夢織時代 への返事 |
祝・十周年! こんばんは、一番さくらくん、二番レニ、三番山崎真之介な夢織時代と申します<昔の名乗り方をしてみました 私の十年前といえば、パソコンを買って一ヶ月で通信教育の教科書を見ながら悪戦苦闘しておりました。 私の大学の第二期は10月だったのでまだ夏休み中です。 で、恥ずかしながら十年前のこの日、私はサクラ大戦というゲームをまだ知りませんでした。 広告とかは見ていなかったはずはないのですが、まったく記憶に残っていません。 というわけで私にとっては実はまだ十年経っていなかったりします。 その、多分一週間後くらいでしょうかねえ。 週末に、友人たちと一緒に大阪日本橋に遊びに行ったんですよ。 忘れもしません。 ソフマップザウルスの一階をぶらぶらしていたら、そのムービーが流れていました。 その後何百回と聴くことになる檄!帝国華撃団の歌声と、完璧なまでに曲と合った初代セガサターン版のムービー。 ぽかんと口を開けたまま、何周聴いていたのか数えてもいません。 友人たちが声を掛けてくるまで、えんえんとその場に立ち尽くして、ひたすらに見入っていました。 翌日にその友人がプレイさせてくれるというので家に遊びに行きました。 最初にやったのは何故かアイリスのミニゲームです。 長い一日からプレイしはじめたという。 一週間後、セガサターンごとサクラ大戦を買う私の姿が近所のゲーム屋にありましたとさ。 ええもう、ハマリにはまりました。 あの第十話を忘れたくても忘れられないくらいに。 丁度大学でインターネットに接続できる環境が調ったこともあり、 http://www.red-jp.com に毎日のようにアクセスしていました。 更新は半月に一回だったのに。 NeXTSTEPのOmniWebが、呆れるほど使いにくかったのですが、それもまあよい思い出です。 あのころ、一度は本家に行っていたはずなんですが、何故か定着しませんでした。 まだどう書き込んでいいのかとか、全然わからなかったころです。 ただ、太正浪漫街道はずっと読み続けていましたし、 ファンサイトを回ってサクラ神銘記や新サクラ大戦、サクラ大戦ifなど、読みふけっておりました。 あのころにサクラファンとしてのベースが出来たためか、基本的にSS嗜好な人間になっております。 そのころは自分が書くことになるなんて考えもしませんでしたが。 だって読んだものが余りにレベル高かったんですもの。 そうそう、偶然にも偶然、有楽町帝撃通信局の開局記念番組によく気付いたものだと思います。 当時アニメ雑誌を見ていたわけではなく、たまたまその日ラジオ欄を見ていたら 「サクラ」とか書いてあったはずです。 試しに聴いてみたら、期待通りサクラ大戦のラジオだったという。 それから一年半が経ち、サクラ大戦2の折に本家に参加し、私の人生は変わりました。 SS書きとしても鍛えていただきましたし、 たくさんの友人とも出会えましたし、 オフ会に出るわネット中毒になるわ、まあ、色々と変わりました。 そして、サクラ大戦をきっかけとして大正時代に興味を持ち、 るろうに剣心で明治に興味を持ったことと合わせて、日本の近代史を見る目がまったく変わりました。 日本という国をまともに見ることができるようになったのはサクラのおかげです。 太正十二年、煙景の帝都に、「闇」と戦う少女たちがいた…… サクラ大戦のソフト帯に書かれていたこの言葉が今でも忘れられません。 私にとってのサクラ大戦の原点はやはり今なお太正十二年のあの帝都です。 十年を経て、今なお失わない憧憬とともに、 サクラ大戦という作品にあらんかぎりの感謝を。 十周年おめでとうございます。 夢織でした。 ……あああああ、十周年SS間に合わなかった……(TT) |