[サクラ大戦BBS]

MAKING APPEND NOTE
如月紫水 への返事
第一幕その5〜二幕冒頭(大喜利1)

ここから先はいわばエピローグ、流れるBGMも「花咲く乙女」で本当にゲームのよう。

そのBGMにあわせて照明が明るくなると、紗幕に銀座の街並みが下りてきた舞台となっていて
とても情けない声が…

武田「いてぇよ〜〜…いてぇよぉぉ〜〜…!!」

上手から登場したのは武田さんなんですが、ジャケットの右腕にしか袖を通しておらず、左腕はといいますと……ほ、包帯巻いて折られてます;;

武田「アニキ、本当に骨折らなくてもいいじゃないっすかぁ〜〜〜……」

ああ、あの騒動の後キッチリと落とし前はつけられたんですね;;
とほほ、と重い足取りで歩いていると、下手から駆け足の親方がやってきました。

親方「あれ、武田さん!」
武田「(慌ててポーズを作り)よ、よう!親方!!」
親方「どうされたんですか、その腕は。」
武田「いやね、ちょっとあってな。アニキにポキッて折られちまってよ〜」
親方「ええっ!?」
武田「いやいや、自業自得なのよ。みかじめ料ちょろまかしちまったからな。
   ま、東京湾に沈められなかっただけめっけもんよ。
   (うん、と頷く武田ですが、親方は「あ…」と少しバツの悪い顔を浮かべます)
   あ!でもよ、この事をアニキにチクッた奴がいるんだよ!」
親方「そ、そんな奴がいるんですか〜…?」
武田「おうよ!俺な、そいつだけは許せねぇんだ。見つけたらよ、腕一本じゃ足りないよ。
   コンクリづめにしてな、東京湾に沈めてやるから!!(あっちゃ〜…と苦々しい顔の親方)
   おい、親方!心当たりないか?」
親方「こ、コンクリートなら広井乾山へ!」

んー…これ漢字あってますかね?(^^;;
とにかく親方は早くこの話題が終わるように願ってるみたいですね〜…ってそりゃそうか;;
どうやら幻夜斎に乗り移られたときの記憶は綺麗サッパリないみたいですね。あの時西村さんがはっきりと「親方から聞いた」って言ってましたものね。

武田「はぁ?なに言ってんだよ。ま、いいや。」
親方「お、お役に立てませんで…」
武田「いいってことよ。じゃあな!」

後ろ手で親方に挨拶をして、再び上手へと立ち去ろうとした武田の背中をほっと胸を撫で下ろした様子で見送っていた親方ですが、下手から走って現れた若旦那にまた心臓が跳ねます。
武田さん、まだ上手の端にいるんですよ〜(^^;;

若旦那「親方!親方!!この度は本当にありがとうございました!!」

なんてタイミングの悪い!と若旦那の口を何とか止めようとしたい親方ですが、若旦那はそんなことには一切気づかずに大声で話を進めます。

若旦那「先ほど西村という立派なお兄さん(おあにいさん)がお見えになってね
    あの武田というチンピラが巻き上げていったみかじめ料、すっかり返してもらえましたよ!」
親方「そ、そいつはぁよかったですね!!」
若旦那「これもね、親方のお陰ですよ!やっぱり、親方に頼んで正解でしたね!」

あーあ、ばっちり武田さんに聞かれちゃいましたね;;
で、探していた怒りの矛先をぶつける相手が判明した武田は怖い顔。

武田「なんだと、コラ!!!」
若旦那「あのね、今いいとこだから。」

突然の怒声に振り返った若旦那は、その声の相手がたったいま話題に上っていた人物だとわかった途端顔を青くして一目散に下手へと駆けて行きます!!

