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ノートの内容 : スイイ的紐育レポ総括ほか では、こちらは総括から。 ◆総括◆ ……ということで、ざっと追いかけてきてみました。 デキとしては文句なしだったと思います。なんせこれまでの紐育曲全曲 フルコーラス。まさに『歌う大紐育』の名に恥じない公演だったかと。DVDの 発売も本当に喜ばしいことです。たくさんの方々に観ていただきたい、また 購入を後悔させることはない高い完成度だったと思っています。 まぁ、正直初回公演は結構ちぐはぐっていたので「あららら?」と思うと同時 に、逆に凄みすら感じられ思い出されたのは帝都の皆さんの円熟した演技 でした。まるで鏡に映すかの如く、紐育の面々があちこちで細かいミステイク を出しているのを見ていると、そういうのがもう殆ど出てこない帝都の面々は 矢張り10年の歳月を経ているんだ、と思ったものです。しかしその紐育の 面々もその後堅さというか過度の緊張が解けてきたのか、どんどんよい 歌やお芝居を見せてくださるようになっていきました。目に見えて良化して いくのが分かるのですよ。矢張りこれも初めての公演ならではの醍醐味と いったものでしょうね。 でもひとつ、その初回公演で思ったこと。帝都の同じ初公演『愛ゆえに』 ではのっけから初代檄帝でもう舞台のとっ始めから観客を太正帝都の 空気の中に否応なしに引き入れてしまったのですが、この紐育初公演では 同じ主題歌である『地上の戦士』は最後の登場でした。『ここはパラダイス』 でもはいいけれど、矢張り『地上の戦士』の方がその『否応なしに引き込む』 力は強くその牽引力こそが今回は初公演だけにとりわけ大事だったのでは ないかなぁ……とそんなことを思いました。 私はこれで帝都・巴里・紐育全ての初舞台初回公演を観ている訳なの ですが、今回の紐育の初々しさと言ったらこれまでで群を抜いていました (苦笑)。それがきっとこの紐育星組の舞台に於ける味のひとつなのでしょう。 これが次回以降ももっとよい方向に作用してくれたらいいなぁと思います。 本編同様の隊員たちの仲のよさ。それも相俟って、もっとこの面々の お芝居を観たいなぁと強く思いました。こう思わせたら興行としては勝ち、 でしょう(笑)。個人的には、それを促進する為にも紐育曲をもっとカラオケ に入れてほしいとか思うのですけれど<アンタは特にそうだろうな(笑) あ、そういえば初公演だから楽後には『地上の戦士』アンコールもあるかなー とか思ってたりしたのですがなくてちょっち残念(苦笑)。 ただ若干これからの自分の観劇スタイルは変わるような気もしまして。 なんだかこれから先はあまり前の席では観ない気がしています。今回も主に 2階席で観劇していたのですが、客席まで含めてステージを遠くから眺める のも悪くないなというか(って、これまでも中日などはかなりそういった比率が 上がってきていたのですけれども)。自分たちがかつて座っていたそういう前の 席、燃える席(萌え、ではないですよ笑)はもうこれからの新しい、紐育星組の 皆さんと同じ年代のサクラファンの皆さんが座るべきなのだろうな、とそりゃもう 老いたこと考えて居りました(苦笑)。勿論、場の雰囲気を掴む為にはその 公演中一度は多少前の席には座る努力はするかもしれないけれど、それも その一度きりだろうなーと。今回は特に歌歌歌で多少遠くの席でも十分に 楽しめてしまったからなのかもはしれませんが、そんな感じでこれから先は 遠くから星組の皆さん(と熱いファンの皆さん)を見守る、みたいなスタイルに なりそうです(苦笑)。 なんせもう、最大回数観られた『地上の戦士』もマジで殆ど振付覚えてません し(曲の前半で手を交差させるところくらいしか……)、ラストのバキューン! も然り<つか、アンタ元々覚えようとしてなかったじゃないか って、それで 思い出しましたけど、『地上の戦士』にせよバキューン!