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奏組〜雅なるハーモニー〜14公演中8公演レポ

  奏組〜雅なるハーモニー〜14公演中8公演レポ 如月紫水 2012/11/17 01:27:08
  第一幕その2 如月紫水 2012/11/17 01:30:32
  第一幕その3 如月紫水 2012/11/17 01:31:17
  第二幕その1 如月紫水 2012/11/17 01:32:15
  第二幕その2 如月紫水 2012/11/17 01:34:08
Re: 奏組〜雅なるハーモニー〜14公演中8公演レポ [返事を書く]
第二幕その2

5日〜(実際は4日かららしい)気づいたら全員がいない状態になり、下手へ追いかける
源二「あ!おい、みんな行っちゃうのかよ。
   なんだよ、あいつら」

音子ちゃんがまだ立ち直れないでいるとカーンカーンと夕刻を告げる鐘が鳴り、源二が心細そうな背中に気合を入れるように声をかける。

源二「音子!!今日からお前は俺達の仲間だ!」

芋ようかんのお皿を差しだすと同時に軽快な音楽流れて照明も変化して歌へ。
音子がそのお皿を受け取ったのと入れ違いに二人分の湯のみを持った源二はワゴンにそれを置きつつ、リズムを取り始める

♪仲良しスイング

スイングの通り、ジャズ調が入った明るい曲。歌い出しの前に音子ちゃんに「しゃーーー!」と乗せるために言うのが好きです(笑)

「仲良し仲良し おまえと出会った仲良し
 仲良し仲良し 仲良しなんだぜ おまえと」

中央でさっそく音子ちゃんを巻き込んで歌い出す源二。芋ようかんの皿を音子ちゃんの手から戻すと、そのままベンチの上に置いて、下手側に立つと鼻をきゅっとこすってから歌へ。
同時に音子ちゃんが椅子に置かれた芋羊羹に手を伸ばそうとしたところで源二の歌が始まったのでそちらへ参加。

「ご飯を食べよう お腹いっぱいたべよう
 そして笑顔になろう とりあえず仲良しだ

 ご飯を食べよう お腹いっぱい食べよう 
 そしてお互いを知ろう
 これからゆっくり時間をかけて
 なにはともあれご飯だ」

二人で同じ動作をしたり、音子ちゃんが源二の動きを真似たりで可愛い!
間奏のダンスも、セッションをイメージした様な息の合い方でした。音子ちゃんがメロディーに合わせて舌を鳴らすのが可愛い!!
そして台詞も。(源二が下手、音子が上手側へ移動しながら)

源二「妻をめとらば 才たけて!」
音子「妻をめとらば 才たけ、て!」
源二「みめ美わしく 情けある!」
音子「みめうるわしく 情けあ、る!」
源二「友をえらばば 書を読みて!」
音子「友をえらばば 書を読み、て!」
源二「六分の侠気 四分の熱!」
音子「与謝野鉄幹!」
源二「ばれちまった?」

源二は音子ちゃんと違って宣言していくだけなのですが、音子ちゃんはダンスを交えながらなのですが、そのダンスがまたかわいくてかわいくて!!特に「みめ美わしく」で顎に両手を添えて上目づかいになるところと「友をえらばば」の部分で腰を交互に叩いてる所とか!
そして引用先(与謝野鉄幹「人を恋うる歌」の一番)をズバリ当てられた源二が浮かべる照れ笑いも可愛い。

源二「わっはっは!」
音子「わっはっは!」
源二「わっはっは!」
音子「わっはっは!」
源二「笑って笑って笑って」
二人「わははははは!」

最後はまた中央に集まり、二人同時に「歯!」と笑顔を強調するポーズ。

「友達になろう 俺は信じるぜ
 腹を割って話そう
 陰で悪口言うなよ
 友達になろう いいか男なら
 女泣かちゃだめだ
 約束したぞ必ず守れ」

中央の台で約束を交わす二人「必ず守れ」で襟を正して頷く音子ちゃんかわいい。
この間に、源二は下手の階段の上へ……そして、源三郎に続くまさの転調!!

