[サクラ大戦BBS]

MAKING APPEND NOTE
如月紫水@一部修正しました。(二回目) への返事
こんばんは。暑くなったり寒くなったり、ハッキリしない気候が続きちょいと風邪気味な如月紫水です。
でも、風邪引いてる余裕は無いのでテンション高くして乗り切るぞー!

すぐ下に、紐育レビュウショウのレポがあるんですが…まったく別物なので、新規発言させていただきます。m(__)m

そんなわけで(?)行ってきましたカザルスホール!
500人のホールで一回限りのピアノ弾き語り……DVD、CD化の予定なしなのが本当に勿体無い素敵なコンサートでした!

入ってすぐに歌謡ショウのときのようにチラシ袋を貰いました。
その中にアンケートやいろいろなチラシはあったんですが、曲順などを書いた紙は一切無し。
実際聞くまで何を歌うかはまったく解らない状態で席に着きました。
舞台にはグランドピアノが堂々と一台。本当に、ピアノだけなんですね…どんなアレンジで聞けるか楽しみ♪
開場が開演の30分前なのですぐに始まった感じですね。

会場内の灯りが落ちると、タキシードの公平先生が静かに登場。
それを拍手で迎えると、公平先生はピアノに向き合い、鍵盤を叩きます。
最初に響くは「檄!帝国華撃団」のイントロ!!これは絶対に外さないだろうな、と思ってたので嬉しいです!
と思ったのもつかの間、すぐに変調して「地上の戦士」へ。
オープニングバージョンの長さの「地上の戦士」でそれが終わるとすぐに「御旗のもとに」へこちらもオープニングバージョンの長さでした。
そして、最後にまた「檄!帝国華撃団」…今度は1番からのオープニングバージョンで締めとなりました!

いきなりの三大主題歌のメドレーに早速感動!!
どれも魅力ある主題歌をこうしてまとめられるのはずっと公平先生がお一人で作曲を担当されていたからですね。
演奏が終わると、ピアノの傍らにあったマイクを手に立ち上がる公平先生。

田中「本日は、田中公平サクラを歌う 弾き語りのコンサートにお越しいただき
   まことにありがとうございます。
   私のコンサートはいつも意表をついたものが多くて
   花組の歌をオーケストラで演奏したり、映画の公開録音を行ったりしたんですが
   今回はピアノと歌だけという、大胆なコンサートです。」

最初のご挨拶の後、どうしてこのコンサートをしようかと思ったきっかけを話されてました。

田中「TVである作曲家の先生がピアノで歌ってるのを見て
   その先生は特別歌がうまいというわけではなかったんですが
   作曲家が自分の歌で歌うというのに、ビリッときてこれは一度やってみたいと。」

それまで、公平先生はあまり「自分の作曲した曲を自分で歌う」というのにあまりこだわりを持っていなかったそうです。
このコンサートの企画を最初に聞いたとき面白いな〜と思ったんですがそういう経緯があったんですね。

田中「でも、これってピアニスト、DJの腕まで問われるので、やらなきゃよかったと
   今さら後悔してます。(笑)
   …サクラもゲームが発売されてから10年目を向かえ、これまで出した曲は300くらいでしょうか。
   もう250を越えました!
   でも今日とても300曲歌いきれないので(笑)
   選曲しなくてはなりません。で、どういう選曲をしようかと考えました。
   サクラの曲って難しいんですよ。女性が歌う曲が多いですから…まぁ男性でも「甲板フラフラ」とか
   サニーのぶっちゃけソングとかありますけど(笑)私は歌えませんから!
   で、女性の歌でも男性が歌っておかしくない曲を選んだら、結構キャラが偏りますね。
   「チチンのプイ」とか「チャンバラブギ」とか歌えないですから。」

