[サクラ大戦BBS]

MAKING APPEND NOTE
如月紫水 への返事
皆様!お久しぶりです!アドレスが変わってIDは変わりましたが如月紫水です!
公平先生の30周年記念コンサートから、この日を指折り数えて楽しみにしておりました!
今回、27日の昼夜のみの予定だったのですが、予想外に26日もおかげさまで見られたので全公演見ることができました!

久しぶりの青山劇場。いろいろ懐かしく思っていると、開場待ちの列にあの方々が!
厚生年金会館と青山劇場恒例の嬉しい開場前ご挨拶!
今回は大神さん、武田さん、新次郎が来てくれました!!
やっぱりこれがあるとテンションあがりますね!
千穐楽については、また別に書きますので、今は割愛。

中に入ると、いつもの位置にお花と、いつもの物販。
今は浪漫堂という後から確実に販売されるルートがないので、一発勝負なのがちょっと辛いですよね。<物販

ロビーをウロウロしていると、遠くから1ベルが鳴り……席に着く前に前説が始まってしまいました!!(爆)
歌謡ショウやレビュウショウのときは「前説から本ベル」だったのでこれにはちょっと慌てました。
たしかに、初期のショウはそうでしたが!

ちなみに、最初に上手からとぼとぼ現れたのは身包みを剥がされ、下着だけの武田さん。(爆)
靴も片方しかないし、髪もボロボロ。体のあちこちが黒く汚れて今にも倒れそうです。

武田「ムッシュ〜…ムッシュ〜!
   誰か…お願い、食べ物シルブプレ〜〜!」

ちなみにシルブプレは「お願い」という意味だそうです。
両手を前に出しながら舞台中央に歩いていく武田さんですが、その手は何もつかめず。
その結果に表情を険しくし、チッと舌打ちをしながらそのまま下手へ。

武田「チッ…フランス人はよそ者に冷たいってホントだな。
   パンの欠片もくれやしねぇ…
   (お腹をおさえながら)あ〜〜…腹減ったなぁ……
   (がんばれー!と客席から声がかかる)ありがとー…でも声援じゃ腹はふくれねぇんだよなぁ…
   もう、何日食ってないかなぁ〜…俺もうダメかなぁ〜……
   (下手の舞台ヘリに座り込んで天を仰ぐ)帝都…ブラジル…紐育と渡り歩いてきた
   俺の人生の旅路も、この花の都巴里でおしまいなのか?
   そんなのヤダヤダヤダーーー!!」

駄々っ子のように地団駄をふんでいると、その後ろを下手から現れた恰幅のいい、大ハサミを持った男が通り過ぎていきます。
ええ、紫系の派手なスーツを着て、肌の真っ白できっとサングラスの奥の目が赤いあの男です(笑)

シゾー「あ〜お腹い〜〜っぱい。さっきカツ丼三杯食べちゃったピョンね〜」

突然登場して、舞台中央寄りの上手で羽振りの良いことを口にする男に、武田は立ち上がって声をかけますが…
それにしても、巴里でカツ丼って!(笑)
ちなみに27日の昼は「昨日、公平先生が連れてってくれたお店美味しかったなぁ〜!お酒がおいしくて、それが翌日残らないの!」と最初から全開の自由さっぷりでした(笑)

武田「そこのムッシュ!そこの、洒落た帽子と洒落た眼鏡と洒落たスーツをお召しになった洒落たムッシュ!!」
シゾー「オレ様のことを呼ぶ声がするピョン…どこにいるピョン?」

きょろきょろと辺りを見渡すシゾーですが、あえて上ばかり見て、武田に気づかず(笑)
業を煮やした武田が「こっちだよ!ホントは気づいてんだろ!」と近づいて怒鳴って顔を向けさせ、ようやく先へ

シゾー「なんだこの汚いの!」
武田「何か食べ物、シルブプレ〜」
シゾー「どうしてオレ様がお前に恵んでやらなきゃならないピョンよ!
    でも、今オレ様気分がいいからオレ様を楽しませてくれたら、恵んでやってもいいピョンよ」

