[新しく発言をつくる] [EXIT] [サクラ大戦BBS]
舞台奏組〜薫風のセレナーデ〜全8公演レポ

  舞台奏組〜薫風のセレナーデ〜全8公演レポ 如月紫水@連投失礼 2013/10/06 23:04:23
舞台奏組〜薫風のセレナーデ〜全8公演レポ [返事を書く]
皆さま、お久しぶりです!
前回の紐育レポはまさかの予備データすら吹っ飛ぶという不幸に見舞われた如月紫水です。
が、この奏は!なんとしても!!と思い予備に予備を重ねて完成しました。

昨年の11月から、この日を待ち望んで待ち望んで、ついに再び会える!ということが嬉しすぎて
8公演全て劇場で観劇しました。
でも観劇回数が多い分、どの日に何が起きたか記憶があやふやな部分もあり、いつも以上にゆるりと見ていただけたら幸いです。

今回の会場は前回よりも大きな、そして懐かしの銀河劇場!
お花もたくさんあり(余談ですが、アレンジ花企画にご賛同頂きました皆様ありがとうございます)
そして初日からコス観劇の方も増えて「あ、サクラな会場だぁ」という第一印象を受けました。

銀河劇場の楽しみとして、ロビーのバーでのオリジナルドリンクもありました♪
しかも「Kanadegumi」「ねこたいちょう」「円舞曲、君に」の三種類!!
個人的にはねこたいちょうが大変好みでリピートしました。

客席に入り、舞台を見ると昨年スペースゼロで見たセットと同じものが組まれていました。
まさか同じセットで来るとは!

会場BGMは今回は「サクラ2」のサントラを流しているようで
「あ、見回り」「あ、鴬谷の戦闘」とか時折思いながら席についていると
ほどなくして前回の舞台で秋奈を救ったあのハーモニーが流れてきてそれが一ベル代わりとなっていました。
場内アナウンスと同時に客席に現れる方々が…

ストリングス隊によく似た(笑)三名の男性と、片ポニーテールの女性が一人(右でまとめてる方と、左でまとめてる方で公演ごとに交互に登場)
が場内アナウンス中の会場を挨拶しながら練り歩き。
全員黒を基調とした中に赤をアクセントとした印象は同じなのですが、人によって肩に毛皮がついていたり、赤いマントを羽織っていたりと個性ある部分もありました。
劇場側のアナウンスが終わると、本格的にマイクを使って客席に「どこから来ましたか?」や「どなたのファンですか?」と聞いて回る皆様。

初日はとある人を見つけ、全員で囲み「巴里?帝都?紐育、どちらからいらしゃいました?」と質問(大笑)
とりあえず現在地として紐育と答えた瞬間、湧くサクラファン(笑)
そうです、前説と言えばな方が客席に居たのです。
「一言、もらってもよろしいですか?」という振りに戸惑いながらも立ち上がって「皆様ようこそおいでくださいましたー!」と期待に答える武田さん!!(笑)
その後「俺がやることじゃないよな」とマイクを戻したら「僕らの見せ場取らないでもらっていいですか?」と返されていました(笑)

初日は、この三人ちゃんと自己紹介しておりました。
襟戸くんに似てる人がミュゲ(弥遊戯)
丈治くんに似てる人がバンブー(萬歩)
暮くんに似てる人がイドラ(壬銅鑼)
漢字は台本にちゃんと書いてあったのですが、レポ中は読みやすさ優先でカタカナで参りたいと思います。
そして、キャスト発表にも無かった女性の方…初日は疾風(はやて)で二日目は旋風(つむじ)でした。
このお二人は公演ごとに交互の出演です。

ちなみに、二日目はもう一人客席にゲストを発見して「帝都、巴里、紐育、どちらからいらっしゃいましたか?」と質問して
こちらも現在地である「紐育」と答え(笑)お名前は?には「団耕助」
何か一言…という振りには「ダンディ団は不滅だ!」と答えてくださいました!!!ということで、ボスありがとうございます!!