「そう見上げれば千億の星
 その星の中で いまお前と出会えた奇跡
 つらいことも悲しいことも
 忘れてしまえ
 いま目の前に俺がいるから」

「いまお前と出会えた奇跡」で音子ちゃんを指さし、上手階段へ移動した音子ちゃんが両手を大きく広げてキラキラさせているのが、なんともかわいい。
この転調の部分で二人は再び上段で近付き「いま目の前に俺がいるから」では音子ちゃんの肩に両手を置いて歌いあげるのですが…男前な歌詞にうっとりする前に、歌いあげる源二の大声にうんざりするような顔を見せる音子ちゃん(笑)

「仲良し仲良し おまえと出会えた仲良し
 仲良し仲良し 仲良しなんだぜお前と

 仲良し仲良し おまえと出会えた仲良し
 仲良し仲良し 仲良しなんだぜお前と

 仲良し仲良し!」

最後はまた二人で笑顔で踊って、腕を組んでポーズ!
すっかり源二とは打ち解けて〜と思っていたら、舞台奥からずんずんと現れた源三郎が思いっきり二人の間に割って入ります。

源三郎「仲良くしてんじゃないよ!」

そして、音子ちゃんの足を踏もうとするのですが…逆に踏み返されました(笑)
ここ、普通に痛がるだけだったのにどんどんエスカレートしていきました(笑)

5日
源三郎「もう、何回も!ヤダ!!」

8日
裾をちょっとまくって、思いっきり足を踏みに行く源三郎。
でも、踏み返されて「まった、もうヤダ!早く行ってよ!」

10日昼
源三郎「もう、また踏んだ〜〜!!もう、ヤダ!
    早く行ってよ〜〜も〜〜〜!!」

腹いせ混じりに源二を押して、さっさと下手へとはけようとする源三郎。
二人が去ってくのを、俯いてなにもせず見る音子にスポットが残ったところで暗転。

場面は変わり、夜の帝都の街並み。
焦った様子で、辺りを窺いながら舞台奥から現れたのは、トランクを持った秋奈と竹蔵、松吉。
そのまま下手階段を降りて、慌てふためく。

竹蔵「まずいよ、姉御!完全にしくじった…!」
松吉「俺なんか、バッチリ警官に顔を見られちまった…!」
秋奈「じたばた騒ぐんじゃないよ!
   くっそ…あんなところにマッポ(警察)が張り込んでるとは…
   とにかく、ここから分かれて逃げるよ。
   数寄屋橋の下で落ち合おう。いいね!」
二人「は、はい!!」

とても緊迫したシリアスシーン…かと思いきや、この先はアドリブパートでした(笑)

初日
ジオのツーステップをやりだす二人。
秋奈「何やってんだい?」
竹蔵「いや、三丁目でこうやって歩いてる奴がいたんですよ」
松吉「なんか速そうに見えたんで」
秋奈「むしろ遅いよ!早く!!」
二人「すみません!!」

2日
松吉「おい竹蔵どうするんだよ!」
竹蔵「こういうときは、掌に人という字を三回書くといいって聞いたよ!」

その通りにやる二人の後ろで秋奈もやる

秋奈「落ちついてるんじゃないよ!早くしな!」


5日
慌てた二人が同じような動きをしたため、二回舞台の上でぶつかってから松吉が下手、竹蔵が上手へ逃げる。
秋奈も溜息と共に上手へ走る

7日、8日
秋奈「とにかく、ここからは別れて逃げるよ!数寄屋橋の下で落ち合おう!」
二人「はい!!」
松吉「あ、でも何分後に集合でしょう?」
秋奈「24分後だよ!」
竹蔵「あ、24って言えば金平糖の角が24なのは知ってますか?」
秋奈「知ってるよ!」
松吉「あと、音階が24なのも知ってますか?」
秋奈「知ってるよ!」
松吉「あと、俺達の間で「2〜4〜」(振付のマネ)が流行ってるの、知ってますか?」
秋奈「バカは嫌いだよ!早くしな!!」
二人「はい!!バカは嫌い〜♪ バカは嫌い〜♪」

10日昼
竹蔵「でも、どういうルートで逃げる!?」
松吉「そうだな、フルーツパーラーゆめじの角を右に曲がって…完璧だ!」
秋奈「完璧?」
二人「(眼鏡に手を添えるジオポーズで)ノブレス・オブリージュ♪
   たとえこの命 失うとしても 成すべきことをなす〜♪」
秋奈「あんたたちの成すべき事は、逃げることだよ!!」
二人「はい!!」
秋奈「完璧か…」
二人「(ジオポーズで)完璧であることがテーマ♪」
秋奈「うるさい!!早く行くよ!」
二人「はい!!」

10日夜
竹蔵「でも、俺達は男だからいいけど…」
松吉「姉御は、女だからな…」
秋奈「何か問題あるかい?」
二人「(すっと懐からイモを取り出しマイク代わりに)俺はまもれーるか〜♪
   いつもこの腕に、よりそう君を〜〜…」
秋奈「(寄ってくる二人にそれぞれ、顔面パンチ)早く逃げな!!」
二人「(頬を押えながら)さーせん(すみません)……」
松吉「歯ぁ折れた…」

