼をして、次の出演者へ。

続いて登場したのは下手から西村、上手からボス、武田のダンディ団!
今回の武田は終始黒シャツでしたね。ジャケット無しです。

次は下手から、双葉さん、上手からラッシー先生。
今回のストーリーのキッカケを作るお二人です。

続けて下手からプラム。上手から杏里のワンペア!
今回も大活躍でした!

そして、ここからは中央の大階段の上から。
まずはサニーさんから!
続けてラチェット、新次郎、昴、ダイアナ、リカ、サジータ、ジェミニと降りてきて最後は
レニと織姫が並んで階段から降りてきました!
トリがこの二人になるとは!

二人の挨拶が終わると、立ち位置交換でスターファイブが前へ。
後列の並び順は下手から西村、双葉、プラム、ラチェット、大河、レニ  織姫、サニー、杏里、ラッシー、ボス、武田でした。
最後に「Stand up!Stand up! for Love!!」を全員で決めてポーズ!

拍手が収まるころにポーズを解き、ジェミニが笑顔でご挨拶

ジェミニ「本日は、ご来場本当にありがとうございました!!
     それでは、ここで出演者の紹介をさせていただきます。
     まずは、ダンサーのみなさん!(全員身を低くして後列にいるダンサーズが見えるようにする)
     (姿勢を直して)そして、ゲストの織姫さんとレニさん!」

ジェミニが紹介すると、二人が前に出てご挨拶。まずは、織姫から!

織姫「チャオ!ソレッタ・織姫でーす!
   皆さんの温かい拍手と笑顔に危うく芝居ができなくなりそうだったのですが
   でもこのメンバーと舞台に立てて嬉しいでーす
   これからも、愛と笑顔を私たちにください。
   最後まで楽しむでーす!」

レニ「レニです。ボクの心に、また一つ思い出と言う星がまた一つ灯りました。
   また、お会いしましょう」

ああ、本当に…おかえりなさい!
また舞台で二人の姿が見れて本当に嬉しかった。
二日目の織姫は
「紐育も帝都や欧州に負けないくらいへんちくりんな人ばっかりでーす!(笑)でも、おかげで楽しかったですよ!なので、またご一緒してやっても良いでーす!グラッチェ!チャオ!」
とよりキャラっぽい言動での挨拶となりました。
二人が下がると、続けてジェミニがラチェットさんの名前を呼び、前に出るラチェットさん。

ラチェット「ラチェット・アルタイルです。
      三年ぶりに皆さんにお会いできてとっても幸せでした。ありがとうございました!」

初日は短めの挨拶でしたが、二日目はもう少し長くなって
「今日、ここに集まった星たちの輝きが皆さんの心の中に灯ることができたら、とっても幸いです。ありがとうございました!」
というようなコメントでした。

ゲストのコメントの後は、レギュラーメンバーからのご挨拶。まずは「ダンディさん!」とジェミニが紹介してボスからご挨拶。

ボス「久しぶりにダンディ団、三人そろいました。
   いつまで揃うんだろう?(笑)
   また明日、お待ちしております」

はい!明日も行きます!(笑)
二日目は「紐育の舞台にご一緒出来て幸せでした!」という内容でした。

続けて西村、武田もそれぞれご挨拶だったのですがこちらは一言ずつで

初日
西村「ありがとうございました!!」
武田「毎度どうも!!」

二日目
西村「紐育サイコーー!!」
武田「ダンディ団は永遠に不滅です!!」

でした!二日目の武田のコメントにボスがちょっと驚いて嬉しそうにしてたのが印象的です。
次はラッシー先生!

ラッシー「ボブ・ラッシーです。この舞台から、私たちの情念が伝わったでしょうか?
     ありがとうございました!!」

ラッシー先生、ずっと振付としてショウにかかわっていましたが、出演は久しぶりですものね!
挨拶が聞けてうれしかったです!
次は、双葉さん!

双葉「がおーー!!(笑)ありがとうございました!
   みなさんも、たくさん恋をしてチョンマゲ!」

二行目は二日目のみ。ボケに入りました(笑)
次のプラムはお約束の台詞から!

プラム「きゃっふ〜〜ん!
    たくさんの声援、たくさんの笑顔をありがとうございました!」

もちろん、次の杏里も

杏里「にゃう〜ん!
   ありがとうございます。これからも笑顔と笑いをお届けできるように頑張ります!」

この二人はこの台詞あってこそですよね!次のサニーさんは、言葉ではなく行動で。
一歩前に出て、指でハートマークを描いてそれを投げキッスで飛ばす!というご挨拶。
さすがです、オーナー!

そしていよいよメインメンバー。ジェミニが「では、星組のみんなを紹介します。まず…新次郎!」と新次郎の名前を呼びました!

大河「大河新次郎です!本日は、暑い中お越しいただきありがとうございます!
   (二日目は天候も悪い中、と付け加えていました)
   遠くからの方も、近くからの方も(笑)
   近い遠いは関係ないです!本当に来てくれてありがとうございました!」

今回、なんだかすっごく顔色が悪い…というか白かったように思える新次郎ですが、それでも笑顔で頑張ってくれた隊長さんに拍手!!
だから大好きなんです…!
そして、続いて昴へ。

昴「九条昴です。
  こうして、二つの星組が一つの舞台で輝くことができたのは
  皆さんの応援のおかげだと思っております。
  ありがとございました」

本当はもうちょっと長かったような…すみません、間失念してます…
続いてダイアナです。

ダイアナ「ダイアナ・カプリスです。えっと…今年はいろいろなことがあって
     すごく凹んでたダイアナなのですが、皆さんの笑顔に元気をもらいました!
     ありがとうございます。
     私ももっといっぱい恋をして、もっと成長したいです」

恋をして〜は二日目だったかも。いつものようにゆったりとした挨拶で可愛かったです。
二日目の夜に織姫の言葉を受けて「へんちくりんになれるよう、頑張ります」と言っていたのは面白かったです(笑)
次のリカは、元気いっぱいに手を挙げて前へ。

リカ「リカでーーす!
   リカも、たくさん歌って、たくさん踊ってとっても楽しかったです!
   リカはどんどん元気になっていきます!ありがとうございました!」

二日目は「リカは、魚のコイになっちゃって恋とかよくわかんないけど(客席に向かって)みんなも!(出演者に向かって)みんなも!大好きでーす!」
や「ホットケーキやラムネも美味しかったし、みんなの笑顔もおいしかったってちょっとおかしいな?(ジェミニや昴を見て笑う)でも、楽しかったでーす!」
と言っていました。今回もリカはよく食べてましたものね!
次のサジータさんはいつものようにカッコつけながら前へ。

