帝都散策ツアー「ファイナル」のお知らせdesu てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/07/15 21:30:16 ├【帝都散策レポート・ファイナルdesu】 てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/07/15 21:37:05
Re: 帝都散策ツアー「ファイナル」のお知らせdesu [返事を書く] |
【帝都散策レポート・ファイナルdesu】 意地になってるらしい(笑) こんにちは、皆さん。 てつごろうです。 遅くなってすみませんでしたが、やっと「帝都散策レポート・ファイナル」が 完成しましたので、よろしければご笑覧ください。 最初にツアー参加者の皆さんにおことわりしておきます。 ツアー当日に、誓約書にサインしていただいた通り(してねえよ)、 1:自分におかしなニックネームをつけられること。 2:ツアー中の自分の行動を、面白おかしくレポートに書かれること。 以上二点については、このツアー参加のお約束となっておりますので、 悪しからずご了承ください(爆)。 あ、それからもう一つ。 このレポートを読んだツアー参加者は、感想を寄せることが 義務づけられていますが(ヲイ)、その際には下のご自分の 参加表明の枝に、追記する形でお願いします。 もうすぐフルツリーになってしまいそうですので… もちろんこのツリーに発言していない方が、感想をお寄せくださる場合は、 新たにこの枝にお返事いただく形でお願いします。 あと4つしか枝が残ってないので、早い者勝ちですよ〜(笑) それでは「帝都散策ツアー・ファイナル」のはじまりはじまり〜 ********************************************************************* 「…をっと、もう9時45分か、急がないとな」 何とか集合時間に間に合ったてつごろうは、一路集合場所である「銀の鈴」を目指した。 そこにはすでに何人かの懐かしい顔ぶれが。 てつごろうはその中の一人、お馴染みのにこやかな笑顔に声をかける。 「お久しぶりです、JRAの人!」 「こんにちは。でもよくそんな懐かしい名前覚えてたね(笑)。 ところで写真係からメールが来てたよ。台風で飛行機が遅れたから、 品川で合流するって」 「あぁ、福岡組も来られたんだ、良かった。 …でもそれなら直接私にメールをくれればいいのに」 「いや、もちろん送ってあるそうだよ。僕の方は保険としてみたいだけど」 「はっっっっ!?」 …お後がよろしいようで(爆)。 他のメンバーは、続々と「銀の鈴」に集まってきてくれました。 福岡組がいないにしても結構な人数です。 そして最後に顧問が到着し、東京組は全員集合したようです。 そ・こ・で 「皆さん、それでは帝都散策ツアーお約束のその1、 ニックネームによる点呼を取ります。皆さん自分の名前 (だろうと思われるニックネーム)が呼ばれたら、元気良く お返事をお願いします。わかりにくいから一生懸命考えてね(笑)」 では行きます。 「いつもお世話になりますの、顧問!」 「ごきげんよう、遅くなってすみません」 「毎度おなじみ、JRAの人!」 「こんにちは、初参加の人は意味がわからないよね!?」 「嬉しい飛び入り参加をありがとうの、パパの人!」 「いやぁ、どうもどうも。またお世話になりますよ」 「散策ツアー名物、元祖違いの分からない男!」 「こんちはー。お、元祖が付いて出世しましたね」 「いや、してないから」 「石はどんなに煮込んでも食べられないぞの、地元の人!」 「はじめまして。それ意味がわかりません」 「いつも誕生祝をありがとうの、中の人!」 「はじめまして。でもこの名前も難易度が高いですね…」 「帝都の夏は暑くてごめんねの、北の人!」 「私ですか、はじめまして。消去法でわかりました…」 「説明不要、デカミントちゃん!」 「いやそれ匿名になってないんですけど…」 「じゃあ摩天楼ブラザーズ2号!」 「…デカミントちゃんでいいです…はじめまして」 「首のタオルがお洒落だぞの、ゴジラの人!」 「アォーン、ってそんな事言うワケないでしょ!