[新しく発言をつくる] [EXIT] [サクラ大戦BBS]
紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜レポート

  紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜レポート 如月紫水 2011/08/06 15:54:05
  第一幕その2 如月紫水 2011/08/06 15:57:10
  第一幕その3 如月紫水 2011/08/06 15:57:57
Re: 紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜レポート [返事を書く]
第一幕その3


さて、暗転の後、背景に街のセットが現れ舞台は再び紐育の街並みへ。
今度は、車のクラクションの音や雑踏の音も入ってきます。そして、街を行きかう人々も(ダンサーの皆さんが男装
そこに下手から現れたのは…シアター支給のヘッドドレスとエプロンを身に付けた武田!(笑…プラムが着ているようなやつです)
手にしたメモを見ながら、不満げに歩いてきます。

武田「ウォール街のホットドック二つ…こんなん自分で買いに行けってんだ!
   ドリンクバーの姉ちゃんも、売店の嬢ちゃんもホンット人使い荒いんだから!
   (ぼやきつつも、上手へ向かいながら街並みを眺める)
   でも、いろいろあったけどやっぱ俺には紐育の水が合ってるよな〜
   あ!この際、武田って名前も紐育っぽく変えちゃうか。
   ベロムーチョ・ダニーとか。(悩みながら、下手へ)
   ベロムーチョ…ウィリアムスとか!
   ベロムーチョ…フォー!ジャクソンとか!
   ベロムーチョ…アイヤー!チェーンとか!」
??「武田…」
武田「いや、チェーンはアメリカっぽくないよな」
??「武田…!」
武田「ノンノンノン!アイアム・ノット武田!」
??「武田!!」
武田「って、この声は…!!」

しばらく、聞こえてくる声に気づかず独り言を言って盛り上がっていた武田ですが
声の主に察しがついた武田は慌てて辺りを見渡します。
帽子を目深にかぶって立つスーツの人の帽子を外してみますが、それはハズレ。
でも響くお馴染のイントロに辺りを探し続けると下手通路から西村、上手通路からボスが登場!!!

♪ダンディー

街の人に扮したダンサーたちも引き連れて、ダンディに歌い踊るボス!!
ボスがセンターに到着する前、武田がその位置を一生懸命掃除していたのが印象的です(笑)
しかし、ボスは相変わらずの安定感ですね…!!
しっかりバッチリ歌い上げた所で、武田が感動の再会に目をうるませていると、二人からはまずツッコミが(笑)

西村「おい武田!誰がダニーだ、ジャクソンだ!」
ボス「紐育を満喫してるようだな。着るものまで、すっかり変っちまって」
西村「これ、あれか?ブロードウェイ最先端の流行か何かか?」
武田「何言ってるんですか!これには訳があってですね!
   っていうかボス〜〜!!(感極まってボスにハグ)
   アニキ〜〜!!紐育まで何しに?」
ボス「決まってるだろ、スターファイブさんの舞台を見に来たんだよ」

にこやかなボスの渡米の理由に、武田は一瞬虚をつかれて言葉を詰まらせます。

武田「それだけ?それだけの為に、わざわざ?」
ボス「それだけだと…!?お前、流浪の旅を続けている間に、大切なものを忘れちまったんじゃねぇだろうな」
西村「(びしりと明後日を指さし)そこに音楽がある限り、歌って踊らずにはいられない」
ボス「そこに舞台がある限り、見て応援せずにはいられない!
   それが俺たち………ダンディ団!!」

西村の台詞の後、キメポーズを入れようとする武田ですが、ボスがさらに続けたので一瞬戸惑っていましたが
即座に対応して、長めの決めポーズもばっちり決めました!

武田「いやいやいや最・先・端!なんか、言う事も増えてるし!
   今までは、そこに音楽がある限り、歌って踊らずにはいられないだけだったのに
   そこに舞台がある限り、見て応援せずにはいられない!それが!!
   あ…(気まずそうに下手へ歩き)スゲー言い辛いんですけど、スターファイブ
   今休演中ですよ(武田の一言に、ショックを隠せないボスと西村)
   次の舞台は一カ月…いや、二か月先だったかな」

目を合わせずに言う武田の後ろで、頭を抱える西村と、うろたえるボス。
ショックついでに、西村は武田に飛び蹴りをおみまい!(笑)

