[サクラ大戦BBS]

MAKING APPEND NOTE
安倍准尉@確認キー変わりました。 への返事
第10戦・朝日杯フューチュリティステークス、実況中継!


んー、しかし、困りましたなぁ……
シャノワール、朝早くからお邪魔したけど誰も居ないじゃん(笑)。
今日は朝日杯実況の日だって、みんな知ってる筈なんだけどなぁ……

マ「おや、もう来てたのかい」

あ、グラン・マ。おはようございます。
皆さん、今日が朝日杯実況の日だって知ってましたよね?

マ「あぁ、知ってたと思ったけどね……って。そうか、多分まだみんなあっちを出てきてないんだろうよ」

あっち?

マ「よっぽど楽しかったってことだろうね……ちょっとお待ち、連絡を取って……あぁそうか、メルもシーも一緒だった筈さね(苦笑)。えーと、携帯キネマトロン……と」

??

グ「それには及ばぬぞ、グラン・マ」
コ「おはよーございまーす!!」

あ、おはようございます……って、巴里+紐育の皆さん一同でおいででしたかΣ( ̄■ ̄;!!
皆さんで街中歩いて来られたのですか?よくファンの方々に取り巻かれたりしませんでしたね?

ラ「流石に朝の7時に取り巻こうってファンもなかなか居ないのじゃないかしら?(苦笑)」
ダ「……」

おや、D穴さん。お加減でもよくないのですか?

サジ「……低血圧で朝には弱いだけだよ。ちょっかい出すと土佐弁が飛んでくるよ(嘆息)」
昴「土佐弁、ではないのだが……」

……しかし、こんな朝から皆さん大勢で何処に行ってらしたのです?
しかもリカちゃんにコクリコがまー朝からなんかこうつやっつやだ(苦笑)。

コ「えへへ……だってすんごくすんごーく楽しかったんだもん!ね、リカ!!」
ノ「きゅきゅ!」
リ「おうっ!すんごくすんごくすんごーく楽しかったぞ!みんなで……ししし、夜までおおさわぎしたーっ!リカよふかししたけどラチェットにおこられなかったーっ!だからずっと起きてたーっ!!くるくるくる〜!!」
エ「もうですね、スターファイブの皆さんが年内いっぱいは巴里に居てくださるって聞いてグリシーヌさんがノリッノリになっちゃいまして!ジャーン、グリシーヌさんのおうちで、みんなでパジャマパーティーしてきたんです!ブイ!!」
グ「ばっ、エッエリカっ!馬鹿なことを申すな!」
シ「もー、グリシーヌさまったらリカちゃんにどんなパジャマ着せようかってあれこれ取っ替え引っ替えされてたんですよね〜♪」
サジ「フフ、リカがさながら着せ替え人形みたいなもんだったからねぇ(苦笑)。ほんと、かわいいとこあるじゃないか。グ・リ・ちゃん(笑)」
グ「だーっ、もうよい、皆の者黙れっ!」
リ「すごかったんだぞー、リカのパジャマだけでなんかこう、わーって山のようにあったんだぞ!でもなんかみんな、服がびらっびらしてて動きにくかった!いしししーっ!!」
昴「見て愛でる衣装と動き易い衣装は得てして等符号では結ばれにくいものだ、仕方あるまい」

……
……?

昴「……なんだ、准尉?僕の顔に何かついているか?」

え、あ……失礼しました。
(この人もフツーに参加されたんだ……)

新「お、お、おはようございます〜〜」
ジ「あ、新次郎ようやく来た!遅いぞっ!」
新「お遅くもなる、って……でも実況、こうやって間に合ったから、いいじゃない、か……」
杏「わー、大河さんいつにも増して格好悪うぃ」
新「……もう……どうとでも、言って……」

いやいやそれにしたって朝っぱらから憔悴しきってるじゃないのさ甥っ子。
何かあったのですか?女性陣は皆さんグリ様屋敷でパジャマパ

ジ「新次郎だって勿論知ってるよ。だって新次郎も一緒だったし」
新「……」

……はい?
えーと、パジャマパーティーだったんでしょ?
それなのに、甥っ子も……あ。
……もしかして?

