[サクラ大戦BBS]

MAKING APPEND NOTE
とりなべ への返事
サクラ大戦のライブショウ

▼本編のライター
 それはある意味「ここに来て本物が使われた」んですね(笑)。
 原作者ではあるが脚本家ではない広井氏が一人で台本書いてた時よりも、キャラの会話がしっくり来る感覚があるのですが、それはサクラ本編そのものと同じ作り方だから、という事であれは非常に納得がいきます。

▼ミュージカル
 なんていうか、サクラの舞台は『歌謡ショウ』なんですよね。
 呼び方にこだわるというよりは、ミュージカルという分類にされてるのだけど、実際見るとミュージカルとは違うものだよなぁ、という意味で。
 小林幸子歌謡ショーとかそういう感じが近いので、やっぱり歌謡ショウだと思います。

 ミュージカルに行かない、という記載で思い出す事があります。分別のある人ほどその傾向はあった、と思うのです。


歌謡ショウの思い出

 旧本家がまだシアンの背景だった頃。
 サクラ大戦で舞台をやる、という制作発表を聞いた人々はだいたい「……声優さんのコスプレショーでしょ?」「2次元キャラをやるのは無理があるよなぁ」という意見が主流だったように思います。私もそう思ってました。

 ところが。
 実際、冷やかし半分で様子を見に行った人が、「いや……キャラに見えるんだよね」と首をかしげながら帰ってくる訳です。

 まさかぁ、そんな事はあるはずが……
 ……ほんとにそう見える。
 えー?!なんでー?!

 客席2000の大舞台で、舞台までの距離があり、キャラ認識に声の割合がより大きくなるからこそできるマジックでもあります。
 それ以前にもアニメイベントで、声優さんが生出演してる舞台なんてたくさんあった訳ですが、きちんとした舞台と衣装と台本があるものではなかったので、そういう効果があるとは誰も思ってなかったんですね。

 やってみたらたまたまそうだったのか、成功を確信していたのかはわかりません。
 広井氏から語られるのは、帝都花組メンバーはステージショーのためにキャスティングした、という冗談みたいな話だけです。

 なお、DVDではこのキャラ補正効果は半減するので、パソコン再生の際はウィンドウを小さくする方が逆に臨場感が出ます(爆笑)。
 いやぁあああ!アップにしないでぇ!と声優さん達に代わって思う事はよくありますが、三回くらい見ると脳内補正が効いて気にならなくなるのがよく訓練されたファンというもの。

(余談ですが、トークイベント等で近距離で接する声優さんは、実年齢よりはるかに若々しく美しく見えます。舞台特有のキツいメイクとライトはあくまで遠距離鑑賞用に特化したものなので、カメラでアップにするのは組み合わせ的に非常にキビしい、と言う事でしょう。)

 分野違いの芝居やダンスに、苦戦しながらもチャレンジし続けたサクラの声優さんたち。
 そのストイックな戦いぶりになかなかついていけない大神役:陶山さんの悲しみは今でも繰り返してネタにされます(涙)。

 最初はイロモノ扱いだった歌謡ショウは、そのうち「日本で採算の取れるオリジナルミュージカル三つのうちの一つ」という位置づけになり、10年続けた後は商業演劇の成功例として終了を惜しまれる存在になりました。

 ゲーセンが減って収益の方向性を探るセガの営業品目にライブショウを付け加えた存在でもあり、おそらくキャラクター側からの企画提案ができるようになった大きな要因でもあると思います。

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