はじめましてです」 「まさか本当だったとはの、敬礼の人!」 「はじめまして(ビシッ)。ある意味一番わかり易いNMかもしれないですね」 「今回は裏目印役ありがとうの、摩天楼の人!」 「やっぱり私でしょうか?はじめまして〜」 「意外と若いぞの、次元旅行者の人!」 「はじめまして。かっこいい名前ですね〜って自分で付けたのか」 「そして私。『今回も最年長の人』だ(爆)。はじめましての人ははじめまして。 今日は皆さんご参加くださってありがとうございます。楽しい一日にしましょう」 注)実際には普通のお名前で呼びました(笑)。 てな感じで東京駅集合時点ですでに13名。 品川で合流する福岡組2名を加えると、実に総勢15名という、 帝都散策ツアー始まって以来の参加人数となったのでした。 さすがファイナル。 参加チケットがヤ○オクで高値だったとの噂は伊達じゃない(嘘)。 そしてここでもう一つ、散策ツアーのお約束その2! フードファイター式出陣式です(違)。 これは前回から恒例となったのですが、てつごろうが持参する、 地元の微妙に有名な食べ物を全員で食べて、参加者の結束を強めると共に、 散策ツアーの楽しい思いでの一つにしてもらう、という粋な演出です(そうだったんだ…)。 ちなみに前回の武器、違ったお土産は「あわ雪」でしたが、 今回は名古屋の超有名な微妙お土産(ヲイ)、「ういろう」です。 皆さんはご存知でしょうか? 会社などで、時々名古屋出身の人が帰省のお土産で持ってくると、 みんな引きつった笑顔を浮かべながら遠巻きにするという、アレです(それは言い過ぎだ)。 ちなみに私はこれが大嫌いです(大爆)。 今回は「ひとくちういろう」というアイテムを入手したので、参加者に各一ヶを配付しました。 もちろんみんなにはこの場で食べてもらいます。 「もぐもぐ…」 「…わりとイケますね」 あれ、わりとみんなふつーの反応だ… 前回のあわ雪の方がインパクトが強かったな… …ちぇっ(爆)。 さて、無事出陣式も終わり、一同は品川駅に向かって出発しました。 「「こんにちは、皆さん。予定が変わってすみません。 今日はよろしくお願いします」」(ハモリ) ここで福岡組である白黒の人と2号の人が無事合流。 白黒の人は、またの名を写真係と言いますが、彼のニックネームは 今や数え切れないほどありますので(笑)、今回は割愛します。 台風10号の影響で、参加が危ぶまれた二人ですが、後で聞いたところによると 彼らの乗った飛行機の後の便は欠航になったようです。 この場合、どちらの日頃の行いが良かったのでしょうか…(笑) とりあえず彼らにもお約束の「ういろう」を食べてもらいます。 感想は忘れましたが(爆)、ここでういろうの外箱がゴミになりました。 結構かさばるので、ゴミ箱を探したのですが、近くにありませんでした。 根が図々しい私は、京浜急行の改札にいた、若くて綺麗な駅員さん(本当)に、 ゴミ箱がないか聞いたところ、その若くて綺麗な駅員さん(しつこいけど本当)は、 優しく「私が捨てておきます」と、ゴミを受け取ってくださいました。 皆さん、京浜急行は素晴らしい鉄道会社です(爆)。 ところがそんな私の姿が、周りの参加者からは、ういろうそのものを 渡しているように見えたらしく、その後「てつごろう駅員さんナンパ疑惑」を 持たれる事になってしまいました(笑)。 いや、ナンパするならもっと良い物を渡しますよ、「あわ雪」とか(爆)。 そんなこんなで電車に揺られる事小一時間、横須賀中央駅に到着です。 時刻はお昼少し前ですが、ここでまずは腹ごしらえをすることにしています。 世間では、横須賀と言えば「海軍カレー」が有名なようですので、 今回は、お昼に「海軍カレー」を食べる事もイベントの一環です。 入ったお店は、駅から程近い「横須賀海軍カレー本舗」。 入口のアヒルの看板が可愛いです。 すでに用意周到な名幹事(笑)が予約してあったため、 一同はスムースに2階のレストランフロアに案内されました(1階はお土産フロア)。 メニューは色々ありましたが、全員「海軍カレー(ビーフorチキン)」もしくは、 「スペシャル海軍カレー(ビーフorチキン、ちょっと高い)」、人によっては 昼間からビールを注文していました。 