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ノートの内容 : それでも天国に憧れる(バレあるかも) こんばんは夢織時代さん。 帝都に住みながら、歌謡ショウにはとうとう1度も縁が無かった男ですが まあショウの筋は分からなくても大丈夫だろうと思いつつ読ませて頂きました。 とりなべさんが上で仰っているように、7つの龍玉でかなえたい願いNo.1の座を 宗教が生まれた時からぶっちぎりで守り続けているであろう『不老不死』の切なる願いは それと同じくらい昔から、耐え難い代償を伴うもの、忌避すべきもの、悲劇の種として 詩歌文学に謳われてきました。 もしかしたら、根源的なところで、不死という言葉、蘇生という言葉が『生誕』『新生』の 対義語だからなのかもしれませんが。死なないのなら子を成す、血を残すという行為は不要ですし、 そうならアダム以外にヒトという種は必要ない訳で、それは不死を願う本人自身の存在否定です。 が、それでも、ヒトの復活を謳う宗教は世界最大の支持を受けています。 なにより、かく言う私自身、不老不死蘇生がかなうならば叶えて欲しいと思いますし、 そうあれかしと願う人間でもあります。 死して尚、地獄の業火に焼かれる世界を創造してでさえも、対となる永遠の生の世界、天国に 憧れるのは人間のサガなのかもしれません。 で、サクラ大戦の話に戻ってくる訳ですが(寄り道し過ぎ)、『サクラ大戦4』において 自分の作った子のことは後の世代に任せろというメッセージをユーザーに発信してる訳です。 それは即ち生誕を祝し、新生することを願うことが『サクラ大戦』の目指す道だと語っている訳です、 反魂や蘇生や奇跡が容易に存在する世界において、なお。 遡れば、サクラ3。パリシィの意思に反しても……つまり旧世界の意思の『蘇り』を妨害してでも、 今を生きる子々孫々の世界を守り、育むことを決めた世界。 限りある人生の選択を後悔するな、と語ったあやめさんや一馬が反魂され、妖化して不老不死を 体現し、決して死ぬなと語ったかえでさん以降が新生による継続を謳うのは考えてみれば皮肉です(苦笑)。 しかし……それでも、それでも、大事なものと引き換えにして良いと願えるほど、禁断の果実は あまりに蟲惑的で、魅力的で。 同じく、『絶対に降魔を倒せる』魔神器の魅力が裏御三家誕生以来、太正まで千年以上もの間、 時の権力者を捕らえて離さなかったように。 魔神器を破棄してまでさくらを守った大神の、仲間の命に対する執着は、ある意味それ以上という ことが言えるでしょう。今の大神といえども、いいえ今の大神だからこそより強く、その魅力に一人で 抗うのは無理っぽい気がします。 たとえばもしも、サクラ4で、椿ちゃんの乗った翔鯨丸が長安inミカサに 撃ち落とされるなんて展開で三人娘と別れろなんてシナリオだったならば 本人が「いい夢見せてもらいました」なんて言おうがなんと言おうが うちの大神はオーラロードを開いてバイストンウェルと世界を繋げてでも連れて帰って来る ぐらいには暴れていたと思います。 さくらくんが結局生きているからこそ我を取り戻した大神ですが、もし進行形で「死んでいる」 さくらくんを前にして反魂の魅力に取りつかれた大神だったら……。 それを止められるのは、1度は山崎を止められなかった、1度は一馬を、部下達を死なせた、 米田をおいては、他にないような気がします。 なんだか感想というより駄々喋りになってしまいました。まとまりがなくて申し訳ないのですが、 このSSを読んで思ったことをつらつらと書かせて頂きました。 この話に込められた意思とメッセージを踏まえつつ、もう一つの第十話も期待しt(略)。 発言修正
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