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Review In Little Lip Theater II の感想です

  Review In Little Lip Theater II の感想です とりなべ//歌詞サイト更新しました 2007/07/02 11:58:57
  では三行レビュウは今回こちら 安倍准尉@インシャラー 2007/07/02 21:44:33
  │└アメリカの時代 とりなべ 2007/07/03 12:30:45
  ちらっと参加 しうら 2007/07/11 23:46:40
   └嵐を呼ぶ紐育 とりなべ 2007/07/13 17:16:59

Review In Little Lip Theater II の感想です [返事を書く]
6/27に発売された、紐育の歌曲CD"Review In Little Lip Theater II"についての感想ツリーです。


 まず、私の最初の感想は・・・

これがッ!歌謡曲だッ!

 …というものでした。


 帝都の歌曲が歌謡曲を再現したものだとしても、それは70年代前半くらいまでの、ワリと大人しい感じの曲だったと思うんですけど、これはつまり、広井さんが青春時代だった頃かそれより少し後くらいの歌謡曲、だと思うんですよね。

 しかし。
 現在サクラファンをやっている人々にとっての歌謡曲とは、70年代後半、80年代、90年代にまたがる、かなり広範囲のものになります。
 場合によっては、新世紀になって「復刻」された歌謡曲しか知らない、という場合すらあるワケです。

 とりあえず、「ちびまるこちゃん」に出てくるTVの歌謡曲が、70年代中盤の言わば全盛期だとするなら、今度のCDは、ちびまるこちゃん以降の歌謡曲、と言えるのではないでしょうか。

 でもって、この、80-90年代の日本の歌謡曲は、モロにアメリカンポップスの影響下(というかパクリというか)にあったワケです。青春時代の歌がそのままアメリカ由来だとするなら、今回の歌曲はまさにそのものの、日本ナイズされたアメリカを表現したもの、ということになります。
 80-90年代に青春を送った者たちにとって、この紐育の歌たちは、懐かしくて新しい歌になっている、という事に他ならないのではないでしょうか。
 
 青春の歌謡曲が、いまここに!
 リッスン・トゥ・ナメリカン・ポップス!



 …えー、前置きが長くなりました。

 以下、各曲の感想です。


LOVE is
 
 サニー!
 いや、サニー音域とでも言うんでしょうか?いままで隠してたのかと思うくらい、実に艶のある美声が堪能できます。
 ワンペアとサニーはいつもいっしょに歌う、というイメージがあるので、音域も合ってるような錯覚がありますけど、実はそれぞれの得意な音域がぜんぜん違う(音域自体は広いのですが、魅力的というとまた違う)ので、この三人を一曲にまとめるのはけっこう大変なんじゃないのかな、というのが今回あらためて思った事です。
 今回は特にサニーの魅力が大爆発。そんな作りだと思います。
(歌詞カードに載ってないサニーのパートって、アドリブなんでしょうか?もともとの音域を越えて裏声を使ってたりするのは、作曲の時点でそうなってたとは思い難いんですが、あのパートがないというのも想像しにくいような、絶妙な収まり方になってます。)
 そのぶん、いつもは張りのある声のプラムさんが、やわらかい感じに収録されてます。むしろ杏里が「鋭い声」で前に出てきてますね。
 とりあえずこの歌は、iPodでヘビィ・ローテーションで聞いてます。聞いてて心底から笑顔が漏れ出すような歌、というのもなかなか無いのですが、この歌のサニーはまさにそんな感じなんです。
 いや、ハタ目からは歌聞きながらニヤニヤしてるヤツってのもかなり気持ち悪いのかもしれませんが、そのくらい私は気に入ってます。


タブー

 タイトルだけ聞いた時は、加藤茶か、と思ったんですが(年齢踏み絵?)そういう訳じゃなく、会話を歌にしたミュージカルな歌ですね。
 ゲーム本編からして女装にミョーに理解を示していたダイアナさんの本領発揮というか、「私がこれほどいいと思うのですから、絶対にいい事なのです!」とプッシュしまくる感じで、ダイアナさんのキャラ付けがまた濃くなった感じでしょうか。
 あと率直に、新次郎は歌うまくなったなぁ、とか思いました。もちろん、もともと歌手だったりする人々と比較するのはまだまだ酷なのかもしれませんが、ちょっと男らしさが見える気がしました。いや、女装の歌ではあるんですけども。


