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ノートの内容 : 第一幕その4 キネマトロン通信も終わり、画面にはリトルリップシアターのロゴが大きく映し出されています。 サニー「いや〜大型キネマトロンの実験は大成功のようだな。」 そこへ、上手から声が。顔を向けるとサニーさんが手を背中に組んで立っていました。 サニー「やはり、アメリカは何でも大きくなくちゃいけないな! 全てに大きく、なんでもビッグに!」 16日の夜公演からは「私のように。」と最後に自分を強調する言葉を加えてました。(笑) 満足げに舞台中央に向かって歩いてくるサニーさんとちょうど鉢合わせするように、レースカーテンの向こうからおずおずと現れる人物が一人。 大河「あの〜……」 大河、としていますがその格好はプチミント!(爆) その姿を見たサニーさんは満面の笑みですよ。(笑) 今回、衣装が改良されてました。肩が隠れて、肩幅をごまかせるようになってました。でも、化粧が明らかに厚化粧すぎです。(笑) 頬が不自然に赤くて、唇も嫌味なほどピンクな上につやつやしてますよ!(汗) サニー「いやぁ、似合ってるねぇ大河くん!」 大河「ははは、ありがとうございます。(スカートをつまんで軽く礼) …あの、でも問題がー……」 サニー「問題ってなんだい?難題かい。」 去年に続き駄洒落ですねー(笑)今年は、さほどつっこまれずにスルーされてましたが。(爆) さて、言い出したはいいもののどう切り出すか迷っている新次郎はほとほと困り果てた表情で俯きます。 大河「母が来たから女装はヤダって言えないしなぁ… …そうだ!(サニーの方に向き直り) あの、サニーさん。ぼくは紐育華撃団の一員として、悪と戦う為にここに派遣されました。 なのに女装をするなんて、どう考えてもおかしいと思います。」 サニー「大河くん、何言ってるんだい。ほら、ニッポンの世阿弥も言ってるだろう。 秘すれば花なり秘せずは花なるべからず。(新次郎を置いて、上手へと向かいながら) これは、秘密にすることが花だということだよ。この意味、わかるかい?」 大河「はぁ…」 熱弁するサニーですが、新次郎は返事はしているものの、真意はわからないようで首を傾げています。 サニー「秘する意味を知るという事は大事なことなんだよ。 まぁ、まだ君は若い。これからいろいろな事を経験していくんだ。その女装の意味も、いつかわかるときが来るさ。」 大河「…女装に意味があったんですか!?」 サニー「もちろん!全てに意味があるんだ!」 思いっきり怪訝そうな新次郎に、キッパリと言い切るサニーさん。 そこからどう展開していくのかと思っていると、上手からあたりを見渡しながら双葉さんがやってきました。 双葉「新く〜ん、ドコにいったんだ?新くーん。」 その声を聞いた新次郎は慌ててサニーさんの後ろに隠れます。 そのことについて特に何かアクションを起こす前に、サニーさんと双葉さんが鉢合わせます。 サニー「これはこれは、大河くんの母君。」 双葉「双葉だ。」 サニー「失礼、ミセス双葉。」 サニーさんは丁寧にお辞儀をするものの、双葉さんは訂正を求めて、その後に自分も礼をしていました。 サニーさんが動くたびに、それにあわせるように小さく動く新次郎が妙にツボです。(爆) 名前を大事にする方なんでしょうか。 挨拶がすんだところで、双葉さんが本題を口にします。 双葉「いやな、新くんが客席で見ててくださいって言ったきり、慌ててどこかに行ってしまったのだが…」 サニー「ほう、そうですか。 …ああ、新くんならここに。」 大河「ああっ!?」 やっぱり面白そうな方に事態を転がすんだ、このお人は!(爆) 一瞬の間に新次郎の肩を掴んで前に出すと、自分は下手側に数歩離れて傍観者モード。 一方、とうとう母に見られてしまった新次郎と、息子の思わぬ姿を見てしまった双葉さんはしばらく硬直していましたが… 大河「かっ母さん、これには事情が…!」 双葉「…かわいいっ!!」 大河「へっ!?」 サニー「でしょう!あ〜母君もそう思いますか!」 なんとか喉を動かした新次郎ですが、言い募る前に双葉の意外な言葉を聞いてまた硬直してしまいます。 一方、そんな展開に一気にテンションが上がったサニーさんは自信満々に笑みを湛えています。 