私はビール(爆)とビーフカレーを注文。 なんだか強烈なデジャヴに見舞われながらも(謎笑)、美味しく頂きました。 味は、まぁ普通のカレーでしたよ? さて、「海軍カレー」とはなんぞや? そんな疑問をお持ちの皆さんに、その歴史と定義を、さるHPからコピペ。 ******************************************************************* イギリス人の船乗りが航海の時「シチュー」を食べたいと思っていましたが、味付けに使う 牛乳が長持ちしないために長い航海の時には あきらめざるを得なかったそうです。 そこで、イギリス人は、シチューと同じ食材(肉、人参、ジャガイモ、玉ネギなど)に、 日持ちのする香辛料(カレーパウダー)を使った 料理「カレー」を考案しました。 これが、イギリス海軍の「軍隊食」として定着していきました。 明治期の日本海軍は、イギリス海軍を範として成長してきましたので、栄養バランスがよく、 調理が簡単なカレーに目をつけ艦艇での食事に取り入れました。 よこすか海軍カレーは日本のカレーライスのルーツであることから、 基本的には「レトロ」、「昔なつかしいカレー」を特色とする。 原則は、海軍割烹術参考書(明治41年)のレシピに基づき調理したものであるが、 下記の条件をクリアしていれば「よこすか海軍カレー」の名称を使用できることとする。 材 料: カレー粉、小麦粉、肉(牛肉または鶏肉)、人参、 玉葱、馬鈴薯を入れる事。 調理法: カレー粉、小麦粉を炒ってルーを作ること。 提供法: 原則として、カレーライス、牛乳、サラダの3点 セットで提供。 薬味にチャツネを付けること。 ******************************************************************** まぁ簡単に言うと、「昔懐かしいお母さんのカレー」ということでしょうか(年代限定)。 よろしければ皆さんもぜひ、ご家庭でお試しください。 さて、お腹も一杯になった一行は、ここから散策の本当の目的地である、 「三笠記念艦」を目指します。 それは駅から徒歩約20分くらいのところにあるのですが、何しろ本日は 台風一過(?)の快晴なのです。 外では真夏の太陽が、「オレ今日は目一杯ギラギラと勝負するんだかんね」 てな感じで、椎名誠風にがんばっています。 とりあえずなるべく日陰を選んで歩いていくと、しばらくして格好の遊歩道がありました。 かなり広い歩道で、歩道の真ん中に街路樹が植えてあるため、歩道全体が日陰になっています。 これ幸いと、一行は日陰の遊歩道を歩きます。 「ミーン ミーン ミーン ミン ミーンンン…」 真夏の日差しを浴びて、セミ達が嬉しそうに鳴き盛っています。 蛇足ですが、私はいつもこのミンミンゼミの声を聞くたびに、 あぁ、歌謡ショウだなぁ、と思うのです。 私の故郷たる愛知県には、基本的にミンミンゼミがいません(本当)。 ですから私がミンミンゼミの声を聞くのは、歌謡ショウのために帝都に 上京する時だけなのですね。 「来年からは、ひょっとしてこのミンミンゼミの鳴き声も聞けなくなるのかな…」 ちょっとしんみり、そんな事を考えたりもしました。 「ミーン ミーン ミーン ミン ミーンンン…」 セミは相変わらず呑気に鳴き続けています。 ふと目の前の樹の幹を見ると、手が届くところにもセミがとまっています。 「ミーン ミーン ミーン ミン ミーンンン…」 「ミーン ミーン ミーン ミン ミーンンン…」 「ミーン…」 はっし!! 私は思わずセミを手づかみしました。 最近、さる理由により、男子たるものいつか必要とされた時のために、 セミを手づかみできる能力を獲得しておくべし、と考えているのです(謎)。 「すごいですね、てつごろうさん!」 「でもそのセミ、どうするんですか?」 聞かれた私は、けだるそうにこう答えます。 「ベーコンエッグに入れるのさ」(謎深まる) いえ、もちろんひとしきり観察した後で逃がしましたよ。 ミンミンゼミは、羽が透き通っていて、体が緑色で綺麗です。 似たような配色のクマゼミほどいかつくもなくて、かなり好きなセミです。 そんなこんなで、目的地である「三笠記念艦」に到着。 