ブラックペッパー

 ゴージャスなホーンセクションが特徴的なブルースの曲です。いままでのサクラ大戦では(マリアさんの歌の一部を除いて)ほとんどなかったジャンルですね。
 ブルース・ペンタトニックと呼ばれる独特の音階で、ただのマイナーコードではなく微妙な音のズレがあります。「ブラックペッパー」の「ペ」の音を1/4音高く歌うと、それっぽい感じが出るかと思います。
 ただ聞いてるだけだと耳馴染みのいいアレンジですが、歌詞はブルースにしてもちょっと大げさというか、マルコムXみたいな人権闘争を感じさせる内容になってます。とは言え100年前の、しかも架空の世界の話ですから、歴史背景の重さよりはストーリーの一種として聞く方がいいように思います。
 アメリカ音楽でも、ブラックミュージックの幅広く奥深くパワフルな系譜を、サジータさん一人で毎回担当してるのが大仕事なんじゃないかと思いますが、実に「らしい」仕上がりになってます。


夜明け

 元歌は「アニー」の「Tomorrow」でしょうから、意図は完全にミュージカルソングという事でしょうね。
 でもなんていうか、こういう悩みを一見しなさそうで過去にいろいろあったらしい二人が歌うことで、ミュージカルのように楽観的にはなり切れない、より深刻な印象があります。
 こういう歌を歌わないといけない時点で、かなり落ち込んだ状況ではあるのでしょうけど、さらに叙情的なジェミニの声で歌う悲しみを無機質(というか架空キャラ的?)なリカの声で励まされる、という組み合わせが現代的な空虚さや閉塞感を生んでいるのかもしれません。アニーの子役の高音とはかなり異なる聞こえ方になってます。
 ただ、これは動いてるキャラやストーリーと一緒になって聞く歌だと思いますので、ライブではまた違った感じに聞こえるんでしょうね。楽しみにしています。


舞台 - Playing

 いかにもシャッフルビートのジャズ、というのも今までのサクラの歌曲にあまりなかった気がします。「恋の発車オーライ」以来でしょうか。
 これもホーンセクションが豪華です。帝都や巴里ならストリングスやシンセが入る所を、ビッグバンドジャズ風にホーンの掛け合いで聞かせています。
 1番の歌詞がやや斜めから見た舞台の姿なら、2番はさらにそれを斜めから見た、「うそぶく」という言い方が当てはまるような歌詞になっています。
 昴の持つ二面性に、舞台の虚実を重ねたような、激しさと冷静さを交互に出すような歌い方も特徴的ですね。昴の新たな魅力を見た気がします。
 

モノクローム

 耳に心地好い流れるようなメロディ、かっちりしたリズムセクション、きらびやかなシンセ、伸びやかな歌声、内面的で意味のない歌詞。完璧です。これこそ歌謡曲。
「1983年に安全地帯が提供した歌を久保田早紀が歌ったコラボです」とかテキトーな説明を言うと信じる人が居るかもしれない、そのくらいアレンジが「らしい」雰囲気に仕上がっていて、これもおもわずiPodでヘビィ・ローテーションしてます。
 余談ですが、この歌はライブの時には手拍子しない方がいいと思います。リズムが中庸なのでつい手を叩いてしまいそうですが、手拍子が合わないタイプの歌だと思います。


ピンクエレファント

 ピンクの象、というのはいわゆるアメリカの酔っぱらいに見える幻なワケですが、「空とぶピンクの象」となると、これは杉並区西荻窪商店街のランドマークで、空中に浮かぶ象の下には深夜2時くらいになると三件くらいハシゴした酒飲みどもが徘徊している・・・というローカルな話はおいておいて。
 リカちゃんの歌うワルツ。こどもなのに酔っぱらいで、しかも時間は昼間、象が笑うってどんな表情なんだ、とか、ホントによくわかりませんが、そういう状況のようです。それはたとえば「サザエさん」で、ワカメちゃんがヒロポンのんでウィーってなってるような、そんな光景なのかもしれません。ってどんな例えだそれ。


