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SS『魔軍の策動』

  SS『魔軍の策動』 まいどぉ 2005/10/14 02:16:47
  あとがき まいどぉ 2005/10/14 02:25:01
  想いの全てを拳に込めて こちょう 2005/10/15 02:37:41
  │└左を制する者は世界を制す まいどぉ 2005/10/18 22:18:01
  隠しシナリオ 夢織時代 2005/10/16 01:54:20
  │└裏サクラ大戦 まいどぉ 2005/10/18 22:35:40
  京極の野望〜○○の系譜〜(2バレにつき伏... フェル 2005/10/18 19:26:24
  │└京極の野望〜オンライン〜 まいどぉ 2005/10/18 22:46:45
  枢軸 つづら 2005/10/21 14:26:26
  │└桜華帝国の興亡 まいどぉ 2005/10/24 19:48:38
  もっと早くに… 花卉子 2007/04/28 17:16:26
   └トップページは毎日見てるんですが まいどぉ 2007/05/14 19:06:14

SS『魔軍の策動』 [返事を書く]
 黄金蒸気事件が解決して以降、帝都東京はしばしの平穏に包まれて
いた。
 無論、平穏な時にあっても幾つかの事件は起きていた。
 けれどそれらは帝都の存亡を賭けるほどの重大事件ではなかった。
人々の口の端に登り世間の耳目を集めても、しばらくすれば平和な日
常に溶け込んで忘れ去られてしまう。そんな程度の物でしかなかった。

 だが、平和な帝都の裏側には深い闇が、絶える事なく蠢いていた……。



「と言うわけで、来るべき再起の日に備え、組織間の親睦をより一層
深めるべく席を設け……って、貴様ら! 人の話を無視するんじゃな
いっ!!」

 そんな天笠の怒声をあっさり流して宴会は始まった。
 重要な立場を任されているようで、実際の扱いが軽いのは相変わら
ずのようだ。

「貴方が金剛様?
 ふ〜ん、叉丹様とは比べものにならない粗野な男だけど……。
 嫌いなタイプじゃないわぁ。
 同じ雷使い同士、これから仲良くしましょう」
「お、おい。あんまりくっつくな!
 お前、確か男なんだろ?
 俺にはそんな趣味はねぇんだよ!!」
「もう、つまらないわねぇ。性別なんて些細な事に拘って。
 でもそこが、み・りょ・く・て・き、かも♪」
「太股を撫で回すのはやめろぉぉぉっ!!
 お、俺にはちゃんと水狐って相手が」
「あら良かったじゃない金剛。素敵なコと知り合いになれて。
 ウフフ蝶さん。金剛の事、よろしくお願いしますね」
「す、水狐ぉぉぉっ!!」

 蝶に向けて心からの笑みを浮かべた水狐には、金剛の血を吐くよう
な叫びは届かなかったようだ。もっとも、水狐にとってはすぐ隣で天
海と語らう京極の方が、オカマに迫られる金剛よりも気になるのだろ
うけれど。

「ほほぉ。これが寿司と申す物か?」
「おや、天海殿は寿司は初めてでしたか?」
「うむ。儂が生きておった頃はまだこのような物は出来ておらなんだ。
 前回蘇った際には色々と忙しゅうて、現代の料理を食する余裕など
無かったからのぉ」
「無理もありますまい。崇高な志を掲げて一党を束ねる者に、個人的
な嗜好を満たす時間の余裕など無いのが道理。若輩ながらこの京極慶
吾。天海様のお気持ちは痛いほど分りますぞ」
「おぉ。流石は陰陽の名門、京極家の名を継ぐお方じゃ。
 どこぞの若造にも見習わせたいものですのぉ」

