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巴里花組ライブ2009〜燃え上がれ自由の翼〜レポート

  巴里花組ライブ2009〜燃え上がれ自由の翼〜レポート 如月紫水 2009/12/30 20:14:36
  第一部その2 如月紫水 2009/12/30 20:15:46
  第二部その1 如月紫水 2009/12/30 20:17:55
  第二部その2 如月紫水 2009/12/30 20:18:29
  千穐楽アドリブ集 如月紫水 2009/12/30 20:19:50
  │├シゾー、存在感ありすぎ! 夢織時代 2009/12/31 23:35:34
  │├グリシーヌの感激泣き虫属性。 とりなべ 2010/01/01 09:50:34
  │├いいないいな、巴里ライブいいな〜 紀州人 2010/01/01 11:18:54
  │└巴里ってなんだか暖かい! しいた先生@今年は行くぞ! 2010/01/01 12:47:50
  │ └♪皆様へのお返事 如月紫水 2010/01/04 16:30:26
  行きたかった・・・ 朱天 2010/01/02 18:45:17

巴里花組ライブ2009〜燃え上がれ自由の翼〜レポート [返事を書く]
皆様!お久しぶりです!アドレスが変わってIDは変わりましたが如月紫水です!
公平先生の30周年記念コンサートから、この日を指折り数えて楽しみにしておりました!
今回、27日の昼夜のみの予定だったのですが、予想外に26日もおかげさまで見られたので全公演見ることができました!

久しぶりの青山劇場。いろいろ懐かしく思っていると、開場待ちの列にあの方々が!
厚生年金会館と青山劇場恒例の嬉しい開場前ご挨拶!
今回は大神さん、武田さん、新次郎が来てくれました!!
やっぱりこれがあるとテンションあがりますね!
千穐楽については、また別に書きますので、今は割愛。

中に入ると、いつもの位置にお花と、いつもの物販。
今は浪漫堂という後から確実に販売されるルートがないので、一発勝負なのがちょっと辛いですよね。<物販

ロビーをウロウロしていると、遠くから1ベルが鳴り……席に着く前に前説が始まってしまいました!!(爆)
歌謡ショウやレビュウショウのときは「前説から本ベル」だったのでこれにはちょっと慌てました。
たしかに、初期のショウはそうでしたが!

ちなみに、最初に上手からとぼとぼ現れたのは身包みを剥がされ、下着だけの武田さん。(爆)
靴も片方しかないし、髪もボロボロ。体のあちこちが黒く汚れて今にも倒れそうです。

武田「ムッシュ〜…ムッシュ〜!
   誰か…お願い、食べ物シルブプレ〜〜!」

ちなみにシルブプレは「お願い」という意味だそうです。
両手を前に出しながら舞台中央に歩いていく武田さんですが、その手は何もつかめず。
その結果に表情を険しくし、チッと舌打ちをしながらそのまま下手へ。

武田「チッ…フランス人はよそ者に冷たいってホントだな。
   パンの欠片もくれやしねぇ…
   (お腹をおさえながら)あ〜〜…腹減ったなぁ……
   (がんばれー!と客席から声がかかる)ありがとー…でも声援じゃ腹はふくれねぇんだよなぁ…
   もう、何日食ってないかなぁ〜…俺もうダメかなぁ〜……
   (下手の舞台ヘリに座り込んで天を仰ぐ)帝都…ブラジル…紐育と渡り歩いてきた
   俺の人生の旅路も、この花の都巴里でおしまいなのか?
   そんなのヤダヤダヤダーーー!!」

駄々っ子のように地団駄をふんでいると、その後ろを下手から現れた恰幅のいい、大ハサミを持った男が通り過ぎていきます。
ええ、紫系の派手なスーツを着て、肌の真っ白できっとサングラスの奥の目が赤いあの男です(笑)

シゾー「あ〜お腹い〜〜っぱい。さっきカツ丼三杯食べちゃったピョンね〜」

突然登場して、舞台中央寄りの上手で羽振りの良いことを口にする男に、武田は立ち上がって声をかけますが…
それにしても、巴里でカツ丼って!(笑)
ちなみに27日の昼は「昨日、公平先生が連れてってくれたお店美味しかったなぁ〜!お酒がおいしくて、それが翌日残らないの!」と最初から全開の自由さっぷりでした(笑)

武田「そこのムッシュ!そこの、洒落た帽子と洒落た眼鏡と洒落たスーツをお召しになった洒落たムッシュ!!」
シゾー「オレ様のことを呼ぶ声がするピョン…どこにいるピョン?」

きょろきょろと辺りを見渡すシゾーですが、あえて上ばかり見て、武田に気づかず(笑)
業を煮やした武田が「こっちだよ!ホントは気づいてんだろ!」と近づいて怒鳴って顔を向けさせ、ようやく先へ

シゾー「なんだこの汚いの!」
武田「何か食べ物、シルブプレ〜」
シゾー「どうしてオレ様がお前に恵んでやらなきゃならないピョンよ!
    でも、今オレ様気分がいいからオレ様を楽しませてくれたら、恵んでやってもいいピョンよ」

お、珍しくシゾーが応じましたよ!
千載一遇のチャンス!!と頷く武田。

武田「じゃあ、今からやるこの振付を覚えれば、2、3時間後にはきっと楽しいことが!」
シゾー「2、3時間後…!なんか微妙な時間ピョンね〜…即効性のない薬みたいな
    でも、楽しくなるならいいピョンよ」
武田「おう!今からな「御旗のもとに」っていう振付をやるからよ!」
シゾー「「御旗のもとに」?オレ様それ聞いたことあるピョンねー…」

ちょっと引っかかるものがあったのか、シゾーが首をかしげていると、武田がまじまじとシゾーの風体を見直して一言。

武田「そのピョンっていうの聞き覚えがあるなぁ…」
シゾー「これは、オレ様の口癖だピョン」
武田「この、顔色の悪さ!」
シゾー「そうそう、昨日飲みすぎちゃって…って違うピョン!地肌!地肌!」
武田「この地白の肌!」
シゾー「地白って…!」
武田「このハサミ!」
シゾー「そうそう、これ高枝切りバサミって言うピョン…って違うピョン!」
武田「お前…シゾーじゃねぇか!?」
シゾー「な、なんでオレ様の名前を知ってるピョン!?」

驚くシゾーに、武田は「俺だよ俺!」と主張しますが、気づいてもらえず。「これこれこれ!」とベロベロダンスを踊ってようやくわかってもらえました(笑)

シゾー「ああ〜〜!!たしか6、7年前のディナーショウで…」
武田「そうそう!!なんだシゾーじゃねぇか〜!」

ええと、なんだかずいぶんテンポがズレた気がしますが、お互い抱き合って再会を喜んでました(笑)
あの頃からダンディ団はショウがあると神出鬼没に現れてましたからね。

シゾー「どうしたピョン、その格好は?」
武田「いや、これにはいろいろ事情があってだな…」

その経緯を説明するのかと思いや否や、ふいに武田がこちらを睨んできます。

武田「…あ?なんでお前らこっち見てんだよ」
シゾー「あ!オレ様、今日は情報握ってるから知ってるピョンよ〜
    今日はここで、巴里花組のライブショウがあるピョン。みんなそれを待ってるピョンね!」

その通りです。そしてもう始まってますから!(笑)

シゾー「こいつら、振付知りたいんじゃないかピョン?」
武田「俺は教えてやらねぇよ!(シゾーが首をかしげる)だってこいつら、パンの一つも恵んでくれねぇんだぜ!」
シゾー「そっか〜…でも、じゃあ振付すれば、なんか恵んでくれるかもしれないピョンね」

ということで、やや強引ながらも振付講座へ(笑)
ところが、武田が説明を始めると「サビの部分で…」と言ったら「サビついてないピョンよ?」と自分のハサミをしげしげと見たり「左手を腰に」と言ったら「右はつらいピョンね〜」と違う動きをしたり「右手をパーの状態で上にあげて、次にグーにして」と言えば「パー!おまえはパー!」と、とにかく話の腰を折るシゾー(笑)
終いには「ウッサッウッサッウッサッ!こいついじくってると面白いピョンね!」と面白がられてました(笑)
それでもなんとか動きの説明を終えて、通そうとすると、今度はシゾーがマイペース過ぎてリズムが合いません。(爆)

武田「ちょっと待て!やりにくい!衛星放送じゃないんだから!」
シゾー「衛星放送!うまいこと言うピョンね〜!」

たしかに、なぜか地上波と半歩遅れて映像になるんですよね〜
この世界的にありなのかなしなのかは置いておいて、現実はたしかにそうです(爆)
ようやく、三回目に通しが成功しましたが、念のためもう一度と今度は武田が背中を向けて動きをよりわかりやすくしておさらい。
はい、完璧です!ちなみに、この動きは過去の「御旗のもとに」と同じでした。
客席が座りなおしたところで(ちなみに、スタンディングについての注意でシゾーが二階席に向けて「天井にぶつかったら困るピョンね」と立つのをストップさせたのですが27日の昼は「大神が落ちたからね!」と無理やり武道館ネタを持ってきて笑いをとってました)続きです。

武田「これで、楽しくなるってわけだよ!」
シゾー「楽しい?…なんでオレ様が巴里組と一緒に楽しまなきゃいけないピョン!
    切るピョン!」

と、さっきまで一緒になっていたのに急に怪人モードになりました!(爆)
ハサミを向けるシゾーに、武田は慌ててもう一つの話題を口に。

武田「待った待った!!もうひとつあった!御旗のだいぶ前に「恋はスピード」という曲がありまして…」
シゾー「恋はスピードピョンね〜…こう、ピューンって過ぎゆくピョンね!お医者さんに行っても治らないピョン」
武田「その曲の途中でこういったタオルを回して…」
シゾー「あれ!まるで仕込んでいたようなタオル!」(笑)

そう、下着だけですが、しっかり背中にはグッズとして売られてるタオルがあったのです(笑)
ということで「恋はスピード」では一階席は立ち上がってタオルをぐるぐる回して盛り上げてほしい!というお願いが。
初日はこれだけでしたが、二日目は立ち上がるタイミングと振るタイミングについての合図の説明もありました。
今のうちに袋を開けておいた方いいとか、持ってない奴は今のうちに買ってこい!と言ってたりしてるうちにシゾーの機嫌がよくなったのか、にこやかに紹介してくれました。

シゾー「では、武田さんが皆さんに伝える「恋はスピード」!」

でも、武田はいざタオルを構えると…

武田「…いや、知らねぇんだよ」
シゾー「知らねぇのかよ!!
    さっきから、微妙にオレ様のことをからかってるような…許せないピョン!切るピョン!」

今度こそハサミを構えて追いかけだしたシゾーから、必死に逃げる武田。
一度かわしてはなれますが、お互い左右に同じ動きをしているので、また舞台中央でばったり(笑)
「じゃーんけーん、ポン!」と武田が声をかけると、なぜか素直にジャンケン勝負になって、シゾーはハサミのチョキ。武田さんがグーだったので武田さんの勝ちということでハサミが武田さんの手に。
鮮やかな形勢逆転です!(笑)
で、舞台を回りもう一度中央で正面衝突したときは当然、シゾーはグーを出すのですが、なぜかその手をハサミで挟まれて痛い思いをすることに(爆)
でもそこをすかさずシゾーは「なんで勝ったのに切られるピョン!しかも、そのハサミ、誰にも渡したことないピョン!…もう切るピョン!!」とツッコミとともにハサミを強引に奪い返し、舞台中央で武田を転ばせるとしつこくハサミで攻撃。
「この辺ヒヤッとするピョン。どうだ!どうだ!」とハサミの横部分を押しあてたりしてると

エリカ「やめなさーーーい!!」

下手からエリカが駆け込んできました!
まさかのヒロイン登場に、大いに沸く開場!

エリカ「助けを求める人に追い打ちをかけるなんて、なんて酷いことを…!
    天罰が下りますよ!」
シゾー「出たなこのバケツプリン女!」

前説なのに、このまま戦闘!?と思いきやハッと気付いたシゾーがエリカと距離をとるように上手へ移動しながら独り言を。

シゾー「オレ様、今日は巴里ライブをぶち壊しに来たのに、ここでエリカに会ってしまっては計画が台無しだ!」
エリカ「(ん?と怪訝そうな顔をして)あの〜いま呼びましたか?」

やっぱり、そういう計画だったんですね(爆)
くるりと振り返り、訊ねてきたエリカに右手を突き出して「いや、ただの通りすがりの者ですよ。全然関係ないですよ。透明人間と、呼んでください。」と左右に振りながらそのまま上手へとさらっと去って行きました。(笑…ちなみに、正直者にしか見えないそうです)
エリカは首をかしげるだけでそれを追いかけることはせず、あわてて武田に駆け寄るのですが…

エリカ「大変!」
武田「ぐへっ!!」
エリカ「(あたりを見回しながら)あれ〜?どこですか?」

勢い余って、武田の真上まで足を踏みこんでしまい、結果踏みつけています。(笑)
武田が「した!下!」と懸命にアピールしてようやく気付いてもらえましたが「あ!すみません!今どきますね!」と足を引っこめず、踏み越えてどくのがエリカです(笑)
痛がりながらも、ようやく武田が起き上がろうとしたとき…

エリカ「あ、お祈りを忘れてました!」

と、エリカが舞台中央に膝立ちして祈りだしました。
もちろん、武田が起き上がる前です(爆…ということで、哀れ武田さんまた下敷き)

エリカ「天にまします我らの父よ。
    願わくば、皆様が携帯電話の電源を切ってくださいますように。
    写真と動画の撮影、音源の収録などをなさいませんように。
    皆さんと、思いっきりライブが楽しめますように。
    アーメン」

エリカさんの御祈りはバッチリ届いていますよ!(笑)
最後に十字を切って、今一度祈ったエリカはパッと顔をあげるとそのまますっと立ち上がって下手へと歩き出します。

エリカ「さ、お祈りも終わったしこれでよし!
    ……あれ?なにか忘れてるような……
    ま、いっか!!」

にっこりと笑顔を見せたエリカは、そのまま軽い足取りで下手へと去って行きました。
哀れ、残されてしまった武田さんは自力で立ち上がることに。

武田「くっそ〜…踏んだり蹴ったりとはこのことだ……
   白いウサギと赤い女に足蹴にされて俺の人生終わりなんて冗談じゃねぇぞ…!
   …負けない。がんばれサムライ日本だ!!(ぐっと立ち上がる)
   こうしちゃいられない。早くあの人探さなきゃ!」

己を奮い立たせ、上手へと駆け出した武田さん。でも、去り際にくるりと振り返り「あ、そうだ……メリークリスマス!!」とちゃんと季節の挨拶をしていかれました。
この巴里の時間は、12月24日のようです。
会場内が徐々に暗くなり、いよいよ巴里ライブの幕があこうとしています。
最初の開演アナウンスはグリシーヌと花火!

グリシーヌ「紳士淑女の皆様。本日は、巴里シャノワールにお越しいただき、誠にありがとうございます」
花火「本日は、いつもと趣向を変えまして、クリスマスバージョンをお送りいたします」
グリシーヌ「聖なる夜を、こうして皆様と過ごすことが出来ること、本当に嬉しく思います」
花火「さぁ、いよいよ幕が上がります。皆様、どうぞごゆっくりお楽しみください」
二人「では、巴里ライブ、スタート!」

27日の昼公演は、ロベリアとコクリコでした。

コクリコ「みんな!今日はシャノワールに遊びにきてくれて、どうもありがとう!
     今日のステージは、いつもと違うクリスマスバージョンをお届けするよ!」
ロベリア「まったく、クリスマスだってのにご苦労な事だ。
     お前ら他にすることないのかよ」
コクリコ「もう、ロベリア、そんなこと言っちゃダメだよ」
ロベリア「まぁ、せっかくだ。最後まで存分に楽しませてやるよ」
コクリコ「それじゃあ、いくよ!」
二人「巴里ライブ、スタート!!」

拍手とほぼ同時に、勇ましい音楽が流れてくる中、赤い両開きの幕が上がり
せりあがっている舞台上にはバックライトでシルエットで浮かびあがる巴里花組が!
中央のエリカが膝をついて、守るように両手を広げ、左右を固めるコクリコとグリシーヌは周りを固めるように立っており、さらに外のロベリアと花火は片膝をついて手をかざす。
徐々に舞台が下がっていき、平面になると全員立ち上がり、陣形はそのままに前へ

♪巴里よ、目覚めよ

最初から新曲です!公平先生の30周年記念コンサートで聞いて、一気に心を打ち抜かれたカッコいいあの曲です!
熱い、戦いの歌です。振付も、それに合わせたのか決めポーズや勇ましさが目立つものでした。(立ち位置は基本変わらず。二番でロベリアと花火が短時間入れ替わったりもしましたが、基本は下手からロベリア、コクリコ、エリカ、グリシーヌ、花火のままです)
が、今回は舞台の前に新曲のCDが発売にならず歌詞が事前にわからないのが痛い!(いつも、ショウ前にがっちり予習組なので…)
なので、今回は聞き取りにチャレンジしてみましたが…間違ってる可能性も大です。ヒアリングは苦手なのです。(爆)
なので、雰囲気だけ汲み取っていただけると…特にキャラ名でくくってない部分は全員で歌っている部分です。

―――――

この道は戦いへと続く
いざ開け城門よ
勇気よ 心の涙も打ち捨て
燃え上がれ自由の翼

炎の鎧を我が身に着け(エリカ・コクリコ・花火)
いざ戦いへ(エリカ・コクリコ・花火)
いざ戦いへ(グリシーヌ・ロベリア)
平和をこの手に握るまで

巴里よ 目覚めよ巴里よ
聞けこの歌を 勝ち鬨の歌を
巴里よ 巴里よ 巴里よ 目覚めよ
ああ 我が故郷よ

エリカ「ここは花の都、巴里」
グリシーヌ「眩い光の中、みな愛を歌い、恋に踊る」
コクリコ「もしそれが、一夜限りの魔法だったとしても」
ロベリア「この手のひらと、この胸に残るぬくもりは真実」
花火「そんな、ささやかだけど大切な幸せを守るため」
エリカ「今、愛の御旗のもとに」
全員「巴里華撃団、参上!!」

