巴里花組&紐育星組ライブ2010レポート 如月紫水 2010/12/16 23:41:37
巴里花組&紐育星組ライブ2010レポート [返事を書く] |
みなさんこんばんは!他の作品に興味を惹かれつつも、まだまだサクラ大戦中心で愛していますな如月紫水です。 さぁ、春の帝都ライブに続いて今年二度目のサクラ大戦の舞台! 今回は巴里花組と紐育星組の合同ライブという今までにない組み合わせですが、ずっと楽しみにしてきました! 会場はお馴染の青山劇場! 今回は大帝国青山劇場ではなく、青山シャノワール劇場ですね。 青山劇場ということで、恒例の開場前のご挨拶もありました! 大神さん、新次郎、田中公平先生、ベロムーチョ武田さんが一人一人握手してくださいました! ロビーにもお花がいっぱい! そして、いつもなら物販コーナーがある場所に今回はパチスロサクラ大戦3の実機がありました! ちなみに、今回の物販は会場外に設置されており、いつもよりロビーが広々として行き来しやすかったです。 もしも今後も青山で舞台があるならば、これが良いかもしれません。 11日以降は、入口すぐに設置されたモニターでサクラ大戦「太正浪漫学園譚」のPVも流れていました(HPで見られるものと同じものです) 毎回、何か新しいものが会場にあるのがじんわりと嬉しいです。 そうこうしているうちに、間もなく開演のアナウンスが入り、席に着くと客席の上手側通路から「ったくやってられねぇよ」とやる気のない声が! そこにいたのはベロムーチョ武田!…なのですが、いつものシャツではなく、フリルのついたハートモチーフの白エプロンとヘッドドレスという出で立ち!!(笑) これがシャノワール仕様なのですね! 上手側の通路を通り、客席に「普通あんなにこき使うか?」と愚痴をこぼしながらステージの方へ。 ステージに上がる直前に「どこから来たの?」とお客さんの一人を捕まえて聞いて(場所はもちろん皆さんバラバラでしたが、遠方の方が多かったです) 「へぇ〜そんな遠くからわざわざシャノワールに!物好きな!」と言いながらステージ上へ。 武田「改めまして、ようこそシャノワールへ! みんなそんなにシャノワールが好きなんだ?(拍手と声援で応える客席) 俺はな、嫌いだよ! いや、たしかに行き倒れてた俺を住み込みで雇ってくれたのはシャノワールだよ? けどよ、こんなに人使い荒い所ないぜ!? メイドの姉ちゃんたちの手伝いや、売店の売り子させられたりするのはいいんだよ! けどよ、赤い服着たシスターに教会の手伝いさせられたり 斧持った姉ちゃんの屋敷掃除させられたり サーカスの嬢ちゃんに動物の世話させられたり 眼鏡の姉ちゃんに財布掏られたり おかっぱの姉ちゃんに弓の手入れの道具の買いに行くのに付き合わされたりして やってられっかってんだ!! ……ん?待てよ…財布掏られるのは別に仕事じゃねぇよな」 ええ、それは合ってますが<仕事じゃない でもその内容はまさに大神さんの生活なので、ある意味うらやましい人多数だと思いますよ(笑) 「でも、あの劇場は変わった奴が多いよな」とステージに上がるための階段に腰掛けて呟き、そのまま「あーあ、もうシャノワールなんて辞めてやる!」と不貞寝。 武田が仕事をボイコットした瞬間、下手から「ウッサウサウサ」と声がして、舞台にほど近い通路からシゾーが満腹とお腹を叩きながら登場! もちろん、手にはハサミを持っています!(笑) そして、登場した瞬間にかかる「ウサギー!!」の掛け声(笑) シゾー「ウサギじゃないピョン!!! ったく…それにしても、人がたくさんいるピョンね。 嬉しそうな顔してるピョンね〜今日は、いったい何があるんですか?」 