西村「バカ!!なんでそれを先に言ってくれないんだ!」
ボス「紐育まで来ちまって、どうしてくれんだ!」
武田「無茶言わないでくださいよ!二人が来ることだって知らなかったんスから!!」

起き上る武田に、西村とボスはいつもの調子で無茶振りを。

西村「ボス、とんだ無駄足になっちまいましたね」
ボス「このまま帰るのも癪だな…おい武田。
   お前、このあたり案内しろ」
武田「ええっ!?」
ボス「舞台が見れないなら、せめて観光くらいしないとな」

悠々と言い放つボスに、武田は目を泳がせながら口を開きます。

武田「いや…ご案内したいのは山々なんですが、でも俺いま仕事の途中で…」
西村「お前、ボスと仕事とどっちが大事なんだよ!」
武田「なんスか、その我儘な彼女みたいな言い方!
   (西村に首根っこを掴みあげられて)……ボスです」

有無を言わせない西村とボスでした(笑)
西村が武田を離し、立ち上がったところで改めて号令をかけます。

ボス「おう。じゃあ行くぞ!」
武田「はい!」

と同時にクラクションが鳴り響き、驚いた武田がボスに一瞬抱きつき、その勢いで西村にも抱きつこうとしますが、それは軽くスルーされていました(笑)
三人が下手へと下がると、街の人々に扮したダンサーの人たちを舞台に残し、上手から聞きなれない曲と共にダイアナ、リカ、サジータが楽しげに踊りながら登場
(リカはマントをつけていたため、肩にノコが乗っていませんでした)

♪恋バナ

まさかの新曲!!
舞台中央で楽しげに並んで歌うこの三人の歌はすごく可愛かったです!
ということで、一応耳コピ歌詞を…

三人
誰かが誰かに恋してる
そんな噂で盛り上がる
どうしてこんなにワクワクするの

サジータ
ランチのデザートは恋バナにして

ダイアナ
誰かが誰かに恋してる ステキ

サジータ
もしかしてその話 あなたの事

ダイアナ
いいえ違います これは噂話

リカ
だけど わからない
なんで恋をするの

サジータ
それは相手を認めるから

リカ
だけど認めてくれないときは?

ダイアナ
それでもいいの
私の気持ちが あなたを好きならば

三人
誰かが誰かに恋してる
そんな話で盛り上がる
どうしてこんなにワクワクするの

ここの間奏部分で、街の人の恋愛模様を見るそれぞれの反応が面白かったです。
特にキスシーンを目撃した時の反応が、サジータさんは口笛を吹かんばかりの笑顔で、ダイアナはきゃっと驚いて顔を手で隠していました。
リカは、とにかく楽しそうに走り回ってました(笑)

リカ
恋は刺激的
いつもドキドキする

サジータ
恋は終わる時がくるけど

リカ
冷めてしまえば終わりじゃなくて

ダイアナ
誰かを好きになることで 次の恋が生まれて行く

三人
誰かが誰かに恋してる
そんな噂で盛り上がる
どうしてこんなに ワクワクするの
恋には不思議な力があって

サジータ「恋する」リカ「恋する」ダイアナ「恋する」
二人だけじゃなくて
噂を話すあなたを含め
周りの人も元気にしちゃう
サジータ「だから」リカ「だから」ダイアナ「だから」
恋しましょ
リカ「あー」サジータ「あー」ダイアナ「あー」
恋をしましょ!

とにかく終始元気な曲でした!
三人は笑顔のままダンサーさんたちと下手へ。
続いて、舞台中央から現れたのは、私服のジェミニと昴さん。
(ジェミニは帽子無しでした)
これまた聞きなれないメロディー…新曲第二弾です!

♪恋のetc

ジェミニ
恋はとんでもない 心乱れ ボクがバラバラ
なんでなんでなんで


それは病気だから仕方がないのさ
どうせ冷めるもの 恋は 2年 2年

ここで、ラッシー先生と一人の女性ダンサーが舞台上に現れて、歌の間にダンス。
この二人は、正装でした。
そして、舞台の上段上手から買い物を終えてそれぞれ紙袋を抱えたプラム、大河、杏里が現れて、しばし何かを話していましたが
歌が2番に入るところで、そのまま下手へと歩いて行きました。

ジェミニ
恋はとんでもない 恋が2年ってどういうことさ
なんでなんでなんで


それは君の脳が発熱するから
そして発熱すると危ないから 脳が冷ます それが2年
だから2年で冷める

ジェミニ
ふーん?

