丁稚のアキカ@姫様とシエスタ への返事 |
舞妓Haaaan!!! 「……どーせこんな作品だろうと思ってました(嘆)」 「おや、何をどっと疲れてらっしゃるんですか姫様? いいじゃないですか♪ 故・植木等の最後の出演作にして、 『無責任男』シリーズを彷彿とさせる怒濤のコメディ映画ですよ〜」 「全編ハイテンションの破天荒コント映画じゃないですかー!」 「大丈夫。姫様はヒロインなので基本ローテンションですから。 なにせ主題歌のタイトルが 『お・ま・え ローテンションガール』ってなぐらいですしね♪ それではずずずいっと配役を↓」 ◆鬼塚公彦=レニ・ミルヒシュトラーセ 周囲がひくほど舞妓はんが好きで好きでたまらないサラリーマン。 京都転勤を機に憧れのお茶屋デビューを試みるも、 “いちげんさんお断り”の壁に阻まれ1度は失敗。 しかしそこから眠れる才能を開花させ、やがて自身の運命も大きく変えていく。 「その気になりゃ何でもやりこなせちゃう背の低い男、という事で、レニです♪ 基本的に常時動いてるエネルギッシュな人物なので、 ちっちゃい人が演じた方が、より小動物的コミカルさが出ると思いまして」 「けど今までレニが演じてきた役とあまりに毛色が違うじゃないですか〜。 本当にあのテンションで芝居が出来るんですかー?」 「そこは無理くりにでも演じていただくと(笑) でも導入部で上手くリズムさえつかめば、 テンション上げていくのはそんなに難しくないと思いますよ。 問題なのはむしろ数多のブリーフいっちょになる場面をどうアレンジするかじゃないかと(爆)」 「……アキカさん、そのうちレニのファンに背後から刺されますよー(汗)」 ◆大沢富士子(駒富士)=ソレッタ・織姫 公彦の同僚のOLで元カノ。 自分をあっさり捨てて京都へ行った公彦を見返すべく、 会社を辞め、単身京都に乗り込み、舞妓の世界に足を踏み入れる。 地味で一途で純情で不器用。しかもかなり引きずるタイプ。 「この説明読むと、さっくらさんに任せた方がいい気がするんですけど」 「その説明書きから漏れた部分に、姫様が演じてこその要素がある訳ですよ♪ だって自分のHP(もちろん舞妓専門)を荒らす輩に腹立てて 『てめーこのー!』とかPCへ向かって怒鳴ってる公彦を見て 『……ちょーカッコイイ』とかつぶやいてウットリしてるんですよ。 あんたどんだけ変わった好みなんだよ! と」 「要するにヘンな人なんじゃないですかーっ!」 「否定はしません(笑) でも、変なだけの女性ではないですからね。 例えば後半の公彦を叱りとばす場面なんて、けっこう切ないし。 その辺りも織り込んで、富士子を地に足のついた人物として演じるには、 姫様が資質的にいちばん適任だろうと思いまして」 ◆内藤貴一郎=桐島カンナ 京都生まれの京都育ち。年俸8億のプロ野球選手。 花街の伝統やしきたりを嫌悪しており 「ゼニ払うたら何しても構へんねん」と、わざとお座敷荒らしをしている。 公彦をやたら挑発し、そのハイテンションぶりに火に油を注ぐ。 「てっきりマリアさんかと思ってましたー」 「動きを伴う&身体を張った笑いの場面が意外に多いので、 その辺りを考慮して、カンナがいいんじゃないかと」 「お茶の時間差リアクション、とかですね〜(笑)」 「ショートホープ、とかね(笑) あと、公彦役がレニなんで、 テンションの面で引っ張っていってもらいたいというのもあるんです。 やはり貴一郎というライバルなしでは公彦の闘争心も燃え上がりませんので、 カンナにも舞台上で、思う存分レニをたきつけて欲しい、と」 ◆駒子=イリス・シャトーブリアン 置屋“ななふく”の女将の娘で、貴一郎の妹。 舞妓デビューしたばかりだが、花街育ちの筋の良さで、 早くも将来を嘱望されている。 旦那候補として、貴一郎と公彦が名乗りを上げ、争う。 「私が演じる富士子の、花街における“おねえさん”ですね」 「年はずっと下なんですけどね。 でも年齢以上に大人な悩みを抱えていて、 純粋なんだけど生い立ちのせいでちょっと陰があり、 しかもたたずまいはとにかく愛らしい、という役なんで、 これはもう、アイリスしかいないでしょ♪」 「問答無用で可愛くないと説得力ない役ですしねー。 