悪徳の栄えることはない
今 神の戦士たち
希望の力をこの手につかまえ
広げよう平和の翼

炎の剣を腰に納め(エリカ・コクリコ・花火)
勝利を握る(エリカ・コクリコ・花火)
勝利を握る(グリシーヌ・ロベリア)
この世の悪魔は消え果た

巴里よ 目覚めよ巴里よ
聞けこの歌を 勝ち鬨の歌を
巴里よ 巴里よ 巴里よ 目覚めよ
ああ 我が故郷よ

巴里よ 目覚めよ巴里よ(グリシーヌ)
巴里よ 目覚めよ巴里よ(コクリコ)
巴里よ 目覚めよ巴里よ(ロベリア)
巴里よ 目覚めよ巴里よ(花火)

巴里よ 目覚めよ巴里よ
聞けこの歌を 勝ち鬨の歌を(エリカ)
巴里よ 巴里よ 巴里よ 目覚めよ
ああ我が故郷よ
ああ我が故郷よ

―――――

曲の最後は、登場時と同じようにポーズをとり、最後の音とともにバサリと幕が下りて転換。
オープニングから熱いです!!
その熱気のまま、また拍手が。幕前に上手からシー、下手からメルが登場してきました!
最初に圧倒されたように口を開いたのはメルでした。

メル「すごいことになったわね」
シー「何が?」
メル「青山劇場よ!」
シー「…メル?シャノワールでしょ」

両手を広げて、冷静に訂正するシーに、一瞬固まるメル。
そうです、ある時は大帝国青山劇場にもなりますが、今はまぎれもなくシャノワールです!(笑)

シー「シャノワール」
メル「…そ、そうよね!」
シー「そうだよ、ヒューヒュー!」

もう一度念押しされて、ようやく頷くメル。
「ヒューヒュー」で右手を上にあげて、両足でピョンピョン跳ねるシーがかわいいです!
お互い、中央に向かって歩きながら話を始めます。

シー「それにしても、花組さんたちはあんなに華やかなステージで歌えていいなぁ〜」
メル「皆さん、とっても輝いてるものね」
シー「いいなぁ〜〜あたしも、たまには司会だけじゃなくて
   あたしも、あんな風に歌ってみたいなぁ〜〜
   ……そうだ、メル!今からここで歌っちゃおうか?」

交差し、立ち位置が変わったところでシーが振り返り大胆な提案を。
当然、メルは驚いて確認しますが…

メル「い、今からここで!?」
シー「今からここで!だって今ならだれもいないもんね!
   ね?」

なぜかこちらに念押しされたので、とりあえず拍手でこたえたらメルが納得して頷いてくれました(笑)

メル「そ、そうよね!じゃあ、歌っちゃいましょうか!」
シー「そうだよ!だってここは歌の街」
二人「花の巴里だもの!」

♪花の巴里

メルとシー、そして巴里と言ったらこの曲ですよね!
歌いだし、メルとシーが背中合わせになり自分のパートでくるりと前に変わるのはかわいいと思いました。
間奏部分で幕が開き、下手からロベリア、コクリコ、エリカ、グリシーヌ、花火が表れ、一歩一歩前に出てきて二番から一緒に歌うことに。

―――――

男も女も みんな異邦人 寂しさを抱きしめる恋の町(エリカ、グリシーヌ)
どんな言葉でも すべて歌となり 恋の花が咲く(ロベリア、コクリコ、花火)
巴里 巴里 巴里(全員)
夜は 光溢れ ふたりを照らす 歌は心揺らし 新しい恋を生む(メル、シー)
巴里 花咲き 巴里 花散る ああ ここが巴里 巴里(全員)

―――――

この後のメル、シーのパートでそれぞれ女性ダンサーと腕を組んだ昴さん、サニーさん、新次郎が登場!
昴さんが下手から、サニーさんと新次郎は上手からでした。(サニーさんが手前で、新次郎が奥からでした)
新次郎が両手に女性だなんて、なんて珍しい(笑…サニーさんにちょっとからかわれて照れてる動きを後ろでしてましたね)

最後のサビは、紐育メンバーも交えた全員で歌いあげました!
もちろん、決めポーズも全員で。
両サイドをダンサーさんが固めたうえで、下手からロベリア、大河、コクリコ、シー、エリカ、サニー、メル、グリシーヌ、昴、花火と並びました。
で、なぜかそのポーズをキープしたまま喋り出す面々(笑)

エリカ「あ!紐育のサニーサイドさんに、大河新次郎さん。えっと…」
昴「…九条昴です」
エリカ「そうそう、たぶん知ってます!」
ロベリア「なんで中途半端に紐育の連中が出てきてんだ?」
昴「中途半端なのは、君のその髪型のほうじゃないのか?」
ロベリア「なんだと!?」
グリシーヌ「ハッハッハッハッハッ」
コクリコ「い、いいじゃない!大勢のほうが楽しいもん!ね?」

さすが、巴里一のしっかり者、コクリコ。しっかりまとめてくれました。
ポーズをとったままなので、動けない分それぞれがいつも以上に顔で心情を表わしていて面白かったです。
特に新次郎(笑)他が「あらあら」という、割と大人しく成り行きを見ている感じなのに一人だけ「あわわわわ」という感じで目がきょろきょろしてました。
で、コクリコがまとめてくれたらすぐにニコニコ笑って頷いて。ちなみに、グリシーヌ様は昴の切り返しに実に楽しそうに笑っていました(爆)

サニー「いや〜、はっはっはっはっ!(このタイミングで、全員ポーズをといてトークモードへ)
    なんか、腕がだるいんだけど(笑)
    これには事情がありましてですね!
    明日はクリスマスじゃないですか!」
全員「…明日?!」

全員に囲まれて、全員に同じように怪訝そうな顔をされましたが、それを押し切って日付を12月24日にしてしまいました。
その強引さ、あなたとカンナさんにしかできません!(笑)
舞台には紗幕が下り、しばらくその前で話を進めることに

サニー「そうです!(下手へ移動しながら)
    なんでも、この時期の巴里には恋とショウの魔法がかかっているというじゃありませんか。
    …オ〜、巴里ィよ。麗しの巴里ィ〜ワタシの恋人ーよ。
    あ!そうだ!巴里に行って美味しい生カキとクリームコロッケを食べよう!!ってやってきました」

相変わらず思いつきで動くサニーの説明を補足するべく、慌てて新次郎が前に出てきます。
この間に、若干立ち位置が変わり、下手側にサニー、新次郎、昴が集まり、舞台中央部分には巴里花組。上手側にメルとシーになりました。

大河「そ、そうじゃなくて!…サニーさんは、ぼくにもっと世界のショウを見た方がいいって連れてきてくれたんです」
サニー「そうそうそう!
    ボーイズ・ビー・サプライズ!」
昴「アンビシャス。
  …で、この二人ではいかにも不安なので、同行した」

両手を縦に広げてポーズを決めたものの、冷静に昴に英語のことわざを訂正されたサニーさんがあれ?と頭をかいている間に、サニーと新次郎の間から前に出た昴が、最後の理由を説明。
たしかに、暴走を止めるという点では昴が一番適任なんですよね。(ここで、メルとシーが上手へと下がっていきました)
そんな昴の姿を改めて見たグリシーヌが一歩前に出て声をかける。

グリシーヌ「そなたは、日本人か?」
昴「ああ」
花火「(両手で頬を包みながら、一歩前へ)まぁ。紐育にも同じ日本の方がいるなんて、感激です」
エリカ「きっとサムライなんですよね!エリカ大感激〜〜!!」

一瞬、全員がえっ?と怪訝そうな顔をしましたがお互い、そこは深く突っ込まず冷静に昴さんが訂正します。
(巴里にとっては日常茶飯事。紐育にとってはサニーとジェミニで耐性があるというところでしょうか(笑))

昴「侍ではない。公家だ」
グリシーヌ「おお、そうであったか」
エリカ「…クゲってなんですか?
    でもちょんまげしてないってことは、まだ免許もっていないってことですね!」

同じ、貴族のような家柄とわかったグリシーヌは表情をより和らげるが、聞きおぼえがなかったエリカは首をかしげますが、にこやかに自己完結させて、楽しそうに前に出ながら免許の話を…
大神さんとして、この嘘をついたときは、まさかここまで引っ張られるとは思わなかったなぁ(爆)
“ちょんまげ”と言われた時、眉をひそめながらも左手を頭に添えた昴さんが、ちょっと面白かったです。

グリシーヌ「エリカ!…話をややこしくするでない!」

このままうっかりサニーも加わって修復不可能な方向に進んでしまうのかと思いきや、呼びかけたグリシーヌを筆頭に巴里花組全員に頷かれたエリカは早々に切り替えて次の提案を。
ころころ興味が変わるのは、エリカの短所であり長所です(笑)

エリカ「じゃあ、ここで質問タイムです!」

エリカに促されて、下手からサニー、新次郎、昴、グリシーヌ、コクリコ、花火、ロベリアの順番に並びます。
一番下手のエリカは一歩前に出た状態でさっそく質問をぶつけてきます。

エリカ「じゃあ、最初の質問です!お雑煮に入れるお餅は、丸か四角か!」

そして、興味の方向が読めないのも、エリカです(笑)
唐突すぎる質問ですが、律儀に昴さんが手を挙げて答えてくれます。

昴「……はい。(一歩前に出て)丸だ」
花火「はい。(同じく前に出て)たしか、四角いご家庭もあると聞いたことがあります」

他、地域や家庭によっていろいろと具も違いますよね。
それで、この後どうするのかと思ってるうちに、エリカがまた新しい質問を。

エリカ「じゃあ、次の質問です!
    プリンは、丸か四角か!」

プリンの話題きましたね!(笑)
これは簡単!と勢いよく手を挙げたのは新次郎でした。

大河「はい!(前に出て)丸です!」
グリシーヌ「いや、四角だ。(前に出る)大皿に四角いプリンを乗せ、皆で取り分けて食べるのだ」
大河「へぇ〜巴里のプリンは四角なんですか」
グリシーヌ「まぁ、それが主流だな」

関心して頷く大河に、前に出たままのグリシーヌがそのまま答えると、エリカが小首をかしげて人差し指をあごに当てながら話に参加してきます。

エリカ「え〜?でもエリカ、よく丸いプリン食べてますよ。ほら、サクラ3のゲームのブロマイドにだって…」

ずんずんと舞台中央まで歩きながらエリカがそこまで言ったところで、コクリコとグリシーヌにものすごい勢いで止められました。
最後には花火に「そこは、流してください!」と強制的に新次郎に先に進めるように促しました(笑…ちなみに、ロベリアは呆れた様子で腕を組んで不参加でした)
どうも、深く触れてはいけないようです(爆)

大河「あの!エリカさんはプリンが好きなんですか?」
エリカ「はい!(舞台下手へ腕だけ平泳ぎしながら向かう)プリンのプールに飛び込んで泳いじゃいたいくらい大好きです!」
サニー「ああ、そのプールわたしも泳ぎたいです!紐育に戻ったらさっそく試してみましょうか!」

サニーさんだったら本当にやりそうで怖い!!!(笑)
新次郎と昴が後ろでふるふると首を横に振ってますが、奴はやる!そして味わう前にリカに全部食べられる!(爆)

ロベリア「何なんだ、この無駄な質問タイムは。どーでもいいことしか話してないじゃないか」

誰もが思っていたことを、ズバッと突っ込んだのはやはりロベリアさんでした。

コクリコ「そ、そうだね!そろそろ先に進めようか!」
花火「そうですね、ずっと立ち話もなんですので…」
エリカ「それも面白いじゃないですか!このまま最後までずーーっと立ち話!」
グリシーヌ「それではライブショウにならないではないか!」
エリカ「あっそっか!じゃあさっさと歌いましょうか!」

立ち話でもいいですが、きっとみんないろいろな意味で疲労困憊すると思います(笑)
そろそろライブショウの流れに戻るということで、ハンドマイクを持ってメルとシーが上手から駆け戻ってきました。

メル「司会は私たち〜〜メル!」
シー「シー!に」
二人「お任せくださ〜い!」

二人で舞台中央に並んで声をそろえる二人。
その間に、巴里花組はさりげなくこれから歌う組み合わせに並び直しです。
(紐育組は、下手側ですっかり聞くモードで並んでいます)

メル「では、最初はエリカさんで「祈り」」
シー「グリシーヌ様とロベリアさんで「モンパルナスの夜」」
メル「コクリコと花火さんで「ぼくの巴里 わたしの巴里」三曲続けて」
二人「どうぞ!!」

エリカをステージに残し、シー、グリシーヌ、ロベリアが上手。サニー、新次郎、昴、花火、コクリコ、メルが下手へと去っていきました。
まずは、エリカのソロです!

♪祈り

エリカは比較的ソロが多いのですが、一番最初の歌が今回は歌われました。
黒いスリットの入ったドレスに身を包んだ女性ダンサーが4名登場し、青と赤で2名ずつ羽をまとっています。
頭飾りの白い羽を合わせると、巴里カラーですね。

エリカの振付では、足を左右それぞれ前にふわりと前に出す動きが好きです。
スカートの広がりとともに綺麗に見えるのです。
最後は、両膝をついて祈りをささげるエリカ。その間に、ダンサーさんたちは軽やかなステップで袖へ。
一瞬の暗転後、すぐに次の曲へ。

♪モンパルナスの夜

巴里初期の曲で、夜のイメージが強い曲。
下手からロベリア、上手からグリシーヌが静かに入ってきて、左右に置かれたカフェテーブルのそばで立ち止まり、歌に入ります。
グリシーヌは登場時から持っていたシャンパングラスを見つめながら歌い出し、ロベリアはテーブルに座ってボーイを呼び、注文を出します。
ほどなくして運ばれてきたワイングラスを香りを楽しむように揺らしながら、グリシーヌのパートが終わるとともに立ち上がる。

本来なら、最初から二人一緒に歌う部分があるのですが、そこは今回それぞれのソロパートとして分けたみたいです。
間奏部分ではゆっくりとお互いに中央に向かって歩き出し、互いの位置を変えるように回るが、左右の変更は無くまたそれぞれ最初のテーブルへ戻っていく。

ロベリアの歌の部分では、今度はグリシーヌが腰かけ、グラスをテーブルに置く。
すぐにボーイが表れ、一度グラスを持って袖に帰るが、またすぐに新しいグラスをグリシーヌに渡す。
最後のデュエット部分は歩きながら歌い、グリシーヌが下手、ロベリアが上手でそれぞれ客席の方を向いて歌い上げました。
そのままの方向にはけると、入れ違いでコクリコが上手から、花火が下手から舞台へ。

♪ぼくの巴里 わたしの巴里

これも巴里初期の曲ですね。こちらは、対をなすように朝のイメージのある曲。
舞台中央付近で下手からコクリコ、花火と並び軽くステップを踏みながら歌う二人は本当にかわいらしいです。

最後の「この腕に抱きしめて 生きていく」で二人手をつないで、こちらに後姿を見せながら舞台奥へと歩いていく部分が印象的でした。
最後の背中合わせのポーズもかわいい。
ここで、拍手の中紗幕が下りると、藍色がメインの何やら怪しい雰囲気の照明が…
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2009/12/30 20:14:36 [ノートメニュー]
Re: 巴里花組ライブ2009〜燃え上がれ自由の翼〜レポート [返事を書く]
第一部その2



シゾー「切るピョン!切るピョン!ラビッと切るピョンよ!!」

声のあと、すぐにシゾー本人が上手からハサミを持って登場!
会場中からかかる「ウサギー!」の掛け声にちゃんと「ウサギウサギ言うなピョン!!!」と反論してました(笑)
舞台中央あたりで、会場を見渡します。

シゾー「いや〜それにしてもいっぱい入ったピョンね〜
    …みんなー!盛り上がってるかーー!?(歓声と拍手でこたえる客席)
    やかましい!このバカどもが!
    オレ様はな、人間どものこういう嬉しそうな顔を見ると、こう切りたくなってくるピョンよ!」

と言いながらハサミを構えたシゾーですが、今回はすぐさま構えをといて少し遠い目をしながら喋り出しました。

シゾー「あれもう、10年くらい前のことになるピョン…
    場所は、厚生年金会館…今日と同じように、巴里花組のライブがあったピョン。
    オレ様そこをぶち壊してやろうと行ってみたら
    最後には、ボヤージュと御旗のもとにを一緒に踊ってしまったピョン!
    この屈辱!敗北感!…微妙な気持ちだったピョン。
    今日はそんなことにはならないピョンよ!
    そのために、ハサミも新調したピョン!
    名付けて、シゾーのハサミ・エックス!!」

ビシッと頭上にハサミを掲げ、Xの状態にすると、客席から拍手が!

シゾー「あ、意外とちゃんと反応するのね。こんな簡単なことでも(笑)
    それにしてももう年末ですね。もうクリスマスですよ。
    クリスマス過ぎるとすぐ新年だピョン。
    みんなは、クリスマスプレゼント貰ったかピョン?(客席からはもらったよ!というように拍手が)
    クリスマスと言うと、こういう感じ(自分の白い肌や髪?を触りながら)のおじさんが
    「メリークリスマス!ホッホッホッ」って来るピョンね。
    ちょっと、みんなでもメリークリスマスって言ってみるピョン。せーのでいくピョン。
    …さん、し!」

で、これに一階席は乗ってしまうわけです。
まさに思うツボ!という様子でシゾーはウッサッサッサッサッと笑います。

シゾー「この馬鹿どもが!!せーのっていったピョン!今のはさん、しピョン!!
    二階のみんなはお利口さんだピョンね?
    …さん、はい!!」

と、二階にも振ったのですが明らかに違うのはわかってたのでためらっていると「言うか!!!」と完全拒否の声が一つきれいにかかりまして(笑)
これはシゾーも意外だったのか「ひ、否定されたピョン!」とたじろいていました。
が、そこはシゾー「生意気な奴ピョン!」と次の台詞になんとかつなげました。

シゾー「そういうヤツはここいらに一列に並べてちょん切ってやるピョン!!
    でも、その前にオレ様の歌を聞かせてやるピョンよ。
    音響さーん!お願いしまーす!」

でも、さすがに乗ってくれないとは思ってなかったのか、27日からはちゃんとひっかけ無しで「せーの!」と言ってくれました(笑)で、人間どもの喜ぶ顔を見てると「一列に並べてちょん切ってやりたくなるピョンよ!」と言って、でも「気分が良くなったから、歌を聞かせてやるピョン!」と歌にいく流れでした。
シゾーの合図通り、音響さんがしっかりとテーマソングを流してくれます!