にせよ、どうも横幅 結構取るアクションのような気がしたのですが……熱いファン同志で隣あって ぶつかったとかでモメることにならなきゃいいけど、とかそんなことを思いました。 さて。 いつもですとここでちょっち毛色が変わる頃合いなのですが、折角ですので キャスト各人のスイイ的印象セリフと印象そのものなどを。 ◇◇◇ 「もうもたなくなってきたから」 ジェミニ君=小林さん それにしても前説のあの自在のなさっぷりがまたジェミニ君そのもの でした(苦笑)。こりゃ紐育組もCVさんのフィードバックが大きくなりそう ……って、既にかなりの部分フィードバックさせた上で本編とかも結構 構成されてんじゃないのかと思うほどのハマりっぷりです。先にも書き ましたが、ジュリエットのドレスがかわいかったです♪。可憐、という言葉 はこういった姿に使うものなのだなと痛感したですよ。 「あのムーンウォーク野郎も」 サジータさん=皆川さん 本当にシャ○ルズというか、黒いドーランを塗って登場されました。って、 でもスイイ的にはとうとう最後まで麻弥さんにそっくりだーそっくりだーって その印象が強いばかりで。肌の色とかそういうのではなくて、顔の造りが 麻弥さんに本当に似てました皆川さん(苦笑)。きっとこう思ったのは私 だけじゃないと思うのですが。で、麻弥さんのように客席に振るタイプの 方のようです、皆川さんも。 ダンスの仕上がりをとても気にされてましたね(苦笑)。ダンスがニガ手な 私としてはよく分かりますその気持ち<アンタと一緒にするなよ失礼だろ (嘆息) 「はい。ダイアナです。」 D穴さん=松谷さん この挨拶時のゆっくり口調といいラッシー先生へと投げた「……え?」と いい、あのゴーイングマイウェイぶりを存分に発揮していました。それで いて黒いところがひとつもなかったので(入れようのない本だったから、と いうのもあるのでしょうけれど苦笑)本来のこのキャラクタのよさの際立った 公演だったのでは。松谷さんご自身については、やっぱピンカートン少尉 の凛々しさに尽きましょう(苦笑)。彼女の演じる男役をもっと観てみたい ですねー。『地上の戦士』のように低い声も矢張り出るようなので。 「ところてんたべたーい!!」 リカちゃん=齋藤さん とにかく何しててもめんこいリカちゃんでした♪。それでいて、先にも書き ましたが星組の中で一番の比類なき完成度を誇っていたのが凄い。って、 まぁあれだけ地声まんまっていうのもあるのでしょうけれど。西原さんに しても小桜さんにしてもこの齋藤さんにしても、帝都・巴里・紐育ミニ組の 方々は本当に地声そのまんまなんですねぇ(苦笑)。 タップきびきび踏んでたり床でごろごろ〜してたりと色々見せ場の多い彼女 でしたが、スイイ的には彼女の台詞といえば今回はこれです。サジータさん が言い終わるか終わらないかのうちにぴゅーとか飛んでいくサマがまた、 くぅ、かわいい(苦笑)。 「まずいものはまずい」 昴氏=園崎さん 唯一星組の中で先行して昨冬のデナーショウに登場されていただけあって か、一日の長な雰囲気が随所で感じられました。先にも書きましたがクール な役どころなのをよく理解されているのでアドリブでもそのクールさを貫いて おられましたね。同じ欧州星組出身のレニ坊伊倉さんも壊れるまでにおとそ と4年の歳月を必要としましたが、さて園崎さんはこの先どういった展開を 見せてくださるのでしょうか(苦笑)。なんかそっちがむしろ楽しみです<って オイ(笑) 「ショウは思わないか!?」 サニーサイド氏=内田さん サニーぶりに更に磨きのかかっていた内田さんです。とうとう全4回、台詞 抜け歌詞間違いのなかったことがありませんでした(苦笑)。