それから…

(母さん・・・また鏡の前で踊ってるよ・・・)
 と、柱の陰からのぞいてる新次郎。
 母さんは小さい頃、歌手になりたいと本気で思っていたそうです。今でも、誰も見てないな、と思ったらこっそり、歌ったり踊ったりしてしまいます。もちろん、家族はみんな知っているのですけど。
 とかそんな微笑ましい光景が浮かんでしまった、双葉姉さんのアイドルソング。
 こわカッコいい女性にも、女の子な一面はある訳で、双葉さんも旦那さんの前ではいきなり可愛い人になってたりするのかもしれませんね。
 歌自体は歌謡曲というか、「新世紀になってから企画されたアイドルの歌」、みたいな感じのビートが効いたアレンジです。
 たぶん、歌手の声に比べてBGMが大きいミックスダウンのバランス、とか、ラジオで流すのに適したシングルレコード特有の高低音の強調がなくて聞きやすい、とか、そのあたりのビミョーな感じが、昔の歌謡曲とは違う新しい感じがするんじゃないかと思います。
 歌詞は、よくある女の子の独り言、みたいなものですが、なんていうか、粉砂糖で作られたお菓子のはずが時々ザラメが混じってる、みたいな、微妙にひっかかる所があります。アイドルソングはアイドルソングで、その当時の売れっ子作詞家が作る職人的な分野だった訳で、真似するのはけっこう大変なのかもしれませんね。いや、実は「2番の歌詞がよくわからない」というのもアイドルソングらしい事、なのかもしれませんが。


ポアゾン〜「クレオパトラ」より〜

 サクラVのゲーム一話で上演されてるのがこの「クレオパトラ」。OVAではキャストが変更されて再演ということで、紐育でも人気のある演目なんでしょう。
 多数のキャストによるお芝居のようです。混声合唱によるコーラスが付いてるのも、この豪華キャストを反映してるんでしょうね。
 歌詞からはお芝居の内容はよくわかりません。カエサルとアントニウスが歌う歌なんでしょうか。この二人は同時期にクレオパトラの情夫や夫だった訳ではないとか、当時アラーは唯一神じゃなかったのでインシャラーと唱えたのかどうかわからないとか、今回のクレオパトラはそんなに鼻が高くないけど問題ないのか、とか、クレオパトラと言えばギリシャ風のセクシーな薄物の衣装だがどう対処するんだボディースーツか?とか、いろいろと気になるところではあります。
 ただ、なにしろ2000年も前の話ですし、歴史ものに脚色は付き物(というかサクラでの改変は付き物)でしょうから、気にしないのがいいのかもしれませんが。
 歌はスターファイブでも設立当初から舞台に立つ二人、サジータさんと昴のデュオですが、歌が上手いのはもちろんのこと、声質が解け合うので一体感がありますね。
 ライブで歌うと、かなり盛り上がるんじゃないでしょうか。
とりなべ//歌詞サイト更新しました <nzmcvjfgzr> 2007/07/02 11:58:57 [ノートメニュー]
Re: Review In Little Lip Theater II の感想です [返事を書く]
では三行レビュウは今回こちら

で参ります。ちょうどいいツリー立ってることですし。
難しいことは全部とりなべさんが解説してくだすってますし(笑)。

ということでこんばんは、アベスイイです。
表題の紐育新アルバムを私も結構ようやく(苦笑)手に入れましたので。
浪漫堂なかなか入荷しませんで……何かあったのでしょうか。まぁでも今は
こうして聴けているのですし、さほど問題はナッシングなのですが。
で、自サイトBBSに書こうかなと思ってました今回の三行レビュウですが、
前述のようにこちらに寄せていただこうと思います。
勿論このスイイの感想ですから、大分カラオケ寄りになるかと思います(笑)。
それでも宜しければお立ち寄りくださいませ。


歌謡曲の定義、については私はよく分かってないのですが、全体的に感じた
ことは『歌いやすくなってるかな』というところでした。鬼ソロだの鬼ハモりの
曲がありません今回。『LOVE is』と『ポワゾン』がそれぞれ声量的に歌う人
選ぶかなーというか。いや色々細かいこと考えれば『ブラックペッパー』や
『舞台-playing』も簡単じゃあなく……とキリがないのですが、まぁキリがない
のでこれくらいにしてレビュウ行きましょう(笑)。


♪LOVE is
私もとりなべさん同様今ヘビーローテーション中の曲です(笑)。やーやっぱ
サニーいい声してます。断然、カラオケだったら彼パート歌いたいですね!
歌い廻しが今回色々あっていちいちカッコいいというかキマってるというか
なのだからやっぱカラオケでこれをそのまんま(とアレンジ加えてとか)歌い
廻せたらそら楽しい訳ですよ。
サニー+ワンペアの組み合わせですが今回はハモりもそんなに難しくなく、
ていうかサビはどっちがメロディなのか分かりません(笑)。
あと、スイイ的イメージとしては戦隊モノのEDな感じでしたが。今時のじゃ
なく影山ヒロノブさん辺りが歌ってそうな時代の。


