5月22日は花火さんの誕生日です(贈物付) クラウス 2006/05/23 00:36:08
5月22日は花火さんの誕生日です(贈物付) [返事を書く] |
5月22日は花火さんの誕生日でしたが、どなたも立てられず、過ぎてしまい私が立てることにしました。 花火嬢はずっとフランスで暮らしているのにかかわらず、日本文化にはかなり精通し、また奥ゆかしい可憐な方です。そんな彼女の誕生日に贈物でもと思い以下に記します。 それでは誕生日の祝いに詩集「百扇帖」を贈ります。・・・と言いたいところですが、できませんので心の中で贈ります。 「百扇帖」とは、フランスの詩人で劇作家のクローデル氏が著した詩集です。近代フランスの一流の詩人の一人です。日本滞在中に感じたことを、短歌・俳句を参考にして、フランス語の短詩にしたものをまとめたものです。花火嬢はもちろん短歌・俳句も勉強し、フランスの詩も鑑賞していると思いますので、気に入ってもらえるだろうと思います。もしかしたら、クローデル氏の劇を観たり、詩集を読んだかもしれません。 クローデルという方は、本職は外交官で、確か1920年代には駐日大使として赴任していたと記憶しています。若い頃から日本にあこがれ、日本に行きたいと願い、外交官の道を選んだようです。歴代の大使の中でも最も親しまれた大使のようで、彼の尽力で日仏会館というものができたようです。在任中には、多くの実業家、政治家、芸術家、文化人など交流したようです。もしかしたら、花小路氏や神崎忠義氏とも交流があったかもしれません。 彼の在任期間には、帝都は大変な危機にあいましたから、本国にはその様子を書いて送ったことでしょう。また、日仏の両華撃団については、両政府で何らかの取り決めがされたでしょうから、華撃団に関する何らかの情報を心得ていたかもしれません。もし、華撃団の重要人物として、花火たちのプロフィールを見ることがあれば、さぞかし驚いたことでしょう。年端もいかない娘達が並び、しかもかの名門貴族ブルーメール家のご息女グリシーヌがいたり、大盗賊ロベリアがいたりと面食らうことでしょう。 もし、クローデル氏が花火嬢と会えば、いっぺんで気にいると思います。容貌は大和撫子で、特に日本文化の知識が豊富、性格もおくゆかしい、とくれば彼の感性にかなりヒットします。花火嬢が日本に来たとき、クローデル氏はいたかどうかわかりませんが、表敬訪問し会えば良い話ができたと思います。また確か彼は1930年になる前には駐米大使になっていたと思いますので、あるいは紐育華撃団の存在についても知ったかもしれません。 うろ覚えの記憶をまた書いて申し訳ありませんが、お祝いの詩を書きます。クローデル氏の詩とは雲泥の差があることは一目瞭然ですが、ド素人の作品ということで大目に見ていただければ幸いです。 「黒の華」 黒の華はどこに咲いていますか (おしえません) モンパルナスの女王も嫉妬する 吸いよせる夜の瞳は あたたかく 溢れでる淡き白は やわらかく 照らされると じっと熱くなる 藤の傘にかくれた 孤独な心は さがしても ただ 薫るだけ (目をとじてください) 黒の華はここに咲いています あらためてお誕日おめでとうございます。 |
クラウス <shlffduqir> 2006/05/23 00:36:08 [ノートメニュー] |