 そう言って天海が意味ありげな視線を向けた先には、何やら木喰と
話し込む叉丹の姿があった。二人の手元には十数枚の書類が握られて
いる。

「なるほどのぉ。飛行可能な変形霊子甲冑か。
 わしらが一線を退いておる間にそこまで技術が進んでおったとは……」
「進んだと言っても根本は大して変わらん。
 先進的なのは霊子核力場の利用法ぐらいで、後は既存技術の寄せ集
めに過ぎん。何より、虚仮威しの変形機能など霊子甲冑の本義からす
れば邪道でしかない」
「確かにのぉ。なまじ人型を外れたが故に搭乗者の技を十分に再現し
切れぬようでは、邪道の誹りを免れる事はできんじゃろう……」
「その通り。搭乗者の身を護る鎧こそ霊子甲冑の真髄!」
「失礼ながら叉丹殿。木喰殿。変形の是非はさておき、飛行能力それ
自体の戦術的意義は大きいのではありませぬか?」
「そうじゃの。羅刹殿の言う通り、魔操機兵が飛行能力を持つ事の意
味は無視できまいて。それに降魔や降魔兵器を指揮する上で、同等の
飛行能力があれば何かと便利じゃしのぅ」
「それは私も認めている。飛行機能による戦力の素早い展開と移動は、
寡兵で戦う者にとっても最大の長所と言って良いだろう」
「そう言えば神威に翼を付けた事もあったわね。
 わたしはあの機体、結構好きだったわよ」
「茶化すな……殺女」
「そうそう、叉丹くんと殺女ちゃんはお揃いの機体に乗ってたからねぇ。
 お気に入りなのも分るよ、ねぇ〜〜〜」
「茶化すな! 刹那ッ!!」
「ま、まあまあ。叉丹殿落ち着いて下され。
 兄者も戯れが過ぎますぞ」
「ふん! 私は冷静だ」
「アハハハ。そうだよね。叉丹くんはいつも冷静だよね」
「あ、兄者ぁ……」

 羅刹の仲裁も空しくからかわれ続ける叉丹を肴に、火車は一人淡々
と盃を重ねていた。口元に浮かんだ人の悪い笑みは、実の兄弟かと思
えるぐらい刹那と良く似ている。

「クックック。流石の葵叉丹も女が絡むと弱いのは金剛と同じですか。
 そこは噂通りですねぇ」
「何を言うか貴様! 叉丹様をあんな単細胞と一緒にするな!!」
「おやおや。この主にしてこの配下あり、ですか?
 いけませんね、『自称』最強降魔は自制心が弱くて」
「きっ、貴ッ様ぁぁぁっ!!」

 激昂した鹿の力で部屋の温度が一気に下がる。

「やめぬか鹿」
「止めるな猪! オレだけならともかく、叉丹様まで虚仮にされたと
あっては退けぬ!!」
「どうしてもやると言うなら止めぬが、わしは手を貸さぬぞ?」
「アタシもお断りよ」
「蝶!? 貴様ら、叉丹様を」
「馬鹿にされたのは叉丹様じゃなくてアンタ。
 叉丹様はあの程度の挑発なんて気になさらないわ」

 言われて叉丹を見ると、いつの間に平静を取り戻したのか、当の本
人は冷ややかな視線を鹿に向けていた。傍らで殺女も薄い笑みを浮か
べている。

「見なさい、叉丹様は私闘を望んではおられない」
「ぐ…………む」
「まあ呑め。ほれ、火車殿も」
「ふ、仕方ないですね。同じ火炎使いの貴方の顔を立てて、先の失言
は謝罪させて頂きましょう」

 猪の注いだ酒を同時に飲み干しその場は収まった。けれど、火車と
鹿のどちらが一本取ったかは誰が見ても明白だ。

「やれやれ。相変わらず仕方のない連中だねぇ」
「良いじゃないか、久々に会っても全然変わってないんだから。
 次の仕事もきっと上手くやれるさ」
「……次、か。
 なあミロク。アンタ達はもう何度も同じ事繰り返してるんだろ?
 いい加減飽きて来ないかい?」
「そうだねぇ。飽きちゃいないと言えば嘘になるけど、やる事は同じ
でもそれを披露するお座敷はそれぞれ違うからねぇ。
 お座敷が違えば作法も違う。例え微妙な差でもそれぞれに異なる所
があるなら、似たような事の繰り返しでも案外飽きないものなんだよ」
「ふーん。そんなものなのかねぇ。
 アタシなんて連中との腐れ縁を解消したい気分なんだけどね」
「あら? 土蜘蛛は私達と一緒は嫌なのかしら?」
「ん……水狐か。別にあんたが嫌いって訳じゃないけどね。
 ただどうせやるなら前とは違う展開もやってみたいってだけさ」
「そうね。確かに違う展開も見てみたいわね。
 黒之巣会や降魔は最初と違う流れに乗った事もあるけど、私達は大
きな変化だけじゃなく小さな変化からも、ずっと取り残されてたからね」

