如月紫水 への返事 |
28日スペシャルゲストパート 28日は、スペシャルゲスト登場日!! ということで、登場するシーンはかなり違うものになったので、分けてみました。 初登場シーンは、入国審査の場でした。いつもなら西村さんは見舞いを置いて去るだけですが… 西村「…おい、腕。大丈夫か?」 ウボボ「これが大丈夫に見える?」 西村「そうか。そうだよな。」 持っていた籠を床に置いた西村さんは、折れたウボボの腕をつかむと「ふんっ!!」と気合とともになんかすごい方向へ捻じ曲げる!!(爆) ボキボキボキッとすごい音がしてびっくりしたのはウボボ本人。 ウボボ「な、何するヨ…!!(はっと己の右腕を見て)…治ってるー!!」 一つうなずく西村さん。ボスは骨折じゃなくて脱臼させたんですね。で、それを戻すすべを西村さんは知っていると…いろいろと連携が取れそうですね。(爆) 腕を直してもらったウボボは、先ほどボスにやられたことを忘れたように大喜び。 「なんだ、良い人だったんじゃん♪通っていいよー」と上機嫌に通しちゃいました。(笑) 二人が完全に下手へとはいって行ったのと入れ替わりにジェームスが戻ってきました。 一人ということは、逃げられちゃったんでしょうね;; そして、次に上手登場したのは……真っ赤なシスター!!そして、鮮やかな桜色の着物! エリカ「さくらさん、エリカを誘ってくださってありがとうございました!」 さくら「紐育へ行く途中だったので、お誘いしてみました。」 もう、出てきたところで大歓声! どうやら、さくらさんは西周りで紐育へやってくる途中に巴里に立ち寄ったみたいですね。 エリカ「紐育にサムライ娘、いるでしょ?」 さくら「ジェミニさんですね。」 エリカ「いいなぁ〜〜!エリカも、えいっとりゃー!ってチャンバラがしたいです〜!」 さくら「(怪訝そうに)…エリカさんってマシンガンでしたよね?」 エリカ「(がっくりを肩を落として)……そういう設定なんです。エリカ、困っちゃうっ」 さくら「かわいい……」 舞台中央で両手をきゅっと胸の前で握りしめ、可愛くポーズをとる後ろでさくらさんが思わず一言。 でも、この「かわいい」には呆れもちょこっと入っているのか次の一言が思わずといったものに… さくら「あ、エリカさん。あそこが脳波の検査をしてくれる所…じゃなくて!入国審査してくれるところですよ。」 エリカ「パスポートですね。」 ポシェットの中を見るエリカですが、あれ?と首をかしげてパタパタと自分の体を叩きますが、目当てのものは出てこず… エリカ「パスポート、忘れちゃいました!」 さくら「パスポート無いと入国できないんですよ!?」 エリカ「…大丈夫でしょ。エリカちょっと聞いてきますね。」 心配そうなさくらをよそに、エリカはさっさと下手の入国審査官の二人の元へ。 右手でスカートのすそをちょんとつまんで、優雅にお辞儀をします。 エリカ「あの、ボンジュール!」 二人「…また変なの来たよー!」 まぁ、真っ赤なシスターなんてたしかにあんまり見ませんからね。(爆) でもちゃんと仕事をしようと並んでいた二人のうち、ウボボが動きエリカを挟むようにこちらから見て右側へ立って手を出します。 ウボボ「ヘイ、パスポートプリーズ!」 エリカ「ノン!」 ウボボ「ノー?」 エリカ「パスポート、無いノ!」 二人「無いノ!?」 ジェームス「パスポート無いと入国できませーん!」 陽気にあっさりと言うエリカに、審査官の二人は顔の前で腕をクロスさせて、大きくバツマークを作って完全拒否! それに困ったエリカはそれぞれに近づき顔を覗き込むようにして懇願します。 エリカ「ええー!?そんなぁ〜!エリカ、困ってしまいます〜〜! お願いします!どうしても紐育のショウが見たいんです〜! わたしは、怪しい者ではありません。わたしは、神に仕える者です。 