「艦」とある通り、この施設は本物の戦艦「三笠」を、展示用に修復、 改造したもので、「ミカサ公園」のミカサとは違い、ちゃんと中に入れます(笑)。 ここで今回の主目的の一つである、 「空中戦艦ミカサの九十三サンチ砲の威力を検証する」(貼) を実施しなくてはなりません。 まずは「戦艦三笠」の各種データです。 全長:132メートル、幅 23メートル、速力 18ノット、乗員860名 兵装:主砲30cm砲4門、副砲15cm砲14門、8cm砲20門、45cm魚雷発射管4門搭載 続いて「超弩級空中戦艦ミカサ」の各種データを(サクラ1時)。 全長:8047.882メートル 全幅:2907.166メートル 限界行動時間:7000時間 乗員36名 兵装:主砲93サンチ砲1門、副砲46サンチ砲30門、8サンチ連装高角砲1562門 … … 比較になりません(爆)。 そりゃそうか。 何せミカサは空飛んじゃいますからね。 しかも垂直離陸しますからね。 波動砲も撃っちゃいますからね(←それは宇宙船艦ヤマト)。 まぁそれはともかく、実際に見る「戦艦三笠」は、思ったよりこじんまりした船でした。 データ的にもわが国最大の戦艦であった、「戦艦大和」の半分くらいの全長です。 それでも全長100メートル以上ですから、船としては相当巨大な部類でしょう。 一行は手前の事務所で、入場券(500円)を買い求め、 鉄の階段を登って、三笠に乗船しました。 ここから俄然生き生きしだしたのが、言わずと知れた敬礼の人。 この人は陸海空問わず、とにかく軍関係が好きで、その知識には 我々も瞠目したという、その筋の人でした(ヲイ)。 彼は「三笠記念艦」にも、以前に訪れているようで、自ら案内役を 買って出てくれました。 有志数名が、彼のガイドに続きました。 記念艦内部は、実際の戦艦の構造をほぼ残したまま、船倉を資料館にし、 甲板に休憩所や、ビデオ上映室を設置してあります。 また艦橋や司令室、無線室、砲室などの当時の設備などを、階段で登ったりして 実際に入ってみられるので、とても興味深いです(入れない部屋もある)。 資料館にはかなり充実した資料が展示してあり、軍隊が特に好きでない私でも、 血湧き肉踊るような感覚にとらわれます。 まぁ、日本が勝利した日露戦争の資料ですから、当然と言えば当然なのですが。 しかしアイリスと同じで戦争がキライな私は(爆)、一人船上の暑さから逃れ、 クーラーの効いたビデオ上映室に入りました。 そこでびっくり。 中には真白な海軍服に身を包んだ、江田島海軍士官学校生一同(違)が、 神妙に上官(実は記念艦専属ガイド)の説明を聞いていたのです。 あ、もちろん実際は、海上自衛隊の幹部候補生の人達だと思います。 私はビビッてたじろいだので、すぐさまUターンして外に出ました(情無)。 やっぱり数十人の白詰襟姿は、物言わぬ威圧感がありますよ(笑)。 そこで隣の、やっぱりクーラーの効いた休憩室で休憩。 実は私は、昨年の秋にもここを訪れた事があるので、まだその記憶が新しいんですね。 で、今回はちょっと余裕を見せたりしている訳なんです(笑)。 相変わらず敬礼の人は、元気一杯に館内を駆け回り、時にゼスチャーを交え、 思わず「名調子!」と声を掛けたくなる、名ガイドぶりを披露してくれていました。 記念艦には専属のガイドさんもいるのですが、その人と比べても敬礼の人は、 声の張り、身のこなし、説明の詳しさなど、あらゆる点で彼を凌駕していたの ではないかと思います。 さて、いよいよ我々はこの探訪の最大の目的、「主砲の威力を検証」する事にしました。 主砲は甲板前部の艦橋下に一門と、甲板後部の同位置に一門の、計二門あります。 我々は艦橋下の主砲に集まりました。 「…でかいな」 「30cmでこれなら、93センチはその3倍以上だよな…想像できん」 「しかし本体の大きさとの比例させるなら、ミカサには1800cm砲があっても良いはずだ」 「いや、それは無理だろ…」 皆口々に感想を述べています。 確かに目の当たりにする三笠の主砲は、すでに銃器のカテゴリーには 入れられないほどの威容を誇っています。 砲身の長さは5mくらいあるでしょうか。 