大の男ふたりがこの子をめぐって争うワケですから」 「まあその男ふたりが貴一郎と公彦なんで、中身は子供のケンカですけどね(笑)」 ◆小梅=真宮寺さくら 修学旅行で迷子になっていた高校時代の公彦に 「ぼん、どないしたん?」と声をかけ、優しくし、 舞妓の魅力でメロメロにしてしまった女性。 今では芸妓になっており、お座敷で久方ぶりに公彦と再会する。 「いかにも“大和撫子”という感じの人なので、 これはもうさくらくんを配するのがいちばんハマるのではないかと」 「大人でしっかり者で、いいお姉さんですよねー。 迷子の公彦に何度もていねいに道順を説明したりしますし」 「もっとも公彦はろくに説明なんか聞いちゃいなくて、 ひたすら肌に見とれて『……白い♪』とか溜息ばっかついてるんですけど(爆)」 「そんな役をアキカさんはレニにやらそうとしている訳ですねー」 「……ファンに背中刺されてもしょうがないですね(頷)」 ◆鈴木大海=李紅蘭 公彦が勤める鈴屋食品の社長。お茶屋遊びの常連。 お座敷に連れてってくれと懇願する公彦に 「仕事で結果を出せば好きなだけ連れて行く」と約束。 それ以来、公彦の破天荒ぶりにふり回される事となる。 「この人物、途中から公彦にふり回される事を明らかに楽しみ始めるので、 その辺りのノリの良さを重視して紅蘭に♪」 「そそのかされてプロ野球の球団持ったり、 映画製作に手を出したりしますもんね〜」 「しかもその度にちゃっかりユニフォーム着てベンチに入ってたり、 しっかり衣装つけて映画に出ようとしたりしていますからね〜(笑)」 「そんな役を関西人の紅蘭に、地を活かして演じてもらおうって事ですね」 「はいな♪ ここはけっこう鉄板の配役なんじゃないかと思います」 ◆こまつ=神崎すみれ お茶屋“卯筒”の女将。 「いざお座敷デビュー!」と意気揚々店に入ってきた公彦を 「うちとこ、いちげんさんはお断りなんどす」と やんわりきっぱり追い返す。 「出番はそんなに多くないので申し訳ないんですけど、 何といってもこの役には、 大階段を降りてきて歌い踊るというミュージカル・シーンがあって、 おまけにそこでこの役が、堂々のソロをとるんです」 「映画では、元宝塚の真矢みきさんが演じてたんですよねー」 「そこいら辺りを考えても、 ここはもうトッッップスタァァにお願いするしかないのではないかと。 押し出しの強さと独特の雰囲気を持っている人でないと、 あの“突然ミュージカル”のシーン自体が、たぶん成立しないですから」 ◆さつき=マリア・タチバナ 置屋“ななふく”の女将。駒子の母。 富士子の花街における“おかあさん”でもある。 包容力豊かで、周囲の信頼が厚い。 貴一郎の悪びれたふるまいに頭を悩ませている。 「ここにマリアさんが来るんですかー」 「おおむねの場面でどっしりと構えている役なので、 落ち着いているマリア向きな気がして、キャスティングしました。 公彦にビニール傘の先端つきつけて脅す場面なんかもありますけど(笑) そこでの迫力も、マリアなら何の心配もないでしょう」 「そうですかー。私がマリアさんに 『戻ってきたくなったら、いつでも戻ってきなさい』って言われるんですね〜」 「で、本当にすぐ戻ってきて『早かったのねー』って言われるんですよ(笑) 僕はぜひ姫様とマリアの組み合わせで、そこのシーンが観てみたいんです♪」 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 「……と、まあ、メインどころはこのようなキャスティングというコトで」 「あら? 先崎部長や、アキカさんお気に入りの 修学旅行のバスガイドは配役しないんですかー?」 「それやり出すと、巴里や紐育から応援呼んで、 大々的かつしっちゃかめっちゃかにやらなきゃいけなくなるので(爆) 試してみたい配役はあるんですけどね。 出番2シーンのみのめっちゃ不気味な医者に、ダイアナさんとか♪」 「……やめといた方がいいですね〜(頷)」 「ダイアナさんファンにも背中刺されちゃいますからね(怖)」 |