お、珍しくシゾーが応じましたよ!
千載一遇のチャンス!!と頷く武田。

武田「じゃあ、今からやるこの振付を覚えれば、2、3時間後にはきっと楽しいことが!」
シゾー「2、3時間後…!なんか微妙な時間ピョンね〜…即効性のない薬みたいな
    でも、楽しくなるならいいピョンよ」
武田「おう!今からな「御旗のもとに」っていう振付をやるからよ!」
シゾー「「御旗のもとに」?オレ様それ聞いたことあるピョンねー…」

ちょっと引っかかるものがあったのか、シゾーが首をかしげていると、武田がまじまじとシゾーの風体を見直して一言。

武田「そのピョンっていうの聞き覚えがあるなぁ…」
シゾー「これは、オレ様の口癖だピョン」
武田「この、顔色の悪さ!」
シゾー「そうそう、昨日飲みすぎちゃって…って違うピョン!地肌!地肌!」
武田「この地白の肌!」
シゾー「地白って…!」
武田「このハサミ!」
シゾー「そうそう、これ高枝切りバサミって言うピョン…って違うピョン!」
武田「お前…シゾーじゃねぇか!?」
シゾー「な、なんでオレ様の名前を知ってるピョン!?」

驚くシゾーに、武田は「俺だよ俺!」と主張しますが、気づいてもらえず。「これこれこれ!」とベロベロダンスを踊ってようやくわかってもらえました(笑)

シゾー「ああ〜〜!!たしか6、7年前のディナーショウで…」
武田「そうそう!!なんだシゾーじゃねぇか〜!」

ええと、なんだかずいぶんテンポがズレた気がしますが、お互い抱き合って再会を喜んでました(笑)
あの頃からダンディ団はショウがあると神出鬼没に現れてましたからね。

シゾー「どうしたピョン、その格好は?」
武田「いや、これにはいろいろ事情があってだな…」

その経緯を説明するのかと思いや否や、ふいに武田がこちらを睨んできます。

武田「…あ?なんでお前らこっち見てんだよ」
シゾー「あ!オレ様、今日は情報握ってるから知ってるピョンよ〜
    今日はここで、巴里花組のライブショウがあるピョン。みんなそれを待ってるピョンね!」

その通りです。そしてもう始まってますから!(笑)

シゾー「こいつら、振付知りたいんじゃないかピョン?」
武田「俺は教えてやらねぇよ!(シゾーが首をかしげる)だってこいつら、パンの一つも恵んでくれねぇんだぜ!」
シゾー「そっか〜…でも、じゃあ振付すれば、なんか恵んでくれるかもしれないピョンね」

ということで、やや強引ながらも振付講座へ(笑)
ところが、武田が説明を始めると「サビの部分で…」と言ったら「サビついてないピョンよ?」と自分のハサミをしげしげと見たり「左手を腰に」と言ったら「右はつらいピョンね〜」と違う動きをしたり「右手をパーの状態で上にあげて、次にグーにして」と言えば「パー!おまえはパー!」と、とにかく話の腰を折るシゾー(笑)
終いには「ウッサッウッサッウッサッ!こいついじくってると面白いピョンね!」と面白がられてました(笑)
それでもなんとか動きの説明を終えて、通そうとすると、今度はシゾーがマイペース過ぎてリズムが合いません。(爆)

武田「ちょっと待て!やりにくい!衛星放送じゃないんだから!」
シゾー「衛星放送!うまいこと言うピョンね〜!」

たしかに、なぜか地上波と半歩遅れて映像になるんですよね〜
この世界的にありなのかなしなのかは置いておいて、現実はたしかにそうです(爆)
ようやく、三回目に通しが成功しましたが、念のためもう一度と今度は武田が背中を向けて動きをよりわかりやすくしておさらい。
はい、完璧です!ちなみに、この動きは過去の「御旗のもとに」と同じでした。
客席が座りなおしたところで(ちなみに、スタンディングについての注意でシゾーが二階席に向けて「天井にぶつかったら困るピョンね」と立つのをストップさせたのですが27日の昼は「大神が落ちたからね!」と無理やり武道館ネタを持ってきて笑いをとってました)続きです。

