[サクラ大戦BBS]

MAKING APPEND NOTE
夢織時代%御返事もバレ含みます への返事
黄泉比良坂で桃を投げ
こんばんは、つづらさん。夢織時代です。
帝都では本当にありがとうございました。
こうしてSSをネタにお話させていただくのも久しぶりですね。

まあ、最近書くのをさぼっていたってえことなんですが。


★死者蘇生
私は当初、原点回帰ということで六破星降魔陣のときと同様の事態になるんじゃないかと
思っておりました。
あのさくらのトランス状態で天海様の居場所を教えた真宮寺家の血の謎とか、
最後の裏御三家の謎とかあれこれ出てくるのかなあ……なんて考えていたら、
甘かったです。

仰る通り、サクラ大戦において黄泉から帰ってきた者は多々いるのですが、
その全てが敵役なんですよね。
反魂で新たな命を得た者然り、亡霊として帝都を祟ろうとした者然り。
降魔自体が300年前に無念のうちに死んだ人々の怨念ですから、
サクラ大戦という物語は生者と死者との戦いが根幹にあると言っても過言ではありません。

それが、帝国華撃団の筆頭ともいうべき裏御三家のさくらが黄泉返ってしまった。
これではたして黄泉返ろうとする者を止められるか。
止める資格があるのか。


ともあれ、この復活はアイリスの霊力抜きにしては考えられないことでした。
拙作ではこの辺、追求が甘かったです。
おそらく世界中の華撃団すべてを見渡しても最強ランクでしょう。この霊力の桁は。
元々一歳の時に地震を起こすくらいですし、
五百年に亘って平穏だった巴里の霊的防御をひっくり返すわの騒ぎですから、
普段現れているテレポートやテレキネシスなんて、力の片鱗に過ぎないわけですよね。
自身の霊力で病気になってしまったダイアナよりもさらに高いはずです。

……こういう言い方はアイリスファンの方に失礼かもしれませんが
アイリスは「よく人間でいられる」と言えるほどの力があると思います。
小動物の蘇生を容易に成し遂げてしまうその力は、もはや神に近いです。

そのアイリスの力を以てしても、復活は命を削るほどのことだった。
これは認めたくないところですが、それでもまだ一つのストッパーだったということですね。
霊力の適合は、私はあまり考えていませんでしたが、
霊力と妖力との属性違いは間違いなく影響するでしょう。
さすがに魔の力を取り込んだらアイリスが反転しそうです。

しかし、都市エネルギーであればアイリスは自分の霊力と合わせて使ったことがありますね。
天武はそれを受け止め切れませんでしたが、
その逆流する霊力を全て消費しきればいい、と見ることも出来ます。
蒸気併用霊子機関三型を通じて、都市エネルギーを集めれば……
いや、もっと直接的なものがありました。
霊子核機関……いや、霊子櫓とアイリスが組めばほとんど無敵です。

他から霊力を補給して奇跡を行うことができるのならば、
……あー、「彼」と同じことを考える者は絶対出てきますねえ、これでは。


歌謡ショウの話に戻りますが、アイリスが成長してもなお結婚することなく
帝国華撃団という組織を守り続けることに一生を捧げることとなったら、
その最期につづらさんの仰るような状態に昇華することはありえるかもしれません。
最愛の人と、最愛の友と過ごした都を守り続ける神霊として。
機関は機関でも霊的実行機関ではそれ自体が信仰の対象になりますね。

……私は、彼女たちには人間の世界で幸せになって欲しいと思います。



★感想の反応
あ。しまった。
確かにサクラ大戦の系譜上、あの研究を行えるのは木喰の関係者である可能性が
極めて高いですね。
考察し損ねた……!
これ、やり方次第では太正維新軍の残党話とくっつけられるナイスなポジションではないですか。

降魔の細胞というのも実は妙な話で、
降魔の本体は怨念ですから、思念体であるはずなんですよね。
ただ、現世で活動するに当たっては頭部が本体となって、犠牲になった人間の身体が
変質しているんですよね。
細胞、というのはこの変質した身体のものなのか、
それとも頭部なのか。
いずれにせよ、細胞の一つ一つに降魔の怨念が刻み込まれているということになりまして。
一種の癌化した細胞なのかもしれません。

このあたりをつきつめれば、単なるマッドな科学者ではなく、
元ネタ通りのフランケンシュタイン博士に近いネクロマンサーとしての立場が
明確になったかもしれません。
……歌謡ショウがマッドになりすぎますが。


まあ、歌謡ショウも最初の四年くらいは本当に毛嫌いしておりました。
歌謡ショウ世界から変なフィードバックが続いたのも悪印象でしたし。
しかし去年の根来幻夜斎といい、今回のモンスターと言い、
終盤に来て実にサクラ大戦らしい舞台となってくれました。
よくなってくれて終わっただけに、いささか寂しいところもありますが、
織姫やすみれの問題など、確かにこれ以上続けるのも難しいところにきていたと言えるでしょう。
その意味では、かすかな安心も覚えてしまっていることを否定できません。

ただ、今回の歌謡ショウが素晴らしかったことは確かだと思います。
でなくばここまで考察する気になりません。

濃い考察が交わせて実に楽しかったです。
ありがとうございました。
それではまた。
夢織でした。

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