百花繚乱夢物語(モバサク)「福の神の財宝」イベントに関する考察 夢織時代 2016/01/28 02:06:58 ├百花繚乱夢物語総括・ゲーム概要 夢織時代 2016/03/29 02:07:51 ├メインストーリー一覧 夢織時代 2016/04/03 02:16:42 ├イベントストーリー事件一覧 夢織時代 2016/04/03 02:18:10 └ここまでの情報を元にした考察もしくは妄想 夢織時代 2016/04/19 00:53:13
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モバサクこと百花繚乱夢物語の一月イベント「福の神の財宝」編が終わりました。 表面上はジョークで終わる酷いオチのように思えましたが、メモっていたキーワードを見ていると実はとんでもなく色々と考えられたイベントのように思えてきました。 まず、霊死病患者の女性が神社の娘ですが、霊具から見て弁財天と恵比寿に関する神社であることは間違いありません。 元々は天海様が財宝の在り処を示す「琵琶」を探していました。 女性は琵琶の隠された神社の娘であり、琵琶をどこかで見かけているはずだと天海様は検討をつけていました。 そして、実家の裏に「琵琶の形の池」があった、という証言。 その池が水不足で干上がったときに、変な石碑が出てきた。 この石碑を天海様が浮上させ、石碑に江戸城の財宝の有りかが記載されているものと思ったら で、オチは「財宝」ではなく「裁縫」、書かれていたのは江戸城大奥の裁縫秘伝であるということでした。 が、このイベントはギャグで終わる話ではないのではないか、という気がしてきました。 琵琶の形の池、という単語から、多くの方は真っ先に琵琶湖を想像するでしょう。 しかし、帝都東京に琵琶湖はありません。 でも、それを元にして作った池は存在するのだそうです。 比叡山延暦寺を構える琵琶湖に合わせて、上野寛永寺を構えるように作られた、不忍池です。 もちろん、この不忍池を作ったのは、天海様であらせられます。 そう、サクラ大戦第一話、戦闘マップでも登場してきたあの不忍池です。 不忍池の中心に何があるのか、聖地巡礼をしたサクラファンならご存知でしょう。 弁財天を祭る「弁天堂」です。 弁財天の霊具、が出てきた以上、ほぼ確定と言っていいでしょう。 深層世界に存在していた池とは、(天海様が整備したころとは形状が変わっていますが)不忍池でほぼ間違いありません。 この不忍池が干上がったときに石碑が出てきました。 ですが、裁縫の秘伝なぞわざわざ石碑に残す意義があるでしょうか? しかも、わざわざ人目を憚るように池の底に沈めてまで。 むしろ裁縫の秘伝なんてのはカモフラージュで、実際にはその石碑の中に、あるいは文中に何かが隠されていたのではないか、という疑いが出てきます。 天海様が求める財宝に関する「何か」が不忍池にあった。 それが、初めて黒之巣会死天王が姿を現す場所と一致した。 これは、偶然でしょうか。 その財宝が何か、ということについては材料が足りません。 が、少なくとも単純なお宝ではないでしょう。 一つ考えられるのは、かの「銀座」「金座」を管理していた大久保長安を謀殺した折に取り上げた財宝、ということも考えられます。 が、ここはむしろもう一つの霊具、「恵比寿」に注目したいと考えます。 東京で恵比寿というと山手線の駅にもなっている地名が真っ先に連想されるでしょうが、これはエビスビールの工場があったことから明治以降に付けられた名前なので、天海様とはあまり関係ありません。 むしろ、すっかり忘れられている旦那さんが漁師であるということ。 恵比寿、という単語から思い出される、海に流された神「ヒルコ」に関し、 復活のための何か、ではないか、と考えられます。 ……もう少し考えたら追記します。 今晩は寝ます。 ・・ヒルコというと、 20年前にこれに切り込んだ某名作SSを思い出さずにはいられないのですが。 |
夢織時代 <zvoejguhin> 2016/01/28 02:06:58 [ノートメニュー] |
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百花繚乱夢物語総括・ゲーム概要 こんばんは、夢織時代です。 モバサクの愛称で知られるスマートフォン用サービス「百花繚乱夢物語」が終了してしまいました。 サクラ大戦20周年の冒頭から大変残念な展開です。 このサービス、時折ソーシャルゲームのニュースサイトでリリースは挙がっていましたが、サービスについて取り上げる記事は少なく、このままだと幻のサービスになってしまうおそれがあります。 Ameba版にて参加していたプレイヤの端くれとして、このサービスの記録を残しておこうと思います。 また、設定についての考察も合わせて行いたいと思います。 基本ストーリー 配信時のリリースから。 >帝都では、「霊死病」という、人の心に降魔が憑りつき、死に至らしめる事件が頻発していました。主人公(ユーザー)は、霊死病事件を解決するため「帝国華撃団・夢組」の隊長となり、真宮寺さくらなど花組の隊員とともに「新型霊子甲冑・霊武」に搭乗して、降魔に憑りつかれた人々の「深層世界」に入るこむことになります。 主人公の任務の手助けをするのは、初登場となる夢組の隊員「御子柴まつり」です。行く手を阻む降魔を倒しながら、ストーリーを進めましょう。 http://www.inside-games.jp/article/2014/08/09/79348.html 設定年代:サクラ大戦V以降〜「君あるがため」前後 新次郎を始めとする紐育組が参加しているため、少なくともサクラ大戦Vより後なのは確実である。 一方、DS版サクラ大戦「君あるがため」のジャンヌダルク一党に関する台詞は一つも見られない。 しかし、華撃団間の交流がかなり活発になっており、他華撃団の面々とも初めてではないような口ぶりも多々見られるため、「君あるがため」事件より後である可能性もそれなりに高い。 サービス中に二度のハロウィンとクリスマスが来て、ますます時期がわからなくなってしまうのは、ソシャゲとしてご愛嬌。 登場人物 主人公:帝国華撃団夢組隊長 名前はユーザーによる決定。 海軍士官学校出身(第一話「夢の始まり」より)。 「霊力の素養が高い割に それを使いこなせていない」(ラストイベント「夢のつづきの続き」後編ボスによる評価) 「霊力の潜在能力から選出しましたが…… 神託によるお告げ以上に、隊員の信頼を つかみとっている」(第三話「炎の大救出作戦」まつりによる説明) 現在の帝国華撃団総司令が誰であるかを知らされていないため、この霊死病事件への対応のために大神又は加山が海軍に掛けあってスカウトした人物であると考えられる。 まだ試用期間に近い扱いであるらしく、華撃団の謎について知らされていないことがかなり多い。 酒にとことん弱いという弱点がある。 夢組隊員:御子柴まつり チュートリアルから用語集その他ほとんどに出てくる本作の要。 サービス終了時点では彼女が事実上の正ヒロイン扱いである。 自分自身で深層世界に入り込むこともあるが、どちらかといえば現実世界から「ウデワトロン」を介してサポートをすることが多い。主人公の調査依頼に即座に対応する手腕は驚異的。 太正浪漫街道・新章でも彼女の名前は確認されないので、今作が初登場だと思われる。 夢組隊員:藤咲かぐや イベントシナリオ「竹取夢物語」より登場し、第5話「帝都忍法帖」以降はレギュラー登場する。 