安倍准尉@この遅さ、どんだけ〜<それ違う公演のだから への返事 |
スイイ版武道館ライブレポ 本家本元は既にとっくに出てますので較べないでいただけると(苦笑)。 レポというよりはスイイ的それぞれの歌曲感想な訳なんですが。これ以上 時間経つともう結構忘れてしまうので、ってもうかなり経ってますけどね(泣)。 お時間があればお付き合いください。 これまでにもこういうの結構書いてますがなるたけ巻けるところは巻いて参り ます。つか三都のライブで「巻いていきましょう」なんて単語聞けるとは思い ませなんだ(苦笑)。 ということでこんばんは、引き続いてアベスイイです。 ◆会場廻り えーと私の場合正午から池袋でカラオケオフを開催し今回も無事盛会の うちに殆ど全員が武道館ライブ参加なので一緒に武道館まで移動して来た 訳ですが、乗り換え等案内してくだすった皆さんありがとうございました(低頭)。 私はまだ乗り換えにはとんと疎いもので…… 武道館は勿論初めて。『金色のたまねぎ』と歌われた天辺の擬宝珠も まじまじと見たのは初めてです。正面入り口には武道館ライブの垂れ幕、 うわぁほんとにこの武道館でサクラのイベントが……とここでようやく実感が 沸いたかんじでした(苦笑)。 スタッフは武道館担当の方々なんですかね。結構整列や入場の誘導が 慣れてた気がしないでもないです。いや、ほんと初めてなんでなんも分から ないんですがそこんとこ。 ◆物販 開演1時間前くらいに来たんでしたか、その時は既に帝都のペンライトが ありませんでした。物販は武道館の外に幾つかブースを分けての販売。 ちょっち最初はとまどいましたが。結局葡萄缶は見送って(苦笑)パンフレット のみの購入でした。 ◆会場内 今回ちっさい私はSS席後方にぶち当たるのを避けてS席にしたのですが、 ありがたいことにS席も南方面でモニターも張り出し舞台もほぼ真正面と いう席でした。モニターでは左からリトルリップ・シアター、帝国歌劇団、 テアトル・シャノワール、の各劇場ロゴが並んでおり、それが時々くるりと 裏返るとそれぞれ巴里・帝都・紐育の各華撃団のエンブレムに変わるという 凝りようです。特に巴里のそれはロゴもエンブレムも微妙に厚みのあるように どうしても見えて、 「あれ指で押したらきっと『ぴっぷぅ。』とか言うよ」 とかどうでもいいことをほざいておりました(笑)。 ◆前説 広井氏が色々衣装を替えながらアナウンス。O・G・シンプソン氏時には掟 破りでジェミニ君(と甥っ子)も出てくるかと思いましたが流石にそこまでは なかったようです(苦笑)。 DSでもサクラが出るそうな。でも私は同梱版本体とか出てももう本体を所持 しているので多分GBCのようには買わんと思います。 ソフトはこれからのサクラの為にも買うでしょうが。最近とみにDSユーザ ですし。 設定はどうやら叔父さんと甥っ子アナウンスによる『豪華客船での三都合同 ライブ』ということのようで。 三都がどこに集まってどこから出港してどこに着くのかとか、一切謎の ようでしたまぁそこにはあまりツッ込みを入れるとすみれ様に野暮と言われて しまうのでしょう<この人の場合既に遅すぎる気のしないでもないけれど と、暗転し舞台上のモニターの中でエンブレムたちが次々と大写しに、そして 伴い総勢18人のヒロイン(うち1名多分不明)が続いて大写しに、って なんで熱きのぱんだ紅蘭なんじゃいコラ!! とかとある紅蘭ファンがすかさず怒りのツッ込みを入れたのはともかくとしても、 そこから寿命縮めるような火花が会場内を照らし出し、あの聴き慣れ過ぎた 曲のイントロが即座に武道館内に響き出します。 ♪ゲキテイ やっぱオープニングを飾る曲と言えばこの曲が最も相応しいでしょう。矢張り 全ての端緒の曲ですから。でも正直お馴染み過ぎて曲そのものの印象は あまり強くなかったりします(苦笑)。なんかこう、既にそこにある曲というか。 