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紐育星組ショウ2014「お楽しみはこれからだ!」観劇レポート

  紐育星組ショウ2014「お楽しみはこれからだ!」観劇レポート 如月紫水 2014/09/11 19:44:37
紐育星組ショウ2014「お楽しみはこれからだ!」観劇レポート [返事を書く]
ご無沙汰しております。如月紫水です。
今回はデータが吹っ飛ばないことを願いつつ、やっぱりサクラ楽しいのでがんばりますー
何より、今回は全通できましたので!!


今年は7月から酷暑が続いて、この紐育公演も夏の終わりと言いつつもまだまだ暑い日となる…
と思っていたら数日前からまさかの気候に!(笑…気温としては10月頃だとか…湿度があるので体感温度はもう少し高めですが)
でもでも、劇場は相変わらずの熱気でしたよー
今回もロビーにはスタンド花がたくさん!!ファンの方々のスタンドがどんどんユニークになっているので
毎回ひそかな楽しみになってます。

今回は開演ブザーが鳴ってからの前説スタート。
今回は誰がどこから登場するのか?と思っていたら「どうも〜〜!!!」と腰を低く手を叩きながら
上手から新次郎、下手から双葉さんが登場!!

双葉「双葉でーす!」
新次郎「新次郎でーす!」
二人「二人合わせて、タイガーズでーす!!がおー!」

漫才キターー!!!(笑)新次郎、笑いが取れるポジション復帰おめでとう!!(笑)

双葉「タイガースって言っても、グループサウンズじゃないぞ〜」
新次郎「いやそれみんなわからないって!」

この二人だからか、漫才というノリからか客席の反応を逐一拾ってくれて
31日昼ではうなずいてる方もいたので「知ってるんですか!?母さんと同じ世代ですね」と新次郎がコメントくれました(笑)

双葉「プロ野球球団でもないぞ〜」
新次郎「いま首位争いしてますけどねってそうじゃなくて!
    親子漫才でしょ」
双葉「ん?親子に見えない!妹にしか見えない!あはははは!(拍手をもらってさらに上機嫌)
   よく言われるのよ〜」
新次郎「いやいやいやいや〜…ギリギリ、年の離れた姉でしょ」
双葉「ギリギリとは何だ、ギリギリとは」
新次郎「ギリギリでしょ」
双葉「ところで新くん。新くんの蒸気携帯電話の着信音はなんだ?
   (ああ、ぼくのは…と答えようとする新次郎の前を遮り)
   ちなみに私はだな!「それから」だ」

おお、やはり持ち歌…ということで、そのままノリで歌を口ずさみながら舞台を上手下手へと歩き回る双葉さん(笑)
こちらが手拍子をすると、新次郎が「ありがとうございます。母さんこの曲しか持ち歌が無いので、つきあってあげてください」
といつもの困り顔でフォローするのがかわいかったです。
下手で1フレーズ歌い切った双葉さんは、そのまま客席にも着信音を聞き出していました(笑)
初日は、お客さんもわかってるのかみんな「それから」と答えて双葉さんのテンション上がりっぱなしでした(笑)

その着信音については、客席側もネタなのか偶然なのか
30日昼が「御旗のもとに」30日夜が「ゲキテイ」31日昼が「円舞曲、君に」
だったのが面白かったです。(でも、若干双葉さん円舞曲はピンと来てない感じだったので「それから」と言い直してました)
双葉さんの反応は「上がるよね!でも、今日の正解はきっと地上の戦士だったんじゃないかなぁ〜」という感じでした。
そのまま延々と客席に絡みつづけそうだった双葉さんのもとに、新次郎が近づき

新次郎「母さん、母さん!ここをどこだと思ってるんですか!」(センターに連れて帰りながら)
双葉「あ!そうだった!ここは劇場だった!!ということは…」
新次郎「はい〜時計のアラームや、蒸気携帯電話など音の出るものは、あらかじめ電源をお切りください。
    よろしくお願いします」

礼儀正しく頭を下げる新次郎に「切ったよ!!」と声をかける客席。
それにお礼を親子で言いつつ「でも切ってないやつが一人や二人いるんだ」と双葉さんが前に出て…

双葉「そんな奴は私がぶった切る!!狼虎滅却!
   しゃきーん!(エア刀を構える)
   暴虎双葉!!」

必殺技が!!!(笑)ということで、客席を切りまくる双葉さん。
この切られる人数、初日はやはり多めで、30日昼はちょっと少ないかな〜という感じだったのですが
だんだんノリ増えていきましたね(笑)
双葉さんも「最近ね、私に切られると出世するんだぞ」と切られるのを自ら推奨していました(笑)
ある程度母さんの暴走を見守っていた新次郎が頃合いを見計らってまたセンターへ戻します(笑)

