[サクラ大戦BBS]

MAKING APPEND NOTE
とりなべ への返事
水鳥とサクラ前夜の共通点は

 表に出てこない所で大きな動きがある、という事。
 だからこそ、サクラ世界は単なる萌えキャラの背景などではなく、「世界」なのだと思います。

 さて、あえてレスの形にさせていただきます。さくらー吉川さん、以前まだ「本家」だった頃、CGのツリーにレスさせていただいたことがありますね。おひさしぶりです。


 作品世界は、「あえて語らない」のは「いいかげん」とは違います。
 根底にはっきりした世界観があってこその「仮想世界」です。それがもし「SF」なら、絶対必要な事ですね。
 少なくともサクラ世界では、「前夜」や設定資料などで、この世界観を作ってきました。だからこそ、ファンはその世界で遊び続ける事ができた訳です。

 平和と浪漫が明るく輝いている太正の帝都。アールヌーヴォーが日本との架け橋になっていた巴里。ローリング20'Sの輝けるアメリカ。これはまさに「古き良き時代」です。広井王子さん風に言うなら「ウソがつける時代」でもあります。

 ところが。この年代の世界はそれだけではありません。
 革命の影響で餓死者多数のロシア。列強の侵攻と内戦が続く中国。大国でありながら不幸な時代になっている国々はありました。
 あえて、そんな不幸な国でサクラ世界を描こう、という場合、それは明るく輝くサクラ世界でありえるのでしょうか?

 社会情勢は、物語が与える印象に非常に大きな影響があります。吉川さんの言い方を借りるなら「特別大きな問題」なのです。
 
 もしも、明るく輝いている時代ではなく、「暗く血の流れる、混迷と絶望が支配するサクラ世界」が、スチームパンクの雰囲気で描かれた場合。それは果たしてサクラなのでしょうか?

 ・・・とまあ、そういう問題は、シナリオを描く立場からすれば当然すぐ出て来る事でしょう。あえてそれでもサクラ世界の中国を描くぞ、と言ってる訳ですから、選択肢はそんなに多くありません。

 無理矢理、輝ける時代にする。<つじつまを合わせるのが大変
 暗い時代と重い雰囲気にする。<まったく新しいサクラの世界観
 中国は日本及び列強が支配している。<大問題
 中国は中華民国である。<それなりに問題
 中国は清王朝である。<歴史を作り直さなければならないので大変


 いままで数作の「無理のある公式作品」から、もともと無理のある設定からは説得力のあるシナリオは生まれない事を私達は学んだはずです。

 作品内の時代背景、それはサクラ世界そのものの事です。
 どう転んでも、少なくとも世界観に「大幅な変化」が予想されるのですが、それは「気にして当然」なんじゃないでしょうかねぇ。

 少なくとも、無理のあるシナリオを見ないためにも、「ファンは気にしているぞ」という意思表示は必要だと思うのですが、いかがでしょうか?

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