新「ぼくはプチミントの格好で参加させられました……(泣)」

あぁ、やっぱり(泣)。
でも……大丈夫だったんですか?色々な意味で。

新「どっちかてーと、むしろぼくの方がダメージでした(泣)」
杏「なによそれ!ちゃんとプチミントの格好整えてあげて、パジャマまで一緒に選んであげたのに!」
プ「杏里の場合、グリシーヌと一緒になって遊んでたようにしか見えなかったわよぉん(苦笑)」
杏「えっ……ち、違いますっ!」
ラ「大河くんの場合元々がユニセクシャルな雰囲気だから、それでも着こなせてしまっていたのが流石と言うべきだったわね(苦笑)」
新「ぼくもっと他のことで褒められたいです……」

褒められる……ことは多分ないだろうし、なます斬りとかにされるとは思うけど。
明かり落とした後とかも大丈夫だったんですか?甥っ子以外の皆さん。

ロ「ハン……酒は夜のしじまを肴に飲むもんだろ?」
コ「とか言って結局昨日もロベリアとサジータさんは朝までお酒飲んでたんでしょ?もー」
ロ「うるせェな、たかいたかいだけじゃ足りねぇならアッチョンブリケもしてやるか?」
エ「はいはいはい!ロベリアさん、エリカにもたかいたかいとアッチョンブリケしちゃってください!!」
サジ「ていうかアッチョンブリケて、今どき……」
コ「アメリカ人なのにすんなり分かるサジータさんもどうなの……」


なるほど、明かりが消されなければそんな心配もありませんね(笑)。
つかそのおふたりは今日大丈夫なんですかね?

ジ「ん?違うよ他のみんなは、しんじ……じゃないプチミントも含めてちゃんと寝たよ?で、エリカさんとリカが最初にほぼ同時寝落ち(笑)」

あらら。それじゃあ……

新「……でも常識的に考えてください。どう思います?」

んーとまぁ……やっぱ、レッドサンでぶった斬られーの、ぶっとい鎖でしばかれーの、土佐弁ですごまれた挙句注射ぶたれーの、金の銃と銀の銃で蜂の巣ーの、鉄扇で脳天カチ割られーの、投げナイフで針ネズミーの……えーと他には?今度はミカエルとガブリエルで蜂の巣ーの、斧でもぶった斬られーの、燃やされて消し炭ーの、皆中で射抜かれーの、そしてとどめにドカンと一発人間大砲ですか。

新「命も躰も、いくつあっても足りたものじゃありません(はふう)」

いや!そんな茨の道さえ突き進んで挑んだのがきみの叔父さんだったと言うに!
そんなことじゃでっかい男になれないぞ!!

新「Σ( ̄■ ̄;!!」
サジ「アンタも明後日の方向に坊や焚きつけてンじゃないって……(嘆息)」
メ「あら?そう言えば大神さんはいらっしゃらないのですか?」
ロ「アイツもさ、誘ったのにフケやがって……」
マ「流石にそこはムッシュも色々と学習して弁えてるだろうさ(苦笑)。ムッシュは今日は、朝からサニーサイドと出かけてるね」
ラ「例の件?」
マ「そういうことさ」
リ「れいのけん!れいのけんってなんだーっ!?」
ラ「ふふ、きっとリカやみんなにクリスマスプレゼントを買いに行ってくれているのかもしれないわよ?」
リ「ホントかーっ!?やったーっ!!」
ノ「きゅっきゅーっ!!」

はい、それではそろそろ今日の実況の方に参りますよ。
ではでは……皆さん今回も巴里テアトル・シャノワール客席フロアにご移動いただいたところで、帝都の方と繋いでみましょう。帝都大帝国劇場、李紅蘭さーん!!