この客席との時間、二日目からは質問だけでなく声出しの時間!として様々なコールをしました。
20日は上手チーム(旋風、イドラ)下手チーム(ミュゲ、バンブー)に分かれての声出し。
まず上手は「いくぞー!!」に合わせて「おー!!」
下手チームは「1、2、3…」からの「ダー!!」で上手チームにずるいと言われていました(笑)
最後は全員で「ダー!!」で締めました。

21日昼夜は同じチーム分けで上手が「サクラ大戦」と言ったらこちらが「奏組」と応え
下手が「薫風の」と言ったらこちがら「セレナーデ」と返す方式でした。

夜はそれに加え某いいとも的な全て「そうですね」で返すコールもしました(笑…今日は天気がいいですね、とか)
最後はパン、パパパン!!の拍手もちゃんとやりましたよ!(笑)

このあたりから客席に「誰のファンですか?」と聞いて回りだし、ストリングス隊プッシュをさりげなくしたり
名前が出てこないときは「がんばろう!」と自分で自分を鼓舞したりしているのが面白かったです(笑)
そんな中、ニコ生放送のあった22日夜に会場内にストリングス隊コスの方々がいて、三人で質問攻めにしてるのが面白かったです(笑)
この時に様々な物を配っていたのですが普通のお菓子からお水、赤いきつねのミニカップめん等なかなかにバラエティに富んでいました(笑)

22日以降はチーム分けせずに(22日昼だけはミュゲがチーム分けしようとしたのですが、バンブーに「チーム分けする必要あるのか?」とつっこまれ「ごめん、なかったな」というやりとりがありました)
言ったことに対し「醤(ジャン)!!」で答えるに統一。
内容は「みんな元気ー」「じゃん!!」という感じで。
だんだんコチジャンとかGジャンとか関係ない単語になって行くのも面白かったです(笑)
ミュゲ、一回自分で最後まで「コチジャン」言って「ごめん、俺の負けだわ」って言ったのも面白かったですw

そんな中、そろそろ開演の合図なのか会場BGMに混じり拍子木の音が響き
下手最前列に座ってる方にミュゲが「どこから来ましたか?」と声をかけると身を縮めながら「千葉…」と答えるお客さん。
「千葉!ゆるキャラチーバくんの千葉!」とゆるキャラ反応するミュゲ(笑)

22日昼だけ「千葉の船橋」と場所も言ったので「船橋!ふなっしー!」と今おそらく一番旬の非公式ゆるキャラの話題も出ました(笑)

するとバンブーが「どうした、ミュゲ」と声をかけてきた途端、先程までの親しみやすいトーンとは違う、少し裏がありそうな声音で
「よーし、決めた!今宵の獲物は、この女だ!!」と叫び、周りに合図。

疾風「え?もう決めちゃうの?」
イドラ「もっとよく吟味しないと、また紫様にお叱りをうけるぞ」
ミュゲ「構うものか!おい、バンブー用意しろ」
バンブー「がってんだ!」(舞台に上がり、中央に椅子を置く)
疾風(旋風)「どうする、イドラ?」
イドラ「時節柄、贅沢も言っておられまい…今宵は、あの客人にするとしよう!」

恥ずかしがるお客さんを有無を言わせず舞台に上げて、用意された椅子に座らせちゃいました…!
え、ホントに??とも思ったのですが…昔、こういうのをどこかで見たことあるような…と考えているうちに
客席を回っていた全員がイドラを戦闘に、応援団ヨロシクビシッと整列。

イドラ「整列!!」
全員「おう!」
イドラ「本日は、ご来場いただき誠に」
全員「ありがとうございます!!」
イドラ「はるばる千葉から見に来ていただいたのに、突然舞台の上でさらし者!誠に」
全員「ご愁傷さまです!!」
イドラ「しかし、選ばれてしまったものは仕方がありません!運が無かったのだと観念してください。
    では!!本編に入る前にまず我らの事を説明しておきます!
    我らは傀儡集団「醤」!!!」

全員揃って、ジャンプと同時に身体を反転させて歌舞伎の見得を切るようなポーズをする集団。
赤マントをはおっていたミュゲとバンブーに書かれていた「醤」の字はそういうことだったのですね!