サジータ「どうも、サジータ・ワインバーグだよ。
     みんな、楽しかったかい?(拍手で応える客席)
     ありがとう。でも、今日の「kiss me sweet」は
     胸の中にしまっておいてくれ(笑)
     明日は、完璧なものをお見せするよ!」

と、初日は反省を含めた挨拶でした(笑)
それに続いて初日の昼は「今日の「kiss me sweet」はみんなのおかげで、ちゃんと歌えたよ!今日はありがと!」になっていました(笑)
夜は「みんな、今日は楽しかったかい?あたしもすっごく楽しかったよ。ありがとな!」という感じでした。
そして、最後のジェミニは四人に紹介されてご挨拶。

ジェミニ「今日は本当にありがとうございました!
     すっごく楽しい舞台でした!
     よりパワフルに、そして絆が深まった紐育星組の舞台をお見せできたと思います。
     今度は、10月7日にすごく大きな場所でやりますので、皆さん是非お越しくださいね!
     それでは…(左右を見て)本日は、本当に!!」

全員「ありがとうございました!!」

全員が頭を下げて、こちらはそれに惜しみない拍手を!
そして、頭を上げると同時にかかる、リトルリップシアターに欠かせないあの一曲のイントロが!!

♪ここはパラダイス

挨拶のあとに、歌で締める!この構成は新しいですが、この歌で締めるのはすっごく紐育らしくて良いと思います!!
立ち位置は
舞台上段は三名のダンサーに挟まれる形で西村、武田。
階段の上に新次郎。その一段下にラッシー先生、ボス。
下の中央にサニーさん。

舞台上の後方にはプラム、ラチェット、レニ  織姫、双葉、杏里
前方にはもちろんダイアナ、サジータ、ジェミニ、リカ、昴

歌のパート分けは主にプラムパートをサジータ、ジェミニ、リカが担当
杏里パートをダイアナ、昴が担当していました。

「♪始めよう」「♪now let's dance!」の部分では、日本語が女性陣、英語が男性陣という具合でした。
「♪今夜はあなたが主役だ」でサニーさんがその通りのソロで階段から舞台に降りてきて、センターで堂々と歌い上げ。
これにあわせて、男性陣も舞台へ。
サビ前で上手組、下手組が輪になってツイスト。それが可愛くて可愛くて!

サビはサニーパートが男性陣、プラム・杏里パートが女性陣という感じでした。
「♪Come-on Singing Come-on Dancing」からは全員での歌となりました。
二番も同じパート割。
間奏部分での手拍子の盛り上がりはいつも通りすごかったです!

ラスサビの並び順は下手から
西村、ラッシー、ラチェット、ダイアナ、レニ、サジータ、大河、プラム、サニー、杏里、ボス、ジェミニ、織姫、リカ、双葉、昴、武田
でした!一列に並んでの歌い上げはすごく豪華で華やかでした!!

最後の決めポーズは
階段上に西村、ボス、武田。すぐ下にレニ、織姫。
下手側にラッシー、大河、双葉。
上手側にプラム、ラチェット、サニー、杏里。
そしてセンターにダイアナ、サジータ、ジェミニ、リカ、昴という立ち位置でそれぞれ決めてました!

幕が下り出すと、みんなポーズをといて最後の最後まで手を振ってくれました。
もちろん、これで終わりではありません!!
拍手が鳴りやまぬ中、幕が上がり全員Stand up!

♪地上の戦士

やっぱり最後は主題歌!!
立ち位置は舞台上段にダンサー、レニ、ラッシー、織姫、ダンサー
階段の上に西村、ボス、武田
舞台後方に並ぶダンサーさん5名
その前に双葉、プラム、大河、ラチェット、サニー、杏里。
最前列にはもちろんダイアナ、サジータ、ジェミニ、リカ、昴!

全員が輝く笑顔で歌い、踊り最後のキメポーズもばっちり!

ジェミニ「ありがとうございました!!
     皆さん、一緒に踊ってくれてありがとう。
     では、最後にみんなでアレをやってお別れしましょう!(「待ってました!」の掛け声)
     みんな、準備はいいですか?!
     せーの…!
     摩天楼に、バッキューン!!」

全員が撃つと同時に、舞台の左右から銀テープが飛びだし、それが舞い降る中ジェミニ達は「ありがと〜〜!!」と笑顔で手を振ってくれました。
幕が下りていきますが、それでも鳴りやまない拍手に再びのカーテンコール!!
全員がそれぞれ手をつないでいたのがとても印象的です!
もう一度お礼を言ってくれて、楽しい雰囲気のまま本当に幕が下り、会場が明るくなって終演アナウンスが流れだします。

初日
ダイアナ「これで、本日の公演は全て終了です。
     みなさん、楽しんでいただけましたか?
     私もとっても楽しかったです。
     どうか、楽しい気持ちはそのままに、お忘れ物などないよう
     お気をつけてお帰りくださいね。
     それではみなさま、またお会いしましょう。
     摩天楼に、バキューン!」

二日目昼
昴「これで、お昼の公演は全て終了しました。
  皆様、お楽しみいただけましたか?
  僕もとても楽しかった。
  どうか、楽しい気持ちはその胸の中に。
  お忘れ物無いよう、お気をつけてお帰りください。
  それでは、またお会いしましょう。
  摩天楼に、バキューン」

二日目夜
プラム「きゃっふ〜ん!
    これで、本日の公演は全て終了よ!
    みなさん、楽しんでもらえたかしら?」
杏里「わたしたちも、とっても楽しかったです!
   どうぞ、楽しい気持ちはそのままに、お忘れ物無きよう
   お気をつけてお帰りください」
プラム「それじゃあ、みなさん。またお会いしましょう。
    せーの…」
二人「摩天楼に、バキューン!!」


三年ぶりの単独というのが信じられないくらい、豪華で楽しいステージでした…!
なんだか、今までのライブより日常会話が多く、本当にライブというよりショウの出来!
しかもその日常会話にちゃんとストーリーがあって…いつもサクラの舞台からは元気をもらっているのですが、今回はよりそれを強く感じました。
ありがとう…!!
また10月…盛り上がりたいと思います!!
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2011/08/06 15:59:29 [ノートメニュー]
Re: 紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜レポート [返事を書く]
千穐楽ダイジェスト

今回は、もともとアドリブが差しこめる要素が少ない内容でしたが、それでもやってくれました!!