そして口径は確かに30cmくらいあります(現在は砲口はふさいであります)。 つまりここから直径30cmの砲弾が飛んでいくのですね。 もしこれで人間を撃ったら、標的は跡形もなく消し飛ぶことでしょう。 アイリスが戦争がキライなワケもわかります(爆)。 私はそんな感想を持ちながらも、別の疑問が頭をもたげていました。 主砲は、その他の砲と同様に、ベース部が回転可能な構造になっています。 (現在は固定されていますが) そして主砲の位置は、甲板から1.5mくらいの高さまで下がりそうです。 「もし主砲の横に人がいて、そのまま主砲が回転したら、 その人は回転する砲身に、後ろ頭を痛打されるな…」(爆) ありえない?ありえない?(笑) 一同は主砲の前で記念撮影をすると(写真係活躍)、三笠記念艦を下船し、 次なる目的地に向かって、移動を開始しました。 三笠記念艦は、たしかにとても面白い展示館でした。 実際に当時のままの戦艦に乗船できる経験なんて、めったにできないでしょうからね。 そして艦内のロシア戦争に関する展示も、とても興味深いものがありました。 皆さんも機会があれば、一度見学されることをお勧めします。 できればその後に、心のバランスを取るためにも、広島まで足を延ばして 原爆ドームを見学すると、さらに良いかもしれません(爆)。 三笠を下船した一行は、行きに通った歩道を引き返して駅に向かいました。 メンバーの中からは、行きと同じ道じゃ変化がない、と別の道を開拓する 前向きな意見も出ましたが、この歩道は唯一日陰を歩ける貴重なルートなので、 幹事の一存で却下させていただきました(爆)。 (当日は、それはそれは良いお天気でしたので、笑) 前世が猫である私は(新設定)、帰り道にもミンミンゼミを一匹捕まえましたが、 一通り観察した後で優しくリリースしました。 キャッチ・アンド・リリースは、私のポリシーですので(謎笑)。 それから一行は、京急に乗って横浜まで戻ります。 これから散策ツアー第二の目的地、横浜開港記念館に向かうためです。 横浜で地下鉄・みなとみらい線に乗り換えて、「日本大通り駅」で下車しました。 これは、はるままさん(友情出演)の、横浜開港記念館を訪れるなら、 この駅で降りると目の前にその姿が現れるからお勧め、との情報によるものでした。 地下鉄の1番出口から階段を上って、地上に出た我々の目の前には、 大帝国劇場がそびえたっていました。 「をぉ…」 一同から声にならないため息が漏れます。 確かにこれは感動的です。はるままさん、ありがとう♪ 横浜開港記念館は、確かに大帝国劇場にそっくりでした。 いや、正確には大帝国劇場が、横浜開港記念館にそっくりなのでしょうが(笑)。 (注:横浜開港記念館が造られたのは、大正6年です) 赤レンガ造りで、正面にはひときわ高い時計塔がそびえています。 帝劇です。どこから見ても帝劇ですよ。 私には、時計塔の上に仁王立ちしているカンナと、その脇でしゃがみこんで 震えているすみれさんが見えました(TV版笑)。 一行は道を渡って記念館の門の前まで行きました。 扉は閉まっています。 事前情報で、一般公開は毎月15日だけだとわかっていたので、 18日である今日は、中には入れないだろうとあきらめていました。 それでも図々しい幹事、てつごろうは、ダメもとで玄関の扉に手をかけました。 「…開いたよ」 さらに図々しいてつごろうは、とりあえず単身で館内に踏み込みました。 怒られたら謝って出て行けばいいや、と考えながら(爆)。 「…フリーパスだよ」 入口付近には、職員らしい女性が2名いたのですが、突然入ってきた私にも 不審な目を向けるでもなく、誰も何も言いません。 というか、私以外にも明らかに見学者だと思われる人が、中を歩き回っています。 「…今日は夏休み特別感謝デーなんだ!?」 私はお得意のポジティブシンキングでそう考え、一同を中に呼び入れました。 「ガヤガヤガヤ…」 一行十数人が入場しても、職員の人は何も言いません。 図々しくとも根は真面目な幹事、てつごろうは(笑)、一応責任者らしい 初老の職員に、見学してもよいか聞いたところ、OKとの返事。 やれうれしや。 望外の出来事に、心は躍ります。 