とりなべ への返事 |
興味深い効果 今回の舞台公演は、ニコ生で観てから、生舞台を観る、というあまり経験がないような順番で観劇しました。 そこで感じた、他にはない変わった効果について書いてみます。 ネタバレはそれほど気にならない もともと展開がコミック版によく似ていることもあり、先に映像を観たせいでネタバレがどうという感じも特にありませんでした。 逆に、筋を考えなくていいので、目の前で起きる様々なシーンや動きを視覚的に追い続けるのがラクだ、という、あまり感じた事がない効果を確認。 生舞台はすごく解像度が高く感じる 映像として最初にインプットされたせいで、生舞台が「非常に高画質な映像」として目に入ってきます。 ライブは解像度無限大で画角は視野いっぱい、しかもコマ落ちナシです。当然といえばそうなのですが、生の情報量は通信とは比較にならないくらい大きい、という事をあらためて実感する結果となりました。 役者個人の特徴が平均化される 映像では、アップにしたキャストが「役者個人」として映ります。美人であるとか、日本人であるとか、メイクしてカツラをつけているとか。 これは(舞台用に作られているので当然ではあるのですが)客席から観た時には「キャラとしての記号」が馴染んで、役者ではなくキャラクターとして見えるようになります。 日本人か外人かも遠目なのでわからなくなりますし、特徴や動きやセリフでキャラに見えるのです。 おそらく普段の街中であまり見ないような「細長い体型」の役者さんが、舞台上ではあたりまえに居る人のように思えるのも、この効果でしょう。 芸能の力のあるなしが存在感に直接影響する 踊れる、歌える、アドリブが効くなど、スキルがあるほど目立ちますし、格好よく見えます。 ジオのバレエも強力ですし、そしてやはりここは音子ちゃんの、歌って踊れて表情豊かな所が非常に印象深いですね。 |