会場前挨拶は、メンバーが増えることなくダンディ団の三名と公平先生でした。
今回、すごく天候が不安定だったのですが結局全公演挨拶を行ってくれて、ありがたいことです!!

前説は持ち回りで最後はダンディ団でした!
千穐楽ということで、蒸気携帯電話の下りがだいぶあっさりしていたり(こちらが「切ったよ!」と言ったらそれで終わりでした)
サイリュームを子供にあげたりしていました。
あ、ボスには「きゃふきゃふきゃふ〜ん!」の人がやっぱり少し乗り移りました(笑)

サイリュームを振るタイミングについての所で、ボスが「花組さん」と言ってしまい、舞台に向かって頭を下げていたのが印象的でした(笑)
「あとでお仕置きされちゃう」と(笑…ちなみに、おそろいのレビュウ衣装を着て歌う歌という部分でやらかしました)

最後は「三人そろってやるぞ!最後なんだから!」と全員でYaboo!!を(笑)
変な話ですが、ダンディ団のYaboo!!はすごく姿勢が綺麗です(笑)
あまりに盛りあがったので「あんまり待たせちゃうと怒られるから」とボスが言ったのですが「じゃあ、一回だけだよ!」と最後にもう一度揃ってYaboo!!をやってくれました!


―――開演アナウンス

最後の開演アナウンスはもちろん、メインヒロイン!

ジェミニ「みなさん!今日はリトルリップ青年館へようこそ!
     本日の演目は、いろんな星たちが集い、輝く
     特別なライブステージとなっています。
     最後までゆっくり楽しんでね!
     よーし、じゃあみんなも一緒にいくよ!せーの…
     イッツ・ショウタイム!!」

―――再会

織姫「何があるの?紐育まんじゅう以外に!」

リトルリップシアターへ向かいながらの一言。
紐育まんじゅうは、もうあること前提のようです(笑)

―――メドレー稽古

ラッシー先生の、登場時の決めポーズがちょっと長かったです(笑)
そして、ラッシー先生の「クオリティをアップ!させましょう」の台詞の時にジャンプをしたので
スターファイブもダンサーもジャンプしていました。
「よいお返事に、よいジャンプでした!」

今日のジェミニへの確認の「OK?」はバキューンポーズでした!

―――双葉さん乱入

双葉さん、今日は全ての出番で飛ばしてました!(笑)
ラッシー先生が情念について話している間にもう現れて、ずっと踊ってました(笑)

あと、双葉さんが降りてくるまでのスターファイブの動きで、ツボったのはリカのコイを釣ろうとする昴さんです(笑)
でも、リカが下を向きながらコイで泳いでいたので気付かなかったのか残念ながら逃げられていました(笑)

あとは

双葉「相変わらず君たちは頭が固いなーーー!!
   そんなことより、恋の話だったな。
   恋。こい!こいこいこいこいこーーーい!!
   ならばこの、恋愛経験豊富な私が恋の素晴らしさを伝授してやろうではないか!」

双葉さんの「こーーい!!」の気合いの入り方が半端無かったです(笑)


―――恋せよ乙女?

これも台詞の変化などは特になかったのですが…
あえて言うなら最後の、昴を追いかけるジェミニの台詞が「ですよね〜って待ってよ昴さーん!」となっていたことぐらいでしょうか。

―――♪ダンディ

最後のバラを投げるシーン、今日のボスは懐から三本のバラを取り出して、武田と西村にも一本ずつ持たせて
三人でバラを客席に投げました!!(武田が下手、西村が上手側に)カッコいいーーー!!

―――恋のetc

間奏部分のラッシー先生と女性ダンサーとのダンスのシーン、今まで昴さんは立っていたのですが、今日はジェミニの隣に座ってダンスをじっくり見ていました。

それと、最後の決めポーズの時に、昴さんがさりげなくVサイン出してたのがツボりました。

―――欧州星組の再会

保護者役のやり取りをする昴とレニに文句を言う織姫。
それを見ていたラチェットに「ラチェット笑いすぎでーーす!!」と容赦なくつっこむ織姫さんがカッコ良かったです(笑)

―――ドタバタシアター

下手でサニーさんと新次郎が真面目な話をしているときに、お互いを牽制し合うスターファイブたちの動きが面白くて面白くて(笑)
昴さんはやっぱり一歩引いた状態なのですが、代わりにノコ芸の磨きが…!
昴を中心の四人が回ってお互いに牽制する所では頭の上にのせてました!(笑)
しかも、まったく落ちる気配がないんですよ!ものすごい安定感!(笑)

―――♪バラ色の人生

本日一番のサプライズだったかもしれません。
間奏部分で、ラッシー先生やダンサーさんと共に階段の上から現れたレッドベリー!!!!

その姿が見えた途端、会場大盛り上がり。
だって、だって!!これで本当にリトルリップシアターの面々勢ぞろい!!

そのままラストまで、下手でラッシー先生と共に踊ってくれました。
いやぁ、これは良いサプライズだ!!

―――3分間ショッピング

一応、カテゴリしましたが特に目立った所はなかったり(爆)
あ、ちなみに本日の登場メンバーはやっぱり順番でラッシー先生と双葉さんでした。

双葉さんの織姫の声真似、すごく似てました(笑)

あ!でも一つ!地上の戦士振付コーナー&バキューン講座で
新次郎が歌う時、ものすごっくかすれた高い声でした!(笑)

プラムに「高くなーい?」と喉を押えて言われるほどに(笑)
「なんか、だんだん高くなってしまって…本番ではちゃんとやるから大丈夫です!」と受け答える新次郎でした(笑)

―――紐育の街角でも騙される

待ってました!!なある意味お約束のパートです!
もちろん、ベロベロサンバもちょっと長めだったのですが、今日はすごく控えめに終了(当社比)

続いてサニーが「街をサボってぶらぶら…違う!仕事をさぼって街でぶらぶら」と間違えて言い直す、これまたいつものことも通り越し(笑)