2階席なので勿論立ったりとかはできなくて振付も殆ど両手だけだったのです が、それでも矢張り久々の檄帝は自然に踊れるのだから不思議です(笑)。 そしてお次は間髪入れずにこの曲です。 ♪御旗のもとに 檄帝から御旗へのバトンタッチ!スイイ的にはここで一気にテンション上がり ました(笑)。これまでありそでなかったいわば夢のリレーとも言えるこの2曲。 これまでは’01年の巴里ミニライブ以降ディナーショウでしか観ることができず、 流石にウワァアァアな盛り上がり方をするべきではないところでのお披露目が 多かっただけに実に新鮮でした。大舞台での御旗も矢張りよいものです。 しかしあの振付観たのえっらく久しぶりだったなぁ<未だに巴里ライブ系DVD 観たことない人 テンションが一気に上がったところで更に畳みかけるのはこの曲。 ♪地上の戦士 これで三都主題歌揃い踏みです。やー更に夢展開ですわー(笑)。なんかもう ここの一連の流れだけで元は取れた気がしましたね実際。本当に、ありそうで なかった三連発でしたから。 とまぁ既にかなりステキ展開(笑)の中ライブの開幕ということで。メイン ヒロイン連の宣誓の後に曲がガンガン登場してきますがその辺は既に克明に レポされており二番煎じですから(苦笑)スイイ的各曲の感想をどん。 ♪ここはパラダイス 〜リトルリップ・シアターのテーマ〜 ついにオリジナルキャスト揃い踏みのここパラ。まぁ曲こそオリジナルサイズ とはいかずショートサイズでしたが途中からはダンディ団の面々まで登場し なんとサニーとダンディのこれまたいい声殿方連の競演ですよ! これにはかなりサプラーイズッ!でした!しかも競演したらしたで若干押され てるサニー(苦笑)。結構互角に行くかなと思ったのですが流石はダンディと いったところでしょうか。 まぁそれはともかくとしてその後プラムさんのナマきゃふんが聞けたのには やっぱりカンゲキしました(笑)。 ♪甲板フラフラ 叔父甥の海軍士官コンビで。えー’05年クリスマスライブ以来でしたっけか。 なんか違和感のすっかりなくなってきてる組み合わせになりつつある気がします。 甥っ子が結構かいがいしい(笑)。 ♪ウチャ!喜びの歌 甲板掃除の叔父甥コンビの前に現れたのが白鳥コスの薔薇組。流石に斧彦さんは 無理だったようですが(苦笑)薔薇組曲のセレクトがウチャ!なのは矢張り昔からの ファンとしては嬉しいところでした。 ♪恋の発車オーライ!/ミステリアス 登場したのち薔薇組を追いやって(笑)舞台上を占拠したのは帝劇 三人娘。で、トークを繰り広げているうちに舞台上手側から登場したのは メルシー。帝都・巴里五人娘勢揃いというのも勿論初めて。持ち曲をそれぞれ セッションみたいな感じでしたが(『つばさ』の時の『春が来る』&『南風GOGO』 のような)ちと曲調の違う曲同士だったのでテンポの取りきれない(客席の 拍手とか)ところがありました。なんで花巴里にしなかったのかしら? ♪素晴らしき舞台 突如レニ坊が冬服で登場しソロで歌い始めた時はなんだろう、と思いましたが どうやら三都各ヒロイン(くどいようですが一部不明)のソロ曲を披露しようと いうもののようです。その帝都初番手が彼女でありこの曲。イントロがかかった 時はそりゃ(廻りに迷惑のかからない程度に)それは大喜びしましたが オリジナルサイズでなかったのが仕方ないとは言え残念(苦笑)。1番2番で 徐々に盛り上がっていく曲なので、ショートカットは痛いのですよねこの曲は (泣)。しかも最期の『すばらしきぶたい』では伊倉さん、声が裏返ってしまい うーむこちらも残念でした。きっと彼女も声の限りに歌われていたのでしょうが そうすると音の制御が難しいこの曲。彼女をもってしても……と思いました。 ♪エチュード この曲もなんだか久々に聴いた気がします。流石に最初のアイリスの主題曲 だけあって、一気にスチームパンクな古き良き太正に戻った気がしました。 ♪メトロで行こう 紅蘭、というかふっちーは武道館という場所がとても嬉しくておられたのか、 なんだかサクラな舞台ではなかなか見られなさそうなテンションの高さでしたね (苦笑)。 ♪夏が来た ダンディ団が登場せずに「LOVEラブリーかえでさん!」とか「レッツゴー かえでさん!」とか入らなかったのがえらく残念つーか、自分はそれなりに やってましたが(笑)。'03新春時に歌われた際は新春なだけに真冬で 「伊倉なんでも季節先取りし過ぎでんがな姐さん」とか思ったものでしたが (苦笑)今回は割とばっちり、でもそうなるとますますダンディ団が欲しかったー (笑)。 ♪島風 この曲も’03新春時に歌われた時と振付があまり変わらなかった記憶が。 いずれにしてもいい声です真弓さん。ハコが大きくなればなるほど明朗に 響かせるのは難しい訳で、矢張りお見事でした。 ♪絶対運命のタンゴ しかしすみれ様も完全復活ですね。無論喜ばしいことではあるのですが、 矢張りそうなるとなおのこと姫さまにも出てほしかったなぁ……と思いながら 観ていた訳です。 ♪生きてる喜び 『Only man』よりはこっちの方が曲の明るさとかの面でよかったのかも ですね。この曲はあまりこうした舞台では歌ったことがなかったように 記憶してますから、新鮮でした。 ♪お祭りダンス 更にさくらさんはちゃきちゃきの曲で来ました。これはどっちかてーと盛り 上がりの方を重視したように思えます。またカバナハバナする日が来るとは ね(苦笑)。 さて、帝都はこれまで。続いては巴里。 ♪愛の灯をセーヌにともせ 最初この曲のイントロを認識した時は「……ええっ?」とか少し怪訝してました。 というのも、もしかしてディナーショウの時のように巴里の皆で歌うのでは ないかと、帝都はソロ歌いがそれぞれあっても巴里はないんじゃないかとか ちょっち危惧していたところがあったのですよね。しかし実際はブルーアイの 衣装のグリ様がソロで高らかに歌い上げられました。いやぁ、よかったです。 ソロならソロで高い完成度。三都のソロナンバー中一番良かったデキだと 個人的に思っています。 ♪心の傘は この曲も巴里ライブ時以来の邂逅ですねスイイ的には。最期の「出会える 筈ね 貴方に」の入り口は結構タイミングが難しいのですが(『花咲く乙女』 とかと一緒ですね)自然に入ってほっとしました<結構勝手に心配してる人 ♪いっしょに歩こう コクリコも久々に拝見することとなりましたがやっぱりめんこいですね(苦笑)。 4のコクリコシナリオやりたくなりましたよかなり。小桜さんもあのちっさい躰に あのサーモンピンクの衣装がまた似合うのですよねー。 ♪192455631 しかし井上さんもしっかりロベリアしてますよねー(苦笑)。 こうして久々に見られて嬉しいのは、矢張り頻度と敷居の高さもあって巴里が 随一だと思いました。それ以外にもそれぞれのキャラクタの完成度が高いよなー と思う訳です。帝都もそうですが、巴里もまた一同に会する機会があればと。 ♪涙よ Au revoir. さて巴里のトリのエリカちゃんはこの曲。『祈り』でもなく『愛情いっぱい』でも ないとはちょっち意外な選曲だった気も。まぁ前者はともかく後者でやっちゃうと この時点でオーバーロードしちゃうだろうからという懸念があったのかもとか 推測してしまう訳なのですが(笑)。 しかし「ひとりにしないでくださーい!」には流石エリカちゃんだ!と思いました。 個人的に彼女の描写とか、かつてそれなりにやってたのですがまだまだその 描写も甘かったんだなとか思うことしきり(笑)。本家はこんなに凄い破壊力です! つーか。 そして最期は勿論紐育の面々の登場です。 ♪輝く星座 いきなり昴氏からの登場です。去年以来のこの曲。いやはやこの方は相 変わらず掛け値なしに歌上手いですよねー。 ……なのに間奏の間引き方があんマリア過ぎたのでちと可哀想だったッス (苦笑)。もう、ばぶちて感じで。 ♪ある日青空を見上げて しかし、今回もまたD穴さんの金髪が蛍光色……グリ様も最初はあんな感じの 色でその後もっと落ち着いた色のかつらに替えたのだから早いとこD穴さんのも 替えてあげてはとか思ってました。 ブレスノイズはかなり減っていたと思います。 ♪ジャングルレビュー して、その後のアフリカンなイントロが聞こえてきた時点でもうかなり期する ものがありました。勿論この曲はリカちゃんの『ジャングルレビュー』。去年の あのかわいらしくかつ正確なダンスっぷりは未だによく覚えています。だもの ですから今回の感想もそのまんま マーーーーーーーーーーーーヴェラス!! でした!!(勿論今回も甥っ子のサニーマネのように両手広げるゼスチュア付き) うーむ、かわええのーリカちゃん♪。紐育2での一等楽しみも勿論彼女です。 ♪ダウンタウン・ハート この曲はこの前に開催したカラオケオフで既に歌ってまして、なにげに コーラス部でみんな参加して歌える曲だというのを改めて痛感していたもの ですから、やっぱりこうした大きいハコでもノリの良さはかなり上位に来ますね。 バックコーラスの方々はやっぱ今回もVOJAの方々だったのでしょうか。 ラストの超高音もお見事でした。 ♪サムライ魂 さて、トリのジェミニ君はこの曲。ここで『その名はロデオ』でもスイイ的には 全く構わなかったんですが残念ながら違いました(笑)。まぁきっと他の 『ボクノユメ』だと既にレビュウショウでスターファイブ全員版の方も結構浸透 しちゃってるからこっちになったのかなという気がします。いずれにせよ、この 曲ならではの、彼女ならではの凛とした声でしたね。 その後、かなりナチュラルに『歌って踊れるアメリカンギャグ団』……じゃ なかった、ギャング団<懐かしネタ(笑) たるダンディ団を紹介し去っていく ジェミニ君と登場してくるダンディ団。ベロの帰国話とか一体何処までフッ 飛んでっちまってんですかねー(笑)。 ♪ダンディー で、ダンディ団と言えばやっぱりこの曲。これもダンディ団のデビュー曲な 訳ですから、久々に聞けて嬉しかったですね。最期のダンディの声量には 相変わらず驚かされます。コエカタマリンぶつけられてる感じですよ、未だ に<また分かる人の限られてくる比喩を 恒例のカンナさん2mネタがダンディ団とその後登場したカンナちゃんの間で 繰り広げられた後『ぽてと。』ネタ経由で舞台にひとり残るカンナちゃん。で、 そこに登場してきたのがエリカちゃんです。この組み合わせで思い出すのは サクラ3での特訓時などがスイイ的には主だったのですが、こういったライブ 上で出会うのはなんだか初めましてに近いような久しぶり感がこのふたりの 間に漂っています。天性のボケと天性のツッ込みですから話がもう三歩進んで 二歩下がる気味に進み(笑)そこにさくらさんとジェミニ君も登場。ジェミニ君と いうか紐育の面々とは殆ど初顔合わせのようなリアクションなカンナちゃんです。 話の流れがそこで微妙に変わり、エリカちゃんとジェミニ君のダブルボケ劇場に なりかけましたがそこはなんとか踏みとどまって(笑)今回の目玉のひとつであろう 『シャッフルサクラ大戦』に。最初はジャンケンで!とはその提案者のエリカちゃん でしたがそれだと各ヒロインたちの負担がすごいものになる(特に巴里とか紐育) のだろうから(演出上はどうあれ苦笑)、結局グリ様提案による『似た者同士』での 即席ユニット結成と相成りました。曰く メガネ組:紅蘭、リー姐、D穴さん ハナからなんだかゴーインな気もしましたが(苦笑)。まぁ、D穴さんは紅蘭 とは気が合うかも。ボケとツッ込みで相性はいいでしょう<大事なのはそこいら なのか リー姐もツッ込み属性ですがD穴さんのボケは質量共に半端ないし、 需要を満たせるかと<だから大事なのはそこい(泣) 無口組:レニ坊、昴氏 すみれ様が自己申請したものの思い切りカンナちゃんに却下されるのには 笑いました(笑)。 でもかつて欧州星組で一緒だった筈のレニ坊と昴氏が殆ど初対面みたいな 感じだったのが微妙に違和感。