♪シゾーのテーマ

舞台を端から端までピョンピョン跳ねるように歩き回りながら歌うシゾーは、本当に面白いです(笑)
歌詞の「♪いつも手ぶらだピョン」の後に即席で「今日はハサミ持ってるよ」と台詞を入れたりしつつ、2番まで歌ったところで終了でした。
やっぱりそう長くは歌えませんが、本人は満足そうでした(笑)

シゾー「あぁ〜〜…気持ちいい。(笑)
    前回は1番までしか歌わせてもらえなかったピョン。
    本当はこの曲、275番まであるピョンが、今日は2番まで歌えたピョン。
    これで、この舞台はオレ様のワンマンショーになったピョン。
    次の曲行きましょう!次の曲、「ゲキテイ!」!」

まさかの「ゲキテイ!」キターーーーー!!!(笑)
ちなみに、27日は客席にリクエストをとる形をとっていましたが、これは空気を客席が読んだ?のか「ゲキテイ!」しかリクエストされませんでした。
こっちの手拍子がものすごい一体感なのですが、シゾーの振り付けはめちゃくちゃでした(笑)
前奏も終わりかけ、このまま歌に入ってしまうのか!?というところで下手から駆け込み、強制的にストップをかけてくる人が!!

大神「ストップ、ストップ!!」

おお!帝都にいるはずの大神さんが!!!
そうですよね!「ゲキテイ!」といったら大神さんですよね!
大神さんが出てきたおかげで音楽が止まったので、下手に仁王立ちをする大神さんを睨みつけるシゾー

シゾー「誰だ、邪魔するやつは!いま、グダグダの踊りのまま歌に入ろうというところだったのに!
    そういう奴は、このハサミで切るピョンよ!」

ハサミを構えて、大神さんに向かって行きますが、舞台にいるのは大神さんです!
すれ違いざまに手を掴まれ、後ろに締めあげられて、下手へと突き飛ばされます。
その勢いで大神さんは上手の方へ歩いていきます。
クールに上手に立って遠くを見ている大神さんですが、シゾーは「いった!本当に痛い!」と掴まれた腕をさすりながら舞台中央付近へ歩いていきます。

シゾー「お前…今本気でやったピョンね?」
大神「…ああ」
シゾー「こんな格好してるけど、お前の先輩だぞ」

それは禁断の台詞!(笑)
そして、それを言われると本当に弱い。という具合にぶっと噴出した大神さんは司令の顔からモギリの兄ちゃんの顔になってしまいました(笑)
シゾーの方へ向き直ると、がばっと頭を下げます。

大神「…すみませんでした!」
シゾー「まぁ、わかればいいピョン」

ここから、半ば流れを掴んでしまったシゾーの暴走がはじまります(笑)
「大神さんに聞いてみようのコーナー」と題して、ガチアドリブの質問をしていきます。

26日は加減がわからなかったのか「なんでお前、前あいてるピョン?ボタンの付け方しらないのかピョン?」とだれもツッコミを入れなかったモギリ服の上着について喋るし(大神さんの返答は「…10年前から、これで……」というものでした。設定画の通りですからということですね!(爆)

さらには「お前、噂で聞いたんだが、ハロプロのコンサートに定期的に行ってるそうじゃないか」と完全中の人の話題まで!(爆)
直球に「モーニング娘。好きなの?」と聞かれた大神さんは「……ああ」と口調こそクールを保っていましたが、そのちぐはぐさ加減が何とも(笑)
加えてじゃあさ、巴里花組とモーニング娘。どっちが好きピョン?」と聞かれたからたまりません(笑)
口ごもりながらも、シゾーに耳打ちをする大神さん。その選択は、おぼろげながらこちらにも聞こえてきますが「ふーん。オレはモーニング娘。のほうが好きピョン」とシゾーがネタばらししてくれました(笑)
このとき、大神さんが「おまっ裏切り者っ」みたいな顔でシゾーを見てたことは、流しておきます(爆)

で、27日昼はちょっと加減して「好きな食べ物はなんだピョン」と当たり障りのない質問になってました。
ちなみに、大神さんの答えは「カレーライス」でした。海軍ですものね!
続いて「じゃあ、甘口と辛口はどっちが好きだ?」と聞いたら「甘口」と答えました。もちろん、シゾーに「お子様ピョンね〜」と突っ込まれてましたが(爆)
で、この後のシゾーの質問が爆弾だったわけですよ。「じゃあさ、甘いカレーと、甘いロベリアだったらどっちが好き?」!!
ダメ押しに聞き直した大神さんに対して「どっちを召し上がる?」とある種ギリギリな質問に!
大神さんじゃなくてもぐはっとなりますわ!!ものすごく口ごもり、照れながらシゾーに耳打ち。ロって単語が聞こえたので、答えはもちろん、わかりますよね?(笑)

シゾー「次の曲いくピョン!摩天楼に、バキューン!って曲いきまーす!」

大神さんが質問のダメージから立ち直りきってない間に、シゾーはもう一曲歌うべく大声で音響さんに指示をしますが、なにも鳴らず。
思わず「あれ?」と首をかしげてると、ようやく立ち直った大神さんが止めにはいります。

大神「だから、ちょっと待った!!これは巴里のライブだぞ。
   「ゲキテイ!」は帝都の曲だし、そもそも紐育に「摩天楼にバキューン!」なんて曲は無い!」
シゾー「またまた〜!オレ様だまされないピョンね!
    たしかに摩天楼にバキューンって聞いたことあるピョン!」

話を聞かないシゾーに、どう説明したらよいものか…と首をひねる大神さんでしたが、そこへ上手から涼しい顔で昴さんが登場ですよ!

昴「……摩天楼に、バキューン。
  …これはあくまで決めポーズにすぎず、「地上の戦士」のことをウサギは言っている」

ま、まさか巴里ライブでその動きが見れるなんて!!!ちゃんと、バッキューン!の後のふっと吹き消すところまでやってくれました!
ウサギ、でシゾーの方へ指を向けるだけ向けて、言いたいことを言った昴さんは何食わぬ顔で上手へさっさと戻ってしまいます。

シゾー「ウサギって言うなピョン!許さないピョン…お前なんかこうしてやるー!!」

それでも腹の虫がおさまらなかったシゾーは大神さんが止める間もなく昴さんの背中をハサミを構えて追いかけますが…
入れ違いに舞台に現れたサニーさんの首にジャストイン!!(大笑)
「あーーーーーーーー!!!!」とサニーさんの悲鳴がこだましますが、幸い、真っ二つに切れることは無くちょっと痛いだけですみました(笑)

サニー「いたたたたたた!!(なんとかハサミを押し返す)
    (挟まれた首を押えながら)まったく何を言ってるんだ君たちは!さっきから!
    つまらんことを延々と…私が袖で待っているというのに!」

ご立腹のサニーさんに「すみません」と謝るシゾー…というか、中の人(爆)
眉を吊り上げたまま、サニーさんは下手へと向かってしまいますが、その姿を見直したシゾーが大神に内緒話をするように近づくとサニーさんの後姿をじっと見つめて記憶をたどる。

シゾー「あれ?オレ、この人知ってるピョンよ!巴里では有名だピョン…たしか、
    たしか、有名な市民革命家のリーダーで……レ…レ…」
サニー「…レ・ミゼラブル」
シゾー「レ・ミゼラブル!そうだぴょん!えーと、えーと、名前が……安西さん!(27日昼はアンパンマン!でした)」
サニー「(ずっこけてから)…アンジョルラス」
シゾー「アンジョルラス!…もう、大ファンだピョン〜
    せっかくだから、ちょっと歌ってみるピョン?
    みんなも聞きたいピョンね〜!?」

もちろん!でも、本当にできるのでしょうか…!?と思っているうちに、シゾーが合図をおくります。
それにしてもサニーさんの押え切れずニヤついた顔がなんとも言えません(笑)

サニー「じゃあ、音響さんお願いします!」

そして、流れてきた曲は……シゾーのテーマ!!(大笑)
歌う気満々だったサニーさん、これには「ありゃ〜〜??」といった顔になりましたが

サニー「♪サニー サニー サニー 町をうろつくサニー
     ウサウサピョーン!ウサウサピョーン!」

ある意味シゾー以上のグダグダな振付で歌っちゃうオーナーです。(大笑)
このまま今度はサニーがステージジャックしてしまうのか!?と思った矢先に、上手からまた昴さんがスッと入ってきて、音楽を止める合図をしてくれました。
さすがです、昴さん!

サニー「はぁはぁ…な、何を踊らせるんだ!まったく!」
昴「…おい、そこのウサギ」
シゾー「ウサギウサギ言うなピョン!この馬鹿女!」
昴「(眉がピクリと動き)…女だと?」
シゾー「男だピョンか?」

ご立腹なサニーさんはシゾーを指差して怒っていましたが、すぐに昴さんの話題を聞く側に回ってました。
質問の答えが気になるのか、大河まで上手から現れ、腕を組みながらじっと聞く姿勢です(笑)

昴「昴は言った。男か女かというのは、器の問題に過ぎない、と…」

やっぱりね、といった様子で頷くのは新次郎とサニーさん。大神さんもこちらでしたね。
ちょっと関心した様子だったのは初対面のシゾーです。

昴「……ウサギ、ちょっと来い」

それに気圧されたのか、ウサギと言われたのに突っ込まず、昴さんとともに下手側の奥へ向かうシゾーです。
で、何をするかというと……昴のバキューン講座が始まりました!(笑)
とは言っても、それが話のメインではありません。あくまで背景的ですが、昴さんとシゾーがあまりに真面目にバキューン!講座してるものですから、ついつい目がいってしまいます(笑)
で、その頃舞台中央では、意外な場所で出会った叔父と甥がお互いの経緯を話していました。

大神「あれ?新次郎?」
大河「一郎叔父!?どうして、巴里に?」
大神「華撃団の会議があってね。しばらく巴里に来てたんだ」
大河「そうだったんですか〜」
大神「新次郎は?」
大河「ぼくは、ショウの勉強にってサニーさんが連れてきてくれたんです!」
大神「そうか。若いうちはいろいろ経験しておけよ」
大河「はい!」
サニー「そうそう!ボーイズ・ビー・アンビシャス!」
昴「サプライズ」
サニー「あー!引っかかった〜!!」

ここ、この流れは初日だけで、二日目は昼夜ともサニーさんが「サプライズ」と言って昴さんが「アンビシャス」と訂正するバージョンでした。
講座をしながらも、ツッコミは忘れない昴さんです(笑)
と、昴の意識が中央に行ったところで、シゾーもはっとなって本来?の展開になりました。

シゾー「って、お前らオレを無視して進めるなピョーン!
    オレ様は巴里で有名なデザイナーだピョン!」
サニー「デザイナー!?(パッと笑うが、すぐ表情を引き締めて)脇役でしょ。お帰りいただいて」

ハサミを構えてサニーに向かっていきますが、それをするりとかわして下手まで行ったサニーさんはビシッと指をさして、大神さんと新次郎に指示を。
それを受けて、きっちりシゾーの腕をそれぞれ掴み、息のあった動きで上手へとおいやっていきました。
さすが、いざというときはちゃんとやる司令!(笑)
雰囲気を変えたのは、ぱっと笑顔を見せた新次郎でした。

大河「さぁ、サニーさん!今日は巴里花組さんのライブですよ!」
サニー「そうさ!だからわざわざ紐育から駆け付けたんじゃないですか!」
昴「待てサニー。今日は巴里花組のライブショウであり、僕らはゲストだ。
  サニーの好き勝手にやってはいけない」
サニー「良いこと言うね!…大神くんもいらっしゃい。
    (内緒話をするように肩を寄せて)じゃあさ、そのゲストの歌を歌おうじゃないか!せーの…」
全員「「Love is」!」

まぁ、サニーさんが出てきて、本当に見るだけなんてできないと思ってましたが(笑)
歌うのが止められないとわかった他三人も、一緒になってポーズを決めたところで、華やかな曲が流れてきました。

♪Love is

個人的には意外なところがきた!という感じでしたが、ここでしか聞けないスペシャル編成による「Love is」も面白かったです!
紗幕に黄色い星が映し出され、左右には星条旗イメージなのか赤や青の照明もさし色として入っていて、とても明るい雰囲気です。
下手から大神、サニー、昴、大河と並んで、自分のパートになると前に出て歌うという流れが基本で、振り付けは紐育レビュウショウで多様されたステップを軸に少し新しい動きを加えたものでした。
本当にここでしか聞けないので、誰がどのパートを受け持ったのかも書いていきますね。

―――――

wow wow wow 愛こそすべて
wow wow wow 愛こそすべて

だれかがだれかを それぞれの場所で(大神)
泣きたいくらいに 胸をときめかせ(大河)
昼も夜も君に会いたい(サニー)
その瞳に キラキラと 美しく輝いてる涙が(昴)

LOVE is ALL ALL is LOVE(サニー)
世界中が    優しくなる(大神、大河、昴)
すべて 乗り越え どこまでも 会いにいこう
LOVE is ALL ALL is LOVE(サニー)
世界中が    優しくなる(大神、大河、昴)
君を 抱きしめ スキだといおう

間奏で、上手から「ウサピョン!ウサピョン!ウサピョンピョン!」とシゾーがハサミを持って踊りながら乱入してきましたが、すぐに全員が取り囲んで、下手へとフェードアウトさせました(笑)
再びもとの位置に戻り二番です。

暗い夜の闇 千億のキスで(大河)
まるで光にあふれ 喜びにみちて(大神)
時よ止まれ 悲しみよされ(サニー)
いつもいつも この胸に(昴)
抱きしめて 何度も言おうスキだと(大神、大河、昴)

LOVE is ALL ALL is LOVE(サニー)
世界中が    優しくなる(大神、大河、昴)
すべて 乗り越え どこまでも 会いにいこう
LOVE is ALL ALL is LOVE(サニー)
世界中が    優しくなる(大神、大河、昴)
君を 抱きしめ スキだといおう

wow wow wow 愛こそすべて
wow wow wow 愛こそすべて

―――――

最後のメロディー部分で、シゾーは懲りずに下手からこっそり参加。
サニーさんと昴さんの間から前に出ようとしますが、それを二人がすかさず阻止(笑)
決めポーズこそは!ともう一度前にでますが、今度は隊長たちも加わり完全阻止。
でも、本当の最後は四人とも一列に並んだ状態になったので、シゾー、真中でハサミを構えて参加完了でした(笑)
さすが怪人、転んでもただでは起きない上に粘り勝ち。(笑)

ここで舞台は暗転し、場面転換。
紗幕が上がると、そこはシャノワール!
舞台を飾る大きな黒猫はいつ見ても印象的です。舞台の奥の左右にはそれぞれテーブルがあり、シャノワールらしさを出すためか、赤のテーブルクロスがかけられていました。
そんな舞台に登場するのは、もちろんシャノワールが誇るスターダンサーたちです!
下手から黒猫のエリカ、上手からマジカルエンジェル・コクリコがお互いに手を振りながら中央に駆けてきます

エリカ「イェーイ!」
コクリコ「イェーイ!」
二人「イェイ!!」(二人で両手ハイタッチをし、こちらに向き直る)
コクリコ「皆さん、シャノワールにようこそ!」
エリカ「でも、シャノワールにしては、ちょっと広すぎませんか?」
コクリコ「もうエリカ、細かいことは気にしなくていいの。じゃあ行くよ!」
二人「シャノワールメドレー、スタート!!」

二人の掛け声とともに、まず最初の曲のメロディーが

♪アラビアンカフェ

赤い、アラビアの踊り子の衣装を着た女性ダンサーが二人一緒に踊ってくれましたが、きっとあの衣装は紐育星組のクレオパトラで使用した奴に違いないと思いながら見てました(笑)
メドレー、と紹介されたため、ここからの3曲は全て1番とラスサビだけの短縮版でした。

♪月夜の森

エリカたちと入れ違いに入ってきたのは、次の曲の歌い手、タタミゼ・ジュンヌとサフィール。
(花火が下手、ロベリアが上手から入ってきました)
背中合わせで歌ったり、間奏ではデートのように腕を組んで歩いたりしてかわいかったのですが、次の曲は一気にシリアスです

♪暗闇の王

上手側で花火を見送ったロベリアは、シリアスに歌いあげながら舞台中央へ。
舞台上の暗がりの中、下手からブルーアイが静かにステージ上に現れます。この曲は2番が歌われました。
サビの部分では、下手がグリシーヌ、上手がロベリアになり二人で重々しくもハッキリと歌い上げました。
次の曲は、そんな暗い歌を吹き飛ばすかのように明るい曲が来ました。

♪ラグタイムショウ

ちなみに、グリシーヌとロベリアは舞台の奥から、それぞれ下手と上手へ下がって行きました。
下手からエリカ、花火と並び、その横をピンクのドレスに身を包んだ女性ダンサーが曲を盛り上げます。
最後の投げキッスはかわいかったです!!最初、エリカだけだったのですが投げる寸前でエリカが「ん〜〜〜〜…あ!ご一緒に!」と花火を誘ったので、花火も一緒に投げキッスをすることに。
エリカは遠慮なくまっすぐにキスを飛ばしてきましたが、花火は投げた瞬間に深く顔を俯かせて照れの境地でした。(笑…ちなみに、26日はエリカ同様正面を見ながら投げキッスした後)は「ぽっ」と両手で頬を包んで照れていました)

♪愛の灯をセーヌに灯せ

メドレーの最後は、やはりしっとりとしたこの曲。エリカと花火が静かに上手にはけると同時に、下手から青い羽根をまとったグリシーヌが登場し、4人の女性ダンサーの踊りの中、高らかに歌い上げます。
この曲だけ、一番ではなく「あああ 人よ 人よ」から最後まで、という流れでした。
万感こめてグリシーヌが歌いきると、会場からは惜しみない拍手が!
グリシーヌが下手へと下がり、余韻が薄まってきたところで上手からメルとシーが表れて一礼します。

メル「以上、シャノワールメドレーでした」
シー「ありがとうございました!」

二人が挨拶をすると、会場からは拍手が。
その拍手の中、下手からサニーと新次郎がやってきます。

サニー「セーヌの窓辺、石畳の音、カフェのざわめき、寄り添う恋人たち…
    すべてが巴里ィ!」
大河「そういうものなんですか?」
サニー「そう」

やってきた男性二人に、メルが少しシーに寄っていきました。マシになったといえど、やはり男性に対する警戒心はそうぬぐえないみたいです。
サニーの巴里らしさを称える台詞に頷いている新次郎でしたが、続いて入ってきた昴の言葉にまた聞き入ります。