……早速三行ブッ千切ってますが(笑)。
次こそは。


♪タブー
最初聴いた時は鬼のようにツッ込みまくりながら聴いてました。
甥っ子には

「女になるわ、じゃァねェーッ!!」

D穴さんには

「人の話を聞けーッ!!」

とか。でもなんかそんなツカミな曲で今はいい気がします(笑)。
他には、帝都の初期の曲っぽい気がしました。『紅とか』辺りの。


♪ブラックペッパー
個人的にサジータさんの曲はいつもツボります。これも歌い廻しの楽しい
曲かと。つまりそれってやっぱ歌う人選ぶ訳なんですが……やっぱ彼女は
こういうジャズっぽい曲が似合いますよねー。つか歌の知識の欠片もない
レビュウだわやっぱ(苦笑)。


♪夜明け
最初聴いた時はもう、
「これエリカちゃんとコクリコでもいいじゃん」
とか思ったくらい(苦笑)。紐育の曲なのに何この歌い易さは!?というのが
スイイ的印象ですが、テンポがいいのでつい聴いてしまう聴き易い曲でも
あるかと思います。
『アニー』は観たことはありませんがあの曲は聴いたことがあります。
なるほど、斎藤さん繋がりということなのでしょうね。


♪舞台-playing
昴氏版『キネマ行進曲』のような言い回しにも最初は見えたのですが、でも
よくよく歌詞を見ると意味がかなり違う。同じ舞台というものを見て違う解釈が
出るのは面白いと思いました。例えば同じ元欧州星組のレニ坊も同じように
「それが舞台」という歌詞を使ってたりして。まぁそれはともかく、ラストのシャウトは
ただただ楽しいです。これもカラオケで是非歌いたいですねー(笑)。


♪モノクローム
もうファーストインプレッションがこれは
「火曜サスペンス劇場だろ、これは」
というものでした。あの♪じゃーんじゃーんじゃーん、じゃーんじゃーんじゃーん!
の一連のメロディの後におもむろに入るアレです。勿論サビからね(笑)。
D穴さんの曲は最初は大体わけわかんねーのですが、後からじわりと味が
出てくるので多分この曲もそうかなーと。


♪ピンクエレファント
なんかここに来て子どもっぽい曲だなー、というか。これまでのサクラヒロイン
たちのちびっ子組はアイリスは子どもじゃないもんだし、コクリコはあの通り
ある意味巴里組で一番オトナだし(苦笑)これまであまり子ども子どもした曲
がなかったんですが、リカちゃんの場合はこれでいいのですよねー(苦笑)。
聴く前にふと(飲酒時の現象を指すのではなく)心理学でも使う言葉なんだ
とか聞いてちょっち身構えたものでしたが、まんまリカちゃんぽい曲でよかった
です(苦笑)。


♪それから……
うーむ……
双葉お母様の曲ですよねこれ。
でも、何がしたいのか私にはよく分かりませんでした(苦笑)。


♪ポワゾン 〜『クレオパトラ』より〜
帝都ならマリアさんとカンナちゃん辺りが歌ってそうなそうでないような。
この組み合わせですし完成度は高いです。私もどちらも歌いたいですねー
(笑)。
で、コーラスが入ってやっぱりあれってVOJAかしらんとか思ったり。
いずれにせよ、かなり壮大な曲です。レビュウショウにて多人数で歌えば
『新西遊記 〜命がめぐり世界が繋がる時〜』並みの歌の拡がりを感じ
させる曲になるのではないでしょうか。



……ということでやっぱり全然三行にはなりませんでしたが(笑)色々と
書いてみました。でもまだファーストインプレッションですしこの先も印象の
変わっていくこともあるのでしょう。
『それから……』だけはどうにも馴染めないままのような気もしますが(笑)。

OP曲は『LOVE is』かなーという気がしないでもないですがオーソドックスに
『地上の戦士』かもしれませんし、これまでの曲も使うということですから既出
の曲かもしれませんし、意表を突いてスターファイブ全員の隠し曲かもは
しれないし<それなりに願望込みでしょうソレ(笑) さてどうなのでしょうね、
二度目のレビュウショウは。
私はプラムさん出演回を観られず残念なのですが、それでもあと約半月後を
楽しみにしたいと思います。