武田「コラ待てそこの刈上げ!!!
   (追いかけついでに途中の親方を捕まえて)…テメェだったのか。
   灯台もと暮らしたぁ、このことだなぁおい。」
親方「ピカーンっ」

ごまかすために灯台=自分の頭に見立てておどけて見せるも、直ぐに頭に手を置かれてぐりぐり撫で回されてます。(^^;;
今日の武田さんは本気ですね…

武田「この落とし前どうつけてくれるんだ?えぇっ!?」
親方「お年玉?(ぺしっと頭をさらに叩かれて)いてっ」
武田「(親方の肩をがっつり掴んで)海行くか、海!冬の海は、冷てぇぞ〜!」

この親方のボケ、7日は昼夜共に「男前?」に変わってました。
まぁ、今回は全てのボケをスルーしてヤクザモードの武田さんですから、そのまま力ずくで親方の肩を掴んだまま上手方面へと歩き出す!親方万事休すか!?
と思いきやそこに丁度いいタイミングで上手から西村が堂々と登場。武田と親方の前に立ち塞がります。

西村「おい武田!!…また人様に迷惑かけてるのか?」
武田「ち、違いますよ!!これからね、親方と海水浴!海水浴!!」

って武田さん、真冬にその言い訳は苦しすぎますよ。(^^;;
もちろん、親方と武田の様子で大体の察しがついている西村さんは表情を崩さずに武田の右腕を示す。

西村「残ったその腕もへし折ってやろうか!?」
武田「折角ですが、辞退させていただきます。」

丁寧にお辞儀をした武田は、頭を上げると同時に下手へ猛ダッシュ!!
ああ、早い早い…(笑)
「待ちやがれっ」と後を追おうとする西村さんですが、解放された親方に体をはって止められてしまいます。

親方「ちょっ、西村さん!待ってください!!
   (下手の方を見て)武田さんにも、きっとなにか事情があったんですよ。
   …あんな小悪党でも腕二本持ってかれちゃあまりに不憫だ。
   ここは、あっしの顔に免じて、許してやってください!」(深々とお辞儀をする親方)
西村「ああ!頭上げてください親方!……親方は本当に情の深い方だ。
   わかりました。今日のところは勘弁してやります。
   どうも、御迷惑をおかけしました。」
親方「いえいえ、こちらこそ!ありがとうございました。
   …じゃあ、あっしはこれで。」

お互いに頭を下げると、親方は上手へと下がっていきました。
親方は本当に人が出来てますねぇ…その後姿にもう一度頭を下げる西村。
そこに、下手から鞄を一つ持った優作がやってきました。

優作「……よぉ。」
西村「(振り返り)こんなところに呼び出して、何の用だ。」
優作「いやなに、お前に夏の礼をと思ってな。あのときの金で養生できた。
   おかげでもう…(鞄を置いて両手を広げてみせる)すっかりいい。」
西村「(ポーズをまねて)死神の復活か?」
優作「……足洗うんだ。お前に拾ってもらった命だからよ
   ちったぁ大事にしようと思ってな…田舎帰ることにした。」

優作の告白に、一瞬言葉に詰まる西村。ですが、優作の言葉が本物だと感じた西村は数歩進んでただ黙って頷きます。
今回バイオリン弾いてたりしていたのはもう裏の世界から抜けようとしていたためだったんですね。

西村「そうか……いつか手紙でもくれ。」
優作「よせよ!……田舎帰るんだ。東京のことは、もう……忘れるよー…」
西村「そうだな……それがいい。」
優作「……あばよ。」

忘れるよー、と言う優作はどこか空しい気配で…それでも鞄を手に上手へと歩き出す優作を背中で見送る西村でしたが

西村「…優作!(立ち止まって振り返る優作)
   俺は忘れねぇよ……お前を。」

最後は、しっかりと顔を見て。
そんな西村に優作は、黙って手を振って去っていきます。
後に残された西村が遠くを見つめる中、暗転。優作とはこれでお別れなのですね…

―――5日公演―――――

この日は凄まじいサプライズがありました!!
いえ、事前には知っていたのですが(というか、これのために5日は当日券だった…!!)
やっぱり嬉しいですね♪
親方に「海行くか!」と連れ出そうとする武田を止める相手が今日はボス直々だったんです!!