ここで長い間奏になるのですが、ラッシー先生と女性ダンサーのペアダンスが中央で繰り広げられ
昴曰く「2年の恋」を表していました(ジェミニと昴は、上手の階段付近でそれを見ていました)
はじめは仲睦まじく踊っていたのですが、最後は女性の強烈な平手打ちがラッシー先生の頬に炸裂。
そのショックのまま、ラッシー先生は下手へはけて行きました。


それでも恋をした方がいい
恋は捨てたもんじゃない
自分じゃない他人と出会う事で人は成長できるから

自分のパートを歌いながら、前に出てくる昴さん。
女性ダンサーが下手でしばらくソロダンスを踊っていたのですが、昴さんのパートが終わると下手へはけて行きました。
そして、ジェミニも立ち上がり、二人が舞台前方で歌っている最中に、舞台の奥では転換が行われていました。

ジェミニ
そうか恋に悩んで苦しい気持ちも きっといつかわかるんだね
恋は成長のエトセトラ

二人
恋は頑固な自分を優しく壊すもの
胸を張り生きる力
ジェミニ「恋は」昴「恋は」
ジェミニ「恋は」昴「恋は」
恋は成長のエトセトラ

最後は上手に現れたドリンクバー前でお互いに背中合わせのポーズ。
二人に当たっていたスポットが消えて、代わりに舞台全体に照明が入って下手上段からサジータ、リカ、ダイアナも登場。
(ちなみに、このときのリカはマント無しで、肩にノコをのせていました)
そして、舞台中央から大河とプラム、杏里が袋を抱えて入ってくると、場は一気ににぎやかに。

リカ「あ!しんじろーー!」

まずリカが新次郎に最初に声をかけると、気づいてなかったジェミニと昴も振り返り全員の注目を受けることに。
新次郎と目があった瞬間、ダイアナのようにくらりとよろめくジェミニがものすごくかわいいんですが!!
そして、それを支えてあげる昴さん(笑)
ちなみに、下手ではダイアナが似たような状態になっていましたが、こちらはとにかく胸が高鳴っているようでした。

大河「あ、皆さん!ちょうどいいところに。
   みんなに聞いてもらいたいことが」

けれど、そんなスターファイブの様子には気付かず、ドリンクバーのカウンターに荷物を置いて意気揚々と話しだそうとする新次郎なのですが…

ダイアナ「大河さん〜!(がしっと新次郎の両手を掴んで)
     あのですね、昨日セントラルパークで
     可愛い小鳥の巣を見つけたんですけど
     一緒に見に行きませんか?」

まずはダイアナさんの先制攻撃!(笑)
突然のことで、おそらく新次郎の中では超高速LIPSがタイムアップするころにサジータがダイアナの腰を掴んでひきはがし、代わりに自分が新次郎の目の前へ。
この時、上手ではジェミニが昴さんに「どう誘えばいい!?」とマジ相談していました(笑)
そして、その悩みに真面目に付き合ってあげる昴さん(笑)

サジータ「新次郎、今度二人で遠出でもしないかい?
     気晴らしにさ」

その間に、サジータは新次郎の肩に右手を置き、空いている左手を自分の口元に当ててから、あっけに取られてるままの新次郎の口元に…!!
あと数センチで間接キス―――!!というところで
昴さんから「ラリーと一緒」とアドバイスを受けたジェミニが即行動!!(笑)

ジェミニ「ねぇ新次郎!久しぶりに、ラリーに会いに行かない?
     (自分の腰に新次郎の両手を添えさせて)ラリーも会いたがってるよぉ〜!」

くるりと新次郎を自分の方へ向けて、エア乗馬で早くもデートに思いを馳せるジェミニですが…

リカ「しんじろー、リカお腹すいたぞ〜!!
   腹ペコ、腹ペコ〜くるくるくる〜〜!」

すかさず、下手から回り込んできた、リカに新次郎を奪われていましたが、気付かずしばらくエア乗馬続行なジェミニ(笑)
この間、下手ではサジータとダイアナによるある種の不毛な争いが繰り広げられてました(笑…といっても、お互い、行こうとしたら相手の腰を掴んで下げさせるという微笑ましいものでしたが)
でも、リカが言葉通りくるくるくる〜!と回転したのでその勢いで昴の方へ飛ばされる新次郎(笑)
もちろん、昴さんはそれを支えて上げます。