武田「これで、楽しくなるってわけだよ!」
シゾー「楽しい?…なんでオレ様が巴里組と一緒に楽しまなきゃいけないピョン!
    切るピョン!」

と、さっきまで一緒になっていたのに急に怪人モードになりました!(爆)
ハサミを向けるシゾーに、武田は慌ててもう一つの話題を口に。

武田「待った待った!!もうひとつあった!御旗のだいぶ前に「恋はスピード」という曲がありまして…」
シゾー「恋はスピードピョンね〜…こう、ピューンって過ぎゆくピョンね!お医者さんに行っても治らないピョン」
武田「その曲の途中でこういったタオルを回して…」
シゾー「あれ!まるで仕込んでいたようなタオル!」(笑)

そう、下着だけですが、しっかり背中にはグッズとして売られてるタオルがあったのです(笑)
ということで「恋はスピード」では一階席は立ち上がってタオルをぐるぐる回して盛り上げてほしい!というお願いが。
初日はこれだけでしたが、二日目は立ち上がるタイミングと振るタイミングについての合図の説明もありました。
今のうちに袋を開けておいた方いいとか、持ってない奴は今のうちに買ってこい!と言ってたりしてるうちにシゾーの機嫌がよくなったのか、にこやかに紹介してくれました。

シゾー「では、武田さんが皆さんに伝える「恋はスピード」!」

でも、武田はいざタオルを構えると…

武田「…いや、知らねぇんだよ」
シゾー「知らねぇのかよ!!
    さっきから、微妙にオレ様のことをからかってるような…許せないピョン!切るピョン!」

今度こそハサミを構えて追いかけだしたシゾーから、必死に逃げる武田。
一度かわしてはなれますが、お互い左右に同じ動きをしているので、また舞台中央でばったり(笑)
「じゃーんけーん、ポン!」と武田が声をかけると、なぜか素直にジャンケン勝負になって、シゾーはハサミのチョキ。武田さんがグーだったので武田さんの勝ちということでハサミが武田さんの手に。
鮮やかな形勢逆転です!(笑)
で、舞台を回りもう一度中央で正面衝突したときは当然、シゾーはグーを出すのですが、なぜかその手をハサミで挟まれて痛い思いをすることに(爆)
でもそこをすかさずシゾーは「なんで勝ったのに切られるピョン!しかも、そのハサミ、誰にも渡したことないピョン!…もう切るピョン!!」とツッコミとともにハサミを強引に奪い返し、舞台中央で武田を転ばせるとしつこくハサミで攻撃。
「この辺ヒヤッとするピョン。どうだ!どうだ!」とハサミの横部分を押しあてたりしてると

エリカ「やめなさーーーい!!」

下手からエリカが駆け込んできました!
まさかのヒロイン登場に、大いに沸く開場!

エリカ「助けを求める人に追い打ちをかけるなんて、なんて酷いことを…!
    天罰が下りますよ!」
シゾー「出たなこのバケツプリン女!」

前説なのに、このまま戦闘!?と思いきやハッと気付いたシゾーがエリカと距離をとるように上手へ移動しながら独り言を。

シゾー「オレ様、今日は巴里ライブをぶち壊しに来たのに、ここでエリカに会ってしまっては計画が台無しだ!」
エリカ「(ん?と怪訝そうな顔をして)あの〜いま呼びましたか?」

やっぱり、そういう計画だったんですね(爆)
くるりと振り返り、訊ねてきたエリカに右手を突き出して「いや、ただの通りすがりの者ですよ。全然関係ないですよ。透明人間と、呼んでください。」と左右に振りながらそのまま上手へとさらっと去って行きました。(笑…ちなみに、正直者にしか見えないそうです)
エリカは首をかしげるだけでそれを追いかけることはせず、あわてて武田に駆け寄るのですが…

エリカ「大変!」
武田「ぐへっ!!」
エリカ「(あたりを見回しながら)あれ〜?どこですか?」

勢い余って、武田の真上まで足を踏みこんでしまい、結果踏みつけています。(笑)
武田が「した!下!」と懸命にアピールしてようやく気付いてもらえましたが「あ!すみません!今どきますね!」と足を引っこめず、踏み越えてどくのがエリカです(笑)
痛がりながらも、ようやく武田が起き上がろうとしたとき…