ボス「武田!」

入ってくるなり、早々に手にした一斗缶で武田を殴る!
その後ろには西村も控えているので、武田にとってはまさに逃げられる状況じゃあありません。(^^;;

武田「か、帰ってたんすか!?」
ボス「帰ってたって帰ってるよ!(西村に向かって)おい!ちょっと押さえてろ。」

ボスの指示通り、武田を羽交い絞めにする西村!「ちょ…聞いてねぇぞ!」とお約束(爆)な展開で額に思いっきり一斗缶を食らう武田!
走り抜いての一撃、いやぁ見事ですね。(笑)

ボス「もう一発ですか?」

客席に聞いてきたら答えは決まってるじゃないですか。(笑)
もちろんです!ってことで武田は二発食らうことに。見事に命中したのを見届けて、西村は手を解いて上手の隅へと下がります。

ボス「てめぇ、俺の居ない間に随分悪さしてたみたいじゃねぇか。
   それなのに腕一本たぁ、随分寛大な処分だな西村。(は、と頭を下げる西村)
   俺はそんなに甘くねぇぞ。二度と悪さできないように海に沈めてやるから覚悟しろ!!」

そ、それは勘弁!!と逃げる武田を追おうとするボスを親方が西村以上の必死さで止めます。
展開は同じなんですね。その分、西村がじっと上手に下がって動かないのですが。(^^;;
ボスも親方の情の深さにほだされ、今回だけは水に流すことに。

ボス「お礼といっちゃなんですが、この辺りにうまい店があるんですよ!
   一杯、飲みに行きませんか?」
親方「お、いいですね!お供いたします!」(^^)

そういうことなら喜んで、と歩き出そうとする二人は西村にも当然声をかけますが

西村「あ、ボス…僕はちょと野暮用が。」
ボス「(ニヤリと笑って)おい、正月早々隅に置けねぇな。
   じゃ、色男は置いといて、二人で行きましょう!」

ボスの野暮用と言うのは、そういうことに決まってるみたいですね。(笑)
二人で肩を組みながら親方が「ダンディさんもよく行くんですか?カフェタイガー!」と訊ねるとボスも笑顔で「そうそう、カフェタイガー!」と夏から見ていた人にとっては嬉しい店名を言いながら上手へと軽い足取りで去って行きました。
それを見送った西村のもとには優作が、ということで元の流れに戻りました。

いやぁ…ボス、御出演ありがとうございました!!


―――――

物悲しい音楽が流れていたのですが、暗闇の中で紗幕が上がり、照明が入るとそこはすみれ邸。
花組にかえでさんに大神さんとお節料理を囲んで勢揃いです。
家具の配置などは冒頭のままですが、ソファーの前にもテーブルがあります。
下手側のテーブルにはさくらと紅蘭。中央のテーブルにはかえで、大神、すみれ、マリア。
上手側のソファーにはレニ、アイリスが座っていて、カンナだけが扇子を持って上手の階段前に立っています。
アイリスとレニのお子様コンビのテーブルにはお酒のボトルではなく、お水が置いてあります。
さりげなくジャンポールがアイリスの黄色いマフラーを巻いてて、あったかそうです。(笑)

カンナ「はじゃおうぎ!おうかふうじん!!きゅぴーーん!(扇子を刀に見立てて)
    どんがらがっしゃん!どんがらがっしゃん!どですかで〜〜ん…!!
    いやぁ〜〜あのときのさくらかっこよかったなぁ〜〜!!」

興奮した様子で語るカンナに、当のさくらさんは照れ笑いを浮かべています。
それにしても、どですかで〜〜んってすごい言葉ですね。(^^;;
たしかに雷鳴が轟いたりでものすごい迫力でしたが。