昴「大丈夫か?新次郎」

これ、初日の台詞なのですが……個人的におほーーー!!となりました!
だって、昴さんはゲーム本編でパートナーに選ばない限り、こう呼んでくれないんですから!!
実は昴さんも静かなる参戦表明か!?と思ったのですが…二日目以降、きっちり「大河」に修正されていました(笑)
なんだ、単なる間違いだったのか(爆)
と、ここまでずっと場に流されていた大河ですが、ここで止まったことでハッとなって昴に向き直りました。

大河「ああ!そうだ昴さん!あのですね、ぼく閃いたんです―――!」

ですが、そんな新次郎の言葉をさえぎって、自分の主張を通すために再び、今度は他のメンバーを気にすることなく全員が上手にいる新次郎のもとへ詰め寄ります。
そんな大騒ぎしているところで、下手上段からサニー、ラチェットに案内されて織姫、レニの四名がロビーに現れるのですが入って早々の大騒ぎにラチェットが足早に階段を下りていきます。

ラチェット「ちょっとなにしてるの、あなたたち!」

ですが、話に夢中になっている面々はラチェットの声に気づかず、大騒ぎ続行。
そこに…

織姫「たのもーーーーーーーー!!!!」

ものすごい勢いで突き抜ける織姫の声!!!(笑)
さすがにこれには全員が注目。
一番近くでそれを聞いたレニは、耳に手を当てていましたが、ゆっくりとそれを外すと、まずツッコミを。

レニ「織姫……ちょっと使い方違うかも」
織姫「そうでしたか?でも静かになったでーす」

悪びれる様子もなく、いっそ得意気な織姫と、それを黙って見守るレニを見て昴さんが珍しく表情ごと驚きを表しました。

昴「織姫…!レニ!」
ジェミニ「帝都花組の…!」
織姫「チャオ!ソレッタ・織姫でーす!」
レニ「こんにちは。レニです」

昴さん以外は、急に帝都花組のスタアが来たことに驚き、喜んでいますが
やっぱり昴さんはどこか複雑そうな顔をしています。
突然やってきた二人が階段を下り、下手へやってきたところで、ラチェットがドリンクバーの前で並んだメンバーの前へ。

ラチェット「星組のみんなを紹介するわ。
      まず、ジェミニ。
      サジータ。ダイアナ。リカ。
      そして、隊長の大河くん。
      (咳払いをして促すプラムと杏里を見て)
      プラムと、杏里」

それぞれ「こんにちは!」と言われたら同じように返す二人。
(礼をしたら、礼を返し、という具合。リカが片足を前に「こんにちは!」と元気よく挨拶したら、その通りに二人とも返していました)
そして、最後に残った昴さんは、お互いに目を合わせて一瞬他とは違う独特の空気が流れます。

ラチェット「昴は…よく知ってるわね」
織姫「もちろんでーす」
昴「相変わらずだな、織姫」
織姫「チャオ、昴!」
レニ「昴…久しぶり」
昴「レニ…(数歩前に出て)…織姫の保護者役、御苦労さま」

ぺこり、と頭を下げる昴さんの絶妙な間(笑)
これに面喰って食ってかかる織姫ですが、その後ろでレニは微笑んでいました。

織姫「ちょっと、どういうことですかー!!」
レニ「もうだいぶ慣れた」
織姫「それもどういう意味ですかー!!
   (くすくすと笑うラチェットに)ラチェット!」
ラチェット「あなたたちがこんな風に話をするなんて、想像もつかなかった」

織姫を中心に賑やかなやりとりをしていた面々ですが、ラチェットの一言をキッカケに
全員が記憶をたどって、複雑な表情を浮かべています。

昴「欧州星組か…」
ラチェット「まさか、こうして再び顔をそろえる日が来るなんてね」
レニ「あの頃…欧州星組の頃は、みんなとロクに話もしなかったから」
織姫「そうですか?(ひらりとテーブル席に座りながら)結構話してたと思いますけど」
昴「たしかに、織姫は話していたな。極めて一方的に」

下手へ歩きながら指摘する昴に、立ち上がる織姫(笑)
この四人の会話に、完全に置いてきぼりになっているリカ、ジェミニ、プラム、杏里、大河、ダイアナ、サジータ。
全員、互いに顔を見合わせては首を傾げます。