戸惑う息子の周りを、軽い足取りで周りながら双葉さんはとっても楽しそうです。(笑) 双葉「いや〜なかなかよく似合っているじゃないか。 実は女の子も産みたかったんだ〜けど、新くん一人しか産めなかったんだ〜 (こちらから見て新次郎の右隣で立ち止まり)新くんは、女の子にもなれたんだな。すごいぞ〜!」 大河「いや、なってないですよ!」 双葉「新くん、大きな男になったなぁ。母は嬉しいぞっ」 首をかしげたり、小声で抗議しますが感激している双葉さんは構わずまたもハグ! 双葉さんほど豪胆な方も、そうそういませんよね〜(笑) これで一段落だろう、と判断したのかサニーさんが声をかけてきます。 サニー「まぁまぁ、親子の事情はそれくらにしておいて… 大河くんはそろそろショウの準備があるだろう。」 大河「は、はい。」 双葉「え、新くんも今夜のショウに出るのか?」 キラキラした表情でサニーの近くに双葉さんが足を進めると「ショウ(そう)。」とまたも駄洒落をかますサニーさん。(爆) 大河親子がちょっとこけてる中、サニーさんは数歩足を進めて新次郎の肩に手を置きます。 サニー「ええ。母君、大河くんはこれから人気者になりますよ〜」 双葉「それは楽しみだな、ミスターサニーサイド。」 盛り上がる2人をよそに、本人はいや、どうかなぁ…と首を傾げ続けています。(笑) サニー「それじゃあ、大河くん。母君をお席までご案内してあげなさい。」 大河「はい。 母さん、こちらです。足下に気をつけてください。」 双葉「ありがと。」 案内は板についてるのか、すんなりと聞き入れて双葉を下手へと案内していきます。 その後姿を見送ったサニーさんは、一言。 サニー「仲良きことは良き事かな。人生の薬味はサプライズ。 そして、人生の薬味のサプライズはこの劇場にある!」 ばっと両手を広げて高らかに宣言するサニーさん。 なんだか、最近サニーさんのモットーが「人生はエンターテイメント」じゃなくて「人生はサプライズ」に思えてきましたよ。(爆) そんなサニーさんのもとに上手から駆け込んできたのはワンペア! プラム「サニー大変よ〜!」 杏里「にゃうん、大変なんです〜!」 サニー「なんだい、2人とも。今度はどんなサプライズだい?」 プラム「もう大人気よ!当日券も完売しちゃったのよ!」 杏里「それでもまだ、たくさんの人が並んでるんです!」 サニー「ファンタスティック!さっそく、立見席を用意したまえ。」 少々のことじゃ驚かないよ、という風情のサニーでしたが、2人の報告を聞いて思わず叫びます。 すぐさま2人に指示を出しますが、2人は余裕の笑みを交わして胸を張ります。 杏里「それはもう、用意しました。」 プラム「嬉しくて、ご報告に来ちゃいました。」 さすが!有能なスタッフで嬉しいですね、サニーさん。 で、帰ろうとする2人ですがサニーさんがすかさず呼び止めます。 サニー「ところでプラム…君はなんで昼の会にしか出ないんだい?」 ズバリ言われたプラムは苦笑いを浮かべて絶句。 隣の杏里は2人を交互に見て様子を窺っています。 サニー「なんでも、噂によると…あくまでも噂だけどね。他の舞台に出ているとか。」 杏里「ええー!?プラム、舞台に出てるの?」 プラム「…じゃ、失礼しまーす。」 驚く杏里やつっこむサニーをかわす為にそそくさと去ろうとするのですが、杏里ががっちりつかんで離しません。(笑) そのまま舞台中央につれてこられてしまいます。 サニー「まぁまぁ、真ん中に。 なんでも各州を又にかけ、いろいろ公演しているらしいね。名古屋、仙台、山形…」 プラム「そ、そんな州アメリカにはないじゃない!」 サニー「ああ、そうだね。だから噂だよ。 それに、風間杜夫と一緒にやっているそうじゃないか。 いや、違う所で新しい人と組むのはいい経験になるから決して、私は責めているわけではありませんよ。」 プラム「責めてる…」 ぼそっと呟いたプラムさんが切実すぎます。(笑) サニーさんは笑顔でとんでもない事を言い出す人ですからねぇ〜 サニー「ですから、ぜひとも!パフォーマンスをしてもらいたい!」 でも、こちらはそんなサニーさんの提案に大喜びで乗りますよ。(笑) サニー「では、プラムが、踊ります!!」 プラム「ちょっ、そんないきなり!」 