後半の歌ネタは6日は「あなたのファンタジア」9日には「仲良しスイング」ネタだったそうです…どうか全編DVDに入っていますように!!!
弟分たち(松吉が下手、竹蔵が上手へ)が逃げたのを確認して、秋奈も上手へ逃げる。

一瞬舞台にだれもいなくなるのですが、すぐに警官に追われる秋奈が上手から戻ってきて、下手から歩いてきていたヒューゴを見つけて、即声をかけて距離をつめます。

秋奈「ちょっとあんた!」
ヒューゴ「ん?」
秋奈「(トランクを置いて、ヒューゴの口を押えながら)遅かったじゃないか…
   どんだけ待たせれば気が済むんだい?
   (さりげなく自分が警官の影になるように位置反転)こっちはもう、我慢ならないんだよ。
   ね?いいだろう?」
ヒューゴ「(腕を掴み、秋奈の手をはがす)…何の真似だ」
秋奈「しっ…そんな怖い顔しなさんな。人助けだと思って、少しの間じっとしてて」

上手からやってきた警官をやりすごすために、一芝居打つ秋奈。
怪しみつつも、逢瀬の現場に鉢合わせしまったと思い込んだ警官は咳払いをひとつだけして、階段を上り上段下手へと去っていく。(ちなみに、警官役は暮役の方です)

秋奈「助かったよ。じゃ」

ピンチを脱したと確信した秋奈は、にっこり笑ってヒューゴから離れると、トランクを手に足早に去ろうとするのですが

秋奈「なにすんのさ!」
ヒューゴ「盗ったものを、返してもらおう」

今度はヒューゴが秋奈の腕を掴み捕まえる。
言われた意味が最初はわからなかった秋奈ですが、すぐにその意味を理解しニヤリと笑い、自分から腕に力をいれて振りはらい、下手に向いヒューゴと距離を取る。

秋奈「え?
   …はっ!やるね、あんた。なにもんだい?」
ヒューゴ「知りたいのなら、まず自分から名乗ったらどうだ」
秋奈「あたしの名前は不知火(しらぬい)の秋奈。
   ここらじゃちょいと名の知れた二つ名を持つ悪党さ
   ガキの頃から手癖が悪く、強請りたかりにかっぱらい。
   なんでもござれのこんこんちきさ!(懐から茶の長財布を取り出す)
   帝都銀座は田舎者が大勢やって来るからね。こちとら商売繁盛。
   (大きく歩き、ヒューゴの背後で囁く)寝て一畳さ」
ヒューゴ「…待て」

煙にまき、どさくだにまぎれて去ろうとする秋奈ですが、相手が悪い。
なおも呼び止めるヒューゴに、トランクを横に振り、諦めさせようと立ちまわる秋奈ですが、逆に後ろ手を掴まれてしまい、身動きが取れなくなる。

秋奈「離せ!離しやがれ!!」

なんとか振りほどくものの、荷物と財布はヒューゴの手へ。
せっかくの獲物を逃してしまった事に「くそっ」と悪態をつきつつも、分が悪いと判断した秋奈は上手階段を上っていくのですが、ヒューゴの問いかけにどこか自虐的な笑みを浮かべる。

ヒューゴ「なぜ、こんなことをする」
秋奈「決まってるだろそんなこと。生きるためさ!
   何が悪い?ガキの頃からずっとこうやって生きてきたんだ!
   盗んで盗んで盗んで……盗めなきゃずっとおまんまの食い上げさ!!」
ヒューゴ「まともな仕事ににつけばいいだろう…?」
秋奈「(皮肉っぽく笑い)親もいなけりゃ住む所もない。
   学も無けりゃ運も無い。
   そんな奴を、いったい誰が雇ってくれるってのさ!
   (ヒューゴに背を向け、街中を見渡す)
   蒸気だなんだって暮らしが便利になるのも
   モダンな服を着て歩けるのも、みんな恵まれた奴らだけさ。
   (前に向き直る)そしてそういった奴らに限って
   汚いナリのガキが腹すかせて転がってたって見向きもしない…
   だから!自分から頂きに行くんだよ。
   金を分けてもらいにね!」

秋奈が生きるために盗んできたものを改めて見たヒューゴは、トランクのある特徴に気づきます。

ヒューゴ「これは……出雲大社のお守り」
秋奈「(溜息をついて)あの田舎娘のお知り合いかい?だったら伝えといておくれよ。
   あんたが夢みてやってきた帝都は、思ってるほどいい所じゃない。
   だから傷つく前に、とっとと母ちゃんの所に帰んなってねぇ」

舞台上段を中央に向ってゆっくりと歩きながらそう告げる秋奈ですが、内容は…決して脅しだけではない。
むしろ、音子を心配するような含みもある言葉に、ヒューゴが秋奈をじっと見つめると、秋奈の顔から余裕の笑みが消えて感情むき出しの必死な顔へ。