エリカ「あ、お祈りを忘れてました!」

と、エリカが舞台中央に膝立ちして祈りだしました。
もちろん、武田が起き上がる前です(爆…ということで、哀れ武田さんまた下敷き)

エリカ「天にまします我らの父よ。
    願わくば、皆様が携帯電話の電源を切ってくださいますように。
    写真と動画の撮影、音源の収録などをなさいませんように。
    皆さんと、思いっきりライブが楽しめますように。
    アーメン」

エリカさんの御祈りはバッチリ届いていますよ!(笑)
最後に十字を切って、今一度祈ったエリカはパッと顔をあげるとそのまますっと立ち上がって下手へと歩き出します。

エリカ「さ、お祈りも終わったしこれでよし!
    ……あれ?なにか忘れてるような……
    ま、いっか!!」

にっこりと笑顔を見せたエリカは、そのまま軽い足取りで下手へと去って行きました。
哀れ、残されてしまった武田さんは自力で立ち上がることに。

武田「くっそ〜…踏んだり蹴ったりとはこのことだ……
   白いウサギと赤い女に足蹴にされて俺の人生終わりなんて冗談じゃねぇぞ…!
   …負けない。がんばれサムライ日本だ!!(ぐっと立ち上がる)
   こうしちゃいられない。早くあの人探さなきゃ!」

己を奮い立たせ、上手へと駆け出した武田さん。でも、去り際にくるりと振り返り「あ、そうだ……メリークリスマス!!」とちゃんと季節の挨拶をしていかれました。
この巴里の時間は、12月24日のようです。
会場内が徐々に暗くなり、いよいよ巴里ライブの幕があこうとしています。
最初の開演アナウンスはグリシーヌと花火!

グリシーヌ「紳士淑女の皆様。本日は、巴里シャノワールにお越しいただき、誠にありがとうございます」
花火「本日は、いつもと趣向を変えまして、クリスマスバージョンをお送りいたします」
グリシーヌ「聖なる夜を、こうして皆様と過ごすことが出来ること、本当に嬉しく思います」
花火「さぁ、いよいよ幕が上がります。皆様、どうぞごゆっくりお楽しみください」
二人「では、巴里ライブ、スタート!」

27日の昼公演は、ロベリアとコクリコでした。

コクリコ「みんな!今日はシャノワールに遊びにきてくれて、どうもありがとう!
     今日のステージは、いつもと違うクリスマスバージョンをお届けするよ!」
ロベリア「まったく、クリスマスだってのにご苦労な事だ。
     お前ら他にすることないのかよ」
コクリコ「もう、ロベリア、そんなこと言っちゃダメだよ」
ロベリア「まぁ、せっかくだ。最後まで存分に楽しませてやるよ」
コクリコ「それじゃあ、いくよ!」
二人「巴里ライブ、スタート!!」

拍手とほぼ同時に、勇ましい音楽が流れてくる中、赤い両開きの幕が上がり
せりあがっている舞台上にはバックライトでシルエットで浮かびあがる巴里花組が!
中央のエリカが膝をついて、守るように両手を広げ、左右を固めるコクリコとグリシーヌは周りを固めるように立っており、さらに外のロベリアと花火は片膝をついて手をかざす。
徐々に舞台が下がっていき、平面になると全員立ち上がり、陣形はそのままに前へ

♪巴里よ、目覚めよ

最初から新曲です!公平先生の30周年記念コンサートで聞いて、一気に心を打ち抜かれたカッコいいあの曲です!
熱い、戦いの歌です。振付も、それに合わせたのか決めポーズや勇ましさが目立つものでした。(立ち位置は基本変わらず。二番でロベリアと花火が短時間入れ替わったりもしましたが、基本は下手からロベリア、コクリコ、エリカ、グリシーヌ、花火のままです)
が、今回は舞台の前に新曲のCDが発売にならず歌詞が事前にわからないのが痛い!(いつも、ショウ前にがっちり予習組なので…)
なので、今回は聞き取りにチャレンジしてみましたが…間違ってる可能性も大です。ヒアリングは苦手なのです。(爆)
なので、雰囲気だけ汲み取っていただけると…特にキャラ名でくくってない部分は全員で歌っている部分です。