後で考えましたが、15日にしか見学できないのは、館内ではなく、 その中の講堂や、たくさんある会議室などの部屋の中だけで、通路やホールといった 公共スペースは、いつでも入場OKなのではないでしょうか?(不確か) そして喜び勇んでさらに歩を進めた私の目の前に、ソレはありました。 「これがアイリスが滑り降りた階段か…」 そうです、サクラ2の第二話「アイリスの手紙」で、アイリスが調子に乗って滑り降り、 途中で落下したところを、初登場のレニに受け止められる、というサクラ2屈指の 名場面(独断)の舞台である、正面階段の手すりがそこにあったのです。 私は感無量でした。 … … … … … … … …はっ。すみません、ちょっと意識があっちへ行ってました(爆)。 気を取り直して続けましょう。 散策ツアー一行は、三々五々館内を見学しまくります。 残念ながら講堂や会議室など、部屋の中は見学できませんでしたが、 それ以外はどこでも見学自由ですから、サクラファンまっしぐら状態です。 それにしてもこの記念館は、外観のみならず中の間取りも帝劇にそっくりです。 多少大きさが小さいためか、部屋数は少ないものの、舞台や客席を装備した 講堂はあるし、食堂はあるし、来賓室はあるし、極めつけはあの「幻の宿直室」 までありました(笑)。 そんなワケで今回のもう一つの検証事項、「帝劇の中庭には犬がいるか」 についても、簡単に検証可能でした。 私はまさか中庭まであるとは思っていなかったのですが、ちゃあんとありましたよ。 残念ながら帝劇の中庭ほど広くはなく、噴水もベンチもありませんでしたが。 (もちろんトマトも栽培されていませんでした、笑) そして検証すべき「トルテ」の姿も確認できませんでした。 ん?誰ですか?「あの犬はフントだろう」とほざいている人は?(爆) もちろん「シロ」でもなければ、「花丸」や「ダイ」や「アルタイル」や「ロン」でも、 ましてや「ポーチカ」でもありません(笑)。 この私のレポートですので、悪しからずご了承ください(爆)。 そして備え付けのエレベーター(!)で、2階に上がると、また懐かしい風景が。 廊下にある窓の形まで、帝劇にそっくりでした。 私は思わずその窓際で、あやめさんが昔の彼氏の写真を眺めていないかと(爆)、 探してしまいましたよ(TV版笑、再)。 そして2階の遊戯室であるはずの場所(笑)は、展示室になっていました。 そこでも私は大変素晴らしいモノを見つけたのです。 ガラスケースの中に、ペーパークラフトでできた、この開港記念館の模型があったのです。 それは、まったく、どこからどう見ても大帝国劇場そのものでした。 「サクラ大戦2 原画&設定資料集」の付録の、「大帝國劇場紙模型」を、 実際に組み立てたらおそらくこうなるだろう、というくらいそっくりでした(もっと大きいですが)。 そしてここまでそっくりであれば、当然地下にはプールがあるはずです(笑)。 そしてその下には… 私はひそかにダストシュートを探しましたが、やはり秘密なのか、それは見つかりません。 それでは階段で、と思って階段を下りていったのですが、何と地下への階段の前には、 「この先関係者以外立入り禁止」の立て札が! やはりここは…… 私は思わず、「帝国華撃団・花組、出撃せよ!」と叫びながら、 階段を駆け下りてみようかとも思ったのですが、そうなるときっと私は、このレポートも 書けない状況になるだろう、と思って自重しました(笑)。 今にして思えば、「花見の準備をせよ!」なら大丈夫だったかもしれません(爆)。 ここまで読んでいて、「てつごろうのレポートにしては、随分描写が鮮明だな」と いぶかしく思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実はこれらの場所は 全て写真を撮ってあるのでした。 見学しているうちに、そのあまりの帝劇っぷりに(笑)、どうしても写真を撮りたくなった 私は、ダメもとで職員さんに写真を撮ってもいいか聞いてみたのです。 すると職員さんは、にこやかに「どうぞどうぞ」と快諾してくれたのです。 なんて親切な人なんだろう…私は感激しました。 もっともその後、「これなんかお勧めです」と案内してくれた、浮世絵のステンドグラス には、膝から崩れ落ちましたが(爆)。 