リカ「なぁ、欧州星組ってなんだ?紐育星組の仲間か?」

そして、疑問に思ったらすぐ口に出すリカが一歩前へ出て、質問を。
さて、どう話せばよいものか…とラチェット、サニーへ視線を滑らせる三人。
ずっと下手で話を見守っていたサニーがどうぞ、と手で合図をしたので昴が一歩前へ。

昴「欧州星組とは、帝国華撃団発足の数年前に編成された、霊的都市防衛の実験部隊だ」
織姫「(それでも首を傾げるリカに)つまり!
   超天才ばっかりを集めた、超優秀な部隊ってことでーす!
   まぁ、半年もしないうちに解散しちゃいましたけど」
サジータ「え?超天才ばっかり集めた、超優秀な部隊なのに、なんでそんなすぐに解散したんだ?」
織姫「それはですねー…あれは、何年ぐらい前でしたっけ?」

少しためらいつつも、そのまま話し出しそうな織姫に、レニが慌てて前にでて話を遮ります。

レニ「あああ!織姫、そろそろシエスタの時間じゃない?」
織姫「え?」
レニ「シエスタ!お昼寝。寝ないと肌に悪いんでしょ?
   特に今は長い船旅で疲れてるから…ほら!いつもより肌にハリがないよ!」

レニに気押されるまま、下手へと向かう織姫。
一瞬目を合わせた昴が“よく話を遮った”的に頷いていたのが印象的です。

織姫「そんなこと…(そっと両手で頬に触れて)あるでーーす!!
   (わなわなと手を見つめながら中央へ)手袋越しににもわかる乙女の肌のピンチ!
   ラチェット、すぐにベッドを用意するでーす…」(二日目はベッドプリーズになっていました)
ラチェット「はいはい。じゃあ案内するわ」(二日目はすぐにベットを用意するわ)

ショックを隠さず、後ろから織姫の肩を掴んだラチェットが苦笑いを浮かべながらも、素早く反転し、揃って舞台の奥へ。
それに、レニもすっとついて行きます。
慌てたのは、話に聞き入ろうとしていた欧州星組を知らない面々です。

サジータ「ちょっ…あたしの質問の答えは!?」
織姫「シエスタ!!」
サジータ「シエスタって…」
昴「それを聞いてどうする?
  昴は言った……ただの昔話にしかすぎない、と…」

まだ食い下がりそうな勢いのあるサジータを、昴は厳しい視線と言葉でピシャリと諫め、そのまま下手で沈黙。
これ以上の詮索は無用、と全身で示し、動けなくなってしまった紐育メンバーに、サニーさんが話題転換の意味を含めて訊ねます。

サニー「ところで君たち、さっきは何をそんなに話していたんだい?
    何か、面白いことでもあったのかい?」

この一言に、全員が先程までの争奪戦(笑)を思い出し、昴以外の四人が一斉に新次郎を捕まえにかかったのですが
それよりも早く新次郎が歩き出し四人は空振り(笑)
真直ぐ進むその先に昴さんがいたので空振り組が「ああ!?」となったのですが、新次郎はそこでは立ち止まらずそのままサニーさんの前へ。
この時の四人の反応が「なんだ、サニーか」と安心しきったのがツボでした(笑)
そして、昴もそんな新次郎の背中を見つつ、じりじりとお互いの動きを警戒する四人の方へ。
(この時、さりげなくノコを手にして今回もひっそりばっちりノコ芸を披露することに(笑))

大河「サニーさん…!」
サニー「どうしたんだい?そんなに瞳をキラキラさせて」
大河「あの…次の舞台についてなんですけど
   ぼくに任せてくれませんか?」

ちなみに、プラムと杏里は新次郎を応援するべく、上手から下手へ移動して二人の会話を後ろから食い入るように見つめています。
自分から舞台にかかわりたいと言い出した新次郎に、サニーさんは声のトーンを落として諭す。

…のですが、そんなシリアスムードお構いなしで上手ではスターファイブの攻防戦(笑)が続いています。
一番手を取ろうとしたジェミニを慌てて引き戻した事をキッカケにお互いがお互いを牽制(笑…この時のジェミニが、前に垂らしている髪をくるんと指で整えてから歩き出すのが可愛くてツボです)
ノコを好きに散歩させる昴さんを中心に、全員が中腰になってぐるぐる回るのは、下手とのギャップも手伝って本当におかしかったし、目が離せませんでした(笑)

サニー「ほう…君自らその台詞を言うという事が、どんなに重い責任を負うか、わかってるのかね?
    もう、サニーさんに言われて、なんて言い訳はできないよ?」
大河「それでも、ぼくはやりたいんです!
   紐育の人々が明るく、元気になれる舞台を!」