―――――

この道は戦いへと続く
いざ開け城門よ
勇気よ 心の涙も打ち捨て
燃え上がれ自由の翼

炎の鎧を我が身に着け(エリカ・コクリコ・花火)
いざ戦いへ(エリカ・コクリコ・花火)
いざ戦いへ(グリシーヌ・ロベリア)
平和をこの手に握るまで

巴里よ 目覚めよ巴里よ
聞けこの歌を 勝ち鬨の歌を
巴里よ 巴里よ 巴里よ 目覚めよ
ああ 我が故郷よ

エリカ「ここは花の都、巴里」
グリシーヌ「眩い光の中、みな愛を歌い、恋に踊る」
コクリコ「もしそれが、一夜限りの魔法だったとしても」
ロベリア「この手のひらと、この胸に残るぬくもりは真実」
花火「そんな、ささやかだけど大切な幸せを守るため」
エリカ「今、愛の御旗のもとに」
全員「巴里華撃団、参上!!」

悪徳の栄えることはない
今 神の戦士たち
希望の力をこの手につかまえ
広げよう平和の翼

炎の剣を腰に納め(エリカ・コクリコ・花火)
勝利を握る(エリカ・コクリコ・花火)
勝利を握る(グリシーヌ・ロベリア)
この世の悪魔は消え果た

巴里よ 目覚めよ巴里よ
聞けこの歌を 勝ち鬨の歌を
巴里よ 巴里よ 巴里よ 目覚めよ
ああ 我が故郷よ

巴里よ 目覚めよ巴里よ(グリシーヌ)
巴里よ 目覚めよ巴里よ(コクリコ)
巴里よ 目覚めよ巴里よ(ロベリア)
巴里よ 目覚めよ巴里よ(花火)

巴里よ 目覚めよ巴里よ
聞けこの歌を 勝ち鬨の歌を(エリカ)
巴里よ 巴里よ 巴里よ 目覚めよ
ああ我が故郷よ
ああ我が故郷よ

―――――

曲の最後は、登場時と同じようにポーズをとり、最後の音とともにバサリと幕が下りて転換。
オープニングから熱いです!!
その熱気のまま、また拍手が。幕前に上手からシー、下手からメルが登場してきました!
最初に圧倒されたように口を開いたのはメルでした。

メル「すごいことになったわね」
シー「何が?」
メル「青山劇場よ!」
シー「…メル?シャノワールでしょ」

両手を広げて、冷静に訂正するシーに、一瞬固まるメル。
そうです、ある時は大帝国青山劇場にもなりますが、今はまぎれもなくシャノワールです!(笑)

シー「シャノワール」
メル「…そ、そうよね!」
シー「そうだよ、ヒューヒュー!」

もう一度念押しされて、ようやく頷くメル。
「ヒューヒュー」で右手を上にあげて、両足でピョンピョン跳ねるシーがかわいいです!
お互い、中央に向かって歩きながら話を始めます。

シー「それにしても、花組さんたちはあんなに華やかなステージで歌えていいなぁ〜」
メル「皆さん、とっても輝いてるものね」
シー「いいなぁ〜〜あたしも、たまには司会だけじゃなくて
   あたしも、あんな風に歌ってみたいなぁ〜〜
   ……そうだ、メル!今からここで歌っちゃおうか?」

交差し、立ち位置が変わったところでシーが振り返り大胆な提案を。
当然、メルは驚いて確認しますが…

メル「い、今からここで!?」
シー「今からここで!だって今ならだれもいないもんね!
   ね?」

なぜかこちらに念押しされたので、とりあえず拍手でこたえたらメルが納得して頷いてくれました(笑)

メル「そ、そうよね!じゃあ、歌っちゃいましょうか!」
シー「そうだよ!だってここは歌の街」
二人「花の巴里だもの!」

♪花の巴里

メルとシー、そして巴里と言ったらこの曲ですよね!
歌いだし、メルとシーが背中合わせになり自分のパートでくるりと前に変わるのはかわいいと思いました。
間奏部分で幕が開き、下手からロベリア、コクリコ、エリカ、グリシーヌ、花火が表れ、一歩一歩前に出てきて二番から一緒に歌うことに。