秋奈「なんだよ…そんな憐れんだ目で見るな…あたしは間違っちゃいない!
   これが…この生き方こそがあたしなんだ!」

吐き捨て、言いきった秋奈が上段上手へと走りぬけて行くのを目で追った後に、手元にある自分の財布を見つめるヒューゴ。
渡してやれば、見逃せばよかったのか?と迷っているようですが、秋奈が去った方向へ、小さな金きり音と光りが飛び

秋奈「なんだい、こいつは…やめな!…やめろ!
   ……きゃーーーーー!!!」
ヒューゴ「まさか…!!」

悲鳴を聞きつけたヒューゴは最悪の予感を思い、慌てて上手階段を上り秋奈の後を追う。
ここで、一瞬の暗転で場面転換(上段下手のライト前には、蒸気ラジヲも設置)
下手からとぼとぼとと、一幕とは違い肩をこれ以上曲がらないレベルで落としため息を零す

音子「はぁ…わたし、花組さんじゃなかったんだ……
   勘違いして浮かれて…恥ずかしいなぁ……
   その上、奏組の人たちにもあんまり歓迎されてないみたいだし…
   もう、どうしたら……
   …小さい頃から運が悪くて、ついたあだ名が「不幸の招き音子」
   やっぱり不幸の招き音子に、花組入団なんて幸運が舞い込んでくるはず無かったんだ…
   あーあ……一度でいいから、一緒の舞台に立ってみたかったなぁ…
   花組さん……」

途方に暮れた瞳で上手から空を見上げると、ふいにラジヲの電源が入り、雑音混じりだけれども「花咲く乙女」が流れる。
その歌声に引き寄せられるように音子が上手階段を中腹まで上がり、辺りを見渡す。
夕日のような優しい光の中で、両手を広げぎゅっと瞳を閉じて、開いた時にはほのかに笑顔を見せる音子


音子「♪花咲く乙女たち 昨日は捨てたけど」

すると、徐々にラジヲの歌声が鮮明になり、合わせて一緒に歌い踊りだす音子。
舞台を駆け回って、色とりどりの世界が音子を包みだす。
音が見える音子にとって、花組の歌はそれまで聞いたどんな音よりも美しく力強かったのでしょう。

音子「♪歌い踊り 舞台にかけて 君に届け 今宵 高鳴る その名」

それを改めて思い出し、舞台中央で歌いあげた音子の顔に笑顔が戻る。

音子「わたしが一番つらかった時に、その歌声で心を救ってくれた花組さん…
   そうよ音子、せっかく大帝國劇場まで来たのに、こんなことで諦めていいの?
   同じ帝國歌劇団じゃない!
   奏組でがんばれば、いつか認められて、花組さんに入れるかもしれない。
   …よし、がんばろう!!この程度の不幸、今までに比べたらなんてことないわ!
   ……目指せ花組。目指せセンタースポット、目指せトップスタァ!!
   それにはまず、奏組の人たちに受け入れてもらわないと。
   花組さんへの道を繋ぐためにも、今出来る事を精一杯やらなくちゃ」

健気で前向き…!
現状を嘆くだけでなく、むしろ逆境を力にかえる音子の前向きさが光る中、曲が終わると同時にけたたましくサイレンの音が鳴り、舞台も暗くなり赤い光だけが回る。

音子「え?…え?!何、これ!?」
シベリウス「来たまえ。君が奏組に配属された本当の理由を教えよう」
音子「…え?」

上手から現れたシベリウスに、疑問しか浮かばない音子。
ここで舞台前方のみ暗転し、照明が残っている上段には戦闘服に楽器を手にした源三郎、源二、ジオ、ルイスの四名が上手から駆け込んできます。

源三郎「この辺りか…人気の無いところで良かった」
ジオ「降魔は?」
源二「あっちだ!」(飛んで行く姿を指さし)
ルイス「急ぎましょう」

四人が舞台奥へと走って降りると、再び音子ちゃんとシベリウスにスポットが入る。

シベリウス「今から君には覚悟を決めてもらう。
      奏組の、帝國華撃団の一員になる覚悟を。
      もしも迷うようであったら、出雲へ帰っても構わん。
      ただし、これだけは言っておく。
      我々には、君が必要だ」

戸惑う音子ですが、最後に言いきられた「君が必要」という言葉が引っかかるのか、シベリウスを今一度まっすぐ見る音子。
ここで暗転。(音子ちゃんは上手、シベリウスは下手へとはける)
暗転のまま、かろうじて女性とわかるトーンの地を這うような声が響き、再び舞台に照明が入ると舞台奥から追い詰められたヒューゴが現れ、続いて顔が全て異常に伸びた黒髪に遮られ表情も何も見えず、両手からも黒い髪の毛のような布をだらりと流して完全に「化け物」の姿をしていますが、着ている着物からそれが秋奈であることがわかります。