 ぽつりと呟く水狐の横顔には、先刻金剛をあしらっていたのと同一
人物とは思えないほどの、深い憂いが宿っていた。おそらくそれが彼
女の素に近い顔なのだろう。

「……あんた達は大きな変化が無くて気楽かと思ってたけど、無いな
らないなりの気苦労があるもんなんだねぇ」
「ま。あれよりは気楽だけどね」

 土蜘蛛が指した先では、予定した進行を完璧に無視された天笠が哀
れなほどに取り乱し、それでも必死で場を仕切ろうとしている。

「え〜本日はお日柄も良く……って、貴様ら、少しは俺の話を聞け!!
 あの京極閣下、せめて聞いてるフリだけでもして頂けませんか?
 って、無視しないで下さいよぉ〜〜〜」

 マイクを握ったまま立ち尽くす姿を見かねたのか、京極の対面に座
した一馬が天笠を止めた。

「もう良いだろう、天笠少佐」
「し、真宮寺大佐殿。しかし幹事を任された以上、自分は……」
「良い、君はもう十分に務めを果たした。
 こちらへ来て一緒に呑みなさい」
「ではお言葉に甘えさせて頂きます!!」
「今夜は無礼講だ。そう堅苦しい挨拶はしなくて良い」
「は、はぁ……」

 無礼講と言われ、逆にどうして良いのか分らなくなったらしい天笠
に苦笑を浮かべつつ、一馬は盃に注いであった酒を呑み干した。と同
時に、隣に座した天笠が銚子を差し出す。

「すまんな」
「いえ」

 一馬は自分の盃が満たされると、別な銚子を手に取り天笠に差し出
す。最初は上の階級の者に注がせるのを躊躇った天笠だったが、もう
一度無礼講の言葉を聞いて大人しく盃を差し出した。
 そうして暫くの間、二人は周囲の喧噪にじっと耳を傾けながら、た
だ静かに酒を呑んでいた。

「真宮寺大佐殿」
「ん?」
「また、自分は戦えるのですね。維新の、為に」
「そうだな」
「決して……勝つ事は、叶いませんが」
「そうだな」
「大佐殿は、宜しいのですか?」
「なにがだ?」
「またお嬢様と刃を交える事になります」
「そうなるな。だがそれはこの話が来た時にさくらとも話してある」
「何と?」
「戦場で敵として見えたならば、互いに手加減無用」
「………!」

 一馬の静かな覚悟に、天笠は返す言葉を失った。

「そう気にするな、少佐」
「しかし、いくら仕方ないとは言え、父娘で幾度も刃を交えるなど」
「山……いや、叉丹達を見てみるが良い。幾度も同じ死線を越えたに
も関わらず、その心根は昔と何も変わっておらぬ」
「それはかの場が……ふ、複製に、過ぎぬから、では?」
「例えそれが同じ時を繰り返す為の仮初めの場であろうとも、そこに
生きる我らが魂は偽りではない。真の魂を持っていれば、たかの知れ
た悲劇如きで心を揺るがせる事など有り得ぬよ」
「大佐殿……」

 ぐ、と盃を煽ると、一馬はそれを巡らせ周囲を示した。

「それにな、今度はいつもとは違うぞ」
「場を納めた器が違うと言う事ですか? しかしそれならこれまでにも」
「それもある。が、それだけではない」

 天笠が気付かぬ内に、一馬の気配が変わっていた。
 いや、変わったのは気配だけではない。いつの間にか天笠の隣には、
鬼の面で素顔を覆った魔人が座していた。

「今度の舞台は我らが一同に会する初めての場。
 展開はかつてと同じでも、出番はそれぞれ個別でも、一つの場にこ
れほどの魔の者が集ったのは、長い帝都の歴史でも初めての出来事だ。
 ならば、一足飛びに結末を覆す事が不可能でも、それぞれが少しず
つ力を出し合い、その力を積み重ねてこれまでに無かった出来事を起
こす事も、決して不可能ではないはずだ」
「これまでに無かった、出来事?」
「そうだ。どれほど安全策を講じても、不慮の事故は起こり得る。
 まして常にない長い戦いならば。……そう言う事だ」