記憶喪失だがアイリスに匹敵するという絶大な霊力を持つ。 深層世界では彼女の別人格らしい存在と対決することが幾度かある。 かなりの伏線が張られているが、サービス終了時点ではなお正体不明。 誕生日は公式に9月17日。 夢組隊員:ホリー・クライトン イベントシナリオ「倫敦から来た少女」より登場し、第13話「燃えよ拳」以降はレギュラー登場する。 倫敦在住の夢組隊員であり、本職のエクソシスト。超霊媒体質を持ち、幽体離脱したこともある。ハイスクールを卒業したら正式に加入予定。 日本到着後は巫女服(夢組制服?)を常用する。 プラムから舞台で行う悪魔退治について相談を受けていることもあり(深層境界突撃作戦前の会話より)、実際に悪魔祓いの経験がある模様。 その他の登場人物について 帝都花組は全員、帝劇三人娘も全員、潜降メンバーとして登場する。また特筆すべきところでは、乙女組の野々村つぼみ隊員も潜降メンバーとして登場する。 非潜降メンバーとしては、月組隊長加山雄一、帝撃副司令藤枝かえで、それから何故か「モギリの大神さん」も登場する。 帝撃創設者である米田一基中将や帝国華撃団薔薇組の面々は確認されていない。また、夢組について詳しく書かれた「太正浪漫街道・新章」に登場する夢組の面々の名前は確認されていない。 巴里からは巴里花組は全員、さらにメルとシーも潜降メンバーとして登場する。 一方、巴里司令グラン・マと迫水典通は登場しない他、ジュルジュ、ドミニクも登場しない。 レノ神父は序盤の霊死病患者として顔を出してしっかり登場する。 また、ジャン班長は顔こそ登場しないが、紅蘭の発明品への協力者として名前のみ登場する。エビヤン警部についてもロベリアから言及がある。 ミステリアス巴里の追加登場人物は登場していない。 紐育からはラチェットを含む星組全員が登場し、プラム、杏里は潜降メンバーとして登場する。 紐育司令サニーは登場しない。また、王は紅蘭の発明品への協力者として名前のみ登場する。 サクラ大戦V−0の登場人物たちは登場しない。 悪役たちについて ・サクラ大戦1からは、黒之巣死天王である蒼き刹那、白銀の羅刹、紅のミロク、黄昏の三騎士である降魔猪、降魔鹿、降魔蝶、そして首領である天海と、葵叉丹、そしてラスボス悪魔王サタンが登場する。降魔殺女は登場していない。 ・サクラ大戦2からは、黒鬼会五行衆の水狐、火車、木喰、金剛が登場し、鬼王も登場する。五行衆から土蜘蛛のみが登場せず、ラスボス京極慶吾も登場しない。 ・サクラ大戦3からは、怪人全員が登場する。レオンはリッシュ伯爵としての姿、ピトンはカルチェラとしての姿も見せる。シゾーはデザイナーとしての一幕があるがグラフィックは変わっていない。さらに、カルマール公とサリュも登場する。 ・サクラ大戦4からはラスボス大久保長安が登場せず、能面である彼の部下格も誰も登場していない。 ・サクラ大戦V−0からはラスボスパトリック・ハミルトンのみが登場し、黙示録の三騎士たちは登場しない。ただし、パトリックのイベントは映画活動写真におけるラチェットとの因縁が多く、ジェミニとの因縁は語られない。 ・サクラ大戦Vからは、黒龍姫、髑髏坊、東日流火、蘭丸が登場するが、夢殿は登場しない。ラスボス織田信長は登場する。 ・DS版「君あるがため」のジャンヌ一党は誰も登場しない。 ゲーム構成 基本的にアドベンチャーパートと、バトルパートに分かれる。 アドベンチャーパートはゲームサクラ大戦シリーズのように、キャラ絵と台詞とが表示され、シナリオのストーリーが進行する部分である。 バトルパートは、ひたすら登場する下級降魔をタップして倒すことでシナリオ進行ゲージを進める。シナリオの区切りまで到達するとエリアボスが登場する他、シナリオの途中でもレイドボス、レアレイドボスが登場することがある。エリアボス、レイドボス、レアレイドボスはいずれもそれぞれのシナリオでは同じボスの分身体であり、強さと得られるスコアが違うが、複数人のボスが登場することはない(深層境界突撃作戦を除く)。 上記ボスとの闘いは、キャラクターカード5枚によるデッキを構築し、デッキメンバーによる3ターンの攻撃と防御による。キャラクターカードはそれぞれ「○○の霊具」という分類に分かれており、同じ霊具に属する武器、上半身、腕、下半身の装備カードを装備することができる。キャラクターが同じでも霊具が違うと装備できない。それぞれのカードにはレアリティとレベルが設定されており、キャラクターにはHP,攻撃力、防御力が設定されている。武器は攻撃力、その他の装備はHPと防御力を上げることができる。レアリティはN,R,SR,UR,LEの五段階であり、それぞれ同一のカードを掛けあわせて「進化」させることで、+、++、+++の三段階パワーアップができる。下位のレアリティを進化させても上位のレアリティにはならないが、UR+++はLE(+無し)より強い、という程度のパワーアップはする。また、それぞれのカードは進化レベルとは別に、同一ではないカードを掛け合わせることで経験値を蓄積して「強化」することができる。レベル上限はレアリティと進化による。Nは最大レベル40であり、N+++は最大レベル55である。LEは最大レベル65であり、LE+++は最大レベル80である。レベルが上がるとそれぞれに設定されたHP,攻撃力、防御力が向上する。なお、同一霊具であればレアリティの違う装備を装備することはできる。いずれの組み合わせであっても、装備に合わせてカードのグラフィックは変更される。 デッキに入れることのできるキャラクターカードに制限はない。同一キャラかつ同一霊具であっても五枚まで入れることはできる。シナリオのストーリーモードに登場する霊具でなければならないという制限はない。ただし、期間限定イベントにおいては、ストーリーモードに登場する霊具や指定された霊具を使うことで、ボスに与えることのダメージ(及びそれに比例するイベントスコア)が飛躍的に向上する(特効霊具という)。特効霊具はシナリオ進行や、イベントの上位成績報酬、限定ガチャなどにより入手できる。 常設シナリオと、期間限定イベントとがある。期間限定イベントには、(1)常設シナリオと同様にアドベンチャーパートとバトルパートから構成される期間限定シナリオ、(2)ひたすらボスを倒して行き深層を目指す深層境界突撃作戦、(3)プレイヤーのデッキ同士の戦闘訓練でのスコアを競う夢組総合演習、(4)原作の見回りマップと会話Lipsまで再現したヒロイン攻略イベント、の四種類がある。 常設シナリオと期間限定シナリオの構成はいずれも、霊死病患者の発見、発覚を受けて、深層世界に入り込み、深層世界にはびこる降魔を排除し、それぞれの深層世界を統括するボスを倒すことで患者の霊死病を癒やして解決、という展開になっている。 深層境界突撃作戦では、冒頭と最後にアドベンチャーパートがある以外は、ひたすらバトルパートが続く。このバトルパートでは羅刹、刹那、コルボー、水狐、蘭丸の5名がランダムでボスとして登場する。 霊死病患者はなんらかの悩みを抱えた者、自責の念に囚われた者であるケースが多い。だが、一方的に降魔に取り憑かれたケースや、外部の力によって深層世界に放り込まれて霊死病になってしまったケースもある。霊死病患者は、現実世界に肉体がある場合は眠ったように意識を失っている。ただし、肉体ごと深層世界に取り込まれて消失している場合もある。