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  DELETED  とりなべ  2012/02/26 12:37:40
  削除しました とりなべ 2012/02/28 01:53:06
  │├小咄【ねんどろいど真宮寺さくら&光武】 ブイアール@俺様の血は何色だ―――ッ!! 2012/03/10 13:20:57
  ││└てっきり とりなべ 2012/03/11 11:42:03
  │├サクラ大戦TVについての話 とりなべ 2012/03/11 17:47:13
  ││├サクラ大戦TVのリメイクとしての奏組 とりなべ 2012/03/11 22:32:48
  ││└ゲームもテレビ版も 螢ジロー 2012/03/12 00:22:50
  ││ └大神さんが目立つと言えば とりなべ 2012/03/12 12:36:31
Re: ゲームもテレビ版も [返事を書く]
大神さんが目立つと言えば
 なんと言っても武道館ですけどね☆<そういう意味じゃねぇ


 TVアニメや漫画や大神さんの話をつらつらと書かせていただく、という感じの枝ですが、とりとめない文章ご容赦を……。



 単なるプレイヤーキャラではない大神さんについて。

 大神は主役ではないが「主体」だ、という特徴があります。
 歌謡ショウ「新青い鳥」以降の、殺陣に大神が加わるだけで一気にサクラ度合いが上がる感覚が好例。

 それに、ゲームで現れる花組のエピソードは全て大神視点なので、映像化した場合は大神を画面に入れたオムニバスストーリー、みたいな事になる訳です。
 アドベンチャーパートがほとんど会話だけで構成されているため、アニメ化の際はセリフを大幅に削った上でキャラやカメラワークの「動き」に置き換えていくという、けっこう面倒な改変が必要になります。立ち止まって延々と長話をしているのでは、全然アニメに向かないんですね。

 なので、ゲームのストーリーをアニメにするのは意外に困難であり、オリジナル脚本を起こす方がアニメに向いたシナリオを作れます。
 TV放映と平行してリリースされていた「轟華絢爛」シリーズが好評だったのは、作画レベルが非常に高いだけではなく、シナリオそのものがアニメ向きに書き起こされたもので、レニの運動能力の高さやさくらの剣技、すみれの妖艶な演技を映すカメラワーク、といったアニメに向いたシーンが描かれた事が大きいと思うのです。

 もしもゲームをアニメにしたい場合は、一旦漫画にしてからアニメにする方が、はるかに映像化しやすい、という事です。言ってみれば、フキダシによるセリフの整理およびイメージボード兼絵コンテ、ができる訳ですね。
 おそらく、漫画版は当初、この「ゲームのストーリーをアニメ用の原作にする」という目的で作られたのではないか、と私は思います。タイミング的にも、雑誌で広井氏のインタビューに「アニメ監督が言う事を聞いてくれない」という話が掲載された後から始まっていますし。


 ……という事は「奏組」も、この流れを汲んでいて、ゲームにもアニメにもできるように、という意図があるんでしょう。



 TV監督のこだわりについて。

 Wikipediaではサクラ大戦TVに違和感があった原因のように書かれている、監督の「原作改変」や「リアルさ」について。
 当時、実際にはそこはそれほど違和感がなく受け入れられていた記憶があります。
 脇侍の生物っぽい描写、戦車での攻撃、月組の作戦中行動中に死人が出る、などなど。

 これも皮肉な事ですが、そういった試みは当時既に「ありきたり」の一つ、なんですよね。生物感もリアル兵器も死人も暗い天才少女も、エヴァンゲリオンやナデシコあたりから後は全然特別なものではなく、むしろ「ウケが取れる定番王道表現のひとつ」でしょう。
 悪く言えば、ああ、また真似してるのか、くらいの所です。それは監督のオリジナリティを描きたい意図とは、受け取られ方にかなりのズレがあったのではないでしょうか。受け入れられたという事は「それほど斬新でもなかった」という事です。

