[新しく発言をつくる] [EXIT] [サクラ大戦BBS]
漫画版9巻・ショウ劇場4巻発売

  漫画版9巻・ショウ劇場4巻発売 夢織時代 2009/02/25 01:22:48
  漫画版第九巻感想(全バレ) 夢織時代 2009/02/25 02:12:22
Re: 漫画版9巻・ショウ劇場4巻発売 [返事を書く]
漫画版第九巻感想(全バレ)

さて、断片的にしかマガジンZをチェックしていなかったのですが、
大変燃える展開なのはわかっていたので、発売が楽しみで仕方がありませんでした。
一気に読めるということで、お昼休みに買ってコーヒーを頂きつつ……なんて甘かったです。
頼んだコーヒー飲むのも忘れて一気に読みました。

十年の時を経て出た、サクラ大戦1完全版とも言うべき素晴らしい演出は今回も健在、いや、今回が真骨頂とすら言えるかも。
六破星降魔陣後の諦めそうな気配から、さくらの目覚めで変わる希望への思い。
ああ、ゲームをしていたときの感動と興奮が蘇ります。
魔を封じ込めた門、の正体はまだわからずじまいですが、
これは第二幕で出てくるんじゃないかとまだ期待しています。

38〜39ページの、轟雷号で進入した地下鉄銀座線日本橋駅構内の描写は
さっくりと描かれていましたが、実に細かく書き込まれていて
轟雷号好き、銀座線好きとして感動しました。
なるほど、こうやって進入していったのか……。
45〜46ページにかけての描写は、地味ながら紅蘭機の工兵機としての
重要な存在感が出ていてこれまたよかったです。


一方で、登場した天照の真の姿には大興奮です。
なんという禍々しい、素晴らしい姿でしょうか。
48〜49ページの見開きで姿を見せる黒之巣会アジトは、
広大さとともに、下半分が別のコマになっていて縦幅が縮められていることで
天井の圧迫感が感じられて好きです。
ああ、地底内のアジトというおどろおどろしい気配が素敵すぎる。

そしてアジト内に現れた……ぎゃあああああああああああああ。
ゲーム版で七千体の脇侍が登場したときの絶望感が即座に頭をよぎりました。
もちろんあのシーンのオマージュでしょう。
現実に対戦すると勝てる戦いではないので、工場段階で起動前に爆破……いい演出です。
ここで登場する播磨乙型は、またまた紅蘭の活躍ですが、
これが初登場したのがテレビ版であることを思うと、実に完全版というに相応しいと思いました。

分岐のところで天海の下へ案内する叉丹……このあたりから黒幕の気配が色濃くなってきて燃える燃える燃える。
一方で誘い込まれた天海様は……生身で霊子甲冑を止めたああああ!?
強大さに燃え上がる最終決戦の気配。
反魂の術で歪んでしまったとしても、怒りの中に決して隠しきれない、天海様の江戸という都への愛が黒之巣会ファンとして悲しくも嬉しくありました。
愛した都の時代が違うだけで、どちらも同じ都を愛していたはずなのに。
反魂の術で歪んでいなければ、天海様は帝都に生きている人々をどう思われたのかと、118頁を見てふと思いました。

起動する天照は、起動前よりもさらに禍々しさがパワーアップして素晴らしいです。
そして今回トップランクに感嘆させられた、天海様の幻術。
ああ、散々色々突っ込んだ熱き血潮にのオープニングに対する
まったくもって見事な回答ですよ広井さん!!私の負けです!!
唯一疑問点があるとすれば、この時代に星空の世界を見てさくらが即座に
「宇宙空間!?」と叫んだのはありなのかと思いましたが、
いやいやそこはジュール・ヴェルヌの月世界旅行は既に発刊されているわけですし、
作家鈴野十浪が星の世界を描いた物語を書いていたかもしれないので、
それらを読んで、天空が星の世界であるということを知っていたという説を挙げたいと思います。
図書室で月世界旅行を次の舞台として検討するマリアと会話するさくらくんを夢想しました。

閑話休題。
その幻術を突破する、花組随一の霊力者アイリスの本領発揮!
イリス・エクスプローゼがここまで格好いい技とは、サクラファンを13年やっていて初めて知りましたよ。


六星剛撃陣でこれは勝てないのでは……と思わせたところで、この天海、じゃなかったこの展開はすごい。
叉丹に詰め寄るミロクとの会話……黒之巣会ファンを萌え殺しますか。
地獄に堕ちようとも、の下りは、このままでは終わらないという気配を感じさせてくれます。
第二幕で続きがあるか……!?
しっかりとミロクの「死体」を回収しているあたり、次がいくらでもありそうなのですが!
そして回収に来たのは……マテマテマテ待て待て待て、お前はあああああああああ!?
もうこのあたりでコミックスを持つ手が震えていました。
なんて展開をやってくれますか!
サクラファンを続けていて良かったとつくづく思いました。

骸骨化した天海様は、やはり反魂の術によって変わられてしまった思考なのだと改めて納得しました。
それでも、その根底にある思いは、やはり江戸への愛ではなかったか。
花組の集める光のまぶしさに耐えきれないように顔を背ける天海様は泣いておられるようにも見えました。

そして、決着。
叉丹の手による爆破。
地上への帰還。
もう、初プレイ時の興奮と懐かしさがまぜこぜになって言葉になりません。
すばらしい第一幕閉幕でした。

おまけで付いていた「天照・真」設定原画……なんというサービスでしょう。
解説の中にある「まさに最強最高の霊子甲冑である」……なんつー一文だ。
霊子核機関への言及があればなお良かったのですが、
単体で複数の敵を相手にする幹部機としての戦闘能力を突き詰めれば、
確かにこれは最強機かもしれないと思いました。
神威や光武とはコンセプトがまったく違いますからね。
棺桶のためにこんな機体を用意するあたり、「葵叉丹」の技術者魂をも感じさせる一頁でした。



サクラ大戦熱が再燃している人間には強烈極まる一冊でした。
この一冊であと三年は戦えるぞ。
政先生と広井さんに敬服しつつ、本日はこれにて。
夢織でした。
夢織時代 <zvoejguhin> 2009/02/25 02:12:22 [ノートメニュー]
  (各バレ)エリカ、買っちゃいましたー! Rudolf 2009/02/28 13:16:12
  │└神はおっしゃいました。 夢織時代 2009/03/07 03:21:13
  │ └ああっ神さまっ! Rudolf 2009/03/31 21:02:01
  自分も買いました。 朱天 2009/03/01 10:47:00
  │└売っていません…… 夢織時代 2009/03/07 03:30:04
  │ └ラメジと申します! ラメジ 2009/03/16 12:27:39
  │  └お返事おそくなりましたm(__)m 夢織時代 2009/03/20 04:01:19
  漫画版復活です!! ラメジ 2009/06/14 21:14:18
  ショウ劇場も復活しました!! 朱天 2009/09/30 18:19:40

[サクラ大戦BBS] [EXIT]
新規発言を反映させるにはブラウザの更新ボタンを押してください。