確かに、この曲はあの人じゃなきゃ歌えないって曲がサクラにはたくさんありますよね。(笑)
ですから「わたしの贔屓のキャラの歌が出てこないとかがあっても許してくださいね。」と言っておりました。
ここで話が一転して「水は人間の言葉を理解できるか」という話になります。

田中「Aのコップには「バカ!死んじゃえ!」など汚い言葉を聞かせ
   Bのコップには綺麗な言葉「綺麗だね」とか「愛してるよ」とかを聞かせて
   その二つを凍らせると、Aの結晶はガタガタで、Bのコップは綺麗な結晶になるんだそうです。
   それだけで水が人の言葉を理解できると一概には言えませんが人間の体は70%が水でできています。
   まぁ、私みたいに歳を取ると干からびて60%くらいになってるかもしれませんが(笑)
   その水に対して、美しい言葉は人間にとってとてもいいものだと思います。
   サクラの歌には、美しく優しい詩が付いています。
   その詩を書いてくれた広井王子さんをご紹介します!」

公平先生がそう言って客席の一角…F列の真ん中ですね。を示すと、そこに座ってたらした広井さんが立ち上がって礼をします。
今日はビシッとスーツで決めてました!

田中「来てくれてありがとうございます。」
広井「25年もやってるんですか?」
田中「そうです。
   ちゃんとしたコンサートだから話しかけないように!」

と思わぬ掛け合いをして(笑…広井さんは「あ、すみません!」と席に着きました。)
話はお二人の出会いの話に。
ちなみに、この広井さんの横には花組のみなさん勢揃いでした。(織姫役の岡本さんは居ませんでした;;)
他にも大神役の陶山さん、リカ役の齊藤さんをお見かけしました。(私は見かけられなかったのですが、鷹森さんや松谷さん、茅野さんもいらしていたみたいです。)皆さん聴きに来てるんですね。

田中「広井さんとは「カブキ伝」からだから本当に長いですね。
   最初は胡散臭いオッサンが何しに来たんだと思いましたが(笑)
   今は立派になられてねぇ〜〜今はサクラの歌は広井さんが主導で動いています。」

この発言の最中、広井さんをチラッとみたら「そんなこと無い、そんなこと無い」と手を左右に振ってました。

田中「今日は、私が詩が美しいと思った曲、4曲。メドレーでお送りします。」

どの曲かは紹介せずに、マイクを置いて再びピアノに向かう公平先生。
最初は「夢見ていよう」(サクラ大戦TVのエンディング曲)
続けて「さくら前線」(OVA「轟華絢爛」第五巻エンディング、さくらのソロ曲)「アラビアのバラ」(第四回歌謡ショウ「アラビアのバラ」ソレッタ・織姫のソロ曲)「輝く星座」(サクラ大戦V九条昴のソロ曲)
この4曲をノンストップで歌いました。メドレー型式、ピアノアレンジ、男性のボイストーンと
どれもよく知ってる曲なのにオリジナルとは違った魅力で聞き入ってしまいました。
歌が終わると、再び立ち上がってトークタイムに。

田中「サクラ大戦の歌は300曲近くになるんですが、サクラの歌の作り方についてお話します。
   まず広井さんの方で企画が立って、こんな曲が作りたいとコンセプトがあって
   歌詞が、標準1番だけ。ま、たまに2番・3番書いてくることがありますが
   散文的なものだったり、酷いのは題名だけとか。
   1行だけってのから曲を作るってのも何度もあります。ここだけの話ですが。(笑)
   で、歌うときは花組さんのキーで歌うので、ちょっとキツイんですけど…
   歌詞が無いところはラララで歌ったりして。それでデモテープを作って広井さんに送って
   また、ここはこうしようって…キャッチボールですね。」