それともわざとなのかしら、とか。 まぁ観ていた時にはんなこたフッ飛んでいて、うおおこのふたりが組むのかよ! とえらく興奮しておりました(苦笑)。 子ども組:アイリス、コクリコ、リカちゃん あっさり決まって違和感の全くない面々(苦笑)。 なんかこう、見てるだけでめんこーい♪てな感じでしたな。イリスちゃんが 矢張りかなり抵抗しておりましたが、致し方ありますまい(笑)。 大和撫子組:さくらさん、花火ちゃん、かえでさん かえでさんが大和撫子というのにはなるほど、と思いましたがカンナちゃん 提案の酔っ払い組には確かにそっちが余程ぴったりかもとか思いました(笑)。 そうすると、そうだなぁこの組には子ども組からイリス“みんな二升くらい飲める よね“シャトーブリアンさんをスカウトして来なければなりますまい。あとはそう ですな、大神隊長ですか。新春1の楽なんか殆ど伝説の域だし…… 暴力組:マリアさん、サジータさん しかしこのネーミングって(笑)。 まぁマリアさんは帝撃番長だからナチュラルに分かるけど、サジータさん…… って、そういや結構本編とかで甥っ子に鉄拳制裁してたんでしたっけ。 いっちゃった組:エリカちゃん、ジェミニ君 でもこの組み合わせはちとなぁ(苦笑)。所謂天然ボケ組(しかもそのボケは ボケの概念をはるか越えるレベル)という感じなのでしょう。それはナチュラルに すみれ様を引き入れようとしたエリカちゃんがグッジョブでした(笑)。 超お金持ち組:すみれ様、グリ様 そして残った、というかこのふたりがお金持ち組。姫さまも出てたらきっと ここだったのでしょうか(泣)。サクラ3では火花散ったふたりでしたが、ここ では流石にユーガそのものです。 で、カンナちゃんはどうなるんだろう?といったところで『シャッフルサクラ大戦』 の始まり始まり。曲はそのユニット内のキャラクタの持ち曲ショートカット版と いったものでした。 ♪お花畑(子ども組) 子ども組の皆さんは流石流石でこのキーの高い曲をあっさり歌いきって くれました。つかもうフツーにめんこかったですわー(苦笑)。 ♪イカルスの星(無口組) 白眉の曲ひとつ目。 どちらも歌飛び抜けて上手いところにきてこの難しい曲、も矢張りこの ふたりだと共に透明な声で歌い上げてしまうのだから凄い。そしてそれが 互いの透明度を更に上げているというかその相乗効果というか。勿論こちらも ショートカット版で、さぁ間奏はどう来るのか?と思ったらそこで分かれるの ではなくいきなりサビで分かれてしまいびっくり。昴氏がメロディを歌い、レニ坊 がソロ歌い版イカルスの間奏を若干アレンジしたコーラスにて絡めるといった ようなものでしたでしょうか。あぁこういった合わせ方もできるんだ、と耳から 鱗落ちまくりでした(苦笑)。いいものを聴かせていただきました、ってーか ある意味このユニットもまた夢の競演のようなものですから早速叶って嬉しい なぁというか。 ♪東京的休日(メガネ組) 最初は渋ってたリー姐でしたが、ほんとトランシルバニア人とアメリカ人を 殆ど無視した曲セレクト(笑)はともかくとしてその素軽さなら随一なものですから 最期には客席にアオリ入れるくらいノリノリになってましたな(笑)。私としても こんなエネルギッシュな『東京的休日』は初めての体験でした(苦笑)。 ♪ダウンタウン・ハート(暴力組) 白眉の曲ふたつ目。 サジータさんは紐育組でもかなりの歌唱力の持ち主とは思いましたが、まさか ここまでマリアさんに持ってかれてしまうとは思いませんでした。というか歌唱力 どうこうというのではなく、マリアさん本体こそがこういった曲と相性抜群なの でしょう。マリアさんのハマり具合ったら凄かったですこの曲。サジータさんにも この先もっと歌ってもらって、もっと曲の幅を拡げてもらえたらいいなと思います。 いや、シロウトからすれば今のままでも十分凄い訳ですけれども。 ♪悪魔のように(いっちゃった組) 名前こそアレですが、曲が結構大人びているものなので全くそのケは見えず、 むしろエリカちゃんに関してはオリジナルでではないにせよナマでこの曲を 聴けたのが嬉しかったし、ジェミニ君に関しては彼女にもそのうちこうした 大人っぽい曲を歌ってほしいなぁと思ったものでした。 ♪都の花ぞ(大和撫子組) なるほど、だからここにかえでさんが来たのかーみたいな(苦笑)。でも確かに この曲なら文句ナシ和テイストですよね。さくらさんナンバーから『夜空の花』 とかもありますけどあれ失恋の曲ですしそれを三人がかりで歌うのは伊倉 なんでもせつな過ぎだし<さくらさんには他にも和テイスト曲あるだろうがよ ♪黒猫ルンバ(超お金持ち組) スイイ的白眉な曲3曲目。 グリ様のナマ『にゃ〜お』が聞けてしまうとは。 すみれ様のにゃお歌<にゃお歌言うな(笑) 歌いも新鮮でしたし、 カンナちゃんの乱入とスルーされっぷりも楽しかったです(笑)。 でも個人的にはカンナちゃんはこうした小ネタ要員として使うのじゃなく、 真っ向から誰かと歌ってほしかったりもしました。『カナリア』リー姐パート とかー『BON-PSY』サニーパートとかー<それにしても完全に個人的願望(笑) と、無事に終えた『シャッフルサクラ大戦』でした。もっと色々やってほしかった ですけど。あと2回くらいシャッフルして(苦笑)。でもそれだと公演時間もどえらく なるのでさて次のパートへ、といったサニーと叔父甥の掛け合いの中で 一瞬で消えてなくなる一郎叔父。 最初はト書きか?と思いましたがちとサニーと甥っ子の(取り繕いはしていたものの) 慌てようからこれはイレギュラーのようでした。つまり大神くんは素で奈落に落ちて しまったようなのです。甥っ子やらサニーやらがのぞき込んでそれでもすぐ大神くんが 復帰して事なきを得たようで。サニーと甥っ子のアドリブ掛け合いもお見事でした、つか あれだけ帝都や巴里救っててどうして奈落に落ちるんだこの黒髪の貴公子殿は(苦笑)。 さてその後は『♪流れる』経由で薔薇組までもが豪華客船上に登場です(笑)。 そこに三都のサポート組も登場しみんなでの ♪あなたとならば〜アラウンド・ザ・ワールド〜 なるほどこういった歌い方もできるのかと思いました。メインの歌い手の曲で 歌う人数の増えれば増える程面白くなる曲というのは巴里や帝都でも 珍しかった気がします。 白眉は二番以降。ダンディー団も登場しサニーとダンディ、サクラ的二大 東西いい男声組がここで先のここパラに続いて揃った訳ですが……これが こちらだと改めてダンディーがサニーを歌い負かしていて。私は帝都贔屓だと いう訳ではなく、純粋にその声のみを聴いていると。もっと別の表現をする ならば声の重さというか響きがナマだと全く違ってくるのですよね。サニーも それは響く声をしてるのですが、ダンディーともなると更に圧倒的です。 これにはただただ、驚きました。 さっきのマリアさんとサジータさんのところでも書きましたが、同じ『いい声』にも 色々なベクトルがあるものです。ナマはやっぱり色々なものを見つけることの できる貴重な機会ですね。 この曲の後は紐育星組の登場。しっとりとしたイントロが流れてそう、あの曲 です。 ♪オーバー・ザ・レインボー・サンシャイン 紐育がこの曲なら、ああその次は『君よ花よ』というのが分かりました。そろそろ この夢の舞台も終わりに近づいているようです。それにしても相変わらずこの 曲は難易度高いですし、それをさらりと歌っている紐育星組の面々は本当に 凄いですね。 ♪君よ花よ 姫さまが…… 姫さまが出られていたならここが最大のチャンスだった……ッ!! と、往生際派手に悪く思ってしまいました……あああ(泣)。この曲こそは以前 ('03年新春歌謡ショウ『初笑い七福神』ですね)に帝都のみで歌われたこと がありましたが勿論巴里も交えては初めてであり、もうこんな機会はないかも はしれません。それだけに残念だったなぁと。