昴「真黒な吊るし台にぶら下がって 踊っている奴らは誰だ
  やせ細った騎士たち サラディンの騎士の骸骨たちだ」

ですが、この詩にいち早く反応したのはメルでした。
辺りを見回すように、まるで芝居のワンシーンのように詩を口にする昴に合わせるように、その続きをメルが同じように辺りを見回しながら引き継ぎます。

メル「…ランボーですね(うつむいていた顔をあげて、動き出す)
   魔王ベルゼブルが奴らの襟首を掴むと 奴らは空を睨んでにやついたぞ
   逆手で頭を小突かれると 讃美歌のような音色を立てて踊ったぞ!」

そこまで言ったところで、サニーサイドと接触してしまったメルはハッと我に帰り「す、すみません!!」と慌てて謝りながらそそくさとシーの後ろに隠れてしまいました。
ちなみに、昴とメルが朗読した詩は「吊るされ人の踊り」という詩でした。

サニー「やあ、メルくん。大丈夫かい?」
メル「は、はい!すみません!」
シー「こんにちは〜!」
サニー「やぁシーくん」
大河「あの〜…すみません、今のサラディンとベルゼなんとかってなんですか?」

おそらく、この中で唯一詩の意味を理解してないであろう新次郎がおずおずと尋ねると、メルは恐縮しがちにも口を開いて教えてくれました。

メル「アルチュール・ランボーという、フランスの詩人です」
昴「巴里は美しいだけでなく残酷な面もあるということだ」
サニー「そう!悲しいこととうれしいことが混ざり合ってこそ、巴里ィ」
大河「それが、サラディンとベルゼなんとかなんですか?
   うーん…ぼくには難しいなぁ」

腕を組んで悩んでしまう新次郎に、昴さんは表情を軟らかくしてアドバイスを与えます。

昴「大河、難しく考えるな。(そっと胸に手を添えて)詩は心で読むものだ」
サニー「そう!頭ではなく、心で感じろ!ドント・シンク・フィール?」
昴「いや、それは…」

どうしてサニーさんはときどき和製英語になるのかと思ったのですがこの言葉「燃えよドラゴン」からの引用だそうです。(私はさっぱりだったのですが、教えていただきました)
昴さん的には、いろいろな意味で突っ込みたかったということですね。(笑)
ですが、それ以上は他のメンバーからも深くツッコミは入らず、メルとシーが話題転換をしてくれました。
ところで、紐育の面々の首にマフラーのように巻いてあるものについては、ツッコミを入れた方がよいですか?(爆)

メル「ところでみなさん、いかがですか?シャノワールのショウは」
シー「楽しんでいただけましたか?」

まず、客席に振ってくれたので、もちろん力一杯の拍手でこたえます!
そのあと、メルとシーはサニーの方を向いてこんどはそちらの感想を待ちます。

サニー「…ああ!私ですか!
    もちろんですよ!美味しい食事をいただきながら、芳醇なお酒を飲み
    煌びやかなショウ!これは、贅沢の極みですな」
大河「歌に踊りに、マジックに日本舞踊とバラエティに富んでいてとっても面白いです!」

昴さんも、何も言うことはなくとも笑顔でうなずいていたので、楽しんでいるようです。
が、ここで脱線することではトップクラスのサニーさんが思いつきを口にします(笑)

サニー「あ!そうだ!我々リトルリップシアターでも、もう少し、こうバラエティーに富んだ感じにしようか
    たとえば……世紀の水中脱出!
    プチミントと九条昴のマジックミュージカル!」

ぽんっと二人の肩を叩くサニーさん。
でも、二人とも表情がまったく冴えません(笑)

大河「プチミントは置いといて…それも面白出そうですね!
   ね!昴さん!」
昴「断る」
大河「え〜!?いいじゃないですか、一回だけ!サプライズで!」
昴「一回だけでも、サプライズでも、断る」

まさに、一刀両断(笑)新次郎はプチミントにまだ抵抗はあるものの、企画には賛成なようなのでどうなることやら??ちなみに、27日では昴さんの断り方は「溺れるのは嫌だ。断る」になっていました。
あ、昴さんの方が水に入るのですか!(爆)
紐育の新しいショウに期待しつつ、メルとシーが後ろからさっとタオルを取り出して先に進めてくれました。
プチミントについて言及されなくてよかったですね(笑)

メル「皆様、タオルの準備はいいですか?」
シー「一緒に、ぶんぶん回してくださいね!」

いよいよ、次があの曲のようです!準備OKと言わんばかりに客席のあちこちからタオルが見えます。
一方、何も手にしてなかった新次郎たちはお互いの顔を見合わせて戸惑ってましたが…

大河「え〜…そんな急に言われてもそう都合よく……持ってる〜!」

ええ、しっかりと首に巻きつけてたじゃないですか!(笑)
ということで、三人ともそれをほどいてスタンバイOKです!

メル「では、準備OKですね。客席にお戻りください」
大河「はい!」

メルとシーに促されて下手へと下がっていく面々。一緒になってメルとシーも消えると、入れ違いで私服に着替えた巴里花組が勢揃いです。

エリカ「さぁみなさん!前半戦最後の曲です!
    今からおおくりする曲は、恋をしているけど、今一歩踏み込めない
    好きな人への思いを伝える勇気がほしい人への応援歌です!」
コクリコ「みんな、汗をたくさんかいちゃうくらい、たくさん応援してね!」
花火「みなさま、タオルの準備はよろしいでしょうか?」
ロベリア「お前ら、気合い入れて回せよ!」
グリシーヌ「くれぐれも、前後左右の人とぶつからぬようにな」
エリカ「一階席の人はスタンディングOKです!
    二階席の人は、そのままぶんぶん回してくださいね!それじゃあ、いきますよ!!」
全員「「恋はスピード」!」

二日目からは「立つタイミングはエリカが「ご一緒に!」って言ったら、一緒に立ってタオルを振ってくださいね!」とここでも立つタイミングが指定されました。
ということで女性ダンサー4人も含め、巴里一ノリの良い曲のはじまりです!

♪恋はスピード

最初の間奏部分で、それぞれにツイストする動きがたまらなくかわいいです!!
特に花火が!横に揺れるツイストでかわいいんです。
勢いよく一番を歌いきったところで長い間奏に入ったところで、全員が舞台中央に一列に並び、それぞれポーズを決めて行きます。
ここでは思い思いに「イェイ!」など掛け声をかけながらポーズを決めていたのですが、コクリコ、ロベリア、花火、グリシーヌ、エリカの順番でした。
グリシーヌの「ハァーイ!」にやられてました(笑)
最後のエリカは掛け声ではなく「ご一緒に!」とこちらに対する合図をくれました。

このタイミングで、巴里花組の手にもダンサーさんたちによってタオルが渡され、舞台も会場も一つになってタオルを振ることに。
最後は盛り上がるまま、幕が下りてきて第一幕終了となりました!
いやぁ、ここまであっという間です!
ですが、ショウ形式だと休憩に入る前にもう一つ楽しみがありますよね。

三人「こーいはスピード〜きつくだーきしめーようぜ〜♪こーいはスピード〜きつくだーきしめーようぜ〜♪」
大河「(舞台中央で立ち止まり)せーの…」
三人「三分間ショッピング〜!」

メルを先頭に、新次郎、シーと三人がやってきました!(メルとシーの手には先ほどまでつかっていたタオルが)
新次郎が持つおかもちがちゃんと巴里のトリコロールカラーでした(笑)
ちなみに、おかもちの中の商品は食べ物です!

メル「初めてのことで、若干緊張しています」
大河「がんばれ!皆さん、第一部は楽しんでいただけましたか?」
メル「たくさん動いて、疲れちゃってませんか?」
シー「でも運動すると、甘いものが欲しくなるんですよね〜〜」
大河「そんな時はこれです!
   シャノワール特製ラスク!」

今回の食べるグッズ、ラスクの箱を高々と掲げた新次郎に、わぁ!と湧く二人。

メル「ちょっと小腹がすいた時のおやつにも、ぴったりですね」
シー「一口サイズで、と〜っても食べやすいよね!」
大河「せっかくですから、ぼくたちも食べてみましょう。
   はい、あーん」
シー「あ〜ん♪」
大河「はい、メルさんも、あーん」
メル「結構です」

この瞬間、とにかく羨ましい!!!と思った人が多いことでしょう(笑)
メルが照れて自分でラスクをとって食べるのも良いですね。ちなみに、新次郎は自分で食べてました(笑)

シー「おいしぃ〜〜!」
メル「これって、シーが……っ」

が、ここでショッピング初挑戦のメルにトラブル発生!!ラスクが邪魔でうまく喋れません!(爆)
もだもだしながらも、なんとか袖に帰ることなく立て直したがメル。口に手を添えながら懸命に喋ります。

メル「……これって、シーが作ったんでしょ?」
シー「う、うん。だから、味は保証するよ!
   でも、レシピはひみちゅ」

人差し指を口元に当てるその動作のかわいらしさは何事ですか(笑)

メル「これだけおいしいと、お値段が気になるわね」
大河「はい!今回のこのシャノワール特製ラスク、お値段…1000円となっております!」

ためらうことなく、安い!!とお約束の声がかかります。
でも、今回のラスクはオマケがなにも入っていないのがちょっとさびしいですね。
パッケージはかわいいのですが…

それでも、売れ行き好調だったしく、27日からはものすごく強引な流れになってしまいました(笑)
ラスクを本来なら取り出すところで、新次郎は小さなグッズを取り出したのです。

大河「シャノワール特製、携帯ストラップ!」
メル「…ちょっと小腹がすいた時のおやつにも、ぴったりですね?」
シー「…一口サイズで、食べやすくて、いいですね?」
大河「じゃあ、ぼくがちょっと食べてみたいと思います〜
   うーん、この角の所が奥に引っかかって……って食えるかいっ!!」

でも、急に新しい売り文句が思いつかなかったのか、とにかくラスクの台詞のまま押し切る押し切る(笑)
新次郎のノリツッコミで、ようやく笑うことができました〜(笑)
メルはうつむいて、完全に反省モードでしたが;;

メル「…台本は昨日のままで、商品だけ変えるというのは無理がありましたね」
シー「えっと、こちらのお値段が気になりますね〜!」
大河「はい!シャノワール特製ストラップ!こちらお値段…3000円になります!」

これには、ちょっと声がためらい…最終的には珍しく「高い!」になってしまいました。
ここから、頑張ってフォローですよ。

大河「高い!たしかに高い!でも、これ6個セットなんです!」
シー「ってことは、ひとつ500円以下?ある意味安い?」
大河「ある意味安い!」

最近よくある(?)一つのお土産を皆で買って分けよう的な事で考えればよいのですね!(爆)
これならこの値段もあり?と納得しかけたところで珍しくメルがツッコミを。

メル「でも、ちょっと言っていい?…メル、シーがいないの」
シー「…きっと、次は一緒に作ってくれるよぉ。ね?」

そう、6個のうち5つはもちろん巴里花組それぞれですが、最後の一つはシャノワールのロゴなんですよね。
次回。そう、次回にぜひ期待したいところでですね!!

大河「それでは台本に戻りまして……」

ここから先は、両日ともまったく同じでした(笑)
さすがに、タオルは売り切れると洒落にならないから多めに作ったのですね。

大河「あれあれ?お二人が持っているそのタオルは…」
メル「はい!今回のライブのために用意した、特製黒猫タオルです!」
シー「巴里花組さん5人のイメージの黒猫がデザインされてるんですよぉ!」
大河「ってことは、これも買えちゃったりするんですか?」
シー「はい!こちらお値段、1500円です!」

これにももちろん、安い!コールがかかります!!
好評っぷりを素直に喜ぶシーと新次郎ですが、メルだけは冷静でした。

メル「…ねぇ、シー…さっきから何でもかんでも安いって言ってる気がする」
シー「そんなことないよぉ、ね?」

はい、心得たうえでわかってますから大丈夫です!(笑)
そうそう、二日目からはここでもサイリュームを振るタイミングについて説明がありました。
初日、イマイチ使いどころがわからなかったんですよね。「クリスマス巴里」から使ってほしいとのことでした。了解です!

メル「それでは、これより20分間の休憩です。」
シー「このお時間に、おトイレとか、お食事とか、お買いものとかお買いものとかお買いものとか!(笑)
   おすませくださいね」
大河「ぼくも買いに行ってきます!
   以上、三分間ショッピングでした〜!
   せーの…」
三人「♪恋はスピード きつく抱きしめようぜ〜」

来たとき同様、三人でかわいく口ずさみながら下手へと帰って行きました。
紐育のときは、プラムさんが大人〜!という感じでしたが、この巴里バージョンはとにかくかわいい!というイメージですね。
さあ、あっと言う間の休憩時間です。
ご飯を食べたり、お買い物をしたり、お喋りしたりしつつ第二幕に備えます!
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2009/12/30 20:15:46 [ノートメニュー]
Re: 巴里花組ライブ2009〜燃え上がれ自由の翼〜レポート [返事を書く]
第二部その1


トイレや物販の列のことを考えると、ときどき休憩は30分でもいいのではないかと思いますが、それは置いといて…
(長くなると、その分公演時間も長引いてしまいますものね)
ベルが鳴り、第二幕のスタートです!
まずは、上手からメルとシーがゆっくりと歩きながら入ってきます。

メル「…やっぱり、ライブショウはいいわね〜」
シー「ね〜。毎年やればいいのにね〜」

シーの一言に、もちろん会場からは拍手拍手!!
そうなれば最高ですね!
でもその言葉に、メルは否定も肯定もせずに先へ進めます。

メル「そういえば、巴里花組の皆さんに、新曲があるそうですよ」
シー「聞きた〜い!ヒューヒュー!」

右手を挙げて、両足でピョンピョンと跳ねるシーに合わせて、こちらも拍手。
ぜひ聞きたいです!!が、ここでシーがふと冷静になりとある疑問を。

シー「でも、なんで新曲作ったんだろうね?」
メル「…さあ?」
シー「…思いつき?」
メル「誰の?」
シー「(ごまかすように笑いながら)いいじゃない、そんなことどーでも」
メル「もう、シーが言ったんでしょ」

メルが笑いながらシーに小走りで近づき、軽く小突き、シーもそれを笑って受けるというなんとも、二人ならではのかわいらしいやり取りです。
一時のじゃれあいの後でしっかりと紹介もします。

メル「今回の曲は、それぞれのデートがテーマになっています」
シー「皆さん、一緒にデートしている気分で聞いてくださいね!」
メル「それでは、さっそく聞いていただきましょう!まずは、グリシーヌ様で「恋の歌」」
二人「どうぞ!」

紹介を終え、二人は足早に上手へと戻ると、早速幕が上がり前奏が流れます。
舞台上には、ちょうど縦の真ん中ぐらいに遮光カーテンで作られた薄い幕があり、それが舞台の両側を飾っています。
色は白なので、照明に合わせて雰囲気を変えるのにぴったりです。

♪恋の歌

グリシーヌが舞台中央の奈落からせりあがってくると、夢を見るような穏やかな笑顔で歌い出します。
曲のタイプとしては「ロマンス」に近いでしょうか。
青い照明から、木漏れ日が輝く緑の照明へ。グリシーヌのデートの舞台は、森でしたものね。
以下、歌詞ですが…すみません、聞き取れなかった部分があるのでそこは穴埋め状態でぬかしてあります。(爆)
追記:穴あき部分は当時のまま残しますが、DVDの歌詞を見て書き込んだ分の微修正はしました。

―――――

夢が夢が 二つ並んで歩く 森の小径
揺れて揺れて 心乱れる 夏の昼下がり
木漏れ日の中 ほら 風が輝く
若い そよ風は恋の歌

(     ) あなたと体を寄せ合って 見つめあう
手綱を離して 指をからめていく
(     ) あなたと沈黙に 心を重ねあう
森の静寂に二人が溶けていく ただただ優しく見つめて

言葉などは 今はいらないだろう (      )
時が止まり 恋の天使が弓を引くだろう
天上の調べ ああ木々を揺らして
若い そよ風は恋の歌

パサァジュ あなたの黒髪風に揺れ ときめいた
心が弾んで 今宵踊る夢を
バルキュール あなたの瞳が情熱に 燃えている
どんな困難も ふたりで越えてゆく たくさん笑って二人で

いつまでも素晴らしい 未来のこと思い描く 二人で

夢が夢が 二つ並んで歩く 森の小径
揺れて揺れて 心乱れる 夏の昼下がり
木漏れ日の中 風がささやく
若い そよ風は恋の歌

―――――

このデートと言うのは、サクラ3本編であったイベントが元になっているようですね。
あの時、グリシーヌとは森にウサギ狩りに出かけて、ウサギの親子にグリシーヌが「かわいいっ」って思わず言ってしまって……
ゲーム本編は、最近まったくやってないのですがやはり覚えているものですね。
曲の最後の余韻で、さりげなく蹄の音が入っているのがまたグリシーヌらしいです。

グリシーヌ「次はコクリコで「魔法のように」」

優雅に手を添えて曲紹介をしたグリシーヌは下手へ。入れ違いに上手からコクリコが入ってきます。
コクリコのイメージカラーである温かみのあるサーモンピンクの照明で、なんともかわいらしい世界になっています。
イメージは「一緒にあるこう」に近いですが、曲調はもっとアップテンポで昭和歌謡のポップさのテイストを加えた感じです。

♪魔法のように

―――――

鶏肉 豚肉 魚にヌードル
美味しい料理の決め手はスパイス
スキップしちゃう キッチンミュージカル
踊る鮮やかな腕 魔法のように

春はときめきの香り
お口の中に広がる恋の予感
新しい風が吹いて ヌーベルシノワ 花咲く恋の予感

世界を丸ごとどうぞ
あなたの喜ぶ笑顔
心弾む 夢も弾む お皿を挟んで見つめる
幸せでしょ 二人

鶏肉 豚肉 魚にヌードル
美味しい料理の決め手はスパイス
スキップしちゃう キッチンミュージカル
踊る鮮やかな腕 魔法のように

夏の刺激的香り
ほとばしる汗 弾ける恋の衝撃
それは祈りに似ている(     ) 思わぬ恋の衝撃

世界をぐるぐる混ぜて
みんなの幸せ願う
君とボクが 楽しそうに お喋りしながらディナーを
元気になる明日

鶏肉 豚肉 魚にヌードル
美味しい料理の決め手はスパイス
スキップしちゃう キッチンミュージカル
踊る鮮やかな腕 魔法のように

鶏肉 豚肉 魚にヌードル
美味しい料理の決め手はスパイス
スキップしちゃう キッチンミュージカル
踊る鮮やかな腕 魔法のように

―――――

そうそう、コクリコのデートでは、市場で材料を買ってコクリコの手料理を食べたんでした。
コクリコは間奏部分で下手から一歩ずつ動きながら材料を刻んだり、混ぜたり、煮込んだり、炒めたりしている動作がかわいかったです。
最後は、熱いものに触れてしまったのかとっさに手を引っ込めて耳たぶを触っていました。
曲の一番最後、決めポーズの際には手から小さな花を出したりもして、コクリコのマジックは健在です。

コクリコ「次はロベリアで「マイボーイ」!」

上手でポーズを決めたコクリコは曲紹介のあと、そのまま上手へ。
ロベリアは下手から入ってきました。

♪マイボーイ

ロベリアらしく、やや暗めの意図的に影を作るような照明で、曲調に合わせて赤がメインになったりロベリアだけにスポットが当たったりと変化に富んでました。
ロベリアのデートは結構命がけのギャンブルでしたが…ロベリアはデート自体よりも、デート時の心情を歌ったように聞こえました。
これは、公平先生のコンサートで聞いた時から昭和のアイドルソングっぽい!と思ってしまいました(爆)
ぶっちゃければ「プレイバックpart2」あたりにスピード感を足したような??

