[サクラ大戦BBS]

MAKING APPEND NOTE
とりなべ への返事
アメリカの時代

 ロックを中心とした世界の音楽の流行は、60年代にアメリカからイギリスに移りました。
 という事は、50年代まではアメリカの時代だった訳です。
 今でも、いわゆる「ロックンローラー」な人たちや、「ジャズ」が好きな人は、30〜50年代の音楽を愛して止まないようで、日本人の洋楽というのは古き良きアメリカ音楽なワケです。
 いわゆるオールディズ・バット・グッディズ、略してオールディズと言うヤツですね。

 このアメリカらしい音楽を網羅しているのが紐育のアルバムだ、という言い方もできるかと思います。
 カントリー&ウェスタン、ジャズ、ブルースといった音楽が、それぞれ発展、融合、進化してさまざまな音楽分野を作り上げました。
 音楽的には非常に多彩、そしてややこしい分野で、音楽理論的にえらく難しくなっていった時代であると同時に、それぞれの分野の区別が曖昧でよくわからない、というのも特徴です。

 この歴史的進化を、そのまま取り入れている紐育の楽曲は、懐かしく豪華で耳馴染みがいい反面、ちょっと掘り下げるといきなり迷宮のような難解な音楽用語が飛び交う世界になってしまいます。


 まあ、「分類」は歴史的なもの、「理論」は感覚的なもの、なので、どっちにしても「それらしい」かどうか、という問題ではあります。
 もともとのオールディズが好きな人以外は、それらの曲は歌謡曲を通じて知ってるワケですから、「豪華な歌謡曲を聞いている」という感覚でいいんじゃないかしら、とも思う所であります。
 スタジオで打ち込みで作る曲と正反対の、多数のミュージシャンによって作られる、今ではなかなか見られない手のかかった作りになってる紐育の歌。
 聞いても歌ってもいい歌曲集、なんじゃないでしょうか。

 
 カラオケと言えば、DAMに紐育の歌曲がかなり入ったので、歌いに行ってみたんですが、最も歌いやすいのが「愛の花」だ、という、ちょっと意外な発見をしました。
 男性の場合、テノールの声域が出る人ならキーは-4でイケると思います。普通の男性なら-7ですかね。
 音域を揃えて歌うと、田中公平さんの「仕掛け」を体感できるので、あ、これが「歌い手の技巧のちょっと上で作った」というヤツか、というのが感じられます。それはまあ、普通の人には難しすぎるワケですが(笑)。

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