すみれ「あ〜ら、さくらさんでも役に立つことがあるのですわねぇ。」
カンナ「はは〜ん、お前あんとき居なかったからな。カッコよかったんだからな〜!
    あ!なぁなぁさくら!(はい!と返事をするさくらのもとに向かい)なんか呪文みたいなの言ってたよな。」
さくら「はい!(立ち上がってテーブルの上にあったボトルを手にして剣に見立てる)
    あめのみに! ことわりのみに!」
カンナ「そうそう、それそれ!(下手の方へと戻りながら)
    さけのきりみに! ちりぬみに!(えっ?と思わず全員が怪訝顔)
    ここに霊剣荒鷹を持って申す! 我が名は桐島、あ!カ〜ン〜ナ〜〜!!
    ん〜〜!カッコいい〜〜!!こう、くわっと目をむいて剣をかざす〜!
    あとのまつりだ とどは、丸い?」

はぁ?と、一番声が大きかったのは紅蘭ですかね。
扇を頭の上で開いてポーズを取っていたんですが、首をかしげるカンナに全員が笑顔を見せます。

紅蘭「もう、年が明けてもカンナはんだけは変わりまへんなぁ〜!」
カンナ「いやぁ、それほどでも〜」
アイリス・レニ「褒めて、ない!!」

アイリスとレニの突っ込みは立ち上がっての同じタイミングだったのでバッチリですね。(笑)
「これまた失礼しました〜!」と最後まで上機嫌で締めるカンナ。やっとお正月がやってきたという感じですね。
みんなの笑い声が納まりかけたあたりで、かえでさんが全員を見渡して声をかけます。

かえで「ねぇ…今年も、良い年にしましょうね。」(うん、と頷く一同)
大神「よし!改めて乾杯しよう!」

大神さんの発案に、全員笑顔で立ち上がりグラスを片手に大神さんに注目。
大神さんのみ酒升で、あとは全員足つきのグラスです。

大神「みんな、今年もよろしく頼む!!」
花組「はい!!」
大神「じゃあ、帝都の平和に…」
全員「かんぱーーい!!」

それぞれ隣り合う人たちとグラスをあわせ、本当に楽しい和やかな空気の中、流れてくるのはあの名曲

♪夢のつづき

一番とラストのサビのみの短縮版でしたが、全員が歌えるようにパートが変わっていました。
(歌詞はまたも桜歌配信倶楽部さまを参考にさせていただきました。)
全員が真ん中のテーブルに集まっている中、さくらさんだけが下手の階段前で最初の出だしを歌います。

さくら「♪この夢がずっとずっと つづいてほしい わたしの恋は 輝いているわ」
大神「♪ともに過しあのとき 胸にたぐりよせて」
二人「♪歌いましょ さあ歌を あなたの 思い出の歌」

大神さんが歌いながらさくらさんの側に行き、目を合わせ微笑むと二人で背中を合わせて歌い上げます。
それに続くは中央のテーブルの真ん中の椅子の上に立って、徳利をマイク代わりに歌うすみれさん!
さりげなくすみれの手をとって支えているのがカンナというのもいいですね。

すみれ「♪この夢がずっとずっと つづいてほしい」
アイリス「♪わたしの恋は 輝いているわ」

続いたアイリスは中央のテーブルへと戻ってきたさくらと大神さんの、大神さんの手を取って上手へと引っ張りにっこりと笑いながら手を繋いで歌いました。

かえで「♪ともに生きた証が 胸に熱くよぎる」
紅蘭「♪いつまでも いつまでも 大切にしたい」

かえでさんと紅蘭はほぼそのままの位置で。次のマリアさんは一歩前に出て歌います。

マリア「♪それぞれの出会いは奇跡のようです ほんの少し目を閉じれ〜ば!」

どうぞ!とのんきにお節を一人で口にしていたカンナに全員が振ると、カンナも慌てて口を開きますが

カンナ「んー!♪とわのふめ やふぁしく うふぁとなり こころゆらす」

と、すごい口ごもってましたので、最後は隣に居たレニにタッチ!