このため、霊死病が何であるかは作中でははっきりしていない。霊死病の対象者も無制限に近く、怪人であるシゾー、華撃団幹部である加山のように強い霊力を持った者、サンタクロースや鬼など現実には架空と思われている存在、桜の木や人形遣いの人形といった人間以外の「もの」も霊死病反応を示しうる。 「降魔」とは狭義では聖魔城における降魔実験によって生じた魔物のことを指すが、本作での降魔はより広義に使われており、「土地に積もった人の怨念と魔の力が融合したもの(第一話)」であり、帝都以外の都市にも出現する。このため、対象となる霊死病患者は帝都、巴里、紐育、倫敦に及ぶ。様々な姿をした降魔(ゲーム画面上では基本形のみだがシナリオテキスト上は多彩な姿が示唆されている)が登場しており、そのバリエーションは「君あるがため」よりも多いことが示唆される。また、それらの降魔を統括する者としてボスが存在する。 ボスはかつて華撃団の前に立ちはだかった強敵たちの姿と人格を備えており、都市に眠る過去の記憶であると推察されている。ただしこの推察は事件の序盤にされたものであり、この推察とは一致しないケースが多々存在している。特に事件後半のボスは、現実世界への復活を目論む者もいて、表向きの情報と真相とが違っている可能性が示唆される。 深層世界とは、序盤は霊死病患者の記憶や意識の世界であるように語られている。紅蘭が作製した新型霊子甲冑霊武に乗り、患者の深層世界へ「霊子潜降」するものと語られている。潜降中に映しだされる光景は患者の心象風景を蒸気演算機によって映し出すものであるという。 しかし、霊死病の対象患者がそもそもわからないながら、霊死病の反応や場所のみを頼りに「潜降」するケースが複数ある。また、深層世界では患者に関係の深い人物だけでなく、街の噂として知っている程度の人間も聞きこみ対象として登場する。さらに、関係の深い人間が他人の深層世界に取り込まれている場合もある。 それぞれの事件では霊死病患者や事件に深く関係する景色が舞台として展開され、潜降する隊員たちはいずれも患者や事件にまつわる姿(上記の霊具)となる。 また、ボスのいる領域は患者の思い出や記憶に関する場所であることが多い。ボスたちが何故患者の深層世界にいるのかの理由は一定ではなく、積極的に関与する場合と、何故登場しているのかわからない場合とがある。ただし、ある程度生前よりも性格が穏やかになっている者が多い。患者に対して深層世界に留まる方が幸いであると告げるケースが多い。 さらに、「深層境界突撃作戦」が謎に拍車をかけている。公式解説によると、 夢組の調査により、霊死病の原因となる降魔が出現する「深層境界」という存在が確認された。 深層境界とは、人間の深層世界と魔界との境界であり、無数の降魔やボスたちの怨念が出現する魔界の門である。 この任務では霊武で深層境界へと潜降し、より強大な力を蓄えているボスたちを撃破することが目的となる。 華撃団の力を集結し、より多くの敵を討伐してほしい。 このため、深層世界は全人類に共通して繋がっているものであり、魔界と現実世界とを繋ぐ経路であって、霊死病患者とはその経路が現実世界に開きかかっている状態であるものである可能性が示唆される。 |
夢織時代 <zvoejguhin> 2016/03/29 02:07:51 [ノートメニュー] |
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メインストーリー一覧 メインストーリー事件一覧 本作のストーリーは常時プレイできたメインストーリーと、期間限定でプレイできるイベントストーリーとが並行で進んでいました。時系列の位置はかぐや、ホリーの登場で大まかな前後関係がわかります。 第一話 夢の始まり 霊死病患者:明冶神宮の神主 事件の導入:巫女に取り付いた悪霊を払おうとしたが実は対象は降魔であり、失敗して憑依された。深層世界は明冶神宮周辺各所。 潜 降 隊 員:さくら、すみれ、紅蘭(神楽の霊具) 登 場 ボ ス:白銀の羅刹(サクラ大戦1) 事件の詳細:憑依した羅刹を撃破することで意識を取り戻した。 第二話 地上に降りた天使 霊死病患者:レノ神父(サクラ大戦3) 事件の導入:深層世界は修道院やエリカの部屋が基本となっているが、「修道服を着た悪魔」の絵が多く見られる。 潜 降 隊 員:エリカ、花火、グリシーヌ(福音の霊具) 登 場 ボ ス:マスク・ド・コルボー(サクラ大戦3) 事件の詳細:レノ神父はエリカが闘いで傷つくことと失うことを恐れていた。コルボーを撃破すると神父は目を覚ましたが、深層世界のことを覚えていない。 第三話 炎の大救出作戦 霊死病患者:紅蘭 事件の導入:霊武の徹夜調整後に意識を失う。深層世界は中国の屋敷。食堂や居間などを備えた大きなもの。火事で家族を失った紅蘭の記憶に関して屋敷が燃える。 潜 降 隊 員:織姫、すみれ、さくら、エリカ、グリシーヌ(麗華の霊具:チャイナドレス) 登 場 ボ ス:蒼き刹那(サクラ大戦1) 事件の詳細:刹那の打倒で紅蘭は意識を取り戻す。第一話で羅刹が持っていた笛を深層世界で持ち帰ろうとしたが、その笛が降魔の依代であり取り憑かれた。 第四話 船の上の大魔術師 霊死病患者:紐育のマジシャン「大魔術師メイ・バーノン」 事件の導入:消失マジックの使い手である患者。豪華客船で行われた伝説の一夜とまで呼ばれるショーを基礎としているため、客船上が舞台。霊具はマジシャンの助手。 潜 降 隊 員:ラチェット、ジェミニ、ダイアナ(奇術の霊具) 登 場 ボ ス:蘭丸(サクラ大戦V) 事件の詳細:ラチェットが記憶しているショーの中身がヒント。客席からブルックリン橋に移動したショーさながらに、本物の蘭丸は客席から繋がる橋の上に。蘭丸打倒により患者は回復。 このシナリオの次から新夢組隊員「藤咲かぐや」が登場する。 彼女は期間限定イベント「竹取夢物語(後述)」で先に登場し、以降のシナリオからは事実上のレギュラーとなる。 第五話 帝都忍法帖 霊死病患者:忍者になることを夢見て来日した米国人旅行者 事件の導入:日本にやってきたのに忍者が居なくて落胆し、霊死病に。深層世界は誤解により忍者屋敷と化した江戸城。 潜 降 隊 員:ラチェット、ダイアナ、ジェミニ、さくら、紅蘭(忍者の霊具) 登 場 ボ ス:水狐(サクラ大戦2) 事件の詳細:水狐は最初から帝国華撃団を狙いとしていた。水狐打倒により患者は回復。その後は花やしきの忍者ショーにて大入りの活躍。 第六話 巴里の名探偵 霊死病患者:巴里の宝石商ヴァレス 事件の導入:大切にしていた指輪をなくした失意により霊死病に。患者は強欲で高価な宝石の収集にしか興味が無いと言われていた。妻も放置して死なせている。 潜 降 隊 員:昴、レニ、コクリコ、リカリッタ、アイリス(探偵の霊具) 登 場 ボ ス:ピトン(サクラ大戦3) 事件の詳細:指輪は安物だが結婚指輪。妻の治療費のために仕事に追われ、結局妻を救えなかったため自責の念で霊死病になった。ピトンの打倒により意識を取り戻す。レニが深層世界の酒場で見つけた不審人物の人相をエビヤン警部に伝え、現実世界で盗難犯を捕まえることができ、指輪も戻る。 特記事項 :昴の推理によれば、このピトンは患者の自責の念が降魔と結合したものであり、それがゆえに昴たちに事件解決のヒントを与えたとされる。結果としてはピトンの行動により患者は回復のきっかけを得たことになる。 