―――――

男も女も みんな異邦人 寂しさを抱きしめる恋の町(エリカ、グリシーヌ)
どんな言葉でも すべて歌となり 恋の花が咲く(ロベリア、コクリコ、花火)
巴里 巴里 巴里(全員)
夜は 光溢れ ふたりを照らす 歌は心揺らし 新しい恋を生む(メル、シー)
巴里 花咲き 巴里 花散る ああ ここが巴里 巴里(全員)

―――――

この後のメル、シーのパートでそれぞれ女性ダンサーと腕を組んだ昴さん、サニーさん、新次郎が登場!
昴さんが下手から、サニーさんと新次郎は上手からでした。(サニーさんが手前で、新次郎が奥からでした)
新次郎が両手に女性だなんて、なんて珍しい(笑…サニーさんにちょっとからかわれて照れてる動きを後ろでしてましたね)

最後のサビは、紐育メンバーも交えた全員で歌いあげました!
もちろん、決めポーズも全員で。
両サイドをダンサーさんが固めたうえで、下手からロベリア、大河、コクリコ、シー、エリカ、サニー、メル、グリシーヌ、昴、花火と並びました。
で、なぜかそのポーズをキープしたまま喋り出す面々(笑)

エリカ「あ!紐育のサニーサイドさんに、大河新次郎さん。えっと…」
昴「…九条昴です」
エリカ「そうそう、たぶん知ってます!」
ロベリア「なんで中途半端に紐育の連中が出てきてんだ?」
昴「中途半端なのは、君のその髪型のほうじゃないのか?」
ロベリア「なんだと!?」
グリシーヌ「ハッハッハッハッハッ」
コクリコ「い、いいじゃない!大勢のほうが楽しいもん!ね?」

さすが、巴里一のしっかり者、コクリコ。しっかりまとめてくれました。
ポーズをとったままなので、動けない分それぞれがいつも以上に顔で心情を表わしていて面白かったです。
特に新次郎(笑)他が「あらあら」という、割と大人しく成り行きを見ている感じなのに一人だけ「あわわわわ」という感じで目がきょろきょろしてました。
で、コクリコがまとめてくれたらすぐにニコニコ笑って頷いて。ちなみに、グリシーヌ様は昴の切り返しに実に楽しそうに笑っていました(爆)

サニー「いや〜、はっはっはっはっ!(このタイミングで、全員ポーズをといてトークモードへ)
    なんか、腕がだるいんだけど(笑)
    これには事情がありましてですね!
    明日はクリスマスじゃないですか!」
全員「…明日?!」

全員に囲まれて、全員に同じように怪訝そうな顔をされましたが、それを押し切って日付を12月24日にしてしまいました。
その強引さ、あなたとカンナさんにしかできません!(笑)
舞台には紗幕が下り、しばらくその前で話を進めることに

サニー「そうです!(下手へ移動しながら)
    なんでも、この時期の巴里には恋とショウの魔法がかかっているというじゃありませんか。
    …オ〜、巴里ィよ。麗しの巴里ィ〜ワタシの恋人ーよ。
    あ!そうだ!巴里に行って美味しい生カキとクリームコロッケを食べよう!!ってやってきました」

相変わらず思いつきで動くサニーの説明を補足するべく、慌てて新次郎が前に出てきます。
この間に、若干立ち位置が変わり、下手側にサニー、新次郎、昴が集まり、舞台中央部分には巴里花組。上手側にメルとシーになりました。

大河「そ、そうじゃなくて!…サニーさんは、ぼくにもっと世界のショウを見た方がいいって連れてきてくれたんです」
サニー「そうそうそう!
    ボーイズ・ビー・サプライズ!」
昴「アンビシャス。
  …で、この二人ではいかにも不安なので、同行した」

両手を縦に広げてポーズを決めたものの、冷静に昴に英語のことわざを訂正されたサニーさんがあれ?と頭をかいている間に、サニーと新次郎の間から前に出た昴が、最後の理由を説明。
たしかに、暴走を止めるという点では昴が一番適任なんですよね。(ここで、メルとシーが上手へと下がっていきました)
そんな昴の姿を改めて見たグリシーヌが一歩前に出て声をかける。