それでは以上、アベスイイでした。


<追伸>
武道館ライブ前カラオケオフお返事他(謎)は今しばしお待ちください。
安倍准尉@インシャラー <pblqvrpfkd> 2007/07/02 21:44:33 [ノートメニュー]
Re: では三行レビュウは今回こちら [返事を書く]
アメリカの時代

 ロックを中心とした世界の音楽の流行は、60年代にアメリカからイギリスに移りました。
 という事は、50年代まではアメリカの時代だった訳です。
 今でも、いわゆる「ロックンローラー」な人たちや、「ジャズ」が好きな人は、30〜50年代の音楽を愛して止まないようで、日本人の洋楽というのは古き良きアメリカ音楽なワケです。
 いわゆるオールディズ・バット・グッディズ、略してオールディズと言うヤツですね。

 このアメリカらしい音楽を網羅しているのが紐育のアルバムだ、という言い方もできるかと思います。
 カントリー&ウェスタン、ジャズ、ブルースといった音楽が、それぞれ発展、融合、進化してさまざまな音楽分野を作り上げました。
 音楽的には非常に多彩、そしてややこしい分野で、音楽理論的にえらく難しくなっていった時代であると同時に、それぞれの分野の区別が曖昧でよくわからない、というのも特徴です。

 この歴史的進化を、そのまま取り入れている紐育の楽曲は、懐かしく豪華で耳馴染みがいい反面、ちょっと掘り下げるといきなり迷宮のような難解な音楽用語が飛び交う世界になってしまいます。


 まあ、「分類」は歴史的なもの、「理論」は感覚的なもの、なので、どっちにしても「それらしい」かどうか、という問題ではあります。
 もともとのオールディズが好きな人以外は、それらの曲は歌謡曲を通じて知ってるワケですから、「豪華な歌謡曲を聞いている」という感覚でいいんじゃないかしら、とも思う所であります。
 スタジオで打ち込みで作る曲と正反対の、多数のミュージシャンによって作られる、今ではなかなか見られない手のかかった作りになってる紐育の歌。
 聞いても歌ってもいい歌曲集、なんじゃないでしょうか。

 
 カラオケと言えば、DAMに紐育の歌曲がかなり入ったので、歌いに行ってみたんですが、最も歌いやすいのが「愛の花」だ、という、ちょっと意外な発見をしました。
 男性の場合、テノールの声域が出る人ならキーは-4でイケると思います。普通の男性なら-7ですかね。
 音域を揃えて歌うと、田中公平さんの「仕掛け」を体感できるので、あ、これが「歌い手の技巧のちょっと上で作った」というヤツか、というのが感じられます。それはまあ、普通の人には難しすぎるワケですが(笑)。
とりなべ <nzmcvjfgzr> 2007/07/03 12:30:45 [ノートメニュー]
Re: Review In Little Lip Theater II の感想です [返事を書く]
ちらっと参加
 ↑
 ちょっと口癖になっている>「ちらっと」

こんばんわ、とりなべさん。
しうらです。
CDが発売されて、二週間遅れですが、参加致します。

まず、最初に聴いた時の感想ですが………

なんじゃ、これは!? 
     でした。正直なところ。

とりなべさんが仰られている通り、80年代の歌謡曲を意識しているな、というのは解かったのですが、
それに自分がついていけていないという………。
かなり、とまどいました。
(特に『それから…』。で、次の『ポアゾン』で安心したという…)

そんな自分ですが、iPodに落として聞き込んでいるうちに最初のイメージが一新。大分好き曲ばかりとなりました。

そんなこんなで、各曲の感想なぞを。
 

☆Love is

いや、もうサニィがサニィが……。
聴いていて鼻血が出てきてしまいそうです。
それでも、やっぱりリピートかけて何回も聴いてしまうんですけど。
生で聴いた日にゃあ、卒倒してしまうのではないかと、今から楽しみです(<おや?)
イントロからして、OPっぽい曲ですけれど、レビュウショウのどの場面で使われるのでしょうか?
………いえ、もちろんサニィだけではなく、ワンペアもハモリに一層の磨きがかかっていて聴いていて気持ちがいいですよ?