イドラ「(客人に向き直り)お醤油の醤!ひしおと書いて」
全員「醤!!」(見得を切る)
イドラ「傀儡とは、狩猟と芸能を生業としている集団で」
ミュゲ「歌やダンスはお手の物」
バンブー「奇術、剣術、相撲や呪術!」
疾風(旋風)「オペレッタから人形劇」
イドラ「なんでもござれの流浪の一座」
全員「醤!!」(見得を切る)
イドラ「客人、ひとつお伺いいたします。
    あなたは昨年上演されたサクラ大戦奏組の第一回公演
    雅なるハーモニーは…ご覧になられましたかな!?」

口上を上げていたイドラ以外に詰め寄られたお客さんの答えは……なんと「いいえ」
四人が盛大に驚きの声を上げたのですが、気を取り直してイドラがもう一つ質問を。

イドラ「では、本日ご観劇になる前に、事前にサクラ大戦奏組の事は…
    学習してきましたかな!?」
客人「…いいえ………」
全員「ええええええええーーーー!?!!?!?」

あまりの晒し者状態に、耐えきれずミュゲから預かっていたマイクを返し、そのまま舞台を降りようとするのを
慌てて止める醤の皆様(笑)
再び、椅子に座らせてから再びイドラが口を開きます

イドラ「大丈夫です大丈夫です!なにも謝ることはありません。
    笑っている客席の中にもきっとあなたと同じような知識で来た方がきっと何万人もいらっしゃいます。
    ですが!心配は御無用。
    なぜなら我々は、そんな人たちのために存在してるん…」
全員「醤!!!」(見得を切る)

キメ口上と共に「アーーーアァァーーー」と静まった会場に響く良い声が。
下手から、今回の悪役、緋独楽が登場するのですが、この時点ではおそらく緋独楽としてではなく
相撲甚句(大相撲の巡業などで披露される七五調の囃子歌)の歌い手として登場。

イドラ「では…我らの芸と共にこのサクラ大戦の事を予習いたしましょう」

手にした扇子を開き、いざ甚句へ。
醤の皆さんは、上手の階段に黒布をかぶせて隠してあった小道具を使って、甚句の内容をよりわかりやすくするために舞う。

「時は太正 風吹き薫よぉーー
 帝都の闇に魔の手が潜む

 弱き心と闇夜に巣くう
 降魔と呼ばれし魔の力

 震える帝都に光射し
 可憐な乙女舞い降りた
 歌舞く(かぶく)姿はかりそめと

 真(まこと)は鋼鉄武装なり
 帝國歌劇は正義の花組

 その花組に憧れて
 帝都に音子がやって来た」

(ここで、関係者ブログに度々載っていた髑髏の奏組人形を持ちだして舞う醤の皆さん)

「センタースポット目指したが
 指揮棒片手にマエストロ

 強面 金髪 無口なヒューゴ
 天然貴族の G.O.バッハ

 食い意地張った 桐朋源二
 ツンデレ意地悪 源三郎

 母なる微笑み ルイス・アストルガ
 さては出雲の娘の力

 音が見えるは摩訶不思議
 不協和音をひとつにし
 不幸の招き音子 返上

 表はオーケストラの姿でも
 霊音(れのん)と呼ばれし音放ち

 五人と一人が立ち向かう
 花組が為の秘密部隊

 その名も 雅な (ヨーォォ〜〜と甚句独特の声)
 (アーーアァァァ〜〜) 奏組よ」

醤の皆さんが上手階段で纏まってポーズをとり
歌い手が静かに扇子を閉じ、甚句が終わると微かな鈴の音が鳴り
今度は紗幕がかかった舞台上段にライトが指し、儚げな歌声を響かせる一人の女性が。
ソバージュヘアーに赤いワンピースに帽子の女性の声が響く中、静かに歌い手が退場し、醤の皆さんもミュゲを残し風のように髑髏人形を持って上手袖へ
残ったミュゲは客人の元へ行き、一枚の紙を差し出す。