曲自体はその以前に歌われた 際に伊倉さんがみんなの歌詞つりまくったりとかそういうこともなく、実に危なげ なく進めることはできたのですが(苦笑)。 そして、どうやらこの曲が最期の曲となるようです。 ♪花雪洞 三都のメインヒロインが最初のひとパートを歌い、それぞれの隊員がその後の パートを歌っていくといった形のもの。それぞれの華撃団の個性に合わせて つけられた歌詞を歌っていく様は矢張りビジュアルを兼ねていることもあってか、 オリジナルよりも印象的に思えました<って結局アンタ全曲集2まだ聴いて ないからじゃねえか(嘆息)。帝都花組はこの十年を支えてきたしっとりとした 落ち着きがあり、巴里花組はなかなか会える機会は少なかったけれど それでも華やかさを感じさせてくれ、そしてこれからのサクラ世界を背負っていく のだろう紐育星組からは溢れんばかりの若さを感じることができました。 またこういう夢のような機会があると本当に、嬉しいのですが。 ……と、三都の面々は歌い終えて華やかに賑やかに舞台上から去って行き ましたが、お客さんがそこで帰す筈もなく(苦笑)鳴りやまぬ拍手。その中で 聞こえてきたのはサジータさんのソロパート。 ♪Kiss me sweet なるほど最期はそれぞれEDで〆るようです。でもちょっとここのソロの 音がはずれてたのが残念。あと、フィンガースナップなら分かるけどこの曲 には拍手は合わんだろー(泣)てのもありました。途中からなんとか止んで くれてほっとしましたが。 お次は巴里。と言えば、勿論この曲。 ♪未来(ボヤージュ) やーこの曲もナマでしかもこんな大きな舞台で聴けるとは……感無量です。 できればフルコーラスで聴きたかったなぁ……とも思いましたがそれは贅沢と いうものでしょう(苦笑)。でもそれくらい、ED曲としてはスケールの大きい曲 だと思うのですよねこの曲。だから私もひときわ好きなED曲な訳で。 そして本当に最期の最期はやっぱりこの曲で ♪♪夢のつづき 去年の歌謡ショウの〆が『花咲く乙女』でしたし、何よりライブという形状で ありこの先も続くよというマイルストーン的位置づけであるならばこの時は 矢張りこの曲なのだろうと。最期のサビは歌詞まで変わって 『永遠にサクラよ咲き誇れ』 となっていました。去り際の挨拶ではさくらさんが次は東京ドームでとかすげえ こと言っておられたりもしましたしどうなんだろう、アチラだと最高で55,000人 も入る訳ですが……<それは野球の試合の場合だからあくまで ということで、かなりダイジェストげに追ってきてみました武道館ライブ。 印象的なシーンをひとつ挙げるなら、スイイ的には勿論 のっけの三都華撃団主題歌三連発 に尽きます。はっきり言いまして、この3曲の連続という演出だけでもうスイイ 的にはチケ代がペイされましたよええ(苦笑)。それぐらい夢の舞台、を具現化 した密度の濃いオープニングだったと思います。 その後の構成も流石分かってらっしゃるという流れ、かつ歌謡ショウの演出 とはどこか違った、というかどちらかと言うとファン視点に近い感じもした演出 も楽しいものでした。東京ドームというのはこれまたでっかい目標ですし、 公平先生がパンフに書かれていた『全曲ライブ』はそれを更に越えたでかさ (ひと開催でもマジで3日ほど必要ですよ公平先生……苦笑)ですがいつの 日かそれが、またはそれに準じたものを開催していただけると、ファンとしては 勿論嬉しい次第です。 いずれにせよ、とてもよいライブでした。参加された全キャスト、スタッフの 皆さん、そして参加されたファンの皆さん、お疲れさまでした。 ということで今回はここまで。 ちなみにパンフの設問ではメル嬢役小島幸子さんの夢 「石油王と結婚する!」 に一等ウケたアベスイイでした(笑)。 いつぞやの歌謡ショウパンフの同様の設問で陶山さんの回答されていた 家を建てる というのを思い出してしまい。なんか微妙にリアルだわあというかなんというか (笑)。 |