レニ「♪思い出に寄り添う二人」

最後のレニはその分椅子の上に立って高らかに!

全員「♪歌をさあ歌いましょ それが夢のつづき
    高らかに愛を 歌う喜び
    歌をさあ歌いましょ それが夢のつづき
    巡りあい 信じあい 明日を歌お」

サビの部分は大神さんを中心に全員が舞台前方に出てくると、花組のみんなは八の字に歩きながら、仲間たちと手を打ちかわします。(大神さんだけはその場行進でずっと中央に居ます。)
それが一巡し下手から紅蘭、アイリス、すみれ、マリア、大神、さくら、かえで、カンナ、アイリスと一列に並ぶと、曲は最後の盛り上がりへと編集されて全員で手を繋いでのダンスに!

全員「♪歌をさあ歌いましょ それが夢のつづき
    高らかに愛を 歌う喜び
    歌をさあ歌いましょ それが夢のつづき
    さよならは 言わないの また会えるから」

ラストのサビは、大神さんがくるりと両手を挙げて中央のテーブルに向かったのを合図に、それぞれに酒升とグラスを手にして再び並びます。

全員「♪春は めぐる いつも うつくしく
    いつかまた この夢のつづきを(グラスを高く上げて)
    麗しの(端から隣の人とグラスを合わせて、最後に大神さんが高らかに酒升を上げる)
    帝国歌劇団」

曲の終わりと共に再び「乾杯!!」と叫び、談笑する中、一幕の幕が下ります。
お正月のめでたい雰囲気を夢のつづきで締めくくる……いい最後だったと思います!!
満場の拍手を送っていると、緞帳の前が明るくなり、下手から「1、2!」と元気な声が。

紅蘭「1、2!」
さくら「1、2!」

紅蘭を戦闘にさくらが商品の乗った「3分間ショッピング」のワゴンを押して登場。おなじみのコーナーですね。待ってました!
さくらさんの「ぜんた〜い、止まれ!1、2!」の合図で中央にぴたっと止まったお二人はこちらに顔を向けます。

さくら「みなさま、明けましておめでとうございます!(礼)
    毎度おなじみ3分間ショッピングのお時間です!」
紅蘭「はい、歌謡ショウならではの商品を御紹介するこのコーナー、今回の商品は……これや!」

ちゃらららっちゃら〜ん♪のお馴染みの音と共に紅蘭が手にしたのは手のひらサイズの小さな箱!

さくら「なあに、それ?」
紅蘭「大人気のジャンポールをゲームにしてみました〜!」
さくら「拡大するとこんな感じ。(ワゴンの中からひょいと30cmくらいのボードを取り出す)
    ジャンポールの目と鼻にボールを入れるんですけど、これがなかなか難しいんです〜!」

さくらさんの拡大ボードのボールは上から細い糸で吊られてました。でもほんとうになかなか入らないんです!
ちゃんと目と鼻と色が違うのでただ3つ入れればいいだけではないのがミソですね。

紅蘭「けど、成功するとやったー!!て気になるで〜!
   ちょっとしたデートに、通勤のお供に、どこでも気軽に持ち歩けます!」
さくら「さて、気になるのがお値段ですが…」
紅蘭「みなはんに買うてもらいまひょ!一個500円でどや!!」
さくら「安いっ!!」

会場の掛け声も、もちろん「安い!!」ですよ。ちゃんと木で作ってあるところもポイントですよ!