紅『はいなぁ、李紅蘭ですー。今日も巴里と紐育の皆はんこんにちはー、ってちゃうか、巴里は今朝7時やってんな』

そうですね、巴里と紐育の皆さんには今さっき、こちらシャノワールの方においでいただいています。
昨晩はパジャマパーティーされたそうですよ(苦笑)。

紅『あっはっは、パジャマパーティーか!そらええなぁ、そういや巴里のみんなとウチらもやったことあったさかいな。ほんであれやろ、今回もグリシーヌはんが一等はしゃいではった、と』
シ「うふふ、その通りですぅ!」
グ「全く……(嘆息)」
紅『すると今回の標的はリカちうとこやったんかな?な、思い出すなぁ』

あ、もう今回のゲストさんも来てくだすってますね。

紅『ほい、今回のゲストは帝都花組のトリ、になるな。もう少しで誕生日やさかいもーうファンの皆はんのレニークリスマスな盛り上がりが今年もえらいことになっとんねんで(苦笑)。ほな』
レニ(以下レ)『トリ、になるつもりはなかったんだけど……今回のゲストはボク。よろしく、みんな』
紅『アイリスは勿論のこと、レニまでとっ捕まってグリシーヌはんにあーでもないこーでもないされとったからなぁ(苦笑)』
グ「もうよい、そこまでにせぬか紅蘭」
ロ「フ……矢鱈ブン回しでやがる斧も、流石に帝都までは届かないからねぇ……」
花「……いえ、それではいけません。グリシーヌは、本人の意(もごもご)
ロ「なんとなくそこまでにしときな、花火。アタシは面白いから構わないが、連中が一々凍り付いちまって鬱陶しいったらないからね」
レ『……?』

今年も日にちが被ればクリスマスグランプリかつレニ坊バースデーグランプリにもなったんですが(苦笑)。ちょっち残念。でもレニ坊、宜しくお願いしますね。

レ『了解』
紅『ほんで、えーと……お馬はんたちはもうぱどっくちうとこ歩いてはるねんけど……もう人気とかの情報送ってええか?』

あ、すいません。
パジャマパーティーから話ちっとも進んでません(笑)。

紅『案の定かいな(嘆息)』
レ『仕方ないよ、紅蘭。パジャマパーテイーってことなら、みんなもきっとすごく楽しかったんだ。だからだと思うよ』
ラ「……」
昴「……」
新「……?どうしたんですかラチェットさんも、昴さんも?」
ジ「なんか今……レニさん、びっくりするようなこと言った?」
ラ「……ふふ。いいえ」
昴「昴は思った……なんでもない、と」
リ「ラチェットもすばるも、おっかしなやつだなー。そうだすいい、リカの、みんなのじゅんばんリストどうだったーっ!?」

おっと、それじゃあ得点累計出してみましょうか。
紅蘭も、人気データこちらにお送りください。
あと出走表も一緒に出してみますね。
はいどうぞ!

ぎょいん。

<9戦目まで累計>
1位 ジェミニ君 56点
2位 新次郎くん 47点(+5点)
3位 ダイアナさん 45点
同3位 昴氏 45点(+4点)
5位 ワンペア 35点(+2点)
6位 リカどの 34点(+12点)
7位 ラチェットさん 33点(+6点)
8位 サジータさん 32点(+7点)


◇第62回 朝日杯フューチュリティステークス(G1)
2010年12月19日(日) 中山 11R
サラ系2歳 オープン (国際)牡・牝(指定)/馬齢/1,600/芝(右回り)
1枠1番  オースミイージー
1枠2番  リベルタス
2枠3番  マイネルラクリマ
2枠4番  ブラウンワイルド
3枠5番  リアルインパクト
3枠6番  タガノロックオン
4枠7番  トキノゲンジ
4枠8番  リフトザウイングス
5枠9番  ロビンフット
5枠10番  サダムパテック
6枠11番  グランプリボス
6枠12番  (外)シゲルソウサイ
7枠13番  エーシンブラン
7枠14番  マジカルポケット
8枠15番  アドマイヤサガス
8枠16番  タツミリュウ

さて今週はほぼ、2歳の男の子たちで争われる2歳チャンピオン戦。舞台も中山に戻りまして……んー、暮れの中山って独特の雰囲気あっていいですよね。なんてんでしょう、春には生命の息吹萌え出づる瑞々しいばかりの緑一色だったのが、今じゃその息吹の欠片も感じられない背景、ですよ。いや、彼らが今日というか今月走る芝の上こそ緑ではありますが、その緑もこの季節になると何処かぼやけたようになってしまって。
年の瀬、ですねぇ(遠い目)。