どこまでも真直ぐに、自分が描く未来に向かって目を輝かせる新次郎。
胸に手を当てて、きっぱりと言いきるその姿を、サニーさんは正面から受け止めて深く頷くと舞台中央に向かって歩き出します。

……と、下手ですっごい真面目なシーンが繰り広げられているのですが、上手でのスターファイブはまだまだバトル中(笑)
ついにみんなが動き出そうか!というところで、ようやくサニーさんの動きに気づいて舞台中央へと意識を向けます。
(このタイミングで、昴さんはノコをリカの肩に戻していました)

サニー「そうだね、確かに昨今はやれ失恋映画だって湿っぽくていけないよ。
    ブロードウェイ、いや紐育は常に明るく華やかでなくてはならない!
    (振り返り、下手にいる大河を見つめる)それを、君が取り戻してくれるのかい?」
大河「……はい!!」
サニー「…そこまで言うなら、君の熱意を信じよう!」
大河「ありがとうございます!!」

深々と頭を下げる新次郎に、表情を明るくして「良かったわね!」とそれぞれ声をかける杏里とプラム。
手を取り合って喜び…その流れで振付へ(笑)
そして、サニーさんは舞台中央で両手を広げて高らかに言い放ちます。

サニー「紐育に煌めく夢。それがブロードウェイ。それこそが紐育!」
プラム「♪煌めく夢」
杏里「♪輝く夜」
ワンペア「♪ここは全て 叶う場所だ ブロードウェイ ブロードウェイ ブロードウェイ!」

♪バラ色の人生

前奏部分で「みんな、ぼくに力を貸してほしい!」と舞台中央で呼びかける新次郎に頷き、全員で歌い踊ります。
久しぶりの曲ですが、このストーリーの流れにピッタリだと思います…!
一番とラスサビのみの短縮版(というか、長い間奏部分とささやき声の「開け open the door」の部分が無い感じです)
(二日の昼は、ダンスの勢いかリカの肩からノコが飛んで行ってしまい、曲の後半ずっとリカがノコを片手に踊っていました)

ラスサビで全員で歌い上げる「ブロードウェイ」には圧巻の一言。
(空耳かもしれませんが、最後のコーラス、レニや織姫の影コーラスが入っている気がしました)
明るく華やか、これこそがサニーさんが言ったブロードウェイ!
圧倒されるまま拍手をしていると、幕が下りて一幕終了!!

もう一幕終了!?と思わずにはいられなかったです。
今回は本当に引き込まれた!
その余韻に浸るように拍手をしていると、ほどなくして上手から息を整えつつプラムと杏里が駆け込んできました!(笑)

ワンペア「はい!…せーの!三分間ショッピングゥ〜〜!」

帝都とは違う、紐育用の3分間ショッピングのテーマに合わせて、中央へ向かう二人に続き、上手から商品が乗ったピンクのワゴンを押して新次郎も登場!
曲に合わせて三人が中央を位置取って、いざ三分間ショッピングのスタートです!

大河「はい!本日ご紹介するのは…」

と、プラムと杏里に挟まれた新次郎が商品を紹介しようとしたら下手から「ダンディー!ダンディー!」と言いながら武田が登場!
もちろん今回の公演グッズを身につけて!(笑)
三人の周りをしばらく走っていたのですが

プラム「なんか、蚊がいるわね」
大河「夏ですからね」

とスルーされてたので(笑)上手で「ダンディー体操始めー!」と首にかけていたタオルを外して、ストレッチ。
もちろん、ダンディーを歌いながら(笑)
プラムさんが「そろそろ気づこうか?」と前置きしたので、頷いた新次郎が上手にいる武田に近づいて声をかけます。

大河「あの、ダンディー体操している所すみません!それって、もしかして!」
武田「(ニヤリと笑って)おめぇさん目が高いね!
   これは、リトルリップシアター特製のスポーツタオルだろ
   ロゴ入りTシャツに、そしてハーフなおパンツだよ!」

それぞれ、アイテムを目立つように掲げたり、つまんだり、ハーフなおパンツを穿いた太ももを叩いてみたりとアピール。
そうか、今回の服アイテムはトレーニングアイテムでもあるのですね!(笑)

大河「着心地はどうですか?」
武田「もうね、最高だよ!(タオルを軽く掲げて)軽くて肌触りもいいしな!
   ちょっと、それもうちょっとこっちにやって(プラムと杏里に、ワゴンを少し前に出すように指示)
   これ着てると、こんなことも!」

軽く助走をつけて、武田は跳び箱の要領でワゴンを飛び越えて下手へ!
予想していなかったアクション的な動きに、思わず拍手!