ヒューゴ「くっ…!!」

決して背を向けないように後ずさってきたヒューゴですが、ついに後が無いとなった時。
上段から下段へ飛び降り、一回転がって衝撃をやりすごす。
トランクを抱えて飛び降りたヒューゴのもとへ、他の四人がやってくる。

8日
飛び降りた衝撃でヒューゴのマイクがぶつっと大きな音と共にオフになった。幸い、再登場時には何事も無かったように戻ってた。

ジオ「ヒューゴ!」
ルイス「大丈夫ですか?」
源二「あれは!?」
源三郎「人だ!人間に降魔がとりついちゃってる!」
ルイス「ここはしばらく私たちが引き受けます。
    あなたも今のうちに戦闘準備を」

頷き、源三郎と源二に支えてもらいながらも立ちあがり、準備のために上手へと向おうとしたその正面から音子が現れて驚く面々(シベリウスは下手からずっと見守っている)

源二「音子!?なんでお前ここにいるんだ!?」

驚き、そのままもう一言二言言いそうな源二を、ヒューゴが手で押しとどめて、何も言わず抱えていたトランクを音子の前に差しだす。

音子「わたしのトランク…!」
ヒューゴ「逃げろ…戦場は、女の来る場所じゃない」
音子「ヒューゴさん…」

トランクを抱え、戦うために走るヒューゴの後姿を見つめる音子ですが、他の四人が近寄って行ったもののうめき声を聞き、そちらに向き直る。

音子「なに……これ…」
シベリウス「あれが降魔だ」
音子「えぇ!?」
シベリウス「彼女の心の闇が、魔物を引き寄せてしまい
      いま、まさに身体を浸食されようとしている」
音子「そんな……!」

初めて見る降魔の存在に、そしてもともとが人間だったと知り、恐ろしさとはまた違う焦りを見せる音子。
この間も四人の奏組は話しかけてはいるのですが…

ジオ「君!しっかりしたまえ!」
源三郎「聞こえないの?」
ルイス「まともな会話は不可能なようですね。
    人間の姿をしていますが、中はもう…」

ルイスの言葉に、全員が同じような気持ちを抱いた瞬間、秋奈を媒体とした降魔が立ちあがり

源三郎「何?何が起こるの!?」

うめき声と共に、腕を大きく広げると舞台照明が真っ赤に染まり、同時に幾筋もの光りが飛びまわり四人を驚愕させます。

ジオ「降魔だ…!新たな降魔だ!」
源二「こんな数見たことねぇよ!」
ルイス「落ちついて!」

慌てて応戦すべく上段から下段へと降りて行く四人の奏組。(入れ違いに、シベリウスと音子は客席へ降りて、一段低いところから戦闘を見守る)
次々と降魔を倒して行くのですが、どうにもさばききれず次第に防戦になっていく。(戦い方もバラバラ。時折近場の二人で協力しているような部分も見えますが、まだ意志疎通はできていない)
四人が下手に追い詰められ、源二が先陣を切ろうと飛び出すものの思い切り一撃をくらってバランスを崩したところで、戦闘服にサックスを持ったヒューゴが上手上段から戦線に加わる。
一時のピンチは助けられたものの、苦戦中なのには変わらず。ヒューゴも戦列に加わり、倒そうとするのですがうまく行かず―――ここで、今まで激しく戦っていた奏組たちの動きが止まり、しばし時も止まる(下手からジオ、源二、源三郎、ルイス、ヒューゴと並んでいます)
それと同時に鈴の音が響く。

シベリウス「どうかね、彼らの音は」
音子「え……?」

唐突に喋りかけられた音子ちゃんは、圧倒されて細い声で聞きかえす。
舞台上に戻りながら、シベリウスは音子が本当に呼ばれた理由に関わる話を続ける。

シベリウス「見えるのだろう?君には彼らの音が。
      …見るのだ。五人の奏でる旋律を」

言われるまま、音子も舞台へ戻り、ぎゅうっと目を閉じて開くと、それまで見えていなかったそれぞれの色の照明がはいっているのですが、その音の形に音子ちゃんがか細く震える。

音子「……音が、バラバラに交差して…重なり合う事が無い
   一緒にいるのに別々の曲を演奏しているような…
   もっと息を合わせてお互いの音を重ね合わせれば、綺麗なハーモニーになるのに…」