武田がサニーに対してぼやいたのを「もうちょっと言ってみていいよ」とイキナリ振った所からいよいよ本番です。

武田「い、いやなんでもありません!」
サニー「そうかい?しかし、雇い主に対するその態度…これは減給
    いやいやいや。今日から、クビーー!!」

ビシーッと指を指して、そのまま下手へとスタスタと去って行ってしまうサニーさん!
慌てて武田が引きとめるも、お構いなしに行ってしまいました。
それを上手で見ていたボスと西村も…

ボス「サボらせて、クビにされちまって悪かったな。
   じゃあ、俺たちも飛行機の予定があるから」

と冷たく上手へ!
武田舞台で突然一人ぼっち!!!(大笑)
この時を待ってました!と言わんばかりに拍手で煽る客席(笑)
本気で武田がうろたえていると、ほどなくして優しいボスたちが上手から戻ってきました。

ボス「いやぁ悪かった悪かった。
   サニーさん優しいから、きっとそこらへんにいるぞ。
   ちゃんとあやまってこいよ」

と武田を下手へと送り出してくれました。
そして、武田がサニーさんをひっぱてくる間に「またひっかかった」と呟くボス(笑)
武田がサニーさんを連れ戻してくると「どこからやるの?」と素で聞いちゃってました(笑)

サニー「アドリブがきかないのはよーーくわかりました!
    ま、こういう事情なのは理解しましょう。
    ですが、このベロくん。最近勤務態度が非常に悪い!」

ということで、ここから芝居に戻りました(笑)
ボスにも後の台詞で「根は悪いヤツじゃないんです。アドリブはきかないけど!あっしはこいつに裏切られた事は一度もありません」と挟んできました。
この二人はさすがの余裕(笑)

その後、舞台は進みサニーさんも去り、武田が去ろうとした時。
ボスが「武田、それ馬か?」と武田のエア愛馬について聞くというアドリブを指し込んできました(笑)

武田「う、馬です…!」(マジでうろたえた声)
ボス「マイケルってのか。かわいがってやれよ」
武田「もう、話しかけないでくださいよ!」(武田が馬を走らせようとした絶妙なタイミングで)
ボス「馬、走ってもいいのか?」
武田「これ、小さいので大丈夫です…
   だから!話しかけないでくださいよ!もうダメですからね!」

武田をいじるボスの顔がとっても楽しそうでした(笑)
そして…この先は普通にボスと西村の良い話が舞台上では展開していくのですが
今回私の座った席が武田が去る下手側の前方席だったため袖からマイクなしの武田の本気の叫び声が聞こえてきました(大笑)
「勘弁してくださいよーー!!!」的な。おかげでその一角だけはさらに笑い続投でした(笑)
愛されてる証拠ですよ!!

そして、このシーンの最後…ボスが扇子を広げて一言「行くぞ」と言うシーン。
今までは白の無地扇子だったのですが、本日は会場グッズであるスターファイブ扇子でした!!
最後の最後までやってくれますボス!!
だから大好き!ほんと、ダンディ団が大好きです。

―――いつもの隊長さんと星組

まさかのスターファイブも仕込んできました!
今回は無いかと思ってたから嬉しい!!

まず、昴がリカをおやつで釣るシーンなのですが、いつもは一つなのに、今日は小さなラムネが5つくらい入った包みだったので
「おー今日はたくさん入ってるな!」とリカがハッキリコメント(笑)

そして、いつもは笑ってごまかすサジータさんなのですが

サジータ「違う。違うぞ!ヤボー!」

ヤボった!!(笑)
これだけでも笑えたのにダイアナも「次の舞台の事ですよね、ヤボー!」と続き
「紐育を元気にする舞台!ヤボー!」ジェミニも続いた!!

で、次のリカは「リカか?」と上手サイドにいる面々を見てから「くるくるくる〜〜かーらーの〜…ヤボーー!」と便乗(笑)
ここまできたら!!!という舞台と客席からの熱い視線を浴びる昴(笑)

昴「…こんなに盛り上がってるところで、声をかけるのは
  ヤボー!だが、まずは大河の話を聞こうじゃないか」

い れ た ! ! (笑)
あくまで昴は保ちつつ、ヤボった!!
そして、最後のトドメで新次郎も

大河「みなさん、あちらに集まってください!ヤボー!」

と入れてきました(笑)
しばらくこれ、流行ると良い(大笑)


―――双葉さん再び暴走

サニーさんの「若くて綺麗なんですから」の台詞に対して

双葉「知ってる。もっと褒めてくれなきゃ嫌〜〜!」

と言ったりして、ここでも全開(笑…これに対するサニーの返しは「いつも褒めてます〜!」でした)
あまりにも全開過ぎたのでプラムとひそひそ話をするときに
「変わった人はおまかせを」とサニーさんに言われてしまってました(笑)

―――♪シンフォニー・ウィズ・フレンド

さすが千穐楽「♪手をつなごう」で二階にダンディ団の三人とレッドベリーが登場していました!!
やっぱり二回もフォローしてくれると嬉しいですよね!


―――ぽてと

織姫とレニが昴を見送り、自分たちもそろそろ…というシーンでいつも織姫は「ぽてと。じゃなかった、さてと」とお約束の台詞を言うのですが
今日はレニも「私たちもそろそろいくでーす!」の後に「ぽてとだね」と付け加えてました(笑)


―――暗転

サニーさんの独り言。今日も早々に暗転したので「あ〜やっぱりきたか!!」と諦めた呟きを零してました(笑)



―――フィナーレの挨拶

もちろん、一人一人のご挨拶です!
今日はダンサーのみなさんを紹介するときにジェミニが上手から全員の名前を言っていき、それに合わせて一人一人お辞儀という流れに。
最後は「ダンサーズのみなさんでした〜!」と締め、改めて個々の挨拶へ。
ちなみに、ここから先はかなりうろ覚えのダイジェスト。

最初は、やはり織姫!
「あっという間の三日間4ステージでした。素晴らしいチームに入れてもらえて、そして暖かいお客様に包まれて」
とコメントしたところで客席から「おかえり!!」と声がかけられました。本当に、待ってました!
「このサクラワールドのこの空の下でずっと続いて行くから、これからも応援よろしくお願いします!」というような挨拶で締めていました。
泣きそうになっていたのが、印象的すぎて細かく覚えてません…すみません。