新次郎「あ、これご利益があるんですね。良かったですね〜
    ってそんな訳ないでしょ!
    そうじゃなくって、狼虎滅却、暴虎氷牙ね」
双葉「あ、暴虎氷牙か」
新次郎「そんな暴虎双葉なんて技ないですから」
双葉「作っちゃったか」
新次郎「まったくも〜…そういうことではなくて
    もう一つ大事なお願いがありますから」
双葉「なんだ?」
    
そのお願いというのは前説にまた戻りまして、録音撮影は禁止ということ。
でも、その前に30日夜は「まぁ、母さんは暴れる虎のように怖いですけどね〜〜」と笑顔で一言足して
双葉さんに「何か言ったか?」とすごまれてました(笑)
31日昼はそれに加えて「あ〜こわこわっ」とさらに悪ノリで小さくなる新次郎に「ああ怖いさ!それがどうした!」
と開き直った双葉さんでした(笑)

双葉「あ、でも〜…どうしても!どうしても私の写真。そして、動画が見たい!
   どうしても見たい!!という方は、どうぞ、あちらの物販コーナーにて
   わたくしのブロマイド、そしてDVD。じゃんじゃんお買い上げくださいませ〜!」

その通り!!(笑)ちなみに、今回のDVD会場予約特典は恒例のテレカでした。
これには新次郎も頷いていて完全同意していました。

双葉「たまには良い事言うだろ?」
新次郎「上手い事宣伝しましたね〜(笑)
    ま、確かに母さんのブロマイドはいい魔除けになりますからね〜」
双葉「そうそう、紐育一の魔除けに…っておい!!」
新次郎「あ、それからですね皆様に―――」
双葉「続けるんかい!!」

振っておいて放置、という新しい形が(笑)
「もう一つお願い」と前説モードになったので、双葉さんもそれ以上つっこまず聞き役に。
続いては、拍手声援は歯切れよく!だったので双葉さんも頷きこちらの拍手をあおって……パン!パパパン!!で気持ちよく締め!(笑)

双葉「本番も今みたいな感じでな」
新次郎「それとですね、上演中のお喋りや、大きな声で歌を歌うのもご遠慮ください」
双葉「ようは、舞台の進行の妨げになるようなことをしちゃ…ダメよ〜ダメダメ」

今年の時事ネタはこれですか(笑…東京エレキテル連合のギャグですね〜双葉さんの顔マネ似てますw)
「母さんこれが今年のお気に入りみたいなのでね、お付き合いください」と温かくそのネタのフォローをしてた新次郎ですが
相変わらず顔マネを続ける双葉さんに厳しいトーンになり

新次郎「それとですね!妙なイタズラをしてみんなの迷惑になることもダメですからね!」
双葉「ダメよ〜ダメダメ
   って!あたしがいつイタズラなんかした〜」
新次郎「…はい!それでは皆様に最後に大切なお願いがあります」

またスルーした新次郎(笑…あと、30日夜は「毎年毎年イタズラをして、みんなを困らせることもダメですからね!」とかえてきました)
最後のお願いは「上演中に大きな地震等が起きた際は、慌てず落ち着いて劇場スタッフの指示に従ってください」という大事なお願いでした。
何事もなく終わって、本当になりよりでした。

双葉「そうだな。でもみんなには、新くんがついてるから大丈夫だ!(いやいや、と謙遜する新次郎)
   新くんは見た目はきゃわいいけれど、腕っ節の方はかなりのものだからな!
   みんなを守ってくれるからな、大丈夫だぞ!」
新次郎「いやいや母さん母さん。戦いながら守るわけじゃないですから」
双葉「あ、そうなの?」
新次郎「それに腕っ節で言ったら、母さんの方がよっぽど腕っ節は強いじゃないですか」
双葉「いや〜ん!(滅茶苦茶かわいいトーンで)私の一振りなんて、せいぜい倒せて…7、8人だぞ?」
新次郎「一振りで7、8人って十分強いっちゅーの!」
双葉「てへぺろ♪」
新次郎「いい加減にしなさい!」(びしっと裏手でツッコミ)
二人「どうも、ありがとうございました〜〜!!!」