と、にこやかに近くの人に尋ねるとどこからか絶妙のタイミングで「ウサギショー!」と掛け声がかかり、その場でポーズをとってしまうシゾー(笑) 初日は「嬉しそうな顔〜」の後に「そういう奴はこのハサミで切ってやるピョン!」とお客さんを切っていました。 シゾー「オレ様知ってるピョンね! 今日はここで、巴里花組と紐育星組の合同ライブがあるんだピョン! これをぶっ潰せば、あとは帝都花組だけだピョン!(舞台に上がりながら) 昔、思い起こせば今年の話(笑) 帝都花組ライブに乱入してぶっ潰してやるピョンって言ってたけど オレ様正月に餅食って寝てたら、ライブ終わってたピョン!」 そりゃなんてことでしょう(笑) だからシゾー、三月にいなかったんですね〜! 初日ではここでぼそりと「そういえば、さっきロビーでカンナとレニを見たピョンよ」と言ったら「ウサギー!!」とかかる威勢のいい身長2メートルのお人の良く通る声が!!! 会場が一気にどよめき、シゾーも「どこにいるピョン?!」と動揺してるところに「いない、いなーい!」とお屠蘇で酔っちゃう銀髪ドイツ人のお人の声も!!! おおお、潜んでいらっしゃったんですね!「くっそう、天の声め!あとで切り刻んでやるピョンよ!」とシゾーが悔しがっていましたが「ゲネプロにはさくらも居たピョン」と暴露しつつ、そこで一段落付けて先に進めてました(笑) 初日と11日の昼は「せーの、やってられないピョン!」と武田とわざとらしくタイミングを合わせてお互いの存在に気付いたのですが(笑) 11日の夜では不貞寝したままの武田に「あれ?あそこに貧乏そうなオーラを放ってる石地蔵のような人がね…ちょっとそこの旅の人?」と尋ねつつもがっつり切ってました(笑) で、起き上った武田と対面してお互いに「ああーー!!」となる、と 武田「その、顔色の悪さ!」 シゾー「その貧乏くさい佇まい!」 武田「その無駄にでかいハサミ!」 シゾー「そのアドリブが苦手そうな佇まい!」 武田「シゾ〜〜!」 シゾー「久しぶりだピョンね〜!」 お互いに再会のハグをしますが、すぐにシゾーから離れて距離をとります。 それにしても、お互いの認識がひどい(笑) 」 シゾー「オレ様だまされないピョン!最近、ベロムーチョ武田を名乗る偽物がいるらしいピョンからね」 武田「いねーよ、そんなの!」 シゾー「こう、なんか手拍子したら武田だっていう証拠をみせてくれるかもしれなピョン!」 そう言って、ちょっと強引ですが客席に手拍子を要求してきたのですかさず対応(笑) 武田も仕方が無いのでいつもの「ベロベロダンス」を披露。だんだん調子に乗ってきたシゾーが「そこでバク転!」と言ったところで、できねぇよ!!と言わんばかりにとび蹴りを食らわせて終了となりましたが 「バク転をしないところをみると、本物だな!」と逆に納得されてました(笑) シゾー「いや〜久しぶりだピョン!そんな恰好で何してるピョン?」 武田「いや、オレなシャノワールで働いてんだよ」 シゾー「ん?その前は帝都にいたり紐育にいたりしてなかったピョンか? いったいあんたは何者だ?」 武田「何者って、俺はダンディ団だよ!」 シゾー「ダンディ団ってのは、一人なのか?」 武田「違ぇよ!俺は今出向してるの!生活苦しいんだよ!」 なんか、最後の一言が若干リアルなのですが(笑)シゾーの疑問も至極真っ当と言うか…武田さんの流転の旅は半端ないですよね! でもそんなシャノワールも武田さんは嫌気がさしてるので「辞めてやるんだ、こんなとこ!」と言ったところで遠くから武田を呼ぶ声が! シー「ベロさ〜〜ん、どこ行っちゃったんですか〜?」 メル「次の仕事の時間ですよ〜無駄な抵抗は止めて、出てきてくださ〜い」 その声と共に上手からシーが、下手からメルが登場! 