 意味ありげな沈黙。
 しかし酔いの回った天笠には、その意味を掴む事が出来なかった。

「それは一体……」
「分らぬか? 京極様はその為に動いておられるぞ」

 京極は相変わらず天海と談笑している。

「ふぉっふぉっふぉ。京極殿の手を患わせるまでもない。
 若造に率いられた小娘如き、二話目でまとめて捻り潰してやろうぞ!」
「流石は江戸の護り手たるお方。
 天海様がその気になられたならば、華撃団など恐るるに足りますまい」

 談笑と言うよりも、京極に煽てられて一人で盛り上がっているよう
にも見える。それ以上に、何やら不穏な台詞を吐いているような……。

「京極閣下は何を……」
「つまり、それぞれが強き意思をもって事に当たれば、最終的に定め
を覆す事もできる、と言っておるのだ」
「まさか、殺す気なのですか!」
「殺すなどと不謹慎な事を言うな。
 ただ、普通なら柱に遮られる筈の技が遮られず、たまたまその向こ
うにいた大神一郎を撃ち抜く事があるやも知れぬ。それだけの話だ」
「たまたまって……それはシナリオ改編になるのでは!?」
「人聞きの悪い事を言うなと言っておるだろう。
 京極様は黒之巣会と降魔、そして我らをも捨て石に使い、最後の最
後で運命に抗おうとしておられる。無論私とて捨て石となるのに異存
はない。
 だがあ奴だけは、さくらをかどわかしたあの男だけは。
 この手で始末せずにはおられぬだけだ」

 片手に盃、片手に銚子を握り締めて不気味に笑うその姿は、どう贔
屓目に見ても悪酔いしたバカ親父としか言い様がなかった。

「し、真宮寺大佐殿。少々呑み過ぎなので……」
「うるさい! 私は酔ってなどおらぬ!!」

 ごっ、と鈍い音が部屋に響く。

「ぬおぉおおおおおおおおおおおおおお」

 空の銚子で脳天をぶん殴られてのたうつ天笠の視界に、鬼王と同じ
禍々しい光を瞳に湛えた一同の姿が写る。不意に天笠は気が付いた。
ここにいる者の中で、自分だけが霊力とも妖力とも魔力とも怨念とも
無関係な、完全に普通の人間である事に。

(お、俺はもしかして、とんでもない連中と関わってしまったんじゃ)

 気付いた時にはもう遅い。

「よぉし皆の者! 我らの前途を祝って、乾杯をしようではないか!!」
「まったく、この酔っぱらいは……元同僚として恥ずかしいぞ」
「うふふ。良いじゃない大佐も楽しそうだし」
「うぉっしゃあ! 五行衆も付き合うぜ!!」
「勝手に決めるんじゃないよ、この単細胞」
「あら、そう言いながらその手に持ってるのは何かしら?」
「うむうむ。その意気や良し。
 ミロクよ、刹那よ、羅刹よ、我らも負けてはおられぬぞ」
「ええ。特にそこの軟弱男には負けられませんわ」
「嫉妬は見苦しいよ、ミロク」
「あ、兄者。とりあえずこの場は穏便に」

 盃を片手に次々と立ち上がる魔の者達。

「何をしているのです。天笠少佐」
「き、京極閣下」
「貴方も私の名代として一党を率いる身でしょう。
 魔の者などに臆してどうするのですか?」

 かつてと変わらぬカリスマに満ちた笑みと共に手渡される盃。
 それを受け取って立った天笠が最後だった。

「全員準備は出来たようだな……では、金剛!」
「おう!!」

 鬼王に名を呼ばれた金剛が勢いよく盃を掲げる。

「黒鬼会に!」

 負けじと羅刹が声を張り上げる。

「黒之巣会に!」

 叉丹に目で促され頬を染めた蝶が続く。

「降魔に!」

 自分でも驚くほど天笠の声には張りがあった。

「太正維新軍に!」

 天海と叉丹と京極が、予め打ち合わせでもしていたかのようなタイ
ミングで言葉を重ねる。

『勝利と栄光を!!』

 そして彼らが、帝都に戻ってきた。

 (完)
まいどぉ <refcfspeqt> 2005/10/14 02:16:47 [ノートメニュー]
Re: SS『魔軍の策動』 [返事を書く]
あとがき

 先に夢織さんのサンプルはありますが、一応新規ではこれがこの掲
示板に載る最初のSS、って事で良いんでしょうかね。
 最初なんだから主役側のキャラ使ったのにしろよ、とか自己ツッコ
ミ入れたくなりますけど、ネタが降りてきたんだからしょうがないよ
な、と言う事で。<ヲイ