お二人のために、祈らせて下さい。 (胸の前で両手を組んで目をつぶる)…神様、この心優しそうな… …(交互に見て)お名前は?」 ジェームス「ジェームスだ。」 エリカ「ジェームスさんと…」 ウボボ「ウボボだよぉ〜」(地を這うような、低い声) エリカ「…ウボボだよぉ〜(マネして低い声)さんが神様のお導きにより 素晴らしい毎日を過ごせますように。 (膝をつき、胸の前で十字を切る)……アーメン。」 エリカの祈りが完成した瞬間、キラキラした光が辺りを照らし、二人は驚きの表情を浮かべて天を仰ぎます。 ジェームス「おおおおっ……心が洗われたヨー!」 ウボボ「もう、もうさぁ〜パスポートとかどーでもいいよ!」 二人「どうぞ〜!!」 エリカ「メルシー♪」 すっかりエリカの力にやられた二人は、あっさりエリカをアメリカ国内へ。(笑) その一連の出来事を半ば茫然と見守っていたさくらは「いいのかな?いいのかしら?」と首をひねりますが「ネクスト!!」と声をかけられたのでおずおずと先にエリカが待つ入国審査のカウンターへ。 でもさくらが言葉を発する前に審査官の二人はさくらの服装に着目し、興味津々。 ウボボ「オゥ、キモノ!ってことは、ニッポン人だよー!」 さくら「あ、はい!あ、あの(膝をついて胸の前で十字を切る)アーメンの方の、フレンドです!」 ウボボ「それ、おかしいでーす!ニッポン人とフランス人がフレンドのわけないでーす!」 にこりとエリカが微笑んでいますが、審査官の二人は真っ向否定。先ほどのエリカのように、二人に挟まれる形になったさくらは どう言ったらいいものかと寸の間言葉に詰まっていると、ジェームスがさくらの手にしている細長い包みに着目します。 ジェームス「お、何を持ってるんですか〜?調べます!」 さくら「あ、はい!」 やましい事が何もないさくらはすんなりとその包みをジェームスへ。ウボボが「おお!ジェームスが、ジェームスが今まさに紐に手をかけて!」と盛り上がって包みをはがす様子を実況しますが、その包みの中身を見た二人は驚きに目を丸くします。 ジェームス「わ〜〜!!カタナ!!!」 さくら「はい!(すっと鞘をつかんで刀を自分の手に持つ)これ、荒鷹です!」 さくらの愛刀、荒鷹!見ているこちらとしては当たり前の光景ですが、突然真剣が現れたため二人は軽くパニック状態に。 二人同時に銃を抜き、その銃口をさくらへと向けます。 ジェームス「ウボボ、撃ちなさ〜〜い!!」 先ほどまで笑顔だったさくらですが、降りかかる火の粉は払わねばなるまい!と素早く荒鷹を構え 銃弾を正確に弾き、電光石火の動きで舞を舞うかの如く刀を二度振り下ろし、再び刀身が鞘に収まると…二人の手にあった銃身はみごと真っ二つに!! さくら「またつまらぬ物を切ってしまった!」 これ以上ないくらい目も口も開いて驚く二人の間でさくらは有名な決め台詞(笑)とともに照れ笑いを浮かべながら頭をかきます。 なんだか噛み合わない空気の中ですが、そこを物ともせずエリカが目を輝かせて手を叩きながらさくらへ駆け寄ってきます。 エリカ「うわ〜〜!!すごい、さくらさん!かっこいいです〜〜!!」 エリカは大興奮で大喜びですが、銃をダメにされた二人は……とどう動くか見守っていたら、あまりの見事な剣技に圧倒されたのか「おっおっおっおっお」と出身国の動きをはじめてしまいました。(笑) それが面白かったのか、エリカも一緒になってやるものですから、活躍したはずのさくらさんが置いてきぼりに。(爆) さくら「……いやーーーー!!!」 左右を見て、思わず絶叫するさくらさん。(笑) でもその声がきっかけで、エリカが戻ってきてくれましたよ。 エリカ「さくらさん、どうかしたんですか?」 さくら「…いえ……」 エリカ「さっ行きましょう!」 