さすがの親子漫才!もう、本当に流れるような良いテンポの前説でした!
二人で深々とお辞儀をして、さあ顔をあげよう…となったところで
双葉さんが新次郎のポケットに入ってるあるものに気づいて引っ張り出します。

双葉「ん?新くん、なんだこれは?」
新次郎「あ!それは…!」
双葉「(チケットの券面を見て)ライト・オブ・紐育?」
新次郎「ちょ、ちょっと…」
双葉「これは今話題のトーキーのチケットじゃないか〜!すごいじゃないか〜!」
新次郎「母さん、ちょっと返してって、それ大事なものなんだから!」

一人きゃっきゃと盛り上がる双葉さんを追いかけて、何とかチケットを取り戻そうとする新次郎ですが
二人とも下手から入り込んできた人物の前に動きを止めます。

武田「よぉ!これはこれは、リトルリップシアターの労働者諸君!
   相変わらず、ちまちま働いてんのかい?」
双葉「誰だ?」
新次郎「あれ…武田さん?」

二人が怪訝そうなのも当然、今回の武田……今までと何もかもが違います。
ギラギラしたスーツに、サングラス。両手すべての指に大粒の宝石が付いた指輪をして
それを見せびらかすかのように手を上に挙げて大股で大仰に歩く様子はまるで別人のよう。
でも「よう」とサングラスをずらして見せた顔は紛れもなく武田。

新次郎「どうしたんですか、すっごい恰好ですね〜…」
武田「はっはー!驚いたか」
新次郎「すごい指輪ですね〜」
武田「たったの、1万ドルだけどね」(見せびらかしながら新次郎の前を横切り下手へ)
新次郎「1万ドル!?」
武田「あ、もちろん一個だけでね。はっはっは」
双葉「双葉パーンチ!」

とにかく武田の変わりっぷりに驚く新次郎でしたが、双葉さんはそれにイラッとしたのか、とりあえず
武田の肩に一発食らわせました(笑…初日こそ一発でしたが、30日以降は2発に増えてました)

武田「痛って、なにしやがんだ!」
双葉「なんだパシリのくせに生意気な〜何かあったのか?」
武田「へん!俺はもうパシリじゃねぇぜ。
   俺はとうとう、一攫千金を掘り当てたんだ」
新次郎・双葉「一攫千金?」
武田「おう。詳しくは、前回の巴里花組公演、ケセラセラ巴里のDVD、またはブルーレイをお買い上げいただき…」
双葉「双葉キーーック!!」

双葉さん、ツッコミが激しいw
しかし、キャプテン・O・Gの秘宝、本当にあったんですね…!!てっきり、あの宝箱は空っぽというオチになると思っていたので…(笑)

武田「なんだよ!」
双葉「それで何しにきたんだ」
武田「(気を取り直して)ちょっと金儲けの話があってな」
双葉「金儲け?」
武田「おう。ここだけの話だけどよ(ちゃんと聞こうと、武田の左右に立つ二人)
   とある天才科学者が、とんでもねぇ発明をしたんだよ」
新次郎「天才科学者?」
双葉「(にやりと笑って)とんでもない発明って?」
武田「……そいつぁ簡単には話せねぇな」

思わせぶりな態度をとる武田に、それぞれ肩に肘を置かれていた二人は同時に振り払う。
コケる武田ですが、めげずにすぐに立て直し

武田「俺はその発明に、かなりの額を投資したんだ。
   で、世話になった義理もあるし、よかったらサニーさんも一枚噛まねぇかな〜って誘いに来たわけ…」
双葉「双葉アターーーック!!」

武田の上からな態度に、今度は双葉さん助走までつけて背後からのダイレクトアタック!
これにはさすがに武田も転がりましたね〜その勢いを止められなかった新次郎は、ひたすら困り顔。

武田「痛っ何するんですかい!」
双葉「その話、私が詳しく聞こうではないか」
武田「ええ?」
双葉「(くるりと振り返り)新くん、私はちょっと出かけてくるぞ。
   これ、お返ししときます(丁寧にチケットを新次郎の手に戻す)
   (立ち上がった武田に向き直り)おいパシリ、案内しろ」

