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「巴里前夜2巻」、買ってきました(≧▽≦)←ココはバレ無

  「巴里前夜2巻」、買ってきました(≧▽≦)←ココはバレ無 Rudolf@順次バレ無し追記中 2005/11/23 21:58:05
  (バレ)まずはさわりだけ→読了 Rudolf@12/10、21:10追記 2005/11/23 21:59:02
  通して読むとそれなりに(内容全バレ) 夢織時代 2005/11/23 23:53:30
  │└お返事遅れました;その1 Rudolf@各種バレ込みです 2005/12/11 19:44:03
  感想完了です(巴里前夜2バレです)。 てつごろう 2005/11/24 13:39:42
Re: 「巴里前夜2巻」、買ってきました(≧▽≦)←ココはバレ無 [返事を書く]
感想完了です(巴里前夜2バレです)。

こんにちは、Rudolfさん、てつごろうです。
巴里前夜2巻の感想ツリーをありがとうございます。

実は私も全く同じ危惧を抱いていたですよ(小文字のところですね)。
土日と祝日を挟んで尚ツリーが建たないって…と。
でも自分ではちょっと荷が重かったので、他人頼みだったんですが(爆)。

さて、私は発売日に浪漫堂で買いまして、帰りの新幹線で一通り
本編だけは読みました。
オマケの戦争関係資料は、ちょっと後回しにして今読んでいます。
とりあえず本編の感想を。


「花火編」

>ロベさんと二人でベンチに座っている絵なんて汗さえ描けば
>ひきつった笑みにしか見えてこないんですよ

私もそう思いました(いきなりソコかよ)。
というか本当にそういう心境だったんではないかと思います、花火君。
ホラ、ロベ姉さんったらチェーン振り回していますから、
花火君もかなり距離を置いて座ってますよね。
それでも動じないのが真の大和撫子なのかもしれませんが(笑)。

内容については、ほぼ予想通りの展開だと思いました。
私は連載は読んでおりませんので、今回が初見ですが、
花火君前夜を書くのに、フィリップとの事を外すわけにはいきませんものね。

ただフィリップと出会う前や、出会った当初の花火君の性格設定が、
あまりにも極端で、そのせいで本人の内面描写がほとんど無かった事が残念でした。
彼女なりの、葛藤でも確信でも良いのですが、そういった内面が
あってこその、あの「大和撫子」であって欲しかったです。

グリシーヌは格好良いですね。さすがグリ様です。
沈没の場面でのあの勇気、あの友情があったからこそ、サクラ3での
あの二人の関係があったのだなぁと思いました。

フィリップとの別離のシーンでは、何とかサクラ3の回想シーンと
繋げていますが、ちょっと苦しかったような気がします。
特にフィリップが避難できなかった必然性があまり感じられませんでした。

という事で私としては花火編は、それなりには楽しめましたが、
感動的にはイマイチでした。


「ロベリア編」

前夜としては異例でしょうが、伝聞という形での一つのエピソードのみで、
本人の台詞すらあんまり出てきませんね。
単なる外伝の一つといった出来上がりなのですが、お話自体は気に入りました。

ロベリアがロベリアとしてしっかり描かれているように思うのです。
考えてみれば彼女はサクラ3の時にも、あまり考えや性格を
作品中でも変えていませんよね。
やはり彼女は昔からああいう「アニキ肌」の女性だったのでしょう。
それはそれで大変ステキですが(爆)。

ただ彼女がどうしてああいう性格になったのか、という経緯は知りたいですね。
それを書くのが本来の「前夜」だと思いますが、ロベリアは設定上難しいでしょうね。

この作品ではとにかくアグネスという少女の性格設定が素晴らしいです。
エリカ真っ青です(笑)。
次回のシリーズにサブキャラで登場して欲しいです。
(霊力があるようなので、メインキャラでも行けるか?)

それから作者が苦労しながら情報収集している様子を
作者の視点で語っているのが面白かったです。
考えてみれば、私達は巴里華撃団のメンバーが活躍する場面を、
常に目の当たりにしていますが、当時の一般の人々は
その正体さえも知らないわけですよね。
そういった作者の焦りみたいなものが、文面から感じられて新鮮でした。
ちょっと文章がもったいつけ過ぎですが(笑)。

という事でロベリア編は意外にも私は結構気に入りました。


「全般」

両編を通じて感じた印象は、そこそこ良くまとまった小品という感じです。
ただあの第一巻の時の、管理人さんもご存知の私の怒涛の感動(笑)は、
残念ながら今回は得られませんでした。
ヒロインも違いますから一概には比べられないのですが、であればこそ
次回のエリカ編に期待します。

ただこの流れで行くと、エリカ編で丸々一冊書かなきゃならないんだけど、
大丈夫かな?作者が暴走しないといいんだけど(爆)。
それとも意表をついて、メル・シー前夜とのカップリング!?(それOK)