続いてレニです。
「ラチェット、昴」と二人を見て名前を呼ぶのですが、そうしたら昴さんが「はい」と返事をしていました(笑…つい素の返事でしたね)

レニ「一緒に歌えて、幸せでした。もちろん、織姫もね」
織姫「とってつけたように言わないでくださーい!」(笑)
レニ「星組の皆さんと一緒に舞台に立てたのも嬉しかったです。
   優しくしてくれてありがとう。あ、ダンディ団もね
   (やはり「とってつけたように」とツッコミを入れられてました)
   ボクの心に、また一つ思い出と言う名の星が灯りました。
   Liebe ist alles。愛こそすべて。
   また、お会いしましょう。ありがとうございました」

ここで改めて言ってくれたので「人は誰も…」のコーラスの意味が判明しました。
ちなみにドイツ語部分は「愛こそすべて」を日本語訳したらこうなりました。おそらく、合ってる。

続いて、ラチェット!
「もっと頑張りたかったとなと思うんですけど、今日集まった星たちの輝きが皆さんの心の中で生き続けてくれたら幸いです。ありがとうございました!」
という内容。やっぱり三公演目で「夢よ」の歌詞が飛んでしまったのを相当気にしているようですね。
ぜひまた!リベンジにいらしてください!

ゲストが終わり、次はダンディボスなのですが「一緒にやるぞ」と下手にいた西村を手まねき。
西村、呼ばれたので身を低くしてスターファイブ達の前を通るのですがその時に「コイだぞ〜〜〜!」とリカの真似をして向かったので
思わず西村の後をついて行こうとするリカ(笑…昴に止められていました)

揃ったところで、ご挨拶。

ボス「男には、男の絆がある。
   ご苦労だったな今まで武田」
武田「へっ!?」
西村「可愛い弟分がいなくなるのは、とても嬉しいです!」
武田「いやいやいや!!!」
西村「残念です!(笑)九人からスタートした
   ダンディ団ですが、とうとう二人に。
   もしお客様の中に武田より動けてダンディ団に入りたいという人は
   ご連絡ください」
武田「何スかそれ、新手の騙しですか!
   俺は、いつも言ってますがサクラあるかぎり
   どこまでもボスたちの前に現れますから!
   ダンディ団は永遠に不滅です!!」

最後の武田の叫びは、結構投げた感じでした(笑)
ええ、ダンディ団は三人揃ってこそ!ですからね。
まぁ、武田が愛されてるという点はゆるぎないですね!

挨拶が終わった西村は「戻ります」と今度はスターファイブの後ろを「ジェットコースターー!」で戻って行きました(笑)

続くラッシー先生は「舞台から醸し出した情念、情熱、エロス!伝わったでしょうか」と前の公演のネタも入れつつご挨拶。
ご自分でも懐かしいと呟いてから「次の舞台…あるといいな。では、一皮剥けたスターファイブをお見せできると思います!」と言ってくれました!
ぜひ!次の機会を!!

次の双葉さんは「がおーー!!若くて、美しい新くんママよ〜〜」と飛ばしたテンションのまま入ってきました(笑)

双葉「でも、結局今回も嫁が決まらなかった…
   だから決めたぞ。この五人と新くんのそばを離れな〜い!(笑)
   今度は武道館に行くそうじゃないか。ついていっちゃおうかな〜」

ぜひ付いてきてください!!(笑)
最後は「本当に、ありがとうございました!」と元気に挨拶してくれました。

次のプラムは「こういうの苦手なんです」とちょっと涙ぐんで前に出てきました。
「舞台から元気を届けようとしたのですが、客席がとっても笑顔がいっぱいで、逆にパワーをいただいちゃいました。これは、ほんのお礼です」
と最後は投げキッス!!
プラムのベストなスマイルとキッス、いただきましたーー!!

続く杏里は「なんか、プラムの言葉にじーんとしちゃって言葉にならないんですけど」と感激した様子でしたが
「みんながヤボーってくれてすごくうれしかったです」とアドリブ部分を喜んでいたようです(笑)
「また、お会いできる日を楽しみにしています」とプラムと同じように投げキッスで締め!
同じ投げキッスでも、杏里はやっぱり可愛さが目立ちますね!!

続いてのサニーさん、今日はコメントもありでした!
「恋とは、淡く、儚いもの。絆とは、強く確かなもの。
 共通するのは愛です。この会場も皆さんのサクラ愛で満たされています。
 また武道館でお会いする時も、この愛で包まれるように、願っています!今日はありがとうございました!」という内容だったと思います。

そして、星組からのコメントとしてトップバッターはやっぱり新次郎!
「本日は、肌寒い中お越しいただきありがとうございます!」と言うと周りは「肌寒いって…w」という反応を。
「連日暑い中と言っていたのですが、今日は肌寒いですね」と気候ネタもからめつつお礼を言い
「そして、なによりも何よりもソロ曲をいただけました!」と喜ぶ新次郎にこちらも拍手!!

大河「これでようやく、一郎叔父に並びました!
   ソロ曲一曲ずつです!」

こう言った瞬間、後ろでレニが素で大爆笑していたのがすごく印象に残っています(笑)
一郎叔父に並びましたというのがツボったみたいです(大笑…ところで、大神さんのソロ曲って「見よ、暁に!」もありましたよね?あれはコーラスが強いから複数カウント?)

大河「明るい未来を心に描いて、自分の道を歩いて行きます!
   今日はどうもありがとうございました!!」

今回は泣きませんでしたね!成長してる!!(笑)
続いての昴さんは時々泣きそうになるのをこらえながら長くご挨拶してくれました。

昴「九条昴です。
  (子供の声援が場内に響く)可愛い声援ありがとう。
  今回は欧州と紐育を橋渡しする重要な役割を仰せつかりました。
  さまざまな星たちがキラキラと輝く舞台。
  実現できたのは皆様のおかげです。
  素敵な先輩たちに支えられて、本当に胸がいっぱいです。
  また、お目にかかれる日を楽しみにしています。
  ありがとうございました」

という内容だったと思います。
今回、本当に昴さんの役どころは重要でしたものね…!!
続いてのダイアナは、いつものようにゆったりにこやかにご挨拶。

ダイアナ「ダイアナ・カプリスです。
     今回はいろいろな事があって、不安な中いらしていただきありがとうございます。
     織姫さんと被ってしまいますが、一日一日を大事に臨んでいました。
     今回の舞台が、心の中で支えの灯となりますよう願っています。
     ダイアナとしてとってもとっても幸せな一日でした。
     わたしたちは舞台の上でたくさんの恋をします。
     でも、現実の恋には敵いません。
     そして、絆が生まれるんだと思います。
     ダイアナもいっぱい恋をします。
     皆さんも、一皮むけてください。そして、またこういう機会ができるよう
     願っていてくださいね。ありがとうございました!」

こんな内容だったと思います。
次のリカは、やっぱり元気いっぱい手を挙げて一歩前へ!