戸惑う客人に「いいから読んで」と紙を渡して立ち上がらせ、マイクを向ける
紙には「注意してね」と但し書きがあったので、もしかして…と思っていたら

客人「本日は、サクラ大戦奏組、薫風のセレナーデにお越しいただき……」

やっぱり前説…!!(笑…内容は蒸気携帯電話の電源〜などいつもの内容)
この時点で「あ、この方は出演者の方か…」と確信がもてたのですが
まわりの雰囲気がとても笑えるものではなく…暗い舞台の中、髑髏人形を置いて戻ってきた醤の皆さんの表情も冷たく
イドラは腰に刀をさしてゆっくりと客人の背後へ。
それに気づかず、ひたすら紙に書かれた注意事項を読み上げる客人

客人「…それと、最近この帝都では女性を狙った人さらいが横行しているので
   夜間時等、一人で出歩かないようご注意ください」
ミュゲ「(すっとマイクを引いて、自身も一歩下がる)どうぞ、ご注意ください」
客人「え?」

ここで周囲の異変に気付いた客人ですが、時すでに遅し。
振り返ると同時に刀を抜いたイドラに二度切られ、赤い照明に照らされる中崩れ落ちるのをミュゲが抱き上げる。(この間に、紗幕の照明が消え、女性が見えなくなる)
雷鳴轟く中「急げ、夏場の生ものは足が速い。新鮮なうちに届けるんだ」と刀についた血を拭ったイドラに頷く一同。
素早く、全ての証拠を隠滅し、走り去ると再びスポットが入った舞台上段の紗幕の向こうには
一人の和服の男性が、番傘と古ぼけた日本人形を抱えて膝をついています。
叩きつけるような雨音に混ざり、再び相撲甚句の声が。


「帝都に蔓延る魔障事件
 聞こえる音は薫る風
 見える音は罵詈雑言
 奏でる音はセレナーデ」


人形を見つめていた男性が静かに立ち上がると、番傘を開きゆっくりとこちらに背を向ける。


「サクラ大戦 いざ開演
 サクラ大戦 いざ開演」


甚句の名残と共に、照明も絞られ、最後は男性の持つ番傘のみになり、それも消えると
一瞬の暗転の後、雰囲気をガラリとかえるあの音が!!
初演時から引き続き、この曲からスタートです!

♪円舞曲、君に

前回は全員段上から登場でしたが、今回袖から登場するジオ、源二は舞台上から。もちろん、全員楽器片手に戦闘服です!
そして中央から登場するのはルイスのみで段上上手からヒューゴ、段上下手から源三郎が登場。
キメポーズまではそれぞれの場所で、歌い出しは全員壇上に揃っての歌。

振付は基本的に同じですが、立ち位置等はかなり変えてきました。
それと、歌っているときにその人にスポットが当たり光の演出がより効果的に使われている印象を受けました。
一番のサビ終わりで源三郎、ルイス、ヒューゴ、ジオ、源二と階段を使って並んでいたのですが
段上にいたヒューゴ以外は左右に開く階段の上で歌っていたので、おお!となりました。

間奏で、舞台奥中央からフルートを手にした私服音子ちゃんが登場!
同時に奏組の面々は舞台上前方に駆け寄り、空を睨む

源二「くっそ、キリがねぇ!」
ジオ「何なのだ、ここ最近の降魔の出現率は」
源三郎「ミヤビ、早く!」
音子「はい!(素早くあたりを見渡し、会場奥上を指さす)あ!!魔精卵!
   お堂の天井裏に……でも、あんなところ霊音で狙ったら、屋根が壊れちゃう…」
ルイス「私がやりましょう」
音子「え?」
ルイス「皆さん構えて」

なにが起ころうとしているのかわからない音子をよそに、下手階段まで距離をとったルイスの声にあわせて「おう!」と返事をして舞台中央で楽器を構える四人。

ヒューゴ「事件は、プレリュードのうちに!」
源二・源三郎・ジオ・ルイス「シー・マエストロ!」

ヒューゴの号令とともに、照明で表現された四人の霊音が重なり、ルイスの元に集い
視線を魔精卵に定めたルイスが勢いをつけて振り払う(実際に物は無いですが、手には得意武器である戦輪(チャクラム)を持っている)と同時に全員の霊音が戦輪とともにピンポイントで魔精卵に命中!!