咄嗟に武田はシゾーの後ろに隠れますが…ごまかそうとシゾーの腕をとって挙動不審な動きをしたため、バレバレ(笑) シー「(シゾーの後ろを指さしながら)あ〜、ベロさんみっけ〜」 見つかってしまったからには、出てこないわけにはいかない武田ですが「お前がちゃんと隠さないから見つかっちゃったじゃないか!」とシゾーに八つ当たり(笑) シゾーも「なんでオレ様がお前と中途半端な二人羽織やらなきゃいけないピョン!」と言い返して、二人で軽くどつきあってるとシーが両手を胸の前で合わせてニッコリと笑います。 シー「な〜んだ、ベロさんとシゾーさんって仲良しなんですねぇ〜 じゃあ、次のお仕事も二人でお願いしますぅ」 武田「な、なんでそうなるんだ?!」 シゾー「なんでオレ様がこいつの仕事手伝わされるピョン!?」 メル「二人とも…やってくださいますよ、ね?」 ね?で有無を言わさない視線を二人に送るメル。それにならってシーも二人をじっと見つめて、二人揃って一歩一歩にじり寄り… 無言の圧力をかけると「はい…」「ピョン…」と頷く男性陣(笑) 言質を取ったとたん、ひょいっと男性陣から離れた二人。さすがのコンビネーションです! シー「よかったぁ。ではでは、今から約二時間後に幸せになれる御旗のもとに&地上の戦士講座〜! ヒューヒュー!」 ヒューヒュー! ということで、振付講座です! ここからは立ちあがって、武田先導でそれぞれの振付をおさらいするのですが…シゾーがいちいちボケるのでよく進行が止まります(笑) 御旗で最初にこちらが手をパーで掲げた時に「チョキ!」とハサミを掲げたり、「夢と希望と〜♪」の振り覚えの時に1テンポ遅れたりと、とにかくよく遊びます。武田が思わずとび蹴りを入れたり、メルが俯いて笑いをこらえて動けなくなるぐらい(笑) それでも、なんとか進めて地上の戦士もおさらい。 なんと地上の戦士は今回初!ということで「それじゃあ、お客様がうまくできるかどうかは全部ベロさんにかかってるってことですねぇ〜」とシーがプレッシャーをかける中、講座が進んでいきます。 (ここでもシゾーがピストルの形を作るときに「グワシってどうやるんだっけ?」と年代を問うネタをやってみたりしてました(笑)) 紐育はずっとバキューン講座でしたからね〜でも、あの振付も踊りやすいと思うのでちょうどよいかと! それぞれ最後はメルとシーが後ろ向きになってこちらと同じ動きをしてるのを確認して完了! ここで客席は着席するのですが、初日はその合図を前説の面々が忘れたので、前説中ずっと立ってました(笑…開演アナウンス前にみんな座りだす、という感じで) で、座ったところで講座を終えた武田とシゾーが動こうとするのですが、それを両手を広げてブロックするメルとシー(笑) メル「それでは、あんまりお任せしたくありませんが、次のお仕事です」 武田・シゾー「えぇ〜〜〜!?」 メル「何か?」 武田・シゾー「いえ…」 メル「それでは(ポケットから一枚の紙を取り出す)わたし達のように明るく元気にハキハキと、これを読んでください!」 ビシッと取り出した紙を目の前に突きつけると(ちなみに、シーも同様に紙を取り出しこちらはシゾーに見せています) ここでもシゾーが細かくボケて(シーの掲げる紙を近づかず遠ざかって見るという老眼仕様の動き(笑))武田にぶつかったりとか (初日からそんな調子だったので“あんまりお任せしたくない”という言葉が出てきたのです) 武田「メルです!」 シゾー「シーです!」 武田「お集まりの、紳士淑女の皆様!携帯電話の電源は…お切りくださーーい! メルです!」 シゾー「シーです! 動画の撮影、写真撮影、また音源の録音などは絶対にしないでくださーい! シーです!」 