ここから、奏組の五人も後ろで動き出すのですが、スローモーションで音子、シベリウスが同じ場所に居ないことを示唆しているようでした。(引き続き、音子の指摘通り同じ敵と戦っているのに、攻撃のタイミングもバラバラでそれぞれが戦っている奏組)

シベリウス「そうか…では、君の指揮で彼らにハーモニーをもたらしてくれたまえ」
音子「指揮…?わたしが…!?そんなこと…(とり憑かれた秋奈を見て、下手へ歩む)
   あんな化物……怖くてっ…」

声を震わせる音子を視線だけで追っていたシベリウスですがその背中に試すような言葉を投げかける。

シベリウス「ならば仕方ない。
      このまま彼女の中の魔物が暴走し
      彼らが追い詰められていくのをここで黙って見ているしかない」
音子「追い詰められる…」
シベリウス「ハーモニー無きメロディーに、勝利の歌は奏でられない」

思わず振り返った音子に正面から言い渡す。
すると、音子の脳内で奏組とのやりとりの声が再生される。

ジオ『君、大丈夫か?さぁ、手を取りたまえ』
源二『おいお前、大丈夫か?銀座の真ん中で座り込んで、訳ありか?』
源三郎『誰もあんたみたいな田舎イモどんくさ女に戦ってくれなんて言ってないし』
ルイス『きっと、時間が解決してくれますよ』
ヒューゴ『逃げろ…戦場は、女のいる場所じゃない』

帝都に来て、早々に出会った自分に接してくれた彼らの声。
それに合わせ、後ろで身を屈めていた奏組もそれぞれの声の部分でパーソナルカラーの照明が当たる中楽器を構え直す。
(ジオが下手階段、源三郎、ヒューゴ、源二、が下段舞台、ルイスが上手階段)

シベリウス「彼らには、君が必要だ」

今一度、音子にまっすぐに告げるシベリウス。
それには答えず、背を向け俯いて表情を見せない音子。
ですが、トランクを置き、帯の中から薄桃のたすき紐を無言で取り出し軽く振ってばらけさせると同時に響く鈴の音
再び顔を上げた音子の顔に恐怖の色は無く、凛々しい覚悟を決めた顔で素早く紐を口にくわえたすき掛けをすると同時に「円舞曲、君に」のイントロが流れ戦闘に加わる。(ここから、シベリウスは上手端でずっと奏組を見守り続ける)
(10日夜は、たすき掛けがうまく行かず、一回やり直したものの、ちゃんと展開に合わせて間に合わせていました)

音子「右の柱の影に二体!」
源二「えっ?」
音子「上に一体!」
ジオ「何!?」

突然現れた音子に驚きつつも、指示した方向へ音を向ける源三郎、源二、ジオ。
見事に命中した攻撃に、全員の視線が音子に集中する。

源三郎「なんで!?」
源二「お前わかるのか!?」
ヒューゴ「なぜここにいる!逃げろと言ったはずだ!!」
音子「でも、わたしっ…」
ヒューゴ「言っただろう!!…女は戦場へ来るな!!!」

鋭く険しいヒューゴの大きな声に一瞬ひるむ音子ですが、今度は目をそらさず言い返す。

音子「……女とか男とか関係ありません!
   誰かを守りたい気持ちは一緒です!」
ヒューゴ「守りたい…?」
音子「わたしは……わたしは皆さんを守りたい!
   わたしの力は、不幸を招くだけだと思ってた…
   不幸だからこんな力がついちゃったんだって。
   でも、この力が何かの役に立つなら…
   誰かを守れるなら、わたしっ…!」

音子の言葉に、胸元のペンダントを握りしめるように拳を握るヒューゴ
脳裏に『逃げなさい、ヒューゴ…あなたは私が守るから』と母の声が響き、重なる。

音子「!?ヒューゴさん、後ろ!!」

降魔が襲いかかってきている事に気づいた音子の叫びに、ヒューゴも反射的に振りむき上手へ白い音を飛ばして撃破。
続けざまに、客席奥を見上げる音子

音子「ルイスさん、左上から三体!!」

音子の言葉通りに紫の音を3つ撃つルイス。

ルイス「ここは彼女の指示に従いましょう」
音子「きます!四方から一斉に……構えて!
   ………今です!!」

中央の台に立ち、タイミングを計るように身を屈める音子を中心に構える五人。
音子の合図で一斉に音を発すると五つの光が見事に重なり合って、一斉に小さな降魔を掃討することに成功。
指揮者が入るだけで、こんなにも成果が変わるのか…とそれぞれに驚きを浮かべる奏組。
前を見据えたままの音子は、降魔にとりつかれた秋奈を見つめ、眉根を寄せる。