サニー「いやいや、これはすぐ終わる!すぐ終わるから!音楽、スタート!」 有無を言わさずとはこのことか。(笑) 流れる音楽に合わせて踊りだすプラムさんなのですが、その踊りがまたすごいんです! 身体が柔らかいといいますか…かなりダイナミックな振りつけもちゃんとこなしています。 ちゃん♪と音楽が終わると同時に決めポーズをすると、サニー、杏里はもちろんのこと客席から大きな拍手が。 サニー「さ、それじゃ杏里。ついでに踊ってくれるかい?」 杏里「ええっ!?そんな!」 サニー「はい、音楽スタート!」 まぁ、ここに居たのが運のつきですね。 ということで杏里も踊るのですが、杏里は両手を広げて回ったり、盆踊りのような振り付けでした。ニッポンですね!(笑) 思いがけず2人のダンスが見れた嬉しさで拍手をしていると、誰かが「サニー!」と叫んだので、それがどんどん会場中に広まっていきました。 サニー「聞いたかい、2人とも!喝采だよ!」 プラム「サニーって、言ってるけど…」 それに構わず話を進めようとするサニーですが、プラムが逃しません。(笑) プラムがサニーの台詞を止めたことで一層声援が大きくなり、とても逃げられる方向じゃありませんよ。 ワンペア「それじゃあ、音楽スタート!」 で、踊りだすサニーなんですが……なんだか、すごい珍妙というかなんというか(笑) この人が踊ると、なんでも独特になってしまうのでしょうか。(爆) 曲が終わり、拍手を受けるサニーですが、それを手で制して静かに一言。 サニー「…私はオーナーです。 (腕を大きく広げて)これがサプライズだ。ホントのサプライズですよ。 みなさん、乗せ方がうまいですね。」 サクラのショウに長年付き合っていますから。(笑) これで一段落、だったようでサニーさんは上手にいる二人の方へ身体を向けます。 サニー「それじゃあ、2人とも。準備のほう、よろしく頼みます。」 ワンペア「イエッサー!」 元気よく返事をした2人は、仲良く並んで上手へ。 残ったサニーは「それでは、私もショウの準備がありますので、これで!」と下手に去っていきました。 ―――レッドベリー編 上手からやってきたのは、レッドベリー。別段興奮した様子も無く、無愛想なままです。 レッドベリー「オーナー。大変です。」 サニー「今度はどんなサプライズだい?」 レッドベリー「切符が足りません。」 サニー「どういうことだい?」 サニーが驚いて振り向くと、レッドベリーは腰に手を当ててぶっきらぼうに説明を始めます。 レッドベリー「だから、当日券も全て完売してしまったんです。それでもまだ、たくさんの人が並んでるんです!」 サニー「ファンタスティック!すぐに、立見席を用意しなさい。そんなことは、現場で考え処理するものだろう。臨機応変にね。」 レッドベリー「…わかりました。」 大喜びのサニーさんの指示を実行するべく、上手へ戻ろうとするレッドベリーですが、2、3歩進んだところでサニーの呼び止められて、舞台中央を示されます。」 サニー「ああ、レッドベリーくん。ちょっとこっちへ…踊りなさい。」 レッドベリー「は?嫌です。」 サニー「いいから、さっこっちに来て。」 レッドベリー「嫌です!」 サニー「音楽スタート!」 腕を引っ張って、舞台中央に立たせたサニーさんは、すかさず離れて合図を! 流れてくる音楽に、仕方なく踊りだすレッドベリーですがその顔は笑顔なんですよね〜振り付けも相まってかわいい! そんなレッドベリーの姿に、客席からは大きな拍手が。 サニー「レッドベリーくん、この音を聞いたかい? アプローズ、喝采だよ!私たちは、この音を忘れてはいけない。 私たちはこの喝采に全てをかけているんだ。それがエンターテイメントってことだよ。」 それを聞いたサニーさんは嬉しそうに語りかけますが、レッドベリーの心には響かなかったようで素っ気無い様子で上手へと足を進めて行きます。 レッドベリー「あの、あたしこの劇場を見直しました。こんなに人が集まるなんて… (サニーの方を見て)あたし、人が集まる劇場は、認めます。」 サニー「…キミに認められて嬉しいよ。」 さらにサニーさんが言葉を重ねようと口を開きかけたのですがそれには構わず言いたいことだけを言って上手へと消えて行っちゃいました。 サニー「あ……いや、たしかにお客様に来てもらうこと、それは大事なことだ。 