第七話 おかしなおかしな大病院 霊死病患者:紐育在住の男の子 事件の導入:風邪をこじらせ入院。すぐ退院できるはずが霊死病に。 潜 降 隊 員:ラチェット、ジェミニ、ダイアナ、織姫(慈愛の霊具:巨大な注射器を持つ衣装) 登 場 ボ ス:東日流火(サクラ大戦V) 事件の詳細:降魔が注射器を持ち病室の子供たちを怖がらせている。注射を怖がるあまり霊死病に。霊具の注射を隊長が受けて、病気を治すものであることを子供たちに見せることで解決。子供の恐怖に頼って存在していた東日流火は容易に打倒される。 第八話 若きウェイトレスの悩み 霊死病患者:16歳の箱入りのお嬢さま「雪乃」 事件の導入:家に黙って喫茶店でウェイトレスの仕事をしていたことを咎められ、辞めさせられて霊死病に。 潜 降 隊 員:ダイアナ、すみれ、織姫、エリカ、花火(茶房の霊具:ウェイトレス) 登 場 ボ ス:木喰(サクラ大戦2) 事件の詳細:家柄ではなく自分の力で評価されたかった。世間知らずだったがひたむきに働いていた。親の手元で何不自由なく育っているのなら親に従うのは当然という木喰に、すみれと花火が反論する。すみれは雪乃を評価し、花火は親友の生き様を語る。織姫がに向き合うことを提案し、雪乃は父との対話を決意する。木喰を打倒し雪乃は目覚める。雪乃は社会勉強として両親に労働を認めてもらう。 特記事項 :織姫いわく、木喰は以前のずる賢い雰囲気がなく、のんびりしている。 第九話 愛と哀しみのメロディ 霊死病患者:巴里音楽学院の女学生 事件の導入:コンクール選抜オーディションを前に、選考会がある。そのことで悩んで霊死病に。一人目はレオン打倒に伴い意識を回復。しかしすぐに別の女学生が霊死病に。 潜 降 隊 員:グリシーヌ、ダイアナ、ラチェット、さくら 登 場 ボ ス:レオン(サクラ大戦3) 事件の詳細:二人目の患者は音楽家セザール・フランツの曲「贖罪」を延々と演奏。両親が音楽学院の講師だった。両親は出来の劣る娘を出場させるために、一人目の患者に嫌がらせをしていた。一人目の霊死病の原因がそれ。二人目の患者は謝罪がわからず霊死病に。ダイアナを始めとしてハーモニーの素晴らしさを演奏で見せつけ、協力の大切さを告げる。二人は和解して練習に励むようになる。 特記事項 :レオンは、才能が無い者を罵倒するが、「その現実に打ちのめされるくらいなら深層世界に逃避した方がまし」と告げる。 第十話 ある貴族の肖像 霊死病患者:ニューヨーク在住の欧州貴族の末裔 事件の導入:家の復興のため立ち上げた会社が不振で悩み。 潜 降 隊 員:サジータ、カンナ、マリア、ロベリア、プラム(貴人の霊具) 登 場 ボ ス:黒龍姫(サクラ大戦V) 事件の詳細:以前メイドにもは優しかったが、黒龍姫が来てから金だけに執着するようになった。ロベリアが知る誇り高き貴族の話を聞いた患者は当主としての誇りを取り戻す。 特記事項 :経営不振が霊死病の原因だが、その前に金に執着するようになったきっかけである黒龍姫が来たのが現実世界なのか深層世界なのかはっきりしない。黒龍姫は別の事情で深層世界から現実世界に実体化し、患者に取り付いていた可能性がある。 第十一話 沈黙の軍艦 霊死病患者:大神及び加山の同期である駆逐艦艦長を始めとする、駆逐艦乗組員と駆逐艦そのもの 事件の導入:改装が終わり試験航海中の駆逐艦が消息を経ち、同海域に霊死病患者を探知。駆逐艦自体が深層世界に囚われている。 潜 降 隊 員:昴、リカリッタ、つぼみ、アイリス、レニ(船員の霊具) 登 場 ボ ス:水狐(サクラ大戦2) 事件の詳細:駆逐艦はまるごと深層世界に。駆逐艦には人工的に深層世界を発生させる装置が搭載され、乗組員は艦長さえも正体を知らされずに実験させられていた。そこに呼び寄せられた水狐はこれ幸いと大量の乗組員の霊力を吸い尽くして強大化するつもりだった。水狐を倒したことで深層世界の安定が消えて現実世界へ帰還。実験については加山も知らなかった。 第十二話 素晴らしきボーケン野郎 霊死病患者:ニューヨーク在住の探検家「ロジャー・ストーン」 事件の導入:貧乏国の学校や病院を作る活動もしていた慈善家だが、探検に向かった先で霊死病に。 潜 降 隊 員:ジェミニ、織姫、ダイアナ、すみれ、紅蘭(探検の霊具) 登 場 ボ ス:織田信長(サクラ大戦V) 事件の詳細:ジャングルの深層世界を突破し、患者が目指した遺跡へ。患者は慈善活動の資金難に悩み、大昔の神殿跡から財宝を盗み出そうとした。神殿に眠る太古の魔王の怒りが降魔の形となって現れた。神殿の魔王の怒りによって第六天魔王である信長も呼び出された。実は患者は宝物を遺跡に返しており、魔王の怒りが解けたことで信長も消滅した。帰還後に患者は世間に事情を話し、病院の資金不足は解決した。 このシナリオの次から新夢組隊員「ホリー・クライトン」が登場する。 彼女は期間限定イベント「倫敦から来た少女(後述)」で先に登場し、以降のシナリオからは事実上のレギュラーとなる。 第十三話 燃えよ拳 霊死病患者:帝都で修行中の武道家 事件の導入:有名な武道家の息子だったが父を超えられずに悩んでいた。 潜 降 隊 員:カンナ、ロベリア、マリア、サジータ、ホリー(武道の霊具) 登 場 ボ ス:金剛(サクラ大戦2) 事件の詳細:武道大会に出場するとともに、同じく武道家として父の弟子だったカンナに触発される。決勝で激突した金剛を父直伝の技で倒す。修行本来の意味を見いだせたことで勝利できた。 第十四話 悲しみは夢の彼方に 霊死病患者:帝都在住の女性「七海」 事件の導入:花組ほどではないが強い霊力を持ち、治癒能力を持っていた。故郷の北海道で迫害されて、帝都に逃げてきた。帝都で霊力を隠していたが、交通事故で大怪我をした子供を助けるために霊力を使ってしまう。人々の恐怖の目を受けて意識を失った。 潜 降 隊 員:さくら、花火、紅蘭、まつり、グリシーヌ(呪術の霊具) 登 場 ボ ス:降魔鹿(サクラ大戦1) 事件の詳細:鹿は七海に手を貸したに過ぎず、望んで霊死病になったという。人の気配のない深層世界に逃げ込み、現実に居場所を作ることを放棄してしまった。七海が助けた子供が意識を取り戻した知らせがまつりから届き、意識を変える。現実に戻れば迫害されて孤独に苦しむぞという鹿が倒され、七海は現実世界に戻ることを決断する。 特記事項 :治癒霊力保持者で、居場所がないという条件が揃っているにもかかわらず、七海がその後華撃団に入団したというエピローグではない。 第十五話 ひとりぼっちの人形 霊死病患者:巴里の人形遣い「ファルマン」 事件の導入:人形ショー「ファルマン・ドールズショー」が人気の人形遣いで、大きな悩みを抱えていた様子がない。 潜 降 隊 員:レニ、昴、コクリコ、アイリス、杏里 登 場 ボ ス:サリュ(サクラ大戦3) 事件の詳細:人形たちが動いて喋ることができる深層世界。実はファルマンが永らく使っていた人形「メリィ」が九十九神のようになり意識を持ったことで生じた深層世界。新しい人形ばかり使っているファルマンに使って欲しくて呼び寄せてしまった。呼び寄せたファルマンと向き合い、意識を伝えることでファルマンは元に戻る。現実世界に戻ったファルマンはメリィと一緒にショーをするように。ジャンポールを手にするアイリスは人形たちにも心があると自信満々に告げる。 第十六話 過ぎし日の幻影 霊死病患者:ダグラス・スチュアート社の開発責任者 事件の導入:パトリックが患者を深層世界から操り、挑戦状を叩きつけてきた。 潜 降 隊 員:ラチェット、織姫、紅蘭、さくら、ダイアナ 登 場 ボ ス:パトリック・ハミルトン(サクラ大戦活動写真、V−0) 事件の詳細:ラチェットを筆頭にパトリックとの因縁で冷静さを失い、一旦は敗北。夢組隊長が団結力の大切さを説くことで冷静さを取り戻して再び対峙。ラチェットは活動写真の折の失敗をようやく乗り越えることができた。 |