リカ「はーーい、リカです!!
   リカは、恋とかよくわかんないけど、とってもとっても楽しかったです!!
   みんなに会えて、とっても幸せでした!ありがとうございました!!」

他に、たしかいつものように両手を広げてキャスト、スタッフのみんなを見て感謝の言葉を言っていたような記憶があります。
サジータさんは、やっぱりカッコつけて前へ。

サジータ「サジータ・ワインバーグだよ。
     みんな、今恋をしてるかい?
     誰だい、相手がいないなんて言ってるのは。
     いるだろ、目の前に!このアタシが!!」

サジータ姐さぁぁぁぁん!!!!
みんながテンション上げる中「なんちてなんちて〜〜!」の動きをするサジータさん(笑)
その興奮冷めよらぬまま「今日はありがとう!See you!」とカッコ良く決めて下がって行きました。
そしてトリはもちろん、ジェミニ!!みんなに紹介されて一歩前へ。

ジェミニ「ジェミニ・サンライズです!
     前回の巴里ライブの時にみんなを紐育へ連れていっちゃおうかなって妄想したんですけど
     そしたら、ホントに実現しちゃいましたーー!
     いや〜妄想も役に立つなぁ(笑)
     次は、10月7日に帝都、巴里の皆さんと、そしてファンのみんなと
     お祭り騒ぎができたらいいなと思っています!
     それでは!せーの!!
     本日は本当に!」
全員「ありがとうございました!!!」

無事に全員の挨拶を終えて、笑顔が輝く「ここはパラダイス」へ!
曲が終わり、最後全員でポーズを決めるときにスターファイブがいつものポーズではなく全員が胸の前でハート―マークを作ってるのがすごく可愛かったです!!

幕が下りて、カーテンコールでの「地上の戦士」も大盛り上がり!
最後の「摩天楼に、バキューン!」も綺麗に決まり、幕が下りますが……鳴りやまない拍手に再び幕が上がります!
すると、リカとサジータの手にはビデオカメラが!!
星組キャメラが客席を映しています!
そのままずっと客席に手を振ったり、ビデオを向けたりしていたのですが、ほどなくしてボスがスターファイブを促し、幕の中へ
(ずっとスターファイブは幕が下ろせない前方にいたのでした(笑))
やっぱり幕が閉まりきるまで手を振ってくれる出演者の皆様。

一瞬、会場が明るくなるのですが拍手はまだまだ!!
そして三度幕が上がると、そこには一列に手をつないだ今回のライブメンバーが勢ぞろい!!
全員で前にでてご挨拶。ジェミニが「千穐楽なので、いつもより長めにやっております」と前置きを入れつつ「みなさん、お気づきだと思いますけど…」
と下手へ注目(笑)

そこにいたのは、とぼけた表情のレッドベリー!(笑)
もちろん、気づいてますよ!!ここでマイクが無いもののレッドベリーに挨拶を促すジェミニ。
「みんなありがとーー!!」と笑顔全開で声を張り上げてくれましたが、ぴょんぴょん跳ねて手を振っていたのに、ある程度振ったらつん、とそっぽ向いて下がって行きました。
リカに「デレツン?」と突っ込まれてました(笑)

レッドベリーの挨拶が終わった後は再びジェミニが進行役になり
「裏で頑張ってくれてるスタッフにみなさんに、拍手をもらってもよいでしょうか?」と言われたので、惜しみなく拍手を!!
舞台は出演者だけでなく、支えてくれる裏方の皆様がいてこそですもの!!ありがとうございます!!

そして、ジェミニは「いろいろな理由でここに来られないファンの皆さんに、ボクたちから拍手を送りたいと思います!」
とコメントして全員がファンへ思いを馳せながらしばし拍手を。

さらにメインスタッフと呼んでも支障のない「演出の伴さん、広井王子さん、田中公平さん、そして中山まさゆきさんにも拍手を送りたいと思います!」
と言ったのですが、その直後に「まさゆきさんであってますよね?」とサジータに確認するジェミニ。
そしたらサジータは「あってるあってる」と頷いたのですが反対側にいたリカから「違うよ!まさひろさんだよ!」とツッコミが入りました(笑)
はい、中山雅弘さんが正解です(笑)
笑いよろめくジェミニとサジータでしたが織姫の「だいたい合ってる。ぼやっと合ってる」に立ち直って、拍手を送り
全員が下手に注目していると、出演者の何名かが下手へ走り、公平先生と星組キャメラを受け取って撮影していた中山さんを舞台上に連れ出しました!
下手側に立った二人に、客席からは惜しみない拍手と声援が!!
サクラを愛して、ファンの気持ちに応えてくださり、ほんとうにありがとうございます!!

お二人がささっと下手へと戻ったところで、出演者も全員下がり最後に今一度「ありがとうございました!!」と深々と頭を下げた中、幕がゆっくり降りて行きます。
あと半分、というあたりで顔をあげて、最後の最後まで手を振ってくれていました。
今度こそ、会場が完全に明るくなり、終演アナウンスが流れだします。

大河「これをもちまして、今回の紐育星組ライブは
   全て終了です。
   みなさん、お楽しみいただけましたか?
   ぼくもすっごく楽しかったです!
   どうぞ楽しい気持ちはそのまま胸の内に。
   うっかり忘れ物や落し物しないように
   お気をつけてお帰りください!
   また、今度は10月の武道館でお会いしましょう!
   それでは、みなさんも一緒に最後はあの決めポーズを言ってください!
   いきますよ?せーの…!
   摩天楼に、バッキューーン!!」

全員でバッキューン!!を決めて、今回の公演は終了となりました!
本当に…本当に楽しかった。まだまだ夢から覚めたくない!と心底思いました。
でも、幕は下りてしまいました……寂しいですが、星たちの輝きはたしかにこの胸に。

そして…!!今回は、もう次があることが分かっています!
10月7日は、武道館へ駆けつけます!!
二度目の奇跡を、この目で、生で楽しみたいと思います!!