―――7日・昼公演から千穐楽まで―――――

えーと、最初の売り物が変わってました。ジャンポールゲームではなく
キャップ帽になってました。

さくら「それは新しい帽子ね。」
紅蘭「これはキャップでもただのキャップとは違うんやで!」
さくら「(ワゴンにあったキャップを手にとって)んー…新しいけど、古っぽい?」
紅蘭「せや!これは今流行のダメージ加工ちゅうんやで!」
さくら「ここに桜の模様が入っていて、さりげなくサクラ大戦してますね!
    さて、気になるのがお値段ですが…」
紅蘭「はい、ギリギリ頑張りました!男女兼用、普段使いにも使えるTKDダメージキャップ!
   一個2000円でどや!!」
さくら「安い!…スタッフには一番人気!」
紅蘭「ホンマやで!」

ってことは、これからスタッフさんにこの帽子をかぶって現れる人が出てくるんでしょうか。
確かにキャラのイラストなどは一切無いので普段使いにはもってこい!なデザインですよね。
ちなみに、話の最中二人とも帽子を被ろうとするんですが、髪型があわないのか、断念していました。(笑)

―――――


紅蘭「おおきに!ほな、次行ってまお。お次はこれや!!」

ちゃらららっちゃら〜ん♪お次は手のひらよりは少し大きい赤い箱。

紅蘭「これ、大変です〜!オリジナル花組かるた!」
さくら「はい、あたしたち花組絵がたくさん使われています!
    (見本の束を持って)の、は温泉に入ってるところですね。(^^*
    とっても楽しそうですね!こちらも、気になるのがお値段ですが…」
紅蘭「こちらもギリギリ頑張りました!オリジナル花組かるた、一個2500円でどうや!!」
さくら「安い!…のではないでしょうか!?」(笑)

ちょっと無理矢理でしたね。(^^;;
会場の声は半々ぐらいでしたかね。ちなみに、私は前回のトランプも買ってしまった人ですから、より花組らしいこのかるたも購入済だったりします。(爆)

紅蘭「この他にも、ロビーにはいろいろ取り揃えております。
   お土産に、思い出に、いろいろに!是非お持ち帰り下さい〜!」

目指せ完売!よろしくお願いします〜!と深々と頭を下げるお二人。
さぁ、今回の商品はどうなるのでしょうか。再び「1、2!」と歩き出す二人を手拍子で見送っていると、上手に入る直前で立ち止まります。

紅蘭「あ、せや!(さくらに顔を近づかせて)…ミニ大喜利な。」
さくら「ミニ大喜利!」
紅蘭「せやな〜今年は戌年やから…うん!
   犬の愚痴!」
さくら「犬の愚痴!」
紅蘭「なぁなぁさくらはん、おいらアイリスちゃんの犬になったワン!」
さくら「それでどうしたの?」
紅蘭「ときどき、ジャンポールって呼ばれるんだワン!」
さくら「……お後がよろしいようで〜」
紅蘭「失礼しましたー!」

すたこらと上手へと走っていってしまう紅蘭を、ゆっくりワゴンを押しながら追いかけるさくら。

―――4日・夜公演―――――

もちろん、ここは日替わり台詞でしたよ!

紅蘭「なぁなぁさくらはん、おいらカンナはんの犬になったワン!」
さくら「それでどうなったの?」
紅蘭「いつ食べられるのか不安だワン!」
さくら「……お後がよろしいようで〜」

―――5日公演―――――

紅蘭「なぁなぁさくらはん、おいらすみれはんの犬になったワン!」
さくら「それでどうなったの?」
紅蘭「おせちが豪華すぎて太ってしまったワン!」
さくら「……お後がよろしいようで〜」

―――6日公演―――――

紅蘭「なぁなぁさくらはん、おいらさくらはんの犬になったワン!」
さくら「!それでどうなったの?」
紅蘭「刀に封印する練習台にされるんだワン!」
さくら「こわっ……お、お後がよろしいようで〜」

―――7日・昼公演―――――

紅蘭「なぁなぁ、さくらはん、おいらレニの犬になったワン!」
さくら「それでどうなったの?」
紅蘭「まったく話しかけてくれないんだワン!」
さくら「……お後がよろしいようで〜」