 で、これが何かと言うと、折角PSPで1と2を一本にしたソフト
出すんだったら、1と2共通のおまけとして悪役全員集合みたいなの
があったら良いな〜、とそんな感じの物です。(笑)
 2の戦闘演習をベースに1、2両方のキャラを混在させてエディッ
トできたりすると、凄く面白そうなんですけどねぇ。

 では。
まいどぉ <refcfspeqt> 2005/10/14 02:25:01 [ノートメニュー]
Re: SS『魔軍の策動』 [返事を書く]
想いの全てを拳に込めて
前回よりも拳の切れが良くなったであろう天笠の活躍に期待してしまいそうになりますね。

集まった強烈な個性を前にすると誰よりも中間管理職が似合う天笠・・、良い味だしてます。

これが実は華撃団も同じ事を考えていて、登場シーンで車を止める前に大技炸裂して京極閣下諸共に一刀両断にされてしまったりしまわないか心配になりますが<ソレ哀れすぎ

という訳で
楽しく読ませていただきました。

さすがに慣れすぎると緊張感に欠けるので戦闘パートは難易度調整等色々と手を加えて欲しいなと思っている こちょう でした。
こちょう <hhqekkbknz> 2005/10/15 02:37:41 [ノートメニュー]
Re: 想いの全てを拳に込めて [返事を書く]
左を制する者は世界を制す

 メガテン3主人公の通常攻撃が右フックだったので、二周目は「天
笠士郎」でやった事がありました(実話)。

 こちょうさん、こんばんは。
 1からVまでのゲーム本編に登場した悪役(敵役)の中では唯一の
普通の人ですからねぇ。霊力の類は一切持ってないのに、大神を殴り
倒した男として刹那やカルマール公と肩を並べているのは凄いです(笑)。
 華撃団側も同じノリでいたら、ますます天笠の立場がなくなりそう
です。と言うか、他の連中は無事でも天笠だけ病院送りになりそうな
気が。(^^;

 戦闘の難易度調節はあると良いですね。
 一応元のソフトにもありましたけど、単に信頼度の補正が付かなく
なるだけでしたから、できれば難易度によって敵の行動パターンを変
えるぐらいの事はして欲しいかな、と。

 ではまた。
まいどぉ <refcfspeqt> 2005/10/18 22:18:01 [ノートメニュー]
Re: SS『魔軍の策動』 [返事を書く]
隠しシナリオ
物語の順番としては、京極閣下が進めていた計画があったのに、
二年前に天海様が六破星降魔陣で帝都の力を活性化したために
八鬼門封魔陣を解放して丸ごと葬り去る必要に迫られた……とかなんとか
そういうことの順番があったはずなのですが(うろ覚え)、
いっそこの二人が手を組んだらどうなっていただろうかと思ってしまいますねえ。

裏シナリオとして、二人が太正十二年の段階から本気で攻めてくるストーリーになっていると
花組隊員のイベントをこなす間もなくひたすらバトルバトルバトルの
壮絶な物語になりそうです。
>二話目でまとめて捻り潰してやろうぞ!
そうなんですよねえ。あそこで正面から激突していたらかなりえらいことに。

こうして悪役たちが一堂に会すると、サクラ大戦というゲームは
花組の面々たちに対抗しうる、きっちりとした悪役たちによって支えられてきたのだと思わされます。
ヒロイックファンタジーには、それを彩る悪役が不可欠なんですよね。
物語の順番としては、彼らがあるから帝撃があるわけですし。
そんなことを回想させられるSSでした。


そして。
めげるな、10年に一度の天災、じゃなかった天才、天笠少佐。
大神一郎を拳一つで数メートルすっとばした彼の必殺拳が、魔操機兵に乗って振るわれる日が……来ないだろうなあ。



1・2合体でのリリースは、
おそらく二つのシナリオを独立にプレイすることになるんでしょうけど
隠しシナリオで通しのシナリオをプレイできたりすることに
ならないでしょうかねえ。
空白になってる太正十三年度を通じて、一人のヒロインを通じてプレイできたりなったりして。
これにより、「1のころから織姫ファン」の人も大満足です<あれ?


