[サクラ大戦BBS]

MAKING APPEND NOTE
まいどぉ への返事
あのコはだぁれ?

コと言っても謎の十字目人型蒸機の事なんですけどね。<ヲイ

 さて、まだ色々伏せられた部分の多い奏組ですが、今回ヒューゴの家族を失った事件に登場した謎のシルエット。これが何か?と言う話に少々反応を。

 まずヒューゴの年齢ですが、奏組本編の現在二十歳で回想シーンはおそらく十歳前後と思われる作画になっていました。
 奏組が太正何年の話であるかは未だ確定的な情報が出ていませんが、手元の資料(巴里前夜一巻)によれば欧州大戦は太正三年八月〜太正七年十一月までなので、約十年遡ってその期間に収まる時期を探せば良い、と言う事になります。

 ……最大で考えてもサクラ4(太正十六年)の頃も収まりますね。

 とりあえずこれはこれとしておいて。

 次にあの機体が何であるか?と言う話。
 シルエットなので細部は不明ですが、特徴的な十字の目(カメラレール)からアイゼンクライトではないか?と言う説があります。
 ですが既に指摘されているようにアイゼンクライトIII「クロイツ」は太正十三年開発の機体であり、運用していた星組が何らかの事情によって凍結された時期とは大きくずれています。
 なので少なくともアレは「クロイツ」ではない。

 では何か?

 自分はあれをアイゼンゾルダートの派生機である、と推察します。

 巴里前夜グリシーヌ編で描写された欧州大戦の戦場風景、特に初の二足歩行採用量産機であるアイゼンゾルダートIIが登場した際の描写を見ると、キャタピラや車輪を用いた従来型人型蒸機では対応出来ない(難しい)起伏に富んだ立体的な塹壕陣地を構築し英仏軍の侵攻を阻止した、とあります。
 光武を始めとする華撃団製霊子甲冑の殆どは左右方向へスライドするカメラを用い、アイゼンクライトのような上下方向への移動は不可能な設計になっています。
 この「上下の可動」を取り込む元となったのが、欧州大戦時の塹壕陣だったのではないでしょうか。
 ある時は塹壕に身を潜めつつ上に移動させたカメラで敵を捕らえ、またある時は高台から下を見下ろし、敵機と直接対峙する際には標準位置の左右可動で対応する。
 初期のゾルダートIIから搭載されているとは思いませんが、約四年間の戦闘経験から徐々に改良が進み、大戦末期のバージョンでクロイツの雛形となる物が製作されていたとしても、何ら不思議はないように思います。

 また、欧州大戦で忘れてはならないのは、人型蒸機同士の戦いだけでなく、人型蒸機対人間の戦いもあった、と言う事です。
 グリシーヌの叔父が参加した重装霊力騎兵団は一人で数機のゾルダートと互角の戦いを繰り広げたとされています。
 馬に乗っているとは言え基本的に人型蒸機より遙かに小さな、そして単機の人型蒸機よりも強力な敵に懐に飛び込まれ、下方の死角からの一撃で撃破された事例が多数あったならば、後にそれに対応出来る機構を盛り込むのも理解出来る話です。
 また、その「対人」の思想があったからこそ、ヒューゴ一家のような非戦闘員を襲撃する場合にも使用し易い機体となった、と考える事も出来ます。

 いや、アイゼンクライトじゃないのか?と言う意見もあるかと思いますが、時期的にズレが大きいのと、星組専用機であるアイゼンクライトは設定上の制限が大きいのでちょっと無理があり過ぎるかと。
 そもそも星組の活動期間が太正七年七月〜十二月と狭いですし、仮にその期間中に民間人を死傷させるような事があって凍結が決まったなら、自我の薄かったレニはともかくプライドの高い織姫やラチェットが後々まで星組である事を誇りに思う筈がないですしね。
 昴は……あんま気にしないよーな印象ですけど(爆)<て言うかプレイ回数少なくて未だにキャラ掴めてない(苦笑)

 付け加えるならば、星組専属の縛りがあるアイゼンクライトと異なり、当時の最新鋭であっても量産機であるアイゼンゾルダートならば、かなり自由に舞台を設定出来ると言うややメタな理由もあります(笑)
 アメリカ・ボストン出身のヒューゴが何時何処であの事件に遭遇したのか不明ですけど、ゾルダート系列であるなら戦後に北米へ売り出されてても不思議はないですし、密輸された機体が事件に用いられたと言う展開も想定できます。
 当然、欧州大戦時にたまたまあっちにいたヒューゴ一家が巻き込まれるのもあり。

 つまり、アイゼンクライトよりゾルダートの方が想像の幅が広くて面白い!訳です。

 と、長くなりましたが、ひとまずそんなオチでどうでしょう(笑)

メッセージ :

名前:
メールアドレス:
確認キー :
URL:
以後ステータス情報をブラウザに保存する(cookie)

書き込み