―――7日・夜公演―――――

紅蘭「なぁなぁ、さくらはん、おいらマリアはんの犬になったワン!」
さくら「それでどうなったの?」
紅蘭「いつでも部屋が寒いんだワン!」
さくら「ロシアだからね…って説明しちゃった;;」
紅蘭「お後がよろしいようで〜!」

―――――

さくら「…あ、休憩は20分です。
    この間にお買い物等たっぷりなさってください。」(笑)

後半は手にダメージキャップを握ってのお願いとなってました。(笑)
最後にもう一度礼をして「1、2!」と一人でさくらさんも上手へと帰って行きました。
さぁ、休憩時間です。お買い物…はもう済んでしまっているのですが(爆)第二幕に備えてちょっと一回りしてきますか。
あ、そうそう!その前に……流れ的に省いたんですが一幕では二日目にものすごいハプニングが起こったんです。
最後の幻夜斎との戦いのシーンでアイリスの台詞が飛んだんです!!
あの長台詞はこのシーンの要なのでドキドキしましたが、さすがです。なんとか繋いで無事に舞台を進めてました!
それと、一度だけさくらさんが小さいけれど物凄い間違えをしました。7日の昼公演だけ奉納するはずの刀を「封印します!」と言ってしまったんです。
そのまま、雰囲気は崩れずに暗転しましたが……封印ではダメですよね。(^^;;


さぁ、ベルが鳴ってそろそろ第二幕のはじまりです!
と、会場内が明るいまま緞帳が上がると……夏に聞いたカランカランという鐘の音と共に上手から人気急上昇の可愛い子がでてきましたよ!
そう、ジャンポール!!(笑)
夏とおなじくゆっくりとした動きで上手から下手へと鐘をならしつつ、途中立ち止まってこちらをじっと見たりもしつつ(笑)歩いていきました。
7日は昼夜ともとくに変わった事をしてましたね。

7日昼は、中央で立ち止まってしゃがみこんだ後、なんと斜めに進んでしまい、あわやそれ以上進んだら舞台から落ちてしまう!
というところで慌ててスタッフさんがやってきて軌道修正。ところが、その次もまた斜めに行ってしまい、またまた軌道修正。(^^;;
最終的にはスタッフさんがぺこりとお辞儀をして、ジャンポールの手を引いて下手へと向かわせてました…これ、わざと、ですよね?

7日夜は、なんと一幕でアイリスがつけていた毛糸の黄色いマフラーを巻いての登場!!かわいい!!
真ん中でさむいさむいと腕をさすって、今度は真っ直ぐに下手へと入っていきました。

で、ジャンポールが通り終えると再び緞帳が下がってきます。(笑)
なるほど、青山劇場は厚生年金ほど幕前のスペースが広くないのですね。(^^;;
掃除人や親方ならOKでも、ジャンポールは無理だったみたいです。
さて、今度は会場内も暗くなってきたので本当に第二幕の始まりのようですね。
暗い中に響く音楽は「ゲキテイ音頭」ということは……

曲の後半とともに、幕が上がり照明が入るとそこにはおなじみとなってきた大喜利のセットが!
新春仕様なのか、基本は同じですが金色の襖に桜の花柄があしらわれていたり、セットに上に掛かっている額縁の文字は「利喜大 組花 春新」だったりしてました。(あ、もちろん右から読んでください。)
一番下手側の司会者席にはかえでさん。そして、そこからマリア、さくら、アイリス、レニ、紅蘭、すみれ、カンナと一列に並んでいます。