2は果たしてリメイクされているのだろうかとか、そもそも血潮モードなのか、原作モードなのかとか、あれこれ考えているも、PSPを持っていないことに気付いた夢織でした。
夢織時代 <hifxzshfjl> 2005/10/16 01:54:20 [ノートメニュー]
Re: 隠しシナリオ [返事を書く]
裏サクラ大戦

 夢織時代さん、こんばんは。
 後付け設定なんかも組み合わせていくと、真之介と京極は降魔戦争
辺りから色々と関わりがある(4の「長安に反魂の術教わった説」と
か)筈なんですが、未だ詳細不明のままですからねぇ。
 折角1と2を同梱して出すんですから、ちょっとしたサブシナリオ
で二人の関係や1と2の間の話なんかを見せてくれると良い……のか
なぁ?

 まあ、とりあえず1の二話から本気で攻めて来られてたら、回復役
はいないわ、チームワーク不十分だわで悲惨な事になってたでしょう
けど。(^^;

 天笠は魔操機兵に乗るのは無理でも、専用人型蒸気ぐらいは持って
ても良さそうな気がしますね。戦闘力は霊子甲冑等に遠く及ばないで
しょうけれど、そこは天性の才能と陸軍軍人としての心意気でカバー
すればなんとでもなります!<ヲイ
 一番簡単なのは人魔化でしょうけど、天笠はそう言う人外の力には
拒否反応示しそうですし。

 ドリマガの広井氏コメント読んだ感じだと、PSP用に最低限の調
節をするぐらいで後はほぼベタ移植のようですね。各作品のロゴも昔
のまんまでしたし。
 オリジナル要素への期待もありますけど、折角の機会なんだからあ
まり弄らずに原点を見せるのも良いかな、とも思ってたりします。

 ではまた。
まいどぉ <refcfspeqt> 2005/10/18 22:35:40 [ノートメニュー]
Re: SS『魔軍の策動』 [返事を書く]
京極の野望 〜○○の系譜〜(2バレにつき伏せ(笑))

一応これからリリースされる都合上、新皇は伏せた方が良いかなと思ってみました。(笑)

せっかくなら、ギレンの野望っぽいところまで持ってって、ソフトの発売してほしいところですね。<それサクラじゃなくなるだろ


で、重複する意見ですが、せっかく一本のソフトにまとまるなら、エクストラモードがあることを期待したいところですよね。
ただ、どうもPSPの現状を考えると、ベタ移植が吉っぽいらしくて望みは薄いですけども。

でもでも、やっぱり可能なら「太正13年モード」とかあって欲しいですよねぇ。
花組と乙女組夢の競演とかやってくれると嬉しいです。<それかなり無理


そんなわけで、感想なんだか世間話なんだかわかりませんが、この辺で。
フェル <zfnjwboxvs> 2005/10/18 19:26:24 [ノートメニュー]
Re: 京極の野望〜○○の系譜〜(2バレにつき伏... [返事を書く]
京極の野望 〜オンライン〜
 どうせならネットで多人数プレイ可能な東京23区制圧シミュレー
ションで!(笑)

 フェルさん、こんばんは。
 エクストラモードはネタにしつつも、実際に付けると言われたら激
しく不安を感じそうな気がしなくもなかったり(苦笑)。
 しかし、いくら最新の携帯ゲーム機とは言え、1と2が一本にまと
まってしまうのは驚きです。PSPと言えば自動ディスク射出器程度
の印象しか無かったんですけどねぇ。<ヲイ
 前に本家で新携帯機へのサクラ参入が話題になった時に、どうせな
らNDSの方が良いんじゃないかと思ったんですけどあっちだと個別
に出さないと無理でしょうから、二個イチで安く済ませられる点を考
えるとPSPは良い選択なんでしょうね。

 で、確かに太正13年モードは欲しいですね。
 台詞の音声がどうなるか未公開ですけど、声抜きなら乙女組の登場
シナリオもやれそうですし。(注:つぼみちゃんがどうとか言う話で
はナイ(爆))