さすがに帝劇にはそんなモノはありませんよね? この記念館は横浜市の市営で、入館料は無料です(施設を利用する場合は有料)。 横浜市は素晴らしい市です。私は大好きになりました(笑)。 このように、私はここの見学を非常に楽しんだのですが、それは他の散策メンバーも 同じ気持ちだったようで、あちこちでサクラの話題に花が咲いていました。 「事務室の位置が微妙に違うな…」 「来賓室が喫煙室になってる!由里ちゃんに会えない…(血潮版)」 「うわ、衝撃だ!トイレがある!!」 「この床面積では、地下に25mプールは作れまい…」 「アイリスの部屋がない〜」 え〜一部雑音も混じっているようですが(笑)、みんな嬉しそうです。 当初から、中には入れないだろうと思っていたので、散策メンバーの喜びもひとしおでした。 そして予定外に長時間をここの見学に費やしてしまったため、 そろそろ東京に帰らなければならない時間になってしまいました。 時間があれば寄ってみようと思っていた中華街や、山下公園の氷川丸などは、 残念ながら割愛せざるを得ませんでしたが、個人的にはそれらを補って余りある 充実した見学ができたと思います。 最後に帝劇(違)の玄関前で、みんなで記念撮影をしようということになりました。 ここでも写真係の白黒の人が活躍してくれたのですが、間の悪い事に この時間はちょうど正面玄関が逆光になって、写真が撮れません。 しかたなく裏口の前で撮ったのですが、みんなの顔は、充実感に輝いていました。 (そうですよね?写真係さん) そうそう、このレポートを読んで、横浜開港記念館に行ってみたくなった方は、 上の方のツリーで、当散策倶楽部の顧問が、記念館オフを企画しています。 こちらでは今回は入れなかった、部屋の中まで見学できるようなので、 皆さんふるってご参加ください(宣伝)。 そして地下鉄日本大通り駅で、今回の散策ツアーは終了です。 ここから先は、各メンバーの予定や行き先が分かれるので、 ここで解散しよう、ということになりました。 短いようで、でも中身は充実していた(と思う)、帝都散策ツアー・ファイナルは、 予定通りの検証も終え(笑)、無事終了しました。 そしてここで、長いような短いような、帝都散策ツアーの歴史も幕を閉じます。 せっかく最後なのだから、できればこのままみんなで、打ち上げにでも繰り出したい 気持ちが強かったのですが、私を含め、この後に歌謡ショウを観劇する予定の メンバーが何人もいましたので、泣く泣く解散することにしました。 今回が初参加だった皆さんには、ひょっとしたらちょっと物足りないツアーに なったかもしれないのですが、そうだとしたらすみませんでした。 私としては最後に、初めて帝劇のモデルとなった建物も見られましたし、 非常に有意義なツアーでした。 またこのレポートにも、あんまり登場させてあげられなくてごめんなさい。 あ、これは幸いだったのかもしれませんが(笑)。 何しろ電車移動が多く、現地でも大人数だったため、メンバーとお話しする機会が ちょっと少なかったですね。 皆さんが楽しんでくれたのなら良かったのですが。 いずれにしても、サクラ大戦歌謡ショウの終了と共に、この帝都散策ツアーも 終了しました。 名残惜しいのですが、元々歌謡ショウがきっかけで始まった企画ですので、 閉幕も歌謡ショウと共にするのが相応しいでしょう。 思えば第一回目から足掛け3年、ひょんなきっかけから数人で始めた、おのぼりさん達の徘徊が(爆)、 いつの間にか定着して、ある意味では歌謡ショウシーズンの名物企画の一つになりました。 (広井王子さんのガイドはいないけど、笑) これも参加くださった皆さんや、私の拙いレポートを読んで、応援してくださった皆さんの お陰だったと、心より感謝いたします。 私は良い幹事とは言えず、皆さんには十分なおもてなしもできなかったのですが、 反対に私は皆さんのお陰で、とても楽しい経験ができました(笑)。 どうもありがとうございました。 そしてサクラ大戦歌謡ショウは幕を閉じましたが、今年からは、新しく紐育のレビュウショウが 産声を上げましたね。 こちらもとても魅力的な舞台を見せてくれていて、しかもこれからも続いていくようです。 私もこれからは紐育レビュウショウを、できるだけ応援していこうと思っています。 そしてもちろん、帝都や巴里のみんなも。 これを読んでくださっている、サクラ大戦ファンの皆さんへ。 ここに集う想いはひとつだと思います。 私達にたくさんの楽しい思い出をくれ、たくさんの感動を与えてくれ、 そしてたくさんの出会いをもたらしてくれた、この素晴らしい作品を、 これからもずっと愛し続けていきましょう。 いつかまた会える日のために。 それでは失礼します。 てつごろうでした〜 |