サクラの曲は、基本的に歌詞が先行なんですね。
でも1行からイメージを膨らませて作曲とは……何の曲がそれだったのか、ちょっと知りたいですね。

田中「最初のうちは何度も何度もキャッチボールしてたんですが、この頃はNGが少なくて
   逆に広井さんからNGが来るようになったりね。
   私の弟子も偉くなったもんだな〜〜と。(笑)
   私も広井さんもこんなに長く続くと思ってなかったんですよね。
   最初は軽い気持ちだったんですけど、ここまで続けたらもう他の人には任せられないだろうと。
   一つのポリシーとして、歌の中に一つの一貫性を持っている。」

サクラの歌の作業は今も公平先生と広井さんの二人の作業だとどこかで聞いたことがありますが
これからもそのスタンスを崩さずに、素晴らしい曲を聞かせていただきたいです。
ここで話題がまた変わり、インタビューなどで必ず「どの曲が好きですか?とかどの曲が印象に残ってますか?と聞かれる」という話に。

田中「聞かれるんですけど、全部自分の子供と同じで優劣はつけられませんって
   答えるんですけど、その中にお気に入りってものがあるんですね。ちょっと言葉矛盾してるんですけど(笑)
   今日は私のお気に入りの3曲を、これから聴いていただこうと思います。」

公平先生のお気に入りの曲、と前置きされて始まった曲は「センチメンタルな…」(サクラ大戦3マリア、カンナ、紅蘭の曲)「センタースポット」(サクラ大戦TVの神崎すみれのソロ曲)「希望」(第二期ドラマCD「青い鳥」レニ、アイリスのデュエット曲)
先ほどの4曲と同じくノンストップ。息継ぎのタイミングもかなり変わってたりするので本当にこの場一回限りなのが勿体無い。

田中「「希望」と「輝き」とどちらが好きかと聞かれたら「希望」が好きです。
   人気投票でいつもこの2曲が競り合ってるので、どちらかと訊かれたら「希望」です。」

ってこんなこと言っちゃまずいかな、と言ってたんですが……この人気投票って、もしかして?
今は無きセガBBSのサクラ大戦(通称本家)で行われてたあれ?いや、あれですよね!
そして、次の話題はサクラの曲は、歌だけでは無くというものに。

田中「BGMというのがありまして、サクラ1、2、3と4は新しいのは書かなかったので
   エピソード0とサクラV。それから映画とドラマCDと全部ひっくるめて大体600曲あると思います。
   歌と合わせると1000曲くらいサクラの曲を書いてます。
   作家生活に入って26年目になるんですがそれら全てで大体6500曲なんですが
   あらかじめ計算しておきましたが、大体15%。
   サクラ大戦というのは私のキャリアの15%を占めている。
   これはもう、私の代表作と言ってもいいですよ。もう今後、これを越えるものは出ないし
   今から一からやれって言われても出来ないと思います。
   そのBGMをピアノ協奏曲でお送りするんですが、続けて引くと私も倒れてしまいますので(笑)
   すごく長いのでね!
   まず、一部の終わりに、サクラ1、2、3の曲と
   そして二部の最初にエピソード0、サクラVのBGMを聴いてもらおうと思います。」

サクラはBGMもかなり多彩なのでとても聴き応えのあるものだったんですが……困ったことに私はBGMの題名に物凄く疎い!!(爆…TV等で聞いて「あ、これサクラの曲だ!」とか「これ○○のシーンの曲だ!」とは思うんですが…)
ので、けっこう曲順や曲名があやしいですが……多分「がんばれ!帝国華撃団」→「時は忘却の中に」→「哀愁のテーマ」→「帝都のために…」→「最終戦争」→「帝劇・昼のテーマ」→「愛のテーマ」(でなければ「喜びのテーマ」かも…)→「悲しみのテーマ」→「戦闘・1」→「笑顔がいっぱい」→「巴里の恋人たち」→「巴里華撃団、デビュー!」(ではなく「戦いの舞曲」かも…)→「思い出は、いつも」→「戦いの舞曲」(前に出てたのなら、ここはもしかして「雄叫び」??)→「希望の門」
だと思います。これは本当に補足や修正お待ちしてます……本気で自信ないです。(泣)
追記:とりなべんさん、ありがとうございます!でもまだまだ怪しくてすみません;;