音子「すごい…!」

あっと言う間の出来事に、音子はそれだけしか言葉が出ない。
ここから二番に入り、音子ちゃんは壇上下手へはけていき、舞台上は再び五人に。

2番は基本的に全員舞台上での歌や踊り。
転調前の声の伸びもよく、本当に去年より格段にレベルアップしているのがここだけでもわかります。

最後は、舞台奥壇上にあがり、初演時と同じ決めポーズでオープニングをビシッときめてきました!!
曲が終わると同時に舞台下手からフルートと紫の風呂敷包みをもった音子ちゃんが戻ってきて
(ちなみに、台本によると現在地は上野公園だそうです)
先ほどまで魔精卵があった場所を目を丸くして見つめていると、源二が真っ先に音子ちゃんのそばへ駆け寄り

源二「おい音子!なにぼーーっとしてんだよっ」(よっと同時に音子ちゃんに斜め後ろから軽くタックル)
音子「わっ!だって、さっきの攻撃(風呂敷を指揮台の上に置き)
   ぶぉーーってなって(四人の音が集約していく様)
   んん〜〜〜!じゅわっ(力の集まった戦輪をルイスが投げる様)
   すぱーーーん!(魔精卵に命中して、霧散していく様)って……」

身振り手振りに擬音だらけの音子ちゃんがかわいいです!
そんな説明に攻撃をした当人であるルイスも微笑み、上着で隠れていた腰のホルスターから戦輪を取り出す。

ルイス「ああ。あれは、戦輪(チャクラム)に霊音を蓄積させたのですよ」(そうそう!と頷きながらルイスの傍に駆け寄る源二)
音子「(ルイスを振り返り)霊音を、蓄積?」
源三郎「霊音にはいろんな使い方があるんだよ。隊長のくせにそんなことも知らなかったの?ぽぽぽ」

きょとんとした顔で首を傾げている音子に、ルイスの後ろにいた源三郎が小馬鹿にした言葉を向けると、すかさず源二が「コラァ源三郎!!」と説教するべく駆け寄るのですが、階段上という普段よりも身長さが上乗せされる状況だったので、くってかかる前に源三郎ががっちり兄さんの頭をホールドさせてなにも言わせませんでした(笑)

ちなみに、この源三郎の小馬鹿にした笑いはバリエーションがあって
21日昼は「ぴょぴょぴょ」と言っていました(笑…ほかの日は、多少イントネーションの違いはあれど、ぽぽぽが言葉としては一番近かったです)

ジオ「ルイス、今の降魔たちは最近横行している人さらいの事件とは無関係のようだ」
ルイス「そのようですね」
音子「あの!」

戦輪をしまい、音子の後ろで会話を始める二人ですが、勢いよく振り返った音子に、自然と視線がそちらに向く。

音子「じゃあわたしも皆さんみたいに楽器で戦うことってできますか?」
ジオ「ん?」
源二「は?」

小競り合いをしていた源二たちも音子のその発言に顔をそちらに向ける。もちろん、ヒューゴも。

音子「霊音の出し方もまだよくわからないですけど、さっきみたいな戦い方なら
   ちょっとでも、力になれるんじゃないかと!」

ブラス隊の間を歩きながら上手に移動しフルートを前に突き出す音子に「あのさぁ」と源三郎が近づくも
それよりも早くヒューゴが音子の前に立ち、掲げたフルートを掴み、有無を言わさず下げさせる。

ヒューゴ「やめておけ」

短い言葉と共に険しい目線を音子に向け、そのまま上手へと去ってしまうヒューゴ。
その後ろ姿を見つめながら「ヒューゴさん…」と呟くことしかできない音子の背後には
ヒューゴに出鼻をくじかれる形になってしまった源三郎がずいっと近づき
音子の背後…というにはかなり近い距離に顔を近づけ睨みつけていると、その気配に気づいた音子が振りむくと同時に
「ふん!!」とあからさまに顔をそむけて速足で下手へ。
そんな源三郎を追って源二もそのまま下手へはけ、二人を見送ってからジオも音子と視線だけ合わせて何も言わずに
ツーステップを一つして上手へはけ(笑)
残ったルイスが、止められて意気消沈している音子に声をかけます。