紅『んな年寄りみたいに遠い目しとらんと、もう人気送ったで』
ラ「流石紅蘭、効率的なノータイムツッ込みね」
サジ「感心するとこなのか、そこ……」

年寄りとか(泣)。いや確かにそうですけど……皆さんは年の経過が伊倉か緩慢で羨ましい限りですね。
巴里+紐育ライブ時の叔父さんは流石に色々とヤバかったですが(滝涙)。
えーとそれでは、人気の方いただきましたので……もう本馬場出て来てるみたいですからこれが最終人気ということになりますね、それではご紹介して参ります。
一番人気は5枠サダムパテックで1.8倍、これもなかなかに被ってるなぁ……でもって二番人気が1枠リベルタスで6.2倍、あまり差のない三番人気が4枠リフトザウイングスの7.7倍です。そして四番人気3枠リアルインパクト10.3倍とケタがひとつ増えまして、五番人気が6枠グランプリボス14.6倍となっています。

杏「あ!わたしたちの枠のお馬さんが人気なんですね。期待しちゃうな♪」
ダ「……わしんとこの馬も人気になっちゅうのう……嬉しいもんじゃき」





他一同「           」






ダ「ん……おんしらぁ、どういたがか?なんじゃ、鳩が豆鉄砲喰らっちゅう顔しちょるがぜよ」
エ「あ、ヘンな言葉のダイアナさんですね!おはようございます!!」

……えーと低血圧なんがすごい方に出てしまってるのですねD穴さん(泣)。
でももう返し馬も終わって各馬ゲート前まで集まって来てますんで……早いとこ普通の血圧になってくださいね(泣)。

レ『もうすぐ、発走だね……』
紅『レニはあの、この競馬場での最終戦がアレやったからなぁ(苦笑)。覚えとるやろ?』
レ『そうだね……あの時ボクの枠によく来てくれたテイエムオペラオー。よく……覚えてる』

'00年前人……じゃないか、前馬未踏?の年間無敗、重賞8連勝かつ秋競馬中距離古馬G1(秋天・JC・有馬記念)3戦全勝を成し遂げたテイエムオペラオー。その3戦中、秋天と有馬記念はレニ坊の4枠でしたからね。

レ『……?』
紅『?どないしてん』
レ『そう言えば……そっちに隊長、行ってなかった?』

勿論、こないだの巴里+紐育ライブに出演されましたからいらしてますよ。
でも今日は、なんでもサニーさんと朝から外出されているそうです。

レ『そうなんだ……でも何処へ?』

いやあ、何処かまでは私は存じ

ラ「独逸よ」
昴「……」
レ『……そう……』
コ「ドイツって言ったら、レニさんの故郷でしょ?いいところだよね、ぼくも『シルク・ド・ユーロ』の公演で行ったことあるけど」
レ『……いいところ?』
コ「うん!最初気むずかしそうなお客さんばっかなのかなーって客席見て思ったけど、公演が終わるとみんないーっぱい拍手喝采してくれたんだ!景色も、どこ向いても絵になっちゃうくらい素敵なとこばっかりだったし……ゴハンもおいしかったし(苦笑)」
リ「ゴハン!ゴハンリカもゴハン食べたーい!ドイツのごはんってうまいのかー!?」
コ「おいしいよー、パンもお肉もチーズも、あとやっぱりソーセージ!『ヴルスト』って言ってね、中に色々な種類のお肉が入ってたり、白いソーセージもあったり!あとプレッツェルとか、アイスバインとか、グラッシュってスープはね、日本のお鍋みたいにでっかい大鍋をみんなで囲んで食べるの。楽しいよー!!」
リ「うおーっ、行きたい行きたい、リカもドイツ行きたいーっ!今から追いかけたら追いつけるか!?」
新「無理だよ、リカ(苦笑)。でも先輩からも少し話聞いたことあるけど、ぼくも行ってみたいなぁ」
レ『……行って……みたい?』
新「え?あ、はい……まぁ今、リカと一緒に一郎叔父追いかけていく訳にはいきませんけどね(苦笑)」
レ『……』
ラ「私が言うべきことではないかもしれないけれど……そういう側面もあるということよ」
レ『……うん』
昴「……」
ジ「じゃさじゃさじゃーさ、これ終わったらサニーさんに携帯キネマトロンで連絡取ってさ、ボクたちみんなにお土産買ってきてもらおうよ!ソーセージとかだったらボク、みんなにおいしーく焼いてあげるよっ!」
コ「わぁすごいすごい!ボクもお手伝いしまーす!」
エ「はいはいはい、エリカもど〜んと胸とか手とかいろんなもの貸しちゃいます!お好きなだけ使ってもいいですよ♪」