最後の音までしっかり演奏した公平先生は、立ち上がって一礼すると、舞台を去ります。

拍手でそれを見送ると15分間の休憩に。小さなホールですが、とても綺麗で椅子も座り心地が悪くないのであっという間に約1時間の一部が終わってしまいました。
これから始まる二部も、きっとあっという間の約1時間なんだろうな…


さて、休憩が終わり第第二部の開始です!
公平先生がピアノの前に座ると、第一部終了の続き…BGMのピアノ協奏曲の後半からスタートとなりました。
後半は紐育の曲…エピソード0とサクラV本編からなのですが、実は私…エピソード0は途中から自分でクリアしてないので(爆…アクション苦手;;)かなりBGMの記憶自体怪しいです…エピソード0好きな方、どうか補足をお願いします!m(__)m
追記:とりなべさん、こちらもありがとうございます!

多分……「東北東に進路をとれ」→「道は遥か彼方に」→「旅は道連れ、世は情け」→「我がテキサス」→「崩壊の序曲」→「アメリカン・スピリット」→「愛、時を越えて」→「コーヒー・ブレイク」→「ネオンの照らす街」→「紐育華撃団、レディー・ゴー!!」→「ここはパラダイス」
です。最後の「ここはパラダイス」は公平先生の歌付き!

田中「♪Come-on Singing Come-on Dancing Night and Day
    こころの翼を らら輝かせて
    さあ夢を Night and Day」

個人的にサクラVの戦闘の曲である「紐育華撃団、レディー・ゴー!!」はかなり好きなので聞けて嬉しかったです♪
サクラも長いシリーズですから、こうしてBGMを並べてもすごい力がありますね。
弾き終えると公平先生は立ち上がってマイク片手にトークタイム。

田中「さて…歌謡ショウも今年で10年目、ついにファイナルを迎えます。
   今、鋭意作曲中でございます。こっち(コンサート)で頭一杯なので、何もできませんでした!(爆)
   広井さんごめんなさい。
   今回はファイナルということで、生オケ復活ということで私も全公演指揮したいと思っておりますが
   途中で倒れるかもしれないので、千穐楽に居なかったらそれはそれで。」

いや、そんな怖いこと言わないで健康に気をつけて頑張ってください公平先生。(^^;;

田中「歌謡ショウの最初の5年はオケありで後の5年…じゃない、4年はオケ無しとなってるんですが
   一番印象に残ってるシーンは「海神別荘」なんです。その、二幕。
   泉鏡花の世界を花組が妖しくも美しく再現した様子に、指揮をしながら感動したのを覚えています。
   それを振り返りまして…一人「海神別荘」をやってみたいと思います。」

そう宣言されて、マイクを置いてピアノの前に座ると、公平先生の挑戦「一人海神別荘」のはじまりです!

田中「ここは海の宮殿!今まさに、魔物たちの宴が繰り広げられております!」

まずは「海の宴 花の宴」から。これはフルではなく、短縮で歌われてました。

田中「哀れ、貢物と引き換えに嫁に行くことになった美女は、竜馬に乗って海の宮殿に向かっていきます。」

続いて「夜の海月」…これは短縮ではなく、フルで歌ってました。

田中「その頃、海の王たる公子は美女を待つ最中に博士を呼び、一冊の本で講義を受けていました。」

さらに物語りに沿って「この書物は」です。これもフルでした。最後のサビの前、実際の舞台で紅蘭演じる博士がおどけた顔になるのに合わせて公平先生もべーっと舌を出しておどけてました。

田中「その時突然、赤ザメくんが!!」

いきなりピアノが激しく叩かれ、意外にも「ゲヒ、ゲヒ!ゲヒゲヒ!」と歌いだす公平先生!(笑)
すごい、会場大爆笑だったんですが、すぐに歌をやめて一拍置く様に、またまた爆笑で次の台詞の一言目が聞こえませんでした;;