その他の部分についての感想は、読了後にまとまったら追加します。
それでは失礼します。てつごろうでした〜


【以下12/5 戦史部分の追加感想です】

…随分間が空いてしまいましたが、「巴里前夜2」に付属している金子技師執筆の
「巴里前夜の背景」についての感想を追加します。

と言っても実は私は戦史にはあんまり興味が無いんです。
昔から歴史の授業が(日本史世界史とも)好きでじゃなかったのも影響していると思います。
だって年号が覚えられないんだもん(爆)。
という事で内容そのものより、このパートの意義というかそんなモノに対して。

ご存知のように「小説巴里前夜」には、前巻にもこの「巴里前夜の背景」が付属されています。
これは帝都編に比べて、時代背景や設定の裏打ちなどの補完の絶対量が少ない巴里編の世界に、
厚みや説得力を加えようという試みだと思います。

帝都編の「サクラ大戦前夜」の時にはそんな物はありませんでしたが、本編及びその他の
メディアによって、太正世界がしっかり補完されていましたし、何より同じ日本人という事で
我々の理解、想像、感情移入ともたやすかったように思います。

確かにこの金子技師渾身の作品により、我々は巴里前夜に登場する各キャラクターや
蒸気機械(主に兵器)への理解が深まり、物語の臨場感が増していると思います。
しかし私が思うに、この作品はあくまで「巴里前夜」の補完にはなるものの、
「サクラ大戦3」の巴里世界の補完にはなっていないのではないのでしょうか。

前巻分も通じて、私も当時の兵器や戦争の状況には詳しくなったと思うのですが、
だからと言ってサクラ3の世界への理解が深まったとは思えないのです。
サクラ3、いやもっと言えばサクラ世界そのものが、欧州大戦という歴史を避けては
通れないという事もあるのでしょうが、サクラ大戦は戦争物ではありません。

もちろん霊子甲冑は兵器からの発展品ですので、その出自を語るのは無駄では
ないでしょうが、今回の飛行船や潜水艦までの描写、説明が必要でしょうか?
それなら巴里の「怪人」や「オーク巨樹」、もっと言えば「パリシィ」についての
設定の裏打ちや追加設定があっても良かったのではないでしょうか。
そして当時の巴里の人々の暮らしぶりなども。
巴里前夜の3巻目となる「エリカ編」では、ぜひそこらあたりを描写していただきたいと思っています。


さてそんな事を言いながらも実は結構楽しく読ませていただきました(ヲイ)。
特に面白かったものをいくつか挙げてみます。
もちろん兵器や戦史にはど素人ですので、色々間違っているかと思いますが、
あくまで私が感じた印象という事でご容赦ください。

「蒸気潜水艦」
これ、ホントにあったんでしょうか?
想像すると乗員の環境的には大変過酷なものだったと思います。
蒸気機関の発生する熱と音は、内燃機関とは比べ物にならないくらいだと思います。
そしてそれらと外部から完全に遮断された艦内で、真正面から対峙する彼らに心から同情します(爆)。
それから蒸気を海中に放出するとしたら、凄い泡になりますよね。
ソナーがなくてもすぐ見つけられるような気がします(笑)。

「飛行空母」
これはすごい発想ですね。
ぜひイラストでも良いから見てみたいです。さぞかし壮観だと思いますね。
ただ問題は、この空母は飛行船でしょうから、水素もしくはヘリウムガスの塊ですよね。
着艦に失敗した飛行機が追突しようものなら、空母一艦がまるごとオシャカになりそうです(笑)。

「霊力の定義」
公式に霊力=妖力とはっきり書かれていて、今後の参考文献になりそうです。
ただ霊力を単純に=精神力としているのはどうなんでしょう?
精神力にも色々ありますし、それだけだと何だかありがたみが少なく感じるのですが。

「アイゼンギガント」
当然お気に入りです。
アイゼンリーゼも好きだったんですが、この無駄な大きさがたまりません(笑)。
これもぜひイラストを見てみたいですね。
ただ霊力伝達装置の構造がなんとも…
ついディ○ロニウス探索装置の、あの超非人道的暴挙を思い出してげんなりしました(爆)。

それから今頃気づいたのですが、巴里前夜って現代で書かれているという設定なんですね。
恥ずかしながら、アグネスがおばあちゃんだという少女の存在で気付きました(爆)。
一巻目もそうでしたっけ?
「サクラ大戦前夜」はどうでしたっけ?
ちょっと確認しないとわからないので何とも言えないのですが、やっぱり「背景」と同様、
同時代かそれよりやや後くらいに書かれた設定の方がしっくりきます。
文中に「プラモデル」とか出てくるとどうにも…(フィギュアじゃないだけマシですが、爆)


という事で、ちょっと斜めから見たような書き方になってしまいましたが、
第三巻には大きく期待しています。そして来るべき「紐育前夜」にも。
それでは失礼します。てつごろうでした〜

てつごろう <ybdfigfzvq> 2005/11/24 13:39:42 [ノートメニュー]
  │└お返事遅れました;その2 Rudolf@各種バレ込みです 2005/12/11 19:44:32
  若干の加筆修正(バレ) 螢ジロー 2005/11/26 20:42:24
  │└お返事遅れました;その3 Rudolf@各種バレ込みです 2005/12/11 19:44:49
  (やたらバレ)いんたーみっしょん Rudolf@12/8は島本須美さんのバースデーです☆ 2005/12/08 22:18:47

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