☆タブー

OVAで前半だけ聴いていました。
OVAパートでは「それでも僕は男」みたいだった新次郎が、後半どんどん女装にはまって行っている様子が伺えて、おばちゃん聴いていて トホホな気分になってしまいます………。
ダイアナさんはOVA第二話の腐女子なイメージが拭えず…。

☆ブラックペッパー

歌詞がサクラでは珍しく、人種問題的な色合いを帯びていて、最初かなり惹きつけられました。
もちろん、サジ姐の歌声は相変わらず魅力的で、そこもまた惹きつけられましたけど。
何回も聴いてしまう曲 その2

☆夜明け

これもOVAで聴いていた曲。OVAでは『夜明け前』だった??
ええ、mananaをずっとバナナだと思っていたというのはここだけの話。
明るい曲だと思って聴いていたら、歌詞を見たらかなりこの二人らしい曲なんですね。
そこらへん、とりなべさんの感想を拝見するまで気づかなかったあたり……  バナナだしなぁ。

☆舞台ーPlaying

何回も聴いてしまう曲 その3
昴さんには珍しいアップテンポでシャウト系…
レビュウショウではどのような場面で歌われるのか、かなり興味があります。
やっぱり昴さんは歌が上手いなぁ、と初聴きの際から惚れ惚れしておりました。

☆モノクローム

歌謡曲っぽいなぁ、という印象が特に強かった曲。
今回のソロ曲はどれも、どのような場面で歌われるか予想がつかなくて楽しみです。

☆ピンクエレファント

かわいい曲。
酔っ払いとか、色々聞いていたので、ドキドキして聴いていたのですが、かわいい曲でホッとしました。

☆それから…

OVAで双葉さんをかなり気に入っていたので、初聴きでかなりショックだった曲。
ただ、やはりどんな場面で使われるのか、という意味ではかなり気になっています。
あの双葉さんのイメージで、この曲をどのように歌うか、もしくはアレンジが成されるのか、どうなることやら……。
曲自体はアイドルソング……というより、私は『ときめ○トゥナ○ト』や『クリー○ーマミ』など女の子向けアニメのED曲みたい、と思いました。
たぶん「女の子がどうたら、男の子がどうたら」という歌詞がそこらへんを彷彿とさせるのでしょう。

☆ポアゾン〜「クレオパトラ」より〜

何となく初聴きからサジータさんのパートが誰かに似ているな、と思っていたのですが、ロベリアさんっぽいということに気づいて先日すっきりしたところです。
(あくまで私の感想で)
これはOVA次巻のEDですが(レビュウショウよりも)第五話・六話でどのように使われるのかが気になるところです。


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そんな感じで、かなり偏った感想でした。
以前の曲も含めて、今回もどのような演出がされているか、本当に楽しみな曲たちばかりでした。

レビュウショウは15日のみの観劇予定です。
現在、台風が逸れてくれることを切に願っております。

それでわ、本日はこれで失礼いたします。
しうら <wgqqgruyhs> 2007/07/11 23:46:40 [ノートメニュー]
Re: ちらっと参加 [返事を書く]
嵐を呼ぶ紐育

 いやー、見事に台風直撃らしいですよ、15日。
 私も15日の昼なんですけど、観劇はオシャレ以前にレインコート必須か?という感じですねぇ。
 新幹線や飛行機への影響がなるたけ少ない事を祈っております。


→Love is

 はなぢッ!
 観客の大半が鼻から血ぃダダ流しでッ! 
「サニー!」と叫ぶたびに、前列の観客の後頭部に血しぶきッ!
 Tシャツ血染めで帰宅途中に警官に職務質問に合うこと間違いなしッ!
<鼻血という生々しい単語が気に入ったので広げてみた<広げ過ぎです

 ……とりあえず新宿駅前で、鼻栓用のティッシュはもらっておこう、と思いました。
 そして、はなぢの後は卒倒……おお、黄色い声の声援を送りながら失神するなんて、ロックコンサートっぽくっていいかもしれませんね。
 サニーとワンペア、一緒に歌う事が多いんですけど、この3人ってまとめて呼ぶ呼び方がないんですよね。
 ……「サンペア」かなぁ。<和洋折衷か!<せめて「SuAnP」とかアメリカな略し方はないのか
 オープニングの曲という事ですので、初っ端から盛り上がれそうで楽しみであります。