グリシーヌ「そなたは、日本人か?」
昴「ああ」
花火「(両手で頬を包みながら、一歩前へ)まぁ。紐育にも同じ日本の方がいるなんて、感激です」
エリカ「きっとサムライなんですよね!エリカ大感激〜〜!!」

一瞬、全員がえっ?と怪訝そうな顔をしましたがお互い、そこは深く突っ込まず冷静に昴さんが訂正します。
(巴里にとっては日常茶飯事。紐育にとってはサニーとジェミニで耐性があるというところでしょうか(笑))

昴「侍ではない。公家だ」
グリシーヌ「おお、そうであったか」
エリカ「…クゲってなんですか?
    でもちょんまげしてないってことは、まだ免許もっていないってことですね!」

同じ、貴族のような家柄とわかったグリシーヌは表情をより和らげるが、聞きおぼえがなかったエリカは首をかしげますが、にこやかに自己完結させて、楽しそうに前に出ながら免許の話を…
大神さんとして、この嘘をついたときは、まさかここまで引っ張られるとは思わなかったなぁ(爆)
“ちょんまげ”と言われた時、眉をひそめながらも左手を頭に添えた昴さんが、ちょっと面白かったです。

グリシーヌ「エリカ!…話をややこしくするでない!」

このままうっかりサニーも加わって修復不可能な方向に進んでしまうのかと思いきや、呼びかけたグリシーヌを筆頭に巴里花組全員に頷かれたエリカは早々に切り替えて次の提案を。
ころころ興味が変わるのは、エリカの短所であり長所です(笑)

エリカ「じゃあ、ここで質問タイムです!」

エリカに促されて、下手からサニー、新次郎、昴、グリシーヌ、コクリコ、花火、ロベリアの順番に並びます。
一番下手のエリカは一歩前に出た状態でさっそく質問をぶつけてきます。

エリカ「じゃあ、最初の質問です!お雑煮に入れるお餅は、丸か四角か!」

そして、興味の方向が読めないのも、エリカです(笑)
唐突すぎる質問ですが、律儀に昴さんが手を挙げて答えてくれます。

昴「……はい。(一歩前に出て)丸だ」
花火「はい。(同じく前に出て)たしか、四角いご家庭もあると聞いたことがあります」

他、地域や家庭によっていろいろと具も違いますよね。
それで、この後どうするのかと思ってるうちに、エリカがまた新しい質問を。

エリカ「じゃあ、次の質問です!
    プリンは、丸か四角か!」

プリンの話題きましたね!(笑)
これは簡単!と勢いよく手を挙げたのは新次郎でした。

大河「はい!(前に出て)丸です!」
グリシーヌ「いや、四角だ。(前に出る)大皿に四角いプリンを乗せ、皆で取り分けて食べるのだ」
大河「へぇ〜巴里のプリンは四角なんですか」
グリシーヌ「まぁ、それが主流だな」

関心して頷く大河に、前に出たままのグリシーヌがそのまま答えると、エリカが小首をかしげて人差し指をあごに当てながら話に参加してきます。

エリカ「え〜?でもエリカ、よく丸いプリン食べてますよ。ほら、サクラ3のゲームのブロマイドにだって…」

ずんずんと舞台中央まで歩きながらエリカがそこまで言ったところで、コクリコとグリシーヌにものすごい勢いで止められました。
最後には花火に「そこは、流してください!」と強制的に新次郎に先に進めるように促しました(笑…ちなみに、ロベリアは呆れた様子で腕を組んで不参加でした)
どうも、深く触れてはいけないようです(爆)

大河「あの!エリカさんはプリンが好きなんですか?」
エリカ「はい!(舞台下手へ腕だけ平泳ぎしながら向かう)プリンのプールに飛び込んで泳いじゃいたいくらい大好きです!」
サニー「ああ、そのプールわたしも泳ぎたいです!紐育に戻ったらさっそく試してみましょうか!」

サニーさんだったら本当にやりそうで怖い!!!(笑)
新次郎と昴が後ろでふるふると首を横に振ってますが、奴はやる!そして味わう前にリカに全部食べられる!(爆)