渋る武田ですが、双葉さんの勢いにかなうわけもなく、双葉アタックを繰り返されてそのまま上手へとはけていきました。
それを見送ることしかできなかった新次郎。

新次郎「……大丈夫かなぁ…面倒なことにならなきゃいいけど…」
ラチェット「大河くん」

ただただ不安げな様子の新次郎でしたが、ほぼ入れ違いに下手から現れたラチェットに声をかけられ、今度は笑顔で振り返る。

新次郎「ラチェットさん!」
ラチェット「昨日渡した手紙、もう読んでくれた?」
新次郎「はい!もちろんです」
ラチェット「別に、無理しなくていいのよ(素知らぬ顔で新次郎の前を横切り、上手側へ)
      スケジュールが合えばで、全然」
新次郎「む、無理だなんてそんな〜…!(手にした映画のチケットを見て)
    誘ってもらえて、嬉しいです……」

なんですと…!!!!?
照れ笑いを浮かべる新次郎の様子が超絶かわいいんですが…!
そんな新次郎の様子に、ラチェットは少し目線を泳がせる。

ラチェット「か、勘違いしないでね!私はただ、最近流行りのトーキーが
      何か大河くんの役に立たないかな〜って思っただけで…」
新次郎「も、もももももちろんです!ぼくも別に、そんな……」

お互い弁明を口にしつつも、近づき言葉が途切れた時に流れる空気は…
沈黙の中、少しずつ顔が近づいてい……ったところで、それを切り裂くように開演ブザーが。
お互い、その音に驚き、同時にハッとなり一歩分距離を取る。

ラチェット「ま、間もなく、開演ね」
新次郎「は、はい」
ラチェット「……さ、先に、行ってるわね」

スタスタと、でも小首を傾げながらラチェットは下手へ。
それを見送り、再びチケットに視線を落とす新次郎。

新次郎「トーキーかぁ〜…すごい時代がやってきたなぁ〜
    映像が喋るだなんて!
    たしか、映画史上最初に音声になったセリフは
    ジャズシンガーという作品の「お楽しみはこれからだ」ってセリフだったよなぁ
    (笑顔でチケットを掲げ)まるで新しい時代へ誘われているかのようだ!
    でも、ぼくたちも負けてなんかいられない(まっすぐに前を見つめ、笑顔に)
    リトルリップシアターも、スターファイブのお楽しみも、これからだ!!
    いやっほーっう!!」

テンション上がりまくりの新次郎、そのままの勢いで一つ跳ねて下手へと駆けていきました。
ホント、終始楽しそうでワクワクがこちらまで伝わって来る中、暗転。
そして音楽が鳴り響き、ショウのスタート!

ミラーボールが光る中、幕が上がるとそこには新しい白タキシード衣装のスターファイブが!!
中央大階段のセンターに位置するジェミニを中心に舞台上にダイアナ、昴。壇上にサジータ、リカ。
それぞれステッキを片手に笑顔で踊り出し、前奏が終わると同時に、全員ステージ前に一列になり歌い出す。

全員「♪情熱が湧き上がる 日常にさよならして
    全てを忘れ みんな楽しく 心躍らせろ」

♪お楽しみはこれからだ〜you ain't heard nothin'yet!!〜

ショウを華やかにするダンサーさんも登場(前回の巴里でも着ていたピンクのレビュウ衣装に星のマークを腰に入れたアレンジ版)
この華やかな幕開けが毎年楽しみで、でも同時に嬉しさで泣きそうになります。

ジェミニ「♪みんなひとりじゃ 寂しいだろうから
      たまにゃ集まろう なんだかんだ言って」
リカ「♪きっとだれでも笑顔になるさ」
サジータ「♪それがだれでも笑顔になるさ」

全員「♪仕事のごたごたも お祭り気分でうきうきしてくる
    さぁ! お楽しみはこれからだ!

    情熱が湧き上がる 日常にさよならして
    全てを忘れ みんな楽しく 心躍らせろ」

今回の振りで個人的に一番好きなのはこの後、スターファイブが揃ってステッキを半回転させてキャッチするところ!
ステッキを生かした振付っていままで紐育では無かったので新鮮!
決めポーズの個性がより際立つ印象でした。
間奏部分で壇上からプラム、杏里、新次郎、サニーさん、ラッシー先生も登場。
ワンペアの二人はレビュウ衣装です!
下手にサニー、プラム。上手に杏里、ラッシー先生が向かい、スターファイブは壇上に残った新次郎を中心に移動。
階段を上ってそれぞれの立ち位置に行くときに、順番に新次郎と目線を合わせてるところが星組らしいなぁと細かいところですがキュンとしました。