―――――

どうしてこんなに切ないんだろう
あんたの心の声が聞こえない
砕けたドリーム 風に散っていく
それでもブルース 諦めきれずに

(     ) 誰もを拒絶した
孤独な転がる石ころ ロンリーハート 触らないで

マイボーイ NONONO
マイボーイ NONONO
眼と眼がぶつかると胸がドキドキドキ
ときめき 少女のように NONO


朝まで飲んでも酔えないじゃないか
あんたの言葉はまるでラブソング
サビつくビートが過去へと誘う
まきつくチェーンがしだいにほどけて

辛い独房に 膝を抱えていた
過去などもう忘れたいの ロンリーハート 見つめないで

マイボーイ NONONO
マイボーイ NONONO
眼と眼がぶつかると胸がドキドキドキ
ときめき 少女のように

切ない気持ち マイボーイ
壊れそうなの マイボーイ
あんたがいると マイボーイ
わたしじゃないの マイボーイ
NONO

―――――

「NONO」の部分で人差し指を小さくふるのですが、それがまた色っぽくて思わず見入ってしまいました。
普段のロベリアから比べると、ずいぶん素直に心情を歌っていますね。ここにきてこんなロベリアの歌が聴けるなんて。

ロベリア「次は花火で「はじめてのことなのに」」

颯爽と曲紹介をして、ロベリアは下手へ。花火は反対側の上手から入ってきて、まず一礼してから動き出しました。
遮光カーテンの中央部分が下りてきていて花火の曲ではより照明が舞台上に映えていました。
青味がかかった紫に、少し黄色のアクセント。

♪はじめてのことなのに

これまた昭和歌謡!!な曲調。最初は「さくら」みたいな感じかな?と思ったのですが優雅さそのままに「都の花ぞ」か「センチメンタルな…」の曲調がスパイスとして混ざった感じでしょうか。
花火とのデートは、映画鑑賞したけれど、花火には刺激が強すぎて…な内容でしたよね、たしか。ラブシーンが極度に苦手な花火だった記憶があります。

―――――

はじめてのことなのに みんな知ってる
手に手を添えて 習わなくても
みんな知ってる

恥じらいがかわいくて ぽぉっとなります
あなたの気持ち 手に取るように 全て伝わる

夢に見た初恋 これがその時なの
ふわふわ身体が動いてしまうのはなぜ

不思議でしょ 不思議でしょ
不思議なの 不思議なの
これが恋 恋ですか ああどうしましょう

はじめてのことなのに みんな知ってる
手に手を添えて 習わなくても
みんな知ってる

殿方のお気持ちは 理解できます
肩寄せ合って でもその先は ちょっと待ってね

訳もなく涙が出ちゃうのはなぜでしょ
こんなにも素直に心が開いていくわ

不思議でしょ 不思議でしょ
不思議なの 不思議なの
これが恋 恋ですか ああどうしましょう

はじめてのことなのに みんな知ってる
手に手を添えて 習わなくても
みんな知ってる

―――――

ちょっと待ってね にとっても花火らしさを感じました。巴里前夜のフィリップとの会話も思い出されます。
きっと花火と出会う殿方は紳士なので、花火のペースで恋をしてくれますよ!

花火「新曲最後のお披露目は、エリカさんで「一緒にいたい」」

曲紹介をした花火は、そのまま下手へ。エリカはと言うと、遮光カーテンが上がって、舞台中央からの登場となりました!

♪一緒にいたい

エリカのカラー、赤がメインの照明ですが白を混ぜたりして重くならないようにしていました。
エリカのデートは……なんか、子供たちとサッカーをしててエリカが顔面シュートを決めたシーンが真っ先に思い出されたのですが(笑)
そんな元気いっぱいのエリカらしい、王道すぎる昭和のアイドルソングでした!

―――――

好きですか? と聞けないわたし
ちょっと臆病ですけど 積極的です

あなたの手、をわたしは握り
ねぇ、今からどこかに行こうと誘う

いつでも あいあいあいあいあいあい あなたに会いたい
毎日 くるくるくるくるくるくる 苦しい胸が
もちろん好きだなんて わたしは言えません
でもでも いつでもあなたといるの
一緒にいたい

好きですか? とあなたが聞けば
きっとわたしはイエスと答えるでしょう

好きなんだ といつかあなたが
そう言ってくれることを夢見ています

いつでも あいあいあいあいあいあい あなたに会いたい
毎日 くるくるくるくるくるくる 苦しい胸が
こんなに会っているのに まだ恋人未満
不満はあるけど ずっとあなたと一緒に 一緒にいたい

たくさんお喋りしたけれど 今夜はわたしがさよならを

それでも あいあいあいあいあいあい 愛があるなら
必ず くるくるくるくるくるくる あなたは来るわ
いつでも あいあいあいあいあいあい お前に会いたいと
そうそう いつかはあなたが言うの
一緒に 一緒にいたい

―――――

エリカだからこそ歌いこなせる曲だ!と思わずにはいられなかったです。
二番の最初で、足をそろえて舞台でペタンと座りながら歌うのが印象的でした。
真ん中でポーズを決め、拍手が収まってきたところで、袖から他の花組メンバーも舞台上に集合し、無事にお披露目完了となりました!
挨拶が始まると同時に、五人の後ろでは紗幕が下りてきます。

エリカ「みなさーん、わたしたちの新曲、いかがでしたか?」(すぐさま拍手で答える客席)
コクリコ「ボクの手料理、美味しく食べてもらえたかな」
花火「皆様と初めてのデート、とても緊張してしまいました」
ロベリア「このアタシとのデート気分が味わえるなんて、幸せだなマイボーイズ」
グリシーヌ「この私の恋の歌、皆の心の奥に届いていると嬉しい」
エリカ「エリカとのデートが楽しかった人、手を挙げてくださーい!(手を挙げる客席)
    エリカもとっても楽しかったです!ありがとうございます!」

それぞれ、本当に違っていて巴里は個性を重視したというのが、ありありと伝わってくる新曲だったなと思っていたら、コクリコが同じような事を言ってくれました。

コクリコ「今回の新曲は、それぞれの個性が表れてて面白いよね」
ロベリア「個性ねぇ……」

けど、それにロベリアが引っかかり一歩前に出てグリシーヌをじっと見つめます。

グリシーヌ「…なんだ」
ロベリア「いや…普段は「成敗してくれる!」なんて、お堅いこと言っているのに
     ずいぶん乙女チックな歌だなぁと思ってな」

こう言われて黙っているグリシーヌではありません。同じように一歩前に出ると、ロベリアとは目を合わせずに言い返します。

グリシーヌ「私は、どこかの誰かのように自分から男を誘うだなんて破廉恥な真似はできぬからな
      美しく、品のある恋歌と言ってもらえるかな」
ロベリア「ハッ…アタシはどっかの誰かさんと違って大人の魅力と色気に満ち溢れてるからな
     男の方から寄ってくるのさ。どっかの誰かと違ってな。(グリシーヌの隣に立ちながら)
     ま、お子様にはわからないだろうけどな」
グリシーヌ「な・ん・だ・とぉ〜!」

辛抱たまらず、ロベリアを睨みつけ、まさに一触即発の雰囲気にオロオロするコクリコと花火でしたが…

エリカ「もう!二人とも!!わたしのために争うのはやめてください!」
二人「お前のためじゃない!!」
エリカ「あれ〜?」

それすらも覆すのがエリカです!(笑)
かくして、喧嘩は避けられましたが…

花火「そうですよ、二人とも!結局殿方は
   家庭的で、奥ゆかしい、大和撫子を妻に選ぶのですから、無駄な争いです!」

フォローを入れるはずの花火が火に油を注ぎました!!(笑)
一瞬全員があっけにとられましたが、一番早く我に返ったグリシーヌが花火の後ろから右隣に周り、今の言葉の真意を質します。

グリシーヌ「花火……今、何と言った?」
花火「あああ、私ったらなんて生意気な事を…!
   ……すみませんでした」

言ったそばから両手で顔を覆っていた花火ですが、グリシーヌに言われて、深々と謝りますが、ロベリアがさらに面白がって花火の左隣に立ちます。

ロベリア「へぇ〜、男は最後にはみんなあんたを選ぶって言いたいのかい?
     案外強かだな」
花火「そ、そんなことは…!」

これ以上ないくらい首をすぼめてフルフル横に振る花火。
まさか、普段は場を丸く収める人がひっかきまわすなんて…(笑)
そんな集中砲火を浴びている花火とロベリアの間に入って、エリカがまた叫びます。

エリカ「もう、花火さんまでわたしのために争わないでください!!」
グリシーヌ、コクリコ、ロベリア「だから!お前(エリカ)のためじゃない!!」(花火は頷くのみ)
エリカ「じゃあ、誰のためなんですか?」

エリカのエリカっぷりが仲裁に役立つときもあるのですね(笑)
皆、深いため息をひとつついて、戦意をくじかれました。

ロベリア「あぁ〜なんだかどっと疲れちまった…」(下手の自分の位置に戻りながら)
エリカ「じゃあ、疲れちゃったロベリアさんは放っておいて、皆さんに挨拶しちゃいましょう!」

半ば強引にまとめて、改めてご挨拶。
まず、コクリコが一歩前に出てきます。

コクリコ「またこうしてみんなに会えて、本当に嬉しいよ!」
花火「新曲も皆さんにお披露目できて、とても幸せです」
グリシーヌ「これを機に、サクラ大戦の世界がさらに広がるよう、皆も応援してくれ」
ロベリア「ま、期待をするのは自由だからな」
コクリコ「もう、ロベリアったら」
エリカ「あれ〜みなさん、まだあの情報知らないんですかぁ〜?」

ロベリアの斜に構えた物言いをコクリコがいつものようにたしなめると、エリカが身体を左右に揺らしながら笑っています。
その、一人だけ得意げな様子に全員が疑問の目を向けますが…

ロベリア「おいエリカ、何か知ってるのか?」
エリカ「え〜〜どうしようかなぁ〜〜〜
    あ!バケツプリンと交換だったら教えてあげてもいいですよ!
    ぷぷぷぷ〜〜!!」

じらすだけじらして、後ろ向きに含み笑いをして下がったエリカは、そのままくるりと翻って上手へとスキップしていきました。

ロベリア「ぷぷぷぷって、おいエリカ!バケツプリン一人で食う気か?!」

それを、真っ先に追いかけたのがロベリアで、さっさと上手へ歩いて行ってしまいます。
残された三人は互いに顔を見合せますが、最初に口を開いたのはグリシーヌでした。

グリシーヌ「…花火、あの情報とはなんだ?」
花火「さぁ…」
コクリコ「でも…エリカの情報っていい加減だからなぁ」(うーん…と頷いてしまう三人)
花火「(ぱっと顔をあげて)そうだ!みんなでお茶をしながら考えませんか?」
グリシーヌ「それは妙案だ」
コクリコ「じゃ、行こ行こ〜〜!!」

楽しいティータイムにするべく、三人はにこやかに笑いながら上手へ。
舞台はそのまま暗くなり、濃い藍色に。そこへ、下手から軽くステップ踏みながらシゾーが登場!

シゾー「いつでも あいあいあいあいあい あなたにあいたい〜♪
    毎日 くるくるくるくる〜〜♪…く、苦しい!苦しい!
    この格好で歌うのはくるしい!はぁ〜ちょっと痩せなきゃピョンね〜」

舞台中央で立ち止まり、独り言を言っているシゾーの手にはハサミではなく、丸く、底の浅いグレーのフィルムがおさめられた缶と四角い旅行バックのような茶色の箱です。
そんなシゾーに、客席はしきりに「ウサギー!」と声をかけます(笑)

シゾー「ウサギウサギ言うなピョン!!
    そんなこと言うヤツには、このとっておきの情報を教えてやらないピョンね!」

と、手にしたものを掲げると「ええ〜〜〜!」と素直に反応する客席(笑)
ここでつっ返す勇気は持ち合わせておりません(笑)

シゾー「(ニヤッと笑って)教えてほしいピョンか?
    これはな、さっきエリカがぐーぐーいびきかいて寝てる間にくすねてきたピョン!
    これを、この特製の再生機の中に入れてっと……」

上手まで歩いていき、しゃがみ込んで茶色の箱、再生機にフィルムを突っ込むと、ほどなくしてフィルムが回る音とともに紗幕にある映像が……

シゾー「お!なんか映ったピョン!な、なんだ!?」

まだノイズが酷いですが、そ、その麗しのお顔は!!!!
レンズをのぞきこんで、なにやら調整中のようですが意図に反して映ってしまっています。(笑)

すみれ「はっう、動いてしまいましたわ!!
    (慌てて下がって距離をとる)おっほほほほほほ……
    皆様、お久しぶりでございますわ。」

すみれさまーーーー!!!!!
羽扇子を構えるその姿、お懐かしゅうございます!!
帝劇の一階ロビーで話すその姿は映像なのにもかかわらず、ものすごい拍手です!

すみれ「(フレーム左側に向けて、呼びかける)……さくらさん。さくらさんっまだですの!?」
さくら「すみません、遅くなりました!!」

頭を下げながら、あわただしく左側から駆け込んできたのは、さくらさん!!

すみれ「まったく、あなたは騒々しいですわね。
    皆様にお知らせする内容、大丈夫ですの?」
さくら「はい!(懐からピンクの便箋を取り出して)
    …来年、2010年3月6日に帝都花組ライブを開催することが決定しました!」

な、なんだってぇぇぇぇぇぇっっ!!!!!?
思わず歓声と拍手で会場が揺れますが、詳細を聞き逃すまい!といつもより大分早く収まりました。

すみれ「場所は、厚生年金会館ですわ」
さくら「はい。大帝国厚生年金劇場ですね」
すみれ「では皆様、御遠慮なさらずにお越しくださいませね」
さくら「あたしもお稽古がんばります!」
すみれ「ああ…わたくしのこの美声を皆様にまたお聞かせできる日が来るなんて!」
さくら「楽しみですね!」
すみれ「さぁ!さくらさん、お稽古ですわよ!
    頑張らなくちゃ!」
さくら「がんばらなくちゃ!」

あ、その動き懐かしい。(笑)たしか「つばさ」のときにすみれさんとカンナさんが「頭にきちゃうっ」でやってた動きですよね。
ということはカンナさんも出てくる!?と思ったのですが、そんなことは無く…

すみれ「頑張らなくちゃ!頑張らなくちゃ!頑張らなくちゃ!……」(そのまま歩いてフレームアウト)
さくら「……ひと足早く、お頭に春が来たようです」

にっこりと、さくらさんがオチをつけておしまいとなりました(笑)
が、この情報はすごすぎる!!もう、もう二度と会えないと思っていた帝都花組にまたあの場所で出会えるなんて!!
チケット大戦、がんばらねば!
盛大な拍手が収まるころ、シゾーが再生機を抱えたまま口を開きます。

シゾー「オツムに春だぁ?さくら〜…それはお前のことだろう〜
    オレは知ってるピョンね〜ずいぶん幸せそうじゃねぇか」

あ、それも中の人の話(笑…ご結婚、おめでとうございます)
ニヤニヤしているシゾーでしたが、ハッと我に返り遠くを睨みつけます。

シゾー「はっこうしちゃいられないピョン!来年の3月6日にまたライブをやるピョンね!?
    よ〜し…今度こそ、花組のライブをぶち壊してやるピョン!
    早速計画を練らなければ!ウッーサッサッサッサッサ!!
    あ!オレ様の新曲も用意してもらなくちゃならないピョン!
    田中さん家の公平さ〜〜ん!」

なんか、シゾーってギリギリネタ多いですね!(笑)
さて、三月…本当に巴里から出張してくるのでしょうか?新曲を携えて?
…こうご期待!?(笑)
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2009/12/30 20:17:55 [ノートメニュー]
Re: 巴里花組ライブ2009〜燃え上がれ自由の翼〜レポート [返事を書く]
第二部その2


シゾーが上手へと駆けて行くと、紗幕の向こうに灯りが入り上手、下手に並んだカフェテーブルの間、舞台中央奥には大きなホワイトツリーが。
花の巴里のオルゴールバージョンが静かに流れる中、イルミネーションが輝くそのツリーはどんどん大きくなっていき、最後には舞台の天井につくほど巨大に。
その様子をじっと見入ってたのは上手のカフェテーブルに集合していたサニー、新次郎、大神、昴。(ちなみに、カフェテーブルに椅子は3つしかなく、大河がサニーさんと大神さんの間に立っていました)
ツリーも完成したところで紗幕が上がり、サニーさんが立ち上がって喋り出します。

サニー「いや〜、それにしても巴里はいいですねぇ…
    私は短い間でしたが、恋をしてしまいました」
大河「こ、恋!?誰に…?……まさか!!」

がばっと昴の方を思わず見る新次郎(と大神)ですが、昴は心底、ほんと〜〜っに嫌そうな顔をして首を振ります(笑)

サニー「違います!この、巴里という街にです」
大河「なぁんだ…サニーさんは詩人ですね」
サニー「この街は、誰もを詩人にするんですね〜
    ボーイズ・ビー・サプライズ」
昴「アンビシャス」