でもいいんです、 サニーサイド氏のあの輝かんばかりの怪しいオーラは今回も120%再現 されステージ上で炸裂しまくってましたから<ほめてんのかそれアンタ(笑) オヤジなギャグも炸裂しまくってましたが……いいんですそれすらサニーの 証左にまた他ならなく!<やっぱりほめてるようには…… 個人的にはそのうち、甥っ子とデュオ曲をやってほしいものです。つか、 チョコミントでもかまいませんけれど<本当かよ!!(笑) 「にゃうん、」 杏里ちゃん=本名さん 彼女についてはスイイ的に、やっぱ「にゃうん、」に尽きます。 本編でこの台詞と出会った時はなんともどこから聴いても『作られた台詞』 で違和感ばりばり感じたものでしたが、今回の劇中で彼女の口から 放たれたこの台詞はもうすんなり演技に溶け込んでまして、でもってむしろ 彼女のかわいさを引き立てていたのがすごい(苦笑)。それくら自然な 「にゃうん、」でしたね。本名さんご自身も殆ど自然な演技ままで、それくらい 実はとちることもなく演じておられたと思います。いや初回公演こそは全体 的に声が小さくてこの先どないなるんや(by花組対戦コラムス紅蘭)思い ましたけれども(苦笑)。 「……男が泣いたら、カッコ悪いからね」 新次郎くん=菅沼さん いやぁ、見事なしんじろー再現っぷりでした菅沼さん。ええもう特に ナゾの生き物 なところを十二分に<そこかよ(笑) というのは2%くらい冗談として、モギリ服のボディラインの再現度がまた ブラゥヴォーでした。劇中の甥っ子も大したスリム体型なんですが、菅沼 さんもまさにそう。ラッシー先生にこそリズム感がどうのこうのと言われて ましたがダンスもそのスリム体型のおかげでとてもよく映えていました。 歌についても音程も声量も十分でしたし、デナーの時に既にかなり高い レベルを感じていましたがまさに今回はその本領発揮といったところ だったでしょうね。それでいて叔父さんと違いアドリブトークまで得意と 来たのだから、かまわれっ子なのに芸達者というオールマイティーぶりは この先どこまで進化するのやら(苦笑)。陶山叔父もその朴訥ぶりこそが 叔父さんのキャラクタと相俟ってそれはそれですごく好きだったのですが、 彼の後を引き継いだ21世紀の隊長さんは更に侮れないかと。だって彼は もう、客席のコントロールの仕方すら既に体得してるんですから(笑)。 そういえば、パンフなどでは目ぇかっ開いてるカットとかもあったりしましたが (苦笑)、舞台の上では常に笑顔の為、非常に目が細く見えましたですよ。 最早鈴木涼太さん並みのシャイニングスマイルだよなぁ、アレ(矢張り苦笑)。 それでも、彼の台詞……というか菅沼さんご自身の心情の吐露が今回 矢張り一等印象的だった訳で。PM嬢とか演じてた訳ですが(楽では アドリブまでぶちかましたりしてくださりやがってた訳ですが)彼本体の 『男の定義』は矢張りそうなのだなと思った次第で、ってある意味 当たり前なところもはありますけれどね(苦笑)。 でも涙を流すくらい感受性の大きいということ、それ自体はとても いいことだなと思っています。感情の振り子が大きい、それすなわち 次の舞台への更なるフィードバックの幅をも拡げてくれる筈ですから。 だからこれからもがんばれ、菅沼しんじろー!! ◇◇◇◇◇ ということで、今回も矢張りながながと書いてまいりました。ですので ながながとお付き合いいただき、ありがとうございました。この公演の DVDが発売されるのは夏とのこと、それまでにはおそらく夏の帝都の ファイナル歌謡ショウのチケ大なども済んでいることでしょう。なんとか 希望通りの公演の席チケ入手が叶った上で、心やすかに観たいもの ですね(苦笑)。 それでは以上、アベスイイでした。 この後、時間を少し挟んでおまけをつけてみようかなとか。 もう少々お待ちください。 発言修正
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