夢織時代 <zvoejguhin> 2016/04/03 02:16:42 [ノートメニュー] |
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イベントストーリー事件一覧 イベントストーリー事件一覧 外伝第一話 踊る舞踏会 霊死病患者:富豪令嬢 事件の導入:先日父を病気で亡くし、本人も直後に霊死病に。深層世界は舞踏会の会場。 潜 降 隊 員:ロベリア、マリア、カンナ(剣舞の霊具) アイリス、リカリッタ、レニ(相舞の霊具) 登 場 ボ ス:降魔蝶(サクラ大戦1) 事件の詳細:16歳の誕生日を迎えたら父に舞踏会に連れて行ってもらう約束をしていた。だが父はその直前に亡くなってしまう。蝶は患者が苦しむ悪夢の世界になるほど深層世界が理想的になるため暗躍する。蝶は患者が所有していた人形に化けて潜むも夢組隊長に見ぬかれ倒される。蝶が倒されたことで患者は意識を取り戻す。 外伝第二話 不思議の国の少女 霊死病患者:巴里のミュージカル女優の卵 事件の導入:アイリスと同い年の少女が一般公募で主役に選ばれて稽古中に霊死病に。深層世界はミュージカルの世界。衛兵の霊具はトランプの兵士。御伽の霊具はアリス風衣装。 潜 降 隊 員:エリカ、グリシーヌ、さくら(衛兵の霊具) アイリス、コクリコ、レニ(御伽の霊具) 登 場 ボ ス:シゾー(サクラ大戦3) 事件の詳細:降魔たちを舞台の演出家さながらに指示しているシゾー。患者は演出家から毎日怒られて出番を少しカットしようかという話が出ていた。そのカットという単語がシゾーと結びついた。演出家は患者の才能に期待を寄せる余り、つい厳しくしていたが、患者はそれを勘違いしていた。シゾーの撃破により立ち直った少女は演出家と分かり合い練習に戻る。 外伝第三話 竹取夢物語 霊死病患者:正体不明の少女(藤咲かぐや) 事件の導入:深川の竹林の中に着物姿で倒れていた少女が霊死病と同様の症状を示していた。深層世界は竹林に始まり、御石の鉢、玉の枝など竹取物語の試練に関する要素が続く里山や屋敷の光景。 潜 降 隊 員:さくら、エリカ、花火(竹取の霊具) リカリッタ、アイリス、コクリコ(月兎の霊具) 登 場 ボ ス:覚醒状態のかぐや 事件の詳細:加山によれば、患者の少女は月組の調査でも日本中探しても痕跡すら存在しない人間。火鼠の皮衣に対応する火、竜の首の珠に対応する白ドラゴンが出現する。白ドラゴンは歯車やネジで動いており、蒸気機械のようにも見える。後半の深層世界は壮麗なる未来都市。ボスである少女を倒すことで、少女を助けることができた。深層世界にはまだ降魔の反応はあるが、霊死病は解決した。記憶喪失の少女はアイリスに匹敵する霊力が観測され、夢組に配属される。夢組隊長が、竹取物語の深層世界にちなんで「かぐや」と名付ける。 外伝第四話 ハロウィン狂騒曲 霊死病患者:紐育に在住の女の子 事件の導入:生まれつき身体が弱く自宅療養していたが、ハロウィンの準備をしていた近所の子供達を窓の外に見て、霊死病を発症。深層世界はハロウィンとお盆がごっちゃになっている。 潜 降 隊 員:ロベリア、サジータ、カンナ(吸血の霊具)、レニ、アイリス、昴(魔女の霊具) 登 場 ボ ス:髑髏坊(サクラ大戦V) 事件の詳細:降魔が盆踊りを踊る奇っ怪な「はろういん」を演出していた。ハロウィンに行ったことがなく楽しくない女の子は、ハロウィンを楽しくない怖いものにしてほしいと髑髏坊に頼んだ。髑髏坊はそれに応えたが、やりすぎて降魔が髑髏坊のいうことを聞かなくなった。降魔ごと髑髏坊を倒して原因を片付けた後、紐育華撃団の面々がハロウィンを届けることに。 外伝第五話 キャンパスより愛をこめて 霊死病患者:巴里に住む高名な画家 事件の導入:花火もファンである画家の作品そのものである深層世界。新作を描き始めた矢先に霊死病を発動。 潜 降 隊 員:カンナ、ロベリア、マリア(画家の霊具) すみれ、かすみ、花火(??の霊具) 登 場 ボ ス:ナーデル(サクラ大戦3) 事件の詳細:ナーデルが画家を叱咤罵倒してインスピレーションを与えようとしていた。ところがナーデルを倒してしまうと画家の病状は悪化してしまう。数年前に亡くなった画家の妻は性格が正反対で、ナーデルに似ていた。取り憑かれた画家は妻が来たと思い、その意識でナーデル自身をアトリエに囚えてしまう。気づいたナーデルは騙して画家に絵を書かせようとするが失敗。画家の妻本人の声により画家は覚醒する。 特記事項 :紅蘭が王やジャンと共同開発した「もっと潜れるくん」によって、霊力が高くない人でも深層世界で活動できるようになったことで、かすみが参加できるようになっている。 外伝第六話 クリスマス危機一髪 霊死病患者:サンタクロース 事件の導入:サンタクロースが霊死病になってしまったことでクリスマス気分が盛り上がらなくなり、クリスマスを迎えることができなくなる。深層世界は降魔に占領された巴里。 潜 降 隊 員:マリア、カンナ、ロベリア(馴鹿の霊具) メル、さくら、グリシーヌ(聖夜の霊具) 登 場 ボ ス:カルマール(サクラ大戦3) 事件の詳細:カルマールは自身の機械人形を巴里に向けて陽動とし、本人はサンタクロースの家を強襲していた。華撃団は紅蘭作の「でんしょくくん」で降魔とカルマールの注意を向けて煙突からサンタの家に突入。カルマールの目的は不明のまま。隊長は目が覚めて事件は夢のように思われるが、その傍らにはサンタクロースからのプレゼントが置いてあった。 外伝第七話 誰が為に鬼は泣く 霊死病患者:節分の鬼 事件の導入:シミュレータでの訓練中に深層世界に突入。山を登るとそこには節分の鬼訓練場と書かれた看板があった。 潜 降 隊 員:マリア、カンナ、ロベリア(鬼神の霊具)、ラチェット、すみれ、さくら(??の霊具) 登 場 ボ ス:鬼王(サクラ大戦2) 事件の詳細:鬼王はさくらに稽古をつけたときさながらに節分の鬼を叱咤していた。節分の役を引き受けることになった新人の鬼は、その役目をどうすれば果たせるか悩んでいた。その強い思いが鬼王を呼び寄せ、過酷な訓練場を作り上げていた。鬼王は鬼には強さだけではなく、人々の福を願い厄を背負う優しさがいることを教えた。最後に幻影の鬼王は華撃団との手合わせを求める。さくらたちの強さを確認した鬼王は消滅し、深層世界から抜け出る。 外伝第八話 恋するバレンタイン 霊死病患者:紐育のお菓子職人の女性 事件の導入:当初は原因不明。お菓子の家から降魔が溢れてくる深層世界。忙しくて霊死病になってしまったのではないかと推測された。 潜 降 隊 員:まつり、花火、ジェミニ(??の霊具) コクリコ、昴、かぐや(甘恋の霊具) 登 場 ボ ス:髑髏坊(サクラ大戦V) 事件の詳細:現実世界にいるシーの指示の下、お菓子づくりを行うと髑髏坊が出現。バレンタインを破壊してやるという彼を打倒して一旦解決に見えたが、かぐやは終わっていないという。菓子を買いに来た青年実業家に恋していたが、彼が女性と一緒に来店したのを見て失恋に陥っていた。