最後まで昴さんに突っ込まれてましたね、サニーさん。
サニーの話がひと段落ついたところで、大神さんが新次郎に語りかけます。

大神「新次郎も、いい勉強になったんじゃないか?」
大河「はい!やっぱり世界は広いですね。まだまだ勉強することがたくさんあります!」
大神「そうか…がんばれよ」
大河「はい!」

そんな、感動的な話の横で、下手から文字通り転がり込んでくる男が一人……
武田さん、あれからずっとさまよっていたのですか!?
ふらふらした足取りながらも、サニーサイドと眼があった瞬間声を絞り出して椅子に座るサニーの足にすがっていきます。

武田「あ………いたぁぁぁ〜〜〜!!!」
サニー「な、なんですかこの汚い人は!……あ、でも明日はクリスマスです
    (ポケットからコインを取り出して、手に握らせる)はい、私からクリスマスプレゼントです」
武田「あああ、ありがとうございますぅぅ〜〜…
   じゃなくて!オレです、オレ!!」

と言っても、あまりに風体が違うからみんな分からないようで首をかしげています。
「ほら!ほら!」とまたここでもベロベロダンスを踊ると、最初に昴さんが気付いてくれました。

昴「(立ち上がって)…リトルリップシアターの掃除人だ!」
サニー「ホント〜?ちょっと、ダンディ団やってみて」

全員が立った状態で、リクエストに答える武田。それでようやくオーナーも納得しました。
が、それ以上に驚きの声を上げたのは大神さんでした。

サニー「ああ、ホントだ!」
大神「…武田さん!?」
武田「(大神を見て)お前モギリじゃねぇか!久しぶりだなぁ〜〜!!
   どうしてこんなところにいるんだ!?
   (感動のあまりハグをして)……あれ、太った?」

そうだった!武田さんにとっては大神さんはモギリでした!!
なんか、たった一言ですがそんな繋がりを嬉しく思ってしまいました。
ハグをした感想がそれというのもあれですが(笑)ズボンがパツパツなんだそうです。

大神「…気にしてるんですから!それより、どうして巴里に?」
武田「ええ、話せば長いことになるんですが…」
サニー「じゃあいい」

サニーさん、興味が薄いことにはホントにドライなんですよね。(爆)
肝心な人にバッサリやられてしまった武田は慌てますが、昴さんがちゃんととりなしてくれました。

昴「わかった。手短に」
武田「へい!実は、サジータさんに出てけって言われて…(サジータが?という様子で顔を見合わせる大河と昴)
   で、サニーサイドさんにお願いしようと思ったら巴里に行ってるって言うから
   密航して、急いで追いかけてきたんだけど、こんなになっちゃって……
   ウサギにはハサミで追いかけられるし、赤い女には踏みつけられるし…
   (がばっと土下座して)お願いします!!リトルリップシアター、辞めさせないでください!!」

頭を地面につくほど下げて懇願する武田に大神と大河は困ったように武田を見ていますが、決定権のあるサニーさんは昴の横に移動してひそひそ声で相談します。

サニー「…これ、感動的な場面?」
昴「…おそらく」
サニー「こいつ、このシーンのためだけにわざわざ来たの?」
昴「…おそらく」
サニー「かっわいそう…!」
昴「同情の余地はある」

うーん、と考え込む昴さんに、どうにも決めかねるサニーさん。
と、そこへ下手からステージを終えた巴里花組が全員でやってきました。
いち早くそれを見つけた新次郎が挨拶します。

大河「あ!エリカさん!みなさんも!
   みなさんのショウ、とっても素敵でした!」

大河の素直な言葉に、全員がそれぞれに喜んでる横で、武田は…たぶん、野良猫かなにかと食べ物を奪い合ってます(爆…全員の意識が、巴里花組にいっちゃったためですね)
そんなある意味この場にそぐわない武田にいち早く気づいたのはグリシーヌでした。

グリシーヌ「…なんだこの不審者は!?」
サニー「ああ、この人はただの汚い人です。(がばっと顔を上げてすがるような眼をする武田)
    嘘です、ちょっとだけ知り合いです」
コクリコ「ねぇ、この人どうかしちゃったの?」

コクリコが恐る恐る近づいて顔をのぞきこもうとするが、その前にどうも戦いに敗れた武田は気が立っていて「ガウッ」とコクリコに吠えかかってしまいます。
思わず「うわぁ!?」と後ずさるコクリコに、周りのロベリアやグリシーヌが戦闘態勢に入ってしまったため慌てて大河がフォローに入ります。

大河「ま、待ってください!話せば長くなるんですが……」
昴「えー…斯々云々」

が、それよりも鮮やかに事情を説明する昴さん。(笑)
でも一回目は全員に「はぁ?」ときょとんとされてしまったのですが

昴「……かくかく、…しかじか」
全員「あぁ〜〜そういうことだったのかぁ〜〜」

ゆっくりと言った二度目は、見事に伝わりました!(笑)
そして、事情を理解して真っ先に声を上げたのはシスターのエリカでした。

エリカ「わかりました!
    機を見てセザールはあなた!」

が、それがまた変な言葉だったのです(笑)
当然、全員があっけにとられますがある種耐性ができている昴さんが訂正を入れてくれました。
…そう思うと、紐育も個性がかなり強い面々が集まってるんですね。

昴「義を見て為ざるは勇無きなり」
花火「まぁ…素敵な言葉です」(ぽっとなる花火)
サニー「どういう意味?」
昴「人の道として、当然のことをする勇気」
サニー「なるほど!いい言葉だ〜メモしとこっと!」

サニーさん、手のひらにメモをしてそれを飲む込むという動きがコミカルすぎます(笑)
が、エリカ的にはそこは気にせず武田に優しく話しかけます。

エリカ「あなた」
武田「(ずざっと後ずさる)あ、赤い女…!」
エリカ「シャノワールの掃除人にしてあげます」

武田にとっては最も意外な言葉に、思わず聞き直してしまいますが、エリカはニコニコと笑っています。
それを見守る面々は呆れたような、でも優しい顔になっています。

ロベリア「おいおい、勝手に決めていいのかよ」
エリカ「これも神の思し召しです。(十字を切って)アーメン。
    …あ、グリシーヌさん!」

呼ばれたグリシーヌが「ん?」とエリカに顔を向けると、エリカはグリシーヌに向けて両手を差し出して、待ちのポーズ(笑)
意図がわかるような、わからないような…とグリシーヌが渋っていると、エリカがさらに念を押します。

エリカ「グリシーヌさん!(しょうがない、とポケットからコインを取り出して渡す)
    (武田に近づいて)…さ!これでご飯を食べて、服を買って、シャノワールに来てください」
武田「あ、ありがとうございますぅぅ〜〜!!」

受け取ったコインを大事に大事に握りながら立ち上がった武田は、本当に嬉しそうで生きる希望を見いだせたようでした。

コクリコ「良かったね、おじさん!」
武田「うんっ」
エリカ「さ、行って」
武田「…ウイ!」

コクリコとエリカに話しかけられ、フランス語で頷いた武田は上手へと行こうとしますが、そちらにはサニーさんがいて、ばったり正面衝突寸前に(笑)

サニー「行(下手側を指差して)行って!」
武田「…イエッサー!」

今度は、ビシッと敬礼をして、全員に見送られながら武田は下手へと駆け出して行きました。
その後ろ姿にしばらく手を振っていたエリカは、手を前で組みながら満足そうに笑顔を見せます。

エリカ「あぁ〜…また人助けをしてしまいました〜」
ロベリア「まったく、お節介なことだ」
グリシーヌ「良いではないか。新しい掃除人が増えるのだ」
花火「そうだ、せっかくですから前説もお願いしてみてはどうでしょう?」

花火の提案に、エリカとコクリコがそれぞれ隣に立って「それいいね!」と楽しそうに盛り上がっている中、気がかりがあるのか昴さんだけがすっきりしない顔をしています。

昴「それ以前に…あいつ、シャノワールの場所を知らないぞ」

その気がかりを声に出すと、全員が「そういえば!」と顔を上げました(爆)

グリシーヌ「早く追いかけるがよい!」
大神「大丈夫だよ。あの人は、異常な嗅覚をもってるんだ。
   必ずシャノワールを探し出すだろう」

慌てて大神を促すグリシーヌですが、大神さんはのんきに構えています。
まぁ、たしかに…いつもギリギリとは言え、なんとかなってますよね武田さん。
大神さんがキッパリと言い切るものですから、誰も追いかけず全員の意識は空から舞い降りてくるものに向くことに。

エリカ「わぁ…!みなさん、雪ですよ!」

エリカの歓声に合わせて、曲が流れだします。

♪クリスマス巴里

そうそう、この流れならこれですよね!かわいいサンタ衣装に身を包んだ女性ダンサー4人も交えて、巴里の楽しいクリスマスナンバーです。
序盤はメインで歌う三人が前にいて、パートごとにセンターを変えて歌っていました。
その間、他のメンバーは下手のテーブルに大河、ロベリア、サニーが座り、上手のテーブルに大神、グリシーヌ、昴が座って歌に聞き入っていました。

歌の後半、大神さんとサニーさんが立ち上がって、大神さんはグリシーヌに手を差し伸べてエスコート。
ロベリアは自分で立ち、サニーと並んでエリカたちの後ろへ。
「♪輝く笑顔 みんなの笑顔〜」から始まるエリカパートを一緒に歌います。

その間、ダンサーさんたちとともにコクリコと花火はそれぞれ下手と上手のテーブルへ。
コクリコは新次郎からお茶をもらったりしてかわいく、花火は昴さんの座る椅子に手を添えたりして、寄り添うようでした。
「♪雪が降る クリスマス」から始まる二人のパートでは新次郎、昴も一緒に前に出て歌います。
最後は下手からサニー、大河、ロベリア、コクリコ、エリカ、花火、グリシーヌ、昴、大神と並んで歌いあげます。
全員で歌う巴里のクリスマスソングは、暖かさに満ちていました。

決めポーズ後の拍手が収まったところで、新次郎が静かにサニーさんに声をかけます。

大河「サニーさん、そろそろ…」
サニー「そうだね。やること全部やったし…そろそろ紐育に帰ろうか!」
大河「はい。(この間、昴さんも後ろを通って、下手側へ移動)
   (巴里花組に向き直り)今度はぜひ、皆さんで紐育に来てください!」

下手側に集まり、挨拶をしてくる大河たちににっこりと頷く巴里花組ですが、それを見守った大神も下手へ向かい歩き出した時、表情がさっと変わります。

大神「よし!俺もそろそろ帝都に帰るとするか」
エリカ「ええ!大神さん、もう帰っちゃうんですか?
    だったら、今度こそエリカも一緒に帰ります!」

一歩前に出て「止めても無駄ですよ!」と言わんばかりのエリカに、大神は言葉を探しますがそれよりも早く、コクリコが後ろからエリカの手を引きました。

コクリコ「ダメだよ、エリカ。イチローを困らせちゃ」
エリカ「でも…!」
コクリコ「エリカ。(たしなめられて、しぶしぶながらも頷くエリカ)
     じゃあね、イチロー。元気でね!」
花火「大神さん、お体にお気をつけてくださいね」
ロベリア「今度来るときは、ニッポンのうまい酒を持ってきてくれよな」
グリシーヌ「……また会おう!」

それぞれに挨拶を済ませ、最後にグリシーヌが颯爽と大神の前に立ち、握手を求めます。
その手を、しっかりと堅く握りしめる大神。
手を放したグリシーヌは、そのまま敬礼を持って大神を見送ります。
グリシーヌに続き、敬礼をする四人に、大神もまた敬礼で応えて、何も言わず去って行きました。
また会えるから、別れの言葉はいらない。

そんな帝都の司令であり巴里の隊長である大神の姿を見送った紐育の面々は、改めて挨拶を
大神さんが去る、シリアスなシーンでサニーさんが敬礼しようとして眼鏡に手が当たって「痛っ」と一人コントしてたのは、このさい流しましょう(笑)

大河「じゃあ、ぼくたちもそろそろ…
   (巴里花組に向き直り)ありがとうございました!またお会いしましょう!」
昴「いつか、紐育にも来てくれ。では、また…」
サニー「(なぜか巴里サイドに入り)また〜!…じゃなかった。ハハハ…
    (くるりと向き直り、頭を下げる)どうも、お世話になりました」

口々に「さよならー!」と大きく手を振りながら、下手へと去る三人を見送る。
完全に姿が見えなくなると、名残惜しげに手を下げながらコクリコがぽつりとつぶやく

コクリコ「…なんか寂しいね」
花火「…会うは別れの始まりとも言います」
グリシーヌ「別れがあるから、再会がある」
ロベリア「ああ、こういう空気は嫌いだ」

湿っぽい空気を振りきるかのように、手を広げて頭を振るロベリアに、エリカが明るい笑顔で提案します。

エリカ「じゃあ、歌いましょうか!」
ロベリア「…唐突だ……」

いや、この流れは過去のサクラのショウやCDで多々あったし、エリカなので大丈夫です。(爆)
メロディーが流れてきて黒の中に青が浮かび上がる照明になると、ロベリアとグリシーヌを残して、他の三人はそれぞれ舞台袖へ

♪天使の瞳

巴里のもう一つのクリスマスソング。
発売後、なかなか歌われる機会がなかった曲ですが、ここで聞けて幸せです。
二人でしっとりと歌い上げていきますが、二番のサビが終わり、繰り返しに入るところでコクリコ、エリカ、花火がステージに戻ってきて最後まで5人全員で歌いあげます。
歌詞に合わせ、祈りをささげるように片膝立ちになって歌う部分が印象的でした(花火だけ、衣装の都合上両膝立ちでした)
最後、コクリコ、ロベリア、エリカ、グリシーヌ、花火と並びそれぞれが祈りや手を差し伸べる優しさがにじむポーズをとる中静かに幕が下りて行きました。

暗転の中、ずっと拍手が止まらずいつしかアンコールのリズムに。
BGMとして流れてくるシャノワールのテーマ(ゲームの際、シャノワール内の移動で聞けるアレです)に合わせて叩いていると、二周目のテーマで黒猫ダンサーズが登場!
エリカのような全身タイプではなく、バニーガールの耳としっぽが黒猫になったタイプでしたが、きっとシャノワールで見れるエリカの演目はこんな楽しくも色っぽいダンスなのでしょうね!
4人がバッチリ舞台センターで決めポーズを決めると、続けて次の曲が!

♪シャノワール

音楽に合わせて幕が開くと、そこにはレビュウ衣装に身を包んだ巴里花組が!!
そう「サクラ4」で帝都花組と共に舞台に立った時に着ていたあのレビュウ服です!!
まさか、この目で直に見れる日が来るなんて!!

あ、でももちろんゲームとの差異はあります。最大の違いはロベリアがスーツタイプではなく、他の四人と同じスカートタイプだということですね。
それ以外ですとグリシーヌの帽子ですね。設定画ではエリカと同じく帽子をかぶっていましたが、ステージでは花火と同じリボンになっていました。

それぞれ、メロディー部分で自分のパートではないときは黒猫ダンサーズと遊んでいるのですが、その遊び方が猫がじゃれあうようで本当に可愛いのです!
ロベリアやグリシーヌはさすがに目配せでしたが、コクリコ、エリカ、花火は同じように猫の手でにゃんにゃん遊んでました。

この曲を、今回のライブで歌わないわけは無いと思っていたのですがまさかこんな形で来るとは思ってなかったです。
5人揃って歌い踊り、最後の決めポーズもバッチリ決めて、大声援と拍手が客席からかかりましたが、すぐにエリカたちが「しー!」と人差し指を口元に当てて休まず次の曲へ。

♪未来 ボヤージュ

前奏部分で、黒猫ダンサーズたちはそれぞれ上手、下手へはけていき舞台に残るのは巴里花組のみ。
いよいよ、このライブもエンディングが近づいてきているということですね。
省略なしで歌い切り、最後の「♪さぁ 夢を見よう 新たな物語を」のサビの部分の繰り返しに入るところで上手からメル、下手からシーが参加してきます。
メルとシーはゆっくりと舞台を横切りながら位置を逆にして歌い上げます。
曲調が一端、収まり最後のサビの部分からは残っていた出演者が全員登場し、今日の全てを歌い上げます。
バックに男性含むダンサー5人が並び、
舞台前方後列が下手から大河、昴、サニー、シゾー、大神、武田
前列が下手からメル、ロベリア、コクリコ、エリカ、グリシーヌ、花火、シーと並んで、堂々のフィナーレとなりました!
拍手が収まるのを待って、エリカが一歩前に出て挨拶をはじめます。

エリカ「ではここで、本日の出演者の紹介をしたいと思います!
    まずは、ダンサーのみなさんから!
    (全員、屈んで後方にいるダンサー5人を見えやすくする)
    左から、良子ちゃん!知子ちゃん!悟くん!千帆ちゃん!菜穂ちゃん!」

名前とともに、それぞれが一礼してご挨拶。
ダンサーさんたちの紹介が終わると、全員元通り立ち上がって続きに入ります。

エリカ「そして、ゲストの紹介です!ダンディ団の武田さん!」
武田「(ありがとうございます、と礼をしながら前へ)帝都だろうが紐育だろうが巴里だろうが
   どこへでもいくぞー!!!」

それでこそ武田さんですー!!(笑)
ぜひこのまま皆勤賞を絶やさないでくださいませ!
そして、エリカは次々に紹介していきます。(みんな、挨拶の時は一歩前に出て、終わると元の位置に戻るという動きでした)

エリカ「紐育星組から、サニーサイドさん!」
サニー「今回の舞台に参加できて本当に嬉しく思います!次は紐育のミュージカルマジックショー!ご期待ください!」
エリカ「大河新次郎さん!」
大河「巴里のショウに参加できて、本当に勉強になりました!今日はどうもありがとうございました!」
エリカ「九条昴さん!」
昴「こうして、巴里花組の皆さんと一緒の舞台に立てたこと、とても嬉しく思っています。
  本日はどうもありがとうございました」

さすがに、カッチリまとめてきます。ミュージカルマジックショー、いつかチャレンジしてみてくださいね(笑)

エリカ「そして我らが隊長、大神さん!」
大神「大神日報。シゾーの質問コーナーは本当に怖い!(笑)
   でも、楽しかったです!ありがとうございました!」

ただ今放送中、サクラジヲのネタをからめてきましたね!
27日の昼では「甘いロベリアって何なんだ…」って大神さんがつぶやいちゃったものだから、ロベリアさんが一歩前に出て「ちょっと、聞かせてもらおうかしら〜?」とつっこんできましたよ!(笑)
「アタシ今、サフィールって言うんだけど、わかる?」としっかりフォローいれて、甘い声で言うと「やっぱり、甘いロベリアもいいなぁ」と大神さんデレデレでした(笑)

エリカ「では、巴里チームの紹介です!まずは、愉快な怪人、シゾーさん!」
シゾー「結局最後は、一緒に踊ってしまったピョン!この屈辱感…!敗北感!
    でも、お客さんがオレを踊らせてしまうんだな」

そのうまいこと言った!という得意げな顔が何とも言えません(笑)
次があるなら、またきっと同じ気分を味わうことになるのでしょうね(爆)

エリカ「メルさん!」
メル「本日は、シャノワールにお越しいただき、ありがとうございました!」
エリカ「シーさん!」
シー「みなさ〜ん!楽しかったですかぁ〜!(拍手でこたえる客席)
   あたしも楽しかったですぅ〜!ヒューヒュー!」

メル、シー共にそれぞれのキャラらしい挨拶でした。
27日昼はシーが「グッズはたくさん買ってくれましたか?」と売店担当らしいことも言ってくれました(笑)

エリカ「それでは、巴里花組で、花火さん!」
花火「奥ゆかしい大和撫子、北大路花火です(笑)
   皆様にお会いできて、とても嬉しかったです。ありがとうございました」

両手をそろえて、綺麗に礼をする花火さん。奥ゆかしさを保ちつつも、どんどんはっちゃけて行くあなたが大好きです!