ジェミニ「♪ここは劇場 みんなが集まって
      歌と踊りでショウが始まる」
ダイアナ「♪みんなだんだん笑顔になるでしょ」
昴「♪ショウの世界へ胸が高鳴る」

全員「♪ストレスあるけど 今宵の舞台で忘れて忘れて
    さぁ! お楽しみはこれからだ!
    情熱が湧き上がる(らららら そうだ湧き上がるのさ) 日常にさよならして
    全てを忘れ(忘れよう) みんな楽しく(楽しく) 心躍らせろ
    
    (情熱が)情熱が 湧き上がる(らららら そうだ湧き上がるのさ) 日常にさよならして
    全てを忘れ(忘れよう) みんな楽しく(楽しく) 心躍らせろ

    さぁ! お楽しみはこれからだ!」

最後は男性陣が階段に移動し、杏里、ダイアナ、サジータ、ジェミニ、リカ、昴、プラムとステージに一列に並んで決め!
(ラスサビのカッコ内のコーラスは男性陣によるものです)

拍手が鳴りやまぬうちに、早々に暗転。
プラムと杏里を残し、全員はけて行き、場はショウ上演中のシアターへ。

プラム「さぁ、お待たせしました!続いてのナンバーは…」
杏里「なんと、あの伝説の大スター、ラチェット・アルタイルがここに復活!」
プラム「期待のニュースター、ジェミニ・サンライズとの、奇跡の共演!」
杏里「カリプソ・ラチャチャ!(汽笛の音が響き、耳を傾ける)
   船が着いたようです」
プラム「南の島…黒髪のプリンスとの、恋の予感…!」

二人の曲紹介が終わると入れ替えに、上手からレインボーカラーのフリル袖を付けたジェミニと
下手壇上から白いふわりとしたワンピースに大きなつばのついた帽子をかぶったラチェットが登場。
ジェミニは先ほどまでの衣装の上着を脱いで変えただけなのですが、雰囲気ががらりと変わってます。
ワンペアがはけると同時に、ジェミニが指を鳴らしたのを合図に陽気な音楽が鳴り響く。

二人「♪そう私を狂わせるこのリズム
    カリプソ ラッチャッチャ 恋のリズムよ」

♪カリプソ ラッチャチャ

ダンサーさん6名も早替えで曲に参加!皆さん、オレンジ色の華やかな衣装にマラカスやタンバリンを持ってステージはあっという間にラテンの雰囲気へ。
照明もオレンジや赤で陽気さを表現。
ジェミニがステージ上で踊り、ラチェットが階段に腰かけると、壇上には青いアロハシャツにパナマ帽をかぶった新次郎も登場。
黒髪のプリンスの単語にまさかと思ったら、出てきた…!!!(笑…ちなみに、新次郎もシャツと変えて足元をサンダルに変えての早替え)

ジェミニ「♪南の島のその男の子は 情熱的な黒い瞳で」
新次郎「♪あなたに恋をしました」
ジェミニ「♪と歌う
      きっとたくさんの女たちに 同じ歌を歌ってるはず
      それがわかっていても とろけるようなその声」
新次郎「♪ララララララ」

ジェミニ「♪暑い夏の太陽が」
ラチェット「♪いけない」
ジェミニ「♪とても息をひそめてる」
ラチェット「♪ドキドキ」
ジェミニ「♪あの子が近づいてきた」
ラチェット「♪どうしよう」
ジェミニ「♪頭がクラクラするわ」
ラチェット「♪大変」
ジェミニ「♪運命のいたずらか つつましくしてたのに」
二人「♪忘れてた 恋心 なぜいま思い出させるの」

二人「♪そう私を狂わせるこのリズム
    カリプソ ラッチャッチャ 恋のリズムよ」

新次郎にエスコートされて立ち上がり、三人で歌い踊るサビを経て
間奏で立ち位置を逆転。階段ですれ違いざまにハイタッチしていくのがなんだかかわいいと感じました。
それにしても、この組み合わせの歌がこんなに陽気な劇中歌になるとは!

ラチェット「♪南の島のイタズラな神が 都会育ちのダメな女に」
新次郎「♪素直に恋をしなさい」
ラチェット「♪と歌う
       それを真に受けて男の子に 若い気持ちで恋をしたの
       夢中になっていったわ 身体中に火が付いた」

二人「♪そう私を狂わせるこのリズム
    カリプソ ラッチャッチャ 恋のリズムよ」

メインパートのきゃっきゃと夏の恋を楽しむ二人もかわいいのですが、それを壇上できゃぴきゃぴと見守る
ジェミニとダンサーの皆さんも可愛い!
楽しいリズムが続いていましたが、ここで曲調や照明が変わりストーリーが進みます。
今まで距離が近かったラチェットと新次郎ですが、ここではそれぞれ上手と下手に離れて立ち