かえで「…礼!」

曲の終わりと共にかえでさんがそうご挨拶を入れると、全員いちんと頭を下げます。

かえで「さぁここからは大喜利でお楽しみいただこうと思います。
    みなさんはどんなお正月を過しましたか?私の知り合いの折笠愛という人は
    「愛ゆえに」から始まって今までの歌謡ショウをぜーーんぶ一気に一日で見て
    興奮して眠れなかったらしいですよ。(笑)
    えー、ではメンバーの自己紹介から。今日はそれぞれのお正月にちなんだご挨拶をお願いします。
    じゃあ順番にマリアから。」

マリア「はい。ロシアのお正月も日本とそんなに変わらないですが
    あちらでは門松の代わりに樅の木を飾るんです。ヨールカって言うんです。
    えっ?いつから飾るのかって?よーる(夜)からです。
    冗談も休み休みなら言えるようになりました、マリア・タチバナです。」(笑)

マリアさん、がんばれ!一応過去10枚達成者なんですから!(笑)

さくら「仙台のお正月に欠かせないのはナメタです。お正月に食べるおめでたいカレイのことです。
    早く、大神さんをあたしだけのカレィにしたい…
    冗談も休み休みに!真宮寺さくらです!!」

アイリス「フランスでは王様のお菓子ってのを食べるんだよ。
     お兄ちゃんに王様のお菓子を食べてもらって〜
     もちろんアイリスはお后様で〜〜今年も、ラブラブに過したいな!アイリスです!」

おっと、イキナリさくらさんとアイリスの間で大神さんの取り合いが。(^^;;

レニ「ドイツでは、これと言って何も無いです。
   だから日本に来たときはビックリした。日本じゃお正月に座布団を取り合うんだね。
   また新しい日本文化を知りました。レニです。」

ああ、またレニが間違った日本文化を!!(汗)
ちがうちがう、とさりげなく否定しているメンバーですがレニ…通じてますよね?(^^;;

紅蘭「このメンバーの中じゃウチが一番派手な正月を迎えとるな。
   花火に爆竹!でも中国では餃子が欠かせないんやで!
   日本じゃソバやけど中国じゃ餃子が定番なんや。
   これはな、餃子の形がお金ににとるから商売繁盛を願っていたんやて。
   ウチも餃子を食べてますますがんばらな!発明にも縁起を担ぐ、李紅蘭です。」

すみれ「我が家では政財界の方々をお迎えするのが恒例となっております。
    みなさまも今度いらしてくださいましね。
    華麗に優雅に、踊るのもようございましてよ。
    まぁ、そこのカンナさんに限っては踊り食いのことでしょうけど!
    元!!トッップスタア、神崎すみれでございます。」

そしてこちらも、イキナリのヒートアップで。(^^;;
大喜利初登場のすみれさん、はてさてどうなりますことやら。その席はカンナと共に自爆してしまう可能性が高い席ですから気をつけてくださいね。(爆)

カンナ「ああ、いいですよ。踊る阿呆って言うだろ!
    大体、その元ってなにさ元って!(笑)
    まぁそれは置いといて…沖縄ではお重は出ないんだよな。
    こんな大きな皿にどーん!ってうまいもんが乗ってるんだ。
    桐島カンナだ!」

かえで「そして、座布団運びはこの人です。」

一通りの紹介を終えて、かえでさんがそう呼ぶとカンナの席の後ろにある出入り口から姿を現したのは、やっぱり大神さん!

大神「海軍の航海の都合で海の上で正月を迎えたことがあったな。
   あの時は加山のギターでみんなで「海はいいなぁ〜」って言ってたけど
   今は違うぞ!今は…「花組はいいなぁ〜」…
   …今年も、花組のために座布団運びがんばります!大神一郎です!」

大神さん、いきなりちょっと滑ってますよ。(^^;;

かえで「がんばってね。(笑)
    私は…そうね、みんなが集まると賑やかだから一年中お正月みたいね。
    今年も座布団をビシバシ!取り上げたいと思いますので、みんな。覚悟しておくように。」

さすがかえでさん。(笑)今回も、名司会っぷりを楽しみにしていますね。

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