田中「美女と公子。図らずも二人には、妖しくも悲しい。そして、死よりも美しい運命が待っていました。」

最後に「すべては海へ」を歌うんですが、曲が始まると同時に横山智佐さんが登場!!
美女のパートを歌っておりました。(公平先生がもちろん公子のパートです。)
横山さんのドレスはライトグリーンのキャミソール、ミニスカートのワンピースなんですが、胸元の辺りからある同色のシースルー生地が遠目だとロングスカートのように見せています。サイドが長くて、前面は短いので、綺麗な足のラインが見えました。
曲が終わると、そのまま最後のシーンまで再現。

横山「…花がうつります。花が薫ります。花の調べが聞こえます…ここは、極楽でしょうか?」
田中「女の行く極楽に男は居ない。男の行く極楽に女は居ない。ここは私とお前の場所だ。」
横山「……幾、久しく。」

一人「海神別荘」最後には美女も登場して、とても華やかな雰囲気でした!
私の席からは確認できなかったんですが、横山さんは裸足だったようで曲が終わったトークタイムでは開口一番、公平先生につっこまれてました。

横山「今日は、こういうスタイルなんです。」
田中「リハーサルで見たとき、ドキッとしました。
   もうほんとに、ちーちゃん…あ、ちーちゃんと呼ばせていただきますが。
   ちーちゃんとは長い付き合いですね。」
横山「本当ですね。」
田中「芸暦何年?もう19年?(頷く横山さん)じゃあ来年20周年コンサートとかされます?」
横山「ええ!その時は、是非ピアノを弾きに来て下さい!」

おお、これは横山さんファンは聞き逃せない情報ですね。勢いで返事をしてしまったような雰囲気もありますが、横山さんならきっとやってくださいますよね。
その後、横山さんのデビュー作品の話になり

横山「勇者エクスカイザー!私の人間デビュー作です!それまでは鳥の声とかやってましたから。」(笑)
田中「あの頃はセーラー服とかでスタジオ着てたよね。」
横山「今でも時々セーラー服で…」
田中「それちょっと違うから。」(笑)

漫才的なトークもバッチリですね。(笑)
追記:「エクスカイザー」は「TV作品での人間役デビュー」と「公平先生と最初に一緒にやった仕事」という意味合いだったそうです。伊藤さん、補足ありがとうございました!
そして話題はサクラの曲へと…

田中「真宮寺さくらさんでもたくさん歌ってますよね。」
横山「そうですね、ソロでも10曲。デュエットとか入れると、もっと。」
田中「全員曲とか入れると、もっと。それで、その中でも印象に残ってる曲はありますか?」

先ほど、一部で必ず聞かれる質問とご自分で言ってらした話題を振ってました。(笑)

横山「えーと、どれも思い入れはあるんですがその中でもお気に入りがあるんですよね!(笑)
   私は台詞が入っている歌が好きなので、もちろん「ゲキテイ」も好きですし、あと「花吹雪・白波弁天」とか!
   知らざぁ、言って聞かせやしょう!ですね。
   あと、昨日家で「新編・八犬伝」のDVDを見て「隅田川」もいい曲ですよね!と
   舞台では息継ぎが難しくて、顔真っ白になりながら歌った記憶があるんですが
   これ歌ってから♪晴れ渡る日も〜雨の日も〜〜
   って「涙そうそう」が上手く歌えるようになりました。」

ちらっと聞けた横山さんの「涙そうそう」が素敵。「今度そういう曲も作ろうか」と公平先生が仰ってました。

田中「さくらさんの曲は難しいんですよ。あんまり激しい愛の歌とかは歌えないんですよ。
   もう、遊ぶキャラは決まっているので。」

ここで、笑いが起こってました。たしかに、コミカルからシリアスまで歌えるキャラも居れば、ある程度イメージで固まってるキャラもいますからね〜(^^;;

田中「さくらさんは優等生キャラなんで、ちーちゃんもあんまり遊べない。」
横山「その辺は本当に申し訳なく思っております。」

神妙な顔になってぺこりと頭を下げる横山さん。
ここで横山さんとのフリートークは終了で、拍手で横山さんを見送りました。
ということで、ゲストコーナーです!