グ/ロ「だからおまえは止めておけ(とけっつの)。」

はい、じゃその辺りの折衝は後でしていただくとしましてね(苦笑)。
それではもう旗振りのおじさん出てきてますし、そろそろ実況に入らせていただきますね。
今中山1,600のゲート前では各馬も輪乗りを終え枠入りに入ろうとしています。
しかし……ううむ。

メ「どうされたのですか?」

今になって今回出走の子たちを初めてまじまじ見た訳ですが……リフトザウイングスがえらい綺麗な子だなぁと思いまして。見事なまでの青鹿毛ですね……これは応援したくなりますね(苦笑)。顔立ちもすっきりしてるし、えーと……お父さんはそれこそハーツクライですか、このすっきりぶりはお父さんに似てる感じかな。

シ「青……?って、青いですかぁ?青いっていうより黒い馬じゃないですかぁ?」
ジ「んーとね、並べて見ると一番分かり易いんだけど……今日は黒鹿毛の子いないね、その黒い毛並みの子よりも青みがかった鹿毛が青鹿毛なんだよ。ていうか、准尉さんは青鹿毛好きなの?」

私が最初にヒイキにした子が青鹿毛の子でしてね……今は中京競馬場で誘導馬をしています。
今でも音無厩舎をヒイキにさせていただいてるのも、この子が転厩して開業初めての勝ち馬だったからですから(苦笑)。
折角ですから、ここでちょっち馬の毛色、についてご説明しましょうか。
この青鹿毛よりもう一段階青みの強いのが青毛、で……これはアドマイヤサガスがそうですね。彼は……なるほどお父さんがフジキセキか、てことはお父さん譲りってことになりますね。
因みに茶色、で馬って思い浮かべてすぐ出てくるような毛色の子が鹿毛、という色でそれより明るい……ラリー君もこっちに入るのかな、黄色く見えるくらい明るい毛の子が栗毛で

ジ「ラリーは栗毛じゃなくて、Palomino……月毛、じゃないかな?」

あぁ……そう言われればそうですかね。
で、他にんーと、色の表現がちょっち難しいのですが栗毛、に少し灰色加えて暗くしたような色の子……うーんサニーさんの髪の毛みたいな色かしら。そんな毛色の子が栃栗毛と言います。そしてこないだのジュベナイルFで3着まで独占した灰色の毛の子を芦毛と言います。
この七色(鹿毛・黒鹿毛・青鹿毛・青毛・栗毛・栃栗毛・芦毛)に最近、正式に毛色の認められた白毛、で合わせて八色。とりあえずこれが日本で正式に認められた『馬の毛色』になります。

エ「それじゃあ、いつか大神さんがエリカを迎えに来てくれる時の白馬のお馬さんは、白毛さんということですね♪」
グ「それは違うぞ、エリカ」
サジ「ま、しれっとアンタたちのマイボーイを取られちゃ敵わないってね(苦笑)」
グ「いや、そうではなく……隊長が白馬に乗って、というのはもっとそれ以前に許さぬとして。世に居る白い馬の大抵は、芦毛だ」
杏「芦毛って……さっき言ってた灰色のお馬さんですよね?」
グ「芦毛は、個体差はあるが生まれた時は黒々としておることもあるのだ……それが成長する、また歳を経るごとに徐々に白い毛並みになっていく。それが白馬と言われるものの殆どなのだ」