プラム「きゃっふ〜〜ん!もう、素晴らしいわね!惚れちゃいそう!」

と、プラムは武田の肩からタオルをするりと外してタオルに頬を当ててうっとり(笑)
武田ではなく、タオル効果のようです(笑)

大河「いいな〜ぼくもこんなスポーツタオル欲しいな〜!」
プラム「このタオルが欲しいなってそんな風に思ってるそこのあなた!」

と、ここからプラムと杏里の猛烈売り込み!(笑)
詳細を書いたメモがなぜか抜けてるのですが(滅)…Tシャツは「メッシュ素材で着心地抜群!お値段…3000円!」と紹介して
「そして、暑い夏をクールに乗り切るハーフなおパンツ。お値段…3500円!!」と紹介。もちろん、タオルも。
その全てに「安い!!」とお約束の掛け声をする客席!!(笑)

杏里「これらすべて、リトルリップ青年館物販コーナーでお買い求めいただけます!」
大河「皆様どうぞ、よろしくお願いします!!」

全員が深々と頭を下げて、今一度のアピール!
今回、会場ではかなりタオルが売れていたようです。
かなり細かく印刷が綺麗に出る仕上がりだったので、現物を見て購入を決めた方が多かったのでしょうか?
と、ここで武田がいち早く上手へと走り出しました。

武田「ダンディー!ダンディー!(袖に入る瞬間振り返り)おう、しっかり売れよ!!」

珍しく、カッコ良く去っていきました!(笑)
それを見送り、一拍後「以上!三分間ショッピングでした〜!!」と締める三人。

大河「はい!!ここからは、地上の戦士振付&バキューン講座です!」

そして、間髪いれずに次のコーナーへ!
そう!そういえば今回前説にこれがなかったんですよ!!
ぶっつけ本番か!?と思っていたのですが、そこはきっちりフォローしてくれました!
ということで、サビの部分を新次郎の歌でみんなでおさらい。新次郎がアカペラで歌っていたのですが

プラム「キーが高い!」
大河「ぼく仕様です(笑)」

ちょっと高めに歌っていたので、プラムからツッコミが入りました(笑)
順調に進んでいたのですが、最後のキメ「我ら紐育華撃団」の部分で上手から駆け込んできて、バキューンだけしていく武田(笑)

杏里「…今のなんですか?!」
大河「幻覚ですかね?いや、残像ですね。気にしないでください!」

イキナリ目の前に武田が現れて去って行ったので、杏里が困った顔してました(笑)
「二番では歌詞が変わりますが、振付は同じです!」と新次郎が補足を入れて、次の講座に。

大河「では、続きましてバキューン講座に行きたいと思います!!
   ぼくが、せーのと言ったらこう、ポーズをとってくださいね!」

お馴染の説明で、レクチャーして行くのですが…ここでもバキューンで武田が登場!
今度は下手から(笑)
しかも、すぐにはけず、しばらく下手の階段でバキューンを繰り返していたのでプラムさんが無言で下手へと手まねき。
するとボスと西村が回収に現れて、西村が武田を取り押さえ、ボスが一斗缶の蓋で本気のどつき!(笑)
やっぱり、武田を叩くには一斗缶ですよね!!!(大笑)

武田「あ、ボスTシャツ買いました?タオルは?
   (再びバシッと叩かれる)いってーー!!」

そのまま、下手へと引きづられて行きました(笑)
それを見送った三人は、今度こそ締めへ。
あ、二日目の夜からは、二階席は立たないでと新次郎の注意事項が増えました。
初日は言われなかったのに、夜から増えたってことは昼に立ってしまった人がいたのでしょうね。

大河「はい、というわけで地上の戦士&バキューン講座でした〜!」
プラム「では、ここから20分の休憩です!」
杏里「皆さん、おトイレやお買いものやお買いものやお買いものなどおすませくださいね」
大河「それでは、ぼくたちも行きましょうか!」

三分間ショッピングの音楽が流れる中、元気に下手へ向かう三人ですが、ワゴンを忘れていることをプラムや杏里に指摘され、ちょっと戻ってワゴンを押す新次郎。
でも、曲の終わりと共にきっちり下手へたどり着いて笑顔で手を振って去って行きました!