田中「次のゲストをご紹介しましょう!副指令ですね。折笠愛さんです!」

そして、入れ替わりで登場された折笠さんは白…じゃなくてアイボリーカラーかな?のノースリーブのロングドレスに水色のショールというお姿でとても大人っぽくて色っぽいです!ショールと同じ素材に見えた左手の花の指輪もアクセントになってます。

田中「また、大人っぽいですね。」
折笠「この会場なので、ちょっと無理してみました。」
田中「いやいやいや。(笑)
   折笠さんの役は副指令で、花組から一歩引いたところにいたんですがこの頃花組に溶け込んできてますよね。」
折笠「そうですね、私も戦闘服着たいな〜なんて思ったりします。」(笑)
田中「どんどん「ゲキテイ」でも端から真ん中になってきたりね。」
折笠「ずうずうしくさくらさんの後ろで踊ったりとか。」(笑)
田中「折笠さんの声は、本当に助かってるんですよ。大人っぽい声で。」
折笠「ありがとうございます。」
田中「年齢的にはカンナさんの方が上なんですけどね。」(笑)

公平先生のぶっちゃけトークに、あら。と驚く顔をする折笠さんですがすぐに「そんなことないですよ〜」と否定すると、公平先生が「カンナさんは19歳だったよね!」とボケておりました。(笑)
現在のカンナさんは24になるんでしたっけ?サクラV時点で。いやまぁ、でも永遠の19歳ってことで。(笑)
そして、折笠さんにも「お気に入りの曲」の話題を振ります。

折笠「本当に、難しいですね〜(笑)
   私は、よくジャズとか聞くので「イッツ・ショウタイム」とか!」
田中「あ、ご自分のライブでは、ジャズとか歌われますものね。」
折笠「はい。自分でも歌いますし、スタンダードナンバーを歌わせていただいたり…
   あと「信じられること」は外せないかなぁ〜」
田中「あれは舞台ならではの曲ですよね。最初静かにはじまるけど、最後はみんなで踊って。」
折笠「ミュージカルらしい曲で好きです。あと「わたしの青空」も。」
田中「私もね「わたしの青空」はお気に入りなんですよ。自分でもいい曲だなって。」(笑)
折笠「いい曲です!」
田中「じゃあ、今日は「わたしの青空」をデュエットで歌いましょう。」
折笠「いいですね、お願いします。」

二人で頷いたところで、公平先生はピアノの前に座り「わたしの青空」(OVA「桜華絢爛」エンディング、あやめソロ曲)を弾き出します。
きっと歌ってくれると思ってたので嬉しいです!折笠さんの歌声に、二番では公平先生が入り(後半では折笠さんの歌声に口笛アクセントをつけてました。)
最後の1フレーズは一緒に歌い、まさにデュエット。
歌い終わると、折笠さんは一礼をして舞台袖へ歩いていきました。それを拍手で見送ると、最後のゲストです。
公平先生が「それでは次に、もう一方ゲストをお呼びしましょう」と紹介してご登場したのは日高のり子さん!赤(朱色に近い)の半そでのシンプルなロングドレスの日高さん。

田中「日高さんとは、また長いですよね〜」
日高「本当にそうですよね!今日さらってきたんですけど、フライ・ハイ!」

それはサクラじゃなくてトップをねらえ!ですよね。(笑…私はタイトルくらいしか知りませんが;;)