ジェミニ「♪南の島にお別れする日に かわいい顔で手を振りながら」
新次郎「♪恋をしたきゃまたおいで」
ジェミニ「♪と笑う」
ラチェット「♪君の無邪気さは今の私に 辛いけれど」(ここで新次郎は壇上に、ジェミニはステージ上手へ)
二人「♪別れの船から叫ぶ Ti amo Ti amo
    忘れない」(手を振り、軽く投げキッスしてそのまま新次郎は壇上奥へはけて、ジェミニとラチェットはセンターへ)

二人「♪そう私を狂わせるこのリズム
    カリプソ ラッチャッチャ 恋のリズムよ」
    私を狂わせるこのリズム
    カリプソ ラッチャッチャ 恋のリズムよ」

最後はダンサーの皆さんもステージ上に並び、二人はセンターでポーズ!
ポーズが決まると同時に曲も終わり、パッと暗転。
夏の紐育にピッタリのナンバーに拍手を送っていると場面は変わり、微かに街を行き交う車や人々の音が。
グッズの台本によると、ここはウォール街。
客席がほのかに明るくなり、そちらに目を向けると下手からため息とともにサニーサイドがとぼとぼと歩いていて…
手には、何やら数枚の紙を手にしてますがいつもの明るさは今はすっかりなりを潜めていて

サニー「はぁーあ……(客席に手にした紙を渡して)…株券
    株でさ…失敗して……いる?記念にしかならないけど…」

なるほど、投資に失敗したと…しかも、手にした株券の量を見るに、相当やらかしたようですね…
ここの落ち込み方は日によって細かく違いすぎて…「一銭にもならない…あ、紐育だから1セントか」と言ったり「私としたことが…」と落ち込んだりしていました。
実はこの株券にはサニーさんの一言メッセージ(初日おめでとう!やご来場ありがとうございます!等)とサインが入っており
初日以降はみなさんほしがっていましたね(笑…ちなみに「当たりもあるから」とぼそっと言っていました。昴さんやダイアナさんのメッセージ入りもあったようです)

でも、足取りは重いまま下手客席通路を進み…

サニー「これさ、ホントはすごいお金だったんだよ…はぁーーあ……
    大損だーー!!」

最後は手にしていた株券を叫びと共にばらまき、舞台に上がる階段に座り込んでしまいました。
……サニーさんは資産家としてかなりの立場のはずなのに、こんなになるなんて…
一件だけではなく、複数の要因が重なった結果、かつてないほどの大損という現状なのでしょうか…?

そんなサニーさんをそのままに、一方照明の入った舞台上手から登場したのは億万長者になった武田と双葉さん
そして、黒いジャケットにパンツと黒づくめの格好にクセが強いのかもじゃもじゃの黒い髪の毛の男性がおどおどした動きで壇上奥から現れ合流。

武田「おお、いたいた!(武田に声をかけられ、見ていたノートをしまって近づく男)
   こいつが俺が財産を投資してる天才科学者、ガッツ・ノートンだ」
双葉「ほぉ〜〜お、いかにも科学者って感じの髪型じゃないか〜
   ギャグとか絶対言わなさそうだし〜」

興味深げにガッツの周りをまわって様子を伺う双葉さんにおどおどしたトーンで「は、初めまして…」と挨拶してて
あ、やっぱりその猫背に伏し目がちな見た目の印象通りの方なのかなと思った矢先に

ガッツ「ガッツ!!……でぇ〜〜す…」

握手かと差し出された手を双葉さんが握る前に、ひときわ大きく自分の名前を名乗り、その名の通りガッツポーズを披露して…名残のでーすの時は
ゲッツポーズの動きで上手袖へと入ってしまいました……これは、変な人だ!(笑)
驚きのあまり固まった双葉さんを残し、上手側が一時暗転。
再びサニーさんに照明が入り、落ち込んでいた顔を上げますが、やはりそこにある表情は危機感で

サニー「…いかん!いかんぞ!
    この事がもし星組のみんなにバレたりしたら…!!」

また頭を抱えてしまい、場面は再び上手へ。
武田の「おーい!戻ってこーーい!」の声に、先ほどの「でぇ〜す…」を引きずり戻ってくるガッツ。
驚きのまま警戒してる双葉さんですが、もう武田は慣れっこなのかそのあたりの行動には一切触れず相変わらずのギラギラした歩き方で前へ進みます。