→タブー

 ダイアナさんのミョーに弾ける歌声が、余計にそう感じさせますね。
 いや、今となっては新次郎が最萌ヒロインなのは周知のこと、サニーでなくても「君が主役だ!」と言いたくなるのは仕方ない気がしますので、ヒロイン化の過程を楽しむ歌としていいんじゃないか、とか思う所であります。
 もっとも、ライブの新次郎の場合は、ドレスを着るより和服の方が女の子に見える、というのはありますけどねぇ・・・
 OVAのチャイナドレスのみならず、ナース服とかスチュワーデスとかOLとか、一般的なヤツをひととおり試してみるのがいいんじゃないかな、と思うワケで。


→ブラックペッパー

 もともとブルースは、黒人奴隷の日々の暮らしを歌うもの、なんだそうですが、広井さんの歌詞はもうちょっと肩に力が入った話になってる気がしますね。
 ちなみにブルース特有の「ブルース進行」というコード進行には「終った感じがしないので何度でも聞きたくなる」という特徴があります。もとはギター引きながら延々と歌うような歌なんですね。


→バナナ

 …じゃなくて「夜明け」について。いや、バナナだとするとなんかキワドい事になりそうな気もしますねッ<何を想像したんだ<大量のバナナの皮に包まれて朝を迎えるジェミニとリカの図とか<カンナの妄想のかえでさんじゃないんだから
 OVAはまだ見てないんですが、歌名が変更になってましたか。帝都や巴里では見た事無いですが、紐育ではけっこう歌の名が決まってないことはよくあるみたいで、たとえば「ジャングル・レビュー」が直前まで「愛の歌」だったりしたようです。
 歌詞の持つ悲しさ、については、広井さんの歌詞がちょっと直接的なんですよね。自分を励ますような歌は、言葉を直接的に表現するほど悲壮感が増すのですが、同じ悲愴な歌でも、エリカみたく声のキャラクターで違うものにしてしまう例もあり、ライブで仕上がってみてどう感じるのか、楽しみにしている所であります。


→舞台-Playing

 30年代後半のベニー・グッドマン楽団を意識したと思われる、ゴージャスなスゥイングナンバーで、いまこんなビッグバンドな編成の歌もなかなかないよな、と思う所であります。
 ただ思い返してみると、「八時だよ!全員集合」の生バンド(岡本章生とゲイスターズ)はビッグバンドでしたし、昭和の歌謡曲とビッグバンドは意外と近い位置にあるのかもしれません。
 この意味でも本格派と歌謡曲の両取り、と言える曲かもしれませんね。


→モノクローム

 「モノクロ」が「過去」なのは、カラー写真が一般的なので通用する概念ではあります。
 この意味では、この歌は太正期にカラー写真が一般化している証拠になる歌ですね!<いや作詞の時点ではそんな事考えてないと思う
 帝都の映画と、昴の宿泊するホテルの蒸気TVはまだモノクロだった気もしますので、「モノクロームに変わる」というのは「映画のような作り事に変わってゆく」という意味合いなのかもしれません。


→象さん

 何でも食べるQ太郎キャラで、なんだか昴がドロンパに見えてくるのは私だけでしょうか。<するとO・G・シンプソンは小池さんですか
 もともとファンタジーなリカちゃん、舞台でピンクの象に乗ってくるのか、それとも本人がピンクの象のかぶりもの・・・いやそれだと秋葉原に昔居たマハーポーシ(略)
 

→それから…

 クリーミーマミ、ああ、なるほど!
 それだと、オープニングもけっこうモロにそれっぽいですね。
 個人的には、双葉さんがどんなフリフリの衣装で登場するのかが焦点です。<フリフリは決まりなのか
 意外と、劇中のTV番組で歌ったりするような変わった演出かもしれない、とかいろいろ想像してみている所です。

 
→ポアゾン
 
 お芝居の内容、確かに気になります。
 ゲームの第1話でも出てくるんですけど、今度は新次郎がクレオパトラなワケですからねぇ。
 クレオパトラ(男)が、カエサル(女)を誘惑するシーン。ああ、なんて倒錯的なんでしょうか。
 いや、いざ画面で見るとフツーにカッコいい兄ちゃん(サジータ)が可愛い女の子(新次郎)を愛でるという風に見えてしまうんだろうな、とは思うんですけど。
とりなべ <nzmcvjfgzr> 2007/07/13 17:16:59 [ノートメニュー]

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