| とりなべ への返事 |
| 心に残ってる演目 こんにちは。進学が決まって春からサクラに復帰とは、花萌える桜の季節に合う話題ですね。 歌謡ショウのDVDは、だいたい限定生産なため、最近のもの以外は新品ではなかなか手に入らず、中古やオークションを探すことになります。 またDVDだと、10年でキリ良く完結した歌謡ショウのようなシリーズものの場合、DVD-BOXがそのうち出るだろうな、という気もするんですよね。 ただそれだと、まとめて買うには高額なものになるのは間違いないでしょうし、全部がおすすめというワケでもないので、評判のいい演目のものを買っていく、というのもいいんじゃないかと思います。 私的なお勧め順に書くと、こんな感じです。 新・青い鳥 第一部の寸劇が、良い敵役、良い戦闘シーンによって大幅に改善されました。 大神さんが居るというだけで、戦いのシーンの燃え方が断然違います。 二部の劇中劇はメーテルリンクの「青い鳥」のハイライトシーンという感じですが、衣装も構成も美しいもので、麗しさがとてもいいと思います。 DVDは一応限定生産だったんですが、まだ在庫があるようで新品で手に入ります。 跳んでる花組 2006年の新春歌謡ショウで、「新・青い鳥」の一部の続編にあたります。 霊体である敵役が乗り移るシーンをそれぞれの役者さんが演じ分けるのが楽しく、神崎邸のセットも奇麗。 「カンナの妄想」シリーズをまとめて見られる、というのも特徴ですね。 このDVDもまだ新品で売ってます。 アラビアのバラ 「ラビアン・ローズ」という言葉の意味をカン違いしていた若き広井王子氏の体験から生まれた、というオリジナルな演目。 歌謡ショウの二部は、ハイライトだけやるという構成が多く、最初から最後まで通しでやってる演目は少ないんですけど、これは独立したお芝居として楽しめます。 歌が良く、さくらさんのシンシアはじめ花組メンバーの役柄もハマってる感じがします。 （余談ですが、この演目はサクラ世界でいつ行われた公演なのか不明で、TVアニメではアイリスがアラビア風衣装の娘姿で出てきますが舞台ではそんな役はない、という実に謎に満ちた演目となっています。） これもまだ新品で買えます。 新宝島 二部の劇中劇がナゾの多いストーリーなんですが、少年少女向けという作りにしたおかげで荒唐無稽さが目立たない、という企画の勝利のような内容となっています。 歌も楽しいものが多く、衣装も可愛いものが揃ってます。 新品の在庫はないようですが、オークションなどでは出回っています。 海神別荘 泉鏡花ものという事で、演劇界でも話題になりました。 衣装が豪華、歌も特に気合いが入った美しいものが揃ってます。 DVDは新品は手に入りませんが、中古市場にはあるようです。 一時期、特にオークションでかなりのプレミアが付いてたり、海賊版が出回ったりしていました。今は落ち着いたようですが、そんな経緯から売値が高安まちまちな傾向があり、購入の際には調べて買う事をお勧めします。 春恋紫花夢惜別 （もう復帰しましたけど）すみれさん引退公演。 「すみれ引退イベント」にはアニメやＣＤドラマなど複数の関連商品がありますが、このライブが「本編」で、他は舞台裏の話になってます。 夏のショウではなく新春歌謡ショウですが、歌舞伎界から市川春猿さんが出演、という事でも話題を呼びました。 持ち歌交換が多いので、いろんな人の歌を楽しみたい人にはいいんじゃないかと思います。 新品の在庫はないようですが、オークションや中古市場で手に入ります。 新編・八犬伝 すみれさんが欠けた後、八人目の仲間を探す、というのに掛けたストーリーではあるのですが、そういう見方だとストーリーがオープンエンドでちょっと謎が残る感じもあります。 むしろ「歌謡ショウ唯一の（江戸の）時代劇である」という点が面白いんじゃないでしょうか。 客演の千葉繁さんがいい味を出しまくってます。 新品では手に入らないと思いますが、オークションや中古市場にはあるようです。 新西遊記 一部はさくらさんの二役早変わりで、怪盗桃栗小僧の話。横山智佐さんはこういう威勢のいい役柄が得意みたいです。 二部はアンハッピーエンドな西遊記、という珍しい（というか肩すかしな感じもある）ストーリー。サクラ世界で花組は少なくとも三回はこの「西遊記」を演じてますが、サクラ１の頃の冒険活劇とはずいぶん演出が変わったものです。 やたら可愛い猪八戒と沙悟浄、それに悪役三人がノリノリで演じていて、ロックンロールな歌も帝都では比較的珍しいかもしれません。 中国雑技団の人々が客演していて、変面や足技、胡弓の演奏などが楽しめます。 ただ、調べた範囲ではこのＤＶＤは、中古にも出物がありませんでした。生産量が少なかったのかもしれません。 紅蜥蜴 ドラマCDやOVAでも取り上げられ、サクラ世界では映画にもなっている神崎すみれの代表作。 私的には、名曲「愛は永久に」を聞かせるための演目、という気がします。 妖艶なすみれさんに、（珍しく）かっこいいカンナさんが見られます。 これは新品でも手に入ります。 |