彼と青年実業家の状況を、隊長とまつりは口述再現させられてしまう。告白シーンの直前で再び髑髏坊が邪魔をするも再び撃破。実は同行女性は青年実業家の妹であり、実業家と菓子職人の女性は結婚することになった。 特記事項 :かぐやとまつりが潜降するため、サポートはかえでが行っている。 外伝第九話 シゾーとモデルとファッションショー 霊死病患者:シゾー 事件の導入:デザイナーとして活動中のシゾーは、巴里コレに出展することになったが、デザインを悩んでいるうちに霊死病になってしまう。 潜 降 隊 員:ロベリア、サジータ、カンナ(優美の霊具) グリシーヌ、エリカ、すみれ(瀟洒の霊具) 登 場 ボ ス:悪のシゾー 事件の詳細:モデルを担当する「ロレーヌ・シュルクーフ」のわがままに振り回されていた。その労働状況が霊死病の原因となり、怪人としてのシゾーが別に出現してしまう。悪のシゾーを倒してもシゾーは目を覚まさない。万人に喜ばれるデザインを目指して、その要望たちを告げ続ける降魔たちに参っていた。わがままな部分を取り戻させるためにロベリアがシゾーを一喝し、昔のシゾーの悪党さを取り戻させようとする。激怒して暴れたシゾーは倒されたものの頭はすっきりして回復した。だが、シゾーからは回復の礼として、わずか二名分の巴里コレの招待状が送られてきたのである。 外伝第十話 ハイ・ハイ・ベイビー 霊死病患者:ニューヨーク在住の出産間近の女性……の赤ちゃん 事件の導入:楽しそうな深層世界で赤ちゃんが動き回っている。霊死病の原因は不明。 潜 降 隊 員:シー、エリカ、ジェミニ(祭兎の霊具) コクリコ、レニ、リカリッタ(??の霊具) 登 場 ボ ス:蘭丸(サクラ大戦V) 事件の詳細:コクリコとリカがあやして赤ちゃんが静かになると周りがが穏やかになるので、実は赤ちゃん自身の深層世界だった。自分の心配ばかりしている母親をさらに心配させないように、外に出たくないと思っていた。蘭丸はその心につけこんでいた。しかし、元気な顔が見たいという母親の声が深層世界に届き、蘭丸の思惑は打ち砕かれる。赤ちゃんは無事生まれてきた。 外伝第十一話 大きな桜の樹の下で 霊死病患者:桜の木の苗 事件の導入:帝都郊外の工事現場に霊死病の反応はあるが誰も倒れていない。深層世界は広大な花畑。 潜 降 隊 員:グリシーヌ、ラチェット、エリカ(??の霊具) さくら、すみれ、紅蘭(花束の霊具) 登 場 ボ ス:降魔猪(サクラ大戦1) 事件の詳細:五歳ほどの男の子が大きな桜の木まで到達して消えてしまう。降魔猪はその桜の木を倒そうとしていた。新しい学校を建てるために工事していた現場に、去年の暮れまで大きな桜の木があったが倒れてしまった。その周りにあった花壇も工事のために取り壊されることに。その現場に大木を受け継いだ苗があり、工事で潰されてしまうという恐れから霊死病に。苗は保護され、花壇が作られることになった。 外伝第十二話 アンハッピーウェディング 霊死病患者:帝都在住の結婚式間近の女性 事件の導入:結婚式を前にして悩んでいることがあった。霊具は花嫁衣装。 潜 降 隊 員:さくら、花火、すみれ(嫁入の霊具)、ジェミニ、エリカ、メル(??の霊具) 登 場 ボ ス:紅のミロク(サクラ大戦1) 事件の詳細:花火は過去の記憶を思い出して元気がない。患者は式場選びに悩んでいると推測するジェミニに対し、そんなことでは患者は救えないと告げるミロク。ミロクを倒しても解決しないと考える花火。新郎の家族は有名企業の経営者一族で、女性は子沢山で経済的に苦しい過程の出身。身分違いの結婚に悩んでいる姿を降魔たちが演出していた。さらにミロクは隊長に手を組むよう提案し魅了を仕掛ける。花火は患者の最大の不安が、育った環境の違いゆえに一生愛されるか不安に思うことだと見ぬく。隊長はミロクの魅了を断ち切り、けして皆を裏切らないと宣言する。新郎新婦は晴れて結婚することができた。 外伝第十三話 天の河の恋人たち 霊死病患者:まつりの友人の「菜々美」と「夕太」 事件の導入:幼なじみ同士の二人はお互いが好きなのに言い出せずにいたが、菜々美が家庭の事情で外国に行くことになってしまう。まつりは二人の告白に手を貸したが、二人とも霊死病に。 潜 降 隊 員:まつり、エリカ、織姫(織女の霊具) エリカ、昴、アイリス(??の霊具) 登 場 ボ ス:火車(サクラ大戦2) 事件の詳細:火車は二人を助けただけだと言う。二人はここで恋の炎を燃やしているだけだと。まつりと会った二人は現実世界に帰りたくないと言う。家族とも話し合うべきだと言っても二人は納得しない。最後の手段としてまつりは二人を個別に脅迫し、恐怖とともに現実世界に帰ることを約束させる。火車を倒して深層世界から脱出した。家族と話し合い、菜々美は毎年夏休みに日本に帰ってくることを約束し、夕太は卒業後に菜々美を迎えに行くことを約束する。まつりは二人が互い宛に書いたラブレターの恥ずかしい下書きを保存しており、それを相手に見せると言って脅迫していた。 特記事項 :二人は「まつりが帝都に出てきてからの友人」であり、つい最近。まつりは帝都出身ではない。 外伝第十四話 倫敦から来た少女 霊死病患者:倫敦のホワイトチャペル地区に在住の日本人 事件の導入:巴里の夢組隊員から霊視で倫敦の患者を発見。居場所が特定できず潜降できなかったが、倫敦からの通信で場所を指定されて、潜降を開始する。 潜 降 隊 員:カンナ、サジータ、ロベリア(怪異の霊具)、まつり、すみれ、ダイアナ(夏祭の霊具) 登 場 ボ ス:葵叉丹(サクラ大戦1) 事件の詳細:夢組隊員ホリーと深層世界で遭遇。エクソシストである彼女が悪魔祓いの結界を張って除霊を試したが、その結界で居場所を曖昧にしていた。だが彼女も深層世界に取り込まれてしまう。患者は黒魔術に手を出して幼くして病死した娘を悪魔の力で蘇らせようとした。一同は敵のちからで深層世界から強引に弾き飛ばされる。その時に、まつりの身体にホリーの意識が入り込んでしまう。まつりの意識は敵にさらわれてしまった。 ホリーの身体を倫敦から移送し、霊武に載せた上で再潜降する。深層世界は赤き月の夜と化しており、すみれとカンナは葵叉丹を思い出す。果たして敵は葵叉丹であり、まつりを復活のための贄にしようとしていた。倒すことはできないものの撃退し、まつりの意識を救出することに成功する。 特記事項 :最終イベントに繋がるイベントである。 外伝第十五話 続・竹取夢物語 霊死病患者:加山雄一 事件の導入:霊死病の調査活動中に霊死病に。深層世界はかぐやのもの。 潜 降 隊 員:まつり、さくら、花火(近衛の霊具)、かぐや、昴、リカリッタ(女官の霊具) 登 場 ボ ス:覚醒かぐや 事件の詳細:もう一人のかぐやは、自分のことを知られるとここにいられなくなると言い、邪魔者を排除しようとする。加山は夢組隊員たちのことを調査する中、かぐやを調べている最中に意識を失って深層世界に入り込んでいた。もう一人のかぐやは自分のことを知られまいと加山を眠らせた。皆の迷惑になるとおもったかぐやは逃げ出そうとするが、自ら立ち向かうことを仲間たちは告げる。かぐやは自らの不安を理解しつつも、仲間の気持ちを信じることで自らと向かい合い、克服する。 外伝第十六話 ハロウィンなんてこわくない 霊死病患者:去年のハロウィン事件で霊死病になった紐育の少女 事件の導入:霊死病が再発。 