武田「メルです! その他、周りのお客様のご迷惑になる行為はご遠慮くださーい! メルです!」 シゾー「シーです!」 2トーンぐらい高い声で緒注意をする二人でした(笑) なんだか動きや「メルです!」「シーです!」の掛け声がお笑いコンビみたいで、脇にいる本物達は思わず失笑 メル「あの…わたし、そんなですか?」 とメルが思わず真顔で尋ねるほど(笑…ちなみに、シーは苦い顔をしていました) それを笑ってごまかすと、おもむろにシゾーがハサミを持って上手へ歩き出します。 シゾー「さ〜て、オレ様そろそろ庭の整備があるから行かなきゃだピョン」 やっぱりそのハサミ、高枝切りハサミ…(笑) 上手へ去っていくシゾーを拍手で見送り、残された三人も手を振って見送るのですが…武田が「さて、俺もそろそろ…」とどさくさにまぎれて二人の前から逃げようとしますが シー「さて!ベロさんは」 メル「まだまだ次のお仕事がありますよ」 逃亡失敗で二人に挟まれたまま、逃げ場無く下手へ(笑) 抗議の声を一切無視して、そのまま去って行きました。がんばれ武田! 大丈夫、大神さんも通ってきた道です!(笑) 舞台上に誰もいなくなると、徐々に会場が暗くなり、開演アナウンスが響きます。 グリシーヌ「紳士淑女の皆様!本日は、青山シャノワール劇場にお越しいただき まことにありがとうございます」 コクリコ「今日は、いつものショウを変更して、ボクたち巴里花組と紐育星組のスペシャルライブをおおくりします!」 グリシーヌ「一体どのようなステージになるのかわからぬが 精一杯努めてまいる!」 コクリコ「さぁ、いよいよ幕が上がるよ!」 グリシーヌ「それでは、巴里花組&紐育星組!合同スペシャルライブ! スタート!!」 ―――11日・昼 花火「紳士淑女の皆様。本日は、青山シャノワール劇場にお越しいただき まことにありがとうございます」 ロベリア「今日は、いつものプログラムを変更して巴里花組と紐育星組合同のスペシャルライブだ。 あーあ、面倒だなぁ…」 花火「まぁまぁ、ロベリアさん。 特別ボーナスも出る噂もありますし…」 ロベリア「なんだと!? お前ら、盛り上がらないと承知しないからな!」 花火「噂、ですよ… それでは皆様、最後までごゆっくりお楽しみください」 ロベリア「巴里花組&紐育星組合同ライブ、スタート!」 ―――11日・夜 昴「紳士淑女の皆様。本日は、青山シャノワール劇場にお越しいただき まことにありがとうございます」 ダイアナ「本日はわたし達紐育星組が巴里へお伺いして、スペシャルなライブをお届けします」 昴「可憐な花々と煌めく星々の共演をお楽しみください」 ダイアナ「さぁ、いよいよ幕が上がります。 みなさん、準備はいいですか?」 昴「それでは、巴里花組&紐育星組合同ライブ、スタート!」 ――――― 合図とともにオープニングソングが流れ、幕が上がると そこにはせりあがった舞台の上に一列に並ぶ巴里花組と紐育星組の姿が!! 下手からロベリア、ダイアナ、コクリコ、サジータ、エリカ、ジェミニ、グリシーヌ、リカ、花火、昴 と並んでいるのですが、その衣装が!!! 紐育はラストショウ時のモノトーンレビュウ衣装だったのですが、巴里もそれに合わせて新衣装だったのです! 紐育と同じように、モノトーンですが個性あるデザインで、特にグリシーヌの後姿を見るとロングドレスなのですが、前から見るとマイクロミニのスカートにくぎ付けでした! ロベリアはロングスカートなのですが、スリットが紅蘭の様に深いタイプでした。エリカがシルエットはジェミニに近いふわふわスカート、花火もシルエットは似ていますが、こちらはエリカほど広がるスカートでは無かったです。 