しかし本当の喜びは、その先にあるんだけど…行っちゃったな。 では、わたくしが…」 にこやかに笑って両手を広げたのでこちらが色めき立っていると、ぱっと手を下ろしてしまいます。 サニー「と言いたいところですが、まだまだ準備があるんです。 では、また後ほど!」 右手を上げてそれだけ言うと、サニーさんは足早に下手へと去っていってしまいました。 ―――――― そのサニーさんと入れ違いで上手から現れたのは、ラッシー先生! ステップを踏みながら登場です。(この間に、舞台には紗幕が下ります。) ラッシー「ワン、ツー、スリー、フォー。ツー、ツー、スリー、フォー 華麗にに回って、ターン! …はい、出演者のみなさん、スタッフのみなさん、ダンサーのみなさん集まってくださーい。 皆さんは、今日のこの日のためにたくさんたくさん、ベリーたくさん!稽古をしてきました。 しかし、ショウは発表会ではありません。稽古どおりやればいいってものではないのです。」 どうやら、客席側に今回のショウに関わる全ての人が集まっているという設定みたいですね。 語りながら、ラッシー先生は舞台の方へと足を向けていきます。」 ラッシー「ショウで大切なのは、お客さんへのアピールです。 その第一は、笑顔です。スマイル! スマイル。スマイル。スマイル、スマ〜イル!笑顔は、お客様を幸せにします。 第二に…エロス!」 このエロスの言い回しが「エロォス」という具合に、かなり艶かしかったです。(爆) この時点で、ラッシー先生が居る場所は舞台の中央あたりです。 ラッシー「舞台とは、生の肉体。身体の曲線。腰、胸、首筋、アンド手先! お客様の視線をぐいぐい、ぐいぐいぐいぐいと惹き付ける魔力!それが!…エロス。 そして最後に、アガペー。 アガペーとは、愛です。皆さんが一生懸命歌い踊ると舞台の神様が愛してくれます。 その愛を感じたとき、みなさんは舞台に立つ意味がわかるのです。 その時、皆さんは劇場を包む愛の1つ、ひとつとなっていることでしょう。 お分かりいただけましたか?(客席が拍手で応えると、満足そうに小さく頷く)ありがとう。」 ちなみに、アガペーとはギリシャ語起源の言葉で、ラッシー先生の説明どおり神様の愛。無償の愛。を示す言葉だそうです。 この時点でラッシー先生は下手へと到達しています。ふと、客席の奥を見つめて個別に声をかけます。」 ラッシー「ああ、新次郎くん。新次郎くん! 稽古熱心なのはいいことだけどね、その…君がいまやってるそのダンス。 ワタシが振付けたダンスなんですけどね、新次郎くんが踊るとなんだか様子が…変!」 ああ、相変わらず新次郎は空回ってるんですね;; うん、がんばれ新次郎! ラッシー「…さあ、オープニングショウがはじまります。 心を込めて、歌い、踊ります。がんばりましょう!」 最後は静かに締めて、ラッシー先生に当たっていたスポットが消えると、荘厳な音楽が流れて舞台の幕が上がります。 ほの暗い、青い照明が照らす舞台の中央にはピッタリとしたノースリーブにロングスカートの女性ダンサー。 曲調に合わせて舞台に広がると、その中からダイアナ演ずるピンカートンが登場。その後には、ダンサーさんを挟んで蝶々さんも隠れています。 ピンカートン「♪ガラス細工の 白い蝶々のように 愛の真実は 壊れやすい」 ♪マダムバタフライの夢 曲は「愛の花」そのものなのですが、他の公式記事を見ると、曲名がこうなっていたので。去年とはまったく違う振り付け、衣装。セットも、昨年は障子窓がありましたが、今年は舞台の後方に真紅の布が敷かれているのみ。 ピンカートンは見た目はあまり変わりませんが、蝶々さんはすぐにわかります。昨年は赤に緑色が目立ったのですが、今年は全てが真っ赤。帯も足袋も。簪も白い花ではなく、小さな赤い蝶が3つ付いたものに。ピンカートンの白い軍服と全てが対照的に見えます。 ピンカートン「♪夢に見た 愛の花よ 異国の地に咲く 愛の花よ」 蝶々 「♪私ひとりで 祈りました あなたの神様に 祈りました」 互いに目は合わさず、ダンサーが2人を隔てる中、ピンカートンは青い照明の下で。蝶々さんは赤い照明の下で歌い上げます。 「♪たとえ嵐が来ても 繋ぎ合ったこの手を 離さないで」で寄り添う二人ですが、直ぐに邪魔が入り離れ離れに。 