潜 降 隊 員:ダイアナ、織姫、ラチェット(南瓜の霊具)、ロベリア、マリア、サジータ(祓魔の霊具) 登 場 ボ ス:髑髏坊(サクラ大戦V) 事件の詳細:患者は今年こそ最高のハロウィンを、と願っていた。一方髑髏坊は昨年の失敗を経て、一年間かけて義務感にかられて最高のハロウィンを作るつもりだった。ハロウィンの悪霊を呼び出し、本格的なハロウィンになった。しかし患者はもうハロウィンを潰すことを求めていない。怖くしても患者に褒め称えてもらえないと知った髑髏坊は何のために苦労したのかと失意に囚われ、悪霊が離脱していく。そこをホリーの「エクソシストアタック」こと殴って蹴ってやっつけることで撃破した。来年は患者を大帝国劇場のハロウィンパーティーに招待して髑髏坊から守ることにする。 外伝第十七話 おいしいワインの作り方 霊死病患者:パリ近郊でワイナリーを経営する農家の兄妹 事件の導入:両親からワイナリーを継いだが、著名ソムリエに試飲してもらったところ、ひどい評価となり、ショックで霊死病に。 潜 降 隊 員:プラム、マリア、ロベリア(美酒の霊具)、さくら、ジェミニ、グリシーヌ(葡萄娘の霊具) 登 場 ボ ス:ナーデル(サクラ大戦3) 事件の詳細:ナーデルが患者のワインを試飲してアドバイスしている。意外にもロベリアが駄目だしに賛成する。並んでいるワインの出来にムラがあった。伝統的ワインづくりにこだわる兄と新しいやり方を試そうとする妹での意見対立が原因。潜降隊員が協力して意見を組み合わせるように実験を繰り返すことに。できたワインをロベリアとナーデルがひたすら試飲する。納得のワインができたところでナーデルはそれを持って行こうとするが、ナーデルを撃破してそれを奪取。兄妹は回復してワインづくりを始める。 外伝第十八話 歌声は聖夜高く 霊死病患者:巴里の教会で練習していた聖歌隊の子供たち 事件の導入:クリスマスに向けて毎日同じ歌ばかり練習することにうんざりしていたところ、全員一斉に倒れてしまった。 潜 降 隊 員:ラチェット、エリカ、ジェミニ(サンタの霊具) コクリコ、リカリッタ、レニ(聖歌の霊具) 登 場 ボ ス:カルマール(サクラ大戦3) 事件の詳細:聖歌隊の子たちをエリカが教会の集まりで歌を聞いて知っていた。教会に行くとカルマールが自分を称える歌を歌わせようと強制していた。カルマールは辛く悲しいことが多すぎる世の人間に安らぎをもたらすために、新たなサンタクロースになろうという。一旦カルマールを撃退するものの、カルマールは降魔合唱団を引き連れて再来し、カルマールを称える歌を歌わせる。そのあまりのひどさに倒れそうになるが、レニがクリスマスの歌を歌い返し、星組が歌い返し、その歌声に聖歌隊の子らが元気づけられ目を覚ます。エリカとコクリコに合わせて聖歌隊が歌う。その歌の浄化されるように降魔合唱団が消え、カルマールも撃退する。歌うことの楽しさを思い出した聖歌隊たちは花組星組を目標に頑張っている。 外伝第十九話 福の神の財宝 霊死病患者:海辺の町に住む漁師の妻 事件の導入:漁師の夫が数日前に漁に出たまま行方がわからない。 潜 降 隊 員:ダイアナ、エリカ、紅蘭(恵比寿の霊具) ジェミニ、すみれ、織姫(弁財天の霊具) 登 場 ボ ス:天海(サクラ大戦1) 事件の詳細:患者の実家は神社で、七福神を祀っている。霊具はそれによる。宝船に乗り島につくと、池と山がある不思議な島に到着する。そこには夫である漁師を拘束する天海がいた。夫と妻の深層世界が繋がっている。天海は漁師を人質に情報を得ようとしていた。さらに妻を尋問して、失われた江戸城の財宝のありかを示す琵琶の隠し場所を得ようとしていた。妻は琵琶の隠された神社の娘だった。妻の実家の裏には琵琶の形の池があり、水不足で干上がったとき、変な石碑が出てきた。それこそが求める情報と思った天海は島へと急ぐ。しかし石碑には江戸城大奥の裁縫秘伝が記載されているのみだった。天海を撃破し二人は回復する。妻の実家にある池を実際に調べたところ、財宝も何もなかった。 外伝第二十話 夢のつづきの続き 霊死病患者:夢組隊長 事件の導入:霊的防御も施された大帝国劇場内に降魔が出現した。 潜 降 隊 員:さくら(侍女の霊具)、すみれ(学生の霊具)、マリア(秩序の霊具)、カンナ(鬼神の霊具)、アイリス(野生の霊具)、レニ(天河の霊具)、織姫(技師の霊具) エリカ(聖女の霊具)、ジェミニ(侍娘の霊具) 登 場 ボ ス:悪魔王サタン(サクラ大戦1) 事件の詳細:まつりは隊長を遠ざけつつ、かぐやとホリーが別行動を取ろうとする。合流したホリーは降魔が劇場地下の夢幻堂にある霊武から出現したと言う。霊武に乗っている誰かを助けようとすると、覚醒したかぐやが目の前に現れる。かぐやはさくらたちを排除して、夢組メンバーだけの状況を作り、御札を霊武に貼り付けさせる。直後に大帝国劇場の外に転移していた。中に入るとまつりが迎えてくれるが、何故か隊長のことをまったく覚えていない。実は最初から大帝国劇場に見えたものも全て夢組隊長の深層世界だった。悪魔王は先の事件で黒魔術師の深層世界が浄化される間際に、夢組隊長に取り憑いていた。そのまま夢組隊長の深層世界で力を蓄えていた。まつりたちは夢組隊長の深層世界を悪魔王と一緒に切り離すことを決意していた。それは隊長が夢組との思い出を忘れることになってしまう。そんなやり方は認めないという隊長の言葉に、さくら、エリカ、ジェミニが奮起して悪魔王を倒した。丸一日眠ったあと目覚めると、そこには隊長のことを憶えているまつりがいた。 ヒロイン攻略イベント「葉月は巴里の恋芝居」 ヒロイン:エリカ、コクリコ、花火 帝劇内を探索できる特殊イベント。 各所でヒロインたちと遭遇してLips選択もできるアドベンチャーモード再現イベント。 攻撃力アップできるサポートアイテムであるブロマイドが手に入る貴重なイベントだった。 他にも何度かあったようだが著者が確認できず。 |
夢織時代 <zvoejguhin> 2016/04/03 02:18:10 [ノートメニュー] |
▼ Re: 百花繚乱夢物語(モバサク)「福の神の財宝」イベントに関する考察 [返事を書く] |
ここまでの情報を元にした考察もしくは妄想 まず確実に言えることは、霊死病そのものは致死性の病気「ではない」ということ。 シゾーが霊死病にかかったときに最も顕著に示されているが、あくまでも現実世界の肉体が意識を失うために体力が低下していくだけである。 もちろん、意識を失った状態で栄養補給が出来なければそのまま死んでしまう。結果として、民間人が霊死病にかかると確かにそのまま死んでしまう可能性はそれなりに高い。 例えば、意識に関係なく光合成できる桜の木の苗や、そもそも自前では動けない人形遣いの人形、お母さんから栄養補給される出生前の子供は、衰弱することもない。 対策としては、注射による栄養補給だろう。 「おかしなおかしな大病院」で病気を治すために注射するという概念があるところを見ると、ブドウ糖の補給かそれに近いことは行われていると考えられる。また、帝撃で使われている治療ポットでも、おそらく何らかの形での外的な栄養補給手段は用意されているのだろう。 では霊死病とは何か。 これ、という回答が現段階では固まらない。 実のところ、霊死病と括られている症状には、大きく分けて二種類ある。 一つは、魔界からの降魔・又はボスに取り憑かれて単純に意識を失うパターン。 