[サクラ大戦BBS]

MAKING APPEND NOTE
夢織時代%昨夏バレも含む への返事
私はモンスター、思いの外に醜いだろう

こんばんは、お食事さん。夢織時代です。
正直申し上げて、もったいないかと。
いや、私の過去をご存じだけにほとんど説明も不要でしょうが、
かつてあれほど歌謡ショウを徹底的に嫌っていた私でございましたが、
ここ数回のサクラ大戦歌謡ショウの充実ぶりはかつての嫌悪感を吹き飛ばすに十分な内容です。
特に去年など、天海様の意志を受け継いで根来忍軍を率いて、怨霊と化した男が敵役でしたから、
ヤクザ屋さんなどのせせこましい敵と戦っていたころとは大違いです。
今回は前回ほど徹底してサクラ大戦である敵キャラとは言い難いですが、
それでも最低限、サクラ大戦世界の敵で花組でなければならない敵でありました。

お時間がよろしければ、ブロードバンド配信でご覧になるのもよろしいかと。
今回のSSで指摘したこと以外は大変よいショウでございました。


さてさて。
仰る通り、不老不死と並んで人類の禁忌であり、すなわち願望でもあった蘇生です。
生まれてくるものがあれば、死んでいくものがある。
滅ぶことのない世界に新たなものは生まれてくるのか。
滅びないことがわかっていれば、人間は何もしなくなる。

ゆえに天国は不変であるのではないかとも思いますが。

私は某銀河鉄道の洗礼を浴びて不老不死を忌避するようになってしまった人間ですが、
サクラ大戦という作品においては蘇生というものが、常に敵陣の業として存在してきておりました。

天海、山崎真之介、真宮寺一馬、パリシィの怪人たち、織田信長。
亡霊である大久保長安も近い存在であるといえましょう。
天海に至っては、彼自身ではなく、時代そのものについて徳川幕藩体制の「復活」を目的とするものでした。
過去に生き、既に死んでしまった者たちとの戦いは、今を生きる者たちが今を守るための戦いでありました。

そしてまた、男と女の関係の行き着く先には、新たに生まれてくる者があります。
新生と今ある時代を認めて、過去の亡霊が消えていくサクラ大戦4のラストは、帝都編の締めくくりとしてもとても象徴的だったと思います。

なるほど、言われてみると、魔神器という「命を武器にするもの」の存在が面々と続いてきたのは
命を蘇らせる手段の存在と表裏一体だったのかもしれません。
どちらも、命を扱えるものだとするということが。

サクラ大戦2でその魅力に抗い、戦って未来と命を勝ち取ることを選択した大神には、
是非とも蘇生の誘惑にも抗って欲しいものだと思います。
ネタバレになりますが、今回の蘇生時には大神は直接関与していないんですよ。
花組の少女たちが、大神不在のまま決断したことでした。
仰る通り、進行形で死んでいるさくらくんを前にして、大神がどんな決断をするか。
見てみたかったようにも思います。
おそらくそれだけでまた舞台が長くなるくらい、壮絶な葛藤となるでしょうが。


私自身、こうして欲しいという思いはありますが、
「正解」と呼べるものは無いのでしょう。
拙作を通じてそのことを考えて頂けたようなので、それで満足です。

>この話に込められた意思とメッセージを踏まえつつ、もう一つの第十話も期待しt(略)。

ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ。

まあ、仰る通り、あれを否定するところから私のサクラファン活動は始まってますので、
今回の内容は確かに原点回帰でした。
復活ではなく、命の限り戦って戦い抜いて、生きたまま葵叉丹の元へたどり着きたいものです。
そこで戦うのは、300年の昔に死んでしまった者たちでもあるのですから。

ではでは、また。
夢織でした。

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