[サクラ大戦BBS]

MAKING APPEND NOTE
まいどぉ への返事
濃厚な72頁(途中からバレ感想有)
 いや、自分じゃ数えてないですが、マガジン+公式にページ数書いてたので(笑)

 ブイアールさん、こんにちは。
 自分とこの近所では発売日(地域特性で入荷は一日遅れでした)に普通に並んでたので、意外に入手難易度高そうな話を聞いてちょっと驚いてます。
 厚み減ったせいか、或いは新雑誌のご祝儀なのか、イーノより多く積まれてたんですけどねぇ。

 表紙にサクラの名前は……一応あります。
 大きく描かれた誕生!の下にちっちゃく(苦笑)
 どうやら雑誌の売りが「月刊マガジン連載作品の外伝」らしいので、サクラ含む旧イーノからの引っ越し組は主力にはなってないようです。
 まあ目当てがサクラだけなこちらとしては、変に雑誌の命運背負わされるよりそのぐらいの扱いの方が気楽に読めて良いですね。
 月マガ本誌と繋がり強い雑誌なら、そう簡単に終わる事もないでしょうし(多分)

 では、以下ネタバレ感想。























 紅蘭による神武初起動、そして謎の暴走から始まる怒濤の72ページ。
 話の舞台は現代(太正13年)に止めつつ、降魔戦争期における山崎真之介の回想や三色スミレの登場で過去への追憶を交え、ゲームを通じて「この先」を知っている読者にはここから繋がる未来をも想起させる。
 実に濃厚で、巧みな描写が成された一話だと思いました。

 個人的には森田、金子、永田の三技師を筆頭とする神崎重工技術陣は万全の仕事をしているのに、霊力を持たぬが故に真之介の残した成果を完全に把握する事が出来ない。その無念と悔しさを希望に変えて紅蘭へ託そうとする姿が印象的でした。
 と同時に、巴里のジャン班長はこの苦悩を乗り越えていたのか?とか、紅蘭との出会いが光武F2誕生に与えた影響は?なども連想させられ、この一幕によってサクラシリーズの霊子甲冑発展史に太い柱が通ったような感があります。

 三色スミレ登場シーンはギャグパートっぽい描写でしたけど、冒頭の神武のなめらかで力強い動きと三色スミレのコミカルだけどどこか硬い動きを比較すると、ほんの数年しか違わない二つの機体の間に大きな隔たりがある事が分かり、霊子甲冑が短期間で急激に進歩したのが理解出来ますね。
 この辺りも真之介の天才を間接的に示す良いシーンでした。
 あと、三色スミレと再会して大喜びのすみれも、この機体が特別な存在なのが伝わって微笑ましかったです。(オチはドタバタでしたけど(笑))

 米田とあやめさんの回想を通じて描かれる対降魔部隊時代の真之介像もなかなか見所がありました。
 短期間に光武、神武とその時代の水準を遙かに超える機体を立て続けに設計した才能の輝きと、それに比例するかのように闇の深みを増していく精神。後の葵叉丹へと繋がる芽が既にこの時点で芽生えていたのを見せつつ、自分の身を案じてくれるあやめさんに向ける視線は優しい。
 ああ、これなら納得できます。
 欧州大戦時に日本が密かに送り込んだ試作人型蒸機に、設計者の想い人の名を取って「菖武」の名が付けられた事が(爆)
 いや、流石にそこまでデレるのも違和感あったんですが、この漫画ぐらいのツンデレなら名前使うぐらいの事はやってても良いかなーと。(^^;<ツンデレってゆーな

 話は頭に戻りますが。
 暴走した神武が搭乗者の霊力を強制的に吸い上げて無差別破壊に走りそうになった場面は、後の脇侍との繋がりを感じさせてなかなか興味深かったです。
 真之介曰く搭乗者が死亡した後こそ本領のようですから、このシステムの先に脇侍の怨霊子機関や上級降魔を搭乗者とする不動シリーズがあるのでしょうね。
 設計者が同じですからどこかで霊子甲冑と魔操機兵は繋がってる筈なんですが、それがどこかは今まで明確になってなかったのが、ここで遂に解が示されたような印象です。
 この更に先に、黒鬼会製魔操機兵、巴里の蒸気獣、紐育の悪念機、降魔を封入したヤフキエル等があるのか(って正式な繋がりはまだ不明ですけど)と考えると、思わずテンションが上がらざるを得ません(笑)

 さて、最後に夢の中で紅蘭は神武の何かを掴んだようですが、それが何で、どうやって神武を破壊者から都市の守護者へと変化させるのか、今後の展開が非常に楽しみになってきました。

 が、次が2月なのはどうしてくれようかと。( ̄▽ ̄;;

 とりあえず12月の単行本3巻待ちでしょうかねぇ。

 ではまた。

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