 ではまた。
まいどぉ <refcfspeqt> 2005/10/18 22:46:45 [ノートメニュー]
Re: SS『魔軍の策動』 [返事を書く]
枢軸

一方が攻め、もう一方が守る。
一方の攻勢臨界点を越えてからは、もう一方の勢力が一気に相手勢力本拠までなだれ込む。

これが二勢力の抗争を叙述的に紡ぐ際の汎用様式であります。
サクラ大戦もご多分に洩れずこの汎用様式が適用されるのですが、それゆえもしifモードがあったら、ということに心が動きます。

当時ウチの血気盛んな隊長は、敵首魁の真意を尋ねることなく問答無用に切り捨ててしまいましたが。


さて、天海さまさまのつづらとしては、京極閣下の言葉に踊らされている様に歯がゆく感じつつもw、さもありなんと読み進めていました。

しかしどうにかして、彼らに凱旋させてあげたいナァ・・・・・・
結局、自分で作るしかないようです。


13年シナリオ。
作るんだったら、ちゃんと本編扱いにして出して欲しいかなぁ?
つづら <elpzledcmn> 2005/10/21 14:26:26 [ノートメニュー]
Re: 枢軸 [返事を書く]
桜華帝国の興亡

 つづらさん、こんばんは。
 サクラ大戦の天海さまは……反魂の術の影響で色んな物をあの世に
置いてきてしまったんでしょうかね(苦笑)。
 或いは、復活しても尚忘れ得ぬほど、徳川の治世を大切に思う気持
ちが強かったのかな、とも思ったりもします。「悪役」としてカリカ
チュアされつつも、そう言う部分は残ってたように感じますから。

 3以降は組織対組織な感じが薄れてしまうので難しいでしょうが、
1と2なら敵側視点のifシナリオも成り立つだけの設定があったよ
うに思います。まあ、肝心の華撃団が女の子ばっかりなんで、それを
倒すシナリオやると凄く後味悪くなりそうなのが何ですが。

 太正13年の空白期を扱ってるのって、乙女組主役のミュージカル
と太正浪漫街道・新章ぐらいでしたっけ?
 どちらにせよ今では知る人ぞ知ると言うか、半ば歴史に葬られかけ
てる作品なんで、それらの再評価の意味も込めて追加シナリオを作っ
てくれると面白そうなんですが……。
 1、2を一枚に入れてるとこへ更に、ってのは難しすぎでしょうか
ねぇ。(^^;

 ではまた。
まいどぉ <refcfspeqt> 2005/10/24 19:48:38 [ノートメニュー]
Re: SS『魔軍の策動』 [返事を書く]
もっと早くに…

もう見ていられないかもしれませんが、レスさせて頂きます。
本家時代から、まいどぉ様のSSは、いつも楽しく読ませて頂いていました。
降って来たネタを、きれいに文章にされるのがとてもうらやましいです。
個人的には、やっぱり真宮時大佐が好きです。
何を言ってもかっこ良い(笑。
ミロクや水狐も好きです。
サクラの悪役キャラは皆キャラ立ちしていますが、女性キャラはいつも魅力的です。

すてきなSS、堪能させて頂きました。
ありがとうございます。
花卉子 <zpbevcneej> 2007/04/28 17:16:26 [ノートメニュー]
Re: もっと早くに… [返事を書く]
 トップページは毎日見てるんですが
と言うか、ブラウザのホームに設定してるんで否応なく目に入るんですけど(^^;
過去ページはあまりチェックしていませんでした。

 花卉子さんこんにちは。
 返事が遅くなってすみません。

 サクラ大戦は敵のキャラもきちんと立っているのが良いところですね。
 作品によって扱いの差はありますが、登場機会がほぼ一話のみのVの敵にも、それぞれの個性を印象づけさせる台詞や場面があるのは流石だと思いました。
 そのVから二年ぶり、発売時期を考えると三年ぶりの新作になりそうな物が発表されたわけですが、そちらにも花組星組に負けない魅力的な敵役の登場に期待したいところです。

 しかし、この元発言のSSを載せてからもう二年近くなるんですよねぇ。
 折角誉めて頂いたのに何ですが、これを最後にSSはまったく書いていないので次に何か作ったとしても同じように楽しんで頂けるかどうか(苦笑)。
 まあ、その時は出来るだけ良くなるよう頑張ってみますので、その際にはまた読んで頂ければ幸いです。

 ではまた。
まいどぉ <refcfspeqt> 2007/05/14 19:06:14 [ノートメニュー]

[
サクラ大戦BBS] [EXIT]
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