田中「いやいや、今日はサクラですけど。(笑)
   芸暦はどれくらいになるんでしたっけ?」
日高「私は25年くらいなので、芸能界では公平先生とは同じ年くらいなんだな〜って思いました。
   実際ではもっと年上ですけど。」(笑)
田中「いやいや。」

この二人の掛け合いは非常にフレンドリーで、すごいテンションが高かったです。会場中、笑いっぱなし。
日高さんのアイドル時代の話は「黒歴史?」と公平先生が振ると「いや、そんなことはなく!」と切り替えしたり
「アイドル時代に何曲出したの?」と聞いたら「3曲ですね。」と答え

日高「不思議なものですけど、歌をやめて声優になったのに、なぜ声優になってからアルバムを出させてもらったりしてるんだろうって。」(笑)
田中「声優になってなかったら、どうなってたかな?」
日高「もしかしたら、バラエティータレントになってたかもしれないですね。
   才能が無いわけじゃないので。」

たしかに、このテンションはバラエティータレントにも向いてるかもしれないですね。
次に話題を変えて「サクラの歌の作業」について。

田中「台本よりも最初に歌がいくんですよね。何が行きましたか?」
日高「まず「御旗」、で「未来」(ボヤージュ)。」
田中「もう一曲行きましたよね。こう、マラカスもって歌うやつ。」(笑)
日高「あ〜〜!!(笑)
   いつもピアノの前にいる公平先生が、なぜかストップウォッチ持ってるんですもの!
   音程よりも長さを気にしてたっていう。」(笑)
田中「ちょっと歌ってみません?」
日高「え〜?こんな素敵なホールで、いいんですかぁ〜?
   やっちゃいますよ〜〜?(笑)せーの!
   ♪おはよう おはよう ボンジュール
    おはよう おはよう ボンジュール
    大神さん 大神さん おはよう大神さん ン〜!」

わー!エリカが居る!エリカが居る!!
そのまま歌い続けようとした日高さんだったんですけど、公平先生に「大神さん照れてますしね!」と止められました。(笑)
まさか今日「エリカのおはようダンス」が聞けると思ってなかったので、ビックリしました。(笑)
そして、日高さんにも「お気に入りの曲は?」と質問を。

日高「私は、自分の曲はいっぱいいっぱいなんで
   島津さんと喜久子さんの♪Parlez-moi d'mour〜とか(「モンパルナスの夜」ですね)
   あと「ロマンス」とか!」
田中「エリカさんはね、違った意味で遊べないんですよ。」
日高「そうなんですよね!」
田中「エリカは遊びキャラなので、あまり真面目な曲を歌えないんですよ。」
日高「残念です…公平先生にも広井さんにも、私の新たな一面を発見してもらいたいです!!」
田中「こ、今度二人で話しておきます。」

日高さんの本当に「エリカ、がっかりです〜」な口調に、公平先生がちょっと怯んでました。(^^;;
さぁ、次のエリカさんの曲が出るときはどうなるんでしょうね?

田中「今日は「未来」を歌ってもらうんですが、日高さんだけじゃ寂しいので
   「未来」の本当のコーラスに入ってくれたボジャのみんなに参加してもらいましょう!」

公平先生がそう仰ると、スーツや黒のドレスに身を包んだ方々が舞台袖から登場!男性4人に女性7人で公平先生が「ボジャ」と略して紹介したこの方たちは
The Voices of Japanというグループの方で通称が「VOJA」。普段はゴスペルを主としているようです。

田中「VOJAのみんなとコンサートしたかったの!」
日高「私も嬉しいです〜」
田中「では、「未来」です。」

ピアノが静かに曲を奏で出すと、日高さんの歌声に公平先生も加わり、サビや最後の盛り上がりではVOJAの素晴らしいコーラスも入ってとても豪華な「未来」(サクラ3のエンディング曲)でした!!
最後のサビでは公平先生が独自のコーラスを…フランス語だったんでしょうか。
拍手が鳴り止まぬ間に「ありがとうございます!もう一度大きな拍手を!」と舞台袖へと向かう日高さんを見送る為にさらに大きな拍手が。
日高さんの姿が見えなくなると、マイク片手に公平先生が立ち上がり、VOJAのメンバーを一人一人見ます。