ロベリア「何なんだ、この無駄な質問タイムは。どーでもいいことしか話してないじゃないか」

誰もが思っていたことを、ズバッと突っ込んだのはやはりロベリアさんでした。

コクリコ「そ、そうだね!そろそろ先に進めようか!」
花火「そうですね、ずっと立ち話もなんですので…」
エリカ「それも面白いじゃないですか!このまま最後までずーーっと立ち話!」
グリシーヌ「それではライブショウにならないではないか!」
エリカ「あっそっか!じゃあさっさと歌いましょうか!」

立ち話でもいいですが、きっとみんないろいろな意味で疲労困憊すると思います(笑)
そろそろライブショウの流れに戻るということで、ハンドマイクを持ってメルとシーが上手から駆け戻ってきました。

メル「司会は私たち〜〜メル!」
シー「シー!に」
二人「お任せくださ〜い!」

二人で舞台中央に並んで声をそろえる二人。
その間に、巴里花組はさりげなくこれから歌う組み合わせに並び直しです。
(紐育組は、下手側ですっかり聞くモードで並んでいます)

メル「では、最初はエリカさんで「祈り」」
シー「グリシーヌ様とロベリアさんで「モンパルナスの夜」」
メル「コクリコと花火さんで「ぼくの巴里 わたしの巴里」三曲続けて」
二人「どうぞ!!」

エリカをステージに残し、シー、グリシーヌ、ロベリアが上手。サニー、新次郎、昴、花火、コクリコ、メルが下手へと去っていきました。
まずは、エリカのソロです!

♪祈り

エリカは比較的ソロが多いのですが、一番最初の歌が今回は歌われました。
黒いスリットの入ったドレスに身を包んだ女性ダンサーが4名登場し、青と赤で2名ずつ羽をまとっています。
頭飾りの白い羽を合わせると、巴里カラーですね。

エリカの振付では、足を左右それぞれ前にふわりと前に出す動きが好きです。
スカートの広がりとともに綺麗に見えるのです。
最後は、両膝をついて祈りをささげるエリカ。その間に、ダンサーさんたちは軽やかなステップで袖へ。
一瞬の暗転後、すぐに次の曲へ。

♪モンパルナスの夜

巴里初期の曲で、夜のイメージが強い曲。
下手からロベリア、上手からグリシーヌが静かに入ってきて、左右に置かれたカフェテーブルのそばで立ち止まり、歌に入ります。
グリシーヌは登場時から持っていたシャンパングラスを見つめながら歌い出し、ロベリアはテーブルに座ってボーイを呼び、注文を出します。
ほどなくして運ばれてきたワイングラスを香りを楽しむように揺らしながら、グリシーヌのパートが終わるとともに立ち上がる。

本来なら、最初から二人一緒に歌う部分があるのですが、そこは今回それぞれのソロパートとして分けたみたいです。
間奏部分ではゆっくりとお互いに中央に向かって歩き出し、互いの位置を変えるように回るが、左右の変更は無くまたそれぞれ最初のテーブルへ戻っていく。

ロベリアの歌の部分では、今度はグリシーヌが腰かけ、グラスをテーブルに置く。
すぐにボーイが表れ、一度グラスを持って袖に帰るが、またすぐに新しいグラスをグリシーヌに渡す。
最後のデュエット部分は歩きながら歌い、グリシーヌが下手、ロベリアが上手でそれぞれ客席の方を向いて歌い上げました。
そのままの方向にはけると、入れ違いでコクリコが上手から、花火が下手から舞台へ。

♪ぼくの巴里 わたしの巴里

これも巴里初期の曲ですね。こちらは、対をなすように朝のイメージのある曲。
舞台中央付近で下手からコクリコ、花火と並び軽くステップを踏みながら歌う二人は本当にかわいらしいです。

最後の「この腕に抱きしめて 生きていく」で二人手をつないで、こちらに後姿を見せながら舞台奥へと歩いていく部分が印象的でした。
最後の背中合わせのポーズもかわいい。
ここで、拍手の中紗幕が下りると、藍色がメインの何やら怪しい雰囲気の照明が…

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