これに該当するのは、第一話の神主、第三話の紅蘭、第四話のメイ・バーノン、第十二話のロジャー・ストーン、第十六話のDS社技術者、外伝第六話のサンタ、外伝第十四話の黒魔術加担者、外伝第十六話でのハロウィン少女、外伝第十八話の聖歌隊、外伝第十九話の漁師夫妻、外伝第二十話の夢組隊長、である。 もう一つは、悩みを抱えた人間(?)が退避場所として深層世界に至るパターン。 これに該当するのは、第二話のレノ、第五話のアメリカ忍者、第六話の宝石商ヴァレス、第七話病院の男の子、第八話の雪乃、第九話の女学生たち、第十話の貴族、第十三話の武道家、第十四話の七海、第十五話の人形、外伝第一話の富豪令嬢、外伝第二話の女優、外伝第四話のハロウィン少女、外伝第五話の画家、外伝第七話の鬼、外伝第八話のお菓子職人、外伝第九話のシゾー、外伝第十話の赤ちゃん、外伝第十一話の桜の苗、外伝第十二話の結婚式前の女性、外伝第十三話の菜々美と夕太、外伝第十七話のワイナリー兄妹、である。 なお、外伝第十八話の聖歌隊は、練習ストレスが主原因にも見えるがおそらくこれはカルマールによる活動の方が主であると考えられる。また、外伝第十九話の漁師夫妻は心労よりも天海による意図的な引き込みの方が主であると考えられる。 外伝に二度登場するハロウィンの少女は、一度目は退避で髑髏坊に自発的にすがり、二度目はその約束に囚われた髑髏坊によって今度は引きずり込まれることになる。 最大の例外が第十一話「沈黙の軍艦」の駆逐艦部隊で、これは意図的な深層世界への突入である。 そしておそらく真相に繋がるのが藤咲かぐやである。彼女の初期症状はそもそもの原因が不明である。ただ、その彼女をしても、後期には嫌われる畏れゆえに霊死病になったこともあり、真相を難しくしている。 取り憑かれて霊死病になる場合は、取り憑いたボスがかなり積極的な意図を持って行動している場合が多い。蝶や水狐のように都合の良い環境を創りだそうとするボスや、羅刹や刹那にパトリックのようにかつての怨念を果たそうとする者もいる。深層世界からの復活の礎にしようとするのは、葵叉丹やカルマール、天海といった大ボス陣が目立つ。 なお、織田信長のように巻き込まれただけという者もいる。 しかし、霊死病になった患者の心理に近づき、患者の心を癒やそうとするボスや、霊死病の状態で安らぐことを勧めるボスがかなり目立つ。 癒やしの筆頭は髑髏坊であり、頼まれた少女の願いを叶えるために年単位での努力を積み重ねている。 患者の悩みを理解しているのは、ミロク、木喰、レオン、火車、降魔鹿、サリュというこの顔ぶれから傾向を読み取ることが難しい面子が並ぶ。 また、ナーデルは積極的に悩みを理解するわけではないが、巻き込まれた状況で解決のために最大限の努力をしている。 一方で、蘭丸や東日流火、金剛のように楽しんでいるだけの者や、降魔猪のように何故そこにいるのかわからない者もいる。 ボスたちの傾向をつかむことは難しいが、生前の怨念が強いものは積極的関与する傾向にあり、特に大ボス陣はこの一連の霊死病事件を利用して復活しようとする傾向にある。 一方、生前とはかなりイメージが違っている火車や木喰という例は、それこそが彼らの本来の性根であり、華撃団が対決したときの姿は彼らと敵対していたときの一面でしかなかった可能性が示唆され、彼らの過去を考察する上で興味深い記録となっている。特に火車や降魔鹿の態度は、多くのプレイヤーにとって意外だったのではないだろうか。 ゲーム序盤において羅刹から語られる、彼らが過去の都市の記憶である説明はそのまま受け取ることが出来ないほどに複雑化していると言える。復活を目指す者がいるところから、反魂の術で蘇らされるものと同じ、彼らの実際の魂が関与している可能性は否定出来ない。しかしそうなると、現在も生存中のシゾーが敵ボスとしても活動することに疑問が生じる。 これらを解決するヒントは、彼らとの対決形態にある。彼らとはストーリー上での対決以外に、深層境界突撃作戦に見られるように、何十体もの分身体との対決がある。ただの映し身ではなく「分身」であるということから、彼らの魂そのものではあるが、魂の本体ではなくそれがわけられた分霊のようなものなのではないだろうか。シゾー本人と悪のシゾーが対決する事件が起こることもそれを強く示唆している。 サービス終了までに登場することがなかった主要人物として、土蜘蛛と京極慶吾が挙げられる。土蜘蛛は羅刹や刹那と同様に極めて強力な怨念を持っているため、登場していてもおかしくない。その彼女が心酔する京極慶吾も、他の大ボス陣と同様、復活を目指して活動していても少しもおかしくない存在である。 ここからは根拠の薄弱な推論になるが、深層世界とは京極慶吾が扱おうとした八鬼門封魔陣という都市エネルギーの世界そのものである可能性がある。本作には登場しない夢組隊員たちの物語である「太正浪漫街道・新章」では降魔となった者や死んだ者と対面することになる八鬼門封魔陣が描かれている。この八鬼門封魔陣に突入した「太正浪漫街道・新章」の主人公たちは一時的に地上から消失しているが、この現象は第十一話駆逐艦消失事件で患者がまるごと深層世界に飲み込まれたケースに類似している。八鬼門封魔陣が深層世界と同じか、そこに繋がるものであり、魔界と繋がるものであったとしたら、太正十五年に起きた事件のさらなる解明に繋がるだろう。 一方で、事件の根幹に関わっているであろう藤咲かぐやの深層世界が、月世界ともいうべき未来都市で描かれており、機械じかけのドラゴンまで登場する点には注目すべきである。かぐやの深層世界では竹取物語の五つの難題が出てくるが、さらにこれに関係する深層世界の物体まで登場している。ただ、かぐやを欲していた帝についての物品は登場していない。 帝はどうしたのか。関係しそうなものが別の作品にある。サクラ大戦2に登場する武蔵には「新皇」という巨大な魔操機兵があった。これがどこで造られたものなのか、サクラ大戦2及びその関連作品ではまったく不明のままだった。 そのオーバーテクノロジーがどこから来たのか。その答えが藤咲かぐやにあるのではないか。武蔵が空を飛んだのも、本来あるべきところ、月世界に帰ろうとするものだったのではないか。 外伝第十九話で天海が在り処を探していた財宝も、深層世界にある天海が求める以上単なる金銀財宝などであるはずがなく、強力なオーバーテクノロジーの産物である可能性がある可能性が高い。しかもこの外伝第十九話では「宝船」が存在している。七福神の心象ではあるが、七福神の中に恵比寿がおり、その恵比寿の原型が、遥かな昔、イザナギとイザナミとの間に生まれた最初の神ヒルコであり、彼が船に流されたものであることを考えると、これらは漂着した船のイメージで共通する。 オーバーテクノロジーが月世界から来るものだとすると、サクラ大戦世界には無視できない要素がある。言わずと知れた「赤き月の夜」である。何故赤き月の夜に最強の降魔が復活するのか。そこから降魔が月に関する何かを持っているのではないか、という想像がなりたつ。 かぐや姫と恵比寿、これらが月世界から流されてきたものであり、サクラ大戦世界のオーバーテクノロジーを伝えるものに繋がるとすると、武蔵や新皇だけではなく、パリシィの蒸気獣や空中砲台オプスキュール、大和の霊子櫓といったテクノロジーの由来も明らかになるのではないだろうか。 サクラ大戦世界の根源に関わるであろう藤咲かぐやの存在が、サクラ大戦公式の次の展開で明かされることを願わずにいられない。 |
夢織時代 <zvoejguhin> 2016/04/19 00:53:13 [ノートメニュー] |