皆さん、白馬の王子様が乗って来る白馬も王子様同様若い馬だと思ってるでしょ。
でもアレって違うんですよ。個体差があっても真っ白、になるには結構時間がかかりますから真っ白な馬は大体が、人間に例えるなら働きざかりのおじさんなんですよ♪。

エ「ええええええ〜っ!?」
コ「だからって准尉さんも何もそこで、畳みかけてエリカの夢壊すことないじゃない……(嘆息)」
メ「……!」
杏「ええ……っ」
ダ「……ふぅっ」
サジ「なっダイアナっ!?」
ラ「気を……失ったわね」
ジ「なにこれ?予想以上にみんなして乙女の夢が壊されちゃってるよっ!?」
花「……しかし、現実を見つめなければなりませんわ」
新「へ……?」
花「ですから、現実は白馬の王子様も、お馬さんが壮齢ならその王子様も壮(もごもご)
昴「昴は思った……君はとりあえずもう喋るな、と」

おっと、唐突にちょっち馬講座に入ってしまったところでもうゲートインも完了してますよね。
そりゃ完了してますさね……(苦笑)。って、それでは実況に戻りまして……さぁ、中山に関東G1ファンファーレが鳴り響きます。この秋競馬のG1ファンファーレも今日を含め今年もう残り2回、しかし今日並み居る若駒たちにとっては、もれなく生きてきた中で初めてのファンファーレとなります。来年、自らの可能性にて挑める三つの冠そのいずれもがこの音色が序曲となる、その音色をもれなく聞けることになる若者はさぁ、この中にどれだけ居るのか?
第62回朝日杯フューチュリティステークス、スタートしました!!

リ「よーっし、行っけぇーっ!!」
サジ「ダイアナどうするよ?寝かせとく?」
ラ「折角だからちゃんと見せてあげたいけれど……どうしたものかしら。そこまでの価値があるかと言えば疑わしいわ」

出足がいいのは大外タツミリュウ、でもって最内からはオースミイージーも押して先頭に立ちました。すぐ後ろには同枠リベルタスもつけました。外にはシゲルソウサイがついて、その後ろにはマイネルラクリマ
そこからは二馬身ほど離れまして内からブラウンワイルドエーシンブランタツミリュウはここに落ち着きました。それにしてもエイシンの赤黒縞に黒袖、の勝負服に芦毛の子……ていうとエイシンバーリン思い出しますね、懐かしいなぁ……

コ「まだ実況の真っ最中だよ、准尉さん……(嘆息)」

おお失敬(苦笑)。
で、この三頭のすぐ後ろにリアルインパクトがつけたこの辺までで馬群の中間まで、といったところでしょうか。馬群は先頭からシンガリまででおおよそ十馬身の範囲内、縦長とまではいっていません。
さてその馬群の後半はグランプリボス……その外を上がっていくのはアドマイヤサガス、一番人気サダムパテックはここに居ました……が、どうも騎手が手綱を絞っている感じですね。その後ろには一馬身後方にタガノロックオンと外にトキノゲンジ、更にその外に被さる形でリフトザウイングス。最後方はまた二馬身開いたところに二頭、ロビンフットマジカルポケットでこれで16頭全部となります。
さぁ、この辺でレースも中程を過ぎ、大分カメラを引いての俯瞰となりました。先頭は変わらずオースミイージー、そしてシゲルソウサイ、この二頭が引っ張る形でいよいよ中山のコーナーへと入っていきます。ここで目に見えて外を上がってきたのはエーシンブラン、同じくその後ろの馬群を交わして行く勢いなのはサダムパテック……さぁここからが直線、ここから中山のG1の坂!上がってくるのは誰だ!?

新「オースミイージー、がんばれっ!」
リ「リカの緑の馬、いっけーっ!!」
プ「一番人気ちゃん、ファイトよぉん!!」

先頭のオースミイージー、粘る粘る追いすがる他馬もなかなかその差を縮められない……このまま行けるのか?いや内から懸命にすくう勢いなのはリアルインパクト、先頭がそのまま替わって……いや外からは三頭、リベルタスサダムパテックグランプリボス!脚色は……最外!最外のグランプリボスが一等だ!鞍上デムーロなんともハデなガッツポーズ、しかしその血筋はバクシンオー−ユタカオーに連なる内国産サクラの系譜!
グランプリボス今一着でゴールイン!!