音子「あの女の人から、ものすごい不協和音が見える…」
ヒューゴ「何!?」

うめき声と共に、腕を上下に振り頭をがくがくと動かす秋奈。
新たに降魔を呼び出す気配はないものの、このままにしておけないのは誰の目にも明らか。

源三郎「どうするの?!攻撃しちゃっていいの?」
源二「待て!アイツはまだ人間じゃねぇか!完全に降魔に乗っ取られたわけじゃねぇ!!」
ジオ「だが、もう間もなくだろう。すぐに人の姿を保てなってしまう
   そうなってからでは、遅いのだ!」
ルイス「私たちにできることは…一つしかありません」
源二「ちくしょうっ…やるしかねぇのかよ!」

どうにもできない憤りを感じながらも、音子の傍を離れ秋奈を囲むように楽器を構える奏組…ですが、ヒューゴだけがその場から動かない。

ジオ「何をしているヒューゴ!」
ルイス「ヒューゴ…このまま放置していては、また花組を出動させることになりますよ!」

ヒューゴが最も嫌う事態をルイスに指摘され、ついに秋奈へ楽器を向けるのですが

音子「待ってください!!!」

秋奈を見つめつづけ、ある事に気づいた音子が鋭い声で制止させると同時に、音楽も鳴り止みしん…と舞台上が一瞬無音に。

音子「声が…かすかな、消えそうなほど弱い声が見えます……」
秋奈『花…咲く……おとめ…たち……』
ヒューゴ「…彼女が何か言っているのか?」
秋奈『きのう…は…捨て、た……けど……』
音子「この歌……花組さんの……」
秋奈『あたしは…盗む以外に…生きて行く方法が…わからないんだよ……
   助けてくれ……助けて……』

微かな微かな声を、しっかりと聞く音子。苦しげにうごめく秋奈の声を奏組に伝えます。

音子「助けて…助けてって、そう言っています!」
ジオ「だが、このままでは…!」
音子「わたしが見ます!見つけます!
   あなたを救う方法を…」

目を閉じ、集中する音子。

音子「お願いします…できるだけ優しい音で
   綺麗なハーモニーで、彼女の体を包んであげてください。
   そして、細い針のような音で、右の肩だけを貫いてください」

音子が見た方法に先程までの悲壮感を払拭させ、頷く奏組。

源二「…よぉし!」
ジオ「了解だ」
源三郎「貫くのは僕にまかせて」
ルイス「お願いします、源三郎くん」

源三郎がそう言ったのは、彼の通常武器が弓矢だから源三郎の霊音特性もそれに準ずる…といったところなのでしょう。
秋奈の心に届くように、まっすぐ見つめて優しく語りかける音子。

音子「…聞いてください。奏組の演奏を。
   耳を澄まして…心を開いて。
   このハーモニーが必ず、あなたを助けてくれますから」

客席に背を向け、奏組一人ひとりと目を合わせて腕を振り上げ、指揮を始める音子。
それに合わせ優しく響く五人の演奏(ここでは、指は動かさず奏組はブレスを入れるのみ)
演奏に合わせ、左右に割られていた階段が動き、中央で合わさって大階段に。
最後に、音子の合図で源三郎の音が一筋の光となって秋奈の肩を貫き、低い降魔のうめき声と入れ違いに秋奈の悲鳴が響き、降魔秋奈が舞台奥に転がると、人間に戻った秋奈が気を失ってその場で完全にくずおれる前にヒューゴが駆け寄り秋奈を支える。他のメンバーも、秋奈の傍へ駆け寄り様子を窺う。
それを見つめながら台から降りる音子のもとに、上手でずっと見ていたシベリウスが近づく。

シベリウス「……心は決まったかね」
音子「……わかりません…まだ……
   …でも、いまの…今のすごく綺麗な五重奏は、もう一度見てみたい」
シベリウス「…そうか……」

素直に今の気持ちを音子が伝えると、シベリウスは懐から「大帝國劇場」と書かれた封筒を取り出す。
差しだされるまま受け取り、中身を確認した音子は驚きに目を丸くする。

音子「これ、花組さんの公演チケット…!」
シベリウス「見る側か、聞かせる側か。君の好きなように使いたまえ」

それだけ告げて、上手へと去るシベリウス。
その後ろ姿からもう一度チケットを見つめた音子は、一つ頷いて封筒へチケットを戻すと奏組に見守られる中、階段を上がり、気がついた秋奈の傍へ行き膝をついて封筒を差し出す。

音子「あの、これ。次の花組さんの公演チケットです。
   ぜひ見に来てください。
   そして、奏組の演奏を、聞きに来てください」

自分の周りを取り囲む状況に半ば茫然としつつも、音子の手からそのチケットを秋奈が受け取ると、鈴の音と共にどこからともなくひらひらと桜の花びらが舞う。
その花びらに誘われるように、階段を降り、花びらを見上げる音子に奏組の歌声が届く。