 また、当時のファンから拒絶されていたのはキャラ改変だけでもなく、川崎ヒロユキ氏のシナリオによる「スターを夢見る田舎娘の上京というステレオタイプな描写」に当てはめようとした無理矢理さ、ではないかと今になって思います。

 帝国華撃団・花組は「魔物と戦う能力を持つ者が職務上の理由で舞台もやっている」のであり、スターを夢見て集まった少女ではありません。芸能の習い事をやる機会があったのは、すみれだけです。
 このあたりは第一期ドラマCDにかなり誇張して描かれていますが、マリアとすみれ以外は基本的に「大根役者」で、カンナの演技が下手だと文句言うすみれさんの意見は、単なるイチャモンでもない説得力があります。
 もともと無理があるがゆえに起きたアクシデントをなんとかする時の方が、役者たちが生き生きしていていて、観客もそれを期待している訳です。

※ドラマCDでわかる事の一つに、練習シーンがほとんど描かれた事がないマリアさんが演技力・アドリブ共に優れていて才能豊かだ、という事があります。
 訓練している所を人に見せないのかもしれませんし、そもそも集中力が人並み外れているのでしょう。
 美形ハーフの男役で19歳、どの要素も非常に強力です。アイリスを無理に天才少女にするより、マリアにスポットを当てる方が説得力があるんじゃないでしょうか?


 そのあたりの「本来こうあるはず」な事がいちいち理不尽なので、TVの前半は見ていてストレスが溜まるんですね。変えたいのはいいけどオリジナルにしたいのかありきたりにしたいのか、どっちなんだ、と。
 シナリオのおかしさまで監督のせいにされているのなら、それはさすがに誤解だったのかもしれない、と思うと同時に、監督の「オリジナリティ」はやっぱりちょっと古かったんじゃないのか、とも思う所。

 このあたりのズレがいろいろと重なる事で、なんだかよくわからないけどこれ何か間違ってるよな、という違和感になってたんじゃないでしょうか。


 サクラ大戦2について。
 
 サクラ大戦と現実世界には時系列にゆるやかな相関関係があり、基本的に花組の物語は「後戻り」はしないようになっています。
(奏組になって初の「後戻り」が起きた訳ですね)
 このため現在、舞台やライブで進行しているサクラ世界は、サクラ2→サクラ4と進んだ世界がベースになっています。
 サクラ2をやった事がない人だと、見ていて話がつながらなくなります。

 この意味で、サクラ大戦2は中核となる重要な作品なのですが……
 残念ながら、現行機種でこれを遊べるのはPSPだけ、という事になります。
(PC版はWin7に普通にインストールしても動かないのです)

 理想的には、TVアニメ2クール→第二期でサクラ大戦2、となれば良かったんでしょうけどねぇ。そうスマートには行かなかったのは仕方ない所。
 マンガで読めるならそれでも良かったんですけど、こちらはホントにいつになるか。

 たぶん、「新作ゲーム」が出る際には、今までのタイトルは「移植」で連動企画を仕掛けてくるだろう、と私は予想しています。

 ……Win7対応版を売り出すのが一番てっとり早い、という気はしますが……


 山崎真之介について。

 どのメディアでも「ナルシストで情緒が不安定気味な天才肌」、という描き方は割と共通していると思います。
 でもそれだと、「火車」にキャラがカブりまくりですよね。手から炎を出すと、余計にそんな感じ(苦笑)。

 真之介がサクラ世界で成した実績から考えても、もっと大物である感じを出してもらいたい。「魔物」が帝都の本来の主であるという主張の、説得力のある理由を描いていただきたい。
 漫画版はこのあたりを実践中、という所でしょうか。

 この意味では「サクラ2」冒頭の山崎は預言者の役割で出て来るので、いい感じですね。
 歌舞伎でも、チャンバラで切り結んで行くうちに結ってある髪が少しずつほどけて顔にかかり、死に際に妖艶な雰囲気を振りまく、という演出はよく行われますが、それに近いものがあります。
とりなべ <rpbyunwque> 2012/03/12 12:36:31 [ノートメニュー]
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