田中「上手くいったね。
   それじゃあ、せっかくVOJAのみんなに来てもらったので
   私とVOJAのみんなで「愛の灯をセーヌにともせ」を歌おうと思います。聞いてください。」

ピアノアレンジと独自のコーラスで歌い上げる「愛の灯をセーヌにともせ」(第五期ドラマCD「巴里のクリスマス」グリシーヌソロ曲)……より一層感動的な曲として聞きました。
歌い終わり、今回限りの素敵な歌声を聞かせてくれたVOJAのメンバーを拍手で送ると、公平先生はハンドマイクを持たずに、ピアノの前で語りだします。

田中「…このコンサートも、最後の曲になってしまいました。
   今回、このコンサートを行うにあたって、広井さんにサクラの曲に関係なく
   一曲詩を書いてくれとお願いしました。すごくいい、ラブソングを歌いたいと。
   そしたら書いてくれたんですけど、広井さんはすごくストレートで恥ずかしいと言ってましたが
   私はストレートですごく心に響く良い詩だと思いました。そして、作曲しました。
   今日、初めて人前で歌うんですが…みなさんもこの曲を聞くとき、自分の大切な人
   かけがえの無い方、長く人生に関わった方、お子さん…そういう人を思い浮かべてください。
   聞いてください。「君がいたから」。」

本当に本当に、今回が初めて聞く、また今後聞けるかどうかわからない特別な歌……
人は一人じゃなくて誰かが居るから生きていけるというのが真っ直ぐに伝わってくる歌でした。
「君がいたから 君がいたから
 君の愛があったから
 真っ直ぐに生きてきたよ 君がいたから」
全てを書いてしまうのは、ちょっと気が引けたので最後だけ……とても、良い曲でした。
歌い終わり、静かに立ち上がって礼をする公平先生に惜しみない拍手を贈っていると、横山さん、折笠さん、日高さんがそれぞれに大きな花束を持って登場し、一人一人公平先生に花束を渡してました。(最後に渡した日高さんは頬にキスもプレゼント。)
三人が笑顔で去り、公平先生が花束を抱えて去っても、まだ拍手は鳴り止みません!

程なくして、再び公平先生が現れ、ピアノの前へ。

田中「アンコールに、「つばさ」を歌います。」

サクラ大戦の全曲集…コンプリートソングBOXを買った方なら絶対に聞いたことがあるはずの公平先生の「つばさ」!
最後に生で聞くことが出来ました!!
感動に感動を重ねてくれたこのアンコール、歌が終わると同時にまたも割れんばかりの拍手!
公平先生が去っても終わらず、再び出てきて一礼するも、まだまだ終わらず。
三回目のアンコールで「これで終わりです!ありがとうございました!!」と公平先生が叫ぶと広井さんが立ち上がったのをキッカケにスタンディングオベーション!!
万雷の拍手で、今回の弾き語りコンサートはその舞台を終えました。

本当に本当に!一回きり、500人のホール、DVD・CDなどの記録無しなのが残念でしょうがない素敵なコンサートでした!!
またこういう、趣向を凝らした企画を楽しみにしています!



えーと、一回きりなのでレポも非常に微妙な感じですが(汗)
ここまで読んでくださってありがとうございました!
たぶん、次のレポは夏です。どこまで追いかけられるかわかりませんが、出来る限り劇場に行こうと思います。
それでは、この辺で失礼します!
ああ、ピアノアレンジでCD一枚出してほしいなぁ……

メッセージ :

名前:
メールアドレス:
確認キー :
URL:
以後ステータス情報をブラウザに保存する(cookie)

書き込み