エリカ「ロベリアさん!」
ロベリア「年末の忙しいって時に劇場に来るなんて、お前らみんな……イイ奴だな」

ロベリアのイイ奴だなはある意味お約束ですね(笑)
27日の昼は「甘いロベリア」の流れで、エリカが「ロ!サ!ロ…ロベリアさん!」と紹介を迷ったため「ロベリアもいいけど、サフィールもね〜♪」とサフィールバージョンの超ニコヤカごあいさつでした(笑)

エリカ「コクリコ!」
コクリコ「今日はみんなの笑顔にいっぱい会えて、ボクも元気をいっぱいもらったよ!ありがとう!」

ぺこりと頭を下げるコクリコ。紐育が本当にマジックショーをやるときはぜひ指導役としてきてください(笑)

エリカ「グリシーヌさん!」
グリシーヌ「皆さんの心に愛が届きますように、心から…ボン・ノエル!」

やっぱり、この方は気品に満ち溢れてますね。
でも27日昼は、ロベリア=サフィールに続いて、グリシーヌもブルーアイになって「グリシーヌもいいけど、ブルーアイもね〜♪」とこちらもニコヤカにご挨拶していました(笑)

コクリコ「そして、我らがお笑いリーダー、エリカ!」
エリカ「はーーい!って何やらせるんですか〜!」(笑)

両手を大きく上げて、片足も上げて一人だけノリが変わってしまうエリカです(笑)
わっと湧きましたが、すぐに立て直して今回は真面目にご挨拶です。

エリカ「もう、皆さんすっかりお笑い好きになってしまって…でも、とっても楽しかったです!
    またいつか、お会いしましょう!
    本日は本当に…」
全員「ありがとうございました!!」

全員が一礼し、こちらもひときわ大きな拍手でこたえる中、静かに幕が下りて行きます!
今まで、座ったままで挨拶を聞くことがなかったので、これはこれで新鮮ですね。
ということで、これで終わるわけがなく…(笑)
暗転の中、流れてくる内部会話に耳を傾けます(笑)
巴里花組全員で「終わったね〜」や「お疲れ様〜」と声を掛け合っているところから始まりました。

コクリコ「いっぱい踊って、いっぱい歌って、すっごく楽しかったね!」
花火「ですが、私たちだけ楽しんでしまって、皆さんに喜んでいただけたかどうか…」
ロベリア「あ?何言ってんだ?客席見てなかったのか?」
グリシーヌ「うむ。あの幸せそうな笑顔。輝く瞳…間違いなく、満足していたぞ」
コクリコ「大丈夫だよ、花火」
花火「……そうですね」

エリカ「そーだ!知ってます?このレビュウ衣装、帝都花組さんたちとおそろいなんですよ!」
グリシーヌ「ああ…たしかデザインが一緒で色違いだったな」
コクリコ「ボクたちの方が、ちょっと派手だよね」
花火「リボンが、トリコロールですものね」
エリカ「あれ?でも、たしかロベリアさんって最初はズボンタイプだったんじゃ…」
コクリコ「まぁ、いいじゃねぇか。カッチリ着込んだスーツより、アタシのなまめかしい肌が見えて」
グリシーヌ「またそのような破廉恥な物言いを…!」
花火「まぁまぁ、グリシーヌ…私は、スタートタイプのレビュウ服、ロベリアさんによくお似合いだと思いますよ」
ロベリア「ありがとよ、花火。さてと、着替えも終わったし一杯飲みに行くか」

エリカ「あーん、エリカお腹がすきました〜!」
花火「でしたら、紐育星組の皆さんが持ってきてくれたお土産はどうですか?リトルリップシアター特製ハニードーナツに、クリームパフ。クッキーもありますよ」
エリカ・コクリコ「わーい!」
コクリコ「ドーナッツ♪」エリカ「パフ!」コクリコ「クッキ〜♪」
コクリコ「ドーナッツ♪」エリカ「パフ!」コクリコ「クッキ〜♪」
コクリコ「ドーナッツ♪」エリカ「パフ!」コクリコ「クッキ〜♪」
グリシーヌ「ちょーーーっと!!待てっ!!!!」
花火「どうしたの?グリシーヌ」
グリシーヌ「我々は、重大な忘れものをしている!」
ロベリア「なんだよ、唐突に…」
コクリコ「忘れもの?………………あーー!わかった!アレをやってないんだ!」
エリカ「アレって?」
花火「まぁ、大変!アレがなければショウとして未完成のままです!」
ロベリア「チッ…このアタシまで、アレを忘れてたなんて…!マズイな…早くしないと客が帰っちまう」
エリカ「あの〜…アレってなんですか?」
グリシーヌ「エリカ、何を言っておる!早く場内放送をかけるのだ!皆を引き留めろ!」

エリカ「わ、わからないけど、わかりました!
    ……あー!あー!(マイクテスト)
    …みなさーん、聞こえてますか〜?(拍手で返事)
    ……あれ?もう帰っちゃったのかな?
    みなさーん!まだいますか〜?(さらに大きな拍手で返事)
    なんだかわからないけど、アレを忘れたみたいです。
    みなさんは、アレ。やりたいですか〜?(大歓声で返事をする客席)
    そうですか〜…でも、エリカお腹すいちゃったんですよね」
グリシーヌ「エリカ、何を言っておる!
      ……あーーーー!(マイクテスト)
      皆すまない!重要な曲を忘れていた!」
コクリコ「ボクたちの大事な大事なあの歌!」
花火「私たちの、始まりの歌ですね」
ロベリア「お前ら、サビの振付はバッチリだろうな。全員でビシッとそろえてくれよ!」
エリカ「では、いきますよ!」
全員「御旗のもとに!!」

幕が上がると、オープニングと同様にバックライトによりシルエットで浮かびあがった私服姿の巴里花組が並び勇ましくポーズを決めているところから、前に出てきます!
前奏部分で上手からメル、下手からシーが登場し、巴里花組の前を通り、交差していきます。
客席は、待ってましたとばかりにスタンディング!!

♪御旗のもとに

メル、シーに続き次々と前奏の間に舞台に現れる出演者の皆様。
最終的に下手から後列大河、昴、サニー、シゾー、大神、武田。
前列メル、ロベリア、コクリコ、エリカ、グリシーヌ、花火、シーと並び全員で高らかに歌い上げました!

全員「♪あああ 素晴らしい 巴里華撃団
    夢と希望と明日と正義を称える
    夢と希望と明日と正義を称える」

最後の決めポーズも決まり、会場からは大歓声!!サビでは、バッチリ踊ることができました!
曲の余韻と拍手が収まるころ、ポーズをといたエリカが口を開きます。

エリカ「本日は、本当に大勢の方にお越しいただき、本当に本当にありがとうございました!
    わたしたちは、皆さんのサクラ愛によって支えられている存在です。
    本当に感謝しております。
    またいつか、サクラ愛の御旗のもとに、皆様に会える日を願っています。
    本日は本当に…!」
全員「ありがとうございました!!」

全員で深々とお辞儀をしてくださり、こちらも声援と拍手でこたえます。
こちらこそ、また舞台に立ってくださりありがとうございました!!!
全員が頭をあげると、エリカが出演者を見渡して声をかけます。

エリカ「それじゃあ、皆さん準備はいいですか?
    行きますよ……」(全員、後方に下がり、それぞれが立ち位置に立つ)
全員「巴里華撃団!!愛の御旗のもとに!!!」

全員で声をそろえて、右手を頭の上で大きく回し、その手を胸に添えたとき、舞台の左右から金と銀のテープが会場に向けて放たれ盛大なフィナーレとなりました!!
そのポーズのまま幕が下り、大歓声の中、会場が明るくなり巴里ライブの終わりを告げるアナウンスが

メル「本日の公演は、全て終了いたしました。
   お忘れ物、落し物をなさらぬよう、お足もとにお気をつけてお帰りください。
   またいつか、皆様にお目にかかれる日をシャノワールスタッフ一同、楽しみにしております。
   それでは、皆様の素晴らしい人生に…ボン・ヴォヤージュ!」

27日昼公演は、シーの終演アナウンスでした。

シー「これで、お昼の公演はおしまいです!
   みなさーん、忘れ物はないですか?足元に気をつけて帰ってくださいね。
   それでは、皆さんの素晴らしい人生に…ボン・ヴォヤージュ!
   ヒューヒュー!!」

アナウンスの終わりにも盛大な拍手をして、巴里ライブは終わりました。
勇ましくも華やかで優雅な、巴里らしい幕だと思います。
今回発表された新曲が早くCD化してほしいです!

それにしても、来年があるというのは素晴らしいですね!
これからも、たまにでいいですからずっと続けてほしいです。
ときどき、夢から飛び出してきてください。
ずっとずっと付いていく覚悟はできています!!
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2009/12/30 20:18:29 [ノートメニュー]
Re: 巴里花組ライブ2009〜燃え上がれ自由の翼〜レポート [返事を書く]
千穐楽アドリブ集


最後だから会場前のご挨拶に出てきてくれる人数が増えたりするかな…と思っていたら本当に増えました!
両隊長と武田さんに加え、田中公平先生とシゾーが現れました!!!皆さん一人ひとりちゃんと握手してくださって、ありがたい限りです。
シゾーはちゃんとハサミも持ってきています!
お客さんの何人かは切られたりしてたみたいです(笑)

それと、この時シゾーにニンジンを渡している人がいたそうで前説のときに「さっきお客さんからニンジンももらっちゃったピョンね〜」とネタにされてました(笑)
シゾーは愛されてますね!
ちなみに、前説…さっそく武田がシゾーにいじられてました(笑)
ベロベロダンスが、いつもの3割増しの長さでした!しかも、一度やめようと思ったのに、シゾーが客席を味方につけてさらに長引かせたという…(笑)
「ウッサウッサウッサ!こいつからかうと面白いピョン!」と、武田いじりがクセになってきたようです。

あと前説では、エリカのお祈りでしょうか。
初日は武田がスタンバイするまでちゃんと待ってから膝をついていたのですが、この時はお構いなしに武田が体制を整える前にドカッと体重をかけていました(笑)
内容にも「携帯電話の電源を切ってくださいますように」と言った後にすかさず「切ったよ!」と掛け声がとんできたのですが、それをちゃんと拾って「…ありがとうございます」と祈りながらもお礼を言っていました(笑)

さっそく前説が長くなった千穐楽、どこまで伸びることやら(笑)
ちなみに、開演アナウンスはエリカでした。

エリカ「みなさーん!今日はわたしのために、こんなにも大勢の方にお越しいただき
    エリカ大感激です!
    今日は歌に踊りに張り切っちゃうので、みなさん!ついてきてくださいね!
    それでは、ズバッとはじめましょう!
    巴里ライブ、スタート!!」

さすがに、ライブ中のアドリブはそんなにないのですが、シゾーやサニーさんが出てくるともうフリーダムです(笑)
ということで、以下シーンごとに…

―――シゾーの質問コーナー

大神さん、恐怖の時間です!(笑)
ちなみに、夜公演はすれ違いざまの腕の締め上げがうまくいかなかったようで「いま、ぬるっときた!(爆)掴まれたのか触られたのかわからなかったピョンよ!このヌルヌル野郎!」とシゾーに言われてしまい、大神さん精一杯「ちょっと滑っただけだ!」と言いますが「なんだと、このツンツン頭!」とあっさりシゾーに切り返されて早くも主導権を握られました(笑)

そして、最後のシゾーの質問はある種、永遠に答えの出ないものでした。

シゾー「お前、帝都花組と巴里花組とどっちが好きピョン?この際ハッキリさせてやろうじゃないか!」

絶対に答えられないですって!!と思っていたら、大神さんは苦しくもシゾーにこう耳打ちしたみたいです。

シゾー「なになに?…俺は司令官だからどっちが好きかとかは言えないだって?!…この世渡り上手!!」

ですよね(笑)
でも、次の質問には本気で動揺していましたね。

シゾー「じゃあ、広井王子とオレ様、どっちが好きピョン?」

またびみょーな!!(大笑)そして、実名がさらっと(笑)
本気で悩んでいる様子の大神さん、苦笑交じりにシゾーに耳打ちしますが、あまりに動揺してうまく伝えられなかったようです(爆)

シゾー「今、シって聞こえたよ!シゾーって言ったよ!
    よ〜し、オレこのライブ終わったらすぐ広井さんに電話しちゃおうっと」

怪人、どこまでも自由です(笑)大神さんが困ろうがお構いなしです。むしろ、シゾーの中で武田と同等の面白さを持つモノとして認識されています(爆)
でも最後に「この世渡り上手!」とまた大神に言い放ってました。

―――有名な市民革命家…?

次にやらかしたのは、もちろん(?)サニーさんでした。
アンジョルラスと、自分は正しい名前を言わなくてはならないのに…
事もあろうに「あんころもち」と言ってしまうなんて!!!(大笑)

これをシゾーが拾わないわけありません(笑)しきりに「あんころもちさん!」と言っていたので、サニーにバーン!と指で作ったピストルで撃たれてしまいました。
でも「撃たれた!あんころもちさんに撃たれた!」とめげません(笑)
結局、サニーさんは「サプライズだよ、サプライズ!」と笑っておさめましたが、いやぁびっくりしましたね。まさかの方向に間違えましたよ。

そのあと、歌をお願いする時も「せっかくですから、あんころもちさんに歌ってもらいましょうか!」と言われてました。(笑)
で、その後の歌も当然長めです(爆…昴さん、キューを出すのをギリギリまで見極めていました)
「♪ウサウサピョン! ウサウサピョン! いつまで踊らせる〜〜 ピョーン!」という具合で止まりました。(爆)
ええ、無駄に良い声でありがとうございました!(笑)

ちなみに、その後の昴さんの個人バキューン講座は、すごく熱が入っていました(笑)
そういえば、今回新次郎はあんまりアドリブ入れてきませんでしたね。

―――3分間ショッピング

もう、ここは最初からです(笑)
だって三人に続いて、シゾーが出てきちゃったんですから!
でも、しばらく存在を無視して台本通り三人で商品を勧めていました(笑)
昼と代わり、最初はカイロです。

大河「シャノワール特製、カイロです〜!」
メル「……ちょっと小腹がすいたときのおやつにも、ぴったりですね…」
シー「一口サイズで、とっても食べやすいですぅ」
大河「じゃあ、例によってぼくが一口食べてみますね。
   …うーん、この大福みたいにぷにぷにした感じが…って食えるか!!」
メル「…やっぱり、前と同じ台本は、無理だと思います…」
シー「うんうん。でも気になるのはお値段ですよねぇ〜」
大河「はい!このシャノワール特製カイロ、一個お値段…1000円になっております!」
シー「このカイロず〜〜っと使えるんでしょ?ホントに安い!」
大河「はい!お湯で温めなおせば何度でも使えます!」
シー「今日は寒いから、これを買って帰りのポケットに入れておいてくださいね!」

我が家には、これの旧バージョンとも言うべき紅蘭の発明品「ぱっちんくん」がいるので、残念ながら今回は買わなかったのですが…
これの固まって熱を出す様は見ててちょっと面白いです。みるみる内に堅くなっていくんですよ!これで持続力がもっとあれば完璧なのですが…(爆)

大河「皆様、よろしくお願いします!それでは台本に戻りまして……」

ここから先はタオルの紹介となっていきました。最後に、昼に引き続きストラップも紹介して
サイリュームのタイミングについても話して…
いざ帰るとなったときにようやく付いてきてしまったシゾーの存在に気づきました(笑)

シー「わー、なんか太っちょのウサギがいる〜」
シゾー「ウサギ言うなピョン!」
大河「うわ!今まで気づかなかった!」(笑)
シゾー「お前ら見てると面白いピョンね〜台本に書かれたことしか言わないピョン」
大河「そうですよ!ぼくたちは誰かさんと違ってキッチリ台本通りです!」

それは、約二名いますが、どちらでしょうか!?(笑)
まぁ、でもこの場合はシゾーのことですね。
そんなシゾー、この中で一番背の高いメルに目を付けました

シゾー「…でかいな、こいつ!」
メル「!!」
シー「なんてこと言うんですかぁ!」

気にしてることを言われ、傷心したメルが落ち込むかと思ったのですが、さっと大河の持つおかもちに手を伸ばし、あるものをひっつかんで…

メル「仕事の邪魔です!!!」
シゾー「うわー!!?」

投げつけたーーーー!!!!
まさかまさかのDSネタです!
綺麗に顔面ヒットした猫のぬいぐるみはシーが「ああ!ナポレオンが!ナポレオンが!」とシゾーに危害を加えられる前にしっかりと拾い上げてくれました。

もう、このインパクトが強すぎてこのあとのシゾーの反応とかよく覚えてないのですが(爆)
最後にはシャノワール特製タオルを取り出して

シゾー「実は、オレ様も買っちゃったピョン!」
シー「肌触りがいいですものね〜」

と、意外にも仲良く終えてました。(笑)

