コクリコの楽器について とりなべ 2011/09/28 13:17:47 └余談ながら とりなべ 2011/09/28 14:55:47 └ニャンの葬儀 夢織時代@コクリコアオザイエンディング推奨委員会残党 2011/10/02 01:20:36 └歌の時制 とりなべ 2011/10/06 14:03:38
コクリコの楽器について [返事を書く] |
どれだけ探してもベトナム民族楽器にはなかった、コクリコの「いっしょに歩こう」のイントロのあの「がーちゃっちゃっちゃ」っと鳴ってる楽器。 どうにもわかんなくて、イマジンに問い合わせした所、丁寧な回答をもらったのですが、アジア音源集の中の「羊毛の弓(Wool Bow)」という名前がついたもので、正体は謎、とのことでした。 内部的な事まで教えていただいたにもかかわらず、やっぱり謎です。 いや、ぜったいアメリカ人がテキトーにつけたんだと思うよ、その名前。 どう聞いても弓の弦じゃなくて、竹を弾くような音だし。 ネットでいくら検索範囲を広くしてみても、英語でも簡体字でも繁体字でもまったく出て来ないし。 結局これは、謎のままなのか。 で、ひょんな事から発見したのが、ポンキッキーズの「竹の楽器」特集の中。 http://www.youtube.com/watch?v=fr9nKxoy5qs&feature=related ・・・・・フィリピンの「ヘビ避け」だとぉ? 意外な事にこれ、日本でも割と簡単に手に入ります。 そのうちライブで使ってみたいと思います。 |
とりなべ <rpbyunwque> 2011/09/28 13:17:47 [ノートメニュー] |
▼ Re: コクリコの楽器について [返事を書く] |
余談ながら この「いっしょに歩こう」のイントロで、メロディを奏でている笛に聞こえる音は、中国式の振動紙付き笛「笛子」の音源を加工したものなんですが、これには元ネタがあります。 ベトナムの古都フエの宮廷音楽として伝統的に伝わっている祭礼音楽があるのですが、この中の「哀調」というお葬式に使う部分が、まさにそっくりそのままです。 (つまりあのイントロは、コクリコのお父さんのお葬式を表している、という事でしょう。わあ、なんて悲しいイントロだったんだ。) この部分はベトナムの民族楽器ダン・コー(二胡)で奏でられていて、「いっしょに歩こう」でもかなり忠実に再現されてるのですが、その音色は一般的なダン・コーの甲高い音とは違い、むしろリード楽器みたいな独特の音色になってます。たぶんこの宮廷楽団のものは現代の楽器とは少し違う種類のものなのでしょう。 加工したのが笛の音だからか、それとももともとが笛に聞こえたのか、コクリコがこの曲をライブで歌う際は縦笛を吹く振り付けになってます。 関係者から「あれは笛だ」という説明をされた人もいると聞きましたが、これはちょっと複雑な経緯がある音なんですね。 |
とりなべ <rpbyunwque> 2011/09/28 14:55:47 [ノートメニュー] |
▼ Re: 余談ながら [返事を書く] |
ニャンの葬儀 こんばんは、夢織時代です。 えええええええええええええええええ!? それでは「いっしょに歩こう」の「ふたりで歩くのが」の意味がまったく変わってくるじゃないですか! 十年も経ってからなんという衝撃の事実。 歌詞も未来への(大神を対象とした)願望ではなく、もはや決して叶わなかった希望に見えてきます。 ……3時点でコクリコは11歳でしたっけ。 そちらの方がまだしっくりくる歳です。 久々に巴里前夜一巻を引っ張り出してきて読みました(三巻はまだかのう……)。 コクリコは父親の形見も何もなく、実は死んだという情報すら確証の持てない不確かなものなんですよね。 不本意ながらフランスのために戦った父と、 自らの願いのままにフランスのために戦った娘と。 無名戦士の墓にまとめられているのかすらも定かではない、 もしかしたら今なお戦場に転がったままなのかもしれない、 サクラ大戦3の戦いは、コクリコにとっての果てのない葬儀だったのかもしれないと考え出すと止まらなくなってきました。 コクリコは以前のSSで書ききったつもりでいたけれど、そういえば父親については決着を付けていなかったなあ……。 |
夢織時代@コクリコアオザイエンディング推奨委員会残党 <zvoejguhin> 2011/10/02 01:20:36 [ノートメニュー] |
▼ Re: ニャンの葬儀 [返事を書く] |
歌の時制 エリカ「祈り」が歌っているのは、おそらく大神と出会った後の事。 グリシーヌ「エロイカ」は時期にあまり関係がない。 ロベリア「192455631」は収監時、つまり華撃団と出会う前。 花火「心の傘は」も大神と出会う前。 時制は大きく分けて二種類ですね。 コクリコ「いっしょに歩こう」がどの時点の歌か、というのも二種類受け取れる訳なんですけど…… エリカと同じく「大神に出会って将来を意識した」という時点の歌であるなら、ベトナムの音のイントロはあくまで過去、本人曰く「わすれちゃった」にしたい話、ではあると思います。 コクリコ本人の中で、父親はどういう扱いになっているのか。死去したのか、それとも「死んではいないかもしれない」という希望を持っているのか。 働く事に生を見いだしている現在の姿からは、伺い知れないものはあります。 ただ、葬儀という暗示が正しいとすれば、少なくとも本人の中での死去は確定、ベトナム時代は過去扱い、というのはあるのではないでしょうか。母を捜したものの結局その生活を壊さないために、会う事をしなかった、という過去も含めて。 「IF」的な話として。 ここでもしも、父が生還したとしたら、コクリコの物語はどう展開するのか。 サクラ4的な「夢」ではなく、現実的な選択として、それは可能性を残した未来の一つではあります。 神崎家に帰っていったすみれのように、引退した米田のように、現実的な物語もあるのがサクラ世界だと思う所。 「IF」的な話として、その2。 コクリコはきちんと説得すると動いてくれそうな所があるので、ある意味、敵から見ても非常に有望な資質を持った霊能力者だと思うんですよね。リカリッタの次に若いのも、有望さの一つでしょう。 どれをとっても扱いが難しそうな巴里華撃団メンバーの中ではまだ、ミス巴里のエルザ的な役割にも比較的なりやすそう、というか。 肉親が生きている事が知られると、それを利用される話も出て来る訳で、ドラマが作り易い背景だな、というのは感じる所です。 |
とりなべ <rpbyunwque> 2011/10/06 14:03:38 [ノートメニュー] |