ルイス「気持ちはわかりますが、あまり無理はされない方が…」
音子「でも、最近…ここ一週間くらい、ずっと奏組の出動が続いてますよね。
   (下手、上手に視線を滑らせ)皆さん疲れもたまってきてるみたいだし…
   わたしも一緒に戦えれば、少しは…!って思って……」(眉を寄せ、視線を落とす)
ルイス「なるほど…音子さん。(呼ばれて、顔を上げる音子)
    音子さんは、我々がどのように降魔を倒しているのかご存知ですか?」
音子「降魔を?…どのようにって、そりゃあ…楽器から霊音を出して
   それを降魔にぶつけて―――」
ルイス「(微笑んで)大体合っていますが、実際には少し違います」

漠然ながらも現状の知識で答えようとする音子ですが、ルイスの言葉に首を傾げ聞く姿勢に。
(楽日は微笑みが「ふふふ」とハッキリとした声付きの笑いになっていたのですが、それが凄く慈愛にみちつつ楽しげで好きでした)

ルイス「我々は、霊音で降魔そのものを傷つけるというよりは
    降魔の発する悪しき霊音―――これを魔の音と書いて
    魔音(デノン)と言うのですが、その魔音を打ち消すことで
    降魔を浄化し、倒しているのです」
音子「魔音を、打ち消すことで……」
ルイス「ただし。ここで大事なのは、霊音に(トロンボーンを構える)
    「魔を滅す」「相手を倒す」という(トロンボーンを下ろす)
    強い意志を込めないと力を発せられないという事です」
音子「(フルートを見つめながら)強い、意志……」
ルイス「音子さん。あなたは誰かを守りたいとは考えていても
    倒したいとまでは思えないでしょう。
    それは、あなたの心が優しいから……
    それをわかっているから、よくない結果を招かないよう
    ヒューゴはあなたを止めたのです(去って行った上手へ一瞬目をやる)
    どうか、理解してあげてください」

最後は穏やかな微笑みと共に一礼をしたルイスは、その後は何も言わず上手へ。
先程のヒューゴの態度を思い起こしていた音子は、その背に何か言いたげに口を動かすもそれが
声になることはなく、ただ見送るだけに。
一人になった音子は、ため息とまではいきませんがそれでもスッキリとしない思いを抱えた表情で目線を下に落とす。

ここで、あたりが暗くなり音子にピンスポットが当たる。
BGMも前回の登場時と同じBGMとなり音子の独白へ。
((声)とついている部分は、実際に喋っているのではなく、録音の声という意味です)

音子(声)「前略、おじいちゃん。
      わたしは無事、大帝國劇場の一員として働き始めました。
      残念ながらわたしが舞台でスポットライトを浴びる日は
      まだまだ先になりそうですが、でも花組さんに
      夢には確実に、一歩ずつ近づいていると実感する日々です」

この間に、音子ちゃんは舞台中央の段前に移動して、自分の手紙に内容に自分で顔をしかめます。

音子「う〜ん……いや、近付いてるというよりは
   むしろ、一歩ずつ後退していっているような……(フルートを前に突き出し、自分は下がる)
   (が、次の瞬間はっとなり頭を横にふる)いけない!
   いけない、いけない、いけない!!自分を信じるのよ、音子!!」

音子が自分に言い聞かせると、舞台に再び照明が灯り音子の回想から上野に場面は戻り
それと同時に上手舞台段上からはしゃいだ様子のミュゲと、あたりを見渡すイドラが登場。

ミュゲ「うっひょおおぉぉ〜〜〜!!!(階段を駆け下りて上手前方へ)
    ここが上野かぁ〜!さすがは帝都のど真ん中だ」
イドラ「おい、正之助はどうした?」(ミュゲ同様、階段を下りて舞台へ)
ミュゲ「知らねぇよ。ガキじゃあるまいし、はぐれたからってそんなに慌てる事もあるまい」
イドラ「しかしあいつは……」