この3分間ショッピングのコーナー、なんと前説同様交互に日替わりでした!!
ということで、もう一つのパターンも…

プラムさんが「本日ご紹介します商品は…」と話し出すと下手から扇子を手にした双葉さんと、オペラグラスで辺りを見渡すラッシー先生がやってきました!


大河「あれあれあれ?母さん、にラッシー先生、良い物持ってますね〜!」
双葉「これか?いいだろ〜!
   これは、松原先生の素敵な描き下ろしが入った特製扇子だ!
   センスが良い!扇子が良い!」
杏里「そしてこちらは、ロゴ入りオペラグラスですね!」
プラム「白と青の二種類があるのよね!」
ラッシー「その通り!よくできました!」
大河「なんだかすごい説明くさい台詞ですけど…(笑)
   どうですか?使ってみて」

まぁ、そういうコーナーですから(笑)
しかし、ここでも楽しげな双葉さんは本当に今回弾けています(笑)

双葉「やっぱり、日本の夏はこれだなぁ
   和の心を忘れてはいかん。(下手にいた杏里に近づき、一緒にあおぐ)
   暑い夏は、こうして雅に涼もうぞ」
杏里「私も、和の心を忘れないようにしたいです!」

ラッシー「普通、舞台は全体を見るものですが
     お気に入りのスターは、少しでも
     近くで見てみたい!それが、ファン心ですよね。
     そんなときはこのオペラグラス!
     (上手に向かい、くるりと振り返って新次郎の顔を凝視)…あ!大変。毛穴!」
大河「ヤダ、恥ずかしいっ」

両手を頬に当てて照れるなんて、なんでそこで女性っぽいんですか!!(笑)
あれですか、プチミントの心が…と思っていたら

大河以外「…は、置いといて」

と、全員でツッコミが入って即座に元に戻りました(笑)

大河「和の心に、ファン心。どちらも大切にしたい心ですね。
   でも…お高いんですよねぇ〜〜」
プラム「はい〜…スターファイブの風が香る、この扇子。
    今回、頑張りました。
    …2000円!!」

この時のプラム、通販会社トーカ堂の社長さんのモノマネをしていたので、わかる人には面白くてしょうがなかったみたいです(笑)
もちろん、掛け声は「安い!!」のみ!(笑)

プラム「そして、武道館でもきっと役立つ、このオペラグラス!
    こちらも、頑張りました。
    …1500円!!」

確かに、武道館では必須アイテムかもしれません(笑)
こちらにも「安い!!」と声をかけると、再びオペラグラスを覗きこんだラッシー先生が双葉さんをロックオン。

ラッシー「双葉さん!!事件です!
     お肌のハリが、まったく!完全に!なくなってます!!」
双葉「そんなこと…(頬に手を当てて)あるでーーす!!
   乙女のピンチでーす!シエスタしまーーす!!」

すっごい似てる!テンションまで似てる!!(笑)
フラフラと下手へ帰る様まで似てる(大笑)
その後をついてラッシー先生も下手へ。

三人「以上!三分間ショッピングでした〜〜!
   ジンジンジン! ジンジンジン!」
プラム「懐かしい!」

はい、懐かしいですが客席は即座に対応です(笑)
続いてこちらも地上の戦士&バキューン講座に。
ちなみに、武田の乱入はなく、至極平和に終わりました(笑)
如月紫水 <rxqkycrwxn> 2011/08/06 15:57:57 [ノートメニュー]
  第二幕その1 如月紫水 2011/08/06 15:58:57
  第二幕その2 如月紫水 2011/08/06 15:59:29
  千穐楽ダイジェスト 如月紫水 2011/08/06 15:59:56
   ├待ってましたァッ! とりなべ 2011/08/07 13:06:41
   │└待っていてくれてありがとう!! 如月紫水 2011/08/08 23:50:44
   ├これがなくては!! 朱天 2011/08/07 16:03:13
   │└いえいえ! 如月紫水 2011/08/08 23:52:57
   └脳内再生! 夢織時代 2011/08/10 01:38:52
    └二つの星組! 如月紫水 2011/08/12 21:00:03

[サクラ大戦BBS] [EXIT]
新規発言を反映させるにはブラウザの更新ボタンを押してください。