意気揚々と進むエリカの後に続くさくらはちょっと戸惑いがちですが、そのあとについて下手へ。 二人が過ぎ去って、残った管理官二人は、真っ二つになった銃を見つめながら笑みすら浮かべています。 ウボボ「ジェームスさん、ウボボ別の仕事探そうと思うよ。」 ジェームス「それがいいと思うよ。」 二人で目を合わせて笑い合い「おっおっおっおっおっお…」と跳ねながら下手へ。 暗転に交じってカウンターも一緒に下手へ持って行っていました。 そして次なる出演は、第二幕冒頭でした。 ラチェット「…ときどきうっとおしいけど…あの陽気さは貴重ね。」 微笑みとともにつぶやいた言葉を残して、ラチェットもサニーの後を追って楽屋に行こうとしますが…その姿を追いかけるように上手からさくらさんが! さくら「あの!…ラチェットさんですか?」 ラチェット「(振り向き、驚きと笑顔を見せる)…さくらさん!」 お互い、懐かしい再会に足早に近づき、舞台中央で笑顔の握手をかわし、さくらがぺこりと頭を下げます。 さくら「その節はお世話になりました!」 ラチェット「映画のときね。」(笑) さくら「はい!」 ラチェット「すべては、海へ。」 さくら「はい… ♪強い力は優しさを知って」 二人「♪使わぬ力が強いとわかる」 ラチェット「♪愛も」 二人「♪憎しみも 力も夢も涙となって流れて消える すべては海へ」 アカペラの「劇場版すべては海へ」!!! 歌ってほしい、歌ってほしいと思っていたので短いですが感無量です!! そう思う人は多かったのか、歌いあげたあとの拍手はすごかったですね。 それが収まったところで、ラチェットが質問を投げかけます。 ラチェット「それで、紐育へは?」 さくら「歌いに。じゃなくて!(笑)ショウを見に!」 ラチェット「じゃあ、楽屋へ案内しましょう。」 さくら「ありがとうございます。雨の中来てよかったです〜」 ラチェットに促され、さくらは素直にそのあとについて下手へ。 夜公演の時は袖に下がる直前「でも、ラチェットさんとデュエットができるなんて…ラストショウって何でもありですねー!!」と劇場の神様に向かって叫んでいました。(笑) さて、二人の姿が舞台からいなくなったと同時に…舞台センターの幕からひょっこりと顔をのぞかせる人物が…とても困った顔のその人物は、もちろんエリカです。(爆) エリカ「あれれれれ〜〜?…ここはいったい、何処ですか〜? エリカ、迷子になっちゃいましたぁ〜〜! ここはいったい、どーこでーすかーーー?!」 叫ぶエリカでしたが、はっとあたりを見渡して「…人がいっぱい」と客席に着目してきました。(笑) 素早く上手へと移動し、階段を降りたところで尋ねます。 エリカ「あの…リトルリップシアターは、ここですか?(頷く人) イエス?…エリカの言葉では、ウィ?(笑…もちろん、しきりにうなずいております。) ここですか!なんだ、そうですかぁ〜!ありがとうございました!!(手を握ってお礼) (軽やかに舞台へと戻り)意外と簡単に見つかっちゃいました〜! (改めて舞台を見渡して)うわぁ〜…綺麗な劇場…ここがリトルリップシアターですかぁ… シャノワールよりずっと大きい〜〜……(舞台センターへ) こんな所で歌えたら気持ちいいだろうなぁ〜〜…ちょっと歌ってみちゃおうかな? ♪おはよう おはよう ボンジュール」 エリカでアカペラソングといったら、やっぱりこれなんですね。(笑) 1節かと思えば、どんどん歌っていきますよ。でも「♪早く起きてよ ボンジュール」で上手から大河が慌てて駆け寄ってきて止めに入りました。 大河「あああ!お客様困りますっ勝手に舞台に上がっちゃあ!」 でも、乗りに乗ってるエリカにはそんなことは通用せず…下手の方へ押されているにも関わらず歌い続けます。(笑) 結局最後の「♪大神さん 大神さん おはよう大神さん ヘイ!」まで歌いきったエリカは満足げです。