能天気ともとれるミュゲに対し、イドラは不安を隠さず眉根を寄せる。
そんな二人の様子を見ていた音子ですが、イドラの赤マントが気になるのか、背後からそーっと手を伸ばして
よく見ようとした瞬間

ミュゲ「おい!!(突然振りかえったので、ビクッと身を縮こませる音子)
    何をジロジロとマント見てやがんだ。えぇ!?」
音子「ふえぇっ…!」
ミュゲ「生き馬の目を抜くこの大帝都東京で、ぼーっと突っ立ってんじゃねえぞ、田舎者ン!」
音子「す、すみません…!」

ミュゲのマントを使って顔を隠したおどけた脅しに、ひたすらぺこぺこと謝る音子ちゃんですが
(日によって、マントを自分の前に出してぼーっとしてるを表現するような千鳥足のようなステップの日もあり)
ミュゲが絡んでいる間にイドラは素早く下手に抜けて冷静なツッコミを。

イドラ「貴様も田舎者だろうが」
ミュゲ「(へらっと笑って)おっと、そうだった」
イドラ「(下手へはけながら)どこの生まれだ?」
ミュゲ「(それを追いながら)今治」
イドラ「いまばり?」
ミュゲ「あれ、知らない?バリィさん!」

ミュゲはゆるキャラ推しなんですね(笑)バリィさんで超有名になった今治ですね(笑)
ちなみに、余談ですが私の一番の推しゆるキャラは音子ちゃん出身地である出雲のしまねっこです(笑)
(さらに余談ですが、前回の舞台グッズのタオルに今治マークがついてて驚愕した思い出…どうりで使い心地が良い)
それはさておき、ここから再び音子ちゃんにスポットが当たりモノローグへ。

音子(声)「帝都はおじいちゃんが言ったとおり
      出雲では見かけない、変わった人たちがたくさんいます。
      でも、幸いわたしの周りは優しい人たちばかりで……」

と、舞台段上下手から絶妙なタイミングで源三郎が速足で現れ、下に居る音子ちゃんをじろっと睨み
「ふんっ!」とハッキリ声に出して顔をそむけて足を止めることなく上段上手に抜けて行きました(笑)

音子(声)「…ちょっぴり意地悪な人もいるけど、でも…
      みんな常識人というか、ごく普通の方ばかりで………」

少し困ったように首を傾げつつ、自分の中でフォローしようとした矢先に、今度は音子ちゃんの目の前を
上手からツーステップで現れたジオが横切って行きました(笑)
ちなみに、最初はツーステップからのジャンプだけだったのですが、21日昼から最後のジャンプが開脚になり、より通りすがりがパワーアップしてました(笑)

音子(声)「あ〜〜…いや……やっぱりわたしの周りにも、変な人はいるかもしれません」

もう音子ちゃんもフォローすることを諦めた…!!(笑)
如月紫水@連投失礼 <rxqkycrwxn> 2013/10/06 23:04:23 [ノートメニュー]
  第一幕その2 如月紫水 2013/10/06 23:05:24
  第一幕その3 如月紫水 2013/10/06 23:06:42
  第一幕その4 如月紫水 2013/10/06 23:07:44
  第二幕その1 如月紫水 2013/10/06 23:10:41
  第二幕その2 如月紫水 2013/10/06 23:12:22
  第二幕その3 如月紫水 2013/10/06 23:14:05
  第二幕その4(バウ) 如月紫水 2013/10/06 23:14:31
  │├21日アフタートーク 如月紫水 2013/10/06 23:15:23
  │├22日アフタートーク 如月紫水 2013/10/06 23:16:12
  │└ハプニング&千穐楽集 如月紫水 2013/10/06 23:18:28
  読了しました&気づいた事 とりなべ 2013/10/12 12:53:47
  │└ありがとうございます!! 如月紫水 2013/10/15 22:42:18
  追記:薫風のセレナーデDVD発売記念イベ... 如月紫水 2014/03/18 21:04:39
   └「トークショウ、君に」参加記録その2 如月紫水 2014/03/18 21:05:14

[サクラ大戦BBS] [EXIT]
新規発言を反映させるにはブラウザの更新ボタンを押してください。