歌いながら、ピンカートンは上手側の舞台奥へ。蝶々さんは、上手の方へ向かいます。 「♪可愛い人 ある晴れた日に あなたはその青空 瞳に映して わたしの名を呼ぶ」で、ダンサーの一部が上手に素早く入り、真っ白な扇を持って戻ってきます。ピンカートンは歌いながら、高台になった舞台を下手へと歩みます。 最後の盛り上がりでは、ピンカートンが居る舞台奥がせり上がり、赤い布がそのまま段を隠すように、また広がるように一緒に上がって行きます。 蝶々さんの後ろからは白い布が下りてきて、ダンサーがそれを素早く広げて形を整えると、彼女たちはスカートが広がるようにターンをしながら舞台に倒れます。 「♪おどまかんじん かんじん あん人達ゃ よか衆 よかしゃよか帯 よか着物(きもん)」に合わせて右手に掲げられた扇を次々に落として、微動だにしなくなりピンカートンには白い花びらが。蝶々さんには赤い花びらが降り注ぎます。 ピンカートンが空を仰ぎ、蝶々さんが前を見据える中、幕が静かに下りていきます。 昨年よりも、より精神面を重視した作りに、この歌の新たな魅力を見たような気がします。 一幕の終わりに見た素晴らしい舞台に惜しみない拍手を贈り、その余韻も終わる頃、幕前に照明が入り、下手から新次郎がやってきます。 大河「1、2!1、2!1、2!(中央まで行かずに、下手で止まる)ぜんたーい、止まれ!1、2! 只今より、20分間の休憩です。」 休憩と伝える前に、掛け声が入った日は「ありがとうございます!」とか「でっかい男になってみませす!」とかその言葉に応じた返しをしていました。 大河「休憩の後、紐育レビュウナイト、第二幕をご覧頂きます。 それからですね、グッズのほうがたくさん発売しています! パンフレットやブロマイドはもちろんのこと、今回は 公演記念Tシャツやオリジナルネクタイ。 それから、このショルダーバッグ。こちら、ぼくの私物となっています。」 このショルダーバッグ、意外と人気があったらしく、2日目からは「今回の公演の分は完売になってしまったのですが」と付け加えてました。まだ、後日の分は確保してあるとお知らせしてました。 大河「それから、クリームパフ!こちらは日本ではシュークリームという名前で発売されてますね。 それからですね、このバッグの中から…じゃじゃん! こちらも、ぼくの私物なんですけども、カードケースとなってます。 これはスイカやパスモ、イコカなどを入れてもらうことができます! コレに入れると、改札でエラーがおこりにくくなる!という優れものです。 たまにありますよね、チャージしてるのにガチャンって閉まっちゃうのが。 おこらなくなる、じゃなくてあくまでもおこりにくくなる!ということで。」 そこは、くれぐれも強調なのですね。(笑) 大河「バッグから団扇を取り出して)いや〜それにしても今日は暑いですね〜こう暑いと団扇が欲しくなっちゃいますね〜 (手元を見て)ああ、これは!!(笑) はい、公演記念団扇も販売しておりますので、是非とも売店にお立ち寄りくださいませ。 それでは、また第二幕でお会いしましょう!大河新次郎でした!」 もう、初日は「そして今回の目玉はですね」とカードケースのみ詳しく紹介していたのですが、回を増すごとに紹介が長くなっていきました。(笑…初日初回は、ショルダーバッグをかけてませんでしたし。) 16日夜公演ではネクタイまで仕込んでました。「それから、お気づきの方もいらっしゃると思いますが…」と言ったら、客席からネクタイ!という声があがったのでベストの中にしまってあるネクタイを前に出してアピールしてました。「こちら公演記念ネクタイとなっています!もちろん、これも私物です!(笑)これから普段でも使っていこうと思っています!というわけで…ちょっとしまうのに時間が掛かってますが」と去る前に加えてました。「ぼくがネクタイを前に出しているのは珍しいですよね。」とも言っていたような? もう、セールストークがうまいです。(笑) 去っていくときも「1、2!1、2!」と声を出しながら下手へ向かっていました。 さて、休憩時間。こちらも第二幕に備える時間ですね。 ではまた、20分後に! 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