てつごろう@帝都散策倶楽部 <ybdfigfzvq> 2006/07/15 21:37:05 [ノートメニュー] |
│└レポート感想へのお返事用地です。 てつごろう@ケイジさんまで 2006/09/19 14:09:08 ├参加希望します。 さくらもち 2006/07/16 00:47:51 │└ご参加を受け付けました♪ てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/07/16 10:13:20 ├イエッサー! でざいや%レポートへのツッコミ(笑)を追加しました 2006/07/16 08:59:06 │└ご参加を受け付けました♪ てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/07/16 10:29:05 ├大変申し訳ありませんでした。 アッキー@8/18追記 2006/07/29 01:16:28 │└了解しました! てつごろう@8/18了解しました。 2006/07/30 09:28:23 ├こちらでは初めまして。 GS防衛総司令 2006/07/29 21:16:05 │└ご参加を受け付けました♪ てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/07/30 09:35:06 ├白虎一匹@元祖!!参加します。 白虎一匹@元祖!違いの分からない男 2006/07/31 23:30:13 │└ご参加を受け付けました♪ てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/08/01 18:35:01 ├参加させて下さい! モギリ二式 2006/08/04 22:51:59 │└ご参加を受け付けました♪ てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/08/05 09:47:23 ├参加は出来ませんが・・・ はるまま 2006/08/10 03:20:43 │└応援ありがとうございます♪ てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/08/10 21:26:52 ├参加させてください!! 涼蘭 2006/08/15 12:12:19 │└ご参加を受け付けました♪ てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/08/15 15:27:06 ├参加させてください。 たけだくん二号 2006/08/15 13:48:34 │└ご参加を受け付けました♪ てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/08/15 15:30:58 ├参加したいdesu+追記 ロックポトフ 2006/08/15 23:31:51 │└追記:では東京駅で! てつごろう@8/17了解しました! 2006/08/16 12:31:52 ├参加希望です。 レイ・ミラビリス 2006/08/16 22:57:54 │└ご参加を受け付けました♪ てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/08/17 12:29:31 ├取り敢えず 日野光治 2006/08/17 23:58:21 │└お疲れ様でした。 てつごろう@帝都散策倶楽部 2006/08/22 22:56:18 └滑り込め!!(なんちゃって) ケイジ 2006/09/18 19:15:10