では皆様、その時にまたお会いできますように!
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2011/08/06 15:59:56 [ノートメニュー]
Re: 千穐楽ダイジェスト [返事を書く]
待ってましたァッ!

 初期の「落語」の役割の一つに、芝居を見に行くほどの余裕がない江戸の庶民に芝居の内容を語って聞かせる、というのがあったそうな。落語の用語で言う「芝居話」の原型。

 そういう意味では、紫水さんの詳細レポは、帝都に来る程の時間的、金銭的余裕がなかったり、千秋楽チケットが手に入らなかった人のための「高座」の役割をしてる、って気がしますよ。

 見た人にとっては、ステージのシーンがよみがえる「記憶刺激剤」でもあります。
 ついでに、見てない日の出来事まで、まるで見た気になってしまう不思議な感覚が起きます(笑)。

 しかし今回、ステージ上手と下手で同時進行していたりして、ただ見るだけでもどっちを見ていればいいのか、という感じだったので、記録には苦労したんじゃないか、と想像する所です。

 先ほど一気読みしたんですけど、また後でさらに反芻させていただきます。
 お疲れさまでした&書き下ろしとアップありがとうございます。




 以下、今回出てきた用語などに関するメモ的なもの。

◎星を継ぐもの
 元ネタはJ.P.ホーガンのSF小説。1981年の星雲賞受賞作。
 私も読んだことありますけど、すごく面白いです。
 今までサブタイトルを大正〜昭和初期のものから取っていた広井さんの趣味じゃなさそうだ、と思ったら、これを付けたのは中山さんみたいですね。
 30年前の小説にしては、mixiの日記検索などでもけっこう最近の記事がひっかかるんですが、これは最近マンガ版が出版されたため。


◎コール・ポーター
 アメリカでヒットしたのはミュージカル「陽気な離婚」から、とのことなので、1932年という事になります。
 太正で言えば21年、時期的にはサクラVから五年後ですが、それだと双葉さん、一体何年紐育に居るんですか?という感じ(笑)。
 もっとも、コール・ポーター自体はミュージカル映画が盛んな時期のイメージ的な作曲家でもあり、代表曲"Night and Day"は「ここはパラダイス」の歌詞にも引用されています。
 リトルリップシアターの元ネタの一つという感じかもしれませんし、コール・ポーター自体が前倒し的にヒットした設定なのかもしれません。


◎大恐慌
 史実どおりなら1929年10月24日より後。レニと織姫が知らなかったという事は、船の中に居る時に起きた、という解釈もできなくはない訳ですが、その場合は本当に「ニューヨークで株価大暴落の直後」の話になります。
 ワンペアの話ぶりは、史実のような世界を震撼させる大ニュースだった感じがなく、不景気にはなったものの全体に影響はマイルドなのかもしれません。
 サクラ世界らしく、大恐慌は魔物が裏で糸を引いていて、察知したサニーや王先生に阻止されたために大事にいたらなかった、といったサブストーリーがあったりするのかも?
 

◎Yah Boo
 イギリス英語で「なんだそりゃ!」みたいな意味ですけど、この場合の発音はどちらかと言うと「ヤーブー」ですね。
 ドイツ語だとすれば、jawohlが近く、これは「了解!」の意味ですけど、そのどっちも関係ない気がする謎フレーズ、謎ポーズです。
 元ネタがあるのかしら、と思って探したんですが、発見できませんでした。
 これはオリジナルギャグ?三分間ショッピングの凝り様といい、紐育はギャグの開発に熱心なの?


◎三分間ショッピング
 トーカ堂の北さん。博多華丸のモノマネネタで広まった気がしますけど、全国的に見ることができる通販番組なんだとか。
 東京では、MX-TVで日曜朝7:30から。


◎山高帽
 ボウラーハット、という固いタイプで、1950年代までは一般的に使われていましたが、現在は廃れているため、「古き良き時代」の感覚があります。
 女性がダンスに使うと、マニッシュで色っぽい感じ。
 日本の男性では、和服にコートに革靴でこの帽子をかぶる和洋折衷スタイルが、明治・太正の流行だったようです。


◎新次郎は体調がすぐれなかったらしい
 公平先生のブログでは、心配するほどではないとの事ですが、コメントでは、顔まっ白、とか、倒れそうだった、みたいな話もあります。気がつかなかった……
 カレーの食べ過ぎ(甲板通信局でそういう話があった)くらいならいいんですが。


◎レッドベリー
 今回はさすがに登場人物が多く、絡みが作れなかったか、とも思ったんですが、ダンサーさんとしても参加してないんですよね。震災以降、いろんな理由で活動が少なくなる方も多い訳で、ちょっと心配ではあります。
 千秋楽での登場は文字通りサプライズ。観客からは「ドアァッ!?」という感じの、短くも大きな驚きの声が上がってました。


◎紐育饅頭
 あるのがあたりまえ、みたいな気になってきました(笑)。
 日本趣味のサニー発案で、劇場で売ってたりして。
 サクラカフェ復活の折には、是非メニューに入れていただきたいと思います。
とりなべ <rpbyunwque> 2011/08/07 13:06:41 [ノートメニュー]
Re: 待ってましたァッ! [返事を書く]
待っていてくれてありがとう!!
……このお約束の返しも久しく舞台で聞いていませんね。こんばんは!
「高座」ですか…まだまだ伝え方を考えねばと思うのですが、少しでも「刺激剤」としても役立てばうれしいです!