ヒューゴ「♪花の音色が わかりますか?」
源二、源三郎「♪風の音色が わかりますか?」
ジオ、ルイス「♪雪の音色が わかりますか?」

優しいハーモニーに、音子が笑顔で頷き、台の上に立ち両手いっぱいに綺麗な音を受け止める。

♪プレリュード 前奏曲

パンフレットの公平先生のコメントに「花咲く乙女」のアンサーソングと書かれていた奏組のエンディングテーマ…本当に優しい曲で、聞いていてこんなにも幸せになれる曲は早々ないと思います。

一番に入る前の間奏部分では源二が真っ先に音子のもとへ駆け寄り、音子の肩をばしっと叩いて「音子!お前すげぇ!」と口だけ動かして音子をデコツン。
笑顔を交わす二人のもとへ源三郎も近づき、すれ違いざまに微笑む。
続いたジオも微笑み「完璧」と眼鏡に手を添えると音子ちゃんも真似をして、笑顔を見せる。
ヒューゴはルイスと目を合わせて、他のメンバーと交流する音子ちゃんを見つめ、ルイスは階段の上から頬笑み、音子ちゃんが手を振る。

<ヒューゴ>
あなたが 誰かを思っているとき
恋する歌を 奏でましょう
<源二>
あなたが 苦しみ背負っているとき
希望の歌を 奏でましょう
<源三郎>
あなたが ひとりで迷っているとき
<全員>
あなたの 歌を 奏でましょう

一番は、秋奈に向って歌う奏組。
今までにない、そして触れて来ようとしなかった優しさに触れ
源三郎が手を差し伸べ、立ちあがらせるとチケットを胸に涙を流す秋奈。
その様子を見守り、笑顔で下手に置いてあったトランクを手にする音子。

<ジオ>差し伸べる指は
<ルイス>抱きしめる腕は
<ジオ>あなたの
<二人>ために
<ヒューゴ>奏でる調べは
<全員>あなたのために

ヒューゴのソロパートから、秋奈ではなく音子に向けて歌う奏組。
音子が歌声に振りむくまではしっかりと音子を見つめて歌っているのに、全員が音子を見つめ、音子も笑顔で階段へ駆け寄って全員で「シー・マエストロ」のポーズを取る時は視線を外すヒューゴ。
認めたい気持ちと、やはり危険な目に合わせたくないという気持ちの折り合いがつくまでにはもう少し時間がかかりそうですね。

<全員>
耳を澄まして 聞こえる音色は
未来への幕を開ける プレリュード
これからずっと あなたに寄り添う音色 奏でましょう

サビの終わりで、秋奈は音子に丁寧に頭を下げてチケットを胸に舞台奥へ。
二番からは、奏組のメンバーが客席に降りてきて、客席に向い歌う。
その全員の顔が本当に本当に柔らかくて、手を振ったら降り返してくれたりして本当に本当に優しく幸せな空気が会場に満ち溢れていました。
この間に、音子ちゃんはたすき掛けを外して、舞台中央の階段に座り、笑顔でそれを見守っててくれました。

<ジオ>
あなたが 幸せ感じているとき
大空高く 奏でましょう
<ルイス>
あなたが 心を傷つけられたら
優しい花を 奏でましょう
<ヒューゴ>
あなたが 必死にがんばっているとき
<全員>
明日の 夢を 奏でましょう

<源二>
初恋の歌を 
<源三郎>
情熱の歌を
<源二>
あなたの
<源三郎・源二>
ために

<ヒューゴ>
奏でる調べは
<全員>
あなたの ために

サビ前で客席から舞台へ戻る奏組。

<源二>あなたの 喜びを
<源三郎>笑顔を 輝きを
<全員>
幸せと感じています

<ヒューゴ>
別れるときは 必ず出会うと…

最後のサビ前でのこのヒューゴのソロの後、奏組が全員音子を見つめ、そして中心にもっていきながら歌う所が、本当に感動的でした。

<全員>
耳を澄まして 聞こえる音色は
未来への幕を開ける プレリュード
これからずっと あなたに寄り添う

<ジオ・ルイス>音色
<源二・源三郎・ヒューゴ>音色

<全員>
音色で
かならず あなたを 守ります
アフェトゥオーゾ 我ら奏組

最後の振付は円舞曲と同じ振付。
でも、手つきはやはり優しく。
ちなみに「アフェトゥオーゾ(affettuoso)」は音楽の表現用語で「愛情をこめて」という意味だそうです。
最後にまた鈴の音が響いて暗転。
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2012/11/17 01:34:08 [ノートメニュー]
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