武田「さてと、さっそくこれからの話をしなくちゃな。
   おい、ついてこい!!」
ガッツ「(お、おおお…と震えからの万歳)…やっったーーー!!!」
双葉「(下手へ行く武田を追いかけて)お、おいあいつ本当に大丈夫か?」
武田「天才ってのはどっかネジが一本飛んでるもんなんだよ」

二人はそのまま下手へとはけていき、残ったガッツはセンターからやや上手にずれたところで
「やった、やったぞ…!」と喜びながらうろうろ。

ガッツ「そう、人間とは誰もが、評価されることに喜びを感じ生きているものだ…
    そしてその評価は必ず数字で表されなければならない…
    つまりは…金だ!アゥ!(マイケルジャクソン的な叫び)
    ……偉大なる発明品のおかげで、ついに私は、億万長者だ…!」

…うん、変で面白い人のようです(笑)
このマイケル風の叫び、日によって少しずつ変えて31日昼はターンを入れたりしてました。
両手を挙げて喜ぶガッツ。
一方立ち上がったものの、まだまだ打ちひしがれているサニーさんにもスポットが当たり

サニー「なんとかしなきゃ…
    それでなくても、最近あるようでないようなオーナーとしてのボクの威厳が…消滅してしまう!」

自分で言っちゃった(笑)
置かれている立場が対照的な二人。
ここで一気に照明演出の雰囲気が変わり、パンチの効いた音楽が流れ曲へ。
ブレイクダンスのような動きの振付でくるとは!

サニー「♪アウワウ 絶望を」
ガッツ「♪ アウワウ 喜びを」
サニー「♪アウワウ 歓喜に変えろ」
ガッツ「♪ アウワウ 地獄の底へ」
二人「♪oh Money」

♪Money 狂想曲

ガッツ「より多くの評価を、富を得るためならどんな苦労だって惜しまない
    ガッツ!でぇ〜〜す…」
サニー「リトルリップシアターがクローズ!?
    いやいやいやダメだ!そんなこと絶対にさせられない!
    ああ、なんとかしなきゃ!!」

ガッツはセリフ時の絶妙に一拍ずれた動きなのですが、歌はもちろんバッチリ。
お互いに現状を言葉で表しながら立ち位置を変えてスタッフさんが人力で動かす階段の上へ。
(サニーさん上手、ガッツ下手)

サニー「♪マネーマネー マネーマネー なんでもいいからお金を稼ぐ」
ガッツ「♪稼いじゃってどうする 稼いじゃってどうする」
サニー「♪マネーマネー マネーマネー なんでもいいからお金を貯めろ」
ガッツ「♪貯めちゃってどうする 貯めちゃってどうする」
サニー「♪お金が貯まったら 人を雇え」
ガッツ「♪雇っちゃってどうする」
サニー「♪雇った人たち 働かせろ」

赤い照明に白いスポットが明滅する中、階段が動き二人はセンターへ。
ガッツが相槌歌詞のときにDJ風の動きをするのですが、ちゃんとディスクをセットしたり、ヘッドホンを装着したり
動きが細かいです。そして、立ち位置を反転させる二人。

ガッツ「♪マネーマネー マネーマネー どんどんみんながお金を稼ぐ」
サニー「♪稼いじゃってどうする 稼いじゃってどうする」
ガッツ「♪マネーマネー マネーマネー どんどん金庫にお金が貯まる」
サニー「♪貯まっちゃってどうする 貯まっちゃってどうする」
ガッツ「♪株式、ファンドに 映画に投資」
サニー「そいつはすごい!」
ガッツ「♪お金でお金を 働かせろ」

二人「♪マネーマネーマネーマネー マネーマネーマネーマネー」
サニー「♪新しい」
ガッツ「♪世界が広がるぞ」
二人「♪I love you so! Money」

ここで長めの間奏に入り、ボディコンにジュリアナ扇子というバブルな姿のダンサー6名が壇上から登場。
照明も赤に黄色、そしてフラッシュからの極彩色と熱狂と破滅をイメージさせるようなノリ。
下手でノリノリに踊るサニーさん。上手のガッツはまたもDJな動き。
舞台上に下りてきたダンサーさんが激しく踊る中、二人も階段を下りて再び歌へ。

ガッツ「♪ハンバーガーかじってた奴が 映画に小銭を投資したんだ
     (お札が貼り付けられたジャケットの内側を見せる)
     大成功して お金持ちさ(内ポケットから札束を取り出す)
     新しい世界が広がるぞ」
サニー「♪(上手に向かい、その札束を手にする)大金をこの手につかんで
     彼女と ラブラブ フレンチディナー
     週末マイアミ ラブリーシャワー
     新しい世界が広がるぞ」