たしかに、今回の舞台はいろいろ同時進行のシーンも多く…両方がうすぼんやりという所もあったり(爆)
特にサニーさんと新次郎が真面目な話をしているところでの上手はかなり面白かったため、油断してるとそっちばっかり見てしまっていました(笑)

そして、細かな元ネタメモ、読み応えあります!
舞台上でぼんやりとしか語ってない以上、大恐慌自体はなんとも言えないですが…たぶん“太正”ですし戦争の引き金になるほどではない、と勝手に解釈しております。
そのサブストーリーもあったら面白いですね。今回の舞台ストーリーはもっと膨らませることもできそうなので、何らかの形でフィードバッグされると良いですね。

Yaboo!は…オリジナルだと思います(笑)
プラムたちがビデオメッセージでお笑い担当だと自分たちで言っていましたし(笑)

トーカ堂は、普段通販番組をちゃんと見ないので友人に教えてもらい、その後ネットで確認しましたw

山高帽は、私も都会的な「古き良き」イメージです!
あの燕尾で踊る姿も、個人的にはすごく好きです。やっぱりスチーム・ヒートのイメージが頭をよぎりましたが(といっても、私の場合は本家ではなく、昔TDSで公演していたバージョンですが)

新次郎の体調、二日目とか本当に顔色真っ白で…!!見てて変な意味でハラハラしました。
でも、声が出ていないとかではなかったので、たぶんまた胃を痛めたのかな…と思っています。ご本人もブログなどで何も言いませんし。

そうなんです、パンフレットや出演者を見て「いないのは残念だなぁ」と思っていた分余計に大きなサプライズとなりました!<レッドベリー
後は入国審査員たちもいてくれれば完璧だったのに!!←

紐育饅頭、次の武道館で帝都饅頭、巴里饅頭と合わせて売られてたらどうしよう(大笑)
いや、そんなユーモアたっぷりな事をやられたら買いますが!

サクラカフェ復活があれば、おみやげにも良さそうですね!
ぜひ、ご一考頂きたいです(笑)


それでは、今回はこの辺で失礼いたします!
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2011/08/08 23:50:44 [ノートメニュー]
Re: 千穐楽ダイジェスト [返事を書く]
これがなくては!!

  いつもありがとうございます!!
 自分は初日公演観に行きました。サニーサイド氏の会場前挨拶が初日だけとは知りませんでした。会ってみたかった田中公平先生にも握手してもらえてそのうえ話しかけられ本当にうれしかったです!!まあ田中公平先生がかかわっている昔のCDを持っていったからだと思うのですが・・・(23年ぐらい前のもの・・・)

 紐育星組のライブは今回が初めてでしたが本当に楽しめました。残念ながら「地上の戦士」は踊れませんでしたがすごくよかったです。

 今度は武道館ですか?丁度その日別用で会社を休まなければいけないので夜だったら行けるかも知れません。いけたらいいなあ。
朱天 <oriyhmkszu> 2011/08/07 16:03:13 [ノートメニュー]
Re: これがなくては!! [返事を書く]
いえいえ!

こんばんは!そうなんです、サニーさんの挨拶は初日だけだったのです。
いつもは千穐楽に人が増えるとかはあるのですが、初日だけというのは初めてでしたね。
でも、あの開演前の握手はサクラの温かさの一つだと思っています。やっぱり握手できると嬉しいですよね!

ええ、今度は武道館です!まさかの二度目の武道館…日程の調整ができたら、ぜひ!
なるべく早く詳細が出ると良いですね。


それでは、今回はこの辺で失礼します!
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2011/08/08 23:52:57 [ノートメニュー]
Re: 千穐楽ダイジェスト [返事を書く]
脳内再生!
いつもありがとうございます、如月紫水さん。夢織時代です。
レポート堪能させて頂きました。

・・いい脚本だなあと感嘆させられる箇所がいくつも感じられました。
織姫がレニを称して「ちっちゃいマリアさんみたい」とか、表現がすごく上手いです。
自分ではこれは書けないなと(当たり前だ)思わされて、妙に安心したりしました。
これでも、公式には常に同人の上を行って欲しいと願っているファンですので。

そして、ついに盛り込んだかと思う紐育の活気の低下。
泣ける映画が、というオブラートでくるんでいても、その本質を分かる人には分からせるあたりがまた上手い。

私はこれは起きないだろうと思っていました。
サクラ大戦世界では米国が参戦する前に欧州大戦が終わっているので
その後の歴史が大きくずれているんですが……、しかし人型蒸気の供給を始めとして
大戦景気に湧いていたのは確かなので、多少の規模の増減はあるにしても
同じルートになってしまう可能性が多分にあることを失念しておりました。

今後のSSを書くときになかなか考えさせられる一コマです。



双葉さんの存在感がレポートを読んでいても驚異的なレベルです。
いやあ、恐ろしい(笑)


欧州星組に残る微妙な関係の名残と、それを乗り越えるような今の会話。
彼女達が声を合わせて歌い交わす思いに胸が熱くなります。
これは確かに、聴いたら涙せずにはいられないでしょうね……
ああああああ、欧州星組の謎はいつ明かされるんだあああああ!


サニーと正面から渡り合うボスの格好良さに改めて惚れそうです。
欧米かぶれなのに、ボスのイメージって浅田次郎さんの小説に出てきそうな
ものすごく一本気のある江戸の侠客なんですよ。
子分への思いと愛でるものへの思いと、「漢」への敬意と……最高です。


次はわずか二ヶ月後ですか。
15周年なんですねえ……。しみじみ。

それでは、また。
夢織時代 <zvoejguhin> 2011/08/10 01:38:52 [ノートメニュー]
Re: 脳内再生! [返事を書く]
二つの星組!
こんばんは、夢織時代さん!
レポート、読んでくださりありがとうございます。

私も「ちっちゃいマリアさん」はすごくツボにはまりました!
そして、ああこういう物言いこそ織姫だなぁと感慨深くなったりも。

サクラ大戦の世界ではこちらで言う第一次世界大戦が「最初で最後の世界大戦」とたしか小説で記されていた気がするので、おそらく第二次世界大戦に加速して行くことは無くても、間違いなくその流れの上に居るというのが垣間見えてきましたよね。
……この流れで、ぜひ公式に新作を…!!!

双葉さんは、大暴走でした(笑)
さすが、現在のサクラ大戦界のジョーカーw

欧州星組の歌は、本当に毎回聞くたびに鳥肌が立って…!!
これだから、生の観劇は止められない!と思う瞬間でもありました。
……星組前夜はまだか!!←

そしてボスの存在感は確かに大きいです。
というか絆の話にボスを絡めてくれたことに公式ありがとう!と思いました。
最近、出てきてもにぎやかし担当だったので、こういう人を率いる立場のボスが見れて嬉しかったです。

そうなんです、二ヶ月…!!
いままで、大きなものがこんなに短期間だったことはないので、その点でも15周年を感じますね。
記念本も楽しみです。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします!
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2011/08/12 21:00:03 [ノートメニュー]

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