リ「おおっ!?おおおーっ!またリカの馬、勝ったーっっ!!」
ノ「きゅっきゅ〜っ!!」

しかし!しかしこのレース、審議!
またもや審議、となっております!!
まだ確定じゃああありませんので皆さんご注意ください!

リ「しんぎ……?」
ラ「また、レース中に不利があったみたいね」
紅『そうやなぁ……またちょいとかかるかもしれへんな。って今回なんかおかしいとこあったんかいな?』
レ『あ、審議場面……出るね』

審議……えーと該当は?
あぁ、また勝ち馬が審議対象ですね……って、なるほど直線前のコーナー回ったここか。
勝ち馬のグランプリボスがですね、コーナー回り際にすぐその外を走っていたアドマイヤサガスをフッ飛ばしてますね……コーナー回り際だから遠心力がかかって、珍しいことではない訳なんですが……こうしてスロー再生拝見しますと、なるほど意図的に弾き飛ばしてるようにも見えます。

リ「ええーっ、それじゃあリカの馬こーちゃくなのか?こないだみたいに順位、さげられちゃうのか?」
紅『いや……どうやらそういうのは出ぇへんで確定、したみたいやで』
レ『到達順位通り確定……みたいだ』

あぁ、そのままだったんですね。てことは……

昴「レース内の駆け引き、と判断したことになるな」

そういうことになりますね……これもテクニックのうちってことかなぁ。まさにスレスレってやつかもしれません。
外野で見てる以上に、見えないところで火花も散っているのでしょう……
それでは、確定を踏まえまして着順を出してみましょうか。
このように確定しました!


◇第62回 朝日杯フューチュリティステークス(G1)
2010年12月19日(日) 中山 11R
サラ系2歳 オープン (国際)牡・牝(指定)/馬齢/1,600/芝(右回り)
天候:晴 芝:良
1着6枠11番 グランプリボス
2着3枠5番 リアルインパクト
3着1枠2番 リベルタス
4着5枠10番 サダムパテック
5着4枠8番 リフトザウイングス
6着2枠3番 マイネルラクリマ
7着4枠7番 トキノゲンジ
8着5枠9番 ロビンフット

すごいですね、リカちゃん2週連続一着ゲットですよ!

リ「えっへん、どーだまいったか!!」
サジ「アタシらは見てるだけなんだけどね……(苦笑)」
杏「それでこれを……これまでのに足すと、どうなりますか?」

はい、それではこの結果をこれまでの得点累計に加算して出してみましょうね。
えいや!!

<10戦目まで累計>
1位 ジェミニ君 56点
2位 新次郎くん 53点(+6点)
3位 昴氏 52点(+7点)
4位 ダイアナさん 51点(+6点)
5位 リカどの 42点(+8点)
6位 ワンペア 41点(+6点)
7位 サジータさん 35点(+3点)
8位 ラチェットさん 33点

リ「はえ!?リカ、こんしゅーも勝ったのにまだトップじゃないのかーっ!?」

うーん、今までが得点低過ぎたからね……(泣)。
2週連続一着取りましたが、まだ5位なんだなぁこれが……
逆に恐るべし、なのは7枠ジェミニ君。リカちゃんと真逆で、先週・今週と加点がひとつもなかったのに未だトップを譲っていません。甥っ子を始めとして他の方々も追い上げてきたので独走、ではなくなっていますが……貯金がここに来て生きてますねぇ。

ジ「うん、嬉しいけど……でもまだ決まった訳じゃないじゃない。心配だよぉ(泣)」

それで半ば景品(笑)の甥っ子こそ今週も追い上げて2着という今なんですが。

新「だってぼくだって、好きで追い上げてる訳じゃありませんし……」
メ「言い回しが大神さんそっくりですね(苦笑)」
コ「でもさー、ボクたちの時だってそんなこと言いながら最終的に優勝しちゃったんだよね−」
グ「……」
サジ「……なんだかここで、グリシーヌの躰に殺気が漲ってきてンだけど。なんかおかしなこと言ったスか?」
シ「グリシーヌさまは、その時の苦い苦い思い出を思い出してらっしゃるんですよぅ……」
グ「……もうよい。みなまで言うな、シー」
紅『流石、グリシーヌはんや(泣)』