札束に合わせて移動するダンサーさんたち。
(サニーに札束を取られたガッツでしたが、さらにポケットからもう一つ札束を取り出す)
サニーさんを先頭にセンターで一列に並び、最後尾のガッツは壇上で全員が手にしたものを掲げる。

サニー「♪マネーマネー マネーマネー」
ガッツ「♪マネーマネー マネーマネー」
サニー「♪アウワウ 絶望を」
ガッツ「♪アウワウ 喜びを」
サニー「♪アウワウ 歓喜に変えろ」
ガッツ「♪アウワウ 地獄の底へ」
サニー「♪oh oh」(ガッツが階段を下りて二人がステージに並ぶ。ダンサーさんたちが壇上へ)
二人「♪マネーマネーマネーマネー マネーマネーマネーマネー
    マネーマネーマネーマネー マネーマネーマネーマネー」
サニー「♪新しい」
ガッツ「♪世界が広がるぞ」
二人「♪I love you so!
    I love you ! I love you ! I love you ! I love you! Money」

最後はダンサーさんに囲まれ、階段中央でポーズ!
最後のマネー連呼のときの振付が所謂「女々しくて」のサビの動きや、ジュリアナ的な動きだったのがインパクトありました。
曲が終わると、素早く舞台奥に退散していくダンサーさんたちがさりげなくお金を回収。
再び街の喧騒が聞こえるようになると、サニーさんは青い顔に戻り「何とかしなきゃ!!」と叫んで上手へと走る。
一方、今の曲の余韻(あれ?いまここに綺麗な女の人たちが…あれ?という動き)にうろたえるガッツ。
そこへ、武田と双葉さんが戻ってきて声をかけます。

武田「おい、何やってんだ!一流ホテルのラウンジで打ち合わせだぞ」
双葉「いいね〜!もちろん、パシリのおごりでな」
武田「だから俺はもうパシリじゃねぇって!ベロムーチョ様と呼べ、ベロムーチョ様と!」
双葉「ああ、はいはい…(あっかんべーをして)シタ(舌)ムーチョさま」
武田「だからベロムーチョだって!」
双葉「あ!むしろ、タンムーチョさまかな!」
武田「ベロムーチョだって言ってんだろ、ベロムーチョ!」

訂正し続ける武田ですが、そんなことで双葉さんがひるむも引くもするわけなく
「タンタンタタンタン、タンタンタタンタン」と口でリズムを取り出して…それに乗せられて条件反射的に
ベロベロムーチョベロムーチョと踊り出す武田(笑)
うむ、根本的にやっぱり変わってない!!(笑)
そんな中、事の成り行きを見ていたガッツですが、別段何かするわけでもなくいったん下手にはけてしまいます。

リズムのままステップを踏む武田ですが、だんだん照明の当たっていない上手へ向かってしまい、姿が見えなく(笑)
ちゃんと自分で「なんかこっち暗いな」と戻ってきたところでガッツも下手から顔を出し
双葉さんのリズムに合わせて踊り続ける武田の手を引っ張って強制的に退場(笑)
その間も双葉さんはリズムを取り続けてその後を追いかけるのでした。

ちなみに、このシーンだんだんガッツさんの放置時間が長くなっていたのですが
31日昼はなんと双葉さんをお姫様抱っこして先に退場!武田さん、仕方なく踊りながら自分ではけていきました(笑)
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2014/09/11 19:44:37 [ノートメニュー]
  第一幕その2 如月紫水 2014/09/11 19:47:02
  第一幕その3 如月紫水 2014/09/11 19:48:21
  第一幕その4 如月紫水 2014/09/11 19:49:09
  第二幕その1 如月紫水 2014/09/11 19:50:01
  第二幕その2 如月紫水 2014/09/11 19:50:42
  第二幕その3 如月紫水 2014/09/11 19:51:36
  第二幕その4 如月紫水 2014/09/11 19:52:10
  千穐楽サプライズ集その1 如月紫水 2014/09/11 19:53:33
  千穐楽サプライズ集その2 如月紫水 2014/09/11 19:53:54
   └レポお疲れ様であります(・▽・)ゝ Rudolf@ロイ〜ッス、声が小さい!もいっちょ!! 2014/09/12 19:48:10
    └ロイーッス! 如月紫水 2014/09/14 20:32:17

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