コクリコもひざ丈より短いスカートなのですが、見せるドロワーズが可愛いです。みんな胸元の当たりに紐育の唇ワッペンのようにおそろいでシャノワールの黒猫ワッペンをつけています。 そして、耳馴染みしていないメロディー…幕開けから新曲です!! ♪愛が香るころに 全員「♪また君に会いたい 二人の胸に再び愛が香る 今宵」 せり上がりが下りてくると、巴里花組・紐育星組に分かれて後列と前列へ。 先に前にきた紐育星組パートから歌います(それが終わると、入れ違いに巴里が前へ) 紐育「♪流れ星に願いを また君に会いたい 暗い夜の思い出 過ぎゆく」 ジェミニ・リカ・ダイアナ「♪いつも出会いは」 「♪熱い気持ちが」 サジータ・昴 「♪突然」 「♪燃え上がって」 紐育「♪満天の星空が巡る 時を超えて 愛は走る 今」 巴里「♪恋を歌うセーヌで また君に会いたい 川は流れ 悲しみは流れて」 エリカ・コクリコ・花火「♪ 「♪凱旋のラッパ」 グリシーヌ・ロベリア 「♪ 「♪高らかに鳴り響く」 巴里「♪天空の大天使 駆け下りて 恋の花を 咲かせるだろう 今」 すみません、巴里の1フレーズ……聞き取り出来なかったので空けてあります;; それぞれの都市パートが終わると、間奏部分を踊りながら再び一列に並び歌の後半へ。 エリカ「♪それでもたぶん 別れの時はやってくるのでしょう」 ジェミニ「♪魔法の時が 消えるように」 全員「♪愛は 永久に忘れない」 エリカ「♪またきっと 会えるよ」 ジェミニ「♪そうきっと 会えるね」 曲調が落ち着き、二人の歌声が響く中、ラスサビへ向かうと同時に後ろから 下手からメル、大神。上手からサニー、新次郎、シーが合流しよりステージが華やかに。 大神さんが「檄!帝〜最終章〜」の白タキシードだったのですが、それに合わせて新次郎も白タキシードだったんです!!(ただ、中のベストが二人ともスパンコールで作られていました。大神さんは中のベストが青で、新次郎は赤です) 全員「♪また君に会いたい 二人の胸に再び愛が 香るとき また君に会いたい 二人の胸に再び愛が 香るとき 春はめぐる いつも美しく 君に会いたい 二人の胸に 愛が香る 今宵」 全員で盛り上げる中、昔からのファンはある一節に反応 もちろん「春はめぐる いつも美しく」の部分です。そう、メロディーラインもそのまま「夢のつづき」なのです! この部分を聞いた瞬間、ああこれはやっぱり帝都が入ってこそ完成する三都のレビュウ曲なんだと思いました。 今回は帝都パートを抜いての初お披露目でしたが、早くフル版を聞きたいですね! 最後は、全員が前方に出てポーズ! 下手からロベリア、ダイアナ、コクリコ、メル、サジータ、大神、エリカ、サニー、ジェミニ、大河、グリシーヌ、シー、リカ、花火、昴ですね。 舞台いっぱいぎゅうぎゅうなイメージですが、男性陣はやや後ろに下がったり、一部の人が膝をつくポーズだったりと工夫していました。 そして、その決めポーズのまま会話が始まります(笑…その後ろで、舞台には紗幕がかかり、奥が見えない状態に) サニー「予期せぬ展開! これが本当のサプライズ…!」 ジェミニ「巴里花組の皆さんとの合同ライブが実現するなんて、本当に嬉しいです!」 エリカ「はい!エリカも、大感激です!」 大神「これはなんだか、歴史が動いたって感じだな!」 大河「だれが、動かしているのでしょうか?」 サニー「それはもちろん、お客様だよ!」 そんな事を言われたら、拍手しないわけにはまいりません!(笑) 昴「サニーにしては、珍しく的を射た答えだが…とりあえず、僕たちが動こうか」 その拍手を一通り受けたところで、昴の冷静なツッコミによりようやく動き出す皆さん(笑) やれやれ、と固まった身体をほぐすように動き出す中、さりげなく上手に巴里花組、下手に紐育星組が集まって行きます。