大河「それじゃあ、ぼくたち宣伝が終わったので、そろそろ帰りましょうか。せーの…」
四人「♪こーいはスピード〜〜…」

歌いながら、いつものように戻ろうとするのですが、今日はシゾーが先頭です。
普通に戻るわけがありません(笑)
中央部分で二周まわってから、ようやく下手へ帰ることができました(大笑)
去り際「帰れないんですけど…」と呟いていた最後尾、メルが袖に入る直前で向き直り「皆さん、本当に失礼しました」と深々と頭を下げて行かれました。
いえいえ!!!こちらこそ、仕事の邪魔です!が見れてありがとうございました!(笑)

―――意外な肝っ玉

5人それぞれの新曲披露が終わったとのトークにて。
エリカが強引にロベリアとグリシーヌの争いを止めた時、花火が「大和撫子を選ぶのですから、無駄な争いです!」と言った後のことです。
グリシーヌに問いただされると

花火「私ったら、つい本当のことを…!!」

言っちゃった!!(笑)
すぐに「じゃなかった、生意気な事を…!」と元の流れに戻しましたが、なんだかロベリアがロベリアであろうと必死に見えました(笑…うっかり笑ってしまいそうなのをこらえているという感じで)
なんだか、今回のショウで花火を見る目が結構変わった気がします(笑)

―――帝都でも紐育でも巴里でも…

次は、クリスマスツリーを前にしたシーン。
武田がサニーさんたちに「オレだよオレ!」と分かってもらうためにベロベロダンスを披露するのですが
ここでもやはり長めにやられてました(笑)
でもここは「お腹すいてるから、これ以上やったら死んでしまいます!」と自分で止めてました。

次に普段なら「ダンディ団やってみて」で終わりなのですが今日は先に「ダブルでピルエットやってみて」が入りました。
ちなみに、ふらつきながらも成功しましたよ!
サニーさんはそれでも「まだ信じられないなぁ〜…ちょっと、ダンディ団やってみて」となるわけですが(爆)

あと、このシーンではエリカがグリシーヌにコインをねだるシーンで、グリシーヌがかなり焦らしていたことでしょうか。
エリカが早く早くっといった感じで揺れてるのがかわいかったです(笑)

―――未来後の挨拶

千穐楽、みんな情感がよりこもってましたね。
エリカの紹介部分は省略しまして…印象に残ったところを。

武田「サクラ大戦あるところにベロムーチョあり!
   来年もよろしく!!」

大河「今回も、3分間ショッピング頑張りました!(笑)
   グッズをたくさんお買い上げくださりありがとうございました!
   今度は、紐育のショウでまた3分間ショッピングがんばりたいとおもいます!
   ありがとうございました!」

ええと、昴さんの挨拶…ちゃんとは覚えていないのですがとにかく丁寧にスタッフ、キャスト、お客様とお礼を述べてくれていました。感極まってしまったのか、途中口が回りきれてないところもあり(笑)「私も話すと長くなるので、このくらいで…」と言ったらエリカが「どうぞごゆっくり♪」というものですが「では、ご要望どおり…」とさらにお礼を述べる挨拶となりました。
でも、マジックはやはりやらないようです(笑)

大神さんは巴里と帝都、どちらもやっぱり選べない〜的な発言をしたあと、シゾーのところは本当に心臓に悪かったというようなことを言ってた気がします。(笑)
でも最後は「この2日間、楽しくてあっという間でした!」と元気に言ってくれました。

シゾーは「シゾー日報(笑)大神をからかうと面白いピョン!」と大神さんをまねて、かつ最後までいじったあと、いつもの挨拶となりました。

メルは、ボヤージュで客席が振ったサイリュームがよく見えました!と言ってくれて「またのお越しをお待ちしています!」とシャノワールスタッフらしい挨拶でした。

この後の巴里花組の紹介で、エリカは「せっかくシャノワールですから…タタミゼ・ジュンヌさん!」と全員ステージネームで名前を呼んでくれました。
でも花火さんは「奥ゆかしい、大和撫子。花火です」と言ってしまったのですが(笑)
「思いっきり弾けさせてもらいました!」と元気一杯でした。

ロベリアはもちろん、サフィールです(笑)
「はぁ〜〜い!サフィールよぉ〜!みんな、たくさん応援してくれて、あ・り・が・と!」と超満開の笑顔で投げキッスでした。

マジカルエンジェル・コクリコは「みんなのおかげで、とっても心が温かくなったよ!ありがとう!」とコクリコと変わらぬ
かわいらしい挨拶でした。

グリシーヌことブルーアイは「皆様、ブルーアイでございます。本日はシャノワールにお越しいただき、本当にありがとうございます。皆様、心から………大好きです!」とセーヌを思わせる挨拶で昼間とは違う落ち着いたブルーアイでした。

黒猫エリカは、割とそのままで、でも“お笑い担当”とコクリコに言われて「え〜〜〜?そんなつもりないんですけど〜〜!」と言いながらもやっぱりポーズをとってくれました(笑)
「でも、ほんっとーに楽しかったです!どうもありがとうございました!!」

―――カーテンコール後

「御旗のもとに」も歌い終わり、金や銀のテープが会場を舞った後、今日はもう一度幕があきました!
そしてここであらためて巴里花組からご挨拶がありました。

花火「このライブで燃え尽きたいと思っていました。
   燃え尽きました!
   でも、まだまだ燃え尽きたいです!
   またお会いできる日を、楽しみにしております。本日はありがとうございました!」

コクリコとロベリアは、最初の挨拶と同じような感じで…ロベリアは先ほどがサフィールだったので、ここで「年末のこの忙しい時期に劇場に来るなんて、お前らみんな…イイ奴だな」と言ってくれました。
ところが、次のグリシーヌは前に出たものの目線はとにかく上を向いていて…

グリシーヌ「皆、私を泣かせるでない!」

と笑顔で必死に涙をこらえていました。
そんな愛情深いあなたが大好きですーーー!!!

エリカ「そうなんです。実はグリシーヌさんは泣き虫なんです」
グリシーヌ「エリカ!(エリカ、きゃっと肩をすぼめますが顔はニコニコ笑顔です)
      …ここにいる、皆様全てに、心をこめて……
      ……愛している!!」

私たちもです!!
そして、最後のエリカは舞台にいる人たち全ての顔を見て…

エリカ「エリカ、とっても楽しかったです!
    わたしは、花火さんの肝っ玉が座ったところも
    ロベリアさんのちょっぴりおちゃめなところも
    コクリコの食べちゃいたいくらいかわいいところも
    グリシーヌさんの本当は泣き虫なところも
    大好きです!
    そして、この舞台に関わる全ての人が大好きです!
    そして、ここに来てくれた皆さんが、大好きです!!
    本当に、ありがとうございました!!」

エリカの愛情いっぱいの挨拶に続いて、全員が「ありがとうございました!!」と礼をして
静かに最後の幕が下りて行きます。
皆さん、最後の最後まで手を振ってくれていました。

まだまだ拍手が鳴りやまぬ中、最後の終演アナウンスが…

シゾー「ウッサウッサウッサ!
    巴里花組のライブショウはこれで全て終わったピョン!
    このシゾー様の活躍、しっかりと眼に焼き付けたピョンか?
    (客席が拍手をすると)うるさい!うるさいピョン!!
    まったくお前らは、すーぐ浮かれるんだから
    その浮かれた調子で忘れ物とかするんじゃないピョンよ!
    来年の帝都のショウにも必ず邪魔しにいくピョン!
    このシゾー様の活躍、楽しみにしてるがいいピョン!
    ウーッサッサッサッサッサッ!!」

まさかあなたが最後とは!!!(大笑)
帝都にも出没宣言していきましたが、これはますます3月が気になりますね!
なかなか拍手は鳴りやみませんでしたが、徐々に収まりそれぞれ帰路につくことに。
口々に「良いお年を!また来年!」と挨拶できるのが、本当に幸せで。

巴里花組の勇姿、しっかりとこの目に焼き付けて春には再び帝都へ!
自由の翼をどこまでも広げて、高く高く飛び立ってほしいです!

それでは、また春に、お目にかかれましたら!
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2009/12/30 20:19:50 [ノートメニュー]
Re: 千穐楽アドリブ集 [返事を書く]
シゾー、存在感ありすぎ!
こんばんは、夢織時代です。
ニュースサイトの写真を横に見ながら、堪能致しました。

新曲のお披露目もあり、実に巴里らしいという印象……

の前にシゾーさん、貴方存在感ありすぎです!(笑)

こうして感想を書こうとしても、シゾーのことがひたすら印象に残っている自分に愕然となります。
いやあ恐ろしい。怪人の面目躍如ですね。
大神を完全に翻弄するその実力、原作の敵をライブでという感じです。

武田さん、皆勤賞のためには巴里に就職しちゃうとまずいんじゃないかと思いますが、
きっとまた不幸な目に遭うのでしょう。多分。

「君あるがため」があったことで、大神や新次郎が世界各地に現れても
まったく無理がなくなりましたね。
大神が出てきても自然ですもの。


新曲の中で特に印象深かったのはロベリアにも突っ込まれていたグリシーヌの歌ですね。
いや、あんな乙女ちっくを歌われたらそりゃあツッコミを入れたくなります。


巴里メンバーの会話関係としても学ぶべきところが色々ありました。
しっかり者のような花火は結構トラブルリピーターですね。
逆に、騒動を起こすエリカ本人が最後の締め役を務めることが多く、巴里メンバーの大黒柱だなとつくづく思いました。
この会話関係を再現するのは結構大変だなあ。

これを書き終えてからもう一回読み直します。
ありがとうございました。

そして、よいお年を。
夢織時代 <zvoejguhin> 2009/12/31 23:35:34 [ノートメニュー]
Re: 千穐楽アドリブ集 [返事を書く]
 グリシーヌの感激泣き虫属性。
 花火の妄想唯我独尊。

 そして、どれだけ場が混乱しようと、エリカの強大な翻弄力が、全てを収束させるッ!
 それはあたかも、火災で燃え盛る炎をダイナマイトの爆風が吹き払うかのように。


 ・・・まあ、もともとしっかり者が多過ぎな巴里ですから、ボケツッコミの比率は、今回くらいがちょうどいい気がしました。
 花火が、ショウ舞台ならではの立ち位置を確保してきてますねぇ。いや彼女にはコメディエンヌの素質があるとは思ってたのですが、周囲の個性的メンバーにぜんぜん負けてないです。
 
 ボケと言えば、あらゆる唐突な展開を可能にする、エリカ・ザ・ワールド。舞台のような限られた時間の中では、ものすごく便利な能力だな、と思う訳で。

 シゾーは、以前ドラマCDで復活した際には疑問視されてましたけど、今回のような舞台のキャスティングを見越していたのなら、素晴らしい慧眼だと思います。

 ヒーローショーでは、観客とのコミュニケーションは悪役が行うのが常。
 そういった意味では、非常に王道な構成になった気がします。

 パンフが売り切れてたので知らないのですが、今回の脚本と構成はどなたなんでしょ?
 いや、すごくしっかりしていた気がするので。
 サクラの舞台は、たとえコミカルな演出でも安直なパロディなどに走らないよう、また、華撃団と歌劇団という裏表がある設定から来る、隠れた約束事がいろいろとあるんですけど、そのあたりをきっちり押さえてあるな、と思ったので。

 広井さんだと、そこの細かいお約束をときどき忘れますからねぇ(苦笑)。自分が作ったものほど忘れがちではあります。
 たぶん今回は、サクラをよく知る関係者が台本書いてるな、と。

 
 レポありがとうございました。
 帝都のショウが決まってる本年も、またお会いする機会もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
とりなべ <rpbyunwque> 2010/01/01 09:50:34 [ノートメニュー]
Re: 千穐楽アドリブ集 [返事を書く]
 いいないいな、巴里ライブいいな〜
(日本昔話風に)

 素晴らしいレポが来た、舞台のレポが〜
(ラジオ体操風に)

 と、新年早々サムいボケで始めてみましたが、そんな事しなくても正月早々寒いですねえ。



 そういうのは置いといて、今回すっごく行きたかったんですよねえ。巴里のイベントは
行った事無いままですし、なんか事前情報だけでも公平先生のやる気その他凄そうな予感が
しまくりでしたから。実際、このレポも含む各所情報やら知人関係(と○なべさんとか、
フ○ルさんとかですね<何故伏せ字)辺りからも賞賛の声がたくさん聞こえてきますから。

 感想としては実際に観てないのもありますし、既に出ている通りですがシゾー様の素晴らしい
存在感と花火の妄想超特急と、泣き虫グリシーヌと、…実に色々と見所がありましたようで、
やっぱり観に行けないと悲しいでございますですよ、はい。

 あと、これも夢織さんが<ここは伏せない 既に書いてます通りですが、DS版がネタ的に
何かと便利になってますね。3つの歌劇団(華撃団)を繋いでしまうのも不自然じゃないし、
あとは「仕事の邪魔です!」とかサブキャラの方々にも攻撃技が出来ましたから(笑)。



 とまあ、簡単ではありましたが最後に一言。

 >アドレスが変わってIDは変わりましたが

 IDがどうなろうがHNがどうなろうがこんなツリーを立てる人が他に居る訳あるかーっ!(大笑)



 相変わらず密度の高いレポをありがとうございました。それでは♪
紀州人 <jkbjmudcmm> 2010/01/01 11:18:54 [ノートメニュー]
Re: 千穐楽アドリブ集 [返事を書く]
巴里ってなんだか暖かい!

と、思ったしいたです。

紫水さん、「れぽ」ありがとうございました!

帝都も紐育もそれぞれ味があっていいと思いますが、
巴里はなんだか暖かいって思いますね。

このようなイベントが続くのも、公平先生のあの言葉が
あってこそだと思います。

できれば、息の長〜いイベントにしてほしいなぁ…

親子3代サクラファンです!

とかに、なったらすごいと思います。

では、失礼しますね。
しいた先生@今年は行くぞ! <ufucbunlvf> 2010/01/01 12:47:50 [ノートメニュー]
Re: 巴里ってなんだか暖かい! [返事を書く]
♪皆様へのお返事
年末年始のお忙しい時に、コメントありがとうございます!

>夢織時代さん
はい、正しい楽しみ方をありがとうございます(笑)>ニュースサイトの写真を見ながら
私も思い出しやすいようにところどころは写真を見ながら書いてました(笑)

シゾーのある意味計算されたフリーダムさは秀逸でした(笑…サニーさんのフリーダムさは限りなくハプニングに近いサプライズが主なので)
武田さんは……きっとシゾーに道案内とか称して連れてかれるとか、そんな流れになると思います。きっと。もしくはシャノワールにたどり着けず道に迷って気がついたら帝都とか(爆)
「君あるがため」の良いところはダンジョンという異空間のおかげで各都市の交流がしやすくなったところですよね。

グリシーヌさんの新曲は、彼女をヒロインにした人なら納得ですが、普段を考えるとマリアさんとアイリスの「恋は摩訶不思議」のようにツッコミを入れたいというのが心理ですね(笑)
巴里の会話はエリカで始まりエリカで終わるというのが基本スタンスで、基本押さえなのがグリシーヌとコクリコ、引っかき回しなのがロベリアと花火という感じでしょうか?
花火さんはスイッチが入るととても危険だということが今回でよくわかりました(笑)

年始の特番の合間などに読み返してもらえれば幸いです(笑)


>とりなべさん
カンナさんの隣に立たせても、息を合わせて場を盛り上げることができると今回の花火さんを見て確信しました(笑)
エリカは最強のムードメーカーで、癖はありすぎるけど使いどころを考慮すれば効果抜群というのは本編、OVA、ドラマCD、そして舞台でも変わりませんね。巴里はやはり彼女あってこそ。

幕間を楽しくつなぐ怪人……シゾーにしかできないことだと思うので、今後も続くならばぜひやり続けてほしいですね。

今回のスタッフは……(パンフ確認中)
脚本の欄はないのですが、舞台監督は気賀沢匡さんという方みたいです。
ちなみに、演出と振り付けは紐育のラッシー先生こと田村連さんです。
プロデューサーに中山さんが名を連ねているので、きっとそういうお約束事が守られたのでは?と思います。
現場にもずっと出ずっぱりで、本当にすごいなぁと思います。

また今年もお会いしましたらよろしくお願いします!


>紀州人さん
今年の冬は一段と寒暖差が激しいですよね〜
日当たりの良い場所と日陰では体感温度が違いすぎです。
と、普通に気候の話です(笑)

巴里ライブの様子はきっとたっぷりDVDに収録されるので、ぜひそちらを!(笑)
「君あるがため」のおかげで一部のサブキャラは見せ場を作りやすくなりましたよね。(紐育はなかなか難しそうですが(爆)三人娘なんかは、実際にやったらいろいろ最強だと思います)

そして、まさかのID変更によるツッコミがこようとは(笑)
今年も頑張れる限り頑張ります!(笑)

>しいた先生
そうですね、巴里はずっとこちらと距離の近いディナーショウが中心だったためか、なんだか舞台上でも「近く」感じる気がします。

ラストショウでの公平先生のあの言葉が、今年も来年も生き続けて何かしらの形でまた会えたらと願うばかりです。
まずは3月ですね!
親子三代サクラファン…いいですね!そんな人が表れるまでぜひ続けていただきたいです。
そのための応援ならし続けますので!

>朱天さん
あらら……それは残念でしたね。
サクラのイベントは基本DVDが出るのでまだ良いですが…次の帝都はお休み含めなんとかなると良いですね。


それでは皆様、今年も一年良い年と、良いサクラライフを過ごせますように!(笑)
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2010/01/04 16:30:26 [ノートメニュー]
Re: 巴里花組ライブ2009〜燃え上がれ自由の翼〜レポート [返事を書く]
行きたかった・・・

 こんばんは。題名の通りです・・・。チケットが取れず行けませんでした(大泣)。これで2連敗です・・・。
 今度は帝都ですか?絶対行きたいのですが土曜日ですか・・・ゲッ、去年会社が変わり今度の会社は土曜日が一番忙しいので調整中・・・。3連敗は避けたいのだが・・・。

 1月31日追記
調整失敗・・・。行けないことになりました・・・(大泣)。観られる人は楽しんで来て下さい!!DVDは絶対買います!!
朱天 <oriyhmkszu> 2010/01/02 18:45:17 [ノートメニュー]

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