さーて、ここで得点累計を改めてざっと拝見しますとですね……とりあえず上位陣4位D穴さんまでで5点差の中に4人がひしめいています。でもって下位……はそこから10点下の圏内で競ってらっしゃる訳なんですが……

サジ「だから、アタシらはここいらで既にGAME OVERみたいなもんだろ?仮に次の最終戦で一着二着独占したとしたって、ジェミニにはもう届かないんだ」
リ「ええーっ!?リカこんなに一着とったのに、トップになれないのかーっ!?」
エ「えっへっへ、そ・れ・は!ですね……じ
グ「今度はエリカか、そなたも今しばし黙っておれ。私たちの時も、そしてその前の帝都の時もそうだったのであろう?」
紅『そうなりますなぁ、ちうかそうなると今回も勿論そうなんやろ?(苦笑)』
レ『ここで紐育のみんなだけ換えたら、フェアじゃないからね(苦笑)』
プ「え……どういうことなのぉん?」

ふふ、帝都のおふたりも巴里の皆さんも黙っておいていただいてありがとうございます(苦笑)。
まぁそこいらは、また別の機会にお話しすることとしまして。
それではこのまま、最終戦についてアナウンスさせていただきますね。
次回、第11戦。これが泣いても笑っても最後のレースになります。
12月26日(日)、中山そして'10中央競馬最終開催日となります
有馬記念(中山・芝2,500)
になります。
今年も来ましたね……暮れのグランプリが。
勢いの3歳馬、百戦錬磨の古馬、最近は牡馬も蹴散らす強さの女傑たち、文字通り一年で一等多士済々のメンバーによって行われるレースです。私もついこないだ知ったんですが、このひとレースの売り上げは世界で一番なんですって。それだけ、競馬ファンにとって風物詩の一大レースということになります。

他一同「……」

あぁ、皆さんの反応が薄い(苦笑)。
まぁ、競馬されない方々からすればある意味当然のリアクションかもしれませんけれども。

昴「……そんな君は、行く気満々のようだな」

そりゃもう、音無Qの現総大将オウケンブルースリが出走しますからね。
本当は中山本場行ってオグリキャップメモリアルに参加したかったですけれども、おそらく人ごみ恐ろしいことになってるでしょうから……(泣)。
と、まぁ私については兎も角ですね(苦笑)、それでは今回はここまでにしておきましょうか。
紐育の皆さんは勿論のこと、巴里の皆さんももうひとレース、お付き合いくださいね。
帝都の紅蘭とゲストのレニ坊も、ありがとうございましたー!!
ていうかこの後少し打ち合わせお願いしますー(笑)。

紅『ほい来た、イエッサーやで(苦笑)』
レ『それじゃあみんなも最終戦……有馬記念、がんばって』

それでは以上巴里テアトル・シャノワールよりお伝えしました!
紐育の皆さん、そして巴里の皆さんもお疲れさまでしたー!!

◇◇◇◇◇◇◇

いやぁ、それにしてもリフトザウイングスはグッドルッキンですね。ちょっち一目惚れに近い感じです(苦笑)。
来年のクラシック戦線は応援していこうと思います……って、一戦一戦毎回馬券買いに行くかどうかまでは分かりませんけれども。
お父さんのハーツクライもまぁ、SS産駒ではありましたがそのお母さんのアイリッシュダンスがトニービン産駒ということである程度にくからず思っておりましたし。有馬ははずしましたけどね(笑)。
勝ち馬のグランプリボス、はなんとバクシンオーの子ですよ。2ハロン延びましたが勝ちましたねーといった感じです。未だに内国産の種牡馬では活躍している方ですから、嬉しいものですね。
さて、次回は有馬記念ということでスポーツ紙はもうグランプリウィーク一色となっています。この雰囲気だけでも楽しいですけれど、さて馬券はどうしようかなぁ……と、いったところです。
今年もきっと、考えれば考えるほど纏まらないんだろうなー、なアベスイイでした(笑)。

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