(男性陣とメルとシーは舞台中央ですが、一歩引いた部分で纏まっています) その最中、エリカが右手を元気よく上げながら上手に行きつつ全体を見渡します。 エリカ「はいはーい!ではここで、恒例の質問タイムでーす!」 コクリコ「恒例って、いつから恒例になったのさ?」 エリカ「え?今日からですよ? なんだか、たくさんの人が集まってますが、誰か有名人でも来てるんですか?」 ニコニコとテンション高くコクリコに尋ねるエリカは今日もエリカ…という感じの質問に慣れている巴里花組でさえ驚く顔を見せています。 グリシーヌ「エリカ…お主、今自分でエリカ大感激ですー!って言ったばかりであろう? 今日は我ら巴里花組と紐育星組の合同ライブだ!」 ロベリア「ったく、どうしてお前はいつもそうなんだ?…バカだからか?」 ロベリアに面と向かってバカと言われたエリカは“がーーん!”とショックを受けてコクリコに泣きついていきます。 その発言に対し、花火がさっと前に出てフォローを入れるのですが 花火「ロベリアさん、言いすぎです!エリカさんは… ひたすら前向きで…後ろを、振り返らず。 足元も、よく見えず。 ときどき、自分がどこにいるのかもわからなくなる。 ただ、それだけなんです」 コクリコ「…花火。それロベリアよりひどいよ?」 コクリコのツッコミが全てを物語ってくれてるのですが、フォローになってません! むしろ、傷口に塩を塗り込んでいます!!が、花火の言い方が功を成しているのか当のエリカはひどい発言だと思っていないようです(笑) やれやれ…といった様子のロベリアとグリシーヌですが、対岸から聞こえてくる笑い声にピクリと反応し、その笑い声の主であるサジータに鋭い視線を向けます。 グリシーヌ「何がおかしい?」 サジータ「いや…(一歩巴里側に近づき)今日は巴里花組の実力を間近で見られるって言うから わざわざ紐育から来たが……そんなチームワークじゃ、大したことなさそうだな」 ロベリア「何だと?」 サジータ「おっと。手ぇ出したら訴えるよ」 ジェミニ「ま、まぁまぁまぁ!せっかくのライブ何だから、ケンカはやめようよ!」 掴みかからんとするロベリアに、すかさず牽制するサジータ。 舞台中央で火花を散らす二人に、咄嗟にジェミニが近づき宥めて、それぞれを離しますが… (この時点で、中央奥に潜んでいるサポートメンバーたちが何やら相談を始めています) リカ「なぁ、サジータそいつ悪いヤツなのか?!(うんうん、と頷くサジータ。ちょっと慌てるジェミニ) 悪いヤツはとりあえず撃っとく!これリカの掟!!(銃を抜こうとするも、レビュウ服なので銃が無い) あ!むぅーーーー!!」(悔しそうに唸りながら、手ピストルをロベリアに向ける) ロベリア「へぇ…やってごらんよ」 悔しがるリカがものすごく可愛いのですが!!(笑) そんな子供の威勢のよさにニヤリと口の端を釣り上げ前に立ちはだかろうとするロベリアですが、それよりも一歩早くダイアナが動いてリカの前に滑り込み、その肩を押して下手の方へ下げさせます。 ダイアナ「ダメですリカ〜〜〜! たしかにロベリアさんは、見た目は怖そうですが きっと悪い人じゃないですよ! (ロベリアの方へ向き直り)ほら!眼鏡の奥の瞳が、とっても優しそうですもの…! (ロベリア、ダイアナのキラキラした目に寒気がしたのかそそくさと巴里サイドへ) ね、昴さんも何か言ってくださいよ!」 昴「…昴は思った。こんな子供じみた争いには付き合ってられない、と」 言いながら前に出てくる昴さん。