一方、大河は突然聞こえてきた馴染みの名前にエリカをまじまじと見ます。 大河「お、大神さん?…大神さんって、一郎叔父のことですか?」 エリカ「はい!大神一郎さん。わたしの旦那さまです!」 大河「えええええっ!?」 エリカ「…あれ?違ったっけ?」 えーと…一概には言えませんが、今回はどちらかと言うと違うということで;; いきなりのエリカ節にあてられた大河が呆然としてる間に、会話の主導権はあっという間にエリカに。 エリカ「あの、あなたはどなたですか?」 大河「あ、申し遅れました!ぼくは大神一郎の甥、大河新次郎であります!」 エリカ「わたしは、エリカ・フォンティーヌです。」 大河「あ、これはご丁寧にどうも…ってそうじゃなくて!!」 大河は敬礼、エリカは裾をつまんで優雅にお礼。一見して和やかな場面だったのですが大河が先ほどまでの流れを思い出して修正をかけます。(笑) 大河「もうすぐ舞台が始まりますので、お話は楽屋の方でゆっくりと!」 エリカ「あ、はい!」 大河「では、楽屋の方へご案内します。」 エリカ「ありがとうございます!」 で、大河は下手へと歩き出すのに、エリカはその後に続かず「こっちですね〜」と上手の方へ!! だから迷子になるんですよ!(笑) エリカの方向違いにすぐに気付いた大河は慌てて追いかけて、双葉さんを押すように肩をがっちりつかんで軌道修正。 大河「そっちじゃありません!こっちですってば!! もうショウが始まるんですから急いでください!」 エリカ「は、はい!!……でも最後にもう一回だけ…」 するりと大河の腕から逃げたエリカは、舞台センターに立って「♪おはよう おはよう ボンジュール」と歌いだしますが、大河も負けてはいません。 すぐさま確保して「何やってるんですかー!!もう!急いでるんですから!早くしてください!!」と容赦なく下手へ。 やっぱりフリーダム状態のエリカは強制退場させないと、場がおさまらないのですねぇ…まぁ、それがエリカと言えばエリカなのですが。(笑) 夜公演はさすがの大河もペースも持って行かれたのか「急いでるって言ってるだろ!もう!やりたい放題やりやがって!!」と若干口が悪くなっていました。(笑) さすがのエリカも「ごーめーんーなさーーい!」と謝りつつ袖へと消えていきました。 いやー…さすが、さくらとエリカ。ただ出てくるだけじゃあ、ありませんでしたね。(笑) いやいや、面白いゲストパートでした。 フィナーレでは、ラチェットさんの挨拶の後に「そして、本日のスペシャルゲスト!帝都花組、さくらさんと巴里花組、エリカさんです!」とジェミニが紹介するとさくらさんが上手から、エリカが下手から現れてジェミニの両脇に立ち、三都メインヒロイン勢ぞろいです! ジェミニ「いかがでしたか?レビュウショウは。」 さくら「はい。わたし、2年ぶりに荒鷹を持ってチャンバラをやったのですが 見知った方を切ることができてうれしかったです。(笑) あのころはジェームスとウボボって名前じゃなかったと思うのですが…(笑) (チャンバラは)日本人の血が騒ぎますね。 皆さんと次にお会いする約束をしたのは大帝国東京ドームだったと思うのですが(笑) たくさんの奇跡を起こしてきたサクラ大戦ですから、皆さんが願えばまたお会いできると信じています!」 エリカ「(声援を受けて)はい!ありがとうございます!! エリカは巴里でも帝都でも紐育でも、何所にいても楽しいでーす!(笑) 本当に、ラストショウに参加できてうれしいです! お別れするのはさびしいですが、サクラは皆さんの中で永遠に続いて行くと信じています!!」 それぞれに、らしい挨拶でした!! そのまま後ろに下がり、最後のバッキューン!も「ここはパラダイス」も一緒にやってくれました! 何でもありの紐育!!大いに盛り上がりました!! |