ですが、その言葉はクールなもので一体この場をどうおさめたらいいのか…とダイアナが困り顔であたりを見渡していると、パン!と大きく手を叩いてサニーサイドが前に出てきます。 サニー「わかりました!では、こうしましょう! 皆さんには、この舞台の上で勝負をしてもらいましょう!」 巴里・紐育「勝負!?」 サニー「勝負と言っても直接戦うわけじゃあありません。 皆さんは、役者であり、歌手であり、表現者です! そうでしょう!?」 サニーさんの言葉に「まぁ…」「うむ…」とそれぞれ曖昧ながらも頷くと、サニーさんは満足げに笑ってサポートメンバーから出た案をさらに提案していきます。 サニー「では、大神くん!」 大神「はい!(サニーとハイタッチで立ち位置交換) …えー、時にはライバルと手を組んででも 今日のライブで自分の魅力を遺憾なく発揮し お客様をより楽しませた方を勝ちとする!」 大神から告げられた勝負内容に、俄かにざわめく両組 大神「俺とサニーさんは中立の立場をとる メルくんとシーくん、そして新次郎! それぞれのサポートについてくれ!」 メル・シー「はい!」 大河「了解!」 司令から指示を受けて、それぞれ上手、下手へと動き出す。 この時の相談方法が、それぞれ違っていておもしろかったです。 巴里花組はまるで円陣を組むように立って頭を突き合わせていたのですが、紐育は手前にいるリカ、ジェミニが膝をついて奥にいる新次郎、サジータ、ダイアナ、昴の顔が良く見える状態での作戦会議となっていました。 シー「それでは、いきますよぉ〜〜!(巴里花組の前を通ってから中央へ)お集まりの、紳士淑女の皆様!」 メル「本日は、予定を変更して、特別なショーをご覧にいれます!」 シー「巴里花組!」 巴里花組「ボンジュール!」 メル「紐育星組!」 紐育星組「バッキューン!」 このスポットが当たった瞬間にポーズを取れるスタア性!!(笑) 巴里は基本の決めポーズをそれぞれ決めて、紐育はみんなで手をピストルの形に作ってこれまたいつものバキューンポーズ。 メル「どちらがよりお客様を楽しませることができるのか」 シー「その目でしっかりとご覧ください! では、トップバッターは巴里花組、エリカさんと!(えぇ!?と動揺するエリカを中央まで引っ張る) メルと、あたし。三人でーす!」 エリカ「ええっ!?」 動揺するエリカを中心に据えて、メル、シーと左右ではさんだ状態で前奏が有無を言わさずスタート! (他のメンバーは、それぞれ巴里が上手、紐育が下手へはけたのですが、なぜかロベリアとサジータだけは遠い逆側にはけていきました) つづく |
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2010/12/16 23:41:37 [ノートメニュー] |
├第一幕その2 如月紫水 2010/12/16 23:42:42 ├第一幕その3&幕間 如月紫水 2010/12/16 23:43:32 ├第二幕その1 如月紫水 2010/12/16 23:45:12 ├第二幕その2 如月紫水 2010/12/16 23:47:09 ├第二幕その3 如月紫水 2010/12/16 23:47:27 ├千穐楽サプライズ集 如月紫水 2010/12/16 23:48:05 │└トークライブ2010のダイジェスト 如月紫水 2010/12/16 23:49:45 ├ありがとうございます 銀次郎@桐島家 2010/12/18 22:36:50 │└土曜の夜のあれは 如月紫水 2010/12/21 00:04:59 └\待ってました!/ フェル 2010/12/22 19:02:52 └待っていてくれてありがとう! 如月紫水 2010/12/23 23:57:25